JPS61176790A - 削孔装置および削孔方向の修正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、削孔装置および削孔方向の修正方法に関する
ものである。

［イ］本発明が解決しようとする問題点オーガスクリユ
ーを用いて例えば、水平方向に削孔を行う場合、自重に
よって掘削方向が下方へずれたり、あるいは下方以外に
オーガスクリユーの回転方向にずれる傾向があり、正確
な直進性を保持して削孔を行うことは困難である。

［口］本発明の目的 本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
で、簡単な構造で、削孔時に掘削方向を修正して削孔予
定線通りに直線性を保持して削孔できる、削孔装置およ
び削孔方向の修正方法を提供することを目的とする。

［ハ］問題点を解決するための手段 本発明は、局面に削孔用の羽根を設け、軸心を避けた位
置に内挿孔を開設してなる中空オーガと、中空オーガの
内挿孔に内挿するロッドであって、このロッドの前端部
をロッドの中心軸に対して平行に曲折し、曲折したロッ
ドの前端部に掘削用の羽根を設けてなるパイロットロッ
ドからなり、パイロットロッドと中空オーガに同時にま
たは任意に回転力と軸方向の推進力を与えられるよう構
成してなる、削孔装置を使用して、修正方向に中空オー
ガの内挿孔を位置させ、中空オーガの回転を停止させた
状態でパイロットロッドで余掘りして修正方向に寄った
拡孔を開設し、次に中空オーガを回転させながら修正方
向に掘進させて行う技術手段に関するものである。

［二重実施例 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

まず、削孔装置について説明する。

（１）削孔装置全体の説明（第１図） 削孔装置１は、駆動手段を備えた中空オーガ２とパイロ
ットロッド３で構成する。

（２）中空オーガ（第１．２図） 中空オーガ２は、両端開放形の中空管の外周にらせん状
に羽根２１を取り付けて形成する。

中空第一ガ２の内部には、中空オーガ２の軸心線Ｃ１か
ら外れた位置にパイロットロッド３を内挿するための内
挿孔２２を開設する。

この内挿孔２２の中心軸線Ｃ２は中空オーガ２の中心軸
線Ｃ１と平行に位置をずらして形成したものである。

また、内挿孔２２の口径は、パイロットロッド３の外径
より僅かに大きく形成し、パイロットロッド３を挿入し
たときに内挿孔２２との間に必要以上の遊びを生じない
程度とする。

中空オーガ２を形成するには、本実施例のように直接内
挿孔２２を開設する方法の他に、パイロットロッド３を
内挿するための鋼管と、この鋼管を収納するための鋼管
を使用して形成した二重管構造のものを採用することも
できる。

（３）パイロットロッド（第１．２図）パイロットロッ
ド３は、先端ロッド３１と延長用ロッド３２からなる。

先端ロッド３１の先端部には数巻程度のスクリュー羽根
３３を形成し、後端には延長用ロッド３２を接続してパ
イロットロッド３を形成する。

先端ロッド３１のロッド部分は、スクリュー羽根３３の
尾端を境にしてクランク形に曲折し、平行な２本の軸心
を持たせて形成する。

すなわち、延長用ロッド３２と接続する側のロッドの軸
心（内挿孔２２の中心軸線Ｃ２と同じ）とスクリュー羽
根３３を有する側のロッドの軸心Ｃ３は平行に形成する
。

さらに、軸心Ｃ３を中空オーガ２の軸心線Ｃ１に一致さ
せて形成する場合もある。

両ロッド３１．３２間と延長用ロッド３２間のの接続は
、延長用ロッド３２の基端からの回転運動を確実に先端
ロッド３１へ伝達できるよう例えばねじ込みして接続す
る。

また、延長用ロッド３２の周面上には、例えば本実施例
のように延長用ロッド３２の断面が円形の場合には、平
面部３４を形成しておく。

このパイロットロッド３は、内挿孔２２に回転自在で、
かつ軸方向のスライドを可能に内挿して使用する。

（４）駆動手段（第１図） 通常の掘進時には中空オーガ２に機械的な回転力と軸方
向の推進力を与えて削孔を行う。（中空オーガ２が回転
すればその結果偏心位置に内挿したパイロットロッド３
も回転することになる）削孔方向を修正する際にのみ、
パイロットロッド３に独立した回転を与えられるよう構
成する。

このように２種類の回転力を与えるには、例えば第１図
に示すように、中空オーガ２の基端に回転運動を発生す
る油圧モータ内蔵の駆動装置４を、車輪４１付きの台車
４２に登載して配備する。

そして、中空オーガ２に回転と軸方向のスライド運動を
付与できるよう構成する。

さらに、パイロットロッド３のみに回転を伝達出来るよ
う構成する。

そのために、中空オーガ駆動盤４３内に遊星状にパイロ
ットロッド駆動盤４４を自転および公転可能に設置する
。

パイロットロッド３に自転運動を伝達するには、例えば
第３図に示す連結体５を使って行う事ができる。

パイロットロッド駆動４１４４に係止溝２４を凹設する
。

一方、連結体５の一部に中心へ向けて、延長用ロッド３
２の平面部３４を挟持できる幅の切り込み５１を開設し
、さらにこの馬蹄形の銅盤の一面に係止溝２４と対応さ
せて突起体５２を突設して連結体５を形成する。

この連結体５の突起体５２を係止溝２４に挿入して装着
することによって、パイロットロッド駆動盤４４の回転
をパイロットロッド３へ伝達する構造である。

なお、装着時に連結体５が離脱しないように、切り込み
５１内に止めバネ５３の自由端を突出させてお（。

次に削孔方法について説明する。

（１）直進削孔 駆動装置４の中空オーガ駆動盤４３を回転させながら中
空オーガ２に回転運動を与えなから削孔を進める。

中空オーガ２の中心軸線Ｃ１上に先端ロッド３１の削孔
部分が位置するので、外形上は、従来のオーガスクリユ
ーとなんら変わりなく、羽根２１とスクリュー羽根３３
の外径と等しい径の孔Ｌ１が開設されて行く。

（２）削孔方向の修正 削孔方向にずれを生じたら、次のようにして修正する。

く修正方向の確定〉 まず、ずれの方向を確認する。

本実施例では、削孔予定線から下方にずれた場合を一例
に説明する。

ずれの方向を確認したら中空オーガ２の内挿孔２２を、
ずれの反対方向（修正方向）に位置させ、すなわち、本
実施例では最上位に位置させた後、中空オーガ２の回転
を停止する。

くパイロットロッドによる掘進〉（第４図）次に連結体
５を延長ｍロッド３２の基端に取り付け、パイロットロ
ッド駆動盤４４に回転を与えてパイロットロッド３のみ
を前進させる。

先端ロッド３１は、内挿孔２２の中心（中心軸線Ｃ２）
を中心に回転しながら前進するので、修正方向に向けた
拡孔が開設される。

パイロットロッド３は、スクリュー羽根３３が土との接
触面積を削孔に必要な最少面積を確保して形成しである
から、土庄抵抗が小さくて済み、容易にパイロットロッ
ド３を前進させることができる。

パイロットロッド３をある程度掘進させたらパイロット
ロッド３の回転を停止する。

く中空オーガの掘進〉 次に、駆動装置４を使って中空オーガ２のみに回転を与
える。

あらかじめ中空オーガ２の掘進に先行して、パイロット
ロッド２によって修正方向に余掘りしである。

従って、中空オーガ２に回転を与えて推進させると、中
空オーガ２は羽根２１に受ける土圧抵抗の小さい修正方
向く本実施例の場合は上方）に徐々に向きを変えて前進
し、第５図のＬ２の範囲の拡孔が形成される。

以上のようにして、中空オーガ２を削孔予定線上まで復
帰させたら、中空ロッド２に駆動装置４からの回転を伝
えて削孔を行う。

また、ずれが大きい場合には、以上の修正作業を何度か
繰り返して行う。

［ホＪ効果 本発明は以上説明したようになるから次のような効果を
期待することができる。

（１）削孔予定線からずれた場合には、中空オーガの内
挿孔をずれの逆方向（修正方向）に位置させて、パイロ
ットロッドによって修正方向に寄った拡孔を開設した後
、中空オーガを回転させて掘進して削孔方向の修正を行
う。

従って、削孔方向の修正が容易であり、修正精度が従来
技術に比べて著しく向上する。

（２）削孔装置の前部に削孔方向の修正のための油圧装
置やその他の機器を装備しないので、削孔装置の構造が
簡単となり、コンパクト化が可能である。

（３）削孔方向を修正する際、パイロットロッドで地中
の各種埋設物を確認しなから掘進できるので、埋設管等
が存在する場合でも事前に発見でき破損せずに対処でき
る。

従って、削孔作業の安全性が向上する。

【図面の簡単な説明】

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）周面に削孔用の羽根を設け、 軸心を避けた位置に内挿孔を開設してなる中空オーガと
   、 中空オーガの内挿孔に内挿するロッドであって、 このロッドの前端部をロッドの中心軸に対して並行に曲
   折し、 曲折したロッドの前端部に掘削用の羽根を設けてなるパ
   イロットロッドからなり、 パイロットロッドと中空オーガに同時にまたは任意に回
   転力と軸方向の推進力を与えられるよう構成してなる、 削孔装置
2. （２）ロッドの前端部をロッドの中心軸に対して並行に
   曲折し、 曲折したロッドの前端部に掘削用の羽根を設けたパイロ
   ットロッドを、 外周に掘削用の羽根を設けた中空管であって、この中空
   管の軸心から外れた位置に軸心と平行に内挿孔を開設し
   てなる中空オーガ内に挿入し、修正すべき方向に中空オ
   ーガの内挿孔を位置させ、 中空オーガの回転を停止させた状態でパイロットロッド
   で余掘りして修正方向に寄った拡孔を開設し、 次に中空オーガを回転させながら修正方向に掘進させて
   行う事を特徴とする、 削孔方向の修正方法