JPS61186223A - 誘電体微粉末の製造方法 - Google Patents

誘電体微粉末の製造方法

Info

Publication number
JPS61186223A
JPS61186223A JP60024437A JP2443785A JPS61186223A JP S61186223 A JPS61186223 A JP S61186223A JP 60024437 A JP60024437 A JP 60024437A JP 2443785 A JP2443785 A JP 2443785A JP S61186223 A JPS61186223 A JP S61186223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
metal
precipitant
solution
precipitate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60024437A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0321487B2 (ja
Inventor
Shinichi Shirasaki
信一 白崎
Toichi Takagi
東一 高城
Kouhei Ametani
飴谷 公兵
Koichi Shimizu
晃一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
National Institute for Research in Inorganic Material
Original Assignee
National Institute for Research in Inorganic Material
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute for Research in Inorganic Material, Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical National Institute for Research in Inorganic Material
Priority to JP60024437A priority Critical patent/JPS61186223A/ja
Publication of JPS61186223A publication Critical patent/JPS61186223A/ja
Publication of JPH0321487B2 publication Critical patent/JPH0321487B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B13/00Oxygen; Ozone; Oxides or hydroxides in general
    • C01B13/14Methods for preparing oxides or hydroxides in general
    • C01B13/36Methods for preparing oxides or hydroxides in general by precipitation reactions in aqueous solutions
    • C01B13/363Mixtures of oxides or hydroxides by precipitation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は誘電体微粉末の製造方法に関し、とくに高純度
で反応性の高い誘電体微粉末を有利に得ることについて
の開発成果を提案しようとするものである。
エレクトロセラミック部品の小型化、高性能化に伴い高
純度で粒径分布の狭い微粉末原料に対する要求が高まり
つつあり、たとえばドクターブレード法などにより薄膜
を形成する際には表面粗さなどを改善し、また膜の品質
向上のために優れた微粉末を必要とするからである。
一般的にPb、Zr、Ti、Nb、Mg、Mn、Ba、
Srなどの酸化物から構成される誘電体微粉末は、圧電
材料、焦電材料、強誘電材料などのエレクトロセラミッ
クスを製造する場合の原料として重要である。
(従来の技術) 誘電体粉末の製造方法としては、従来、Pb、Zr。
Ti+Nb、Mg、Mn、BaないしはSrなどの酸化
物、炭酸塩その他の化合物粉末を、目的の組成となるよ
うに秤量混合後、仮焼し、さらに粉砕仮焼による固相反
応を何度も繰り返して製造するいわゆる同相法によって
いたが、粉砕時に混入する不純物のために高純度の粉末
の製造が困難であった上、とくに粉砕により、効率よく
得られる粉末の粒径は、数μM程度が限界であって、し
かもその粒径も不均一になり勝ちなため、反応性に劣る
欠点があった。
これらの同相法の欠点を改良する方法として溶液を出発
原料として粉末を製造する共沈法が知られていて、この
方法によれば、一般に粒度分布の狭い微粉末が得られる
利点はある。
(発明が解決しようとする問題点) 微粉末の調製に有用な共沈法の適用についても出発原料
溶液として硝酸溶液、硫酸溶液、塩酸溶液などの無機酸
を用いた場合に、沈殿物中に残留する硫酸塩や塩化物な
どの無機アニオン不純物を除去するため、出発原料溶液
から沈殿生成の後に、ろ過洗浄工程を経るのが一般的で
あるところ、とくにMg成分の如きはろ過洗浄工程で溶
出しやすく目的とする組成のものが得られ難い欠点を伴
った。
もちろん無機アニオン不純物のないしゅう酸などの有a
、酸溶液やアルコキシド溶液を出発溶液とすることで洗
浄工程を省き得るが有機酸溶液はMg。
Mn+Nb+Zr+T++BaないしはSrなどに関し
低濃度の溶液しか調製できないため非常に高価につき、
またアルコキシド溶液を用いる場合には、それぞれの成
分をアルコキシドとして合成しなければならないなど操
作が複雑である。
なおろ過洗浄工程における上記Mg成分などの溶出を防
ぐためには、アルコールなどの有4!!溶媒による洗浄
や、強アルカリ液による洗浄なども考えられるが、洗浄
工程で無機アニオンを完全に除去するためにはその使用
量が多量必要である。
従っていずれも実用的な方法と言い難い。そこで上記の
ような難点を伴うことなしに誘電体微粉を適切に得る方
法を与えることがこの発明の目的である。
(問題点を解決するための手段) 発明者らはPb、Zr、Ti、Nb、Mg+Mn、Ba
ないしはSrなどの酸化物から構成される粒径分布が狭
く純度の高い誘電体微粉末を効率よく工業的規模で製造
する方法について、検討した結果、共沈法の利点である
粒径分布の狭い微粉末が製造可能な点に着目し、この利
点を有利に生かす製造方法を確立し本発明に至った。
すなわち、本発明は、 Nbイオンを含む酸性溶液を金属Mnと反応させて得ら
れた溶液を、pH5,5以上の条件で沈殿剤と反応させ
、生成した沈殿物を450〜1200℃で仮焼し、Nb
を含む粉末を得る工程、 Zr4i+Mn+BaおよびSrよりなる群のうちから
選んだ少くとも1種の金属イオンを含む酸性溶液と沈殿
剤とをpl(4以上で反応させ、生成した沈殿物を洗浄
した′41L450〜1200℃で仮焼し、金属酸化物
粉末を得る工程 上記両工程の少くとも一方による粉末を、Pb。
Mn、BaおよびSrよりなる群のうちから選んだ少く
とも1種の金属ないしはその化合物粉末と混合した上で
600〜1000℃で焼成することを特徴とする、誘電
体微粉末の製造方法(第1発明)−並びに、■イオンを
含む酸性溶液を金属Mnおよび金属Mg又は金属Mgと
反応させて得られた溶液を、pH12以上もしくは、沈
殿助剤の存在下にpi 5.5以上の条件で沈殿剤と反
応させ、生成した沈殿物を450〜1200℃で仮焼し
、Nbを含む粉末を得る工程、Zr、Ti、Mn、l’
laおよびSrよりなる群のうちから選んだ少くとも1
種の金属イオンを含む酸性溶液と沈殿剤とをpH4以上
で反応させ、生成した沈殿物を洗浄した後450〜12
00℃で仮焼し、金属酸化物粉末を得る工程、 上記両工程のうち少くとも一方による粉末を、Pb、 
Mn、 BaおよびSrよりなる群のうちから選んだ少
くとも1種の金属ないしはその化合物粉末と混合した上
で600〜1000℃で焼成することを特徴とする、誘
電体微粉末の製造方法(第2発明)である。
まずNbイオンを含む酸性溶液と、金属Mg及び/又は
金属Mnとを反応させてNbとMg及び/又はMnの金
属イオンを含む溶液を調製する。
Nbイオンを含む酸性溶液の例としてはぶつ酸、酒石酸
、しゅう酸などの溶液があげられる。なお必要に応じて
Ba、Srを含む酸性(塩酸、硝酸)又はBa、Srな
どの金属を上記のように調製した溶液中に添加すること
もできる。
次いで、Nbイオンを含む酸性溶液と、とくに金属Mg
とを反応させた溶液については、沈殿剤と反応させるに
際して、沈殿助剤の存在下にpH 5.5以上で反応さ
せるがp l+ 12以上であれば沈殿助剤は必ずしも
必要としない。沈殿助剤の具体例としては、メタノール
、エタノールなどのアルコール類、アセトンなどのケト
ン類、その他ベンゼン、lルエン、キシレン、トリクレ
ン、クロロセン、などがあげられるが、これらに限られ
るものではなく、前記の金属Mgの沈殿物の溶解度を低
下させるものであればよい。
沈殿助剤の添加量は、金属Mg沈殿物の95モル%以上
が沈殿する量をもって適量とし、たとえばエタノールを
用いた場合には、10〜60容量%添加することが適当
である。
すでに明らかなように沈殿助剤の添加量は沈殿剤との反
応pHによってもかわり、一般にpHが低いほどMgの
溶出を防ぐために必要な添加量は増加する。金属Mgの
溶出が少量で具体的には仕込みモル量の20%以下の場
合にはNbイオンを含む酸性溶液を、金属Mg及び/又
は金属Mnとを反応させて得られる溶液の調製に際して
、溶出量に見合った量のMgを過剰添加することにより
組成を制御すればよい。
次に沈殿剤としては、アンモニア水などの無機塩基、炭
酸アンモニウムなどの各種塩類などかあげられる。反応
pnは5.5以上が必要でp)17以上がさらに好まし
く、前記のように特にMgイオンを含む溶液から沈殿助
剤を添加せずに沈殿を生成する際には、PH12以上と
する。
共沈法としては、沈殿剤でpHを保持した共沈槽内に、
沈殿助剤を添加する場合も含めて充分攪拌を行ないなが
ら、Nbイオンを含む酸性溶液と金属Mg及び/又は金
属Mnとを反応させて得られた溶液を噴霧するなどの方
法で導入する手法が適合する。
なおMnの沈殿の溶出を防ぐ目的で過酸化水素水を添加
するのは効果的である。
こうして得られた沈殿物は、ろ過などの方法によって溶
液部分を除去した後あるいはそのまま、噴霧乾燥法、振
動流動乾燥法、ドラムドライヤー乾燥法、フィルムエバ
ポレーター乾燥法により乾燥を行った後、さらに450
°〜1200℃で仮焼する。
ここに粉末同士の凝集を防くことは、微粉末を得る際に
重要であるが、この点、仮焼の前及び/又は後にボール
ミル、振動ボールミル、ジェットミルなどによる解砕を
行なうことは有効である。この際ボールミルなどの材質
はナイロン等の有機物の方が金属不純物の混入がないた
め好ましい。仮焼温度は、450℃より低い温度では沈
殿物中の水分等を除去することが不充分であり、後の工
程において秤量仕込みする際に目的組成とすることが困
難となる。また、温度1200℃より高い場合には、粉
末同志の焼結などによる凝集が起こり反応性が低下する
難点がある。またエネルギー的にも高温での仮焼は、実
際的でない。従って仮焼温度は450〜1200℃、好
ましくは600〜1000℃である。
次に、Zr、Ti+Mn、Ba及びSrよりなる群のう
ち少くとも1種の金属イオンを含む酸性溶液の調製法と
しては、Zr4i+Mr++Ba及びSrを含む塩化物
、硝酸塩、硫酸塩などの塩類を水に溶解して調製する一
般的方法でよい。なお、塩類の具体例については後でま
とめて述べる。
沈殿剤としてはすでに触れたアンモニア水などの無機塩
基、炭酸アンモニウムやさらにしゅう酸アンモニウムな
どの各種塩類その他メチルアミン、エチルアミンなどの
有機塩基などがあげられる。
沈殿剤との反応pHは、p)lが4より低い場合には、
沈殿の溶出が起きやすく組成制御が困難となり、沈殿粒
子の大きさはpiが4以上で高い程、小さくなる傾向が
あるが、pHを高くするには一般に沈殿剤の使用量が増
し工業的に得策でない。沈殿生成後の洗浄は水(pH6
〜12)あるいは希アンモニア水を用いることが、コス
ト面でも有利であるため沈殿生成pHの値は4以上であ
ればよく、せいぜい高くとも9以下でよい。
沈殿物の洗浄は、水又は希アンモニア水で沈殿物中のC
1−やNO3−などの不純物を除去するため充分行なう
ことが望ましい。また不純物除去後、エタノールやアセ
トンなどで洗浄することによって沈殿粒子同志の凝集を
防ぐことも有効である。
この場合も仮焼の前及び/又は後の解砕を行なうことも
有効である。仮焼温度は450〜1200℃好ましくは
600〜1000℃であるが、このように限定した理由
は450℃未満の低い温度では組成制御が困難であり、
反面1200℃をこえる場合には、凝集が起こり反応性
が低下する難点があるためである。
次にPb、Mn、BaおよびSrよりなる群のうちから
選んだ少くとも1種の金属ないしはその化合物粉末と混
合するがその化合物については例えばpbo。
MnO2,RaQ、 SrOや、MnO,MnzO:+
+ Mn0z ・tlzo 、 MnzO7゜Mn3O
4さらにPb0z、Pbz03.Pb3O4などの酸化
物、PbCO3,MnC0*、BaC0:+およびSr
CO3などの炭酸塩、Pb5CO3(011) 2など
の塩基性炭酸塩、Pb(O)I)z。
Mn (OH) z、 Mn0(Oll) 、 Ba 
(Oil) 2.8a (011) 2 ・811z帆
5r(OH)z、5r(Off)z ’ 0H20など
の水酸化物、PbC20t+MnCg04.BaCzO
s、5rCJaなどのしゅう酸塩、PbC0,、MnC
0,、BaC0,、5rCO,などのぎ酸塩、PbC]
a。
PbCl2.PbC]、 ・PbO,MnCl2.Mn
C1・4tlzO,5rC12゜BaC1,BaC1z
 ・2820.SrC1g ・6H20などの塩化物お
よびPb (NO3) !、 Mn (NO3) z 
・611g0. Ba (NO3) 2および5r(N
(h)zなどの硝酸塩の如き各種塩類などが挙げられ、
これら化合物粉末はその特性として混合性のよい微粉末
を用いることが好ましい。
次に混合め方法としては乳鉢やボールミルなどによる一
般的方法で良いが、乾式混合よりもアルコール、アセト
ン、クロロセンなどを用いた湿式混合の方が効率も良く
好ましい。
混合に当たってはたとえばpbの化合物について目的と
する相を形成すべき化学量論量よりも8モル%以下の過
剰量を混合することが組形成のためにも、また粉末の反
応性を高めるためにも有効であり、またMn、 Baお
よびSrを含む化合物粉末の添加量はpb化合物1モル
に対してそれぞれ0.2モル以下が好ましくそれという
のは添加量が限度をこえるときは誘電体微粉末を用いて
製造される誘電体の電気的特性が所望の特性となり難い
からである。
なお、この混合工程においては、本発明に従いすでに述
べた仮焼により得られるNbを含む粉末および化合物粉
末のうち少くとも一方に、Mn、 BaおよびSrから
選んだ少くとも1種の金属又はその化金物粉末を予め混
合し、ついで仮焼を施したのちに、pb粉末又はpb化
合物粉末をあとから混合してもよい。さらにこの混合工
程においては、本発明の誘電体を構成するPb、 Mn
、 Sr、以外の成分すなわちNb、Mg、Zr、Ti
の化合物粉末を添加することも考えられる。
上記のような混合工程を経たのちの焼成温度は、600
℃より低い温度では、誘電体固溶体形成反応の効率が低
り1000′Cより高い温度では、鉛化合物が融解など
を起こしやすいので粉末同志の凝集を形成するおそれが
あって少くとも微粉末となりにくい。したがって焼成温
度は600〜1000℃を要し、なかでも700〜90
0℃がより好ましく、さらに750〜850℃が一層好
ましい。
(実施例) 実施例 1 水酸化ニオブ沈殿を用いて金属濃度0.528 mol
/j!、しゅう酸濃度1.362 mol/ Ilのニ
オブのしゅう酸溶液を調製した。この溶液を攪拌しなが
ら金属Mg粉末及び金属Mn粉末をNb : Mg :
 Mnの原子比で20:10:1となるように加え、2
日間放置とたとこる透明溶液となった。
この溶液をエタノール及びアンモニア水で、pH7.0
に保持された共沈槽内εこ攪拌しながら噴霧して沈殿を
生成させた。このときのエタノール添加量は50容量%
であった。生成した沈殿物をろ過し、80℃で乾燥した
。ろ液中に溶出する金属成分を分析したが溶出は認めら
れなかった。乾燥物を解砕後650℃で1時間仮焼して
粒径0.3μm程度の均一な粒径のNbを含む粉末を得
た。
これとは別に金属濃度1.03mol/ itの塩化ジ
ルコニル水溶液と、金属濃度2.18 mol/ 12
の四塩化チタン水溶液とを、Zr:Tiの原子比で0.
125 : 0.4375となるように混合し、この混
合溶液をアンモニア水で、p H7、0に保持した共沈
槽内に攪拌しながら噴霧して沈殿を生成させたのち、純
水を用いて、充分な洗浄とろ過をくり返してCIを除い
たのち、噴霧乾燥を行った。
乾燥物を解砕後温度700℃で1時間仮焼して粒径0.
3 μw程度の均一な粒径のジルコニウム及びチタンを
含む粉末を得た。次に前記工程で得たNbを含む粉末4
5.9100 gとジルコニウム及びチタンを含む粉末
50.3500 g及び−酸化鉛(PbO) 223.
2000gをアセトンを用いて湿式混合したのち温度7
80℃で1時間焼成して誘電体粉末を得た。この粉末は
、走査型電子顕微鏡観察の結果0.3μm程度の非常に
粒径の均一な微粉末であった。
この粉末3.0gを成形圧力1000kg / cm2
で直径20mmのディスク状に成形し、温度1150℃
で1時間焼成を行った。その結果焼結密度は7−94g
 /cm’であり、はぼ理論密度の焼結体を得た。また
この粉末の不純物分析を行ったところ炭素、塩素及び金
属は、10 ppm以下で高純度であることが判明した
実施例 2 Nb、Mg、Mnを含むしゅう酢酸性溶液の共沈pHを
10.0とし、エタノール添加量を20容量%とした以
外は実施例1と同様に行ったところほぼ同様の結果を得
た。
実施例 3 実施例1で得られたNbを含む粉末を用いこれとは別に
、金属濃度1.03mo!/ 7!の塩化ジルコニル水
溶液、金属濃度2.18 mol/ βの四塩化チタン
水溶液、金属濃度1.01mo177!の塩化ストロン
チウム水溶液をZr:Ti:Srの原子比で0.125
:0.4375:0.05となるように混合溶液を調製
し炭酸アンモニウムでpH9.0に保持した共沈槽内に
攪拌しながら噴霧して沈殿を生成させたのち、粉炭酸ア
ンモニウム水溶液を用いて充分洗浄及びろ過をくり返し
てCIを除いたのち噴霧乾燥を行った。乾燥物を解砕後
700℃で1時間仮焼して粒径0.3μW程度の均一な
粒径のジルコニウム、チタン、ストロンチウムを含む粉
末を得た。
次に前記Nbを含む粉末45.9100 gとジルコニ
ウム、チタン、ストロンチウムを含む粉末55.531
0g及び−酸化鉛(PbO)212.0400 gを7
’セ):/ヲ用いて湿式混合したのち、780℃で1時
間焼成して誘電体粉末を得た。この粉末の特性は実施例
1と同様であった。
実施例 4 実施例1で得られたNbを含む粉末45.9100 g
及びジルコニウム、チタン、を含む粉末50゜3500
 gと炭酸ストロンチウム粉末7.3810  g及び
−酸化鉛212.400 gをアセトンを用いて湿式混
合したのち温度780℃で1時間焼成して誘電体粉末を
得た。
この粉末の特性は実施例1とほぼ同様であった。
実施例 5 実施例1で用いたニオブのしゅう酢酸性溶液にNb:M
gの原子比が2=1となるように金属Mg粉末を攪拌し
ながら加え、2日間放置したところ透明溶液となった。
以下実施例1同様の操作でNbを含む粉末を得た。この
粉末は、0.3μm程度の粒度のそろった微粉末であっ
た。このNbを含む粉末44.6422 g及び実施例
1で得られたジルコニウム、チタンを含む粉末50.3
500 g及び分級して調製した粒径1μ以下の二酸化
マンガン粉末1.2678gをアセトンを用いて湿式混
合したのち温度940℃で5時間焼成して得られた粉末
48.1300 gと一酸粗鉛106.0200gをア
セトンを用いて湿式混合したのち温度780℃で1時間
焼成して誘電体粉末を得た。
この粉末の特性は実施例1と同様であった。
実施例 6 実施例4で炭酸ストロンチウム粉末のかわりに炭酸バリ
ウム粉末9.8670 gを用いた以外実施例4と同様
に行ないその結果同様の粉末特性を得た。
実施例 7 実施例1で調製したNbのしゅう耐酸性溶液にNb:M
gの原子比で2:1となるように金属Mn粉末を攪拌し
ながら加え、2日間放置したところ透明溶液となった。
この溶液を炭酸アンモニウムでpH8.0に保持された
共沈槽内に攪拌しながら噴霧して沈殿を生成させたこの
際沈殿スラリー100 mlに対して5mlの割合で過
酸化水素水を加えた。生成した沈殿をろ過し80℃で乾
燥した。ろ液中に溶出する金属成分を分析したが溶出は
認められなかった。
乾燥物を解砕後65(1’Cで1時間仮焼してNbを含
む粉末を得た。この粉末は実施例1同様走査型顕微鏡に
より観察したところ粒径0.3μm程度の粒度のそろっ
た微粉末であった。この粉末51.4428gと実施例
1で得られたジルコニウム、チタン、を含む粉末50.
3500 g及び−酸化鉛(PbO) 223.200
0gをアセトンを用いて湿式混合したのち温度780℃
で1時間焼成して誘電体粉末を得た。この粉末の特性は
実施例1とほぼ同様であった。
(発明の効果) 本発明によれば高純度で、粒径が小さくかつ均一であり
、反応性に優れ、低温焼結可能なPb、 Mg。
Mn+Nb+Zr4i、BaおよびSnなど1種以上を
含む酸化物から構成された誘電体粉末を効率的にしかも
安価に製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Nbイオンを含む酸性溶液を金属Mnと反応させて
    得られた溶液を、pH5.5以上の条件で沈殿剤と反応
    させ、生成した沈殿物を450〜1200℃で仮焼し、
    Nbを含む粉末を得る工程、Zr、Ti、Mn、Baお
    よびSrよりなる群のうちから選んだ少くとも1種の金
    属イオンを含む酸性溶液と沈殿剤とをpH4以上で反応
    させ、生成した沈殿物を洗浄した後450〜1200℃
    で仮焼し、金属酸化物粉末を得る工程 上記両工程の少くとも一方による粉末を、 Pb、Mn、BaおよびSrよりなる群のうちから選ん
    だ少くとも1種の金属ないしはその化合物粉末と混合し
    た上で600〜1000℃で焼成することを特徴とする
    、誘電体微粉末の製造方法。 2、Nbイオンを含む酸性溶液を金属Mnおよび金属M
    g又は金属Mgと反応させて得られた溶液を、pH12
    以上もしくは、沈殿助剤の存在下にpH5.5以上の条
    件で沈殿剤と反応させ、生成した沈殿物を450〜12
    00℃で仮焼し、Nbを含む粉末を得る工程、 Zr、Ti、Mn、BaおよびSrよりなる群のうちか
    ら選んだ少くとも1種の金属イオンを含む酸性溶液と沈
    殿剤とをpH4以上で反応させ、生成した沈殿物を洗浄
    した後450〜1200℃で仮焼し、金属酸化物粉末を
    得る工程、 上記両工程のうち少くとも一方による粉末 を、Pb、Mn、BaおよびSrよりなる群のうちから
    選んだ少くとも1種の金属ないしはその化合物粉末と混
    合した上で600〜1000℃で焼成することを特徴と
    する、誘電体微粉末の製造方法。
JP60024437A 1985-02-13 1985-02-13 誘電体微粉末の製造方法 Granted JPS61186223A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60024437A JPS61186223A (ja) 1985-02-13 1985-02-13 誘電体微粉末の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60024437A JPS61186223A (ja) 1985-02-13 1985-02-13 誘電体微粉末の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61186223A true JPS61186223A (ja) 1986-08-19
JPH0321487B2 JPH0321487B2 (ja) 1991-03-22

Family

ID=12138122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60024437A Granted JPS61186223A (ja) 1985-02-13 1985-02-13 誘電体微粉末の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61186223A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63156054A (ja) * 1986-12-17 1988-06-29 株式会社デンソー 多成分系セラミツクスの製造方法
JPS63233036A (ja) * 1987-03-23 1988-09-28 科学技術庁無機材質研究所長 多成分セラミツクスの製法
JPS63233035A (ja) * 1987-03-23 1988-09-28 科学技術庁無機材質研究所長 多成分セラミツクスの製造方法
JPS63248774A (ja) * 1987-04-03 1988-10-17 科学技術庁無機材質研究所長 多成分セラミツクスの製造法
JPS63291844A (ja) * 1987-05-26 1988-11-29 Nippon Denso Co Ltd 光学セラミックスの製造方法
JPS63291843A (ja) * 1987-05-26 1988-11-29 Nippon Denso Co Ltd 光学セラミックスの製造方法
WO2010151786A3 (en) * 2009-06-25 2011-04-21 Eestor, Inc. Fused quartz horizontal furnace and assembly

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6153119A (ja) * 1984-08-21 1986-03-17 Denki Kagaku Kogyo Kk 易焼結性鉛含有複合酸化物粉末及びその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6153119A (ja) * 1984-08-21 1986-03-17 Denki Kagaku Kogyo Kk 易焼結性鉛含有複合酸化物粉末及びその製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63156054A (ja) * 1986-12-17 1988-06-29 株式会社デンソー 多成分系セラミツクスの製造方法
JPS63233036A (ja) * 1987-03-23 1988-09-28 科学技術庁無機材質研究所長 多成分セラミツクスの製法
JPS63233035A (ja) * 1987-03-23 1988-09-28 科学技術庁無機材質研究所長 多成分セラミツクスの製造方法
JPS63248774A (ja) * 1987-04-03 1988-10-17 科学技術庁無機材質研究所長 多成分セラミツクスの製造法
JPS63291844A (ja) * 1987-05-26 1988-11-29 Nippon Denso Co Ltd 光学セラミックスの製造方法
JPS63291843A (ja) * 1987-05-26 1988-11-29 Nippon Denso Co Ltd 光学セラミックスの製造方法
WO2010151786A3 (en) * 2009-06-25 2011-04-21 Eestor, Inc. Fused quartz horizontal furnace and assembly
CN102482136A (zh) * 2009-06-25 2012-05-30 埃斯托股份有限公司 卧式熔凝石英炉以及组件
US8496893B2 (en) 2009-06-25 2013-07-30 Eestor, Inc. Method of forming a dielectric powder using a precipitated precursor powder
CN102482136B (zh) * 2009-06-25 2014-11-26 埃斯托股份有限公司 卧式熔凝石英炉以及组件

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0321487B2 (ja) 1991-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0641740B1 (en) Process for the synthesis of crystalline ceramic powders of perovskite compounds
JPS61275108A (ja) 誘電体粉末の製造方法
US8431109B2 (en) Process for production of composition
US5180699A (en) Process for producing powder material for lead perovskite ceramic
JPH1179746A (ja) ペロブスカイト型複合酸化物及びその製造方法
JPS61186223A (ja) 誘電体微粉末の製造方法
JPS61186219A (ja) 鉛含有微粉末の製造法
US5366718A (en) Process for producing columbite-type niobate and process for producing perovskite-type compound therefrom
JPH0665603B2 (ja) 複合酸化物セラミツク粉末の製造方法
JP2764111B2 (ja) ペロブスカイト系セラミック粉末の製造方法
JPH0246531B2 (ja)
CN113921811A (zh) 一种制备掺杂型钛酸锂的方法、掺杂型钛酸锂及具有其的锂离子电池负极材料
JPH0769645A (ja) 鉛含有複合酸化物の製造方法
JPH0210089B2 (ja)
JPS61251516A (ja) ペロブスカイト型酸化物の製造法
JPH07118017A (ja) ランタンマンガナイト粉末の製造方法
JPH0210091B2 (ja)
KR100290247B1 (ko) 티탄산바륨 및 페롭스카이트형 복합산화물 제조방법
JPH08239215A (ja) チタン酸バリウム系半導体磁器組成物原料の製造方法
JPH069219A (ja) チタン酸バリウム・ストロンチウム固溶体の製造法
JPS61186221A (ja) 鉛含有酸化物微粉末の製法
JPH0558629A (ja) ペロブスカイト型鉛酸化物の製造方法
JP2866416B2 (ja) ペロブスカイト型複合酸化物粉末の製造方法
JPS61251517A (ja) ペロブスカイト型酸化物の製法
JPS6325223A (ja) セラミツク原料粉末の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term