JPS61178226A - 車両 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は車両に係わり、特に、駆動輪を車体に対して揺
動自在に懸架するとともに、該両駆動輪をその近傍に配
設されたエンジンによって回転さ且るようにした車両に
関ずろものである。

「従来の技術」 従来、前述した構成を有ずろ車両として、例えば特開昭
５９−１６０６１．５号公報に示される技術が既に提案
されている。

該車両は、駆動輪を車両の後方に備えた四輪車で、車両
の後方の両側部に一組の車輪を配設し、該両車輪を懸架
装置によって揺動自在に懸架するとともに、該懸架装置
の一側部に、前記一方の車輪の駆動をなすエンジンを配
設し、かつ、該エンジンは前記懸架装置の一側部に連設
したエンジンマウントによって支持した構成となってい
る。

「発明が解決しようとする問題点」 本発明は、前述した従来の技術における次のような問題
点を解決せんとするものである。

ずなわぢ、前述した技術にあっては、エンジンを懸架装
置と別個に設けたエンジンマウントによって支持するよ
うにしたものであるから、該エンジンマウントを設ける
ことにより、懸架装置の構造を複雑に１．てしまいやず
いといった問題点や、エンジンあるいはエンジンマウン
トは、車体の幅方向で懸架装置の外側に重畳させて設υ
られるしのであるから、これによって、車両の幅寸法が
拡大されてしまいやずいといった問題点である。そして
、後者の問題点を解消せんとして、エンノンやエンジン
マウントを懸架装置の内側に配設すると、車両の後方に
配設されるマフラーや燃料タンクといった補機類の設置
スペースを狭めてしまい、これに起因してレイアウトの
自由度を制限してしまうといった新たな問題点を生じさ
せてしまうおそれがある。

「問題点を解決するための手段」 本発明は、前述した従来の諸問題点を有効に解決し得る
車両を提供せんとするもので、該車両は、車体の両側に
配設された駆動輪と、該両駆動輪に回転力を伝達するア
クスル軸と、該アクスル軸を収納するアクスルハウジン
グと、該アクスルハウジングの長さ方向の一側部に設け
られ変速装置を収納するミッションケースと、該ミッシ
ョンケースに一体に連設されたエンジンとを備え、かつ
、前記エンジンおよびアクスルハウジングを車体に揺動
自在に連結するとともに、前記アクスルハウジングの他
側側にエンジンの補機類を取り付けたことを特徴とする
。

「作用　」 本発明は、前述した構成とすることにｊ；す、エンジン
１、アクスル軸、アクスルハウジングおよびミッション
ケースといった駆動系を懸架装置の一部として組み入れ
て、駆動輸回りのスペースを極力拡大するものである。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明する
。

第１図中符号１は、一実施例が適用された四輪車あるい
は三輪車等の車両を示すものである。

まず、該車両ｌの概略について説明すれば、車体２の後
方の両側に配設された駆動輪３と、該両駆動輪３に回転
力を伝達するアクスル軸４と、該アクスル軸４を収納す
るアクスルハウジング５と、該アクスルハウジング５の
長さ方向の一側部に設けられ変速装置６を収納するミッ
ションケース７と、該ミッションケース７に一体に連設
されたエンジン８とを備え、かつ、前記エンジン８およ
びアクスルハウジング５を車体２に揺動自在に連結する
とともに、前記アクスルハウジング５の他側側にエンジ
ン８の補機類９を取り付けた構成となっており、第１図
中符号１０は前輪、１１はステアリング、１２はシート
を示すものである。

次いでこれらの詳細について説明すれば、前記アクスル
軸４は、前記各駆動輪３に接続されかつ長さの異なる一
組のアクスル軸４ａ、　４ｂによって構成されている。

また、両アクスル軸４ａ、　４ｂは同軸状に配設されて
いるとともに、対向する端部間に設けられたディファレ
ンシャルギヤ１３を介して相互に接続されている。

前記アクスルハウジング５は、前記各アクスル軸４ａ、
４ｂを覆うように設けられた一組のアクスルハウジング
５ａ１５ｂとによって構成されており、それぞれのアク
スルハウジング５ａ、　５ｂは、車両ｌの幅方向内側の
端部がミッションケース７に一体に４一 連結され、また、外側の端部が前記駆動輪３の内側近傍
まで延設され、該外側の端部と駆動輪３との間にプレー
ギ装置】４が設けられている。

前記変速装置６は、第２図に示すように、アクスル軸４
よりも車両ｌの長さ方向前方に配置されていて、その出
力側が前記ディファレンシャルギヤ１３へ噛合され、ま
た、入力側が伝動プーリ１５および巻掛伝動部材１６を
介してエンジン８のクランク等へ連結されている。

前記ミッションケース７はディファレンシャルギヤ１３
および変速装置６を覆うように形成されており、変速装
置６を覆うミッション収納部７ａに、該ミッション収納
部７ａから車両１の長さ方向前方へ向かって前記エンジ
ン８が一体に連設されている。したがって、該エンジン
８はアクスル軸４ａとアクスル軸４ｂとの長さの差の分
、車両ｌの中心から一方へ偏倚して配置されている。

該エンジン８は、第１図および第２図に示すように、車
体２の後端下部近傍に位置させられており、本実施例で
は、そのクランクケース８．ｌＩと前記車体２の後端下
部との間に、エンジン８を車体２にその上下方向に沿っ
て揺動自在に連結するアーム１７およびブラケット軸受
１８が設（Ｊられでいる。

そして、該ブラケット軸受１８には、ゴムあるいはウレ
タン等から成るブツシュ（図示略）が内装されている。

さらに前記アクスルハウジング５の内、エンジン８が偏
倚された側の反対側すなわち第２図中の右側に位置する
長尺なアクスルハウジング５ｂの外側の端部と、前記車
体２の後端下部との間には、該アクスルハウジング５ｂ
を車体２にその」−下方向に沿って揺動自在に連結する
アーム１９および該アーム１９の両端部に取り（＝ｔ　
ｉ−１られた一組のブラケット軸受２０が設けられてい
て、該ブラケット軸受２０内には前記ブラケット軸受１
８と同様のブツシュが内装されている。

そして該アーム１９は前記エンジン８を車体２に連結す
るアーム１７とともに車両１の中心線に対して平行とな
るように設置されているとともに、第２図に示すように
、アーム１９の前記アクスル／”１ウジング５ｂ側の端
部近傍と車体２の後端下部との間に設けられ、かつ、車
体２に取りイ」けられたブラケット軸受２１によって揺
動自在に支持さイまたラテラルロット２２により、車両
１の横方向へのずれが拘束されている。

一方、前記アクスルハウジング５ｂの外側の端部および
ミツノヨンケース７とこれらのほぼ」一方に位置する前
記車体２との間には、第３図に示すように、それぞれ緩
衝器２３が設けられている。

したがって、前記アクスル軸４、アクスル／Ｓウジフグ
５、ミツンヨンケース７およびエンジン８は相互に一体
的に連結されるとともに、各アーム１７．１９、ブラケ
ット軸受１８．２０．２Ｉおよび緩衝器２３を介して車
体２へ取り付けられて、駆動輪３の懸架装置を構成し、
かつ、車両１の幅方向−側部に偏倚した位置に設置され
て、前記長尺なアクスルハウジング５ｂまわりに空間部
を形成するようになっている。

前記補機類は、本実施例では燃料タンク９ａおよびマフ
ラー９ｂであって、前者は第１図および第３図に示すよ
うに長尺なアクスルハウジング５ｂの」一方において車
体２へ一体に取り付（Ｊられ、また、後者は第２図およ
び第３図に示すように前記アクスルハウジング５ｂの」
二部に一体に取り付けられている。

しかして、このように構成された本実施例の車両ｌは、
エンジン８の出力が巻掛伝動部材１６、伝動プーリ１５
、変速装置６、ディファレンシャルギヤ１３およびアク
スル軸４　（４ａ、’　４ｂ　）を経て各駆動輪３へ伝
達されることによって走行状態となされる。このような
走行状態において前記駆動輪３は路面の状態により上下
動させられるが、アーム１７．１９およびラテラルロッ
ド２２とともにエンジン８が車両１に対して一体的に揺
動することにより車体２と駆動輪３との相対移動が許容
され、かつ、該駆動輪３の動きが緩衝器２３によって減
衰されて、車体２への衝撃が緩和されるとともに車両１
の揺れが抑えられる。

そして前述したように、ミッションケース７およびエン
ジン８を介してアクスル軸４の一部を車８一 体２へ揺動自在に連結してあり、また、これらのミツノ
ヨンケース７およびエンジン８を車両１の幅方向−側部
に偏倚させて設置しであるので、両駆動輪３間の距離す
なわちトレッドの拡大を極力抑えつつエンジン８等を取
り付けることができる。

かつ、車体２の後方下部に十分なスペースが形成される
こととなり、補機類９の設置スペースが容易に得られる
。

なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状や
寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可
能である。例えば、エンジン８と車体２との連結は１本
のアーム１７のみでなく、第４図に示すように、２本以
」二のアーム２４によって連結するようにしてもよく、
また、前記ラテラルロッド２２は、第４図に示すように
、アーム１９の揺動中心近傍と長尺なアクスルハウジン
グ５ｂの中間部との間に設けるようにしてもよい。

「発明の効果」 以上説明したように本発明に係わる車両は、車体の両側
に配設された駆動輪と、該両駆動輪に回軽力を伝達する
アクスル軸と、該アクスル軸を収納するアクスルハウジ
ングと、該アクスルハウジングの長さ方向の一側部に設
けられ変速装置を収納するミッションケースと、該ミッ
ションケースに一体に連設されたエンジンとを備え、か
つ、前記エンジンおよびアクスルハウジングを車体に揺
動自在に連結するとともに、前記アクスルハウジングの
他側側にエンジンの補機類を取り付けたもので、エンジ
ンあるいはミッションケース等のパワーユニットを両駆
動輪の間隔の拡大を極力抑えつつ両駆動輪間に設置する
ことができ、また、該両駆動輪間に大きな空間部を形成
して、補機類の設置スペースを容易に確保し、これによ
って、該補機類およびパワーユニットのレイアウトの自
由度を高めることができ、さらに、エンジンまわりの障
害物を排除してそのメンテナンス作業を容易にする等の
優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は一部を
省略した車両の側面図、第２図は要部の平面図、第３図
は車両を後方から見た図、第４図は他の実施例を示す第
２図と同様の図である。 １・・・車両、２・・・車体、３・・・駆動輪、４（４
ａ１４ｂ）・・・アクスル軸、５（５ａ、　５ｂ　：１
・・アクスルハウジング、６・・・変速装置、７・・・
ミッションケース、８・・・エンノン、９・・・補機類
、１７．１９．２４・・・アーム、１８．２０゜２１・
・・ブラケット軸受。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体の両側に配設された駆動輪と、該両駆動輪に回転力
   を伝達するアクスル軸と、該アクスル軸を収納するアク
   スルハウジングと、該アクスルハウジングの長さ方向の
   一側部に設けられ変速装置を収納するミッションケース
   と、該ミッションケースに一体に連設されたエンジンと
   を備え、かつ、前記エンジンおよびアクスルハウジング
   を車体に揺動自在に連結するとともに、前記アクスルハ
   ウジングの他側側にエンジンの補機類を取り付けたこと
   を特徴とする車両。