JPH091346A - アーク溶接機のトーチ - Google Patents

アーク溶接機のトーチ

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JPH091346A
JPH091346A JP17425895A JP17425895A JPH091346A JP H091346 A JPH091346 A JP H091346A JP 17425895 A JP17425895 A JP 17425895A JP 17425895 A JP17425895 A JP 17425895A JP H091346 A JPH091346 A JP H091346A
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JP
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hole
torch
tip
joint
guide
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JP17425895A
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Fusao Kosuge
房夫 小菅
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TOPURE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接ワイヤとの適切な接触を得て摩耗および
スパーク放電を防止しながら良好な給電を確保する。 【構成】 コンタクトチップが良電導材のチップ本体3
1と高硬度のガイドとこれらを保持するチップカバーに
分割され、W溶接ワイヤへの給電はチップ本体部で確実
になされるとともに、ガイドにより先端部穴径拡大が防
止される。溶接ワイヤはトーチジョイント40内のパイ
プ46を通してチップ本体へ案内される。パイプはトー
チジョイントの孔67から通穴41を横切るように配置
したテンションワイヤの緊張力により支持ヘッド45を
中心に回動され、チップ本体の貫通孔33に対して偏心
するので、溶接ワイヤとチップ本体31との確実な接触
が得られる。パイプの回動角度はエアシリンダ等でテン
ションワイヤの引っ張りを制御することにより調節で
き、適切な接触状態を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク溶接機の消耗電
極としての溶接ワイヤに給電しながらこれを被溶接材へ
送り出すコンタクトチップを含むアーク溶接機のトーチ
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に用いられたこの種のトーチ、
とくにそのコンタクトチップは、例えば図8に示される
ように、一端にトーチ本体接続のためのねじ81を有す
る単体チップ80の中心に溶接ワイヤWより若干大きい
内径の直線状貫通穴82を設け、ワイヤの送り出しの際
その内壁面と自然に接触させて当該ワイヤに給電を行な
うようになっていた。
【0003】しかしこのようなコンタクトチップの構造
では、ワイヤとの接触が単なる自然接触であるため、給
電される大電流に対して接触抵抗が大きく、また、接触
状態が不安定なためアークの安定持続の確保が難しい。
その結果、スパッタの多量発生やトーチの発熱から逃れ
られない。あるいはまた、同じく接触状態の不安定に起
因してコンタクトチップ貫通穴82内接触部でのアーク
発生によるワイヤ溶着の問題や、逆にスパーク放電によ
る貫通穴内壁の消耗も加わった摩耗のため穴径が拡大し
てワイヤの振れが大きくなるという問題もあった。穴径
が拡大してワイヤの振れが大きくなると、いわゆる狙い
ずれを起こし、溶接不良品を発生させることになる。し
かも、これらの問題に対処して給電性、耐消耗性に対処
するにはそれぞれに適した材料を用いるべきであるが、
コンタクトチップが単体構造のため、それぞれに最適の
素材を選べず、中間的な材料を使用せざるを得なかっ
た。
【0004】この対策として、例えば特公平5−386
74号公報には、ボールで溶接ワイヤを押しつけるよう
にしたコンタクトチップの構造が提案されている。これ
は、図9に示されるように、チップ本体86に溶接ワイ
ヤ用の貫通穴87と交差する収納孔89を形成してキャ
ップ90を固定してある。チップ本体86にはトーチへ
の取り付け用に雄ねじ93を形成してある。そしてキャ
ップ90内にボール91とコイルスプリング92を配置
して、ボール91を貫通穴87側へ付勢し、貫通穴を通
る溶接ワイヤWを貫通穴87内壁に押しつける。これに
より、チップ本体86とワイヤWとの接触を強化し、接
触状態の安定を得ようとするものである。溶接ワイヤに
対する同様の加圧機構はその他実開昭62−17478
5号公報にも開示されている。
【0005】またこのほか、実開昭57−116381
号公報には、図10に示すように、先端にコンタクトチ
ップ95を取り付けたトーチ94内にワイヤガイド96
を設け、このワイヤガイドのコンタクトチップ95側を
湾曲させて、ワイヤガイド96先端からコンタクトチッ
プ95の貫通穴97へ向けて送り出される溶接ワイヤW
の向きが貫通穴97の軸線と一致しないように構成した
ものが開示されている。これにより、コンタクトチップ
の貫通穴内でその内壁に溶接ワイヤを積極的に接触させ
ようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
5−38674号公報に開示されたコンタクトチップで
は、小さなチップ本体86に収納孔89を加工しキャッ
プ90を取り付けなければならず、加工精度を要し、し
かもキャップ内部にボール91とコイルスプリング92
を収納するから所定の容積を得るためキャップ90がチ
ップ本体86側面から突出せざるを得ず、チップ本体周
りをコンパクトに構成する自由度が制限されるという問
題を有している。さらにボールとコイルスプリングを組
み付けた後はその押しつけ力は固定され、調整ができ
ず、しかもコイルスプリングが熱影響を受けて、使用の
経過とともに劣化してその機能を果たさなくなることも
あり、市場に普及していないのが実情である。
【0007】また、チップ本体後端の取付用ねじは、雄
ねじ93となっているので、溶接ワイヤがその端面に衝
突して貫通穴に入り難いという不都合がある。貫通穴へ
の導入を容易とするため貫通穴入り口をテーパ面とする
場合にも、チップ本体をできるだけ小径のものとすると
き当該雄ねじもさらに小径となるので、実効のある大径
のテーパ面は得られず、依然として貫通穴への溶接ワイ
ヤ導入は円滑でない。
【0008】また実開昭57−116381号公報に開
示されたものでは、ワイヤガイド96の先端部が湾曲し
ているので、溶接ワイヤのコンタクトチップ貫通穴との
接触抵抗以外に、その湾曲部での溶接ワイヤとワイヤガ
イドとの大きな接触抵抗が発生し、溶接ワイヤの円滑な
送り出しが阻害されるという問題がある。 なお、当該
公報には直線状のワイヤガイドをコンタクトチップ貫通
穴に対して偏心させる構成も記載されているが、この偏
心量はワイヤガイドを側方からねじで押さえることによ
って行なわれており、使用中これを随時調節して押しつ
け力を調整することはできない。
【0009】また、前記公報のものと同様に、コンタク
トチップ後端が雄ねじであるから、溶接ワイヤ導入用に
実効のある大径のテーパ面が得られないという問題があ
る。したがって本発明は、上記従来の問題点に鑑み、溶
接ワイヤとの適切な接触を得て良好な給電が確保され、
不要なスパーク放電を解消して、安定で精度良く溶接が
できるアーク溶接機のトーチおよびこれに用いるコンタ
クトチップユニットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため請求項1記載の
アーク溶接機のトーチは、良電導材で形成され溶接ワイ
ヤ用の貫通孔を備えるチップ本体と、高硬度材料で形成
され溶接ワイヤ用の貫通孔を備えるガイドと、該ガイド
を前記チップ本体の前端に配置して両者を内部に収納保
持するチップカバーとを有するコンタクトチップと、該
コンタクトチップをトーチ本体に接続するとともに、通
穴を備えるトーチジョイントと、前記通穴内に配置さ
れ、当該通穴の軸心からずれる方向に回動可能のパイプ
とを有し、さらに、前記トーチジョイントの通穴壁には
少なくも通穴の軸心を挟んで略対向する2個の孔が設け
られ、該孔間を通して通穴を横切り、前記パイプと係合
するテンションワイヤと、前記孔からトーチジョイント
の外部へ引き出されたテンションワイヤに所定の緊張を
与える緊張手段とを有し、溶接ワイヤがテンションワイ
ヤの緊張により回動した前記パイプを通して前記コンタ
クトチップへ案内されるように構成されたものとした。
【0011】上記トーチジョイントは前端に雄ねじを有
し、チップカバーは、トーチジョイントの前記雄ねじと
結合する雌ねじと、該雌ねじに順次続く円錐穴および円
筒穴を有し、チップ本体は、チップカバーの円筒穴にフ
ィットする筒状部と円錐穴にフィットするコーン部を有
し、その筒状部に前記溶接ワイヤ用の貫通孔を備え、コ
ーン部において前記貫通孔に連続する円錐状の導入口を
備えるのが好ましい。また、緊張手段は、トーチ本体に
取り付けられたエアシリンダとすることができる。さら
に、トーチジョイントは前記通穴の後端に続いて通穴よ
り大径のガイド穴を有し、パイプは、その後端に外径が
前記ガイド穴内周面にフィットする球面を有する支持ヘ
ッドを備え、該支持ヘッドを中心に回動するものとする
のが望ましい。
【0012】また、トーチジョイントの外周に該トーチ
ジョイントから絶縁された雄ねじ部を備えるホルダを設
けるとともに、該ホルダの雄ねじ部に結合する雌ねじを
後端に備え、前記トーチジョイントの前端側部分および
前記コンタクトチップを囲むノズルを有し、ホルダの雄
ねじ部には、テンションワイヤ引き出し用の溝が軸方向
に形成され、支持ヘッドにはパイプの周りに軸方向の貫
通小孔が形成され、トーチジョイントのノズルに囲まれ
た領域には通穴の壁を貫通して周方向に複数の孔が設け
られて、シールドガスがガイド穴側から前記支持ヘッド
の貫通小孔、通穴、通穴壁の複数の孔を経てノズル内に
導入されるよう構成することができる。
【0013】この際、シールドガス導入用の前記通穴壁
の複数の孔は、前記テンションワイヤを通す少なくも通
穴の軸心を挟んで略対向する2個の孔を兼ねることがで
きる。さらに、トーチジョイントの前端側部分とノズル
の間に、前記通穴壁の複数の孔と軸方向にずらせた位置
に設けられた複数の孔を備えるバッフルを配置すること
もできる。
【0014】請求項8記載のアーク溶接機のコンタクト
チップユニットは、良電導材で形成され溶接ワイヤ用の
貫通孔を備えるチップ本体と、高硬度材料で形成され溶
接ワイヤ用の貫通孔を備えるガイドと、該ガイドを前記
チップ本体の前端に配置して両者を内部に収納保持する
とともに後端に雌ねじを備えるチップカバーとを有する
コンタクトチップと、後端にトーチ本体接続用のねじ
を、前端にチップカバーの雌ねじと結合する雄ねじを備
えるとともに、通穴およびその後端に通穴より大径のガ
イド穴を備えるトーチジョイントと、前記通穴内に配置
され、後端に外径が前記ガイド穴内周面にフィットする
球面を有する支持ヘッドを備え、該支持ヘッドを中心に
通穴の軸心からずれる方向に回動可能のパイプとを有
し、前記チップカバーは、前記雌ねじに順次続く円錐穴
および円筒穴を有し、前記チップ本体は、前記チップカ
バーの円筒穴にフィットする筒状部と円錐穴にフィット
するコーン部を有し、その筒状部に前記溶接ワイヤ用の
貫通孔を備え、コーン部において前記貫通孔に連続する
円錐状の導入口を備え、前記トーチジョイントの通穴壁
には少なくも通穴の軸心を挟んで略対向する2個の孔が
設けられているものとした。
【0015】このコンタクトチップユニットにおいては
さらに、トーチジョイントの外周に設けられ該トーチジ
ョイントから絶縁された雄ねじ部を備えるホルダと、該
ホルダの雄ねじ部に結合する雌ねじを後端に備え、前記
トーチジョイントの前端側部分および前記コンタクトチ
ップを囲むノズルを有し、前記ホルダの雄ねじ部には、
軸方向の溝が形成され、前記支持ヘッドにはパイプの周
りに軸方向の貫通小孔が形成されているものとすること
ができる。
【0016】
【作用】請求項1のトーチでは、コンタクトチップがチ
ップ本体と、ガイドならびにチップカバーとに分割さ
れ、溶接ワイヤへの給電は専ら良電導材のチップ本体部
でなされ、確実な給電が行なわれる。そして、溶接ワイ
ヤを送り出す最先端に高硬度材料のガイドを配置してあ
るので、とくにワイヤ振れへの影響の大きい先端部穴径
の摩耗等による拡大が防止される。さらに、溶接ワイヤ
はトーチジョイント内のパイプを通してチップ本体へ案
内される。ここで、パイプはトーチジョイントの通穴を
横切るように配置したテンションワイヤの緊張力により
回動され、チップ本体の貫通孔に対して偏心するので、
溶接ワイヤとチップ本体との確実な接触が得られる。上
記パイプの回動角度はテンションワイヤの緊張力により
調節でき、したがってチップ本体に対する押しつけ力
(接触力)を制御することができる。これにより、スパ
ーク放電の発生を防止しながら接触抵抗は最小としつ
つ、確実な給電が行なえる適切な接触状態を得ることが
できる。
【0017】チップカバーにトーチジョイントと結合す
る雌ねじを設けるとともに該雌ねじに順次続く円錐穴お
よび円筒穴を設け、チップ本体は、チップカバーの円筒
穴にフィットする筒状部と円錐穴にフィットするコーン
部を有し、その筒状部に貫通孔を備え、コーン部におい
て貫通孔に連続する円錐状の導入口を備えるものとする
ことにより、チップカバーの端部口径が大きくでき、内
部に保持するチップ本体の導入口も溶接ワイヤ導入に余
裕のある大きさが得られる。また、チップ本体やガイド
には単に貫通孔など最小限の加工のみ施せばよい。
【0018】さらに、トーチジョイントは通穴の後端に
続いて通穴より大径のガイド穴を有し、パイプはその後
端に外径が前記ガイド穴内周面にフィットする球面を有
する支持ヘッドを備え、該支持ヘッドを中心に回動する
ものとすることにより、パイプ内を通される溶接ワイヤ
はなめらかに経路偏向され、その際の抵抗が小さい。
【0019】また、トーチジョイントの外周にホルダを
設け、これにねじ結合するノズルを設け、支持ヘッドに
貫通小孔を、トーチジョイントの通穴壁に複数の孔をそ
れぞれ設けて、シールドガスがガイド穴側からノズル内
に導入されるよう構成することにより、構造を複雑にす
ることなくシールドガスを溶接部のコンタクトチップま
わりに噴出させることができる。この際、シールドガス
導入用の通穴壁の複数の孔で、テンションワイヤを通す
孔を兼ねれば、加工工数が低減される。なお、トーチジ
ョイントの前端側部分とノズルの間に、前記通穴壁の複
数の孔と軸方向にずらせた位置に設けられた複数の孔を
備えるバッフルを配置することにより、シールドガスが
一層均一で滑らかに供給される。
【0020】請求項8のコンタクトチップユニットで
は、上述と同様、溶接ワイヤとチップ本体との確実な接
触により確実な給電が行なわれ、摩耗等による先端部穴
径の拡大が防止される。そして、トーチジョイントの通
穴壁の2個の孔にテンションワイヤを通してパイプと係
合させることにより、テンションワイヤの緊張力を調節
してパイプの回動を制御し、溶接ワイヤとチップ本体の
適切な接触状態を得ることができる。そして、そのトー
チジョイントが後端にトーチ本体接続用のねじを備えて
いるので、このねじを汎用のトーチ本体に対応させるこ
とにより簡便に従来機種のコンタクトチップと置き換え
ることができる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す外観斜視図であ
り、図2は要部の外観側面を示し、図3、図4は図2に
おけるAおよびB部分の断面を示す。図1、図2に示す
ように、トーチ1は、トーチ本体2にトーチジョイント
40でねじこみ結合されるコンタクトチップユニット3
からなり、コンタクトチップユニット3は前端部にチッ
プ本体31を囲んで配置されるノズル50と、このノズ
ル50を電気絶縁的に支持するホルダ55を備え、該ホ
ルダ55が上記トーチジョイント40を介してトーチ本
体2に結合される。トーチ本体2には、エアシリンダ1
0が取り付けられ、後述するようにコンタクトチップユ
ニット3と接続されたテンションワイヤ11を駆動する
ようになっている。
【0022】図3、図4に示すように、トーチジョイン
ト40は、ノズル50の内側をその前半部まで延びてお
り、後端側途中から前端まで軸方向の通穴41を有して
いる。トーチジョイント40の後端にはトーチ本体2と
の結合のための雌ねじ42が形成され、これに続いて雌
ねじ42の径より若干小径のガイド穴43が形成され、
ガイド穴43と通穴41後端とが円錐面44で接続され
ている。 ここで、トーチ本体2の先端のトーチジョイ
ント40との結合部は従来一般のトーチ本体と同一でよ
く、したがって上記トーチジョイントの雌ねじ42はト
ーチ本体2の雄ねじ20に対応するものとされる。
【0023】トーチ本体2の先端とトーチジョイントの
円錐面44の間に、外径がガイド穴43内周面にフィッ
トする球面を有する支持ヘッド45が配置され、この支
持ヘッド45からはステンレス鋼のパイプ46がトーチ
ジョイント40の前端位置まで延びている。パイプの4
6後端は支持ヘッド45を貫通し、支持ヘッドの後面は
パイプ46の穴に連なる末広がりの円錐面45aとなっ
ている。パイプ46の穴は溶接ワイヤの径よりわずかに
大きい内径を有する。そしてトーチジョイントの通穴4
1は、このパイプ46の外径の略2倍程度の内径を有
し、これにより、パイプ46は支持ヘッド45を中心と
して通穴41内で回動可能となっている。図5に示すよ
うに、支持ヘッド45には周方向に複数の軸方向の貫通
小孔47が形成されている。
【0024】トーチジョイント40の前端にはその外周
に雄ねじ48が形成され、チップ本体31を保持するチ
ップカバー36が取り付けられる。チップカバー36
は、クロム銅製で、先端部が小径となるせつ頭円錐形の
基本外形を有し、スパナ掛け用の平面加工37を施して
あり、後端にトーチジョイント40の雄ねじ48と結合
する雌ねじ38を備えている。チップカバー36はま
た、中間部に軸方向の円筒穴39aを有し、円筒穴39
aの前端にはチップカバーの前端面に開口する先細の円
錐穴39cが続き、円筒穴39aの後端には雌ねじ38
の径まで拡大する円錐穴39bが続いている。
【0025】チップ本体31は、銅など良電導材で作成
され、チップカバー36の円筒穴39aにフィットする
筒状部32aと円錐穴39bにフィットするコーン部3
2bからなる外形を備える。そして、その筒状部32a
には溶接ワイヤの径よりわずかに大きい内径の貫通孔3
3を有し、コーン部32bにおいて略外形にそった円錐
状の導入口34を有する。チップ本体31はチップカバ
ー36内に挿入されて保持され、チップ本体31の前端
とチップカバー36の前端部円錐穴39c壁面の間に
は、ガイド35が間挿される。ガイドは高硬度のベリリ
ウム銅製で、チップ本体31と同じく溶接ワイヤの径よ
りわずかに大きい内径の貫通孔60を有し、チップ本体
側に円錐状の導入口61を有している。チップカバー3
6の前端は若干量だけノズル50の前端面より突出して
いる。
【0026】ノズル50は上記チップカバー36周囲を
間隙をもって囲み、後端に形成された雌ねじ51をホル
ダ55の前部の雄ねじ56にねじ込んで保持される。ホ
ルダ55はその後端部に形成された雌ねじ57をトーチ
ジョイント40の軸方向中間部に形成された雄ねじ49
にねじ込んでトーチジョイントに結合される。ホルダ5
5は電気的絶縁のため絶縁体からなる内筒58を金属製
の外筒59で包んだ構成をとり、上記の雄ねじ56は外
筒59に、雌ねじ57は内筒58にそれぞれ形成されて
いる。
【0027】ノズル50内側の軸方向、チップカバー3
6の後端とホルダ55の前端に挟まれる空間には、筒状
の樹脂製バッフル65が配置される。バッフル65はそ
の前端で内径面がトーチジョイント40に接し、後端で
外径面がノズル50に接するクランク状断面を有して、
上記空間をトーチジョイント側スペースS1とノズル側
スペースS2に区画する。トーチジョイント40にはそ
の通穴41と上記トーチジョイント側スペースS1とを
連通する直径約2mmの孔67が周方向に複数個形成さ
れ、またバッフル65には両スペース間を連通する同じ
く直径約2mmの孔69が上記孔67と軸方向の位置を
ずらせて周方向に複数個設けられている。
【0028】トーチジョイント40に設けられた孔67
のうち通穴41の軸心を挟んで略対向する2個には、通
穴41を横切って0.5mm径のテンションワイヤ11
が通され、それぞれの孔から出たこのテンションワイヤ
11を後方へ案内するガイド溝70がホルダ55の雄ね
じ56部および該雄ねじ部に連なる肩部に軸対称に形成
されている。テンションワイヤ11は、図6に示される
ように、トーチジョイント40の通穴41内において、
パイプ46と干渉するため孔67間を結ぶ直線状を保て
ず、互いに接触状態でパイプ46を回り込んだ形状に曲
げ変形される。
【0029】トーチ本体2に取り付けられたエアシリン
ダ10は、そのエア圧制御により伸縮するロッド12を
備え、このロッドの先端にトーチジョイント40の孔6
7から延びるテンションワイヤ11の両端部が連結され
ている。そして、テンションワイヤ11を引っ張ること
によりテンションワイヤに緊張力を与えると、テンショ
ンワイヤ11はトーチジョイントの通穴41内において
直線状になろうとし、これによりパイプ46は付勢力を
受けてパイプ前端が通穴41内壁面に近づく方向に回動
する。
【0030】なお、トーチジョイント40あるいはトー
チ本体2には、図示しない管継手が取り付けられ、トー
チジョイントのガイド穴43にシールドガスが導かれる
ようになっている。このシールドガスは、支持ヘッド4
5の貫通小孔47を経て通穴41内に入り、孔67およ
びバッフル65の孔69を順次通過して、チップカバー
36を包囲するノズル50内空間に導かれ、噴出する。
【0031】上記構成になるトーチ1の使用において
は、図7に示すように、トーチ本体2側から繰り出され
る溶接ワイヤは支持ヘッド45からパイプ46の穴に入
り、パイプからチップカバー36に保持されたチップ本
体31を通って、ガイド35を経て被溶接材側へ順次送
り出される。この間、溶接ワイヤへの給電は、とくに良
電導体で形成されたチップ本体31部で行なわれる。ま
た、シールドガスは上述のように支持ヘッド45の貫通
小孔47から通穴41内に入り、トーチジョイントの孔
67、バッフルの孔69を順次通過して、ノズル50前
端から外部に噴出され、このガスで溶接ワイヤの先端周
囲をシールドしながらアーク溶接が行なわれる。
【0032】ここで、エアシリンダ10によりテンショ
ンワイヤ11に所定の引っ張り力が与えられることによ
り、テンションワイヤ11がトーチジョイント40の通
穴41内において直線状になろうとする緊張力によりパ
イプ46は通穴41の軸心に対して所定角度傾斜した位
置に回動する。これにより、パイプ46に案内された溶
接ワイヤWはチップ本体31の貫通孔33に整合するこ
となく、導入口34の円錐面方向へ偏向され、この結
果、溶接ワイヤWはチップ本体31に押しつけられる。
この押しつけ力はエアシリンダ10のエア圧を制御して
テンションワイヤ11への引っ張り力を調節することに
より任意に制御でき、接触抵抗が小さくしかも確実な給
電が行なわれるレベルを得ることができる。
【0033】本実施例は以上のように構成され、コンタ
クトチップを銅などの良電導体で形成されたチップ本体
31と、高硬度材料のベリリウム銅で形成したガイド3
5と、これらを保持するチップカバー36とに分割し、
溶接ワイヤへの給電は専らチップ本体31部で行なう一
方、溶接ワイヤを送り出す最先端にガイド35を配置す
るものとしたから、確実な給電が行なわれるとともに、
とくにワイヤ振れへの影響の大きい先端部穴径の摩耗等
による拡大が防止される。
【0034】また、チップカバー36の後端を雌ねじと
してトーチジョイント40に結合するようにしたので、
チップカバーの端部口径が大きく、内部に保持するチッ
プ本体31後端にも溶接ワイヤ導入に余裕のある大きな
導入口34が得られた。そして、非消耗材のチップカバ
ーに上記雌ねじやそのほか結合の際のスパナ掛け面を形
成し、消耗材に位置づけされるチップ本体31やガイド
35は単にチップカバー内に挿入して保持するものとし
たので、消耗材側には最小限の加工のみ施せばよく、効
率の高い加工経済が得られる。
【0035】さらに、溶接ワイヤをトーチジョイント4
0内に設けた回動可能のパイプ46に通してチップ本体
の貫通孔33に対して偏心させるので、給電部材である
チップ本体31との確実な接触が得られる。そして、上
記パイプ46の回動角度をトーチジョイントの通穴41
を横切るように配置したテンションワイヤ11の緊張力
により調節可能としたので、チップ本体に対する押しつ
け力(接触力)を制御することができる。これにより、
スパーク放電の発生を防止しながら接触抵抗は最小とし
つつ、確実な給電が行なえる適切な接触状態を得ること
ができる。
【0036】とくに、溶接ワイヤ径1.0mmで、チッ
プ本体材料を銅、ガイド材料をベリリウム銅とし、その
各貫通孔径を1.11mmとし、チップカバーの雌ねじ
径を9mmとした本実施例の具体例について、クロム銅
製で同じく貫通孔径を1.11mmとした単体コンタク
トチップの従来例と比較したところ、それぞれ溶接ワイ
ヤの長さ315m分の溶接実施後つぎのような結果が得
られた。すなわち、ガイドの貫通孔の拡大率は従来例の
先端部における拡大率の1/23、チップ本体の貫通孔
の拡大率は従来例の貫通孔前半部における拡大率の1/
6であった。アーク溶接における狙いずれはコンタクト
チップ先端部での孔拡大の影響が大きいので、したがっ
て本実施例によれば約20倍の寿命が得られたことにな
る。また、消耗材であるチップ本体およびガイドを小型
で単純形状としたため、単体コンタクトチップに対して
約30%のコスト低減が得られる。
【0037】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、コンタクトチ
ップが良電導材のチップ本体と、高硬度材料のガイド
と、これらをガイドを前端側にして収納保持するチップ
カバーとに分割されているので、溶接ワイヤへの給電は
チップ本体部でなされて確実な給電が行なわれる一方、
最先端のガイドは摩耗等に強く容易に穴径拡大しないか
らワイヤ振れが生じず長期間にわたって高い溶接品質が
維持される。また、溶接ワイヤはトーチジョイント内で
回動可能のパイプを通してチップ本体へ案内されるの
で、チップ本体の貫通孔に対して偏心し、溶接ワイヤと
チップ本体との確実な接触が得られる。このパイプの回
動角度はテンションワイヤの緊張力により調節でき、チ
ップ本体に対する押しつけ力(接触力)を制御すること
ができるので、スパーク放電の発生を防止しながら接触
抵抗を最小とし、しかも確実な給電が行なえる適切な接
触状態を得ることができるという効果を有する。
【0038】また、チップカバーに雌ねじを設けてトー
チジョイントと結合するとともに該雌ねじに続く円錐穴
を設けることにより、チップ本体は、この円錐穴に合わ
せて大きな口径の円錐状の導入口を備えることができ、
溶接ワイヤが余裕をもって滑らかにチップ本体の貫通孔
に導入されるという効果が得られる。そしてコンタクト
チップは、チップカバーによりトーチジョイントに結合
されるので、チップ本体やガイドには単に貫通孔など最
小限の加工のみ施せばよく、相対的に消耗材にあたる部
材にスパナ掛け面やその他の加工を施す必要がなく、低
コストで加工経済に優れる。
【0039】さらに、トーチジョイントに通穴の後端に
続いて通穴より大径のガイド穴を設け、パイプはガイド
穴内周面にフィットする球面を有する支持ヘッドを中心
に回動するものとすることにより、パイプ内を通される
溶接ワイヤはなめらかに経路偏向され、その際の抵抗が
小さくなるという効果が得られる。
【0040】また、トーチジョイントの外周にホルダを
設け、これにねじ結合するノズルを設け、支持ヘッドに
貫通小孔を、トーチジョイントの通穴壁に複数の孔をそ
れぞれ設けて、シールドガスがガイド穴側からノズル内
に導入されるよう構成することにより、構造を複雑にす
ることなくシールドガスを溶接部のコンタクトチップま
わりに噴出させることができる。この際、シールドガス
導入用の通穴壁の複数の孔で、テンションワイヤを通す
孔を兼ねれば、加工工数が低減される。なお、トーチジ
ョイントの前端側部分とノズルの間に、前記通穴壁の複
数の孔と軸方向にずらせた位置に設けられた複数の孔を
備えるバッフルを配置することにより、シールドガスが
一層均一でなめらかに供給される。
【0041】さらに、コンタクトチップとトーチジョイ
ントとパイプとからなり、トーチジョイントが後端にト
ーチ本体接続用のねじを備えるコンタクトチップユニッ
トは、上記ねじを汎用のトーチ本体に対応させることに
より簡便に従来機種のコンタクトチップと置き換えるこ
とができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す外観斜視図である。
【図2】実施例要部の外観側面図である。
【図3】図2におけるA部分の断面図である。
【図4】図2におけるB部分の断面図である。
【図5】支持ヘッドの正面図である。
【図6】テンションワイヤとパイプの関係を示す断面図
である。
【図7】溶接ワイヤの経路を示す図である。
【図8】従来例を示す図である。
【図9】他の従来例を示す図である。
【図10】他の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 トーチ 2 トーチ本体 3 コンタクトチップユニット 10 エアシリンダ 11 テンションワイヤ 12 ロッド 31 チップ本体 32a 筒状部 32b コーン部 33 貫通孔 34、61 導入口 35 ガイド 36 チップカバー 38、42、51、57 雌ねじ 39a 円筒穴 39b 円錐穴 39c 円錐穴 40 トーチジョイント 41 通穴 43 ガイド穴 44、45a 円錐面 45 支持ヘッド 46 パイプ 47 貫通小孔 48、49、56 雄ねじ 50 ノズル 55 ホルダ 58 内筒 59 外筒 60 貫通孔 65 バッフル 67、69 孔 70 ガイド溝 W 溶接ワイヤ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 良電導材で形成され溶接ワイヤ用の貫通
    孔を備えるチップ本体と、高硬度材料で形成され溶接ワ
    イヤ用の貫通孔を備えるガイドと、該ガイドを前記チッ
    プ本体の前端に配置して両者を内部に収納保持するチッ
    プカバーとを有するコンタクトチップと、該コンタクト
    チップをトーチ本体に接続するとともに、通穴を備える
    トーチジョイントと、前記通穴内に配置され、当該通穴
    の軸心からずれる方向に回動可能のパイプとを有し、さ
    らに、前記トーチジョイントの通穴壁には少なくも通穴
    の軸心を挟んで略対向する2個の孔が設けられ、該孔間
    を通して通穴を横切り、前記パイプと係合するテンショ
    ンワイヤと、前記孔からトーチジョイントの外部へ引き
    出されたテンションワイヤに所定の緊張を与える緊張手
    段とを有し、溶接ワイヤがテンションワイヤの緊張によ
    り回動した前記パイプを通して前記コンタクトチップへ
    案内されるように構成されたことを特徴とするアーク溶
    接機のトーチ。
  2. 【請求項2】 前記トーチジョイントは前端に雄ねじを
    有し、前記チップカバーは、トーチジョイントの前記雄
    ねじと結合する雌ねじと、該雌ねじに順次続く円錐穴お
    よび円筒穴を有し、前記チップ本体は、前記チップカバ
    ーの円筒穴にフィットする筒状部と円錐穴にフィットす
    るコーン部を有し、その筒状部に前記溶接ワイヤ用の貫
    通孔を備え、コーン部において前記貫通孔に連続する円
    錐状の導入口を備えることを特徴とする請求項1記載の
    アーク溶接機のトーチ。
  3. 【請求項3】 前記緊張手段が、トーチ本体に取り付け
    られたエアシリンダであることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のアーク溶接機のトーチ。
  4. 【請求項4】 前記トーチジョイントは前記通穴の後端
    に続いて通穴より大径のガイド穴を有し、前記パイプ
    は、その後端に外径が前記ガイド穴内周面にフィットす
    る球面を有する支持ヘッドを備え、該支持ヘッドを中心
    に回動するものであることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載のアーク溶接機のトーチ。
  5. 【請求項5】 前記トーチジョイントの外周に設けられ
    該トーチジョイントから絶縁された雄ねじ部を備えるホ
    ルダと、該ホルダの雄ねじ部に結合する雌ねじを後端に
    備え、前記トーチジョイントの前端側部分および前記コ
    ンタクトチップを囲むノズルを有し、前記ホルダの雄ね
    じ部には、前記テンションワイヤ引き出し用の溝が軸方
    向に形成され、前記支持ヘッドにはパイプの周りに軸方
    向の貫通小孔が形成され、トーチジョイントのノズルに
    囲まれた領域には通穴の壁を貫通して周方向に複数の孔
    が設けられて、シールドガスがガイド穴側から前記支持
    ヘッドの貫通小孔、通穴、通穴壁の複数の孔を経てノズ
    ル内に導入されるよう構成されていることを特徴とする
    請求項4記載のアーク溶接機のトーチ。
  6. 【請求項6】 シールドガス導入用の前記通穴壁の複数
    の孔が、前記テンションワイヤを通す少なくも通穴の軸
    心を挟んで略対向する2個の孔を兼ねていることを特徴
    とする請求項5記載のアーク溶接機のトーチ。
  7. 【請求項7】 前記トーチジョイントの前端側部分とノ
    ズルの間に、前記通穴壁の複数の孔と軸方向にずらせた
    位置に設けられた複数の孔を備えるバッフルが配置され
    ていることを特徴とする請求項5または6記載のアーク
    溶接機のトーチ。
  8. 【請求項8】 アーク溶接機のトーチ本体に取り付けら
    れるコンタクトチップユニットであって、良電導材で形
    成され溶接ワイヤ用の貫通孔を備えるチップ本体と、高
    硬度材料で形成され溶接ワイヤ用の貫通孔を備えるガイ
    ドと、該ガイドを前記チップ本体の前端に配置して両者
    を内部に収納保持するとともに後端に雌ねじを備えるチ
    ップカバーとを有するコンタクトチップと、後端にトー
    チ本体接続用のねじを、前端にチップカバーの雌ねじと
    結合する雄ねじを備えるとともに、通穴およびその後端
    に通穴より大径のガイド穴を備えるトーチジョイント
    と、前記通穴内に配置され、後端に外径が前記ガイド穴
    内周面にフィットする球面を有する支持ヘッドを備え、
    該支持ヘッドを中心に通穴の軸心からずれる方向に回動
    可能のパイプとを有し、前記チップカバーは、前記雌ね
    じに順次続く円錐穴および円筒穴を有し、前記チップ本
    体は、前記チップカバーの円筒穴にフィットする筒状部
    と円錐穴にフィットするコーン部を有し、その筒状部に
    前記溶接ワイヤ用の貫通孔を備え、コーン部において前
    記貫通孔に連続する円錐状の導入口を備え、前記トーチ
    ジョイントの通穴壁には少なくも通穴の軸心を挟んで略
    対向する2個の孔が設けられていることを特徴とするア
    ーク溶接機のコンタクトチップユニット。
  9. 【請求項9】 前記トーチジョイントの外周に設けられ
    該トーチジョイントから絶縁された雄ねじ部を備えるホ
    ルダと、該ホルダの雄ねじ部に結合する雌ねじを後端に
    備え、前記トーチジョイントの前端側部分および前記コ
    ンタクトチップを囲むノズルを有し、前記ホルダの雄ね
    じ部には、軸方向の溝が形成され、前記支持ヘッドには
    パイプの周りに軸方向の貫通小孔が形成されていること
    を特徴とする請求項8記載のアーク溶接機のコンタクト
    チップユニット。
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Cited By (4)

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