JPS61186326A - 肝硬変進行抑制剤 - Google Patents
肝硬変進行抑制剤Info
- Publication number
- JPS61186326A JPS61186326A JP60025049A JP2504985A JPS61186326A JP S61186326 A JPS61186326 A JP S61186326A JP 60025049 A JP60025049 A JP 60025049A JP 2504985 A JP2504985 A JP 2504985A JP S61186326 A JPS61186326 A JP S61186326A
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- JP
- Japan
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- medium
- cultured
- gpt
- suppressing
- hepatocirrhosis
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はバガスなとキシロース成分に富む固体培地に
て培養された椎茸等の菌糸体培養物中に含有されている
糖、蛋白を主成分とする肝硬変進行抑制剤(関するもの
である。
て培養された椎茸等の菌糸体培養物中に含有されている
糖、蛋白を主成分とする肝硬変進行抑制剤(関するもの
である。
肝硬変は肝臓が結合組織の増殖のため固くなる病気の総
称で、あらゆる慢性肝障害の終末像であると言われ、そ
の完治は極めて困難であると言われている。
称で、あらゆる慢性肝障害の終末像であると言われ、そ
の完治は極めて困難であると言われている。
しかして、肝硬変の原因はそのほとんど80%近くは輸
血の際のウィルスによるもので、そのほかにアルコール
によるもの、自己免疫性肝疾患等によるものなど、その
原因は複雑である。
血の際のウィルスによるもので、そのほかにアルコール
によるもの、自己免疫性肝疾患等によるものなど、その
原因は複雑である。
ところで、本発明者らは長年に亘り担子菌類に属する菌
糸体、特に食用茸の菌糸体に注目し、その菌糸体培養物
中に含有されている有効成分の有効利用について、先に
喘息治療剤(昭和59−1427号)、免疫増強剤(特
開昭59−201429号)、皮膚病治療剤(特開昭5
8−180428号)として発明が完成している。
糸体、特に食用茸の菌糸体に注目し、その菌糸体培養物
中に含有されている有効成分の有効利用について、先に
喘息治療剤(昭和59−1427号)、免疫増強剤(特
開昭59−201429号)、皮膚病治療剤(特開昭5
8−180428号)として発明が完成している。
また、上記免疫増強剤は癌、各種ウィルス病。
あるいは免疫不全の疾患(アレルギー性疾患)などに対
し優れた免疫増強効果が認められたが、その作用機作は
学問的にはまだ未解決である。しかし、本発明者らは上
記剤が抗体産生細胞を増強しているか、あるいは抗体生
産能力を高めているからにほかならないと推察している
。
し優れた免疫増強効果が認められたが、その作用機作は
学問的にはまだ未解決である。しかし、本発明者らは上
記剤が抗体産生細胞を増強しているか、あるいは抗体生
産能力を高めているからにほかならないと推察している
。
本発明は上記の如き知見を基礎にして、さらに研究、実
験を重ねた結果得られたもので、本発明はキシロース成
分に富む固体培地にて培養された椎茸等の担子菌類に属
する菌糸体培養物中に含有されている糖、蛋白を主成分
とするもので、本発明によれば肝硬変の進行抑制に優れ
た効果が認められ、かつ副作用は全く認められなかった
。
験を重ねた結果得られたもので、本発明はキシロース成
分に富む固体培地にて培養された椎茸等の担子菌類に属
する菌糸体培養物中に含有されている糖、蛋白を主成分
とするもので、本発明によれば肝硬変の進行抑制に優れ
た効果が認められ、かつ副作用は全く認められなかった
。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明者らは先にバガス等繊維質成分を主材とし、これ
に米糠等を加えてなる固体培地にて椎茸など担子菌類に
属する菌糸体を培養し、この菌糸体培養物から抗がん物
質を抽出する方法についても発明を完成しているが(特
開昭57−206618号)、本発明は上記発明をざら
に発展させ、その抽出物の有効利用をさらに研究した結
果得られたものである。
に米糠等を加えてなる固体培地にて椎茸など担子菌類に
属する菌糸体を培養し、この菌糸体培養物から抗がん物
質を抽出する方法についても発明を完成しているが(特
開昭57−206618号)、本発明は上記発明をざら
に発展させ、その抽出物の有効利用をさらに研究した結
果得られたものである。
すなわち、上記抽出液を分析した結果、この抽出液中に
はキシロースを主成分とする糖、蛋白が含有されており
、かつ培地成分を分析した結果、例えばバガス(砂糖き
びの絞りかず)、米糠などにはキシロース成分が多量に
含まれており、上記の如き糖、蛋白が免疫機能を増強し
、これにより肝硬変の進行を抑制しているものと思料し
ている。
はキシロースを主成分とする糖、蛋白が含有されており
、かつ培地成分を分析した結果、例えばバガス(砂糖き
びの絞りかず)、米糠などにはキシロース成分が多量に
含まれており、上記の如き糖、蛋白が免疫機能を増強し
、これにより肝硬変の進行を抑制しているものと思料し
ている。
この発明は上記の如き理由からキシロース成分に冨む固
体培地を採択しなければならないが、これには例えばバ
ガス、むぎわら、いねわら、とうもろこしの茎葉、杉な
どの単子葉植物が挙げられ、また、培地栄養源として米
糠が挙げられる。
体培地を採択しなければならないが、これには例えばバ
ガス、むぎわら、いねわら、とうもろこしの茎葉、杉な
どの単子葉植物が挙げられ、また、培地栄養源として米
糠が挙げられる。
また、本発明において使用される担子菌類としては椎茸
、平葺、えのき茸、なめこ、しめじ等が挙げられるが、
椎茸菌糸体培養物から抽出するのが最も活性が優れてい
た。
、平葺、えのき茸、なめこ、しめじ等が挙げられるが、
椎茸菌糸体培養物から抽出するのが最も活性が優れてい
た。
以下実施例を説明する。
粉砕バガスと脱脂米糠を5:1(重量比)に調整した固
体培地を加圧滅菌するとともに、冷却後椎茸の固体種菌
を接種する。接種後暗所で20℃〜25°Cの下で90
〜120日間静置培養する。
体培地を加圧滅菌するとともに、冷却後椎茸の固体種菌
を接種する。接種後暗所で20℃〜25°Cの下で90
〜120日間静置培養する。
培養の完了したる培地を粉砕した後加水し、40°C〜
50’Cの温度条件下で椎茸菌糸体の生産する炭水化物
分解酵素等により培地の部分分解を促進する。最終的に
は酵素の失活を兼ねて温度60’Cに上昇させて混合、
攪拌を行なうが、この攪拌によって菌糸体の代謝産物お
よび培地成分中の”木質゛分解物が水に溶脱される。か
くして得られた懸濁液はこれをネル布地の濾過袋に充填
し、これを加圧、濾過してその濾液をメンブランフィル
タで濾過、滅菌し抽出液を得る。
50’Cの温度条件下で椎茸菌糸体の生産する炭水化物
分解酵素等により培地の部分分解を促進する。最終的に
は酵素の失活を兼ねて温度60’Cに上昇させて混合、
攪拌を行なうが、この攪拌によって菌糸体の代謝産物お
よび培地成分中の”木質゛分解物が水に溶脱される。か
くして得られた懸濁液はこれをネル布地の濾過袋に充填
し、これを加圧、濾過してその濾液をメンブランフィル
タで濾過、滅菌し抽出液を得る。
次に上記の如くして得られた抽出液を凍結乾燥せしめて
褐色の粉末体を得、これを菌糸体培養物と称する(以下
LEMと称する)。
褐色の粉末体を得、これを菌糸体培養物と称する(以下
LEMと称する)。
なお、上記とほぼ同様な手段により、なめこ菌糸体培養
物、手前菌糸体培養物およびえのき茸菌糸体培養物を得
た。
物、手前菌糸体培養物およびえのき茸菌糸体培養物を得
た。
次に上記の如くして得られたLEMの臨床データを示す
。
。
(臨床データ1)
1、男 72才
2、昭和38年2月
37度前後の微熱が続き、嘔吐感、不快感が続き慢性肝
炎と診断され、入院。GOT−500、GPT−450
、各種ビタミン剤およびプレドニンを服用するも軽快し
なかったが、GOT−50、GPT−40となった段階
で同38年6月退院する。
炎と診断され、入院。GOT−500、GPT−450
、各種ビタミン剤およびプレドニンを服用するも軽快し
なかったが、GOT−50、GPT−40となった段階
で同38年6月退院する。
3、昭和39年1月
退院後も疲労感、不快感などがとれず、GOT−120
,GPT−120と上がり、通−する。
,GPT−120と上がり、通−する。
4、昭和40年2月
GPT−600,GPT−550となり、再入院、プレ
ドニン等を投与するも全快せず、不快感続く。GPT−
70,GPT−80となった段階で同44年6月退院。
ドニン等を投与するも全快せず、不快感続く。GPT−
70,GPT−80となった段階で同44年6月退院。
5、昭和52年10月
GOT−529、GPT−960に上昇、再々入院。医
師の診断結果ウィルス性肝炎から肝硬変を起こしている
との診断(内視鏡による診断結果)、特別の治療薬なし
。
師の診断結果ウィルス性肝炎から肝硬変を起こしている
との診断(内視鏡による診断結果)、特別の治療薬なし
。
その後LEM3C1を毎日朝、昼、晩の食事前に服用し
たところ下記の如<GPT、GPTが軽快した。
たところ下記の如<GPT、GPTが軽快した。
昭和52年10月188 GOT−529、GPT−9
60 昭和52年10月258 GOT−87、GPT−16
8 昭和52年11月78 GOT−32、GPT−30 昭和52年11月15日 GOT−30、GPT−20 上記の如く軽快し、不快感がなくなったため昭和52年
12月退院。退院後も上記LEM3qを毎日継続服用、
現在に至るまでGOT、GPTは正常で不快感なく現j
Qで勤務している。
60 昭和52年10月258 GOT−87、GPT−16
8 昭和52年11月78 GOT−32、GPT−30 昭和52年11月15日 GOT−30、GPT−20 上記の如く軽快し、不快感がなくなったため昭和52年
12月退院。退院後も上記LEM3qを毎日継続服用、
現在に至るまでGOT、GPTは正常で不快感なく現j
Qで勤務している。
(臨床データ2)
]、男 50才
2、昭和57年6月入院
毎日約2合の日本酒を25年間続ける。全身倦怠感2食
欲不振が続き、時折嘔吐、腹痛がおる。
欲不振が続き、時折嘔吐、腹痛がおる。
手掌紅斑や蜘蛛状血管腫などが見られ、内視鏡による医
師の診断結果、アルコール性の肝硬変と診断され、叩入
院。GOT−600,GPT−960である。ただちに
禁酒、食事療法、ビタミン剤、グルタチオン等を服用す
るも軽快せず。昭和57年10月GOT−600,GP
T−960がそれぞれ32.30に下がったところで退
院。
師の診断結果、アルコール性の肝硬変と診断され、叩入
院。GOT−600,GPT−960である。ただちに
禁酒、食事療法、ビタミン剤、グルタチオン等を服用す
るも軽快せず。昭和57年10月GOT−600,GP
T−960がそれぞれ32.30に下がったところで退
院。
3、昭和58年3月再入院
退院後しばらくして再発。再入院するも、症状軽快せず
。食事療法、ビタミン剤等を服用するも効果なく、LE
M3C]を朝、昼、晩の食事前に服用。
。食事療法、ビタミン剤等を服用するも効果なく、LE
M3C]を朝、昼、晩の食事前に服用。
服用後20日イ立でGOT−34、GPT−32に下が
り、全身倦怠感2食欲不振が除去されるとともに、嘔吐
、腹痛もなくなる。勿論手掌紅斑や蜘蛛状血管腫が消え
る。
り、全身倦怠感2食欲不振が除去されるとともに、嘔吐
、腹痛もなくなる。勿論手掌紅斑や蜘蛛状血管腫が消え
る。
昭和58年6月退院、その後は極めて軽快で通常勤務に
復帰している。
復帰している。
(臨床データ3)
1、女 30才
2、昭和58年3月
出産の際輸面を受ける。輸血後約6か月経過した頃から
、むくみや服水が見られるとともに微熱。
、むくみや服水が見られるとともに微熱。
不快感が続き、医師の内視鏡による診断を受ける。
その結果ウィルス性の肝硬変と診断され、ただちに入院
。GOT−650、GPT−900である。
。GOT−650、GPT−900である。
食事療法、ビタミン剤、抗ウィルス剤などを服用する。
GOT、GPTがそれぞれ32.30に下がったところ
で昭和59年1月退院する。
で昭和59年1月退院する。
3、昭和59年3月再び上記と同様な症状を呈するよう
になったため、再入院。同様に食事療法、ビタミン剤、
抗ウィルス剤等を服用するも軽快せず、GOT、GPT
は一時的に下がるも安定せず再上昇する。
になったため、再入院。同様に食事療法、ビタミン剤、
抗ウィルス剤等を服用するも軽快せず、GOT、GPT
は一時的に下がるも安定せず再上昇する。
昭和59年5月頃より、LEM3gを毎日朝。
昼、@の食事前に服用。20日位で経過するとGOT、
GPTがそれぞれ30.30に下がり、安定し、かつ上
記の如ぎ症状が消える。
GPTがそれぞれ30.30に下がり、安定し、かつ上
記の如ぎ症状が消える。
昭和59年6月退院、その後現在に至るまで再発せず、
普通の健康状態に復帰した。
普通の健康状態に復帰した。
Claims (1)
- (1)キシロース成分に富む固体培地にて培養された椎
茸等担子菌類に属する菌糸体培養物中に含有されている
糖、蛋白を主成分とする肝硬変進行抑制剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60025049A JPS61186326A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 肝硬変進行抑制剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60025049A JPS61186326A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 肝硬変進行抑制剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61186326A true JPS61186326A (ja) | 1986-08-20 |
JPH0473418B2 JPH0473418B2 (ja) | 1992-11-20 |
Family
ID=12155063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60025049A Granted JPS61186326A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 肝硬変進行抑制剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61186326A (ja) |
-
1985
- 1985-02-12 JP JP60025049A patent/JPS61186326A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0473418B2 (ja) | 1992-11-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |