JPS61178706A - 磁気ヘツド用材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 」」Ｌ艷 本発明は、磁気ヘッド用材料に関し、特に磁気ヘッドの
磁路を形成する材料に関する。

五１」口（ 従来、磁気ヘッドの磁路を形成する材料としては、第１
図に示すように、磁性金属薄板１及びこれを挟み込む２
枚の非磁性金属基板２ａ、　２ｂからなり、各々が金属
系結合材としてのいわゆる金属系ロウ材３ａ、３ｂによ
って接着せしめられたものが知られている。

磁性金属薄板１と非磁性金属基板２ａ、２ｂとを接着せ
しめる結合材としては、金属系ロウ材３ａ、３ｂ以外に
、有機系の接着剤やガラス等を用い得るが、有機系の接
着剤の場合は、熱や有機溶剤に対して弱いため接合部分
の信頼性に欠け、又ガラスを用いた場合は、金属系ロウ
材に比べると充分な接合強度が得られないという欠点が
ある。

一方、第１図に示したように、結合材として金属系ロウ
材３ａ、３ｂを用いたものにあっては、ガラスに比べる
と強い接合力が得られる半面、接合時にロウ材３ａ、３
ｂが磁性金属薄板１中に拡散するため、磁性金属薄板１
の磁気特性が劣化するという欠点があった。

発明の概要 本発明は、上記のような従来のものの欠点を除去すべく
なされたもので、磁性金属薄板本来の磁気特性を損うこ
となく、磁性金属薄板と非磁性金属基板との強固な接合
状態を得ることが可能な磁気ヘッド用材料を提供するこ
とを目的とする。

本発明による磁気ヘッド用材料は、磁性金属薄板の接合
面に酸化被膜を有し、この酸化被膜を介して磁性金属薄
板と２枚の非磁性金属基板とが金属系結合材によって接
着せしめられた構成となっている。

実　　施　　例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。

第２図（Ａ）〜（Ｃ）は、本発明による磁気ヘッド用材
料の製造工程を示、す断面図である。第２図（Ａ＞にお
いて、１０は磁気ヘッドの磁路を形成する磁性金属薄板
であり、この磁性金属薄板１Ｏの両側表面（接着面）に
は酸化被膜１１ａ、１１ｂが形成され、更にその上には
、後述する金属系結合材としてのロウ材１５ａ、１５ｂ
とのいわゆるぬれ性が良いＴ１等の非磁性金属膜１２ａ
。

１２ｂがスパッタ等の方法により形成されている。

第２図（Ｂ）において、１３ａ　＜１３ｂ）は磁性金属
薄板の保護を図る保護基板となる非磁性金属基板であり
、その一方の表面（磁性台ｒｆＡ薄板１０との接着面）
にも、やはり金属系ロウ材１５ａ（１５ｂ）とのぬれ性
が良いＴ１等の非磁性金属膜１４ａ（１４ｂンが形成さ
れてし）る。

このような処理が施された磁性金属薄板１０及　　゛び
非磁性金属基板１３ａ、１３ｂは、第２図（Ｃ）に示す
ように、各々の表面に形成された非磁性金属膜１２８．
１２１）と１４ａ、１４ｂとの間に箔状の金属系ロウ材
１５ａ、１５ｂを挟み込んで加熱・加圧することにより
溶着される。金属系ロウ材１５ａ、１５ｂとしては、Ａ
ｇ−Ｃｕ系のロウ材或いは５ｎ−Ｐｂ系のロウ材等が用
いられ、Ａｇ−ＣＬＩ系のロウ材を用いる場合には、加
熱・加圧による溶着時の温度は６００°Ｃ以上、又５ｎ
−ｐｂ系のロウ材を用いる場合には、１００〜６ｏｏ’
　ｃとするのが好ましい。

上記実施例では、磁性金属薄板１０と非磁性金属基板１
５ａ、１５ｂとの接合時、箔状の金属系ロウ材を挟み込
んで加熱・加圧することにより溶着したが、金属系ロウ
材を非磁性金属膜１２ａ。

１２ｂ及び１４ａ、１４ｂの上にスパッタ等の方法で被
着させた後、このロウ材膜を加熱・加圧することによっ
て溶着しても良い。また、磁性金属薄板１０及び非磁性
金属基板１５ａ、１５ｂの各接合面に非磁性金属膜を形
成したが、磁性金属薄板１０及び非磁性金属基板１５ａ
、１５ｂと金属系ロウ材との十分なるぬれ性が得られる
のであれば、非磁性金属膜を形成する必要はなく、又磁
性金属薄板１０及び非磁性金属基板１５ａ、１５ｂのい
ずれか一方の接合面にのみ非磁性金属膜を形成すること
も可能である。

なお、上述したそれぞれの材料は一例を示すものであっ
て、本発明がこれらに限定されるものではない。

１１悲！ 以上説明したように、本発明による磁気ヘッド用材料に
よれば、磁性金属薄板の接着面に形成された酸化被膜を
介して金属系ロウ材によって磁性金属薄板と非磁性金属
基板とが溶着される構成となっているので、接合時に該
酸化被膜の作用により金属系ロウ材が磁性金属薄板中に
拡散するのを抑えることができるから、磁性金属薄板本
来の磁気特性を損うことがなく、又金属基ロウ材による
接合であるから、強固でかつ信頼性の高い接合状態を得
ることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は従来例を示す断面図、第２図（Ａ）〜（Ｃ）は
本発明による磁気ヘッド用材料の製造工程を示す断面図
である。 主要部分の符号の説明 １．１０・・・・・・磁性金属薄板 ２ａ、２ｂ、１３ａ、１３ｔ） ・・・・・・非磁性金属基板 ３ａ、３ｂ、１５ａ、１５ｂ ・・・・・・金属系ロウ材

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁性金属薄板及びこれを挟み込む２枚の非磁性金
   属基板からなり、各々が金属系結合材によって接着せし
   められた磁気ヘッド用材料であって、前記磁性金属薄板
   は前記非磁性金属基板との接着面に酸化被膜を有するこ
   とを特徴とする磁気ヘッド用材料。
2. （２）前記磁性金属薄板は前記酸化被膜の上に更に非磁
   性金属膜を有することを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の磁気ヘッド用材料。
3. （３）前記２枚の非磁性金属基板は各々前記磁性金属薄
   板との接着面に非磁性金属膜を有することを特徴とする
   特許請求の範囲第１項又は第２項記載の磁気ヘッド用材
   料。