JPS6117864B2 - - Google Patents

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JPS6117864B2
JPS6117864B2 JP14053682A JP14053682A JPS6117864B2 JP S6117864 B2 JPS6117864 B2 JP S6117864B2 JP 14053682 A JP14053682 A JP 14053682A JP 14053682 A JP14053682 A JP 14053682A JP S6117864 B2 JPS6117864 B2 JP S6117864B2
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JP
Japan
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water
weight
inorganic
fluororesin
solid content
Prior art date
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Expired
Application number
JP14053682A
Other languages
English (en)
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JPS5930865A (ja
Inventor
Takaaki Sakai
Katsumi Iio
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Osaka Soda Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Soda Co Ltd filed Critical Osaka Soda Co Ltd
Priority to JP14053682A priority Critical patent/JPS5930865A/ja
Publication of JPS5930865A publication Critical patent/JPS5930865A/ja
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は無機質塗料組成物に関する。ケイ酸ア
ルカリ水溶液をバインダーとした無機質ケイ酸塩
系塗料組成物は多数提案されているがその大部分
は加熱処理を必要とし、一般建築用内外装材に用
いる場合は現場施工が困難であるという問題点が
ある。 常温硬化性の無機質塗料組成物としてはケイ酸
アルカリをバインダーとし硬化剤として亜硫酸カ
ルシウム、チオ硫酸カルシウム、ケイ酸カルシウ
ム、アルミニウム化合物等を使用したものが知ら
れており、(特公昭54−44285号、特開昭52−
134367号)、充填剤を種々変化させることによ
り、一般建築用内外装材、隧道、地下道等の内装
材、さらに接着剤等に利用されている。この組成
物は不燃性、耐久性、耐薬品性、防カビ性等に優
れた性質を有しているが多孔質で透水性のため耐
汚染性に十分でない欠点がある。すなわちこのも
のを上記のような塗装用に使用する場合、有機質
塗料のように静電気による塵埃等の付着は認めら
れないが、物理的な汚染を受けて塗膜が汚れしか
も汚染が塗膜の内部まで進行することがある。通
常このような汚染防止のためにステアリン酸カル
シウム、アルミニウム等の金属石ケンを塗料に添
加する方法、または油性成分、水性シリコン、ワ
ニス等を塗料に添加するか、あるいは塗膜表面に
塗布する方法が行われている。しかしいずれの場
合も耐候性、耐水性の面で問題があり、特にシリ
コン系撥水剤は塵埃等の吸着を容易にする性質が
あるため好ましくない。 本発明は以上の問題点を解決するためのもので
あつて、すなわち(A)SiO2/M2O(Mはナトリウ
ムおよび/又はカリウム)のモル比が1.5〜4.5の
ケイ酸アルカリ水溶液、(B)Aの固形分の対し10〜
300重量%の亜硫酸カルシウム、チオ硫酸カルシ
ウム、活性酸化マグネシウムより選ばれた1種又
は2種以上を含む硬化剤、(C)無機質充填剤、以上
(A)〜(C)の固形分に対し0.05〜20重量%のフツ素樹
脂粉末を配合したことを特徴とする常温硬化性の
無機質塗料組成物である。ケイ酸ナトリウム、ケ
イ酸カリウムとしては固形分濃度10〜50重量%の
水溶液、あるいは、水分10〜30重量%好ましくは
15〜25重量%を含む粉末状の和水ケイ酸アルカリ
の水溶液が使用できる。またこれらにシリカゾル
を添加してもよい。硬化剤のうち酸化マグネシウ
ムとしてはヨウ素吸着量が30〜300mg・I/g×
MgOの活性化されたものが用いられる。これら
の硬化剤の他に補助的な硬化剤としてケイ酸カル
シウム、また強度を向上させるために酸化亜鉛、
硬化時における収縮率の低下やクラツクの発生を
抑制するために水酸化アルミニウム、アルミナ、
水和アルミナのようなアルミニウム化合物を併用
してもよい。以上の硬化剤量はケイ酸アルカリ固
形分に対し10〜300重量%が適当であり、10重量
%未満では硬化不良を起し接着強度および耐水性
が低下し白華現象を生ずる欠点があり、300重量
%をこえると可使時間が著しく短かくなつて作業
性が悪化する。上記成分以外に無機質充填剤とし
てケイ砂、クレー、炭酸カルシウム、タルク、ベ
ントナイト、ケイソウ土、カオリン、パーライ
ト、シラスバルーン、ヒル石粉末、ガラスビー
ズ、無機質繊維(アスベスト、耐アルカリ性ガラ
ス繊維)等を配合するのが通常であり、用途に応
じて適当な粒径および粒度分布を持つた粉末を使
用する。このような無機質充填剤の配合量はケイ
酸アルカリ固形分に対し100〜1000重量%であ
る。 本発明に使用されるフツ素樹脂粉末としてはポ
リ四フツ化エチレン、ポリ三フツ化塩素化エチレ
ン、ポリ[四フツ化エチレン−六弗化ポリプロピ
ン]、ポリフツ化ビニリデン、ポリフツ化ビニー
ル等が挙げられ、粒径は100μ以下好ましくは50
μ以下である。粒径が100μをこえると混合時の
分散が悪くなり、また得られた塗膜の均一な撥水
性が損われる。フツ素樹脂粉末の配合方法として
は、次の2つの方法がある。 水またはケイ酸アルカリ水溶液にフツ素樹脂
粉末および界面活性剤、分散剤等を入れフツ素
樹脂の乳化液を調整し、これを直接常温硬化性
の無機質ケイ酸塩系塗料に混合して基体に塗布
する。 あらかじめ常温硬化性の無機質ケイ酸塩系塗
料を基体に塗布し硬化後、上記フツ素樹脂を配
合した無機質ケイ酸塩系塗料を上塗りする。 すなわち基体への塗層の厚みが薄い場合(約
0.1mm以下)においては前者の方法が有利であ
り、塗層が比較的厚い場合(約1mm程度)は後者
のごとく表層としてフツ素樹脂含有塗料を薄く塗
布(約20〜40μ)すればよい。フツ素樹脂粉末は
水の親和性に乏しいため、直接添加しても均一な
分散が得られずその性能を発揮しない。フツ素樹
脂粉末の配合量は),)いずれの場合でもケ
イ酸アルカリ、硬化剤、および無機質充填剤の固
形分合計量に対し、0.05〜20重量%の範囲が適当
である。 0.05重量%未満ではフツ素樹脂配合の効果な
く、20重量%をこえると塗膜の凝集が小さく機械
的強度が低下する。 このようにして得られた無機質塗料組成物中に
はフツ素樹脂粉末が均一に分散し、これを基体に
塗装して得られた塗膜は十分な撥水性および撥油
性を有する。すなわち従来のフツ素樹脂粉末を配
合しないケイ酸塩系無機質塗料による塗膜に比較
して撥水剤等を使用せずに耐汚染性が向上するの
みでなく、多孔質表面が緻密化され、耐水性も改
善される。さらに塗膜表面をバフ等を用いて研磨
すると塗膜表面がより平滑化され、従来品に見ら
れなかつた艶のある意匠性の改善された光沢面を
得ることができる。 本発明塗料組成物に使用されるフツ素樹脂粉末
の配合量は少量でよく、またその配合方法も有機
溶剤を使用せずに簡単に行うことができるので、
特に建築用内外装材、隧道、地下道等の内装材の
ごとき大規模な塗装工事の現場施工に適してい
る。本発明塗料組成物に適用される基材としては
コンクリート、石綿スレート板、パルプセメント
板、PC板、ALC板、合板、金属板等各種のもの
があげられる。本発明塗料組成物の施用に際して
は任意のコーテイング手段、たとえば吹付、ロー
ラ塗り、コテ塗り、機械塗り等を採用できる。 以下実施例により本発明の効果を説明する。 各例中の部、%はそれぞれ重量部、重量%であ
る。 実施例1〜4、比較例1,2 [フツ素樹脂乳化物の製造] 第1表に示す割合で水またはケイ酸アルカリ水
溶液(固形分30%)にフツ素樹脂微粉末(粒径40
〜50μ)を加え、さらに界面活性剤0.4部、乳化
剤0.1部、分散剤0.2部を添加したスラリー液をボ
ールミルに入れ、4〜5時間混合してフツ素樹脂
乳化液を調整した。 [塗料の製造、塗布] 第1表に示す組成の硬化剤、充填剤、顔料をヘ
ンシエルミキサーで20分間混合し、それぞれ硬化
系組成物を調整した。これにケイ酸アルカリ水溶
液(固形分30%)および上記方法にて調整したフ
ツ素樹脂乳化物を加えラボミキサーで2分間混練
りし、無機質塗料組成物を得た。この塗料組成物
を4mm厚さの石綿板に塗層厚み約0.2mmにまで塗
布し、常温硬化後の塗膜物性を測定した。 なお比較のため、フツ素樹脂乳化物を入れぬ以
外は全く同様にして常温硬化後の塗膜物性を測定
した。
【表】 塗膜物性の測定は下記の方法による。 撥水性 JISP8137により蒸留水を入れたビユーレツト
の先端を試験片から垂直方向に10cm離し水滴が45
゜の傾斜を保つた試験片の上を流下できる長さが
300mmになるように調節する。ビユーレツトから
水滴を1滴流下し流下の跡を観察する。 評価 R0…連続した跡であつて一様な幅を示す
もの。 R4…連続した跡であるがところどころ切
れていて、明らかに水滴より狭い幅を
示すもの。 R6…跡の半分がぬれているもの R7…跡の1/4は長く伸び水滴によつて
ぬれているもの。 透水性 加工3日後、表面に直径75mmの漏斗を逆にして
高さ250mmの水柱を立て、24時間放置後の透水量
を測定。 耐汚染性 各実施例、比較例の塗装板(900×900mm)を隧
道内に5ケ月間曝露し、その汚染度を照度計を用
いて測定した。 汚染度=L−L/L 回復率=L2/L0 L0…取付直後の照度 L1…曝露後の照度 L2…水洗後の照度 撥油性 )の方法に準じ蒸留水の代りにヒマシ油を使
用する。評価は同様である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) SiO2/M2O(Mなナトリウム、およ
    び/又はカリウム)のモル比が1.5〜4.5のケイ
    酸アルカリ水溶液。 (B) Aの固形分に対し10〜300重量%の亜硫酸カ
    ルシウム、チオ硫酸カルシウム、活性酸化マグ
    ネシウムより選ばれた1種又は2種以上を含む
    硬化剤。 (C) 無機質充填剤 以上(A)〜(C)の固形分に対し0.05〜20重量%のフ
    ツ素樹脂粉末を配合したことを特徴とする常温硬
    化性の無機質塗料組成物。
JP14053682A 1982-08-12 1982-08-12 無機質塗料組成物 Granted JPS5930865A (ja)

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JP14053682A JPS5930865A (ja) 1982-08-12 1982-08-12 無機質塗料組成物

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JP14053682A JPS5930865A (ja) 1982-08-12 1982-08-12 無機質塗料組成物

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Publication Number Publication Date
JPS5930865A JPS5930865A (ja) 1984-02-18
JPS6117864B2 true JPS6117864B2 (ja) 1986-05-09

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JP14053682A Granted JPS5930865A (ja) 1982-08-12 1982-08-12 無機質塗料組成物

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JPS6183266A (ja) * 1984-09-29 1986-04-26 Kohachiro Wada かび止め塗料
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BR112016028974B1 (pt) 2014-06-10 2019-04-09 General Cable Technologies Corporation Método para um kit composiocional para formar uma composição de revestimento curável

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