JPS598858Y2 - Tig溶接用ト−チ - Google Patents
Tig溶接用ト−チInfo
- Publication number
- JPS598858Y2 JPS598858Y2 JP1978117236U JP11723678U JPS598858Y2 JP S598858 Y2 JPS598858 Y2 JP S598858Y2 JP 1978117236 U JP1978117236 U JP 1978117236U JP 11723678 U JP11723678 U JP 11723678U JP S598858 Y2 JPS598858 Y2 JP S598858Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- tip
- electrode
- tig welding
- welding torch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Arc Welding In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、たとえば熱交換器における、管が管板から
長く突出している箇所等の溶接を容易に行なえるように
した、TIG溶接用トーチに関するものである。
長く突出している箇所等の溶接を容易に行なえるように
した、TIG溶接用トーチに関するものである。
たとえば、熱交換器の管と管板との溶接においては、多
数の管同志が接近しており、管が管板から長く突出して
いる場合(15〜20 mm程度)、電極を管同志の接
近箇所に適用しにくく、したがってその溶接は非常に難
かしい。
数の管同志が接近しており、管が管板から長く突出して
いる場合(15〜20 mm程度)、電極を管同志の接
近箇所に適用しにくく、したがってその溶接は非常に難
かしい。
すなわち、この溶接を、通常のTIG溶接用トーチで行
なおうとすれが、夕ングステン等の非消耗電極をトーチ
本体から突出させてこれを行なわなければならず、この
ため、溶接が行なえても、ガスシールド性が悪く、良好
な溶接部が得にくいという問題があるほか、電極と管と
が接触しやすく、作業性がよくないという問題がある。
なおうとすれが、夕ングステン等の非消耗電極をトーチ
本体から突出させてこれを行なわなければならず、この
ため、溶接が行なえても、ガスシールド性が悪く、良好
な溶接部が得にくいという問題があるほか、電極と管と
が接触しやすく、作業性がよくないという問題がある。
また、このようなことから、電極と管との直接接触をさ
けるべ( TIG }−チのノズル部分を管との隙間に
入るように細くして溶接を行なうことも試みられたが、
ガスシールドされる範囲が挾くなり、結局良好な溶接部
を得ることができず、さらに、この試みにおいて良好な
溶接部を得ようとすればガスの2重シールドを行なわな
ければならず、このことはトーチの取扱い性を悪化させ
るという問題がある。
けるべ( TIG }−チのノズル部分を管との隙間に
入るように細くして溶接を行なうことも試みられたが、
ガスシールドされる範囲が挾くなり、結局良好な溶接部
を得ることができず、さらに、この試みにおいて良好な
溶接部を得ようとすればガスの2重シールドを行なわな
ければならず、このことはトーチの取扱い性を悪化させ
るという問題がある。
そこでこの考案は以上のような問題を解消し、たとえば
熱交換器の管と管板との溶接のように、通常のTIG溶
接用トーチでは良好な溶接が困難な箇所の溶接を可能に
したTIG溶接用トーチを提供すべくなされたもので、 本体先端より外方に所定長さ突出させた非消耗電極と、 前記本体先端部付近に設けたガス整流部材と、前記非消
耗電極を前記本体に支持し、且つ前記非消耗電極の突出
部分を、その先端部分を除いて被うための、前記本体に
取付けた筒状電気的絶縁物とを備えたことに特徴を有す
る。
熱交換器の管と管板との溶接のように、通常のTIG溶
接用トーチでは良好な溶接が困難な箇所の溶接を可能に
したTIG溶接用トーチを提供すべくなされたもので、 本体先端より外方に所定長さ突出させた非消耗電極と、 前記本体先端部付近に設けたガス整流部材と、前記非消
耗電極を前記本体に支持し、且つ前記非消耗電極の突出
部分を、その先端部分を除いて被うための、前記本体に
取付けた筒状電気的絶縁物とを備えたことに特徴を有す
る。
以下この考案を、実施例にもとすいて図面を参照しなか
な説明する。
な説明する。
第1図はこの考案を適用したTIG溶接用トーチの従断
面図である。
面図である。
図示されるように、1はトーチ本体、2はタングステン
電極であり、前記トーチ本体1は、トーチボテ゛イー3
の先端に接するノズルブロック4、前記ノズルブロック
4の先端部にねじ込んだノズル5、ならびに前記トーチ
ボディー3およびノズルブロック4の内側に配置してこ
れらとねじ込み固定を行なったコレット6を備えている
。
電極であり、前記トーチ本体1は、トーチボテ゛イー3
の先端に接するノズルブロック4、前記ノズルブロック
4の先端部にねじ込んだノズル5、ならびに前記トーチ
ボディー3およびノズルブロック4の内側に配置してこ
れらとねじ込み固定を行なったコレット6を備えている
。
前記コレット6は、前記電極2をその内側に貫通させて
これを支持するようになっており、しかもその先端部に
は、その内側からのイナートガスを、前記本体1のノズ
ルブロック4の内側に噴射させ、さらに前記本体1の先
端に向って外方噴射させるためのガス通過孔7を設けて
ある。
これを支持するようになっており、しかもその先端部に
は、その内側からのイナートガスを、前記本体1のノズ
ルブロック4の内側に噴射させ、さらに前記本体1の先
端に向って外方噴射させるためのガス通過孔7を設けて
ある。
前記電極2は前記本体1の先端より外方に突出させてあ
り、その突出部分を、先端部を除いてセラミック等の筒
状の電気的絶縁物8で被ってある。
り、その突出部分を、先端部を除いてセラミック等の筒
状の電気的絶縁物8で被ってある。
なお、前記電気的絶縁物8は、その基端部を前記コレッ
ト6の先端部にねじ込み、これに保持させてある。
ト6の先端部にねじ込み、これに保持させてある。
また、前記本体1の先端部付近の内側には、前記コレッ
ト6のガス通過孔7から前記本体1内に噴射されたイナ
ートガスを、層流状態にして本体外方に噴出させ前記電
極2の周囲にその長さ方向にそって均等に流すための、
ガス整流部材としての金網9を設けてある。
ト6のガス通過孔7から前記本体1内に噴射されたイナ
ートガスを、層流状態にして本体外方に噴出させ前記電
極2の周囲にその長さ方向にそって均等に流すための、
ガス整流部材としての金網9を設けてある。
なお、前記金網9は、その周辺部を、前記本体1の先端
部を構戊するノズル5のノズルブロック4へのねじ込み
取付けにより両者間にはさむことによって本体1に支持
してある。
部を構戊するノズル5のノズルブロック4へのねじ込み
取付けにより両者間にはさむことによって本体1に支持
してある。
また、ノズル5およびソズルブロック4の内径は通常の
TIG溶接用トーチのものより大きくすることが好まし
く、このようにすることにより、前記金網9のガス層流
化作用と相俟って一段とガスシールド性を良くすること
ができる。
TIG溶接用トーチのものより大きくすることが好まし
く、このようにすることにより、前記金網9のガス層流
化作用と相俟って一段とガスシールド性を良くすること
ができる。
このような構戒によって、たとえば熱交換器の管と管板
との溶接に際しては、管と管との隙間にタングステン電
極2をガスシールド性よく適用でき、しかも前記電気的
絶縁物8によって、管と前記電極2との直接接触を避け
ることができ、良好な溶接部が得られる。
との溶接に際しては、管と管との隙間にタングステン電
極2をガスシールド性よく適用でき、しかも前記電気的
絶縁物8によって、管と前記電極2との直接接触を避け
ることができ、良好な溶接部が得られる。
以上説明したように、この考案においては、従来溶接困
難であった箇所に、筒状電気的絶縁物によって確実に非
消耗電極の支持および絶縁を行ないながらTIG溶接を
行なうことができ、このためいままで発生していたブロ
ーホール、融合不良等の問題も解決でき、しがちたとえ
ば、熱交換器の管と管板との溶接において管の突出長さ
の短い場合でも、管と電極との接触防止を行ないながら
管への溶け込みオーバーを防ぐことができ、さらに、た
とえば、25 mm厚の板の継手溶接においても、裏波
溶接またはルート部近辺の溶接が開先が狭くてもこれを
行なうことができて溶村費、工費節減が図れる。
難であった箇所に、筒状電気的絶縁物によって確実に非
消耗電極の支持および絶縁を行ないながらTIG溶接を
行なうことができ、このためいままで発生していたブロ
ーホール、融合不良等の問題も解決でき、しがちたとえ
ば、熱交換器の管と管板との溶接において管の突出長さ
の短い場合でも、管と電極との接触防止を行ないながら
管への溶け込みオーバーを防ぐことができ、さらに、た
とえば、25 mm厚の板の継手溶接においても、裏波
溶接またはルート部近辺の溶接が開先が狭くてもこれを
行なうことができて溶村費、工費節減が図れる。
第1図はこの考案を適用したTIG溶接用トーチの縦断
面図である。 1・・・トーチ本体、2・・・タングステン電極、3・
・・トーチボディー 4・・・ノズルブロック、5・・
・ノズル、6・・・コレット、7・・・ガス通過孔、8
・・・電気的絶縁物、9・・・金網。
面図である。 1・・・トーチ本体、2・・・タングステン電極、3・
・・トーチボディー 4・・・ノズルブロック、5・・
・ノズル、6・・・コレット、7・・・ガス通過孔、8
・・・電気的絶縁物、9・・・金網。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 本体先端より外方に所定長さ突出させた非消耗電極と、 前記本体先端部付近に設けたガス整流部材と、前記非消
耗電極を前記本体に支持し、且つ前記非消耗電極の突出
部分を、その先端部分を除いて被うための、前記本体に
取付けた筒状電気的絶縁物とを備えたことを特徴とする
TIG溶接用トーチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978117236U JPS598858Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | Tig溶接用ト−チ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978117236U JPS598858Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | Tig溶接用ト−チ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5533684U JPS5533684U (ja) | 1980-03-04 |
JPS598858Y2 true JPS598858Y2 (ja) | 1984-03-19 |
Family
ID=29070495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978117236U Expired JPS598858Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | Tig溶接用ト−チ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598858Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4298783A (en) * | 1979-09-20 | 1981-11-03 | Westinghouse Electric Corp. | Deep narrow groove tungsten inert gas shielded welding process |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5170225U (ja) * | 1974-11-28 | 1976-06-03 |
-
1978
- 1978-08-29 JP JP1978117236U patent/JPS598858Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5533684U (ja) | 1980-03-04 |
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