JPS61183966A - サイリスタの製造方法 - Google Patents

サイリスタの製造方法

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JPS61183966A
JPS61183966A JP2294085A JP2294085A JPS61183966A JP S61183966 A JPS61183966 A JP S61183966A JP 2294085 A JP2294085 A JP 2294085A JP 2294085 A JP2294085 A JP 2294085A JP S61183966 A JPS61183966 A JP S61183966A
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    • H01L29/744Gate-turn-off devices

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、GTO(ゲート・ターンオフ・サイリスタ)
などのサイリスタの製造方法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
一般にGTOは、ゲート電極に正または負のバイアスを
印加することによりターンオン及びターンオフを可能に
するため、転流回路が不要であり、またスイッチング時
間が短いので高周波で動作できる、といった利点を有す
る。−万GTOは、ターンオフ時の電力損失が一定の値
に達すると熱破壊を起こすため、流し得るアノード電流
に限界があり、その値は高々2000人程度であって通
常のサイリスタと比べて電流容量を大きくすることがで
きない、という欠点がある。その原因は、GTOをター
ンオフする際に局所的に電流集中が生じることにある。
こような現象を緩和するために通常、マルチ・エミッタ
構造即ちカソード領域を分割して複数の小さなGTO(
GTOエレメントと呼ぶ)を並列接続した構造とするこ
とが行われる。これにより電流集中箇所が分散されるた
め、ある程度電流容」を増大することができる。
しかし以上のような改善を行っても、各GTOエレメン
トにおいて上記した電流集中が生じるので、本質的な問
題解決にはならない。ターンオフ時に各GTOエレメン
ト間のアノード電流のバランスが崩れ、ターンオフ過程
の最終時では一個ないし数個のGTOエレメントに電流
集中が起り、これらが破壊してしまうのである。この原
因の一つは、現在のプロセス技術では直径40m以上の
ウェーハ全面に均一な拡散を施し、かつ一様なライフタ
イムを実現することが困難なためである。
第2の原因は、各GTOエレメントのターンオフ破壊耐
量が十分でないためである。
この問題を解決するため従来、GTOのnベース層のシ
ート抵抗を小さくし、nエミツタ層とnベース層の間の
接合耐圧を大きくすることが提案されている(特開昭5
3−110386号公報)。
また、nベース層を低抵抗の均一不純物濃度層とするた
めにこれをエピタキシャル法で形成することも提案され
ている(特開昭52−102687号公報)。
ところで、nベース層のシート抵抗を十分小さくするた
めには、その幅を30μm程度以上にする必要がある。
また、nベース層に拡散形成するnエミツタ層の幅は注
入効率を十分なものとするためには20μm程度以上を
必要とする。そうすると、p−ス層をエピタキシャル法
で形成するためにはエピタキシャル成長層として50μ
m以上の厚さを必要とすることになる。ところがエピタ
キシャル成長は1300’C程度の高温で行うため、こ
の工程で基板のnベース層に欠陥が形成され、これがラ
イフタイムの低下をもたらし、GTOのオン電圧上昇を
もたらす。また40μm以上のエピタキシャル成長層を
形成すると、成長層内にも多数の欠陥が発生するため、
nベース層のライフタイムも低下し、これもGTOのオ
ン電圧上昇の原因となる。
〔発明の目的〕
本発明は上記した点に鑑みなされたもので、ライフタイ
ムが十分高く、ターンオフ破壊耐量の高いサイリスタを
エピタキシャル法を用いることなく製造する方法を提供
することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、サイリスタを構成するためのpnpnウェー
八を、へ枚の半導体基板の直接接着技術により構成する
。すなわち、表面が鏡面研磨された第1導電型ベース層
の一部となる不純物層を有する第1の半導体基板と、同
じく表面が鏡面研磨された第1導電型ベース層の残部と
なる不純物層を有する第2の半導体基板とを、実質的に
異物の介在しない清浄な雰囲気下で研磨面同士を接触さ
せ、200℃以上の温度で熱処理して接着し、この接着
基板を用いてpnpnウェーハを形成する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、低抵抗ベース層をエピタキシャル法で
厚く形成する場合のように長時間の高温熱工程を用いる
ことなく、容易にpnpnウエーハを得ることができる
。そして本発明によれば、nベース層、nベース層のラ
イフタイムを十分大きいものとすることができるため、
オン電圧が低く、ターンオフ破壊耐lの高いGTOなど
のサイリスタを実現することができる。
(発明の実施例〕 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図(a)〜(d)は一実施例のGTO製造工程を示
す。第1図(a)に示すように、高抵抗nベース層とな
るn−型Si基板11(第1の半導体基板)の表面にn
ベース層の一部となるp型層12を形成したものと、低
抵抗nベース層の残部となるp型Si基板13(第2の
半導体基板)を用意する。p型9i基板13の不純物濃
度は1017〜1018/cm3程度とする。これらの
基板の互いに接着すべき表面は表面粗さ500Å以下に
鏡面研磨されている。n−型Si基板11の表面に形成
されたp型層12は、ボロンまたはガリウムなどを拡散
して得られたもので、拡散幅10〜30μ風、表面濃度
1018/υ3以上とすることが望ましい。そしてこれ
らの基板は、表面状態によってはH202+H2804
→HF→稀HFによる前処理工程で、脱脂及びスティン
フィルム除去を行う。次に各基板を清浄な水で数分程度
水洗し、空温でスピンナ乾燥する。この工程は基板の鏡
面に吸着していると思われる水分はそのまま残し、過剰
な水分を除去するもので、吸着水分の殆どが揮散する1
00℃以上の加熱乾燥は避ける。
このような処理を経た基板11.13を、例えばクラス
1以下の清浄な雰囲気下に設置しそれぞれの鏡面研磨面
に異物が介在しない状態で、第1図(b)に示すように
研磨面同士を接触させる。
そして密着した基板を200℃以上、好ましくは100
0〜1200℃で熱処理して接着強度を高めた接着基板
を得る。接着界面14は良好なオーミック接合特性を示
す。
なお、n−型Si基板11の厚さは高抵抗nベース層の
厚さにより決まるので、例えば耐圧4゜5kV素子では
700〜800μm程度とする。またp型Si基板13
の厚さは、上記接着作業の容易さを考慮して300μm
程度以上とする。
このようにして形成した接着基板のp型基板13側を研
磨してp型層厚みを50μm程度に設定し、その後第1
図(C)に示すように、このp型基板13側にリンなど
を拡散して20μm程度のnエミッタ!115を形成し
、またn”型Si基板11の裏面にpエミッタ層16を
形成する。なおこのpエミッタ層16は基板接着前に形
成してもよい。これにより、サイリスタの基本構成とな
るpnpnウェーハが得られる。
この後、公知の方法で第1図(d)に示すようにエツチ
ングを行ってnエミツタ層を複数個に分割し、カソード
電極17.ゲート電極18.アノード電極19.保護膜
20等を形成してGTOが完成する。
第2図は、この実施例によるGTOの不純物濃度分布を
示す。
本実施例によるGTOは従来のものに比べてターンオフ
破壊耐量(ターンオフし得る最大アノード電流)が高く
、オン電圧が低いことが特徴である。実際に阻止電圧4
.5kVのGTOを試作して従来のものと特性比較を行
った。その結果を次に説明する。
第3図は最大ターンオフ電流を比較して示す。
図の(A)が本実施例によるGTOであり、(B)が従
来のGTO,即ちnベース層を拡散により形成したもの
である。よく知られているように最大ターンオフ電流は
、nベース層のシート抵抗に逆比例する。従来例(B)
においては、nベース層幅を大きくしてもそのシート抵
抗は容易に低下しない。その理由は、拡散による不純物
濃度分布がほぼ補誤差函数で表わされるためである。こ
れに対して本実施例法によるものは、nベース層の幅の
増加がそのシート抵抗と逆比例するため、容易に最大タ
ーンオフ電流を増大させることができるのである。即ち
本実施例においてnベース層幅を40μmとし、そのう
ちn−型S1基板11側に拡散により形成されるp型層
12を20μmとし、かつp型基板13の濃度を5X1
0” /ls3としたとき、pベース層の総電荷量はl
X1015/ ciとなり、pベース層シート抵抗は約
2oΩ/口となる。このとき第3図に示すように最大タ
ーンオフ電流は約4000Aとなる。ところが従来例(
B)では、pベース層幅55μmの時そのシート抵抗が
約50Ω/口となり、最大ターンオフ電流は約2500
Aとなってしまうのである。
次に電流密度100A/cI11のときのオン電圧の比
較結果を第4図に示す。オン電圧はpベース層幅と不純
物濃度及びライフタイムに依存することはよく知られて
いる。図に示すようにpベース層幅の増大に伴いオン電
圧が増大するが、本実施例(A)は従来例(8)よりp
ベース層内部での注入電子のドリフト効果が少ないため
、若干大きくなっているものと考えられる。4.5kV
のGTOで上述したpベース幅において本実施例では最
大ターンオフ電流4000A、オン電圧1.5■が得ら
れるのに対し、pベース幅55μmの従来例では最大タ
ーンオフ電流250OA。
オン電圧2.5Vとなっている。このように本実施例に
より、最大ターンオフ電流の顕著な増大とオン電圧の低
減が図られる。
また前述したエピタキシャル成長法によりpベース層を
形成する従来法では、厚いpベース層を形成するとオン
電圧が増大してしまう。例えばpベース層幅30μm程
度でオン電圧的2.0Vである。本実施例のものはこれ
より明らかに優れている。
第5図(a)〜(C)は別の実施例のGTO製造工程を
示す。第5図(a)に示すように、表面が鏡面研磨され
た高抵抗nベース層となるn−型Sin板(第1の半導
体基板)21の研磨面にpベース層の一部となるp型層
22が形成されたものと、同じく表面が鏡面研磨され、
その研磨面にpベース層の残部となるp型層24が拡散
形成されたp−型S:基板23(第2の半導体基板)を
用意する。これらの基板に先の実施例と同様の清浄化処
理を施した後、第3図(b)に示すように先の実施例と
同様の条件で研磨面同士を接着して一体化する。p−型
Si基板23はp型層24より高抵抗であればよく、ま
たn型であってもよい。
そしてp−型基板23側を所定厚みになるように研磨し
て、第3図(C)に示すように不純物拡散によりnエミ
ツタ層26及びnエミツタ層27を形成する。nエミツ
タ層27を基板接着前に形成してもよいことは先の実施
例と同様である。こうして得られたpnpnウェーハを
用いて先の実施例と同様にGTOを形成する。
第6図は、この実施例により得られたGTOの不純物濃
度分布を示している。この実施例によっても先の実施例
と同様の効果が得られる。第6図からも明らかなように
、この実施例では、pベース層のシート抵抗が接着界面
25の両側への拡散層により制御されるため、pベース
層のシート抵抗の制御性が先の実施例より向上する。
上記実施例では、接着界面25の両側で不純物濃度が異
なるようにしたが、第7図に示すように接着界面25の
両側で不純物濃度が等しくなるようにしてもよい。これ
はpベース層のシート抵抗低減のために双方のp型層を
利用する場合に有効である。 第8図は、p型層22と
24の不純物濃度の大小関係を第6図とは逆にした実施
例である。これは、主としてnベース層側のp型層22
でpベース層のシート抵抗低減を図る構造である。
このようにすれば、nエミツタ層からの電子の注入効率
を低減させている主原因である高濃度不純物ドープ効果
を小さくすることが容易にできる。
これによりオン電圧をより小さくすることができる。こ
のときのpベース層の高不純物濃度層部分は例えば、1
01s〜1016/ClR3のイオン注入に引続き1o
OO〜12oO℃で10〜50時間の熱拡散を行うこと
により形成することができる。
第9図は、第8図の実施例と同様の目的で同様の不純物
濃度分布を第1図の実施例の方法で実現した場合の不純
物濃度分布を示している。
以上の実施例はpベース層内で面内の不純物濃度分布が
均一の場合であるが、本発明はpベース層内に面内分布
を持たせる場合にも有効である。
第10図(a)〜(C)はそのような実施例によるGT
O製造工程を示す。第10図(a)に示すように、表面
が鏡面研磨された高抵抗nベース層となるn−型Si基
板(第1の半導体基板)31の研磨面にpベース層の一
部となるp型層32を全面形成し、更にその表面のゲー
ト領域に高濃度のp+型層33を選択的に形成したもの
と、同じく表面が鏡面研磨されpベース層の残部となる
比較的低濃度のp−型Si基板(第2の半導体基板)3
4の研磨面のゲート領域に高濃度のp+型層35を選択
的に形成したものとを用意する。
これらの基板を上記各実施例と同様にして接着して、第
10図(b)に示すように、所定の厚み制御を行った後
、nエミツタ層37及びnエミツタ層38を形成する。
nエミツタ層38は基板接着前に形成してもよい。この
後第10図(C)に示すように、メサエッチングを行な
い、カソード電極39.ゲート電極40.アノード電極
41及び保護膜42を形成してGTOを完成する。
第11図はこのGTOの不純物濃度分布を、第10図(
C)のA−A =及びB−B−位置について示す。
この実施例によるGTOは、カソード電極39下の導通
部分のpベース総電荷量が小さいためオン電圧が小さく
、またゲート電極40下のpベース層が高濃度p+型層
33.35のために総電荷量が大きく最大ターンオフ電
流が大きいものとなる。
第12図は、上記実施例において接着界面36の位置を
僅かにずらした場合、即ち第10図のn−型Si基板3
1側のp1型層33をp−型Si基板34側に形成して
、このp+型層33とp型層32の間の接合部を接着界
面として選んだ場合の不純物濃度分布を第11図に対応
させて示したものである。このようにしても上記実施例
と同様の効果が得られる。
第13図は、第10図の実施例を僅かに変形した実施例
によるGTOを示す。この実施例では、第10図(C)
と比較して明らかなように、p+型層33をゲート領域
のみならず、カソード電極下の領域にも格子状に配置し
ている。これは、ターンオフ時の電流を遮断するのに都
合のよい構造とした例である。
以上の実施例は全てpベース層内に接着界面を選んだも
のであった。本発明はこれに限られるものではない。例
えば、高抵抗nベース層のpエミッタ層側に低抵抗nベ
ース層(バッファ層)を設ける構造のGTOがある。こ
のような構造は、逆阻止電圧を犠牲にして順阻止状態に
おける空乏層の伸びを制限してnベース幅を小さくし、
オン電圧の低減を図ること、及びオン状態におけるpエ
ミツタ層からの正孔の注入を制御してターンオフ時間の
短縮を図ることを目゛的として採用される。
このような構造を用いる場合に、低抵抗nベース層の内
部に基板接着界面を選ぶ葺合も本発明に含まれる。
第14図(a)〜(b)はその様な実施例のGTO製造
工程を示す。第14図(a)に示すように、表面が鏡面
研磨された高抵抗nベース層となるn−型S1基板51
(第1の半導体基板)の研磨面に低抵抗nベース層の一
部となるn+型層52を形成したものと、同じく表面が
鏡面研磨されたn−型Si基板53(第2の半導体基板
)の研磨面に低抵抗nベース層の残部となるn+型層5
4を形成したものとを用意する。これらの基板を先の各
実施例と同様にして、第14図(b)に示すように接着
して一体化し、必要に応じて研磨して厚みの制御を行っ
た後、pベース層56を拡散形成し、またnエミツタ層
57及びnエミツタ層58を形成してpnpnウェー八
を得へ。この後通常の工程を経てGTOを形成する。
第15図はこうして得られたGTOの不純物濃度分布を
示す。
この実施例によっても、エピタキシャル法を利用した従
来の方法に比べて簡単な工程で優れた特性のGTOを得
ることができる。
第16図は、上記実施例においてpベース層内部にも接
着界面59を設けた場合のGTOの不純物濃度分布を第
15図に対応させて示したものである。すなわちこの実
施例は、3枚の基板の接着により上記実施例と同様のG
TCI製造した場合である。
ところで、GTOのターンオフ・ゲインβ8と、GTO
のpnpn構造をpnp及びnpnトランジスタで表現
した時のそれぞれの電流増幅率αnpnとαpnpの関
係は、 ♂−α口pn  /  (αnpn  + α pnp
  −1)である。ターンオフ・ゲインrを大きくする
ということはターンオフ時のゲート電流を小さくして大
きい電流を制御できることを意味する。このためには、
上式においてαnpnを大きくすることが必要となる。
従来のGTO製造工程では、単一の基板を用い、エピタ
キシャル法や拡散技術を利用してpnpnウェーハを形
成し、その後ターンオフ時のnベース中のキャリアの減
衰を促進するために金等の重金属を800″C以上の高
温で拡散することが行われていた。この結果、nベース
層のライフタイム低下と同時にnベース層のライフタイ
ムも低下してしまい、αnpnが低下するという欠点が
あった。
これに対して本発明の方法によれば、例えば基板を接着
する前にnベース層側に金等の重金属を拡散する方法、
あるいは電子線照射、放射線照射等を行って、nベース
層のライフタイム低下をもたらすことなくnベース層の
ライフタイムを低下させることができ、αnpnを大き
く保ってターンオフ・ゲインrの大きいGTOを得るこ
とができる。この場合電子線等の照射は、これによるタ
イムキラーが後の熱工程である程度消滅しても十分な程
度大量に照射しておくことが望ましい。
なお以上においては専らGTOについて説明したが、本
発明は一般のサイリスタは勿論、逆導通サイリスタ、光
サイリスタなどの各種サイリスタの製造に適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明の一実施例によるGTO
製造工程を示す図、第2図はそのGTOの不純物濃度分
布を示す図、第3図及び第4図はそのGTOの特性を従
来例によるGTOと比較して示す図、第5図(a)〜(
C)は他の実施例によるGTO製造工程を示す図、第6
図はこの実施例により得られたGTOの不純物濃度分布
を示す図、第7図及び第8図は第5図の実施例を変形し
た実施例によるGTOの不純物濃度分布を示す図、第9
図は第1図の実施例を変形した実施例によるGTOの不
純物濃度分布を示す図、第10図(a)〜(C)は更に
他の実施例によるGTO製造工程を示す図、第11図は
そのGTOの不純物濃度分布を示す図、第12図は第1
0図の実施例を変形した実施例によるGTOの不純物濃
度分布を示す図、第13図は同じく第10図の実施例を
変形した実施例によるGTOを示す図、第14図(a)
(b)は更に他の実施例によるGTO製造工程を示す図
、第15図はそのGTOの不純物濃度分布を示す図、第
16図は第14因の実施例を変形した実施例によるGT
Oの不純物濃度分布を示す図である。 11・・・n−型Si基板(高抵抗nベース層、第1の
半導体基板)、12・・・p型層(nベース層の一部)
、13・・・p型Si基板(nベース層の残部。 第2の半導体基板)、14・・・接着界面、15・・・
nエミツタ層、16・・・01479層、17・・・カ
ソード電極、18・・・ゲート電極、19・・・7ノー
ド電極、20・・・保護膜、21・・・n−型Si基板
(高抵抗nベース層、11の半導体基板)、22・・・
p型層(nベース層の一部)、23・・・p−型Si基
板(第2の半導体基板)、24・・・p型層(nベース
層の残部)、25・・・接着界面、26・・・nエミツ
タ層、27・・・01479層、31・・・n−型Si
基板(高抵抗nベース層、第1の半導体基板)、32・
・・p型層(nベース層の一部)、33・・・p4″4
層型34・・・p−型ski板(nベース層の残部、第
2の半導体基板)、35・・・p+型層、36・・・接
着界面、37・・・nエミツタ層、38・・・0147
9層、39・・・カソード電極、40・・・ゲート電極
、41・・・アノード電極、42・・・保護膜、51・
・・n−型Si基板(高抵抗nベース層、第1の半導体
基板)、52・・・n+型層(低抵抗nベース層の一部
)、53・・・n−型Si基板、54・・・n+型層(
低抵抗nベース層の残部)、55・・・接着界面、56
・・・nベース層、57・・・nエミツタ層、58・・
・pエミツタ層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第1図 第2図 第3図 f?”T−ス帽CLLITI) 第4図 pN−ス幅【μm〕 第6図 第7図 第8図 第9図 第11図 第12図 第13図 第14図 第15図 第16図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面が鏡面研磨された第1導電型ベース層の一部
    となる不純物層を有する第1の半導体基板と、表面が鏡
    面研磨された第1導電型ベース層の残部となる不純物層
    を有する第2の半導体基板とを、実質的に異物の介在し
    ない状態で清浄な雰囲気下で研磨面同士を接触させて2
    00℃以上の熱処理を行って接着し、この接着基板を用
    いてpnpnウェーハを形成することを特徴とするサイ
    リスタの製造方法。
  2. (2)第1の半導体基板は高抵抗nベース層となるn^
    −型Si基板の接着すべき面にpベース層の一部となる
    p型層を形成したものであり、第2の半導体基板はpベ
    ース層の残部となる均一不純物濃度のp型Si基板であ
    る特許請求の範囲第1項記載のサイリスタの製造方法。
  3. (3)第1の半導体基板は高抵抗nベース層となるn^
    −型Si基板の接着すべき面にpベース層の一部となる
    p型層を形成したものであり、第2の半導体基板は高抵
    抗p^−型Si基板の接着すべき面にpベース層の残部
    となるp型層を形成したものである特許請求の範囲第1
    項記載のサイリスタの製造方法。
  4. (4)第1の半導体基板は高抵抗nベース層となるn^
    −型Si基板にpベース層の一部となる比較的低濃度の
    p型層を全面に形成し、更にそのp型層内のゲート領域
    部に選択的に高濃度のp型層を形成したものであり、第
    2の半導体基板はpベース層の残部となる比較的低濃度
    のp型Si基板のゲート領域部に選択的に高濃度p型層
    を形成したものである特許請求の範囲第1項記載のサイ
    リスタの製造方法。
  5. (5)第1の半導体基板は高抵抗nベース層となるn^
    −型Si基板に低抵抗nベース層の一部となるn型層を
    形成したものであり、第2の半導体基板は低抵抗nベー
    ス層の残部となるn型層を形成した高抵抗Si基板であ
    る特許請求の範囲第1項記載のサイリスタの製造方法。
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EP0190934B1 (en) 1992-01-15

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