JPS61182886A - ガスシ−ルドア−ク溶接機のコンタクトチツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は炭酸ガス等のガスをシールドガスとして使用し
、このガスでワイヤー（溶接ワイヤー）の周囲をシール
ドさせながら溶接するガスシールドアーク溶接機におい
て、トーチの先端に着脱自在に螺着し、ワイヤーに給電
しながら該ワイヤーを母材（被溶接材）側へ誘尋するコ
ンタクトチップに関するものである。

（従来の技術） 炭酸ガス溶接、ＭＡＧ浴接、ＭＩ（ｊ浴接、或いはアー
クロー付は等、ガスシールドアーク浴接においては、ワ
イヤー（浴接ワイヤー）に給電しながらアークを開先さ
せ、該ワイヤーを母材側へ順次送り出しながら溶接する
ものである。そして、ワイヤーへの給電は、ワイヤーが
コンタクトチップのスルーホール内を通過する時点にお
ける両者の接触により行なうものである。

ところで、従来のこの種コンタクトチップは、才？図示
のように基端にネジｓ２を備えたチップ本体１の中心に
チップ本体１の基端から先端にかけてワイヤーＷの径よ
り０．１〜０．２ミリ程度大径のスルーホール３をチッ
プ本体１の中心軸線に沿って直線上罠穿設し、ワイヤー
Ｗがスルーホール３内を通る時、ワイヤーＷをホール３
の壁面と自然に接触させてワイヤーＷに給電させるよう
に構成していた。

（発明から解決しようとする問題点） 上６ピした従来技術には次のような問題を有している。

すなわち、従来技術にあっＣＧＸ、ワイヤーＷがチップ
本体１のスルーホール３の中を通る時、両省が自然に接
触するのみの通電でチツ７°本体１からワイヤーＷへ数
１０〜ａ　１００アンペアものｘｍを流すので、チップ
本体ｌとワイヤーＷとの自然接触ではｗＰｇｉｔ気抵抗
が大抵抗、かつ、不安定でアークの安定持続損なわれる
。そのため、スパッタが多量に発生したり、ビート形状
の不揃いやスタート時のバーンバック（芯線溶着）等の
発生、或いはトーチが発熱する等、溶接作業性が損なわ
れていた。

本発明は上記の点に庸目し、チップ本体とワイヤーとの
接触を強くすることにより両者間における接触電気抵抗
を少なくし、ワイヤーに対する給電の安定性、アークの
安定性を良好にし、スパッタの発生を低減すると共にビ
ート形状に均一になし、かつ、バーンバック等の発生や
トーチの発熱等の改善、さらに又、溶接電力の節減を計
れるコンタクトチップを提供せんとするものである。

（問題を解決するための手段） 本発明はスプリング作用を備えた押子によりスルーホー
ル内のワイヤーを強制的に押し付けるように構成して上
記問題を解決したものである。

すなわち、本発明は、良導体で造られ、中心部に基部か
ら先端にかげてワイヤー経路用のスルーホールを貫通さ
せて穿設したチップ本体の適当部に硬質材で造った押子
を上記スルーホールと交差する方向に向けて移動自在に
、かつ、スズリングで上記押子をスルーホール側へ付勢
せしめて設け、上記押子によりスルーホール内のワイヤ
ーをバネ力でスルーホールの壁面に押し付けるように構
成したものである。

（作　用） 上記技術的手段は次のように作用する。チップ本体のス
ルーホールの中にワイヤーを挿通すると、このワイヤー
は押子のスプリングによる押圧作用を受ける。そのため
、ワイヤーはスルーホール内において、スルーホールの
壁面と上記スプリングの作用で強制的に強く接触しなが
ら前進する。七して、上記両省の接触によりチップ本体
からワイヤーに給電されるが、ワイヤーとチップ本体と
の接触は強いため、！気的接触抵抗は安定し、低減され
る。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。

才／図乃至才３図は本発明の一実施例を示したものであ
る。これらの図において、１１は良導体で適当長さに形
成したチップ本体で、チップ本体１１０基端部には、外
周面に雄ネジ簿を載設し、後述するトーチの先端に着脱
自在に螺着するネジ部１２が形成されている。チップ本
体１１の素材としては銅や銅合金などが最適である。

１３はチップ本体１１に設けられ、ワイヤーＷ（溶接ワ
イヤー）を通すワイヤー経路用のスルーホールで、スル
ーホール１３はチップ本体１１の基端から先端にかけて
貫通させて穿設されている。スルーホール１３の穴径は
ワイヤーＷの線径（ガスアーク浴接に使用するワイヤー
Ｗは線径がＯ，ｂミリ、０゜８ミリ・・・・・・１．６
ミリ等、目的に応じて多植ある）に応じ、そのワイヤー
Ｗの線より０．１ミリ〜０．２ミリ程度大きく形成され
ている。

１４はチップ本体１１の適当部にスルーホール１３と直
交させると共にホール１３に連通させて設けた収納孔で
、収納孔１４の開口部はキャップ１５をかしめ看等で固
着して閉塞されている。なお、キャップ１５は収納孔１
４に着脱自在に螺着するよ５に構成しくも艮い。１６は
硬質材で造られ、スルーホール１３と直交する方向に向
けて収納孔１４内に移動自在に収納した押子で、該実施
例の押子１ｂは鋼球で構成されている。１７はキャップ
１５内に設けたスズリングで、核スプリングのバネ作用
により押子は常時、スルーホール１３側へ押圧させるよ
うに構成しである。これＫより、スルーホール１３内の
ワイヤーＷは押子１６により押圧され、スルーホール１
３の壁面１詞へ押し付けられる。押子１６の押圧力はス
プリング１７のバネ圧力により決定されるもので、この
バネ圧力は目的のワイヤーＷの線径等に応じて適宜選定
すると良い。また、押子ｌりはテップ本体１１の先端寄
り、中央側或いは後端寄り等、所望の位置に設けられろ
ものであるが、咳実施例のように押子１ｂをナツプ本体
１１の先端寄りに設けると、＃１艦中のワイヤー振れを
確実に防止することができる。

なお、押子ｌｂはチップ本体１１の（１薗所に設けるこ
とも可能であり、この場合、各押子１ｂに）くネ作用を
付与させること勿論である。

該実施例のコンタクトチップは上記のように構成され、
オ・グ図示のように汎用のものと同様、トーチ２０の先
端に螺合して装着し、使用するもので、矛！図において
、２１はノズル、２２は絶縁継手、乙は絶縁オリアイス
を示し、巻取部（図示せず）に巻回されているワイヤー
Ｗは巻取部より所定量づつ繰出されてチップ本体１１の
スルーホール１３を通りて給電され、母材側へ順次送り
出され、また、シールドガスはトーチを通ってオリフィ
スおの連通孔冴からノズル２１内に導入され、ノズル２
１の先端から外部に排出され、この排出されるガスでワ
イヤーＷの先端周囲をシールドしながらアーク溶接する
ものである。

なお、上記シールドガスは、ワイヤーＷと同一の細路を
通り、オリフィスおの部分で分岐して連通孔２４からノ
ズル２１内に入って排出されると共に残りのガス（少ｉ
ｔ）はスルーホール１３内を通ってチップ本体の先端か
ら外部に排出させるようＫＷ成したものもある。

実施例のコンタクトチップは上記のように構成したもの
で、ワイヤーＷをスルーホール１３の中へ挿入すると、
ワイヤーＷの先端が押子１６の位置に達した地点におい
て押子１６はワイヤーＷの先端で押されるので、スプリ
ング１７のバネ作用に抗して押子は図において上方に押
し上げられ、ワイヤーＷの先端を通過させる。そして、
ワイヤーＷの先端が通過した後、押子１６はバネ作用で
押し戻されてワイヤーＷを押圧する。したがって、ワイ
ヤーＷは上記押圧により、核部においてスルーホール１
３の壁面１＞に強制的に、かつ強く摺接しながら通電し
て順次進む。

なお、実施例では、押子１６をスルーホール１３に対し
て直角方向に移動自在に構成したが、押子１６の移動方
向はスルーホール１３に対して多少の角度を付して交差
するように構成することも可能である。

次に矛よ図乃至オ６図は本発明の別実施例を示し、この
実施例では、−ｍＶチップ本体１１のスルーホール１３
と遅通し、他端を閉基した収納孔１４ａをスルーホール
１３と直交する方向に形成し、この収納孔１４α内にス
プリング１７および押子１６を収納し、該押子１ｂをス
プリング１７のバネ作用により常時スルーホール１３９
ｉ１１へ押圧させるように構成したものであり、１８は
メクラ栓で、メクラ栓１８はチップ１１と同買材で造ら
れていると共に栓１８の先端はスルーホール１３の壁面
と同一線上に位置させである。

１９は中心にスルーホール１３の穴径と同径の穴を軸方
向に向けて形成した短筒状の超硬ブツシュで、超硬ブツ
シュ１９はスルーホール１３の出口側、すなわち、チッ
プ本体１１の先端側にスルーホール１３とブツシュ１９
０穴とを一致させてチップ本体１１に埋設されている。

上記プツシ５−１９の素材としてはノくイト材に使用さ
れている超硬合金、或いはハガネやセラミック等の超硬
材を採用する。

この実施例のようにチップ本体１１の先端に超硬ブツシ
ュ１９を設けるとスルーホール１３の出口倶ｊの壁面の
摩耗を減少させるので、ワイヤー撮れを防止することが
できる。

なお、該実施例のコンタクトチップの他の６１１は前記
オー実施例と同一構成であり、図中、同一符号を付した
部分は同−ｍ成部分を示すものである。

該実施例のコンタクトチップは上記のように構成したも
ので、この実施例のものも前記第−実施例のものと全く
同様に使用し、同一の作用効果が得られる。

次に７７図は押子の別実施例を示すもので、この実施例
の押子１６は半球状に形成され、基部にスプリングと係
合させる係合突部１６ａを形成して成るものである。そ
して、この実施例の押子１６は球面の先端側をスルーホ
ール側に向けて収納するものである。

なお、実施例では押子１６の形状として球状と半球状の
ものを図示したが、他の形状のものを採用しても艮いも
のである。

（効　果） 本発明は上記したように、チップ本体の適当部に、硬質
材で造った押子なスルーホールと交差する方向に向けて
移動自在に、かつ、スプリングで押子を常時スル−ホー
ル側へ付勢せしめて設け、上記押子により上記スルーホ
ール内のワイヤーをスルーホールの壁面に押し付けるよ
うに構成したものであるから、本発明によれば次のよう
な効果を期待できる。

ｔａ＋チップ本体と溶接ワイヤーとの電気的接触抵抗が
安定かつ低減されるためアークスタートが確案になる。

（ｂ）安定した溶接電流が得られろため、アークの安定
性が艮いと共にスパッタの発生を低減させ得る。

ｆｃｌハンバーク（芯腿浴Ｎ）の発生を低減することが
できると共にスルーホール内でのワイヤーとのスパーク
を激減することができる。

（ｄｌｌビードや余盛り尚さが一定し、良質な溶接が可
能となる。

ｔｅｌ溶接電力を節諷することができる。

＋ｆｌチップ本体内での発熱が押えられるので、トーチ
への熱影響な紙束させることができる。

【図面の簡単な説明】

１７図乃至７３図は本発明に係るコンタクトチップの一
実施例を示し、７７図は縦ｌｒｒ面図、第一図は１７図
の１−１朦拡太断面図、矛３図は同じく才／図の１−１
ｍｍ拡大面図にして、ワイヤーを引き抜いた状態を示す
図１，１−￥図は本発明に係るコンタクトチップをガス
アーク溶接機のトーチＫｊ！ｉ２付けて使用する状態を
示す概略説明図、７５図乃至１６図は本発明に係るコン
タクトチップの別実施例を示し、才！図は縦断面図、矛
乙図は矛！図のｎ−ｍ５拡大断面図、才２図は押子の別
実施例を示す側面図、矛！図は従来のコンタクトチップ
を示す縦断面図である。 １１・・・・・・チップ本体、１３・・・・・・スルー
ホール、１３α・・・・・・スルーホールの壁面、１６
・・・・・・押子、１７・・・・・・スプリング、Ｗ・
・・・・・ワイヤー。 特許出願人　　　芦　名　　　等 （ほか１名） 第４図　　　第７［！１ 第８図 手続補正誓 昭和６０年３月井を日 特許庁長官　　志　賀　　　学　殿 ＃Ｊｌｌ［１ｉ８６０−２４７２３号 ２、発明の名称 カスシールドアーク溶接機のコンタクトチップ３、補正
をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　　東京都荒川区町屋３−２９−５畑ビル２０１ ５、補正命令の日付 自　　　　　発 ６、補正の対象 （１）図　　面 明細書の発明の詳細な説明の掴 ７、補正の内容 （１）図面の浄４１ＦＣ内容Ｋｆ史なし）（２）明細ｌ
ｌＦオ３頁オ１０行の「安定持続」を「安定持続が」と
補正する。 （３）明細書矛３頁矛１１行および商才１９行の「ビー
ト」を「ビード」と補正する。 （４）明細書矛１１頁矛１８行の「ハンバーク」を「パ
ーンバック」と補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）良導体で造られ、中心部に基端から先端にかけて
   ワイヤー経路用のスルーホールを貫通させて穿設したチ
   ップ本体の適当部に硬質材で造った押子を上記スルーホ
   ールと交差する方向に向けて移動自在、かつ、スプリン
   グで上記スルーホール側へ付勢せしめて設けて成り、上
   記押子により上記スルーホール内のワイヤーをスルーホ
   ールの壁面に押し付けるように構成されていることを特
   徴とするガスシールドアーク溶接機のコンタクトチップ
   。