JPS6118277Y2 - - Google Patents

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JPS6118277Y2
JPS6118277Y2 JP7552081U JP7552081U JPS6118277Y2 JP S6118277 Y2 JPS6118277 Y2 JP S6118277Y2 JP 7552081 U JP7552081 U JP 7552081U JP 7552081 U JP7552081 U JP 7552081U JP S6118277 Y2 JPS6118277 Y2 JP S6118277Y2
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JP
Japan
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clutch
piston
pressure
plate
oil
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JP7552081U
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JPS57187957U (ja
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は入力軸と出力軸とを流体伝動状態から
機械的直結伝動に切換えるための直結クラツチを
具えたトルクコンバータに関する。
この種直結クラツチを具えたトルクコンバータ
の1例の縦断面図が第1図に示され、第1図にお
いて、1はポンプ、2はタービン、3はステー
タ、4はステータシヤフト、5は出力軸、6はク
ラツチハブ、7は入力軸、8はピストン、9はク
ラツチ板、10はプレツシヤプレート、11はピ
ストンケース、12は油室、13は油通路を示
す。ポンプ1とプレツシヤプレート10及びピス
トンケース11はその外周部でボルト等により一
体に締結され、入力軸7の回転に伴いその軸芯ま
わりに回転する。クラツチハブ6は出力軸5にス
プライン結合され、このクラツチハブ6の基部に
はタービン2が固定され、又このクラツチハブ6
の外周にクラツチ板9がスプライン結合されてい
る。
しかして、出力軸5の負荷が小さくなり入力軸
7と出力軸5との速度差が小さくなつた時等に
は、油通路13から油室12内に圧油を供給して
ピストン8を図において左方に押推することによ
りクラツチ板9をピストン8の背面とプレツシヤ
プレート10間で挾圧せしめ、入力軸7からの動
力をピストンケース、プレツシヤプレート10、
クラツチ板9、クラツチハブ6をこの順に経て出
力軸5に機械的に伝達させることにより動力伝達
効率の向上を図つている。ポンプ1、タービン
2、ステータ3内を循環させるために充填された
作動油はトルクコンバータの性能確保のために一
定値以上の圧力に保持されているが、この作動油
がクラツチ板9を収容しているクラツチ室14内
に充満し、クラツチ室14に臨んでいるピストン
8の背面に圧力を及ぼし、これが油室12内でピ
ストン8の右側の面に働く圧油の押付力を減ずる
作用をする。これがため、油室12内に供給する
圧油の圧力を高くする必要があり、又、高い圧力
の圧油が得られない場合には直結クラツチのトル
ク伝達容量が低下せざるを得ないという不具合が
あつた。
本考案は上記不具合を解消するために提供され
たもので、第2図に示す一実施例について具体的
に説明する。
第2図は第1図におけるプレツシヤプレート1
0付近に相当する部分を示す部分的拡大断面図で
ある。プレツシヤプレート10にはクラツチ室1
4内に充満している流体を外部に排出するための
逃し流路15が設けられ、この逃し流路15には
ピストン8の往復動により開閉する開閉弁16が
設けられている。他は第1図に示す従来のものと
同様であるから説明を省略する。
逃し流路15はプレツシヤプレート10の左側
面から軸方向に穿設された大径の孔15aと、こ
の孔15aの底からプレツシヤプレートの右側面
に貫通し孔15aと同芯で小径の孔15bと、孔
15aから放射方向に外部に貫通する孔15cか
らなる。
開閉弁16は球16aとこれら突出する突子1
6bからなり、開閉弁16は球16aが孔15a
に、突子16bが孔15bに遊嵌するように配設
される。孔15aの入口は塞栓17で閉塞され、
孔15a内で塞栓17と球16aとの間に介装さ
れたコイルバネ18によつて球16aは孔15a
の底に形成される弁座19に押付けられている。
この状態において、突子16の先端はクラツチ板
9の外周を越え、油室12内に圧油が供給されな
い時にピストン8の背面に若干の間隙をおいて対
向するようになつている。なお、20はピストン
8の外周に埋設されたパツキン、21はクラツチ
板9の摩擦材に設けられている油溝を示す。
しかして、トルクコンバータは流体伝動状態に
あるときは、油室12に圧油が送られないのでピ
ストン8は図示の位置にあり、球16aはコイル
バネ18にによつて弁座19に押付けられてい
て、クラツチ室14内の作動油が孔15bから孔
15aに流入するのを阻止しているので、クラツ
チ室14内の作動油は所定の圧力を保持してい
る。
直結クラツチを作動させるため油室12内に圧
油を導入するとピストン8は左方に移動し、、ピ
ストン8の背面とプレツシヤプレート10との間
にクラツチ板9を挾圧し、動力を機械的に伝達す
る。この時突子16bの先端がピストン8の背面
によつて押され球16aがコイルバネ18の押付
力に抗して弁座19により離脱するので、クラツ
チ室14の作動油が孔15b,15a,15cを
経て外部に排出され、クラツチ室14内の圧力が
低下する。
かくして、ピストン8には油室12内の圧油に
よる力のみが作用し、クラツチ板9はピストン8
により充分な力でプレツシヤプレート10に押付
けられる。
以上、実施例について具体的に説明したよう
に、本考案においてはピストンの背面が臨みクラ
ツチ板を収容されるクラツチ室内に充満している
流体を外部に排出するための逃し流路を設けると
ともにピストンの往復動により逃し流路を開閉す
るための開閉弁を設けたので、トルクコンバータ
が流体伝動状態の時はポンプ、タービンを循環さ
せるために充填された作動油の圧力を一定値以上
に保持して伝動効率を良好に維持できるとともに
トルクコンバータが機械伝動状態の時はクラツチ
室内の作動油の圧力を低下させ、ピストンを移動
させるために油室内に供給された圧油の圧力をク
ラツチ板を挾圧するために有効に活用できるので
直結クラツチのトルク伝達容量の増加が可能とな
り、従来のように圧油の圧力を増加したり、ピス
トンの受圧面積を増加したり、クラツチ板の外径
を増大させる必要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の直結クラツチ付トルクコンバー
タの一例を示す縦断面図、第2図は本考案の一実
施例を示す要部縦断拡大図である。 5……出力軸、7……入力軸、8……流体圧ピ
ストン、9……クラツチ板、10……プレツシヤ
プレート、14……クラツチ室、15……逃し流
路、16……開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体圧ピストンを往復動さることにより該ピス
    トンの背面とプレツシヤプレート間でクラツチ板
    を挾圧又は解放して入力軸と出力軸を接断する直
    結クラツチを具えたトルクコンバータにおいて、
    上記ピストンの背面が臨み上記クラツチ板が収容
    されるクラツチ室内に充満している流体を外部に
    排出するための逃し流路を設けるとともに上記ピ
    ストンの往復動により上記逃し流路を開閉する開
    閉弁を設けたことを特徴とする直結クラツチ付ト
    ルクコンバータ。
JP7552081U 1981-05-25 1981-05-25 Expired JPS6118277Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7552081U JPS6118277Y2 (ja) 1981-05-25 1981-05-25

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JP7552081U JPS6118277Y2 (ja) 1981-05-25 1981-05-25

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Publication Number Publication Date
JPS57187957U JPS57187957U (ja) 1982-11-29
JPS6118277Y2 true JPS6118277Y2 (ja) 1986-06-03

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ID=29871249

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JP7552081U Expired JPS6118277Y2 (ja) 1981-05-25 1981-05-25

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JPS57187957U (ja) 1982-11-29

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