JP3328388B2 - 熱圧着半田付け方法 - Google Patents

熱圧着半田付け方法

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JP3328388B2
JP3328388B2 JP22767693A JP22767693A JP3328388B2 JP 3328388 B2 JP3328388 B2 JP 3328388B2 JP 22767693 A JP22767693 A JP 22767693A JP 22767693 A JP22767693 A JP 22767693A JP 3328388 B2 JP3328388 B2 JP 3328388B2
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
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    • H05K3/3421Leaded components

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱圧着半田付け方法に関
し、詳しくは、第1の印刷配線基板の第1の接続電極に
電子部品のリードまたは第2の印刷配線基板の第2の接
続電極を熱圧着によって半田付けするようにした熱圧着
半田付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、第1の印刷配線基板の第1の接
続電極に電子部品のリードまたは第2の印刷配線基板の
第2の接続電極を半田によって接続する方法としては、
常時加熱された熱圧着ツールによって半田を溶融するよ
うにした熱圧着半田付け方法が知られており、例えば、
図16(a)(b)に記載されたようなものが知られている。
【0003】図16(a)は接続される対象物を示す図であ
り、図16(a)において、1は印刷配線基板であり、該配
線基板1上には複数の接続電極2が形成され、該電極2
上にはメッキまたは印刷等によって予め所定量の半田3
がコーティングされている。4は電子部品であり、この
電子部品には接続電極2に接続される複数のリード5を
有している。
【0004】そして、接続時には、図16(b)に示すよう
に、接続電極2上にリード5を位置合わせし、半田3の
融点以上に加熱された熱圧着ツール6を下降させて接続
電極2にリード5を押え付けるとともに、接続電極2上
の半田3を溶融する。このように常時加熱された加熱ツ
ール6によって半田付けをする方法にあっては、熱圧着
ツール6は常に一定温度に加熱されているため、半田3
の溶融時のみに該ツール6を一気に昇温させるパルスヒ
ート式熱圧着に比べ、熱圧着ツール6に大電流を流す必
要がなく、該ツール6内の温度を常に均一にすることが
できるメリットがある。
【0005】ところが、このような方法にあっては、半
田3の溶融後に熱圧着ツール6をリード5から離隔させ
ると、半田3の凝固前にリード5が接続電極2から浮き
上がってしまうため、接続部の信頼性が悪化してしまう
という不具合が発生してしまう。そこで、近時では、図
17、18に示すような熱圧着方法が採用されている。
【0006】図17は熱圧着ツール11を示す図であり、こ
の熱圧着ツール11は常時加熱された加熱部12および加熱
部12を包囲するようにして設けられた押圧部13から構成
されており、加熱部12および押圧部13はそれぞれ別々の
駆動機構によって昇降するようになっている。図18はこ
の熱圧着ツール11によって接続電極2とリード5を接続
する工程を説明する図である。まず、半田付けを行なう
前には、加熱部12と押圧部13を密着させ、加熱部12から
の熱伝導によって押圧部13を加熱する(同図(a))。次い
で、押圧部13が半田3の融点以上に加熱された後、熱圧
着ツール11全体を下降させ、押圧部13によってリード5
を押圧して半田3を溶融させる(同図(b))。
【0007】半田3の溶融後に加熱部12のみを上昇させ
押圧部13の温度を低下させる(同図(c)。そして、押圧
部13の温度が半田3の凝固温度よりも下がった時点で押
圧部13を上昇させてリード5から離隔させることにより
半田3を介して接続電極2とリード5が接続される(同
図(d))。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の熱圧着半田付け方法にあっては、熱圧着ツー
ル11が加熱部12と押圧部13から構成されて、しかも加熱
部12と押圧部13が別々の駆動装置によって駆動される構
成であったため、装置の構造が複雑になってしまい、半
田付け作業に要するコストが増大してしまうという問題
があった。 また、加熱部12を上昇させた後に押圧部13
を冷却させなければならないため、半田付け時間が非常
に長くなってしまうという問題があった。また、半田付
け時間を短くするには、押圧部13を冷却するための専用
の冷却装置が必要になってしまうことから装置の構造が
さらに複雑になってしまい、結果的に半田付け作業に要
するコストがさらに増大してしまうという問題があっ
た。
【0009】そこで請求項1〜8記載の発明は、装置の
構成を複雑化することなしに低コストで半田付け作業を
行なうことができるとともに、接続電極同士および接続
電極とリードとを剥離させずに確実に接続させることが
できる信頼性の高い熱圧着半田付け方法を提供すること
を目的としている。請求項9記載の発明は、接続電極と
リードの接続部分に外力が加わるのを防止して確実に接
続させることができる熱圧着半田付け方法を提供するこ
とを目的としている。
【0010】請求項10記載の発明は、半田付け作業時に
押え部材にリードが当った場合にもリードが断線される
のを防止することができ、確実に半田付け作業を行なう
ことができる信頼性の高い熱圧着半田付け方法を提供す
ることを目的としている。請求項11記載の発明は、押え
部材を第1の印刷配線基板に容易に供給して半田付け作
業の作業時間を大幅に短縮することができ、生産性の高
い熱圧着半田付け方法を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、第1の印刷配線基板の第1
の接続電極に電子部品のリードまたは第2の印刷配線基
板の第2の接続電極を常時加熱された熱圧着ツールによ
って半田付けするようにした熱圧着半田付け方法におい
て、前記第1の印刷配線基板の接続電極上にリードまた
は第2の接続電極を重ね合わせた後、リードまたは第2
の接続電極上に少なくともリードまたは第2の接続電極
に対向する表面が絶縁性を有するとともに、その絶縁部
分の融点または軟化点が半田の融点以上に設定された押
え部材を載置し、次いで、常時加熱された熱圧着ツール
を押え部材に押し当てて半田を溶融するとともに、押え
部材を第1の印刷配線基板に固着し、次いで、熱圧着ツ
ールをリードまたは第2の接続電極から離すことを特徴
としている。
【0012】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、予め第1の印
刷配線基板側に対向する押え部材の面に熱硬化型接着剤
を塗付し、熱圧着ツールを押え部材に押し当てて半田を
溶融する際に該接着剤を硬化させることにより、押え部
材を第1の印刷配線基板に固着することを特徴としてい
る。
【0013】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、予め第1の印
刷配線基板側に対向する押え部材の面に紫外線硬化型接
着剤を塗付し、熱圧着ツールを押え部材に押し当てて半
田を溶融する際に該接着剤に紫外線を照射することによ
り、押え部材を第1の配線基板に固着することを特徴と
している。
【0014】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、貫通孔または
凹部が形成された第1の印刷配線基板を準備するととも
に、該配線基板に対向する面に凸部を有する押え部材を
準備し、熱圧着ツールを押え部材に押し当てて半田を溶
融する際に貫通孔または凹部に凸部を圧入することによ
り、押え部材を第1の配線基板に固着することを特徴と
している。
【0015】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、貫通孔が形成
された第1の印刷配線基板を準備するとともに、該配線
基板に対向する面に先端部が貫通孔の内径よりも大径に
形成された凸部を有する押え部材を準備し、熱圧着ツー
ルを押え部材に押し当てて半田を溶融する際に貫通孔に
凸部を圧入させ、凸部の先端に形成された大径部を第1
の印刷配線基板の裏面に係合させることにより、押え部
材を第1の印刷配線基板に固着することを特徴としてい
る。
【0016】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、貫通孔が形成
された第1の印刷配線基板を準備するとともに、該配線
基板に対向する面に第1の印刷配線基板の板厚よりも長
く形成された凸部を有する押え部材を準備し、熱圧着ツ
ールを押え部材に押し当てて半田を溶融する際に貫通孔
に凸部を圧入させ、凸部の第1の印刷配線基板の裏面に
突出した部分を折り曲げて該配線基板の裏面に係合させ
ることにより、押え部材を第1の印刷配線基板に固着す
ることを特徴としている。
【0017】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、両端部に貫通
孔が形成された押え部材を準備し、熱圧着ツールを押え
部材に押し当てて半田を溶融する際に押え部材の上方か
ら貫通孔を通して第1の印刷配線基板にタッピングネジ
を螺合させることにより、押え部材を第1の印刷配線基
板に固着することを特徴としている。
【0018】請求項8記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、両端部にネジ
穴が形成された押え部材を準備するとともに、該押え部
材のネジ穴と同軸に貫通孔が成形された第1の印刷配線
基板を準備し、熱圧着ツールを押え部材に押し当てて半
田を溶融する際に、第1の印刷配線基板の裏面から該基
板の貫通孔を通して押え部材をネジ止めすることによ
り、押え部材を第1の印刷配線基板に固着することを特
徴としている。
【0019】請求項9記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1〜8何れかに記載の発明において、
第1の接続電極および電子部品のリードの接続部から該
リードの伸張方向に突出する形状の押え部材によって半
田付けを行なうことを特徴としている。請求項10記載の
発明は、上記課題を解決するために、請求項9記載の発
明において、前記電子部品のリードの伸張方向側のリー
ドに対向する面が面取りされている押え部材によって半
田付けを行なうことを特徴としている。
【0020】請求項11記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1〜10何れかに記載の発明において、
前記押え部材が所定間隔で仮止めされた長尺フィルムを
用い、該長尺フィルムに仮止めされた状態で押え部材を
第1の印刷配線基板に固着し、固着後に長尺フィルムか
ら押え部材を分離し、次いで、長尺フィルムを移動させ
て次回に押え部材が固着される第1の印刷配線基板に押
え部材を供給するようにしたことを特徴としている。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明では、常時加熱された熱圧
着ツールが押え部材に押し当てられることにより半田が
溶融されるとともに、押え部材が第2の接続電極または
リード上に載置された状態で第1の印刷配線基板に固着
されているので、半田が凝固していない状態で熱圧着ツ
ールを離隔させても、第2の接続電極またはリードが第
1の接続電極から浮き上がることがない。
【0022】また、半田付け作業の終了後も押え部材が
第2の接続電極またはリードを押え続けているので、外
力が加わっても第1の接続電極から第2の接続電極また
はリードが剥離することがなく、確実に接続されて接続
の信頼性が向上する。そして、熱圧着ツールのみを駆動
機構によって駆動するだけで良いので、半田付け装置の
構造が簡素化され、半田付け作業に要するコストが低減
される。また、押え部材が第1の印刷配線基板に固着さ
れた状態で半田の凝固が行なわれるので、従来のように
押え部材が冷却されるまで次の半田付け作業を行なうこ
とができないように事態が招来されることはなく、半田
付け作業の作業時間が短縮される。 請求項2記載の発
明では、熱圧着ツールを押え部材に押し当てて半田を溶
融する際に熱硬化型接着剤が硬化されることにより、押
え部材が第1の配線基板に固着されるので、半田の溶融
時の熱を利用して押え部材が第1の印刷配線基板に容易
に固着される。この結果、半田が凝固していない状態で
熱圧着ツールを離隔させても、第2の接続電極またはリ
ードが第1の接続電極から浮き上がることがないととも
に、外力が加わっても第1の接続電極から第2の接続電
極またはリードが剥離することがなく、確実に接続され
て接続の信頼性が向上する。
【0023】請求項3記載の発明では、熱圧着ツールを
押え部材に押し当てて半田を溶融する際に紫外線硬化型
接着剤が硬化されることにより、押え部材が第1の配線
基板に固着されるので、半田が溶融されたときに押え部
材の端部からはみ出した接着剤に紫外線を照射するだけ
で押え部材が第1の印刷配線基板に容易に取付けられ
る。この結果、半田が凝固していない状態で熱圧着ツー
ルを離隔させても、第2の接続電極またはリードが第1
の接続電極から浮き上がることがないとともに、外力が
加わっても第1の接続電極から第2の接続電極またはリ
ードが剥離することがなく、確実に接続されて接続の信
頼性が向上する。
【0024】請求項4記載の発明では、熱圧着ツールを
押え部材に押し当てて半田を溶融する際に第1の印刷配
線基板の凹部または貫通孔に押え部材の凸部が圧入され
ることにより、押え部材が第1の配線基板に固着され
る。この結果、半田が凝固していない状態で熱圧着ツー
ルを離隔させても、第2の接続電極またはリードが第1
の接続電極から浮き上がることがないとともに、外力が
加わっても第1の接続電極から第2の接続電極またはリ
ードが剥離することがなく、確実に接続されて接続の信
頼性が向上する。
【0025】請求項5記載の発明では、熱圧着ツールを
押え部材に押し当てて半田を溶融する際に第1の印刷配
線基板の貫通孔に押え部材の凸部が圧入され、該凸部の
先端に形成された大径部が第1の印刷配線基板の裏面に
係合されることにより、押え部材が第1の印刷配線基板
に固着される。この結果、半田が凝固していない状態で
熱圧着ツールを離隔させても、第2の接続電極またはリ
ードが第1の接続電極から浮き上がることがないととも
に、外力が加わっても第1の接続電極から第2の接続電
極またはリードが剥離することがなく、確実に接続され
て接続の信頼性が向上する。
【0026】請求項6記載の発明では、熱圧着ツールを
押え部材に押し当てて半田を溶融する際に第1印刷配線
基板の貫通孔に押え部材の凸部が圧入され、該凸部の第
1の印刷配線基板の裏面に突出した部分が折り曲げられ
て該配線基板の裏面に係合させれことにより、押え部材
が第1の印刷配線基板に固着される。この結果、半田が
凝固していない状態で熱圧着ツールを離隔させても、第
2の接続電極またはリードが第1の接続電極から浮き上
がることがないとともに、外力が加わっても第1の接続
電極から第2の接続電極またはリードが剥離することが
なく、確実に接続されて接続の信頼性が向上する。
【0027】請求項7記載の発明では、熱圧着ツールを
押え部材に押し当てて半田を溶融する際に押え部材の上
方から押え部材に形成された貫通孔を通して第1の印刷
配線基板にタッピングネジが螺合されることにより、押
え部材が第1の印刷配線基板に固着される。この結果、
半田が凝固していない状態で熱圧着ツールを離隔させて
も、第2の接続電極またはリードが第1の接続電極から
浮き上がることがないとともに、外力が加わっても第1
の接続電極から第2の接続電極またはリードが剥離する
ことがなく、確実に接続されて接続の信頼性が向上す
る。
【0028】請求項8記載の発明では、熱圧着ツールを
押え部材に押し当てて半田を溶融する際に、第1の印刷
配線基板の裏面から該基板の貫通孔を通して押え部材が
ネジ止めされることにより、押え部材が第1の印刷配線
基板に固着される。この結果、半田が凝固していない状
態で熱圧着ツールを離隔させても、第2の接続電極また
はリードが第1の接続電極から浮き上がることがないと
ともに、外力が加わっても第1の接続電極から第2の接
続電極またはリードが剥離することがなく、確実に接続
されて接続の信頼性が向上する。
【0029】請求項9記載の発明では、第1の接続電極
および電子部品のリードの接続部から該リードの伸張方
向に突出する形状の押え部材によって半田付けが行なわ
れるので、少なくとも第1の接続電極およびリードの接
続部が全体が押え部材によって押え付けられ、リードに
外力が加わった際に該接続部に直接応力が加わることが
ない。この結果、第1の接続電極とリードが確実に接続
され、その接続の信頼性がより一層向上する。
【0030】請求項10記載の発明では、電子部品のリー
ドの伸張方向側のリードに対向する面が面取りされてい
る押え部材によって半田付けが行なわれているので、押
え部材がリードの屈曲部等に当った場合にも、面取り部
によって衝撃が緩和されるので、リードが断線すること
がなく、確実に半田付け作業が行なわれて接続の信頼性
が向上する。
【0031】請求項11記載の発明では、長尺フィルムに
仮止めされた状態で押え部材が第1の印刷配線基板に固
着され、固着後に長尺フィルムから押え部材が分離さ
れ、次いで、長尺フィルムが移動されることにより次回
に押え部材が固着される第1の印刷配線基板に押え部材
が供給される。したがって、押え部材が第1の印刷配線
基板に容易に供給されて半田付け作業の作業時間が大幅
に短縮され、生産性の高い熱圧着半田付け方法が提供さ
れる。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1、2は請求項1、2、11何れかに記載の発明に係る
熱圧着半田付け方法の一実施例を示す図であり、印刷配
線基板に電子部品のリードを接続する例を示している。
【0033】図1において、21は印刷配線基板(第1の
印刷配線基板)であり、該配線基板21上には複数の接続
電極22が形成され、該電極22上にはメッキまたは印刷等
によって予め所定量の半田23がコーティングされてい
る。24は電子部品に設けられた複数のリードであり、該
リード24が半田23を介して接続電極22に接続される。ま
た、25は熱圧着ツールであり、該ツール25は常時半田23
の融点以上になるように加熱され、図示しない駆動機構
によって昇降されるようになっている。また、26は押え
部材であり、該押え部材26はセラミックスから構成され
て絶縁性を有し、融点または、軟化点が半田23の融点以
上に設定されている。なお、図1中、27は印刷配線基板
21側に対向する押え部材26の両端底面に塗付された熱硬
化型接着剤である。
【0034】次に、半田付けをする方法について説明す
る。まず、接続電極22上にリード24を位置合わせして載
置した後(図1(a))、リード24上に押え部材26を載置
する(図1(b))。次いで、半田23の融点以上に常時加熱
された熱圧着ツール25で押え部材26を押圧する(図1
(c))。このとき、熱伝導によって半田23と接着剤27が
加熱され、半田23が溶融するとともに、接着剤27が硬化
する。
【0035】次いで、接着剤27の硬化が完了した時点で
熱圧着ツール25を上昇させる(図1(d))。この結果、接
続電極22に半田23を介してリード24が接続される。本実
施例では、以上のような方法によって半田付けを行なっ
ているので、半田23が凝固していない状態で熱圧着ツー
ル25を離しても、押え部材26によってリード24が接続電
極22から浮き上がるのを防止することができる。
【0036】また、半田付け作業の終了後も押え部材26
がリード24を押え続けているので、外力が加わっても接
続電極22からリード24が剥離するのを防止することがで
き、確実に接続して接続の信頼性を向上させることがで
きる。そして、熱圧着ツール25のみを駆動機構によって
駆動するだけで良いので、半田付け装置の構造を簡素化
することができ、半田付け作業に要するコストを低減さ
せることができる。また、押え部材26を印刷配線基板21
に固着した状態で半田23の凝固を行なっているので、従
来のように押え部材が冷却されるまで次の半田付け作業
を行なうことができないように事態が招来されることは
なく、半田付け作業の作業時間を短縮させることができ
る。
【0037】また、熱圧着ツール25を押え部材26に押し
当てて半田23を溶融する際に熱硬化型接着剤27を硬化さ
せることにより、押え部材26を印刷配線基板21に固着し
ているため、半田23の溶融時の熱を利用して押え部材26
を印刷配線基板21に容易に固着させることができる。な
お、本実施例では、接着剤27を押え部材26の両端底面に
塗付しているが、これに限らず、押え部材26の底面全体
に塗付しても、また、印刷配線基板21側に塗付しても良
い。
【0038】また、押え部材26にセラミックスを使用し
ているが、これに限らず、エポキシまたはテフロン等の
樹脂材料を用いても同様の効果を得ることができる。こ
の場合、樹脂材料はその軟化点が半田23の融点以上であ
れば良い。また、絶縁材料で被覆され、その融点が半田
23の融点以上に設定された金属を用いても良い。さら
に、ゴム材料を用いても良い。この場合には、上記効果
に加えて、熱圧着時にリード24にストレスが加わること
がないので、接続部の信頼性をより一層向上させること
ができる。さらに、印刷配線基板21に電子装置のリード
24を半田付けしているが、これに限らず、該印刷配線基
板21と同様な印刷配線基板(第2の印刷配線基板)の接続
電極(第2の接続電極)を半田付けするようにしても良
い。
【0039】なお、本実施例では、押え部材26をリード
24に載置する手段として図2に示すような長尺フィルム
を使用しても良い。図2に示すように31は長尺フィルム
であり、該フィルム31には押え部材26が所定間隔離隔し
て仮止めされている。このフィルム31の両端部はリール
32a、32bに巻き取りまたは巻き外し可能なように支持
され、半田付け作業時にはリール32b側に巻き取られる
ようになっている。このような長尺フィルム31を用いて
半田付け作業を行なうには、長尺フイルム31をリール32
bで巻き取ることにより、押え部材26をリード24上に位
置決めし、フィルム31上から熱圧着ツール25を下降さ
せ、フィルム31を介して押え部材26をリード24に押し当
てる。この状態で半田23を溶融させるとともに、接着剤
27を硬化させ、硬化完了後に熱圧着ツール24を上昇させ
る。このとき、押え部材26が印刷配線基板21に固着され
るため、押え部材26がフィルム31から離隔する。そし
て、フィルム31を巻き取ることにより、次の半田付け作
業を行なうための押え部材26の準備を行なう。
【0040】このようにすれば、押え部材26を印刷配線
基板21に容易に供給して半田付け作業の作業時間を大幅
に短縮することができ、生産性の高い熱圧着半田付け方
法を提供することができる。図3、4は請求項3記載の
発明に係る熱圧着半田付け方法の一実施例を示す図であ
り、本実施例では、熱硬化型接着剤の代りに紫外線硬化
型接着剤を使用した例を示しており、上記実施例と同様
の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0041】図3、4において、33は押え部材に塗付さ
れた紫外線硬化型接着剤であり、34は該接着剤33に紫外
線を照射するための紫外線露光機である。本実施例で
は、接続電極22上にリード24を位置合わせして載置した
後(図3(a))、リード24上に押え部材26を載置する(図
3(b))。次いで、半田23の融点以上に常時加熱された
熱圧着ツール25で押え部材26を押圧する(図3(c))。こ
のとき、熱伝導によって半田23が加熱されて溶融すると
ともに、接着剤33が押え部材26の端部からはみ出すの
で、このはみ出した接着剤33部分に紫外線を照射し(図
4(a))、接着剤33を硬化させる。次いで、接着剤33の
硬化が完了した時点で熱圧着ツール25を上昇させる(図
4(b))。この結果、接続電極22に半田23を介してリー
ド24が接続され、上記実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0042】図5は請求項4記載の発明に係る熱圧着半
田付け方法の一実施例を示す図である。なお、実施例で
は、押え部材を印刷配線基板に固着する方法が異なるの
みでその他の半田付け方法は請求項1記載の発明の一実
施例と同様である。図5において、印刷配線基板41には
凹部41aが形成されており、また、押え部材44の印刷配
線基板41に対向する面には凹部41aの内径よりも若干大
きい直径を有する凸部44aが形成されている。
【0043】本実施例では、接続電極42上にリード45を
位置合わせして載置した後(図5(a))、凹部41aと凸
部44aの位置決めを行ないながらリード45上に押え部材
44を載置する(図5(b))。次いで、半田43の融点以上に
常時加熱された熱圧着ツール25で押え部材44を押圧する
と(図5(c))、凹部41aに凸部44aが圧入され、押え部
材44が印刷配線基板41に固着されるとともに、熱伝導に
よって半田43が加熱されて溶融される。次いで、熱圧着
ツール25を上昇させる(図5(d))。この結果、接続電極
42に半田43を介してリード44が接続され、請求項1記載
の発明の一実施例と同様の効果を得ることができる。
【0044】なお、本実施例では、印刷配線基板41に凹
部41aを形成しているが、貫通孔を形成しても同様に押
え部材を固着することができる。また、図6に示すよう
に押え部材48の凸部48aの外周部にギザギザ形状の係合
部を形成しても良い。このようにすれば、凹部41aに凸
部48aを圧入したときの結合力が増大され、リード45に
外力が加わった場合にも押え部材48が印刷配線基板41に
対して動くことがない。この結果、接続電極42とリード
45の接続の信頼性をさらに向上させることができる。
【0045】図7は請求項5記載の発明に係る熱圧着半
田付け方法の一実施例を示す図である。なお、実施例で
は、押え部材を印刷配線基板に固着する方法が異なるの
みでその他の半田付け方法は請求項1記載の発明の一実
施例と同様である。図7において、印刷配線基板51には
貫通孔51aが形成されており、また、押え部材52の印刷
配線基板51に対向する面には先端部が貫通孔51aの内径
よりも大径に形成されて大径部52bを構成する凸部52a
を有している。
【0046】本実施例では、接続電極53上にリード54を
位置合わせして載置した後(図7(a))、貫通孔51aと
凸部52aの位置決めを行なう(図7(b))。次いで、半田
55の融点以上に常時加熱された熱圧着ツール25で押え部
材52を押圧すると(図7(c))、貫通孔51aに凹部52aが
圧入される。このとき、大径部52bが印刷配線基板51の
裏面に突出して該裏面に係合し、押え部材52が印刷配線
基板51に固着されるとともに、熱伝導によって半田55が
加熱されて溶融される。次いで、熱圧着ツール25を上昇
させる(図7(d))。この結果、接続電極53に半田55を介
してリード54が接続され、請求項1記載の発明の一実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0047】図8、9は請求項6記載の発明に係る熱圧
着半田付け方法の一実施例を示す図である。なお、実施
例では、押え部材を印刷配線基板に固着する方法が異な
るのみでその他の半田付け方法は請求項1記載の発明の
一実施例と同様である。図8、9において、印刷配線基
板61には貫通孔61aが形成されており、また、押え部材
62の印刷配線基板61に対向する面には印刷配線基板61の
板厚よりも長く形成された凸部62aが設けられている。
【0048】本実施例では、接続電極63上にリード64を
位置合わせして載置した後(図8(a))、貫通孔61aに
凸部62aの挿通してリード64上に押え部材62を載置する
(図8(b))。次いで、半田65の融点以上に常時加熱され
た熱圧着ツール25で押え部材62を押圧する(図8(c))。
このとき、熱伝導によって半田65が加熱されて溶融され
る。また、印刷配線基板61の裏面から突出した凸部62a
の先端部を折り曲げる(図9(a))。この結果、折り曲げ
られた部分が印刷配線基板61の裏面に引っ掛かり、押え
部材62が該基板61に固着される。
【0049】次いで、熱圧着ツール25を上昇させる(図
9(b))。この結果、接続電極63に半田65を介してリー
ド64が接続され、請求項1記載の発明の一実施例と同様
の効果を得ることができる。図10、11は請求項7記載の
発明に係る熱圧着半田付け方法の一実施例を示す図であ
る。なお、実施例では、押え部材を印刷配線基板に固着
する方法が異なるのみでその他の半田付け方法は請求項
1記載の発明の一実施例と同様である。
【0050】図10、11において、押え部材71の両端部に
は貫通孔71a、71bが形成されており、該貫通孔71a、
71bには該貫通孔71a、71bの内径よりも大径の頭部72
a、73aを有するタッピングネジ72、73が挿通されるよ
うになっている。本実施例では、接続電極74上にリード
75を位置合わせして載置した後(図10(a))、リード75
上に押え部材71を載置する(図10(b))。
【0051】次いで、半田76の融点以上に常時加熱され
た熱圧着ツール25で押え部材71を押圧する(図10(c))。
次いで、押え部材71の上方から貫通孔71a、71bを通し
て印刷配線基板77にタッピングネジ72、73を螺合させる
ことにより、押え部材71を印刷配線基板77に固着する
(図11(a))。このとき、熱伝導によって半田76が加熱さ
れて溶融される。次いで、熱圧着ツール25を上昇させる
(図11(b))。この結果、接続電極74に半田76を介してリ
ード75が接続され、請求項1記載の発明の一実施例と同
様の効果を得ることができる。
【0052】なお、本実施例では、押え部材71がタッピ
ングネジ72、73によって印刷配線基板77に固着されるの
で、電子部品の不良時に行なうリペア作業を容易に行な
うことができる。図12、13は請求項8記載の発明に係る
熱圧着半田付け方法の一実施例を示す図である。なお、
実施例では、押え部材を印刷配線基板に固着する方法が
異なるのみでその他の半田付け方法は請求項1記載の発
明の一実施例と同様である。
【0053】図12、13において、押え部材81の両端部は
ネジ穴81a、81bが形成されており、また、印刷配線基
板82にはネジ穴81a、81bと同軸上に貫通孔82a、82b
が形成されている。そして、この貫通孔82a、82bには
該貫通孔81a、81bの内径よりも大径の頭部83a、84a
を有するネジ83、84が挿通されるようになっている。本
実施例では、接続電極85上にリード86を位置合わせして
載置した後(図12(a))、リード86上に押え部材81を載
置する(図12(b))。
【0054】次いで、半田87の融点以上に常時加熱され
た熱圧着ツール25で押え部材81を押圧する(図12(c))。
次いで、印刷配線基板82の裏面から貫通孔82a、82bを
通して押え部材81にネジ83、84を螺合させることによ
り、押え部材81を印刷配線基板82に固着する(図13
(a))。このとき、熱伝導によって半田87が加熱されて
溶融される。次いで、熱圧着ツール25を上昇させる(図1
3(b))。この結果、接続電極85に半田87を介してリード
86が接続され、請求項1記載の発明の一実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0055】図14、15は請求項9または10何れかに記載
の発明に係る熱圧着半田付け方法の一実施例を示す図で
ある。図14において、91は印刷配線基板であり、該基板
91に設けられた接続電極92には半田93を介して電子部品
94のリード95が接続される。本実施例では、接続電極92
およびリード95の接続部から該リード95の伸張方向(こ
の伸張方向とは接続部分から電子部品94側にリード95が
延在していることを指す)に突出する突出部96aを有す
る押え部材96を準備し、この押え部材96を印刷配線基板
91に固着させたものである。
【0056】このようにすれば、少なくとも接続電極92
およびリード95の接続部全体を押え部材96によって押え
ることができ、リード95に外力が加わった際に該接続部
に直接応力が加わるのを防止することができる。この結
果、接続電極92とリード95を確実に接続することがで
き、その接続の信頼性をより一層向上させることができ
る。
【0057】また、図15に示すようにリード95の伸張方
向側のリード95に対向する面に面取部101aが形成され
ている押え部材101によって半田付けを行なうようにし
ても良い。このようにすれば、押え部材101がリード95
の屈曲部(Aで示す)等に当った場合にも、面取り部101
aによって衝撃を緩和させることができ、リード95が断
線するのを防止することができる。この結果、確実に半
田付け作業を行なうことができ、接続の信頼性を向上さ
せることができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1〜8記載の発明によれば、半田
が凝固していない状態で熱圧着ツールを離隔させても、
第2の接続電極またはリードが第1の接続電極から浮き
上がるのを防止することができる。また、半田付け作業
の終了後も押え部材により第2の接続電極またはリード
を押え続けることができるので、外力が加わっても第1
の接続電極から第2の接続電極またはリードが剥離する
のを防止することができ、確実に接続してその信頼性を
向上させることができる。
【0059】そして、熱圧着ツールのみを駆動機構によ
って駆動するだけで良いので、半田付け装置の構造を簡
素化することができ、半田付け作業に要するコストを低
減することができる。また、押え部材を第1の印刷配線
基板に固着した状態で半田の凝固を行なうことができる
ので、従来のように押え部材が冷却されるまで次の半田
付け作業を行なうことができないように事態が招来され
ることはなく、半田付け作業の作業時間を短縮すること
ができる。
【0060】請求項9記載の発明によれば、少なくとも
第1の接続電極およびリードの接続部全体を押え部材に
よって押え付けることができ、リードに外力が加わった
際に該接続部に直接応力が加わるのを防止することがで
きる。この結果、第1の接続電極とリードを確実に接続
することができ、その接続の信頼性をより一層向上させ
ることができる。
【0061】請求項10記載の発明によれば、押え部材が
リードの屈曲部等に当った場合にも、面取り部によって
衝撃を緩和させることができるので、リードが断線され
るのを防止することができる。この結果、確実に半田付
け作業を行なうことができ、接続の信頼性を向上させる
ことができる。請求項11記載の発明によれば、押え部材
を第1の印刷配線基板に容易に供給して半田付け作業の
作業時間を大幅に短縮することができ、生産性の高い熱
圧着半田付け方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2、11何れかに記載の発明に係る熱
圧着半田付け方法の一実施例を示す図であり、その半田
付け作業工程を示す図である。
【図2】半田付け方法の他の態様を示す図であり、その
押え部材を長尺フィルムで印刷配線基板に供給する状態
を示す図である。
【図3】請求項3記載の発明に係る熱圧着半田付け方法
の一実施例を示す図であり、その半田付け作業工程を示
す図である。
【図4】図3の続きの工程を示す図である。
【図5】請求項4記載の発明に係る熱圧着半田付け方法
の一実施例を示す図であり、その半田付け作業工程を示
す図である。
【図6】押え部材の凸部の他の態様を示す図である。
【図7】請求項5記載の発明に係る熱圧着半田付け方法
の一実施例を示す図であり、その半田付け作業工程を示
す図である。
【図8】請求項6記載の発明に係る熱圧着半田付け方法
の一実施例を示す図であり、その半田付け作業工程を示
す図である。
【図9】図8の続きの工程を示す図である。
【図10】請求項7記載の発明に係る熱圧着半田付け方法
の一実施例を示す図であり、その半田付け作業工程を示
す図である。
【図11】図10の続きの工程を示す図である。
【図12】請求項8記載の発明に係る熱圧着半田付け方法
の一実施例を示す図であり、その半田付け作業工程を示
す図である。
【図13】図12の続きの工程を示す図である。
【図14】請求項9記載の発明に係る熱圧着半田付け方法
の一実施例を示す図である。
【図15】請求項10記載の発明に係る熱圧着半田付け方法
の一実施例を示す図である。
【図16】(a)は配線印刷基板と電子部品の構成を示すそ
の斜視図であり、(b)は同図(a)の配線印刷基板の接続
電極と電子部品のリードの半田付けを行なう従来の方法
を示す図である。
【図17】従来の熱圧着ツールの構成図である。
【図18】従来の半田付け方法の作業工程を示す図であ
る。
【符号の説明】
21、41、51、61、77、82、91 印刷配線基板(第1の
印刷配線基板) 22、42、53、63、74、85、92 接続電極(第1の接続
電極) 23、43、55、65、76、87、93 半田 24、45、54、64、75、86、95 リード 25 熱圧着ツール 26、44、48、52、62、71、81、96、101 押え部材 27 熱硬化型接着剤 31 長尺フィルム 33 紫外線硬化型接着剤 41a 凹部 44a、48a、52a、62a 凸部 51a、61a、71a、71b、82a、82b 貫通孔 52b 大径部 72、73 タッピングネジ 81a、81b ネジ穴 94 電子部品

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の印刷配線基板の第1の接続電極に電
    子部品のリードまたは第2の印刷配線基板の第2の接続
    電極を常時加熱された熱圧着ツールによって半田付けす
    るようにした熱圧着半田付け方法において、 前記第1の印刷配線基板の接続電極上にリードまたは第
    2の接続電極を重ね合わせた後、リードまたは第2の接
    続電極上に少なくともリードまたは第2の接続電極に対
    向する表面が絶縁性を有するとともに、その絶縁部分の
    融点または軟化点が半田の融点以上に設定された押え部
    材を載置し、 次いで、常時加熱された熱圧着ツールを押え部材に押し
    当てて半田を溶融するとともに、押え部材を第1の印刷
    配線基板に固着し、 次いで、熱圧着ツールをリードまたは第2の接続電極か
    ら離すことを特徴とする熱圧着半田付け方法。
  2. 【請求項2】予め第1の印刷配線基板側に対向する押え
    部材の面に熱硬化型接着剤を塗付し、熱圧着ツールを押
    え部材に押し当てて半田を溶融する際に該接着剤を硬化
    させることにより、押え部材を第1の印刷配線基板に固
    着することを特徴とする請求項1記載の熱圧着半田付け
    方法。
  3. 【請求項3】予め第1の印刷配線基板側に対向する押え
    部材の面に紫外線硬化型接着剤を塗付し、熱圧着ツール
    を押え部材に押し当てて半田を溶融する際に該接着剤に
    紫外線を照射することにより、押え部材を第1の配線基
    板に固着することを特徴とする請求項1記載の熱圧着半
    田付け方法。
  4. 【請求項4】貫通孔または凹部が形成された第1の印刷
    配線基板を準備するとともに、該配線基板に対向する面
    に凸部を有する押え部材を準備し、 熱圧着ツールを押え部材に押し当てて半田を溶融する際
    に貫通孔または凹部に凸部を圧入することにより、押え
    部材を第1の配線基板に固着することを特徴とする請求
    項1記載の熱圧着半田付け方法。
  5. 【請求項5】貫通孔が形成された第1の印刷配線基板を
    準備するとともに、該配線基板に対向する面に先端部が
    貫通孔の内径よりも大径に形成された凸部を有する押え
    部材を準備し、 熱圧着ツールを押え部材に押し当てて半田を溶融する際
    に貫通孔に凸部を圧入させ、凸部の先端に形成された大
    径部を第1の印刷配線基板の裏面に係合させることによ
    り、押え部材を第1の印刷配線基板に固着することを特
    徴とする請求項1記載の熱圧着半田付け方法。
  6. 【請求項6】貫通孔が形成された第1の印刷配線基板を
    準備するとともに、該配線基板に対向する面に第1の印
    刷配線基板の板厚よりも長く形成された凸部を有する押
    え部材を準備し、 熱圧着ツールを押え部材に押し当てて半田を溶融する際
    に貫通孔に凸部を圧入させ、凸部の第1の印刷配線基板
    の裏面に突出した部分を折り曲げて該配線基板の裏面に
    係合させることにより、押え部材を第1の印刷配線基板
    に固着することを特徴とする請求項1記載の熱圧着半田
    付け方法。
  7. 【請求項7】両端部に貫通孔が形成された押え部材を準
    備し、 熱圧着ツールを押え部材に押し当てて半田を溶融する際
    に押え部材の上方から貫通孔を通して第1の印刷配線基
    板にタッピングネジを螺合させることにより、押え部材
    を第1の印刷配線基板に固着することを特徴とする請求
    項1記載の熱圧着半田付け方法。
  8. 【請求項8】両端部にネジ穴が形成された押え部材を準
    備するとともに、該押え部材のネジ穴と同軸に貫通孔が
    成形された第1の印刷配線基板を準備し、 熱圧着ツールを押え部材に押し当てて半田を溶融する際
    に、第1の印刷配線基板の裏面から該基板の貫通孔を通
    して押え部材をネジ止めすることにより、押え部材を第
    1の印刷配線基板に固着することを特徴とする請求項1
    記載の熱圧着半田付け方法。
  9. 【請求項9】第1の接続電極および電子部品のリードの
    接続部から該リードの伸張方向に突出する形状の押え部
    材によって半田付けを行なうことを特徴とする請求項1
    〜8何れかに記載の熱圧着半田付け方法。
  10. 【請求項10】前記電子部品のリードの伸張方向側のリー
    ドに対向する面が面取りされている押え部材によって半
    田付けを行なうことを特徴とする請求項9記載の熱圧着
    半田付け方法。
  11. 【請求項11】前記押え部材が所定間隔で仮止めされた長
    尺フィルムを用い、 該長尺フィルムに仮止めされた状態で押え部材を第1の
    印刷配線基板に固着し、固着後に長尺フィルムから押え
    部材を分離し、次いで、長尺フィルムを移動させて次回
    に押え部材が固着される第1の印刷配線基板に押え部材
    を供給するようにしたことを特徴とする請求項1〜10何
    れかに記載の熱圧着半田付け方法。
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