JPS61186962A - スキヤナ用原稿貼込マスクの作成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はスキャナ用原稿貼込マスクの作成装置に関する
。

〔技術的背景〕

スキャナを用いて原稿の色分解作業を行う場合、スキャ
ナの走査ドラムにカラー原稿を貼り付ける。

この場合、走査ドラムに対してカラー原稿を割付指定紙
で指定された通りに正しく設定する必要がある。

この設定作業は従来オペレータが目測に基く手作業で行
っている。すなわち割付指定紙に描かれている図形の傾
き角度を分度器等により測定し、この測定値を基にして
分度器等を用いて原稿の角度を確認しつつ走査ドラムに
貼り付けている。

しかしながら、このような作業ではそもそも能率が悪い
上に精度も悪い。そこで何らかの補助手段を用いてスキ
ャナの走査ドラムに原稿を貼り付けることが考えられ、
その１つとしてスキャナの走査ドラム面を展開したよう
なマスクに原稿を貼り込むことが考えられている。

〔発明の目的〕

本発明は上述の点を考慮してなされたもので、原稿を貼
り付けるべき位置、原稿がとるべき姿勢を示す原稿貼込
マスクを作成する装置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

この目的達成のため、本発明では、原稿の傾斜角度に対
応して得られるパルス信号ならびに入力操作により与え
られる原稿の測定辺番号およびマスクフォーマット中の
出カニリア番号に基き座標演算を行って原稿を貼り付け
るべき矩形領域を求め、この矩形領域情報に基いてマス
ク材をカットして原稿貼込部分を除去して原稿貼込マス
クを作成づ“る装置を提供するものである。

〔実施例〕

以下添付図面を参照して本発明を一実施例につぎ説明す
る。

第１図（ａ）、（ｂ）は本発明の一実施例の動作内容を
示したフローチャートであり、同図（ａ）は動作全体を
示し、同図（ｂ）は同図（ａ）における製図データ算出
のステップＳ１０をより詳細に示したものである。

この動作内容については第２図乃至第６図に示された装
置構成について説明を行った後で、第７図乃至第１１図
を参照して詳細に説明する。

第２図は本発明の一実施例の外観を示したもので、１は
倍率角度測定ユニットであり、２は作業台、３は支柱、
４は投影レンズ、５は原稿ホルダ、６はランプハウス、
７は操作制御盤、８は倍率表示器、９は角度表示器であ
る。なお、Ｂは割付指゛定紙、■は原稿の投影像を表わ
す。

作業台２はその表面に割付指定紙Ｂを載置し、倍率測定
作業などを効率的に行なわせると共に、装置全体の台と
しても機能する。

投影レンズ４、原稿ホルダ５、それにランプハウス６は
一体となって支柱３に保持され、作業台２の表面に置か
れている割付指定紙Ｂの表面を原稿の像の投影面とする
倍率測定機を構成するようになっており、原稿ホルダ５
に装着された原稿はランプハウス６の中に設けである光
源から適当なコンデンサレンズなどを介して照明され、
その絵柄の投影像Ｉが割付指定紙Ｂの表面に投影される
ようになっている。また、投影レンズ４、原稿保持部５
、それにランプハウス６は支柱３に沿って上下に移動可
能に構成され、操作制御１７のスイッチなどを操作する
ことにより上下に移動し、これにより原稿の像を所定の
範囲にわたって任意の大きさに縮小、拡大した投影像Ｉ
を割付指定紙Ｂの表面に結像させることができるように
なっている。そして、このときの投影レンズ３と割付指
定紙Ｂの間の距離と、原稿との間の距離をリニヤエンコ
ーダなどによって取り込み、演算処理して倍率を求め、
倍率表示器８に表示するようになっている。

この自動倍率測定ｔａ１は、キーボード２１およびディ
スプレイを有する本体２２からなるコンピュータ２０を
介してカッタ付き製図ユニット３０に接続されている。

第３図は原稿ホルダ５を中心とした部分の拡大図で、同
図（ａ）は正面を、そして（ｂ）は側面をそれぞれ示し
たもので、原稿ホルダ５は、ランプハウス６の下方のコ
ンデンサレンズ部６１に設けられているコの字形の側面
形状をした保持部６２に対して挿入、抜取可能に保持さ
れるようになっており、内部に原稿ばさみ５１．ロータ
リーエンコーダ５２などを含み、外部に調整用のつまみ
５３が突出している。

第４図は原稿ホルダ５の内部を示した図で、（ａ）は側
断面図、（ｂ）は下方から内部の一部分をみた図であり
、さらに第５図はその一部の分解斜視図で、原稿ばさみ
５１を挿入保持するための角孔５４ｂを備えたリング状
の回動枠５４は、原稿ホルダ５の仕切板５ａの丸孔５ｂ
によって回動自在に保持され、その下側外周部に形成さ
れている歯車部５４ａがロータリーエンコーダ５２の軸
に取付けである歯車５３ａとそれぞれ噛合うようになっ
ている。従って、つまみ５３を回動させてやれば、歯車
５３ａと歯車部５４ａを介して回動枠５４が回動し、さ
らにその回動が歯車５２ａを介してロータリーエンコー
ダ５２に伝えられ、回動枠５４の回転角を表わすデータ
が電気信号として取出されることになる。

また、原稿ばさみ５１は、ガラス板やプラスチック板な
どからなる２枚の透明板をヒンジで結合したもので、そ
の間にカラーフィルムなどの原稿Ｅを挟み、平面に保っ
たまま回動枠５４に保持させる働きをする。

そこで、原稿ホルダ５に原稿Ｆを保持させ、それを第３
図に示すようにランプハウス下部の保持部６２にセット
し、第２図で説明したように原稿ｌ：の像Ｉを割付指定
紙Ｂの表面に投影してやれば、つまみ５３を調節するこ
とによって像Ｉを任意の角度に回転させることができ、
そのときの角度を電気信号として内部の演算制御部に取
込むことができることになる。

第６図は本発明の一実施例における信号の処理系の一例
を示した図で、ロータリーエンコーダ５２から与えられ
ているデータは信号入力部１０を介して演算制御部２２
に入力されているが、このときの演算制御部２２による
データの取込みや演算処理の開始などは操作制御盤７に
設けられているテンキーや押ボタンスイッチなどによっ
て制御され、角度表示器９に対する表示信号の出力など
が行なわれる。

次に、この実施例による角度出しの動作について説明す
る。

■　作業台２の上に割付指定紙Ｂ（或はそのコピー）を
載置し、これと並行して原稿ホルダ５にカラーフィルム
などの原ｌ！Ｆをセットして割付指定紙Ｂの表面に原稿
の像■を投影させる。

■　操作制御盤７に設けられている倍率合わせスイッチ
を操作し、割付指定紙已に描かれている割付指定用の図
形に対して原稿像■の絵柄を一致させるようにする。な
お、このときの位置の一致は割付指定紙Ｂを作業台２の
上でずらすことによって行なう。

■　■の操作を終ったら操作制御盤７の倍率表示スイッ
チを操作すれば、そのときの倍率が倍率表示器８に表示
される。

’ｒｔ　ｈ、既に説明したように、この■ないし■の操
作は周知の倍率測定機の場合とほとんど同じであり、従
って、角度出しが不要な原稿に対しては以下の操作は必
要無い。

■　絵柄の一致が得られ倍率が求められたら、次につま
み５３を操作して像Ｉを回動させ、割付指定紙Ｂの水平
、垂直指定線に像Ｉの水平、垂直の縁部を一致させ、こ
の状態で操作制御盤７の基準角度設定スイッチを押し、
このときにロータリーエンコーダ５２によって与えられ
ているデータを基準角データとして演算制御部２２に取
り込ませる。

■　再び、つまみ５３を操作して像Ｉを回動させ、割付
指定紙Ｂに描かれている指定図形に対して像Ｉの絵柄を
再度一致させる。そして、この状態で操作制御盤７の角
度計算スイッチを押し、このときのロータリーエンコー
ダ５２によるデータを測定角データとして演篩部２２に
取り込ませる。

■　こうして基準角データと、それに続いて測定角デー
タとが入力されると、この時点で演算制御部２２はこれ
らのデータの処理を開始し、原稿の回転角度を表わす回
転角データを算出し、それを角度表示器９に表示させる
と共にメモリ２３に格納させる。

■　この状態で操作制御盤７のマスク作成スイッチを操
作すると上記メモリ２３からのデータが演算制御部２２
を介して製図ユニット３０に与えられ、紙またはＰＥＴ
フィルムがカットされてマスクが形成される。このマス
クに後述するように原稿を貼込む訳である。

第７図は原稿の測定辺の選択およびそれに応じた貼込線
の描き方を示したものである。原稿は通常矩形であり、
矩形を構成する４辺の何れかを用いて原稿の貼込みを行
なう。４辺の何れを選ぶかは主として作業性の良さによ
る。そしてこの辺選択のために各辺に番号を付す。図示
の例では原稿の頂辺すなわち天を１とし、以下同図ａ）
に示すように時計回りに２．３．４とする。そしてこれ
ら各辺１〜４の角度測定を行うための基準線を１０１．
１０２．１０３および１０４とし、辺１〜４の各々と基
準線１０１〜１０４の各々とがなす角度をそれぞれθ１
．θ２．θ３．θ４とする。

基準線１０１〜１０４は基準角Ｏ°の基準線１０１、こ
れと平行な１０３、これら基準線１０１．１０３に直角
な１０２，１０４からなる。

したがって基準１１０２．１０４に関して角度測定した
θ２．θ４は例えば基準線１０１に関する角度に置き換
えることができる。

次に第１図（ａ）、（ｂ）のフローチャートおよび第８
図に基いて動作説明を行う。

まず第１図（ａ）について説明すると、コンピュータ２
０のキーボード２１によりブＯグラムのスタートをかけ
た上で、フォーマット選択キー人力を行う（Ｓｌ）。次
いで選択すべきフォーマットの番号を入力する（Ｓ２）
。フォーマットはこの場°合３種類用意されており、そ
の１は３５履フィルム６面付はフォーマット、その２は
６　ａｘ　Ｘ　ｅ１フィルム４面付はフォーマット、そ
の３は３５履フィルム４面および６　ａｍ　Ｘ　６　ａ
ｓフィルム２面付はフォーマットである。そして例えば
１のキーを押せば３５ａｍフィルム６面付けしたときの
各絵柄面を構成する矩形のパラメータが同時にセットさ
れる。

すなわち１乃至３の何れかのキーを押すと（Ｓ２）、ス
テップＳ３乃至Ｓ５の何れかが選択されて同時にパラメ
ータのセットも行われる。この段階ではエンド操作が行
われることはないからステップＳ６を通過しステップＳ
７乃至８１３の動作を行う。

ステップＳ７から８１１までは入力操作であるが、これ
は操作制御盤７（第２図、第６図）により行う。すなわ
ち原稿毎に予め定められている順を入力しく８７）、次
いでその原稿について前述の方法で測定した倍率値を入
力する（Ｓ８）。続いてこの原稿を第２図の装置におけ
る原稿ホルダ５に挿入して原稿ホルダ５から角度パルス
を入力した上（Ｓ９）で、第７図によって説明したよう
に測定辺順を定めてこれを第２図、第６図の操作制御盤
７により入力しくｓｌ　０）　、且つフッ−マット中の
出カニリアＮαを同様に入力する（ｓｌｌ）　　。

これら入力に基き第６図の演算制御部２２は製図データ
つまりマスクの切抜き線の座標データを算出して（Ｓ１
２）、製図ユニット３０へ出力する（Ｓ１５）。これに
より原稿貼込用マスクが形成される。

原ｍ１枚毎にステップＳ７乃至ｓ１３の動作が繰返され
てマスク材の各部が切抜かれ貼込用マスクが完成する。

終了時にはコンピュータ２０のキーボードにより終了指
令を行いエンドとなる。

次に第１図（ｂ）は第１図（ａ）の製図データ算出ステ
ップ（Ｓ１２）をより詳細に示したものであり、まずス
テップｓ２１により同図（ａ）のステップＳ９で入力さ
れた角度パルスに基き角度計算を行う。そしてステップ
ｓ２２によりラジアン変換し、次いで描画基準線を求め
る（Ｓ２３）。

この描画基準線とは第８図に示す角度ＲＤをもつた直線
を指し、各絵柄面の傾斜角を表わすもので、ステップ８
２２により求めた （ラジアンｆａ　）　＋　−”−ｘ　ｎ　＝　ＲＤと表
すことができる。

この描画基準線は次のステップＳ２４により製図座標を
算出するときに利用される。すなわちステップ８２４で
は第８図に示すように矩形の頂点Ｐｉ　、Ｐ２　、Ｐ３
　、Ｐ４を求めるものであるが、これらの頂点の座標は
下式のように角度ＲＤの関数である。

いまＰｌ　・Ｐ２　＝ＡＡ、Ｐ２　・Ｐ３＝ＢＢとする
と、頂点Ｐ１の座標（ｘｌ　、　ｙｌ　）は、同Ｐ２の
座標（ｘ２　、　ｙ２　）は、同Ｐ３の座標（ｘ３　、
　ｙ３　）は、ｘ３　　＝ｘ２　−ＢＢｃｏｓ　　（Ｒ
Ｄ）ｙ３　　＝ｙ２　−Ｂａｓｉｎ　　（ＲＤ）同Ｐ４
の座標（ｘ４　、　ｙ４　）は、ｘ４　　＝ｘ１　−Ｂ
Ｂｃｏｓ　　（ＲＤ）ｙ４　　＝ｙ１　−ＢＢｓｉｎ　
　（ＲＤ）である。

これら頂点Ｐ１〜Ｐ４により構成される線分長ロー何■
および巳「薯ηは第１図（ａ）のフローチャー１−のス
テップ８３〜＄５において選択されたフォーマットにし
たがい３５ＩＩＩＩ１１にフィルム用、６　ｃｍ　Ｘ　
６　ｃｔｎフィルム用等、予め定められた値がセットさ
れている。

したがって拍点Ｐ１〜Ｐ４の座標が求められれば切抜く
べき矩形が求められたことになる。またステップＳ２３
で描画阜準線の設定がなされていることにより測定辺も
分っている。これにより矩形およびその測定辺が分った
訳であり、次にこれらを製図エリアへ平行移動して（ｓ
２５）、製図ユニットへ３０（第２図、第６図）出力す
ればマスク材が切抜かれてマスクが完成する。

〔マスクの利用例〕

第９図は本発明に係る装置により作成したマスクの平面
図であり、ここでは上記の例に合わせて３５履フィルム
６面付の場合を示している。同図においてＭＢはマスク
材であり、６個の矩形輪郭Ｒが切抜かれている。そして
各矩形輪郭Ｒの１辺に測定辺を示すマークＭが切込まれ
ている。またマスク材ＭＢの基準線ＲＬが図における上
縁近傍に描かれている。すなわち矩形輪郭Ｒとかマーク
Ｍは第２図の製図ユニット３０のカッタによる切抜きま
たは切込みによって設けられ、基準線ＲＬは同じく製図
ユニット３０の描線機構によって描線される。カッタに
よるか描線機構によるか、および基準１１ＲＬをマスク
材ＭＢのどの位置に設けるか、測定辺を示すマークＭを
どのように切込むか等は演算制御部２２（第６図）つま
りコンピュータ２０（第２図）においてプログラムとし
て予め組込まれている。したがって基準１ｉ１ＲＬは製
図ユニット３０（第２図、第６図）の出力時に自動的に
描線され、マークＭは測定辺順が入力されることにより
該当型に切込まれる。

第１０図は第９図の原稿貼込マスクに原稿フィルムを貼
込んだ状態を示しており、Ｆが原稿フィルム、■が原稿
フィルムＦをマスク材ＭＢに固定するためのセロテープ
である。

この貼込作業は、マスクの切抜き穴に原稿フィルムを測
定辺を合わせて嵌め込みセロテープＴで留める。貼込作
業は割付指定紙を見ながら行う訳であり、この割付指定
紙には測定辺の指示がされているからそれをも参照しつ
つ貼込みを行う。原稿フィルムが６×６版のように縦横
関係が分り難いものについては特にこの指示を要する。

第１１図は第１０図に示した原稿貼込み済マスクをスキ
ャナの分解ドラム上に貼付した状態を示すもので、２０
１が分解ドラムであり、この分解ドラム２０１には基準
線２０２が設けられており、この基準線２′０２上にマ
スクの基準線ＲＬが重なり合うようにマスクをセットし
セロテープ等のテープ２０３により固定する。

第１２図は本発明装置により作成できる原稿貼込みマス
クのフォーマット例を示したもので、Ｎα１は、３５履
フィルム１８面付の例、順２は６α×６ＣＩ＆フィルム
６面付の例、社３は３５１ＭＲフィルム６面および６１
×６αフィルム４面付の例、順４は４　ｉｎｘ　５　ｉ
ｎフィルム２面付の例、Ｎｕ　５は４ｉｎＸ　５　ｉｎ
フィルム１面付の例をそれぞれ示している。

これらは第１図（ａ）のフォーマットでは選択できない
が、メニュープログラムの変更で作成することができる
。

〔発明の効果〕

本発明は上述のように、原稿角度を測定し、この測定値
および別個に入力される測定辺指示、出カニリア指示に
基き予め定められたフォーマットの原稿貼込み位置を切
抜いたマスクを提供することができる。したがって原稿
をスキャナの分解ドラムに直接貼り付けずにマスクに貼
付けて、このマスクを分解ドラムに貼り付けるのである
から原稿貼込み作業が著しく簡単にな、る。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）は本発明の一実施例の動作内容を
示すフローチャート、第２図は同実施例の外観図、第３
図（ａ）、（ｂ）は第２図装置における原稿ホルダの正
面図および右側面図、第４図（ａ＞、（ｂ）は第３図の
原稿ホルダにおける原稿回転機構を示す図、第５図は同
原稿ホルダの一部分解斜視図、第６図は本発明の一実施
例の回路構成を示すブロック線図、第７図は本発明にお
番ノる測定辺の決定方法の説明図、第８図はマスク材か
ら切抜くべき矩形の座標の求め方を示す図、第９図は本
発明に係る装置により作成された貼込みマスクを示す図
、第１０図は第９図のマスクに原稿を貼込んだ状態を示
す図、第１１図は第１０図の原稿貼込み済マスクをスキ
１！すの分解ドラムに貼付けた状態を示す図、第１２図
は本発明に係る装置で作成できるフォーマットの例を示
した図である。 ２・・・作業台、５・・・原稿ホルダ、７・・・操作制
６０！ｌ！。 ８・・・倍率表示１．９・・・角度表示器、２０・・・
コンピュータ、３０・・・製図ユニット、１０１〜１０
４・・・測定辺、２０１・・・スキャナの分解ドラム、
２０２・・・スキャナの基準線。 Ｆ・・・原稿フィルム、Ｒ・・・矩形輪郭、ＭＢ・・・
マスク材、ＲＬ・・・基準線。 出願人代理人　　猪　　股　　　　　清（ｂ） 始２図 第３図 （ａ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂ
）摘４図 （ａ）　　　　　　　　　　　　　　　　　＋ｂ）第７
図 第８図 Ｖ 第９図 篇１０図 第１１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 原稿をセットして割付指定台紙により指定された角度だ
   け回動操作することにより原稿角度信号を形成する手段
   と、 原稿の４辺中の特定の１辺に対応する番号および予め定
   められたフォーマットにおける特定の位置に対応する番
   号を入力するための操作手段と、予め定められたフォー
   マットおよび出力中心座標を含む描画パラメータを記憶
   しており、前記原稿角度信号形成手段および前記操作手
   段による各入力に基き演算を行い原稿貼込矩形領域のデ
   ータを出力する演算制御手段と、 この演算制御手段の出力に応じて前記矩形領域を切抜い
   た原稿貼込みマスクを出力する手段とをそなえたスキャ
   ナ用原稿貼込みマスクの作成装置。