JPS61188061A - 軸状ワ−クの研削工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、クランクシャフトのビン部やジャーナル部等
の軸状ワークの周面を研削するのに用いられる研削工具
に関する。

（従来の技術）　　　　　・ 従来のこの種工具として、ＵＳＰ３５６２９６６号明細
書により、工具ヘッドに、軸状ワークの周面に対向する
先端の砥石を有するスライドバーを該ワークの径方向に
進退自在に設け、該バーの前進により該砥石を該ワーク
の周面に圧接させた状態で該ワークを回転させてワーク
周面の研削を行なうようしたものは知られ、この場合該
砥石は、これを接着した取付板を介して該スライドバー
の先端にねじ止、めされるを一般とする。。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のものでは、砥石を取付板付きのものとする必要が
あって単価が増し、又長尺の砥石を用いると、砥石に研
削抵・抗による大きな曲げモーメントが作用して所謂ビ
ビリ振動を生じ易くなるため、砥石・の長さを、短くす
る必璽があり、砥石の交換頻度が増して生産性が低下す
る問題がある。

本発明□は、かかる問題点を解決すべく、砥石として取
付板を有しない長尺のものを用いられるようにした研削
工具を提供することをその目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成すべく、工具ヘッドに、軸状
ワークの周面に対向する先端の砥石を有するスライドバ
ーを該ワークの径方向に進退自在に設けるものにおいて
、該スライドバーの先端に該砥石を該ワークの径方向に
進退自在に挿通支持する中空の砥石ガイドを延設すると
共に、該工具ヘッドに該ガイド内にのびるプッシュロッ
ドを該スライドバーに沿わせて該ワークの径方向に進退
自在に設けたことを特徴とする。

（実施例） 本発明を図示の実施例に付説明する。

第１図を参照して、（１）は工具ヘッド、（２）は該工
具ヘッド（１）を前端に取付けた支持アームを示し、該
支持アーム（２）をその後端部の長孔（３）に係合させ
たスライダー（４）において機台（図示せず）上の支軸
（５）に軸支させることにより、該工具ヘッド（１）を
クランクピン等の公転運動する軸状ワークＷに連れ動き
させ得るようにした。図面で（６）は工具ヘッド（１）
を機台に吊持するバランサスプリングを示す。

該工具ヘッド（１）は、ワーク挿脱用の前方の開口を有
する略Ｃ字形に形成されるものとし、その周囲複数箇所
、例えば図示の如く開口寄りの両端部と中間部との３箇
所に、夫々先端に砥石（７）を有するスライドバー（８
）をワークＷの径方向に進退自在に挿設した。　　　　
　　　　　′以上は上記した従来のものと特に異ならな
いが、本発明によれば、該スライドバー（８）の先端に
該砥石（７）をワークＷの径方向に進退自在に挿通支持
する中空の砥石ガイド（９）を延設すると共に、工具ヘ
ッド（１）に該ガイド（９）内にのびるプッシュロッド
ｅを該スライドバー（８）に沿わせてワ−りＷの径方向
に進退自在に設けるもので、これを更に詳述するに、図
示のものでは第２図乃至第４図に示す如く、該スライド
バー（８）を断面凹状に形成してこれに該ブツシュワッ
トＧｏを摺動自在に嵌合させ、更に該工具ヘッド（１）
にその周′方向に回動自在の円弧状の・カム板Ｑつを設
けて、これを該プッシュロッド（１１）に形成した内面
の凹部（１０ａ）で構成される該スライドバー（８）と
の間の空隙に該バー（８）の両側部のスリット（８ａＨ
８ａ）を通して横断させると共に、該カム板０ｖに互に
径方向にオフセットしてスクロール状の第１と第２の１
対のカム溝ＣＩ’Ｚ）　（１３を形成し、該第１カム溝
ａＤに該スライドバー（８）と、該第２カム溝０３に該
プッシュロッド（１０とを各ピン（８ｂ）　（１０ｂ）
を介して係合させ、かくて該カム板（Ｉｔ）にレバ（１
１ａ）を介して連結される工具ヘッド（１）上のシリン
ダ（１４＋により該カム板（ｌｖを回動させれば、該ス
ライドバー（８）と該プッシュロッド（＋１）とが該各
カム溝（１２＋　（＋３に案内されてワークＷの径方向
に進退されるようにし、ここで該第１カム溝０２１の径
方向内端部（１２ａ）はワークＷと同心の略円弧状に形
成し、該カム板ａツの第３図で時計方向への所定角度以
上の回動によれば、該スライドバー（８）のピン（８ｂ
）が該内端部（１２ａ）に係合して該スライドバー（８
）の前進が停止され、該プッシュロッド０Ｇのみが前進
されるようにした。

前記凰石ガイド（９）は、第５図に示す如く、ワークＷ
の回転方向前方の側面を開放面とした断面コ字状の枠（
９ａ）と、該開放面に設けた一石（７）の側面に当接す
る板ばね（９ｂ）とで構成されるものとし、砥石（Ｄを
該板ばね（９ｂ）の弾力により該ガイド（９）内に摺動
可能に挿入支持させ得るようにした。

（作　用） 本発明の作用を上記実施例に基いて説明するに、カム板
ａｔ＋を第１゛図で時計方向に回動させると、第１第２
カム溝ＣＩ？）　（１３に案内されてスライドバー（８
）　左プッシュロッドＯＧとがワークＷ側に前進し、該
スライドバー（８）の先端に延設した砥石ガイド（９）
の先端がワークＷの周面近傍の所定の゛前進位置に到達
したところで該スライドバー（８）のビン（８ｂ）が第
１カム溝（１２１の円弧状の内端部（１２ａ）に係合し
、該スライドバー（８）、従って該ガイド〈９〉のそれ
以上の前進が停止されて、以後該ブツシュＯツドＣＩＧ
のみが前進し、その先端が該ガイド（９）内に突出して
これに挿入した砥石（Ｄが該プッシュロッドｃＵｏに押
されてワークＷの周面に圧接される。

そして、この状態でワークＷを回転しつつ適宜軸方向に
オシレーションさせ、ワークＷの周面を研削してこれを
仕上加工するもので、この場合砥石（７）を長尺のもの
としても、砥石ガイド（９）からの砥石（７）の突出長
さは小さく抑えられるから、砥石（７）のビビリ振動は
可及的に抑制され、又上記実施例のように該ガイド（９
）をコ字状枠（９′ａ）とその開放面に設けたばね（９
ｂ）とで構成しても、開放面はワークＷの回転方向前方
に向くから、砥石（７＞はこれに作用するり−クＷの回
転方向前方への研削抵抗力で該コ字状枠（９ａ）に押し
付けられて該ガイド（９）内に確実に支持される。

又、砥石（７）が摩耗してその長さが短くなっても、ス
ライドバー（８）の前進停止後のプッシュロッド（１０
の引続く前進で砥石（７＞の先端部が砥石ガイド（９）
から押し出されてワークＷの周面に圧接され、かくて長
尺の砥石（７＞を該ガイド（９）内に挿入セットしてこ
れを長期に亘り使用することが可能となり、砥石（７＞
の交換頻度が低減される。

又、砥石（７）に従来にように取付板を接着する必要が
なく、更にその交換も砥石ガイド（９）にその先方から
砥石（７）を挿脱するだけで良く、作業性が向上される
。

（発明の効果） この様に本発明によるときは、スライドバーの先端に中
空の砥石ガイドを延設してこれに砥石を挿入支持させ、
該砥石を該スライドバーに沿わせて設けたプッシュロッ
ドによりワーク周面に圧接させるようにしたもので、取
付板付きの砥石を用いずに済みコスト的に有利であり、
又砥石として長尺のものを用いることができて交換頻度
が低減されると共に、砥石の交換作業も容易となり、砥
石交換によるロスタイムが短縮されて生産性が向上され
る効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明工具の１例の正面図、第２図は第１図の
■−■線で面断したワーク加圧時の面断側面図、第３図
乃至第５図は第２図のＩ−■線乃至ｖ−ｖａｎ断面図で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、工具ヘッドに、軸状ワークの周面に対向する先端の
   砥石を有するスライドバーを該ワークの径方向に進退自
   在に設けるものにおいて、該スライドバーの先端に該砥
   石を該ワークの径方向に進退自在に挿通支持する中空の
   砥石ガイドを延設すると共に、該工具ヘッドに該ガイド
   内にのびるプッシュロッドを該スライドバーに沿わせて
   該ワークの径方向に進退自在に設けたことを特徴とする
   軸状ワークの研削工具。 ２、該砥石ガイドを、該ワークの回転方向前方の側面を
   開放面とした断面コ字状の枠と、該開放面に設けた該砥
   石の側面に当接する板ばねとで構成したことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の軸状ワークの研削工具。