JPS6118843B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6118843B2
JPS6118843B2 JP14188577A JP14188577A JPS6118843B2 JP S6118843 B2 JPS6118843 B2 JP S6118843B2 JP 14188577 A JP14188577 A JP 14188577A JP 14188577 A JP14188577 A JP 14188577A JP S6118843 B2 JPS6118843 B2 JP S6118843B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
electrode
resin
view
solder
Prior art date
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Expired
Application number
JP14188577A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5475061A (en
Inventor
Katsuya Masuda
Satoru Sugyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP14188577A priority Critical patent/JPS5475061A/ja
Priority to CH1208878A priority patent/CH633159B/de
Priority to GB7846195A priority patent/GB2012117B/en
Publication of JPS5475061A publication Critical patent/JPS5475061A/ja
Priority to SG807/83A priority patent/SG80783G/en
Priority to HK72/85A priority patent/HK7285A/xx
Publication of JPS6118843B2 publication Critical patent/JPS6118843B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は細線を使用する時計用コイルのコイル
部の端末処理部の改良に関するものである。更に
詳しくは、時計に用いる導線径35μm以下のコイ
ルに関するものである。
時計用コイルは近年小型、軽量で、しかも性能
を良くするため導線径の細いコイルが多くなつて
きた。しかし導線径が細くなると、作業上のミス
やサビ等によりコイル断線が多発し、コイルの信
頼性が低下するようになつてきた。
このため従来は、コイル端末保護のために商品
名セメダインスーパー等に代表される2液性エポ
キシ樹脂が使用され、又、コイル部外周保護のた
めに商品名ヒシチユーブ等が使用されてきた。第
1図及び第2図に示す従来例において、1はコイ
ル部、2は巻芯、3は巻粋、4は巻粋、5は
端子シート、6は半田により導線7と電極8を導
通させた接合部、9は2液性エポキシ樹脂より成
るコイル端末保護部、10はコイル1の外周保護
のためのヒシチユーブである。第3図に示す従来
例の他の実施例は、巻芯を使用しない無鉄芯のコ
イル10Aであり、巻粋3A、及び4Aは一体成
形され、一般にボビンと呼ばれている。コイル端
末保護部9Aは2液性のエポキシ樹脂をよく混ぜ
合せた後、柳製のヨージでエポキシ樹脂を接合部
6Aへ塗布している。
従来、この種のコイル導線と電極の接合は半田
でなされていたが、コイル導線がより細くなり、
又電極の巾が挟くなつてくると、被膜を半田の熱
で取り去るのに充分加熱しなければならないこと
や、コイル導線が細いためにコイルの銅が半田中
に溶け込むこと等のため、コイル断線が発生した
り、コイルの導通不良が起こつたりする。このた
め、熟練者でも1日当り200ケ〜600ケ、一般の作
業者においては50ケ〜150ケ程度の良品を作るこ
としかできず、時計組立工程のネツクとなつてい
た。
また、半田を多く使用すると、半田が電極面よ
り半田ゴテの方向に盛り上がり、時計の如く薄型
を強く要求される部品では、後工程で半田の高さ
を切り取る修正工程が必要となり、コストアツプ
の大きな要因の1つでもあつた。
更に従来のコイルは、上述のような方法で塗布
しているため、塗布後の硬化時間が長く、そのた
め第2図に示す如く、接合部6を一時的には保護
するが、時間の経過とともにエポキシ樹脂が流れ
出し、導線7が裸になり、はなはだしい際は、ネ
ジ穴11をふさいでしまう欠点を有していた。硬
化時間の短い、例えばセメダインハイスーパーの
商標で発売されているエポキシ樹脂を採用する
と、樹脂の流れは少なくなるが、硬化までの時間
が5分と、あまりにも短く、使用中に硬化してし
まい、多量生産に向かない欠点を有していた。
又、1液性のアブレボンドの商標名で発売されて
いるエポキシ樹脂を採用すると、硬化時間は24時
間以上に延び、定量供給機構、例えばデイスペン
サーを採用できるため、作業性はよくなるが、硬
化の際、150℃と30分の熱雰囲気が必要なため、
樹脂が流れ出してしまい、更にABS等で射出成
形された巻枠が溶解すると言う大きな欠点を有し
ていた。よつて従来は両者の中間の性質を有する
セメダインスーパー(ポツトタイム常温で約1時
間)を前述欠点はあるが、他に代替物がないた
め、やむなく使用続けてきた。しかしセメダイン
スーパーは1時間程で粘性が急上昇し、硬化する
ため、デイスペンサーを採用すると、デイスペン
サー内で硬化してしまい、そのメインテナンスに
時間がかかるため使用されず、仕方なく手作業で
なされてきた。そのため、量が一定でなく、過不
足が起こり、修正のために時間を使わねばならな
かつた。例えば前述の手作業では、一般にベテラ
ンの作業者でも双眼の下で1時間に250個程度が
限度でその修正時間が非常に大きくなり、作業性
を著しく悪くし、コストアツプの要因となつてい
た。
本発明は、上記欠点に鑑みなされたもので、工
数を減少させることによりコストダウンを計り、
品質を安定させることを目的とする。
第4図イ,ロ,ハ及びニはコイル端末部の保護
構造を示す参考例の各状態を示す平面図及び断面
図である。第4図イは接合部を樹脂で保護する前
の状態のコイルであり、12はコイル部、13は
巻芯、14は巻枠、15は端子シート、15aは
電極、16は半田、17は導線、18は接合部で
ある。第4図ロは、第4図イの部分断面図であ
る。第4図ハは、定量供給機19、例えばデイス
ペンサーに紫外線硬化性樹脂20、例えばUVイ
ンキを入れ、接合部18及び導線17上の保護部
21に塗布して保護する工程を示す断面図であ
る。UVインキの塗布工数は、未経験者であつて
もデイスペンサーを使用しているため、1時間当
り1200〜1300個塗布できる。熟練者であれば1時
間当り1300〜1400個楽に塗布でき、且つ、後工程
による前述修正時間及び回数を大巾に削減でき
る。第4図ニは、UVインキより成る保護部21
に紫外線を照射して硬化させる工程を示す図であ
る。紫外線の照射時間は樹脂の厚さ、種類及び色
を適宜に選ぶと、20℃〜70℃の温度下において8
〜90秒の間の任意の時間で完全に硬化することが
できる。第4図ハとニで明示される如く、UVイ
ンキの硬化前後による変化は、保護部21の斜面
の傾斜が変化するだけであり、流れは発生してい
ない。これは塗布後紫外線を照射すると、保護部
21の表面が数秒で硬化し、重力による樹脂の流
れが押えられるためである。UVインキの機械的
接合強度はエポキシ樹脂の1/3〜2/3と言われてい
るが、時計部品としては十分の強度であり、工場
内での組立実装実験では6000個中1個も接合部で
の断線が発生しなかつた。又一眼でコイルの生産
時期、コイルの種類を判別させるため、樹脂をカ
ラー化してもよい。本実施例では定量供給機とし
て空気でコントロールするデイスペンサーを採用
した。よつてUVインキの特徴、ポツトライフが
約2ケ月と長く、作業性のよいデイスペンサーが
採用でき、しかも樹脂の流れが発生せず、硬化時
間が8〜90秒の間で任意に選べるため、従来の樹
脂と異なり、ベルトコンベアの組立ラインに採用
でき、安価に多量生産ができる。しかし、半田処
理をしているため、時計の如き細線を使用する
と、半田くわれによるコイル断線とか、絶縁膜残
りによる導通不良が発生し、熟練者においてもな
かなか作業能率が向上しない欠点を有していた。
尚、本発明の実施例では、コイル端末部分だけ
に紫外線硬化型樹脂を塗布していたが、コイル部
を取り巻く外周保護のためのヒシチユーブのかわ
りに直接コイル部表面にもUVインキである紫外
線硬化型樹脂を塗布し、その後紫外線を照射して
樹脂を硬化させて、コイル部表面に保護部を形成
することもできる。
第5図以下に示す実施例は腕時計のコイルに本
発明を用いた実施例である。コイル部22を構成
する導線23を回路基板24上に設けた電極24
aに熱圧着により接合して接合部25と成し、且
つ前記導線23をも保護するため、UVインキか
らなる紫外線硬化型樹脂26を回路基板22上の
電極24aに塗布したコイルである。第6図は、
導線23と電極24aの熱圧着工程を説明する側
面図である。抵抗加熱チツプ27と回路基板24
上の電極24aとで皮膜を有する導線23をはさ
み込んで、抵抗加熱チツプ27に電流を流して該
抵抗加熱チツプ27を加熱し、この加熱された抵
抗加熱チツプ27によりコイル導線23を電極2
4a上で加熱と加圧することにより、絶縁皮膜を
押出し、導線23と電極24aとを直接当接させ
て互いの金属を熱拡散により結合させて電気的に
導通させている。
本発明は上述した如く、熱圧着させることによ
り、接合部の高さが半田接合より約200μm以上
低くなり、時計の薄型化を計ることができる。
また、未経験者や熟練者の別なく、簡単に、正
確に作業ができ、後工程による修正がいらないた
め、工程が削減され安価に多量生産が可能となつ
た。更に塗布後すぐ紫外線で硬化させることがで
きるため、作業時間が短縮され、工程上の在庫が
減少し、エポキシ樹脂の硬化条件の様な加熱が必
要でないため巻枠に安価なABS等の樹膜を採用
しても熱変形が発生せず、他の部品への影響が少
なく、また皮膜が熱により剥れた導線でも酸化防
止のための保護膜が形成されているためにコイル
断線を防止できる等の大きな効果を上げることが
可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコイルの平面図、第2図は第1
図の側面図、第3図は従来のコイルの他の実施例
を示す斜視図、第4図はコイル端末部の保護構造
を示す参考例図であり、イはコイルの平面図、ロ
はイの部分断面図、ハは樹脂の塗布工程を示す状
態の部分断面図、ニは紫外線で硬化する工程を示
す部分断面図、第5図は本発明の実施例を示す斜
視図、第6図は本発明の熱圧着工程を示す実施例
の側面図、第7図は第5図に示す実施例の拡大断
面図である。 12,22……コイル部、15a,24a……
電極、17,23……導線、18,25……接合
部、19……定量供給機構、20,26……紫外
線硬化型樹脂。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被膜を有するコイル導線の端末を電極に接続
    するコイル端末部の構造において、前記コイル導
    線と前記電極との結合を抵抗加熱チツプにより加
    圧と加熱を同時に行なう熱圧着によつて拡散接合
    して接合部となし、該接合部及び熱圧着時露出さ
    れたコイル導線部を紫外線照射により硬化する紫
    外線硬化型樹脂で被覆して保護部と成したことを
    特徴とする時計用コイルの端末部構造。
JP14188577A 1977-11-26 1977-11-26 Structure of protective portion of coil terminal and its preparation Granted JPS5475061A (en)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14188577A JPS5475061A (en) 1977-11-26 1977-11-26 Structure of protective portion of coil terminal and its preparation
CH1208878A CH633159B (de) 1977-11-26 1978-11-24 Antriebsspule fuer einen elektromechanischen wandler.
GB7846195A GB2012117B (en) 1977-11-26 1978-11-27 Coil assembly for electro-mechanical transducer
SG807/83A SG80783G (en) 1977-11-26 1983-12-20 Driving coil assembly for electronic transducer
HK72/85A HK7285A (en) 1977-11-26 1985-01-24 Driving coil assembly for electronic transducer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14188577A JPS5475061A (en) 1977-11-26 1977-11-26 Structure of protective portion of coil terminal and its preparation

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Publication Number Publication Date
JPS5475061A JPS5475061A (en) 1979-06-15
JPS6118843B2 true JPS6118843B2 (ja) 1986-05-14

Family

ID=15302417

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JP14188577A Granted JPS5475061A (en) 1977-11-26 1977-11-26 Structure of protective portion of coil terminal and its preparation

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3513435A1 (de) * 1985-04-15 1986-10-16 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Verfahren zum abreisssicheren kontaktieren lackisolierter draehte, insbesondere zur anwendung bei elektronischen bauteilen
JPS62144311A (ja) * 1985-12-18 1987-06-27 Toshiba Corp ワイヤの端末処理方法およびその装置

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JPS5475061A (en) 1979-06-15

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