JPS61183575A - コンクリ−ト造地下タンクの屋根構造とその構築方法 - Google Patents

コンクリ−ト造地下タンクの屋根構造とその構築方法

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JPS61183575A
JPS61183575A JP2079685A JP2079685A JPS61183575A JP S61183575 A JPS61183575 A JP S61183575A JP 2079685 A JP2079685 A JP 2079685A JP 2079685 A JP2079685 A JP 2079685A JP S61183575 A JPS61183575 A JP S61183575A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はコンクリート造の大型タンクの屋根の構造に関
し、とくに、低温液化ガス用の大型タンクであって、屋
根をプレストレストコンクリート造のドームで構成する
ときの、ドームの外周縁部と側壁頂部の取合いとなる部
分の構造とその構築方法に関するものであって、主とし
て建設技術の分野で新規な課題に取組み、燃料資源の備
蓄のための大型タンクを通じてエネルギー産業に寄与し
ようとするものでちる。
従来の技術 エネルギー備蓄は国家的な関心事であって、ことに液化
石油ガス(LPG)や液化天然ガス(LNG )などの
低温液化ガスの貯蔵施設としての大型タンクに対する関
心が高まシ、離設技術もそれに対応して、低温に対する
技術と平行して大型化への進展を示して来た。即ちタン
ク容量でいえば1基で13万キロリツトルのLNGタン
クが実現し、立地条件から地下式とされるタンクは側壁
も底盤も数メートルにも及ぶものとなって、低温に起因
する温度応力の処理には多大の努力が払われ、成果を挙
げて来た。
しかしながらタンクの履着について見れば、その主流は
鉄骨構造による膜板、骨組の構成に終始し、大型化には
この面から1つの限界が認識されるようになって来てい
た。
一方、鉄筋コンクリート造の建造物では、大スi4ンの
ものについてかまぼこ形やドーム形の屋根が設計され、
コンクリートの特性に鑑みてプレストレスの方式も採用
されており、また、大規模な構造物についての応力の処
理では、原子力施設での例も知られているから、大型地
下タンクへのプレストレストコンクリートの採用も着想
されてよいが、それは同時に数十メートルのスノクンと
、低温とに対する挑戦であって、その克服は本邦では実
現していない。
発明が解決しようとする問題点 地下構造物、ことに円筒形に形成されるタンクにコンク
リートが用いられるのは、周囲の土圧を圧縮材として受
けるコンクリートの特性によシ、また低温液化ガスの貯
槽として用いられるのは、その耐久性によるところが大
きい。この耐久性は貯槽の履板にも活用できるが、平板
としてのコンクリートは支持構造物を必要とし、同時に
自重の大きさが欠点ともなって、支保のための鉄骨構造
や支柱の荷重となシ、大スパンには適さなくなる。
そこでコンクリートに張力の作用が伴わないよりに曲面
を利用した設計が可能であって、コンクリートドームが
得られるが、膜応力の処理などにプレストレスを用いる
設計が行われ、外周縁に設けられるリングビームに圧縮
力を与える。この圧縮は周縁部の水平変位となって現わ
れ、側壁頂部との接合部を介して側壁にも同時に変位を
おこす。いいかえれば側壁の頂部は屋根のプレストレス
に対して大きな拘束として作用し、ドームのプレストレ
スのためには過大の外力を必要とするばかシでなく、こ
の外力は側壁の設計にも影響して要因と結果が相互に関
連する。
大型ドームには施工面からも他の問題が生ずる。即ち、
大型タンクでは深さも数十メートルに及び、その上部開
口部でのドームの構築には、深い底面から支保工を組み
上げる必要があり、その解体搬出も含めて仮設工事の費
用が大きい。
これを避けて開口面で鉄骨による支保をはかれば、コン
クリート構造体が自立したのち不要となる場所に本格的
な鉄骨構造体を架設することになる。いずれにしてもコ
ンクリートドームの下面の支保工にはスケールファクタ
ーが大きく作用し、コンクリート工事をほとんど禁止的
な条件におくこととなる。
問題点を解決するための手段 そこで低温液化ガス用の大型地下タンクを鉄筋コンクリ
ートで設計し構築するための上記の問題点に鑑み、本発
明は大型タンクの屋根をコンクリートドームで形成する
ためにプレストレスを導入し、ドーム周縁部と円筒形側
壁との接合部における構造に両者の分割をはかつて相互
の相対移動を可能とし、プレストレスによるドーム周縁
部の水平変位を吸収することを要旨とし、その際ドーム
の形成をタンク内底盤上で構築して初段のプレストレス
を導入し、ついで側壁頂部周囲からドームを吊夛あげて
側壁本体と分割した頂部環状体と連結し、しかるのち環
状体に2次のプレストレスを導入してプレストレストコ
ンクリートのドームを完成させ、そのプレストレス導入
の影響を側壁に及ぼさないようにするとともに、分割に
伴う両部の結合や構造にも対処するようにしたものであ
る。即ち、屋根ドームをプレストレストコンクリート造
とするために、屋根部と側壁部との間に摺動機構と結合
機構とを採用して両立させ、その工程を提示して新工法
とするものである。
実施例 以下図面に示す本発明の実施例にもとづいて詳細に説明
する。
第1図は本発明の屋根周縁部の構造を示す断面図であっ
て、第2図は低温液化ガス用のコンクリート造大型地下
タンクの概略図である。図中1は地下タンク全体を示し
、13万キロリツトル用を例として直径65mXRさ4
0mとされ、平面形は円形で、側壁2は厚さ3m、底盤
3は厚さ8mと設計され、その大部分を地盤面G、 L
、下に埋設して構築される。4は側壁2の頂部間に架設
されるタンク1の屋根であって、円形ドームに形成され
、中央最高部にライズDをとってコンクリートドームに
設計されている。
次に第1図によって屋根部4の詳細を説明すると、コン
クリートドームの屋根4は中央部の伏鉢部41とその外
周部のハンプ部42とその外周のリングビーム部43と
からなシ、通常の鉄筋コンクリートのための鉄筋Rを配
するほか、リングビーム部43には梁鉄筋RBが配され
ている。このドーム屋根はさらにプレストレスト・コン
クリート(以下psと略称する)として設計されていて
、ドームの中心に向う放射方向のプレストレスケーブル
Pとリングビーム部43内の円周方向のケーブルPRと
が配置されておシ、ケーブルPBを図示しない定着部に
定着させてボストテンション方式によってドーム4内に
プレストレスを導入する。
次に5はドーム4と側壁2の接合部であって、躯体側壁
についていえばその頂部であシ、屋根についていえばそ
の外縁部にあたシ、断面5辺形かつ平面円形の独立の環
状体に形成される。
この環状体5の形状は下面51を側壁2の頂面21と同
幅(同厚)とし、斜面52を内上方に向けて折シ上げ、
内側面の高さはドーム4の外周面、すなわちリングビー
ム部43の外側面44の高さと等しくしである。この環
状体5もpsとして設計され、図示しない通常の鉄筋の
配筋のほかに、外周部近くに円周方向のプレストレスケ
ーブルPCを配してアシ、リングビームに構成されてい
る。なお環状体5の内周部に点線55によって区画し、
斜線を施した部分54は、後述するように屋根ドーム4
との接合にあたって後打ちコンクリートとされる部分で
あって、屋根ドーム4の外周面44と点線部には接合用
の凹凸面が設けられるとともに、この部分においてドー
ム側と環状体5側に設けた多段の多数の剪断鉄筋R8同
志が接合されている。
後打コンクリート54の幅にはリングビーム部43のブ
レストレスケーブルPBの定着部と凹凸面形成の寸法を
考慮して区画線55を定める。
次に環状体5の下面51における側壁2との接合につい
て説明すると、側壁20頂而21の上面の中央部分には
支承金物6が設けられ、その内側と外側には目地板7が
敷かれている。支承金物6は2枚の鋼板61と62を1
対としたブレストレス導入時の上記両部の相対変位に対
処する摺動機構の要部であって、各鋼板の対向面はテフ
ロン加工が施され、背面側には;ンクリート中へのアン
カー筋が溶接されている。側壁2が厚さ3rILの例で
は鋼板61.62の幅は0.9m、厚さ4.5 m /
 m sテフロンの加工厚は50ミクロンである。目地
板7には厚10 m/mの加硫ゴムシートが選ばれてい
る。内側のゴムシート7は頂面21に設けた溝22のと
ころでさらに内外に2分され、この間には側壁2のコン
クリート打設に際して設置される止水板8が下半分を埋
設して立ち上げである。止水板8は5US304を選ん
だ2 m/m厚の不銹鋼の板体で、幅900 m/mの
ものの中央部にコルy−ト部81を有し、両縁を屈曲さ
せてアンカ一部82を形成してあシ、コルゲート部81
は溝22と環状体5fllの溝56の中に位置し、溝内
の空間部に合成樹脂発泡体(例えば「エサホーム」)8
3を充填してコルy−ト部の変形を可能にしである。9
は目地材7の外縁に設けた本目地部のシーリング材であ
って、適宜の材料のものを選んでここで雨水と外気を遮
断するためにあと詰めされる。以上によって、地下タン
ク1は躯体部と屋根部との間に摺動機構を設けている。
なお図中のMはタンク1の完成後屋根部の気密性を保持
するためのシールプレートであって、6 m/mの鋼板
をコンクリート内面にライニングしておシ、環状体5と
側壁2の接合部の太陽には、両者の相対変位に追随する
変形屈曲部MCを設けである。
次に、上記側壁頂部の摺動機構に対する環状体5と側壁
2との結合機構について第2の発明を説明する。
通常の低温液化ガスの貯蔵時にゲイルオ7の気体ガスの
内圧は屋根ドーム下面に対して0.15kf/art”
とされ、ドームの自重に対してほぼ等しい値であるから
、両者間に浮力が作用しても微小である。
またドーム屋根4のライズDはIo?71であって屋根
面に作用する負圧による浮きあがシは小さく、前記とと
もに無視してよい。
しかしながらタンク1が地震に遭遇するときには地上部
分としてのドーム4は大きな水平力を受け、側壁2など
の躯体部分と全く独立の運動をする。ことにドーム4は
プレストレスの導入に対して相対変位に関して摺動機構
を採用しているから、側壁頂部では無拘束の状態である
そこで本発明にあっては第3図に示すような結合機構を
採用しである。すなわち、11.12は側壁2内の鉄筋
に溶接接続して位置決めされた大径の結合杆であって、
環状体5の頂面57よシも突出した長さで所要数直立し
ておシ、環状体5の中をス!/−713によって頁通し
ている。14は頂面にあてがわれるペースプレート、1
5はベースプレート上の緊結ビームで結合杆11.12
をナツト16によって環状体5に緊結している。
第3図中点線で示した25は側壁2の外周部に一体のコ
ンクIJ−トで立上げ形成した円形の抑止壁であシ、2
5Aは抑止壁25に対応して環状体5下面外周部に形成
した切欠部であって、この構成はブレストレストコンク
リートを普通の固定コンクリートとの間で変位を吸収す
るための周知の手段であるが、本発明の結合機構の一部
とすることができ、目地板7もブレストレスケーブルP
Cにも対応した設計が可能である。
作用 次に本発明の作用と第3の構築方法の発明をタンク構築
の工程によって説明する。大型地下タンクの構築はその
地下部分については既知の工法によることができ、通常
はまず連続地中壁Wを構築する。即ち第2図左半に示す
ように、地盤面G、 L上から側壁2の外周部分に溝孔
Tを掘削し、その中にコンクリートを打設して連続地中
壁Wを溝築したのち、壁体2を構築し底盤3を打設する
次に、構築されたタンクの内部の底盤3の上面において
屋根ドーム4のためのセントル型枠Cを組み立て、その
上面をドーム4の下面に合わせた曲面に形成する。そし
て゛所定に鉄筋RとRBを配筋し、プレストレスケーブ
ルP及びPR用のシースを配置したうえでコンクリート
を打設したのち、コンクリートの硬化後各シース内にケ
ーブルP、PRを挿通して一ストテンションによってド
ームコンクリートにプレストレスを導入すれば、ドーム
4はPSのプレキャストコンクリートブロックとして単
体の伏鉢形に完成する。
一方、側壁2の頂部では環状体5を構築する。
それには第3図に示すように、側壁2の頂部に前述のよ
うな摺動機構を構成したのち、外側型枠F1と内側型枠
F2を組み、鋼製たてパタ23A、23Bを使用してア
ンカーデルト24によって側壁2の頂部に固定する。つ
いで側壁2から直立する結合杆11.12にスリーブ1
3を挿通し環状体5のコンクリートを打設する。その際
区画線55の外方には凹凸部58を形成する。
環状体5が完成したならば、結合杆11.12に緊結ビ
ーム15をかけわたしてナツト16によって緊結し、環
状体5を側壁2頂部に固定し、その後緊結ビーム15を
利用して吊シ上げジヤツキJを据付ける。(第2図) 次にタンク底で構築したコンクリートドーム4に吊上げ
ワイヤを係着し、その上端を上記ジヤツキJに装着して
環状体5の上面周囲全体でドーム4を吊る態勢とし、ジ
ヤツキJを操作してドーム4を徐々に垂直に吊シ上げる
。この反力はもちろん環状体5を介して側壁2で受けて
いる。
ドーム4が所定高さまで揚昇されたならば、ジヤツキJ
をそこで保持し、第3図示のように内側型枠F2の上部
立上シ部F2Aを解体し後打ちコンクリート部54の下
面となる部分に型枠F2Bを補足し、ドーム4のリング
ビーム部43の外面44と環状体5の区画線55の間で
剪断鉄筋R8を接続し、後打ちコンクリート54を打設
する。このコンクリートは無収縮コンクリートを使用す
るのがよく、区画線55は上方に向かってやや外開きの
斜面とすることも有利である。
後打ちコンクリート54が完全に硬化すると屋根ドーム
4と環状体5は一体のコンクリート履着となシ、側壁2
上で支持されるようになるから(第2図左半)、ここで
結合杆11.12の緊結をゆるめることができ、履着全
体のプレストレスの導入が行えるようになる。そこで環
状体5の円周方向のプレストレスケーブルPCにプレス
トレスを導入する。このプレストレスの外力はドーム4
に対しては第2次のプレストレスとなシ、プレキャスト
されたドーム4は構築時の第1次のプレストレス導入の
あと、吊シ上げ時と環状体5との接合時の応力状態を経
たあとで、最終の状態にプレストレスを加えられること
になシ、この経過ではドームの隆起の方向に挙動し、ド
ームとしての安定状態で設計することができる。
この間に環状体5はプレストレスによって円周方向に収
縮し、その半径を減じて側壁20頂面21上で内方に変
位(第1画矢印)する。そして、この変位は支承金物6
を主とする摺動機構で吸収され、鋼板61と62とはテ
フロン加工によって相対移動して摺動する。
環状体5の変位は上半をコンクリート中に埋設し、下半
を側壁2中に埋設した止水板8に影響するが、止水板8
はそのコルゲート部81で大きな抵抗なく変形すること
から、変位に追随可能であシ、目地部の気密性、液密性
は確保されている。
同様にして結合杆11.12の太さと、挿通スリーブ1
3の内径の関係にも上記変位に対する寸法設計が採用さ
れ、ケーブルPCの緊張による変位は結合杆11.12
の剪断を起さないようにすることができる。そして、リ
ングビーム部43の第1次のプレストレスに加えられる
第2次のプレストレスによる環状体5の変形変位は半径
上で約51mのオーダーに設計され、止水板8のコルゲ
ート部81、それを内蔵する溝部22.56の設計もプ
レストレスの変位吸収に有効に設計可能である。また、
抑止壁25を設けるときにも、屋蓋部の内方への変位は
自由である。
以上によって環状体5とドーム4とが一体となった履着
コンクリートがプレストレスコンクリートとして安定し
たならば、スリー7”13内にグラウトを注入して結合
杆11.12を固定させるとともに、緊結ビーム15を
介して結合杆11.12を定着させれば、タンクの躯体
部と屋蓋部は上記結合機構によって一体に安定して結合
され、PSドームの屋根を有するタンクが完成する。
発明の効果 本発明は上述したように大型の地下タンクの屋蓋部と躯
体部との間にその両者の結合機構と摺動機構とを設けて
両者を接合したものであるから、大スパンの屋根P−ム
をプレストレストコンクリートによって構築するに際し
ての問題点をすべて克服することができ、今後の備蓄設
備に一大活路を切シ開くものであシ、あわせてそのよう
な構造にふされしい構築方法を提供するものであるから
建設産業ひいてはエネルギー産業に多大の貢献をもたら
すものといえる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図は円
形地下タンクの躯体部と屋蓋部との取合部における摺動
機構を主として示す詳細断面図、第2図は同地下タンク
の全般と屋根部の構築を左半、左半に示す1直径に沿う
断面図、第3図は第1図と同じ位置での結合機構を主と
して示す詳細断面図である。 1・・・タンク     2・・・側壁3・・・底盤 
     4・・・屋根ドーム43・・・リングビーム
部 44・・・外周面5・・・環状体   −51・・
・下面54・・・後打コンクリート 55・・・区画線
6・・・支承金物    61.62・・・鋼板T・・
・目地材     8・・・止水板81・・・コルゲー
ト部  9・・・シー+):/り材11.12・・・結
合杆  13・・・スリーブ15・・・緊結ビーム  
 ト1、F2・・・型枠25・・・抑止壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄筋コンクリート造の円筒形大型地下タンクの屋
    根の構造であつて、該屋根をプレストレストコンクリー
    ト造のドームで形成するときのタンク躯体部との接合部
    の構造において、コンクリートドームは外周部をプレス
    トレストコンクリート造の円形梁に構成し、その外周の
    側壁頂部との接合部分をプレストレストコンクリート造
    の環状体に構成して目地部を介して躯体側壁と分割させ
    、その分割目地部には少くとも支承金物を配した摺動機
    構を含むことを特徴とする地下タンクの屋根構造。
  2. (2)摺動機構は2枚の鋼板からなる支承金物、弾性目
    地材及びコルゲート部を有する止水板とを含む特許請求
    の範囲第1項に記載の屋根構造。
  3. (3)鉄筋コンクリート造の円筒形大型地下タンクの屋
    根をプレストレスコンクリート造のドームで形成し、そ
    の外周に一体に環状体を接合して屋蓋部とするときの屋
    蓋部とタンク躯体部との接合部の構造において、屋蓋部
    とタンク躯体部の間には、少くとも躯体部側壁の頂部に
    直立させた多数の結合杆と、屋蓋部の環状体に垂直に埋
    設して上記結合杆に被嵌する多数のスリーブとからなる
    結合機構を含むことを特徴とする地下タンクの屋根構造
  4. (4)結合機構は、上記結合杆とスリーブ及び結合杆を
    環状体の上面で緊結する緊結ビームならびにスリーブ内
    に結合杆を固定する充填グラウトを含む特許請求の範囲
    第3項に記載の屋根構造。
  5. (5)結合機構は躯体側壁頂面の外周部に立上げた抑止
    壁と環状体下面に抑止壁に対応して設けた切欠部とをさ
    らに含む特許請求の範囲第3項または第4項に記載の屋
    根構造。
  6. (6)鉄筋コンクリート造の円筒形大型地下タンクの屋
    根をプレストレストコンクリート造のドームに形成する
    ときの構築方法において、a)屋根ドームは構築された
    タンク躯体の内底部でプレキャストコンクリートで形成
    す る工程、 b)屋根ドームのリングビーム部からドーム全体にプレ
    ストレスを導入する工程、 c)躯体部側壁頂部に屋根ドームと側壁の接合部となる
    環状体を構築する工程、 d)環状体上面から前記屋根ドームを側壁上部水準まで
    吊りあげる工程、 e)環状体と屋根ドームとを両者の間隙に打設する後打
    ちコンクリートによつて接続し て一体の屋蓋部とする工程、 f)環状体には円周方向に第2次のプレストレスを導入
    し、屋蓋部全体をプレストレス トコンクリート造とする工程、 g)環状体を介して屋蓋部をタンク躯体に結合する工程
    、 を含むことを特徴とする地下タンクの屋根の構築方法。
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