JP3789580B2 - 高耐圧半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高耐圧性を有するダイオード、サイリスタ、GTOサイリスタなどの高耐圧半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から高耐圧性に優れたダイオード、サイリスタ、GTOサイリスタ等の高耐圧半導体装置の端面構造としてΣベベル構造が知られている。Σベベル構造とはpn接合表面部の電界強度を内部の電界強度より十分小さくするために、Pn接合の露出部を含む端面に溝を形成し端面の表面に傾斜をつける加工を施したものである。一般にpn接合素子では、Pn接合をはさむ一方の側を他の側に比べて強くドープしているが、ドープの弱い側から強い側に向かって断面積が増大する場合を正ベベルと呼ぶ。Σベベル構造は図23及び24の断面図に示すように正ベベル4及び5の2つのベベル構造が組合わされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図23に断面を示す従来のΣベベル構造のダイオードにおいては、電流は円盤状の素子20の中心軸Lからベベル底部aまでの距離を半径とする円内をアノード電極7からカソード電極8に向かって流れる。従って素子20の直径を一定にした場合、ベベル角θが小さくなると電流の流れる部分の中心軸と底部aまでの半径が小さくなる。そのため電流が流れる範囲が減少し、通電面積利用率が低下する。従って一定の電流を流す時の電流密度が高くなり、通電時の電力損失が大きくなってしまう。そこで通電面積利用率を向上させ通電面積を大きくして電力損失を小さくするために、ベベル角θを例えば50°以上に大きくしている。しかし、ベベル角θが50°以上では耐圧はpnプレーン接合本来の値より小さくなってしまう。例えば本来の値が10000V以上の場合でも、ベベル角θを60°にすると計算では約6000Vになってしまう。通常の高耐圧半導体装置においては定格の80%(上記の6000Vの場合は約4800V)で使用するが、仮に5500Vでこの半導体装置を使用するとpn接合表面の電界強度が通常の使用状態よりも高い状態で使用することになるため、信頼性が低下する。
【0004】
数値解析の結果、実用素子の界面電荷範囲では、端面の電界は、図24に断面を示すサイリスタのΣベベルの正ベベル4及び5の底部aではなく、p1層10とn1層9の接合の露出部bに集中する。この露出部bの電界強度がPn接合の最大電界強度Emaxをこえるとなだれ降伏が生じるため耐圧が規制されることを発明者は確認している。そこでこの電界強度を小さくするにはp1層10の不純物濃度を下げるとよいが、そのようにすると電流増幅率hFEが小さくなってしまう等といったpnpトランジスタ部の特性の低下をまねき、ひいてはサイリスタの特性に悪影響を及ぼしてしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、素子特性と通電面積利用率とに悪影響を及ぼすことなしに、耐圧と信頼性を向上できる高耐圧半導体装置を提供することを目的としている。すなわち素子特性の低下を防いで最大電界強度を小さくするために、n1層とp1層の接合においてp1層の端部のみに限定して不純物濃度を下げる。これによりp1層とn1層のPn接合の露出部の電界集中を緩和し、耐圧と信頼性の向上を図るものである。
【0006】
本発明の高耐圧ダイオードは、第1の導電型をもつ半導体基板、
前記半導体基板の一方の面に設けられて前記半導体基板との間に接合を形成する第1の導電型と同じ導電型でかつ不純物濃度が前記半導体基板より高い第1の半導体層、
前記第1の導電型と反対の第2の導電型をもち、前記半導体基板の他方の面との間に接合を形成して設けられた第2の半導体層、
前記第1の半導体層の上に設けられた第1の電極及び
前記第2の半導体層の上に設けられた第2の電極を有し、かつ前記半導体基板、第1の半導体層及び第2の半導体層はベベル角が50°以上のΣベベル構造を有し、
前記第2の導電型の第2の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度の第2の導電型の半導体領域を前記第2の半導体層の周辺部に設けたことを特徴とする。
本発明の高耐圧サイリスタは、第1の導電型をもつ半導体基板、
前記半導体基板の一方の面に設けられて前記半導体基板との間に接合を形成する第1の導電型と反対の第2の導電型の第1の半導体層、
前記半導体基板の他方の面に設けられて前記半導体基板との間に接合を形成する第2の導電型の第2の半導体層、
前記第2の半導体層の上の少なくとも一部に設けられて前記第2の半導体層との間に接合を形成する第1の導電型の第3の半導体層、
前記第1の半導体層の上に設けられた第1の電極、
前記第3の半導体層の上に設けられた第2の電極、及び
前記第2の半導体層に設けられたゲート電極を有し、かつ前記半導体基板、第1の半導体層及び第2の半導体層はベベル角が50°以上のΣベベル構造を有し、
前記第2の導電型の第1の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度の第2の導電型の半導体領域を前記第1の半導体層周辺部に設けたことを特徴とする。
また、本発明の高耐圧サイリスタは、さらに前記第2の導電型の第2の半導体層の外周部に、前記他方の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度の第2の導電型の半導体領域を設けたことを特徴とする。
本発明のGTOサイリスタは、第1の導電型をもつ半導体基板、
前記半導体基板の一方の面に設けられて、前記半導体基板との間にアノード短絡部を有して接合を形成する、第1の導電型と反対の第2の導電型の少なくとも2個の第1の半導体層、
前記半導体基板の他方の面に設けられて前記半導体基板との間に接合を形成する第2の導電型の第2の半導体層、
前記第2の半導体層の上に設けられて前記第2の半導体層との間にカソード短絡部を有して接合を形成する第1の導電型の少なくとも2個の第3の半導体層、
前記第1の半導体層の上に設けられた第1の電極及び、
前記第3の半導体層の上に設けられた第2の電極を有し、かつ前記半導体基板、第1の半導体層及び第2の半導体層はベベル角が50°以上のΣベベル構造を有し、
前記第2の導電型の第2の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度の第2の導電型の半導体領域を前記第2の半導体層周辺部に設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の高耐圧半導体装置の概要を図1のダイオードを例にとり以下に説明する。図1において、第1の導電型をもつ円盤状の半導体基板(以後n1層と記載する)1の上に、第1の導電型と同じ導電型で不純物濃度が高い第1の導電型の半導体層(以後n2層と記載する)2を設ける。接合の端面は正ベベル5である。次に半導体基板1の半導体層2と反対側の基板表面上に、第1の導電型と反対の導電型を持ち、半導体基板1との間に接合を形成する第2の導電型の半導体層(以後p0層と記載する)6を設ける。p0層6の範囲は半導体基板1の端部から中心に向かって例えば60μmである。接合の端面は正ベベル4である。
【0008】
次に半導体基板1の中心からp0層6との間に、p0層6と同じ導電型で不純物濃度がp0層より高く半導体基板1との間に接合を形成する第2の導電型の半導体層(以後p1層と記載する)3を設ける。ここでp0層6の厚さは図2ないし図3に示すように、p1層3よりも厚くても薄くてもかまわない。極端に厚くなると図中のP0層6において図の下方に湾曲する点線で示す端面での空乏層の拡がり範囲を十分確保できず耐圧が低下する。又極端に薄いと端面での空乏層がp0層6に達しなくなるので本発明の効果が損なわれる。従ってp0層6の厚さはn1層1及びp0層6の濃度、厚さ及びベベル角θを考慮するとともに上記の空乏層の拡がり範囲も考慮して設定される必要がある。又p0層6を設ける範囲はベベル底部aよりも端部側でもかまわないし、中心側でもかまわない。極端に端部側にするとn1層1、p0層6、p1層3の三つの層の接合部Cの付近で電界が高くなり本発明の効果が損なわれる。又極端に中心側にするとアノードとして機能するp1層3の面積が減少し電力損失が増大する。従ってp0層6の範囲は高耐圧半導体装置の端部から5μm以上離れ且つ半導体装置の直径の70%以上の範囲に設定するのが好ましい。又p0層6は必ずしも基板表面に露出する必要がなく、図5及び図6のように内部に形成してもよい。この場合p0層6は所定の厚さ、すなわち電界集中が高くなる部分以上の厚さにすることによって同じ効果を達成できるものである。前記半導体層3及び半導体層2にそれぞれ導電性物質を被着して、アノード電極7及びカソード電極8を設けている。
【0009】
《実施例1》
図1ないし図6を参照して、本発明の実施例1を具体的に説明する。
実施例1は高耐圧ダイオード半導体装置に関するものである。
図1は本発明の実施例1における耐圧8kV級のΣベベル構造のダイオード半導体装置の断面図である。また図4は平面図である。この実施例1のダイオード半導体装置は半径2500μmのシリンドリカル構造であり、基板の出発材料となるシリコンウェハの厚さは1500μmである。その他の構造諸元は以下の通りである。p1層3、p0層6の厚さはともに70μm、n1層1の厚さは1350μm、n2層2の厚さは80μmである。
【0010】
本実施例の製作方法の具体例は次の通りである。最初にリンの濃度7×1012(cm-3)のn1層1となるシリコン基板(以下単にn 1 層1と称する)を用意する。このn1層1の一方の表面上に濃度9×1018(cm-3)のn2層2をリン拡散などにより形成する。次にn1層1のn2層2を形成した面の反対側の全面に濃度5×1015(cm-3)のp0層をアルミ拡散などにより形成する(図示省略)。このp0層に濃度5×1017(cm-3)のボロンをイオン打ち込みしてp1層3を形成する。このp1層3を形成する処理の時にp0層の外周部の例えば幅60μmの領域にはボロンを打ち込まずにp0層を残すことによってp0層6が形成される。最後にアルミニウムの蒸着及びエッチングを行ないp1層3及びn2層2の表面にそれぞれアノード電極7とカソード電極8を形成する。
【0011】
本実施例は高耐圧ダイオード半導体装置であり、アノード電極7の電位がカソード電極8の電位よりも低くなるように電圧を印加する場合、n1層1とp1層3、p0層6の間の接合の両側に空乏層が広がる。この時、p0層6の不純物濃度がp1層3の不純物濃度より低いのでより広い範囲に空乏層が広がり、正ベベル4のp0層6側の表面空乏層を図1のP0層6内で図の下方に湾曲する点線で示すように厚くすることができる。この表面空乏層の厚さを、図23においてP1層3の点線で示す従来のものの厚さと比較すると、図1ではP0層6の正ベベル4近傍で大幅に厚さが増加していることがわかる。これにより接合表面での電界強度は従来のものよりも緩和され、プレーン接合と同程度の印加電圧に耐える。このような高い耐電圧性が生じることを発明者等は実際にダイオードを試作して実証できている。
【0012】
また、計算による予測では、図23の従来型のダイオード半導体装置ではベベル角θが45°で耐圧は約10000Vである。これに対して本実施例1のように端部に不純物濃度を下げたp0層6を形成した場合は,ベベル角θが60°で耐圧が約10000Vである。すなわち、同じ耐圧に対してベベル角θを15°大きくすることができる。従って、素子特性に影響を及ぼすことなく通電面積がベベル角45゜の場合の1.45倍となる。又、仮にこのダイオード半導体装置に5500Vを印加して使用した場合でも従来の装置に比較してpn接合表面の電界強度が低い値に緩和されるので、耐圧と信頼性を向上できる。
【0013】
《実施例2》
図7ないし図11を参照して、本発明の実施例2を具体的に説明する。
実施例2は高耐圧サイリスタ半導体装置に関するものである。
図7は本発明の実施例2である耐圧10kV級のΣベベル構造のサイリスタ半導体装置の断面図である。この実施例のサイリスタは半径2.5cmのシリンドリカル構造であり、シリコンウェハの厚さは1800μmである。その他の構造諸元は以下の通りである。p1層10及びp0層13の厚さはともに85μm、p2層11の厚さは45μm、n1層9の厚さは1650μm、n2層12の厚さは18μmである。
【0014】
本実施例の製作方法の具体例は次の通りである。最初にリンの濃度6×1012(cm-3)のn1層9となるシリコン基板を用意する。このn1層9の図の下方の全表面上にボロンを注入し熱拡散により濃度6×1015(cm-3)のp0層を形成する。次にp0層に濃度1×1017(cm-3)のボロンをイオン打ち込みなどをしてp1層10を形成する。p1層10を形成する処理の時に外周部の例えば幅60μmの領域にはボロンを打ち込まずにp0層13を残す。p0層13の厚さは図8又は図9に示すようにp1層10よりも厚くても薄くてもかまわないが10〜100μmの範囲が好ましい。又、p0層13の範囲はベベル底部aよりも端部側でも中心側でもかまわないが端部から5〜7500μmの範囲が好ましい。又、P0層13は必ずしも基板表面に露出する必要はなく、図10又は図11のように内部に形成してもよい。次にp1層10とは反対側の面のn1層9上にボロンを注入し熱拡散により濃度8×1015(cm-3)のp2層11を形成する。次にp2層11にリンを拡散してn2層12を形成する。最後にアルミニウムの蒸着及びエッチングを行ないp1層10とn2層12の表面にそれぞれアノード電極7とカソード電極8を形成する。またp2層11にはゲート電極Gを形成する。
【0015】
本実施例のものは交直変換装置の順変換器側で用いられるΣベベル構造のサイリスタ半導体装置である。この交直変換装置ではサイリスタの逆方向には定格値の5000V程度の高電圧が印加されるが、順方向にはターンオン電圧1200〜2700Vしか印加されない。従ってp2層11の不純物濃度を、サイリスタの順方向耐圧よりはむしろn2p2n1トランジスタの特性に合わせて最適にする一方、逆方向に高電圧がかかるn1層9と、p1層10及びp0層13との接合においては、p0層13の濃度を低くする。その結果図7のP0層13内で図の下方に湾曲する点線で示すように、p0層13側の表面空乏層の厚さを図24の従来のものにおいてP1層10に点線で示す表面空乏層の厚さよりも厚くできる。これにより接合表面での電界強度は従来のものよりも緩和され、プレーン接合と同程度の印加電圧に耐える高い耐電圧性が生じることを実際に本実施例のサイリスタを試作して実証できている。
【0016】
《実施例3》
図12ないし図16を参照して、本発明の実施例3を具体的に説明する。
実施例3は前記実施例2と異なる構成の高耐圧サイリスタ半導体装置に関するものである。
図12は本発明の実施例3である耐圧10kV級のΣベベル構造のサイリスタ半導体装置の断面図である。この実施例のサイリスタは半径7.0cmのシリンドリカル構造であり、シリコンウェハの厚さは1800μmである。その他の構造諸元は以下の通りである。p1層10及びp0層13の厚さはともに85μm、p2層11及びp0’層14の厚さはともに45μm、n1層9の厚さは1650μm、n2層12の厚さは18μmである。
【0017】
本実施例の製作方法の具体例は次の通りである。最初にリンの濃度7×1012(cm-3)のn1層9となるシリコン基板を用意する。このn1層9の図の下面の全面にボロンを注入し熱拡散により濃度7×1015(cm-3)のp0層を形成する。次に外周部のp0層13の部分を除く他のp0層に濃度1×1017(cm-3)のボロンをイオン打ち込みなどをしてp1層10を形成する。p0層13の厚さは図13又は図14に示すようにp1層10よりも厚くても薄くてもかまわない。又、p0層13の範囲はベベル底部aよりも端部側でも中心側でもかまわない。又、p0層13は必ずしも基板表面に露出する必要がなく図15又は図16のように内部に形成してもよい。次にp1層10とは反対側のn1層9の上にボロンを注入し熱拡散により濃度7×1015(cm-3)のp0’層を形成する。次に外周部のp0’層14の部分を除く他のp0’層に濃度7×1016(cm-3)のp2層11をイオン打ち込みなどにより形成する。p0’層14の厚さはp2層11よりも厚くても薄くてもかまわない。又、p0’層14の範囲はベベル底部aよりも端部側でも中心側でもかまわない。又、p0’層14は必ずしも基板表面に露出する必要がなく図15又は図16のように内部に形成してもよい。次にp2層11にリンを拡散してn2層12を形成する。最後にアルミニウムの蒸着及びエッチングを行ないp1層10とn2層12の表面にそれぞれアノード電極7とカソード電極8を形成する。またp2層11にはゲート電極Gを形成する。
【0018】
本実施例は順及び逆の両方向の高耐圧性が必要な用途に用いられるΣベベル構造のサイリスタ半導体装置である。このサイリスタ半導体装置ではサイリスタの両方向に規格値の高電圧が印加される。順方向の場合、高電圧がかかるn1層9と、p2層11及びp0’層14との接合においてp0’、層14の不純物濃度を低くすることにより、図12においてP0’層14内で図の上方に湾曲する一点鎖線で示すように、n1層9とp2層11及びp0’層14との間の接合の両側に広がる空乏層のp0’層14側の表面空乏層の厚さを、従来の場合よりも厚くできる。又、逆方向の高電圧を印加する場合には、高電圧がかかるn1層9とp1層10及びp0層13との接合においてp0層13の濃度を低くすることにより、n1層9と、p1層10及びp0層13との間の接合の両側に広がる空乏層のp0層13側の表面空乏層の厚さを、図12においてP0層13内で図の下方に湾曲する点線で示すように、従来のものよりも厚くできる。これらにより順方向または逆方向の高電圧が印加されるいずれの場合においても接合表面での電界強度は従来よりも緩和され、図22のグラフに実線で示すようにベベル角θが50°以上の場合でも耐圧が10000V以上となり、高い耐電圧性が得られることを実際にサイリスタを試作して実証できている。ちなみに図24に示す従来のものでは点線で示すようにベベル角θが45゜以上では耐圧が著しく低下している。
【0019】
《実施例4》
図17ないし図21を参照して、本発明の実施例4を具体的に説明する。
実施例4は高耐圧GTOサイリスタ半導体装置に関するものである。図17は本発明の実施例4である耐圧10kV級のΣベベル構造のGTOサイリスタ半導体装置の断面図である。この実施例のGTOサイリスタは半径7.0cmのシリンドリカル構造であり、基板であるシリコンウェハの厚さは1800μmである。その他の構造諸元は以下の通りである。p1層10の厚さは85μm、p2層11及びp0層15の厚さは45μm、n1層9の厚さは1650μm、n2層12の厚さは18μmである。
【0020】
本実施例の製作方法の具体例は次の通りである。最初にリンの濃度7×1012(cm-3)のn1層9となるシリコン基板を用意する。このn1層9の図の下方の面にSiO2膜(図示省略)を形成し、SiO2膜にホトエッチングで窓を開けてボロンを拡散し、アノード短絡部を持った濃度7×1017(cm-3)の複数個のp1層10を形成する。次にp1層10とは反対側のn1層9の全表面上にボロンを注入し熱拡散により濃度7×1015(cm-3)のp0層を形成する。次に外周部のp0層15を除く他のp0層にイオン打込みなどにより濃度7×1016(cm-3)のp2層11を形成する。p0層15の厚さは図18又は図19に示すように、p2層11よりも厚くても薄くてもかまわない。又、p0層15の範囲はベベル底部aよりも端部側でも中心側でもかまわない。又、p0層15は必ずしも基板表面に露出する必要がなく図20又は図21のように内部に形成してもよい。次にp2層11の表面上にSiO2膜(図示省略)を形成し、SiO2膜にホトエッチングで窓を開けリンを拡散して、カソード短絡部を持った複数のn2層12を形成する。最後にアルミニウムの蒸着及びエッチングを行ないp1層10とn2層12の表面にそれぞれアノード電極7とカソード電極8を形成する。また、p0層15にゲート電極Gを形成する。
【0021】
本実施例は高耐圧GTOサイリスタ半導体装置であり、高い順耐圧が必要とされるが逆耐圧は低くてもよい。従ってp1層10の濃度をGTOサイリスタの逆方向耐圧よりはむしろn2p2n1トランジスタの特性に合わせて最適にする。また、逆方向に高電圧がかかるn1層9と、p2層11及びp0層15との接合においてはp0層15の不純物濃度をp2層11の不純物濃度より低くすることにより、図17のP0層15内で図の上方に湾曲する点線で示すように、p0層15側の表面空乏層の厚さを従来のものよりも厚くできる。これにより接合表面での電界強度は従来よりも緩和され、プレーン接合と同程度の印加電圧に耐える高い耐電圧性が達成できる。
【0022】
以上本発明の4つの実施例について説明したが本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、高耐圧トランジスタ、高耐圧MOSFET、高耐圧IGBT、高耐圧SIサイリスタ等の各種高耐圧半導体装置にも適用でき、各種の変形や応用ができるものである。又シリコン基板はSiC、ガリウムひ素といった他の材料でもよい。さらに本発明の各実施例ではn層の不純物をリン、p層の不純物をボロンとしたが、n層の不純物はアンチモンやひ素、ホウ素といった他の物質でもよいし、p層の不純物もアルミニウムやガリウムといった他の物質でもよい。又電極の形成は真空蒸着法やスパッタ法、CVD法等で行ってもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明の高耐圧半導体装置では、Σベベル構造の端部の不純物濃度を下げることにより、pn接合の表面部の電界強度を緩和することができる。その結果、半導体装置の素子特性や通電面積利用率に悪影響を及ぼすことなしに耐圧を従来のものに比べて大幅に向上できる。上記の電界強度の緩和によりそのpn接合表面部の信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の高耐圧ダイオード半導体装置の断面図
【図2】本発明の実施例1の高耐圧ダイオード半導体装置の変形例の断面図
【図3】本発明の実施例1の高耐圧ダイオード半導体装置の他の変形例の断面図
【図4】本発明の実施例1の高耐圧ダイオード半導体装置の平面図
【図5】本発明の実施例1の高耐圧ダイオード半導体装置のさらに他の変形例の断面図
【図6】本発明の実施例1の高耐圧ダイオード半導体装置のさらに他の変形例の断面図
【図7】本発明の実施例2の高耐圧サイリスタ半導体装置の断面図
【図8】本発明の実施例2の高耐圧サイリスタ半導体装置の変形例の断面図
【図9】本発明の実施例2の高耐圧サイリスタ半導体装置の他の変形例の断面図
【図10】本発明の実施例2の高耐圧サイリスタ半導体装置のさらに他の変形例の断面図
【図11】本発明の実施例2の高耐圧サイリスタ半導体装置のさらに他の変形例の断面図
【図12】本発明の実施例3の高耐圧サイリスタ半導体装置の断面図
【図13】本発明の実施例3の高耐圧サイリスタ半導体装置の変形例の断面図
【図14】本発明の実施例3の高耐圧サイリスタ半導体装置の他の変形例の断面図
【図15】本発明の実施例3の高耐圧サイリスタ半導体装置のさらに他の変形例の断面図
【図16】本発明の実施例3の高耐圧サイリスタ半導体装置のさらに他の変形例の断面図
【図17】本発明の実施例4の高耐圧GTOサイリスタ半導体装置の断面図
【図18】本発明の実施例4の高耐圧GTOサイリスタ半導体装置の変形例の断面図
【図19】本発明の実施例4の高耐圧GTOサイリスタ半導体装置の他の変形例の断面図
【図20】本発明の実施例4の高耐圧GTOサイリスタ半導体装置のさらに他の変形例の断面図
【図21】本発明の実施例4の高耐圧GTOサイリスタ半導体装置のさらに他の変形例の断面図
【図22】従来の高耐圧サイリスタと本発明の高耐圧サイリスタの耐圧とベベル角との関係を示すグラフ
【図23】従来の高耐圧ダイオード半導体装置の断面図
【図24】従来の高耐圧サイリスタ半導体装置の断面図
【符号の説明】
1:n1
2:n2
3:p1
4:正ベベル
5:正ベベル
6:p0
7:アノード電極
8:カソード電極
G:ゲート電極
9:n1
10:p1
11:p2
12:n2
13:p0
14:p0’層
15:p0

Claims (20)

  1. 第1の導電型をもつ半導体基板、
    前記半導体基板の一方の面に設けられて前記半導体基板との間に接合を形成する第1の導電型と同じ導電型でかつ不純物濃度が前記半導体基板より高い第1の半導体層、
    前記第1の導電型と反対の第2の導電型をもち、前記半導体基板の他方の面との間に接合を形成して設けられた第2の半導体層、
    前記第1の半導体層の上に設けられた第1の電極及び
    前記第2の半導体層の上に設けられた第2の電極を有し、かつ前記半導体基板、第1の半導体層及び第2の半導体層はベベル角が50°以上のΣベベル構造を有し、
    前記第2の導電型の第2の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度の第2の導電型の半導体領域を前記第2の半導体層の周辺部に設けたことを特徴とする高耐圧ダイオード半導体装置。
  2. 前記半導体領域の厚さが前記第2の半導体層の厚さに略等しいことを特徴とする請求項1記載の高耐圧ダイオード半導体装置。
  3. 前記半導体領域の厚さが前記第2の半導体層の厚さより厚いことを特徴とする請求項1記載の高耐圧ダイオード半導体装置。
  4. 前記半導体領域の厚さが前記第2の半導体層の厚さより薄いことを特徴とする請求項1記載の高耐圧ダイオード半導体装置。
  5. 前記半導体領域が、前記半導体基板と前記第2の半導体層の間の境界の周辺部に設けられたことを特徴とする請求項1記載の高耐圧ダイオード半導体装置。
  6. 第1の導電型をもつ半導体基板、
    前記半導体基板の一方の面に設けられて前記半導体基板との間に接合を形成する第1の導電型と反対の第2の導電型の第1の半導体層、
    前記半導体基板の他方の面に設けられて前記半導体基板との間に接合を形成する第2の導電型の第2の半導体層、
    前記第2の半導体層の上の少なくとも一部に設けられて前記第2の半導体層との間に接合を形成する第1の導電型の第3の半導体層、
    前記第1の半導体層の上に設けられた第1の電極、
    前記第3の半導体層の上に設けられた第2の電極、及び
    前記第2の半導体層に設けられたゲート電極を有し、かつ前記半導体基板、第1の半導体層及び第2の半導体層はベベル角が50°以上のΣベベル構造を有し、
    前記第2の導電型の第1の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度の第2の導電型の半導体領域を前記第1の半導体層周辺部に設けたことを特徴とする高耐圧サイリスタ半導体装置。
  7. 前記半導体領域の厚さが前記第1の半導体層の厚さに略等しいことを特徴とする請求項6記載の高耐圧サイリスタ半導体装置。
  8. 前記半導体領域の厚さが前記第1の半導体層の厚さより厚いことを特徴とする請求項6記載の高耐圧サイリスタ半導体装置。
  9. 前記半導体領域の厚さが前記第1他方の半導体層の厚さより薄いことを特徴とする請求項6記載の高耐圧サイリスタ半導体装置。
  10. 前記半導体領域が、前記半導体基板と前記第1の半導体層の間の境界の周辺部に設けられたことを特徴とする請求項6記載の高耐圧サイリスタ半導体装置。
  11. 前記第2の導電型の第2の半導体層の外周部に、前記他方の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度の第2の導電型の半導体領域を設けたことを特徴とする請求項6記載の高耐圧サイリスタ半導体装置。
  12. 前記半導体領域の厚さが前記第2の半導体層の厚さに略等しいことを特徴とする請求項11記載の高耐圧サイリスタ半導体装置。
  13. 前記半導体領域の厚さが前記第2の半導体層の厚さより厚いことを特徴とする請求項11記載の高耐圧サイリスタ半導体装置。
  14. 前記半導体領域の厚さが前記第2の半導体層の厚さより薄いことを特徴とする請求項11記載の高耐圧サイリスタ半導体装置。
  15. 前記半導体領域が、前記半導体基板と前記第2の半導体層の間の境界の周辺部に設けられたことを特徴とする請求項11記載の高耐圧サイリスタ半導体装置。
  16. 第1の導電型をもつ半導体基板、
    前記半導体基板の一方の面に設けられて、前記半導体基板との間にアノード短絡部を有して接合を形成する、第1の導電型と反対の第2の導電型の少なくとも2個の第1の半導体層、
    前記半導体基板の他方の面に設けられて前記半導体基板との間に接合を形成する第2の導電型の第2の半導体層、
    前記第2の半導体層の上に設けられて前記第2の半導体層との間にカソード短絡部を有して接合を形成する第1の導電型の少なくとも2個の第3の半導体層、
    前記第1の半導体層の上に設けられた第1の電極及び、
    第3の半導体層の上に設けられた第2の電極を有し、かつ前記半導体基板、第1の半導体層及び第2の半導体層はベベル角が50°以上のΣベベル構造を有し、
    前記第2の導電型の第2の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度の第2の導電型の、半導体領域を前記第2の半導体層周辺部に設けたことを特徴とする高耐圧GTOサイリスタ半導体装置。
  17. 前記半導体領域の厚さが前記第2の半導体層の厚さに略等しいことを特徴とする請求項16記載の高耐圧GTOサイリスタ半導体装置。
  18. 前記半導体領域の厚さが前記第2の半導体層の厚さより厚いことを特徴とする請求項16記載の高耐圧GTOサイリスタ半導体装置。
  19. 前記半導体領域の厚さが前記第2の半導体層の厚さより薄いことを特徴とする請求項16記載の高耐圧GTOサイリスタ半導体装置。
  20. 前記半導体領域が、前記半導体基板と前記他方の半導体層の間の境界の周辺部に設けられたことを特徴とする請求項16記載の高耐圧GTOサイリスタ半導体装置。
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