JPH0315263Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0315263Y2 JPH0315263Y2 JP9885585U JP9885585U JPH0315263Y2 JP H0315263 Y2 JPH0315263 Y2 JP H0315263Y2 JP 9885585 U JP9885585 U JP 9885585U JP 9885585 U JP9885585 U JP 9885585U JP H0315263 Y2 JPH0315263 Y2 JP H0315263Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- tip
- welding
- consumable electrode
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 13
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims description 11
- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims description 4
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は消耗電極を用いる溶接トーチのチツプ
に係る。
に係る。
従来の溶接チツプを第3図および第4図に示
す。従来のチツプ01はその内側を通過する消耗
電極02の外径よりも少し大きい孔01′が明け
られている。
す。従来のチツプ01はその内側を通過する消耗
電極02の外径よりも少し大きい孔01′が明け
られている。
このような従来チツプにおいては、消耗電極0
2の外径よりもチツプ01の孔01′の孔径が大
きく、また消耗電極02は図示せざるリールに巻
かれていて時々刻々巻かれている曲率即ち巻きぐ
せが変化すると共に、リールとチツプ01との間
を結んで図示せざるコンジツトケーブル中でも消
耗電極02は不規則にねじれるので、消耗電極0
2とチツプ01との接触点即ち給電点が不規則に
変化してアークが不安定である。
2の外径よりもチツプ01の孔01′の孔径が大
きく、また消耗電極02は図示せざるリールに巻
かれていて時々刻々巻かれている曲率即ち巻きぐ
せが変化すると共に、リールとチツプ01との間
を結んで図示せざるコンジツトケーブル中でも消
耗電極02は不規則にねじれるので、消耗電極0
2とチツプ01との接触点即ち給電点が不規則に
変化してアークが不安定である。
またチツプ01を永く使用していると消耗して
特にその先端近傍の孔径は増大し、ますます給電
が不安定になりアークの不安定化が増大する。
特にその先端近傍の孔径は増大し、ますます給電
が不安定になりアークの不安定化が増大する。
本考案は上記従来チツプの欠点を改善するもの
で、チツプへその長手方向に複数のスリツトを設
けて消耗電極が通る孔の孔径が変化できるように
し、かつ変態温度以上にその温度が上昇すると記
憶している形状に戻る性質を有する形状記憶合金
を用いて溶接によつて生じる熱で前記形状記憶合
金がチツプの孔の孔径を縮小するようにした。
で、チツプへその長手方向に複数のスリツトを設
けて消耗電極が通る孔の孔径が変化できるように
し、かつ変態温度以上にその温度が上昇すると記
憶している形状に戻る性質を有する形状記憶合金
を用いて溶接によつて生じる熱で前記形状記憶合
金がチツプの孔の孔径を縮小するようにした。
本考案によると、チツプに入れたスリツトおよ
び形状記憶合金の溶接熱による形状変化によつ
て、チツプの孔径を縮め、消耗電極を締め付け、
給電が確実かつ安定になり、常に安定したアーク
を発生することができる。
び形状記憶合金の溶接熱による形状変化によつ
て、チツプの孔径を縮め、消耗電極を締め付け、
給電が確実かつ安定になり、常に安定したアーク
を発生することができる。
本考案チツプの一実施例を第1図および第2図
について説明する。1はチツプ本体でその長手軸
方向に複数個のスリツト3が先端から上方のネジ
部近傍まで入つている。2はチツプ1の孔1′に
挿通されている消耗電極である。4はチツプ1の
周りに少くとも1回以上螺線状に巻きつけられた
形状記憶合金で、変態温度以上にその温度が上昇
すると記憶している形状に戻りチツプ1を締め付
けるように記憶処理されている。
について説明する。1はチツプ本体でその長手軸
方向に複数個のスリツト3が先端から上方のネジ
部近傍まで入つている。2はチツプ1の孔1′に
挿通されている消耗電極である。4はチツプ1の
周りに少くとも1回以上螺線状に巻きつけられた
形状記憶合金で、変態温度以上にその温度が上昇
すると記憶している形状に戻りチツプ1を締め付
けるように記憶処理されている。
しかしてチツプ1にはその長手方向に複数のス
リツト3が入つているため、その孔1′の孔径が
変化できる。形状記憶合金4は常温においてはチ
ツプ1の外周に沿い接して螺線状に巻かれてい
て、この状態では形状記憶合金4はチツプ1に対
して何ら力を与えない。この時、チツプ1の孔径
はワイヤ径よりも少し大きい状態にセツトされて
いる。
リツト3が入つているため、その孔1′の孔径が
変化できる。形状記憶合金4は常温においてはチ
ツプ1の外周に沿い接して螺線状に巻かれてい
て、この状態では形状記憶合金4はチツプ1に対
して何ら力を与えない。この時、チツプ1の孔径
はワイヤ径よりも少し大きい状態にセツトされて
いる。
溶接が開始され、アークおよび溶接池などから
の軸射熱によつて形状記憶合金4の温度が上昇
し、変態温度を越すと、あらかじめ螺線の内径が
小さい形状を記憶していたため螺線の内径が小さ
くなり、チツプ1を外側から内側に締め付ける力
が働き、この結果チツプ1の孔1′の孔径は小さ
くなる。かくしてチツプ1の孔1′の孔径の収縮
は、消耗電極2の径に等しくなるまで即ちチツプ
1が消耗電極2を締め付けるまで続く。
の軸射熱によつて形状記憶合金4の温度が上昇
し、変態温度を越すと、あらかじめ螺線の内径が
小さい形状を記憶していたため螺線の内径が小さ
くなり、チツプ1を外側から内側に締め付ける力
が働き、この結果チツプ1の孔1′の孔径は小さ
くなる。かくしてチツプ1の孔1′の孔径の収縮
は、消耗電極2の径に等しくなるまで即ちチツプ
1が消耗電極2を締め付けるまで続く。
この結果、チツプ1は消耗電極2とほぼ全周に
わたつて接触し、チツプ1から消耗電2への給電
が確実かつ安定に行われる。チツプ1が消耗しそ
の内径が大きくなつても、形状記憶合金4による
チツプ1の孔1′の孔径の収縮量がその消耗量よ
りも大きければ締め付けの状態が常に保持され
る。
わたつて接触し、チツプ1から消耗電2への給電
が確実かつ安定に行われる。チツプ1が消耗しそ
の内径が大きくなつても、形状記憶合金4による
チツプ1の孔1′の孔径の収縮量がその消耗量よ
りも大きければ締め付けの状態が常に保持され
る。
1 チツプと消耗電極が常に確実かつ安定に接触
するため、チツプから消耗電極への給電が確実
かつ安定に行えてアークが安定し、アークの不
安定さによる溶接欠陥の発生を防止する。
するため、チツプから消耗電極への給電が確実
かつ安定に行えてアークが安定し、アークの不
安定さによる溶接欠陥の発生を防止する。
2 溶接アークが安定するため、溶接電流の変化
等を検出し溶接線を自動追跡するアークセンサ
等の精度を向上させる。
等を検出し溶接線を自動追跡するアークセンサ
等の精度を向上させる。
3 チツプの消耗による取替えの手間を省くこと
ができる。
ができる。
4 非溶接時は形状記憶合金の温度は上昇しない
ので、インチング時の送給は抵抗なく行える。
ので、インチング時の送給は抵抗なく行える。
第1図および第2図は本考案チツプの一実施例
で、第1図は側面図、第2図はその−矢視断
面図、第3図および第4図は従来チツプで第3図
は側面図、第4図はその−矢視断面図を示
す。 1……チツプ、1′……チツプ孔、2……消耗
電極、3……スリツト、4……形状記憶合金。
で、第1図は側面図、第2図はその−矢視断
面図、第3図および第4図は従来チツプで第3図
は側面図、第4図はその−矢視断面図を示
す。 1……チツプ、1′……チツプ孔、2……消耗
電極、3……スリツト、4……形状記憶合金。
Claims (1)
- 消耗電極を用いる溶接トーチのチツプへ長手軸
方向に複数のスリツトを設け、かつ溶接中に温度
が上昇し変態点以上で形状がチツプを締め付ける
ように記憶処理した形状記憶合金を上記チツプに
少くとも1回以上巻きつけたことを特徴とする溶
接チツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9885585U JPH0315263Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9885585U JPH0315263Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS626985U JPS626985U (ja) | 1987-01-16 |
JPH0315263Y2 true JPH0315263Y2 (ja) | 1991-04-03 |
Family
ID=30967196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9885585U Expired JPH0315263Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0315263Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2011383784B2 (en) * | 2011-12-20 | 2014-10-09 | Esab Ab | Contact tip for use in gas metal-arc welding |
JP6377783B2 (ja) * | 2017-01-18 | 2018-08-22 | エサブ・アーベー | ガス金属アーク溶接に用いるコンタクトチップ |
-
1985
- 1985-06-28 JP JP9885585U patent/JPH0315263Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS626985U (ja) | 1987-01-16 |
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