JPS6118150B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6118150B2
JPS6118150B2 JP70675A JP70675A JPS6118150B2 JP S6118150 B2 JPS6118150 B2 JP S6118150B2 JP 70675 A JP70675 A JP 70675A JP 70675 A JP70675 A JP 70675A JP S6118150 B2 JPS6118150 B2 JP S6118150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
drive
step motor
coil
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP70675A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5175565A (ja
Inventor
Kiichi Kawamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suwa Seikosha KK
Original Assignee
Suwa Seikosha KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suwa Seikosha KK filed Critical Suwa Seikosha KK
Priority to JP70675A priority Critical patent/JPS5175565A/ja
Publication of JPS5175565A publication Critical patent/JPS5175565A/ja
Publication of JPS6118150B2 publication Critical patent/JPS6118150B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子腕時計用ステツプモーターに関す
るものであり、特にローターの駆動方式を改良し
効率の高いステツプモータを提供するにある。
従来の水晶時計用ステツプモーターは、ロータ
ーの動きとして、1ステツプずつ安定したものを
得るために、駆動パルスが発生している間にロー
ターの動きを減衰させ、その後駆動パルスを切る
方式があつた。しかしこれらの方式はローターの
動きがある程度減衰するまでは、パルスを流して
いなければならず、そのためパルス巾は長くなり
消費電流が多くなるという欠点を有していた。
また、この欠点を改良し、ローターの回転によ
り発生する誘起電流を活用したステツプモータが
考案されている。
第1図はこの実施例における平面図である。ス
テーター1,2がローター3を囲む様に配置さ
れ、ステーター1,2の他端がコイルコア4の両
端に接合している。周知のごとく、この様なステ
ツプモーターはコイル5に回路の出力端子6また
は7より出る駆動パルス電流が流れることによ
り、コイルコア4内に発生した磁束をステーター
ー1,2によりローター3付近まで導き、ステー
タ端面1a,2aより発生する磁界とローターに
着磁された磁極との相互作用によりローター3が
回転する。
第2図は前述したローターが1ステツプずつ安
定した回転運動を成すために、駆動パルス発生中
にローターの動きを減衰させる方式におけるコイ
ルに流れる電流の波形である。
第3図は従来の改良された駆動方式のコイルに
流れる電流の波形である。第2図、第3図とも駆
動パルス波形は点線で示した様に流れるべきとこ
ろであるが、ローターの動きによる誘起電流が加
わり実線で示した様な電流波形となる。第2図に
おいてローターの動きとの関係について述べる。
図中9においてローターは駆動しはじめ10にお
いて所定の回転角まで回転する。たとえば1図に
示した様な2極ローターの場合は180゜であり、
6極ローターの場合は60゜、8極の場合は45゜で
あり、一般的に言えば360゜/ローターの極数で
ある。この10の時点が今回の駆動パルスが切れた
後のローターの安定点であり、ローターはこの点
を通り越し、11において一時停止し、直ちに逆回
転を開始する。12において再び前記安定点を通
り越し、13において再び停止し、直ちに正回転
を開始する。この動きを繰り返しローターの動き
は減衰して、所定の前記安定点に静止する。この
ことを言い換えると、図中9〜10においてロー
ターは駆動かつ加速される。10〜11において
ブレーキをかけられ11〜12において逆加速さ
れ、12〜13においてブレーキがかけられてい
る。
ステツプモーターの改良された駆動方式のコイ
ルに流れる電流の波形を示した第3図において、
ローターの動きとの関係について述べる。第2図
と同様14〜15においてローターは駆動加速さ
れ、15において前記所定の回定角を回転する。
この所定の回転角をローターが回転するのに要す
る時間内に駆動パルスを切れば、その後のロータ
ーの動きによる誘起電流、図中15〜16〜17
〜18〜はローターの動きに対し、すべてブレー
キとして作用する。もちろん誘起電流の性質とし
てすべての場合にローターの動きを止める方向に
作用する訳であるが、パルス発生中の誘起電流は
パルス電流に影響を与えるだけでコイルに流れる
電流の方向を変えるほど大きなものではない。図
中15すなわちパルスが切れた後にコイルに流れ
る電流はすべて誘起電流であり、すべてがロータ
ーの動きを止める方向に働く。しかもコイル抵抗
をR、磁束の変化をdφ/dθ、ローターの角速度を dθ/dtとすれば、誘起電流はi=1/R・dφ/d
θ・dθ/dt・dθ/dt と表わされることからわかる様に、ローターの速
度が大きければそれだけブレーキとして作用する
誘起電流も大きくなる。すなわち、ローターの保
有エネルギーが大きければ、ブレーキも大きく作
用することを意味し、ローターの安定動作に有効
である。またパルスが出ていない間、コイルの両
端を短絡してあつても、第2図の様にパルス発生
中にローターの動きを減衰させてしまうと、パル
スが切れた時、当然の様にローターの速度は小さ
くなつているため、既に誘起電流は小さくブレー
キとしてもその効果は期待できない。
したがつて、パルスが出ていない時コイルの両
端を短絡し、ローターの動きによる誘起電流を利
用し、ローターが所定の回転角を回転するのに要
する時間内にパルスを切ることができ大幅な消費
電流の減少が可能となつた。
しかしながら駆動パルスを切つた直後よりコイ
ルの両端を短絡しローターにブレーキをかけるこ
とは、ローターの出力の点から必ずしも最適の駆
動方式とは言えない。
本発明はこの点を改良し、さらに出力の向上も
しくは消費電力の減少を可能とする効率の高いス
テツプモータを提供するもので、以下その実施例
につき述べる。本発明になるステツプモータの外
観は第1図と同等であり、第4図が本発明による
方式のコイルに流れる電流波形である。比較のた
め第3図のものと同じ駆動パルス幅で駆動したも
のであり、区間19はこの駆動パルス幅であり、
区間20は駆動パルスが切れコイルの両端を開放
している時間帯であり、区間20はコイルの両端
を短絡している時間帯である。即ち、本発明の駆
動方式の特徴は駆動パルスが切れた後、短時間だ
けコイルの両端を開放状態にし、ローターにブレ
ーキをかけず慣性で回転させ、しかる後コイルの
両端を短絡しローターにブレーキをかけ、上述の
例と同様の効果をもたらしめたものである。従つ
て区間20でローターの回転による誘起電流が発
生せず、この時点の無駄なブレーキをとり除きロ
ーターの出力を向上することができた。又同じ出
力を得るには駆動パルス幅の減少もしくはコイル
抵抗の増加が可能となり、消費電力の減少が計れ
る。
第5図a,bは上記本発明になるステツプモー
タ駆動方式を示す電子回路のブロツク図であり、
第6図はそのタイムチヤートを示す。22は水晶
振動子等の時間標準振動子であり、一例として
32768Hzとした。これをフリツプフロツプ群23
により256Hzを得、さらに図の如くフリツプフロ
ツプ、アンド回路群によりE、F点に夫々
7.8msec、3.9msecのパルス幅の1秒信号を得
る。フリツプフロツプ群23に接続される8個の
フリツプフロツプ(FFと略記す)とE点までの
7個のアンドゲート、またF点までの8個のアン
ドゲートとは波形成形のためのものであり、E点
に接続される1つのFFと出力B,Dを有する2
個のアンドゲート、及びF点に接続し出力A,C
を有する2個のオアゲートとの組合せにより第6
図に示す如き出力波形を形成している。この出力
A,B,C,Dは第5図bに示すロータ駆動トラ
ンジスタ25〜28の同符号の端子に接続する。
トランジスタ25〜28はスイツチ手段として作
動し駆動回路を形成する。図中24は駆動コイル
であり、このコイル24には1秒毎に電流の方向
が変化する7.8msecの反転電流が流れ、駆動パル
スが切れた直後より3.9msecは4個のトランジス
タ25,26,27,28全てがOFFとなり、
コイル24の両端は開放状態となる。その後トラ
ンジスタ25,27がON、トランジスタ26,
28がOFFとなりコイルの両端は短絡される。
駆動パルス幅およびコイル両端が開放される時間
は夫々7.8msec、3.9msecとしたが、これらにつ
いてはローターの慣性、ローターの着磁量、コイ
ルの起磁力、ローターとステータの寸法関係等多
くの要因により最適値が決定されるもので、この
実施例に限定されるものではない。
さらに本発明は第1図に示したステツプモータ
の駆動方式に限定されるものではなく、例えば第
7図に示すステツプモータにも適用が可能であ
る。第7図で29は永久磁石で作られN―S2極
着磁されたローターであり、30はこのローター
29の静止位置を定めるためのやはり永久磁石で
作られ、2極に着磁されたローター引き磁石であ
り、31はステータ、32は駆動コイルである。
この形式のステツプモータは引き磁石で位置決め
されているため、ローター29の安定位置は1回
転中1ケ所しか存在しない。従つて駆動コイルに
電流を流し適当なパルス幅で切り、その後短時間
慣性で駆動し、180゜位置にある引き磁石による
反撥位置を乗り越え、しかる後コイル両端を短絡
し、ローター29にブレーキをかけローター29
の1回転後の安定作動を行なわしめることができ
る。
以上本発明の実施例につき詳説したが、ステツ
プモータの形式、電子回路の構成等、若干の改良
は本発明に属することは明白である。
【図面の簡単な説明】
第1図…電子腕時計用ステツプモータの平面
図、第2図…従来のステツプモータのコイルに流
れる電流波形の一例、第3図…従来のステツプモ
ータのコイルに流れる電流波形の他の例、第4図
…本発明によるステツプモータのコイルに流れる
電流波形、第5図…本発明になる駆動方式を得る
ための電子回路のブロツク図、第6図…第5図の
ブロツク図のタイムチヤート、第7図…本発明に
なるステツプモータの他の実施例。 1,2…ステータ、3…ローター、4…コイル
コア、5…コイル、6,7…出力端子、22…時
間標準振動子、23…FF群、24…コイル、2
5〜28…出力トランジスタ、29…ローター、
30…引き磁石、31…ステーター、32…コイ
ル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電源、時間標準信号源、前記時間標準信号源
    からの出力信号を分周する分周回路、前記分周回
    路からの出力により時計駆動信号を形成する波形
    成形回路、前記波形成形回路からの出力信号によ
    り作動する駆動回路、前記駆動回路によつて駆動
    されるとともに永久磁石ロータとステータ及び駆
    動コイルを備えたステツプモータ、前記ステツプ
    モータにより駆動される輪列から成り、前記駆動
    回路は前記波形成形回路により開閉される4つの
    スイツチ手段から成り、前記スイツチ手段は前記
    駆動コイルの両端の各々を前記電源の正極に接続
    する第1、第2のスイツチと前記駆動コイルの両
    端の各々を前記電源の負極に接続する第3、第4
    のスイツチを有し、前記スイツチ手段を開閉して
    前記ステツプモータに駆動パルス電流を供給する
    電子時計用ステツプモータの駆動方法において、
    前記波形成形回路と駆動回路とは前記第1と第2
    のスイツチの1方と前記第3と第4のスイツチの
    1方とを閉状態にして前記駆動コイルに駆動パル
    ス電流を供給しステータとの間の磁気力により停
    止していたロータを始動する第1工程と、前記ロ
    ータが回転中に前記第1乃至第4スイツチを開状
    態にする第2工程と、更にロータが回転中に前記
    第1及び第2もしくは前記第3及び第4スイツチ
    を同時に閉状態にして前記駆動コイル両端を短絡
    させる第3工程とからなることを特徴とする電子
    時計用ステツプモータ駆動方法。
JP70675A 1974-12-26 1974-12-26 Denshiudedokeiyosutetsupumootakudosochi Granted JPS5175565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP70675A JPS5175565A (ja) 1974-12-26 1974-12-26 Denshiudedokeiyosutetsupumootakudosochi

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP70675A JPS5175565A (ja) 1974-12-26 1974-12-26 Denshiudedokeiyosutetsupumootakudosochi

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5175565A JPS5175565A (ja) 1976-06-30
JPS6118150B2 true JPS6118150B2 (ja) 1986-05-10

Family

ID=11481202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP70675A Granted JPS5175565A (ja) 1974-12-26 1974-12-26 Denshiudedokeiyosutetsupumootakudosochi

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5175565A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117974A (ja) * 2011-02-25 2011-06-16 Citizen Holdings Co Ltd アナログ電子時計

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56168183A (en) * 1980-05-28 1981-12-24 Citizen Watch Co Ltd Driving system of step motor for watch

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117974A (ja) * 2011-02-25 2011-06-16 Citizen Holdings Co Ltd アナログ電子時計

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5175565A (ja) 1976-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3969642A (en) Step motor for electronic timepiece
JP6287997B2 (ja) モータ駆動装置および電子時計
JPS6243148B2 (ja)
US4375049A (en) Stepping motor drive circuit for bi-directional rotation
CN106997169A (zh) 模拟电子钟表和模拟电子钟表的控制方法
JPS649597B2 (ja)
JPH0833457B2 (ja) 電子時計
JPS606791Y2 (ja) 電気時計の逆転防止装置
JPS6118150B2 (ja)
JPS59136062A (ja) 磁気抵抗モ−タ
US4471284A (en) Reversible stepping motor
FR2373817A1 (fr) Montre electronique du type a moteur pas a pas
JPH07120567A (ja) 電子時計
JPH06153596A (ja) 時計用ステップモータの駆動方法
JPS6243147B2 (ja)
JPH0116119B2 (ja)
FR2380660A1 (fr) Moteur pas a pas monophase, a poles principaux et auxiliaires rotoriques et a circuit magnetique entre les dents polaires statoriques
EP0511513A1 (en) Method for driving a stepping motor in reverse
JPH0522996A (ja) 電子時計の駆動方法
JPS6056285A (ja) 電子時計
JP2520402B2 (ja) 電子時計
JPS6056284A (ja) 電子時計
JPS58195497A (ja) ステツプモ−タ−
KR19990085822A (ko) 에프지 발생회로 및 그를 갖는 비엘디시 모터 및 비엘디시 모터구동회로
JPS6038097U (ja) 直流ブラシレスモ−タの駆動信号回路