JPS61185225A - ヒ−タ−付金属製真空二重瓶 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は飲料等を保温・保冷するヒーター付金属製真空
二重瓶に関するものである。

従来の技術 従来のヒーター付金属製真空二重瓶の構造は。

実開昭５９−１０１９３２号、　５９−１０１９３３号
、　５９−１０１９３４号公報に示すように真空断熱層
内に直接ヒーターを配設するもの、及び、密閉形ヒータ
ーを配設したＰ ものとがある。

発明が解決しようとする問題点 上記構成によると、ヒーターと中瓶とは真空層を介した
接触による熱伝達構造であり、このため熱伝達が悪く、
特にヒーターの局部発熱により。

ヒーターの寿命が短く、またヒーターの局部発熱等によ
り、アウトガスの発生が多くなり、真空寿命が短くなる
欠点があった。

問題点を解決するための手段 本発明は上記欠点を除くためになされたものであり、中
瓶の中瓶底部の外面に空間部を形成する中瓶下体を設け
る一方、中瓶下体の空間部内で。

かつ、中瓶底部に密着固定するヒーターを設けたもので
ある。

作用 上記のように構成したことＫより、ヒーターを中瓶に密
着したことにより、ヒーターから中瓶への伝導効率を向
上し、外部と連通ずるヒーターを設けた空間部で、ヒー
ターの温度上昇によるアウトガスにより真空寿命の低下
を防止し、薄肉化し３Ｐ た中瓶の特に口部からの熱損失を小さくシ、中瓶を外瓶
に上下で固定保持するため、外瓶に中瓶をブ 近すけ、外瓶の直径を小とすることができ、また耐振動
耐衝撃性を増し、更、に中瓶下体の口部を小径・薄肉と
し、長さを犬とする熱抵抗の大なる構造とし、熱損失を
極小とする。

実施例 以下本発明の一実施例を図面により説明する。

実施例の構成は図に示すとおり、金属製真空二重瓶は、
ステンレス等からなる中瓶１と外瓶２を有し、中瓶１の
口部１０２と、外瓶２の口部２０２を溶接等により気密
に接合するものである。なお、中瓶１は有底筒状に形成
し、開口する首部１０１．胴部１０５゜及び中瓶底部１
０３からなる空間部１０６を有し、この空間部１０６に
飲料８を収容するものである。更に中瓶１は中瓶底部１
０ろ及び底部側面部１０４を形成するものである。５は
中瓶下体で、中瓶底部１０３に対応し、空間部５０ツを
有し、底部側面部１０４に嵌合するほぼ円筒状有底の側
面部５０１で中瓶１とシーム溶接等により気密に溶着し
たものである。また中瓶下体５に円筒状で薄肉のステン
レス等からなる導出部５０２ヲ設け、この導出部５０２
は中空間部５０５を形成し、外瓶２の下口部２０４を貫
通し、外部に開口する口部５０３を有し、この内瓶１の
口部５０６と外瓶２の下口部２０４とを溶接等により気
密に接合するものである。外瓶２の底部２０６にはチッ
プ管６を設け、内瓶１と外瓶２とで形成する空間部７を
このチップ管６を介し真空層とする。６はヒーターで、
マイカ式ヒーター等からなり、前記空間部５０４内で、
かつ、中瓶底部１０３に密着して設けたものであり、こ
のヒーター６を抑圧固定する押え板４を設ける。ヒータ
ー３用のリード線３０１は中空間部５０５を通り外部に
導出するものである。なお、中瓶１の口部１０２近傍は
薄肉化するものとする。また同様に、導出部５０２は細
径１円筒状の薄肉パイプ状とし、長さしを犬とするもの
である。

このようにして中瓶１の上下の口部１０２，５０３と外
瓶２の上下の口部２０２．２０４により中瓶１を外瓶２
に固定したものである。この固定構造により、中瓶１と
外瓶２との空間部７の胴部１０５と外瓶２のＰ 胴部２０７間の距離りを従来は０，６簡以上必要であっ
たものを０．２〜α３＋ｏ＋程度とするものである。ま
た。

中空間部５０５はヒーター６の保冷時の耐酸処理として
、上記のように真空二重瓶を構成後、排気時に４５０℃
、ろＨｒ程度の加熱を行うので完全脱気されており、シ
リコンゴム等のシール部材９で中瓶下体５の口部５０６
を封止するか、空間部５０４．中空間部５０５の全てに
脱湿後、シール部材９を充てんし。

ヒーターろの耐湿処理を行ってもよい。

上記構成からなる本実施例の作用について説明する。

中瓶１の空間部１０６に飲料８を入れ２口部１０２に栓
（図示せず）をして保温・保冷するものであり。

保温時にはヒーターろに通電２発熱させて一定温度に保
温する。この際保温電力は、特に中瓶１の首部１０１及
び導出部５０２からの熱損失を小さく押え。

試験結果では、ｉ、ｏｚの湯を１００℃に連続保温に要
するヒーター６のワット数は室温２０℃で２．５Ｗでよ
いことが確かめられた。また、保冷時はヒーター６に通
電せず、従来の魔法瓶同様に保冷できるＰ ものであり、このとき、ヒーター６の周囲の空間部５０
４は脱湿してあり、水分は含まれていないので結露がな
く絶縁低下がない。そのほか、ヒーターろを中瓶１に密
着したことにより、ヒーター６から中瓶１への伝導効率
を向上し、外部と連通ずるヒーター６を設けた空間部５
０４で、ヒーター３の温度上昇によるアウトガスにより
真空寿命の低下を防止し、前記のように薄肉化した中瓶
１の特に口部１０２からの熱損失を小さくシ、中瓶１を
外瓶２に上下で固定保持するため、また、中瓶１をグ 薄肉とし、また外瓶２に中瓶１を近≠け、外瓶２の直径
を小とすることができ、また耐振動・耐衝撃性を増し、
更に中瓶下体５の口部５０６を小径薄肉とし、熱抵抗の
大なる構造とし、前記のように熱損失を極小とする。

発明の効果 以上により本発明によれば、中瓶底部に空間部を有し、
外瓶と内瓶間に形成した真空とする空間部と隔離し、か
つ中瓶下体の空間部内に中瓶底部に密着するヒーターを
設けたことにより、ヒータ７Ｐ −から中瓶への伝熱効率が向上でき、ヒーター寿命・真
空寿命を長くすることができ、更に耐湿性。

保温効力が向上するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すヒーター付金属製真空二重
瓶の断面図である。 １・・中瓶、１０３・・・中瓶底部。 ろ・ヒーター、　　　　５・中瓶下体。 ５０４・空間部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外瓶内に中瓶を有し、この中瓶と外瓶との間の空間部を
   真空とすると共に、中瓶の底面部にヒーターを有するヒ
   ーター付金属製真空二重瓶において、前記中瓶（１）の
   中瓶底部（１０３）の外面に空間部（５０４）を形成す
   る中瓶下体（５）を設ける一方、中瓶下体（５）の空間
   部（５０４）内で、かつ、中瓶底部（１０３）に密着固
   定するヒーター（３）を設けたことを特徴とするヒータ
   ー付金属製真空二重瓶。