JPS6118915B2 - - Google Patents

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JPS6118915B2
JPS6118915B2 JP51144568A JP14456876A JPS6118915B2 JP S6118915 B2 JPS6118915 B2 JP S6118915B2 JP 51144568 A JP51144568 A JP 51144568A JP 14456876 A JP14456876 A JP 14456876A JP S6118915 B2 JPS6118915 B2 JP S6118915B2
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JP
Japan
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signal
phase
color
frequency
shift register
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JP51144568A
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English (en)
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JPS5377132A (en
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Naryuki Ochi
Hiroshi Yamazaki
Seisuke Yamanaka
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Sony Corp
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Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP14456876A priority Critical patent/JPS5377132A/ja
Publication of JPS5377132A publication Critical patent/JPS5377132A/ja
Publication of JPS6118915B2 publication Critical patent/JPS6118915B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はCCD、BBDなどの半導体素子を固体
撮像体として使用した固体撮像装置に関する。
CCDを用いた固体撮像体にあつて被写体に対
応して得たキヤリヤの転送方式のうちにインタラ
イントランスフア方式がある。この転送方式をと
るCCD10は第1図で示すように垂直方向(図
では縦方向)に一列に配列形成された複数の絵素
1に対し、夫々1本の垂直シフトレジスタ2が設
けられており、夫々の垂直レジスタ2からのキヤ
リヤは水平シフトレジスタ3に1H分づつ送ら
れ、1H分の情報が端子7より読出されるように
構成されている。図中、矢印はキヤリヤの転送方
向を示す。これは、鏡像がCCD上に投影される
場合であり、正像の場合は左右反転のCCDを用
いればよい。
キヤリヤを対応する絵素1に誘起させる撮像パ
ルスPSは端子4に供給され、垂直シフトレジス
タ2には端子5を通じて例えば2相の転送パルス
V(PV1,PV2)が供給される。水平シフトレ
ジスタ3には2相のクロツクパルス(サンプリン
グパルス)PHが供給される。6はその供給端子
である。
水平シフトレジスタ3に加えられるクロツクパ
ルスPHの周波数は、通常4.5MHzかそれ以上に
選ばれているが、このような周波数ではなく、欧
州の多くの国のテレビジヨン放送の標準方式であ
るPAL方式のカラー映像信号の色副搬送波周波
数(4.43MHz)に選定した場合には、クロツク
周波数を色副搬送波周波数に変換する必要がない
のでカメラ出力をPAL方式の信号に変換する際
の信号処理回路が簡単になる。しかし、このよう
にクロツク周波数を色幅搬送波周波数tSに設定
した場合には次のような問題が生ずる。
PAL方式のカラー映像信号にあつては、周知
のように水平走査周波数fHは15.625kHzであ
り、垂直走査周波数fVは50Hzであり、そして色
副搬送波周波数fSは fS=(284−1/4)fH+1/2fV =4.4336(MHz) ……(1) である。Rの色差信号であV信号EVはその極性
が1H毎に反転され、従つてPAL方式のカラー映
像信号EMは次式で表わされる。
M=EY+EUsioSt±EVcpsSt ……(2) EY:輝度信号 EU:U信号(Bの色差信号) ωS:色副搬送波周波数fSの角周波数 ただし、EY,EU,EVは夫々ガンマ補正後の
信号である。
ここで、走査線の数は625本であるため色副搬
送波周波数fSの位相は9フイールド目で同相と
なり、つまり8フイールドの繰返しとなる。この
位相完結状態をU信号について考察してみる。
まず、第1フイールド目の位相の目印を「〇」
で示し、これを続く第2〜第8フイールド目の各
位相を順に〓、「□」、〓、「△」、〓、「◇」、〓の

うな目印であらわせば、U信号EUにおける色幅
搬送波周波数の位相関係は第2図で示すようにな
る。但し、図示する例は色副搬送波周波数fS
して(1)式で示される値でなく、1/2fVの項を取除
いた値、つまり fS′=(284−1/4)fH ……(3) を使用したときのを便宜的に示した。
今、色副搬送波周波数fS′の繰返しピツチをτ
Sとしたとき、フイード間の位相ずれは計算の結
果、1/4τSとなり、図のような位相関係が得られ
る。1/2fVの項は2フイールドで位相が完結する
ことを示すものであるから、(1)式で示される1/2
Vを考慮した本来の色副搬送波周波数fSにおけ
る位相は、奇数ライン(破線図示)の位相が逆相
関係で得られる第3図に示した位相関係をもつて
表わすことができる。図において、1ピツチτS
が360゜の角度に相当するものであるから、奇数
ラインは丁度1/2τSだけずれる。
ここで、CCD10の水平方向における絵素1
の配列ピツチをτHとした場合で、色副搬送波周
波数fSの繰返しピツチτSをこの配列ピツチτH
に等しく選定したときには、絵素1と色副搬送波
周波数fSの位相関係は第4図のようになる。8
フイールドのうち6フイールド分は丁度絵素と絵
素との間に信号続出し位置が存在することになる
ので、絵素の存在しないフイールドにおける信号
は、垂直シフトレジスタ2の左右に存在する本来
の絵素1で得た信号を夫々のずれに対応した時間
だけ遅延させたものを使用する必要がある。
そのため、色副搬送波周波数fSの位相通りに
信号を読出すには、必ず各フイールドに対応した
複数の遅延回路を設けねばならないので、又、遅
延回路を切換えて使用するためのスイツチング信
号形成回路も必要とするので、回路構成が複雑に
なつて、クロツク周波数を色副搬送波周波数に選
定したメリツトを充分生かすことができない。
位相補正して、正規な位相に合致させても、本
来の絵素を所望とする距離だけ移動させる関係
上、再現像の位置づれは補正し得ない。
本発明はこのような点を考慮して、特に特殊な
信号の読出しによつて上述の欠点を一掃したもの
である。すなわち、従来は2フイールドの期間内
にすべての絵素1に蓄えられたキヤリヤに基づく
信号を読出し、CCD出力としている。これに対
し、本発明では、色副搬送波周波数の位相通りに
信号の読出しを行なうものである。つまり、その
フイールドによつて読出すべき絵素が異なる。
本発明の説明に先立ち、U信号とV信号におけ
る位相関係について再び考察する。第2図で示し
た位相関係を記号ではなく、各フイールドを示す
数字をもつて表わすならば第5図Aの如くなる。
水平方向では繰返しピツチτSが単位となり、垂
直方向に関しては9ライン目で対応するフイール
ドの位相が合致するから、丁度破線枠で囲まれる
部分が色副搬送波周波数fSの位相を完結するた
めに必要な単位の領域となる。
一方、V信号の極性は第1及び第2フイールド
(第5及び第6フイールド)では奇数ラインが正
相であり、第3及び第4フイールド(第7及び第
8フイールド)では偶数ラインが正相である。こ
の極性関係を踏えてU信号と同様にV信号におけ
る色副搬送波周波数fSの位相をみると第5図B
に示す如くなり、破線枠が位相完結に必要な単位
領域である。
U信号EUとV信号EVとは(2)式で示されるよう
に、90゜の位相づれがあるので、両信号における
色副搬送波周波数fSの位相関係を合致させるに
は、U信号EUの単位領域を第5図Aで示すよう
に1/4τSだけずらす必要がある。従つて2点鎖線
枠がU信号EUにおける単位領域となる。
これら位相関係を考慮して目的とするU信号及
びV信号を得るための色フイルタの構成を次に説
明する。説明の便宜上、第5図A及びBの夫々最
初のラインの位相関係を取出して重ね合わせてみ
ると第6図のようになる。図中カツコ内はU、V
信号のフイールド判別のための記号である。
U信号EUはBの色差信号B−Yであり、V信
号EVはRの色差信号R−Yであるから、各色差
信号の位相関係を満たすように夫々原色信号R,
Bと輝度信号Yとに分解すれば、第6図の位相関
係を満足する色フイルタの分光特性は第7図で示
すようになる。4つの分割領域が水平方向の繰返
し単位であるから、180゜に相当する位相差は距
離にして丁度1/2τSだけ離れればよい。
第7図のように分解したフイルタの構成は3ラ
インだけ表わすと第8図の如くなり、このような
色フイルタを使用し、かつ上述したように色副搬
送波周波数fSの位相通りに信号の読出しを行な
えば、本発明の目的が達せられるものであるが、
1つの分割領域から、あるフイールドではR及び
Bの色光が透過し、他のフイールドではYの色光
が透過するように、すなわち異つた複数の色光を
分離した状態で同一の分割領域から得られるよう
に構成することは不可能である。
そこで本例では色フイルタをU信号形成用のフ
イルタとV信号形成用のフイルタとに分けると共
に、夫々の色フイルタは第1から第4フイールド
において必要な色光のみを透過するようにフイル
タ特性を選定し、残りのフイールドに対応する信
号成分は電気的な処理で形成するようにしてい
る。V信号形成用の色フイルタから説明しよう。
V信号形成に必要な色フイルタの色光は第8図
の下段に示される色光で、これら色光のうちでも
1つの分割領域からRとYの異つた色光を透過さ
せる必要があるため、まず、第1から第4フイー
ルドにおける色光のみ抽出して各分割領域に配し
たのが第9図Aである。この構成では各分割領域
はR又はYのいずれか一方の色光が対応している
ので、フイルタ構成は可能である。
同様にして第5から第8フイールドについて考
察すると第8図Bのような配列関係となり、例え
ば第5フイールドでの信号関係をみると、領域5
Yより得られる輝度信号は同図Aの領域1Yより
得られる輝度信号を位相反転したものと全く同じ
である。他の信号関係も同様で、夫々のフイール
ドで得た出力の反転出力を利用すれば、V信号形
成用の色フイルタは1枚でよい。すなわち第10
図に示す色フイルタ8VがV信号形成用の色フイ
ルタである。
ところで、このような色フイルタ8Vを使用し
たときのfSの位相関係は第9図Aのようになる
から、色副搬送波周波数fSの位相通りに信号の
読出しを行なうには、夫々の絵素に設けられた同
一の電極を2分し、例えば第11図で示すように
第1及び第2フイールド目に読出すべき絵素(斜
線図示)と、第3及び第4フイールド目に読出す
べき絵素(無印)とに分割し、夫々に所望とする
撮像パルスPS1,PS2(後述する)を供給すれば
よい。
第12図はU信号形成用の色フイルタ8Uの一
例であつて、第13図がそのときの電極関係であ
る。
上述した特殊な信号読出しを行なうCCD10
の構成を第14図以下を参照して説明するも、第
14図はCCD10の平面的な構成図、第15図
以下第18図まではCCD10の各部の断面図を
示す。第14図において、S1〜S4は絵素を示し、
添字「1」〜「4」はフイールドを示す。垂直方
向に配列形成された一列の絵素群について考察す
れば、これらは信号の転送方向に向つて第1から
第4フイールド目に対応する絵素が4フイールド
を単位周期として順次配列され、絵素と絵素との
間は斜線図示のチヤンネルストツパ11が形成さ
れる。チヤンネルストツパ11は絵素の四周をほ
ぼ囲繞する如く形成され、垂直方向に延びるチヤ
ンネルストツパ11と絵素1との間にはオーバー
フロードレイン12が形成される。GDはこのオ
ーバーフロードレイン12に対するコントロール
ゲートである。
垂直方向に延びるこれら一列の絵素群に対し、
一本の垂直シフトレジスタ2が設けられている。
このレジスタ2は2相の転送パルスPV1,PV2
て駆動されるため、2相用の電極φV1,φV2が形
成される。これら電極φV1,φV2は夫々キヤリヤ
転送時における方向づけをなすため第5図及び第
16図に示すように半導体基体13の上面13a
に形成されたSiO2等の絶縁層14の厚みを変
え、ポテンシヤル15の深さ(実線図示)を異な
らせてバリヤを形成し、厚みの薄い絶縁層14の
直下にポテンシヤルのウエル15aが形成される
ようにしている。従つて、以後厚みの薄い絶縁層
14に設けられた電極をストレージ電極とし、φ
V1(S),φV2(S)で表わす。同様に厚みの厚
い絶縁層14に対応する電極をトランスフア電極
とし、φV1(T),φV2(T)で表わす。
絵素1と夫々のストレージ電極φV1(S),φV
(S)との間には絵素1のキヤリヤをポテンシ
ヤルウエル15aに移すためのゲートφGが設け
られるも、このゲートφGは第15図で示すよう
にセンサ電極φV1(S),φV2(S)の一部であ
つて、SiO2層14の厚みだけが異なる。
本発明では絵素1に対して設けられる撮像パル
ス供給用の電極φSが第11図で示したように2
つに分割され、夫々に所望する撮像パルスPS1
S2が供給される。すなわち、第1及び第2フイ
ールド目で夫々用いられる絵素S1及びS2に対し、
第1の電極φS1が共通に設けられ、同様に第3及
び第4フイールドでの絵素S3及びS4に対し第2の
電極φS2が設けられる。これら電極φS1,φS2
夫々の絵素の領域及びオーバーフロードレイン1
2の各ゲートGDをおおうように形成される。な
お、電極φS1,φS2はいずれも透明電極が使用さ
れるものである。
ここで、このCCD10は印加電圧が“1”か
ら“0”に変わることによつてポテンシヤルウエ
ルは浅くなるものとする。絵素1及び垂直シフト
レジスタ2には第19図A〜Dに示すパルスが供
給される。第1及び第2の電極φS1,φS2に供給
される撮像パルスPSは従来と同様被写体の光情
報に応じたキヤリヤを誘起させるための蓄積パル
スPSCとこのキヤリヤをレジスタ2に転送するた
めのパルス(以下ゲートパルスという)PSTとか
らなり、4フイールド4Vを単位周期とする。
第1の電極φS1に供給される第1の撮像パルス
S1は第19図Aで示すように第1及び第2フイ
ールド目の各垂直ブランキング期間(V・
BLK)にゲートパルスPSTを有する。これに対
して、第2の電極φS2に供給される第2の撮像パ
ルスφS2は第3及び第4フイールド目にゲートパ
ルスPSTを有する。
一方、各垂直レジスタ2に供給される第1及び
第2の転送パルスPV1,PV2(PV2V1)は第
19図C及びDに夫々示すようにフイールド毎に
その位相が反転するパルスが用いられる。
次にこのようなパルスによるCCD10の読出
動作について第15図及び第16図を参照して説
明するも、本例では第1フイールド目(第19図
1の期間)の信号読出し動作を述べる。ほぼ1垂
直期間に相当する蓄積期間、CCD10のポテン
シヤルは第15図実線で示すようなポテンシヤル
となつているので、被写体像に応じて対応する絵
素にキヤリヤが誘起される。ただし、この蓄積期
間中、垂直転送のため、転送パルスPV1,PV2
交互に印加電圧“1”、“0”が加えられるが、簡
単化のため第15図は電極φV1直下のポテンシヤ
ルウエルが深い場合のみ示している。第1の撮像
パルスPS1が印加された絵素S1,S2のキヤリヤは
蓄積期間に続く転送期間で垂直シフトレジスタ2
に転送される。ここで、レジスタ2に形成された
電極φV1,φV2には位相が反転した転送パルスP
V1,PV2が夫々供給されているので、その位相関
係を例えば第19図C及びDの如く選定すれば、
転送パルスPV1,PV2の電位関係によつて転送期
間中電極φV1直下のポテンシヤルウエルのみ深く
なる。すなわち、レジスタ2のポテンシヤル関係
は第16図実線図示の如くなるから絵素S1におけ
るキヤリヤだけがレジスタ2にゲートφGを通じ
て転送される。従つて、絵素S2に誘起されたキヤ
リヤは転送されない。
転送期間が終了したのちは、レジスタ2に第1
9図で示すように1Hを周期とする転送パルスPV
,PV2が供給されるので、水平ブランキング期
間を利用して従来装置と同様キヤリヤは水平シフ
トレジスタ3側に転送される。転送時のポテンシ
ヤル関係は第16図に示す通りである。
水平シフトレジスタ3にパラレル転送されたキ
ヤリヤはこのレジスタ3に印加されるクロツクパ
ルスPHにて1絵素づつ順次読出される。クロツ
クパルスPHの周波数は上述したように色副搬送
波周波数(4.43MHz)に選ばれている。
転送パルスPV1,PV2は1V毎に位相が反転する
ので、第2フイールド目に至ると、今度は他方の
転送パルスPV2によつて電極φV2直下のポテンシ
ヤルのみ深くなり、この結果絵素S2におけるキヤ
リヤだけがレジスタ2に転送されると共に、1H
間隔でそのキヤリヤが水平シフトレジスタ3に転
送され、これが順次読出される。
以下同様にして後半の2フイールドも第2の撮
像パルスPS2と転送パルスPV1,PV2の組合せに
よつて絵素S3→絵素S4の順でフイールド毎にキヤ
リヤの読出しが行なわれる。各フイールドにおけ
るキヤリヤの流れを第20図に示す。実線矢印が
第1フイールド、破線矢印が第2フイールド、1
点鎖線矢印が第3フイールド、2点鎖線矢印が第
4フイールドである。
2枚の色フイルタ8U,8Vを使用したときの
回路系の一例を第21図に示す。
一対のCCD10A,10Bに印加されるクロ
ツクパルスPHの周波数は色副搬送波周波数fS
2倍に選定される。後段のサンプリングホールド
回路21A,21Bも同一のクロツクパルスPH
で駆動される。CCD10A,10Bで得た撮像
出力(点順次信号)SV,SUはγ補正回路等を含
むプロセス回路22A,22Bを経て輝度信号及
び色差信号の各処理回路23,24A,24Bに
供給される。
輝度信号Yの処理回路23から説明するも、
夫々の撮像出力SV,SUは第22図A及びBに示
すような信号から成り立つているので、スイツチ
ング周波数が4fSに選定されたスイツチSW1が設
けられ、両出力SU,SVが合成される。合成出力
O(第22図C)は更にfSをサンプリング繰返
し周波数とするサンプリングホールド回路25に
供給され、合成出力SO中より輝度信号成分YR
B(YRはCCD10Aで得た成分、YBは他方の
CCD10Bで得た成分)が抽出され、その出力
はローパスフイルタ26に供給され、例えば1〜
2MHz程度までの低域成分からなる輝度信号が形
成される。
一方、合成出力SOは更に上述のフイルタ特性
と同一に選定されたローパスフイルタ27に供給
され、その出力はこのフイルタ27を介さない出
力と共に減算器28に供給されることによつて、
合成出力SO(R及びBの原色信号も含む)のう
ち高域成分のみが出力され、この出力は上述した
低域成分と共に加算器29に供給される。その結
果、最終的な輝度信号Yはその低域成分は本来の
輝度信号YR,YBからなり、高域成分は合成出力
Oの高域成分が利用されるものである。
なお、30はフイルタ27の介在によつて生ず
る時間遅れを補償する遅延回路である。
V信号及びU信号の処理回路24A,24Bは
同一に構成されているので、一方だけ説明しよ
う。
V信号の処理回路24Aはバンドパスアンプ3
1Aと位相反転回路32Aと4V毎に切換わるス
イツチSW2から構成される。V信号は色副搬送波
周波数fSを中心とした側波帯成分が使用される
ので、バンドパスアンプ31Aの帯域巾は色副搬
送波周波数fSを含むように設定される。後半4
フイールドのV信号は第9図で説明したように反
転出力を利用すればよいので、後半のフイールド
のときスイツチSW2を点線の如く切換えればよ
い。
このようにして得たU信号及びV信号と輝度信
号Yは夫々カラーエンコーダ33に供給され、従
つて端子34からはキヤリヤ周波数が4.43MHz
である目的とするPAL方式のカラー映像信号SP
ALが得られることになる。
以上説明したように本発明では水平シフトレジ
スタ3に供給されるクロツクパルスPHの周波数
を、CCDより得られる色信号の繰返し周波数が
PAL方式における色副搬送波周波数fSに等しく
なるように選ぶと共に、色副搬送波周波数fS
位相通りに信号読出しを行なうようにしたもので
ある。従つて本発明によれば、従来装置のように
原色信号のキヤリヤ周波数を色副搬送波周波数f
Sに変換するための信号処理回路を省略できると
共に、キヤリヤ周波数を色副搬送波周波数fS
選定した場合の位相補正を必要としないから、そ
のための位相補正回路及びこれを駆動するに必要
な回路系を全く必要としないから、回路構成を大
巾に簡略化できる特徴を有するものである。
そして、本発明では空間的な絵素配列と再生さ
れた絵素配列とが同じになるから、再現像の劣化
がない。上述した位相補正する従来装置では位相
補正のため空間的な絵素配列と再生された絵素配
列とが一致せず1/2τHだけ左右にずれるので再現
像が劣化する欠点を有する。
ところで、上述した実施例は夫々1本の絵素列
に対し1本の垂直シフトレジスタが設けられた
CCDに適用した場合について説明したが、垂直
シフトレジスタの共用化を図つた、すなわち2本
の絵素例に対して1本のレジスタが設けられてい
るようなCCDにも適用することができる。この
レジスタ共用のCCDを便宜的に変形CCDと呼称
すれば、この変形CCDの構成は第23図に示す
通り、1本の垂直シフトレジスタ2に対し、その
左右に配列形成された絵素列を組とし、これが水
平走査方向に多数配列され、組と組との間はオー
バーフロードレイン12が形成される。斜線領域
11は上述したと同様にチヤンネルストツパの領
域を示す。夫々のフイールドで読出すべき絵素は
前述の場合と同様であるから、第14図で示した
ような電極配線が行なわれる。詳細説明は割愛す
る。
第24図は第15図に対応した断面図で、その
ポテンシヤル関係は図の通りである。従つて、こ
のポテンシヤルは第1フイールド目の蓄積期間
(実線図示)と転送期間(破線図示)のときの関
係である。
変形CCDを用いたときのパルス関係は第19
図に示した場合と同じ時系列をとるパルスが使用
される。
このような変形CCD10を用いても、水平シ
フトレジスタ3に印加するクロツクパルスPH
周波数を、CCDより得られる色信号の繰返し周
波数が色副搬送波周波数fSと等しくなるように
選び、かつその位相通りに信号の読出しを行なえ
ば、上述したと同様な効果を奏しうる。又この変
形CCDによれば水平方向における2絵素分の占
有領域は従来に比し2/3程度になり、小型化と高
解像度化を達成できる。
第25図以下の実施例はCCDを1個使用して
所望とするカラー映像信号を得る場合の一例で、
色フイルタ8は第25図で示すように構成され
る。すなわち、U信号用の色フイルタ8UとV信
号用の色フイルタ8Vの色光を2H毎に交互に順
次配列して色フイルタ8が構成される。
この色フイルタ8を使用する関係上、絵素とf
Sの位相の関係は第26図のようになるから、本
例で使用するCCD10における第1及び第2の
電極φS1,φS2は第27図で示す如く、絵素列に
対応して直線状に被着形成される。
色副搬送波周波数fSの位相通りの絵素配列は
図のようになる。従つて、位相に合致した信号読
出しを行なうための撮像パルスPSと転送パルス
Vとの関係は第28図で示す如き電位関係に設
定されるものである。
第29図は以上のような色フイルタ8とCCD
10を使用したときの回路例である。その詳細な
説明は割愛するも、スイツチSW4及びSW5は4V
毎に反転制御され、夫々の出力端子にはU信号E
U及びV信号EVが夫々同時化されて得られるよう
になつている。36は遅延回路である。
以上説明したように本発明ではPAL方式の色
副搬送波周波数fSの位相通りに信号を読出して
所期の目的を達成できるようにしたもので、使用
するCCDの数には何ら制限をうけない。CCDと
しては埋込みチヤンネル型でも勿論よい。
【図面の簡単な説明】
第1図はインタライントランスフア方式による
固体撮像体の一例を示す構成図、第2図第3図及
び第5図はPAL方式の色副搬送波信号の位相関
係を説明するための図、第4図は固体撮像体との
関係を示す図、第6図〜第9図は色フイルタのた
めの説明図、第10図及び第12図は色フイルタ
の構成図、第11図及び第13図は本発明による
信号読出しを説明するための図、第14図は本発
明による固体撮像装置に適用して好適な固体撮像
体の一例を示す構成図、第15図〜第18図は各
部の断面図、第19図は固体撮像体を駆動するに
必要なパルス波形図、第20図はキヤリヤ転送方
向を示す図、第21図は本発明装置の要部の一例
を示す系統図、第22図はその動作説明に供する
波形図、第23図は他の固体撮像体の一例を示す
第14図と同様な構成図、第24図はその−
線上断面図、第25図は色フイルタの他の例を示
す構成図、第26図はこの色フイルタを使用した
ときの信号読出しと電極の関係を示す図、第27
図は固体撮像体の更に他の例を示す要部の構成
図、第28図はそのときのパルス波形図、第29
図は回路系の一例を示す系統図である。 10は固体撮像体、PSは撮像パルス、PVは転
送パルス、PHはクロツクパルス、φS1,φS2
第1及び第2の電極、φV1,φV2は転送電極、
1,S1〜S4は絵素、2は垂直シフトレジスタ、3
は水平シフトレジスタである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被写体が投影される固体撮像体の絵素が水平
    及び垂直方向に夫々所定ピツチでマトリクス状に
    配され、上記固体撮像体は上記絵素に蓄積された
    電荷を垂直方向に転送する複数の垂直シフトレジ
    スタと、該複数の垂直シフトレジスタによつて転
    送された電荷を水平方向に転送する水平シフトレ
    ジスタとを有し、上記水平シフトレジスタに供給
    されるクロツクパルスの周波数を上記水平シフト
    レジスタの出力端で得られる色信号の繰返し周波
    数がPAL方式の色副搬送波周波数と等しくなる
    ように選定すると共に連続する8フイールドに亘
    る読出し信号の位相が上記色副搬送波信号の位相
    と一致するように読み出すべき絵素を選定するよ
    うにしたことを特徴とする固体撮像装置。
JP14456876A 1976-11-30 1976-11-30 Solid state pick up unit Granted JPS5377132A (en)

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