JPS6117615B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6117615B2 JPS6117615B2 JP4989582A JP4989582A JPS6117615B2 JP S6117615 B2 JPS6117615 B2 JP S6117615B2 JP 4989582 A JP4989582 A JP 4989582A JP 4989582 A JP4989582 A JP 4989582A JP S6117615 B2 JPS6117615 B2 JP S6117615B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gripper
- workpiece
- crank pin
- gripper support
- cam groove
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 9
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 5
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q7/00—Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting
- B23Q7/04—Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting by means of grippers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Feeding Of Workpieces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は工作機械に加工されるべき工作物を供
給したり、工作機械から加工済みの工作物を取出
す作業を一つの駆動源による回動を利用して行う
ようにした工作物把持および解放装置に関するも
のである。
給したり、工作機械から加工済みの工作物を取出
す作業を一つの駆動源による回動を利用して行う
ようにした工作物把持および解放装置に関するも
のである。
従来、上記のように一つの駆動源の回動を利用
して行うようにしたものとしては、例えば特公昭
56−18337号に開示されているように、本体に取
付けた電動モータに連結した回転円板の回転によ
り第1のリンクを介してグリツパ支持体を本体に
往復直線運動可能に装着し、グリツパ開閉用の第
2のリンクを第1のリンクにほぼ沿うように配設
し、この第2のリングをグリツパ支持体の下降端
付近で本体に設けたカム部材を介して第1のリン
クに対してほぼ沿う方向に相対的に摺動させ、こ
の第2のリンクの第1のリンクに対する相対変位
に応じてグリツパを開閉させるようにしたものが
知られている。しかし、このような装置によれば
グリツパ支持体が下降端で完全に停止することな
くグリツパが工作物を把持又は解放するので、工
作物を所定の位置で正確かつ確実に把持解放させ
ることができない問題があつた。特に工作物の形
状等により加工ステーシヨンに工作物を所定の向
きに正確に供給しなければならない場合には大き
な問題であつた。
して行うようにしたものとしては、例えば特公昭
56−18337号に開示されているように、本体に取
付けた電動モータに連結した回転円板の回転によ
り第1のリンクを介してグリツパ支持体を本体に
往復直線運動可能に装着し、グリツパ開閉用の第
2のリンクを第1のリンクにほぼ沿うように配設
し、この第2のリングをグリツパ支持体の下降端
付近で本体に設けたカム部材を介して第1のリン
クに対してほぼ沿う方向に相対的に摺動させ、こ
の第2のリンクの第1のリンクに対する相対変位
に応じてグリツパを開閉させるようにしたものが
知られている。しかし、このような装置によれば
グリツパ支持体が下降端で完全に停止することな
くグリツパが工作物を把持又は解放するので、工
作物を所定の位置で正確かつ確実に把持解放させ
ることができない問題があつた。特に工作物の形
状等により加工ステーシヨンに工作物を所定の向
きに正確に供給しなければならない場合には大き
な問題であつた。
本発明は上記従来装置の問題点に鑑み、工作機
械若しくは任意の搬送装置の所定の位置で工作物
を正確かつ確実に把持、解放することができるよ
うにした工作物把持および解放装置を提供しよう
とするもので、往復直線運動の一端で停止するク
ロス・スライダ機構を利用してグリツパ支持体を
本体に対して往復直線運動させると共にその一端
で停止させ、この停止している間に上記クロス・
スライダ機構の回動部材により動かされるグリツ
パの開、閉保持機構とその切換機構の動きによつ
て上記グリツパ支持体の先端部に取付けた工作物
グリツパを開閉させるようにしたことを特徴とす
るものである。
械若しくは任意の搬送装置の所定の位置で工作物
を正確かつ確実に把持、解放することができるよ
うにした工作物把持および解放装置を提供しよう
とするもので、往復直線運動の一端で停止するク
ロス・スライダ機構を利用してグリツパ支持体を
本体に対して往復直線運動させると共にその一端
で停止させ、この停止している間に上記クロス・
スライダ機構の回動部材により動かされるグリツ
パの開、閉保持機構とその切換機構の動きによつ
て上記グリツパ支持体の先端部に取付けた工作物
グリツパを開閉させるようにしたことを特徴とす
るものである。
以下、本発明を図面に示す一実施例に基いて詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図、第2図において、1はレール用Iビー
ムで、左右夫々2本の支柱2,2上に載架して取
付けられたIビーム3,3上に支持され、このレ
ール用Iビーム1にはガイドレール4,4が略全
長に亘つて上下に固設されると共に、この上下の
ガイドレール4,4間にはラツク5がレール用I
ビーム1の略全長に亘つて固設されている。L
1,L2は本願に係る工作物把持及び解放装置
(以下把持解放装置とする)で、一方が搬送装置
C1から工作機械Mへ工作物Wを供給し、他方は
工作機械Mから搬送装置C2へ工作物Wを排除す
るものである。これらの把持解放装置L1,L2
はほぼ同じ構成であるので、その一方L1につい
て詳細に説明する。
ムで、左右夫々2本の支柱2,2上に載架して取
付けられたIビーム3,3上に支持され、このレ
ール用Iビーム1にはガイドレール4,4が略全
長に亘つて上下に固設されると共に、この上下の
ガイドレール4,4間にはラツク5がレール用I
ビーム1の略全長に亘つて固設されている。L
1,L2は本願に係る工作物把持及び解放装置
(以下把持解放装置とする)で、一方が搬送装置
C1から工作機械Mへ工作物Wを供給し、他方は
工作機械Mから搬送装置C2へ工作物Wを排除す
るものである。これらの把持解放装置L1,L2
はほぼ同じ構成であるので、その一方L1につい
て詳細に説明する。
第2〜6図に示す把持解放装置L1において、
6はその本体として例示するキヤリアで、このキ
ヤリア6には第1図〜第3図に示すように上記ガ
イドレール4,4を上、下からはさむ位置に夫々
軸受8を介してガイドローラ7が回動可能に取付
けられている。上記キヤリア6にはキヤリア移動
用モータ9がそのモータ軸10をキヤリア6のガ
イドレール4,4側へ突出させて取付けられ、こ
のモータ軸10には上記ラツク5と噛合するピニ
オン11が嵌着され、キヤリア6がキヤリア移動
用モータ9の正逆転によつてガイドレール4,4
に沿つて左右に移動するようにしてある。キヤリ
ア6には、後述するグリツパ支持体17駆動用の
正逆転可能なブレーキ付ギヤードモータ12(以
下ギヤードモータ12とする。)がガイドレール
4,4側から取付けられ、そのモータ軸13がキ
ヤリア移動用モータ9側へ突出されている。この
モータ軸13には回動部材として例示するクラン
クアーム14の一端が嵌着され、このクランクア
ーム14の他端にはクランクピン15が設けら
れ、上記クランクアーム14がギヤードモータ1
2の回動により回転するとその先端のクランクピ
ン15が円弧軌跡を描くようにしてある。このク
ランクアーム14はモータ軸13に直結した回転
円板でも良く、またその場合クランクピン15の
取付位置は回動中心から離れた位置に取付ければ
良い。勿論、このようなクランクアームや回転円
板といつた回動部材は駆動源に直結されていなく
ても良く、適宜な伝達装置を介して回動するよう
にしてあつても良い。また、駆動源もブレーキ付
ギヤードモータに限ることなく、例えばラツクと
ピニオンを用いたシリンダ利用のものであつても
良い。16,16は後述するグリツパ支持体17
を案内する為の一対の案内部材で、第5図に示す
ように上記ガイドレール4,4と直角な向きで相
対向するようにキヤリア6のキヤリア移動用モー
タ9側に突設されている。17はグリツパ支持体
で、このグリツパ支持体17の両側部にはその上
下位置に夫々2個ずつのガイドローラ18,18
が回動可能に支持され、これらの両側部のガイド
ローラ18,18が上記案内部材16,16間に
嵌め込まれてグリツパ支持体17が往復直線運動
(本実施例では上、下動)可能に装着されてい
る。このグリツパ支持体17はカム板19を備え
ており、このカム板にはカム溝20が設けられて
いる。このカム溝20は、第3図、第8図に示す
ように上記クランクアーム14が回動する際にそ
の先端のクランクピン15の描く円弧軌跡の一部
と重合可能な円弧部分20aと、この円弧部分2
0aの両端に夫々連続する水平な案内部20b,
20bとから構成され、このカム溝20の左右の
長さはクランクピン15が描く円弧軌跡の外径即
ちクランクアーム14の回転直径とクランクピン
15の直径とを加えた長さ以上に設定されてい
る。このカム溝20には上記クランクピン15が
摺動可能に嵌込まれ、上記クランクアーム14の
回動によりグリツパ支持体17が往復直線運動の
一端で停止するクロス・スライダ機構が構成され
ている。次に、21は後述するグリツパ支持体1
7の先端受部43に取付けられた工作物グリツパ
で、第3図、第6図に示すように先端受部43に
固設された支持部材22にピン23,23が回動
可能に支持され、これらのピン23,23に一対
の把持爪24a,24bが2組夫々キーを介して
嵌着され、またピン23,23には夫々その略中
央にキーを介してリンク部材25,25の一端が
夫々嵌着されている。このリンク部材25,25
の他端はピン28,28によつてリンク部材2
6,26の一端に連結され、このリンク部材2
6,26の他端はピン27によつて後述するスプ
ール42の先端に連結され、このスプール42が
上方へ移動するとリンク機構を介して把持爪24
a,24bが開くようになつている。29は工作
物押付方向規制装置で、支持部材22によつて上
下摺動可能に支持されかつその下端が2叉に形成
されて工作物Wの凹部W1に嵌込み得るようにし
てある押え具29aと、この押え具29aの回り
止め29b、及びこの押え具29aを下方へ付勢
して最下端に位置保持させるばね29Cとで構成
されている。この押え具29aは把持爪24a,
24bが工作物Wを把持しているときこの工作物
Wの凹部W1に嵌合すると共にこの工作物Wを弾
圧するように把持爪24a,24bとの相対位置
が設定されている。なお、この押え具29aは工
作物の形状に応じた形状に形成すれば良く、例え
ば棒状の加工物の方向を定めたい場合には一対の
二叉片を有する形状に形成すると良い。
6はその本体として例示するキヤリアで、このキ
ヤリア6には第1図〜第3図に示すように上記ガ
イドレール4,4を上、下からはさむ位置に夫々
軸受8を介してガイドローラ7が回動可能に取付
けられている。上記キヤリア6にはキヤリア移動
用モータ9がそのモータ軸10をキヤリア6のガ
イドレール4,4側へ突出させて取付けられ、こ
のモータ軸10には上記ラツク5と噛合するピニ
オン11が嵌着され、キヤリア6がキヤリア移動
用モータ9の正逆転によつてガイドレール4,4
に沿つて左右に移動するようにしてある。キヤリ
ア6には、後述するグリツパ支持体17駆動用の
正逆転可能なブレーキ付ギヤードモータ12(以
下ギヤードモータ12とする。)がガイドレール
4,4側から取付けられ、そのモータ軸13がキ
ヤリア移動用モータ9側へ突出されている。この
モータ軸13には回動部材として例示するクラン
クアーム14の一端が嵌着され、このクランクア
ーム14の他端にはクランクピン15が設けら
れ、上記クランクアーム14がギヤードモータ1
2の回動により回転するとその先端のクランクピ
ン15が円弧軌跡を描くようにしてある。このク
ランクアーム14はモータ軸13に直結した回転
円板でも良く、またその場合クランクピン15の
取付位置は回動中心から離れた位置に取付ければ
良い。勿論、このようなクランクアームや回転円
板といつた回動部材は駆動源に直結されていなく
ても良く、適宜な伝達装置を介して回動するよう
にしてあつても良い。また、駆動源もブレーキ付
ギヤードモータに限ることなく、例えばラツクと
ピニオンを用いたシリンダ利用のものであつても
良い。16,16は後述するグリツパ支持体17
を案内する為の一対の案内部材で、第5図に示す
ように上記ガイドレール4,4と直角な向きで相
対向するようにキヤリア6のキヤリア移動用モー
タ9側に突設されている。17はグリツパ支持体
で、このグリツパ支持体17の両側部にはその上
下位置に夫々2個ずつのガイドローラ18,18
が回動可能に支持され、これらの両側部のガイド
ローラ18,18が上記案内部材16,16間に
嵌め込まれてグリツパ支持体17が往復直線運動
(本実施例では上、下動)可能に装着されてい
る。このグリツパ支持体17はカム板19を備え
ており、このカム板にはカム溝20が設けられて
いる。このカム溝20は、第3図、第8図に示す
ように上記クランクアーム14が回動する際にそ
の先端のクランクピン15の描く円弧軌跡の一部
と重合可能な円弧部分20aと、この円弧部分2
0aの両端に夫々連続する水平な案内部20b,
20bとから構成され、このカム溝20の左右の
長さはクランクピン15が描く円弧軌跡の外径即
ちクランクアーム14の回転直径とクランクピン
15の直径とを加えた長さ以上に設定されてい
る。このカム溝20には上記クランクピン15が
摺動可能に嵌込まれ、上記クランクアーム14の
回動によりグリツパ支持体17が往復直線運動の
一端で停止するクロス・スライダ機構が構成され
ている。次に、21は後述するグリツパ支持体1
7の先端受部43に取付けられた工作物グリツパ
で、第3図、第6図に示すように先端受部43に
固設された支持部材22にピン23,23が回動
可能に支持され、これらのピン23,23に一対
の把持爪24a,24bが2組夫々キーを介して
嵌着され、またピン23,23には夫々その略中
央にキーを介してリンク部材25,25の一端が
夫々嵌着されている。このリンク部材25,25
の他端はピン28,28によつてリンク部材2
6,26の一端に連結され、このリンク部材2
6,26の他端はピン27によつて後述するスプ
ール42の先端に連結され、このスプール42が
上方へ移動するとリンク機構を介して把持爪24
a,24bが開くようになつている。29は工作
物押付方向規制装置で、支持部材22によつて上
下摺動可能に支持されかつその下端が2叉に形成
されて工作物Wの凹部W1に嵌込み得るようにし
てある押え具29aと、この押え具29aの回り
止め29b、及びこの押え具29aを下方へ付勢
して最下端に位置保持させるばね29Cとで構成
されている。この押え具29aは把持爪24a,
24bが工作物Wを把持しているときこの工作物
Wの凹部W1に嵌合すると共にこの工作物Wを弾
圧するように把持爪24a,24bとの相対位置
が設定されている。なお、この押え具29aは工
作物の形状に応じた形状に形成すれば良く、例え
ば棒状の加工物の方向を定めたい場合には一対の
二叉片を有する形状に形成すると良い。
次にグリツパ支持体17に取付けられた、開、
閉保持機構とその切換機構とから成るグリツパ切
換保持機構30について説明する。このグリツパ
切換保持機構30において、31は係合部材で、
第4図に示すようにグリツパ支持体17の底板1
7aとこの底板17aに所定間隔をおいて取付け
られた押え部材32とによつて回動自在に支持さ
れた段付揺動軸33と、この段付揺動軸33の太
径部33aから上方へ突設されてその先端が上記
カム溝20の円弧部分20aを摺動するクランク
ピン15の軌跡内に出没可能に位置されている係
合腕34とから成つている。上記太径部33aは
係合腕34側とは略反対側を平面部33bに削除
してある。35は押え部材32に上下動可能に支
持された復帰部材で、その先端の平面がばね36
のばね力により上記平面部33bに係合され、上
記クランクピン15と係合腕34が係合していな
い時には、上記係合腕34を常に中立位置(第7
図1又は3のN位置)に保つようにしてある。3
7は先端にカムフオロア38を取付けた、保持部
材として示す切換杆で、第4図に示すように上記
段付揺動軸33に軸受39を介して揺動可能に嵌
装され、そのボス部40には上記係合腕34側に
この係合腕34の側面と当接可能なグリツパ開き
側突壁40a及びグリツパ閉じ側突壁40bが突
設されている。これらの突壁40a,40b間に
上記係合腕34が回動方向に遊び(間隔)をもた
せて位置されており、これらの突壁40a,40
bと上記係合腕34との遊びの大きさは、クラン
クピン15がカム溝20内を移動してその先端部
分が係合腕34と係合し、この係合腕34を第7
図に示す中立位置Nから左右位置RT,LT(夫々
係合腕34がカム溝20の円弧部分20aにおけ
るクランクピン15の軌跡から外れる位置)に
夫々移動させた時に、係合腕34の側面が突壁4
0a,40bと係合して切換杆37をLE位置
(切換杆37のデツドポイントを越えた位置、本
実施例では第7図に示すように垂直より5度左に
傾いた位置)からRE位置、若しくはその逆に切
換えるような大きさに設定されている。41a,
41bは上記切換杆37の側面と当接するストツ
パーで、グリツパ支持体17に取付けられてい
る。42はスプールで、グリツパ支持体17の先
端、後端受部43,44に支持され、グリツパ支
持体17の移動方向と同一方向に摺動可能になつ
ている。このスプール42は先端受部43内に内
蔵されたばね45により常に下方に付勢され、ま
た後端受部44近くには第4図に示すように断面
略L型の切換杆係合体46がネジ47によつて固
設され、この切換杆係合体46に上記切換杆37
のカムフオロア38が上記ばね45のばね力によ
つて係合されている。従つて上記切換杆37が
RE位置(閉位置)からLE位置(開位置)へ移動
すると、切換杆係合体46が押上げられてスプー
ル42が上方へ引かれ、これにより前述の工作物
グリツパ21を開き、その開状態を保持し、ま
た、LE位置からRE位置へ移動するとスプール4
2が下降して工作物グリツパ21を閉じ、その閉
状態を保持するようにしてある。本実施例では、
切換杆37とスプール42の切換杆係合体46に
より、、グリツパの開、閉保持機構を構成し、ま
た、この開、閉保持機構を夫々の状態に切換える
切換機構は、前記係合部材31、ばね36で作用
する復帰部材35、及び突壁40a,40bで構
成される。尚、他方の把持解放装置L2は上記把
持解放装置L1の構成から工作物押付方向規制装
置29を除いた構成と同じ構成である。また、第
6図に示すJは工作物を載置する治具の仮受け
で、工作物Wはこの仮受けJ上に載置された後、
図示しない基準ピン等により方向を規制されて治
具にクランプされる。
閉保持機構とその切換機構とから成るグリツパ切
換保持機構30について説明する。このグリツパ
切換保持機構30において、31は係合部材で、
第4図に示すようにグリツパ支持体17の底板1
7aとこの底板17aに所定間隔をおいて取付け
られた押え部材32とによつて回動自在に支持さ
れた段付揺動軸33と、この段付揺動軸33の太
径部33aから上方へ突設されてその先端が上記
カム溝20の円弧部分20aを摺動するクランク
ピン15の軌跡内に出没可能に位置されている係
合腕34とから成つている。上記太径部33aは
係合腕34側とは略反対側を平面部33bに削除
してある。35は押え部材32に上下動可能に支
持された復帰部材で、その先端の平面がばね36
のばね力により上記平面部33bに係合され、上
記クランクピン15と係合腕34が係合していな
い時には、上記係合腕34を常に中立位置(第7
図1又は3のN位置)に保つようにしてある。3
7は先端にカムフオロア38を取付けた、保持部
材として示す切換杆で、第4図に示すように上記
段付揺動軸33に軸受39を介して揺動可能に嵌
装され、そのボス部40には上記係合腕34側に
この係合腕34の側面と当接可能なグリツパ開き
側突壁40a及びグリツパ閉じ側突壁40bが突
設されている。これらの突壁40a,40b間に
上記係合腕34が回動方向に遊び(間隔)をもた
せて位置されており、これらの突壁40a,40
bと上記係合腕34との遊びの大きさは、クラン
クピン15がカム溝20内を移動してその先端部
分が係合腕34と係合し、この係合腕34を第7
図に示す中立位置Nから左右位置RT,LT(夫々
係合腕34がカム溝20の円弧部分20aにおけ
るクランクピン15の軌跡から外れる位置)に
夫々移動させた時に、係合腕34の側面が突壁4
0a,40bと係合して切換杆37をLE位置
(切換杆37のデツドポイントを越えた位置、本
実施例では第7図に示すように垂直より5度左に
傾いた位置)からRE位置、若しくはその逆に切
換えるような大きさに設定されている。41a,
41bは上記切換杆37の側面と当接するストツ
パーで、グリツパ支持体17に取付けられてい
る。42はスプールで、グリツパ支持体17の先
端、後端受部43,44に支持され、グリツパ支
持体17の移動方向と同一方向に摺動可能になつ
ている。このスプール42は先端受部43内に内
蔵されたばね45により常に下方に付勢され、ま
た後端受部44近くには第4図に示すように断面
略L型の切換杆係合体46がネジ47によつて固
設され、この切換杆係合体46に上記切換杆37
のカムフオロア38が上記ばね45のばね力によ
つて係合されている。従つて上記切換杆37が
RE位置(閉位置)からLE位置(開位置)へ移動
すると、切換杆係合体46が押上げられてスプー
ル42が上方へ引かれ、これにより前述の工作物
グリツパ21を開き、その開状態を保持し、ま
た、LE位置からRE位置へ移動するとスプール4
2が下降して工作物グリツパ21を閉じ、その閉
状態を保持するようにしてある。本実施例では、
切換杆37とスプール42の切換杆係合体46に
より、、グリツパの開、閉保持機構を構成し、ま
た、この開、閉保持機構を夫々の状態に切換える
切換機構は、前記係合部材31、ばね36で作用
する復帰部材35、及び突壁40a,40bで構
成される。尚、他方の把持解放装置L2は上記把
持解放装置L1の構成から工作物押付方向規制装
置29を除いた構成と同じ構成である。また、第
6図に示すJは工作物を載置する治具の仮受け
で、工作物Wはこの仮受けJ上に載置された後、
図示しない基準ピン等により方向を規制されて治
具にクランプされる。
次に作用について説明する。先ず把持解放装置
L1がキヤリア揺動用モータ9の作動により搬送
装置C1の上方へ移動され、この位置でギヤード
モータ12が作動されてグリツパー支持体17が
前進(下降)され、その前進端で工作物グリツパ
21は前工程から搬送装置C1によつて方向を規
制されて運ばれてきた工作物Wを把持し、その後
グリツパ支持体17が後退(上昇)してギヤード
モータ12の作動が停止され、その後再びキヤリ
ア移動用モータ9が作動されて把持解放装置L1
が工作機械M上へ移動されると、図示しないリミ
ツトスイツチの指令によりキヤリア移動用モータ
9の作動が停止されて把持解放装置L1は所定位
置で停止する。次いでギヤードモータ12が駆動
されてクランクアーム14を矢印X1方向へ回転
させ、これによりクランクピン15はカム溝20
内を摺動してグリツパ支持体17を下降させ始め
る。そしてクランクアーム14の回動が進んでカ
ム溝20の円弧部分20aとクランクピン15の
円弧軌跡が重合すると(第7図1)、グリツパ支
持体17の下降は停止し、工作物Wを最先端の所
定位置に位置させる。更にクランクアーム14が
回動すると、グリツパ支持体17は下降端で停止
したままクランクピン15がカム溝20の円弧部
分20aの略中央でグリツパ切換保持機構30の
係合腕34と係合し、この係合腕34を押して所
定角度回動させた後、開き側突壁40aに当接さ
せる。更に係合腕34が押されると開き側突壁4
0aを押して切換杆37をストツパー41aにほ
ぼ当接する位置まで回動させる。この切換杆37
の回動により切換杆37の先端のカムフオロア3
8は切換杆係合体46をばね45のばね力に抗し
て押上げ、スプール42を上方へ移動させる(第
7図2)。このようにスプール42が上方へ移動
し始めるとリンク機構を介して工作物グリツパ2
1の把持爪24a,24bが開き、工作物Wは所
定位置で正確に解放されると共に工作物押付方向
規制装置29によつて仮受けJに押付けられ、ク
ランクピン15が円弧部分20aの左端に到る間
に図示しない工作機械M側の治具のクランプシリ
ンダが作用して工作物Wを方向規制(回り止め
等)したままクランプする。上記係合腕34は切
換杆37がストツパー41aの近くまで回動され
た時点でクランクピン15との係合が外れ、その
後復帰部材35の作用で中立位置に復帰する。
(第7図3)この時、切換杆37はそのデツドポ
イントを越えてストツパー41aに当つているの
で切換杆37は工作物グリツパ21を開いたまま
に保持する。次いでクランクピン15が円弧部分
20aを通り過ぎるとカム溝20の円弧部分20
aとクランクピン15の円弧軌跡の重合が外れ、
グリツパ支持体17は工作物グリツパ21を開い
たまま除々に上昇し、上昇端(クランクアーム1
4が第3図A1の位置)で図示しないリミツトス
イツチの指令により停止する。その後、把持解放
装置L1は搬送装置C1上へ移動し待機する。
L1がキヤリア揺動用モータ9の作動により搬送
装置C1の上方へ移動され、この位置でギヤード
モータ12が作動されてグリツパー支持体17が
前進(下降)され、その前進端で工作物グリツパ
21は前工程から搬送装置C1によつて方向を規
制されて運ばれてきた工作物Wを把持し、その後
グリツパ支持体17が後退(上昇)してギヤード
モータ12の作動が停止され、その後再びキヤリ
ア移動用モータ9が作動されて把持解放装置L1
が工作機械M上へ移動されると、図示しないリミ
ツトスイツチの指令によりキヤリア移動用モータ
9の作動が停止されて把持解放装置L1は所定位
置で停止する。次いでギヤードモータ12が駆動
されてクランクアーム14を矢印X1方向へ回転
させ、これによりクランクピン15はカム溝20
内を摺動してグリツパ支持体17を下降させ始め
る。そしてクランクアーム14の回動が進んでカ
ム溝20の円弧部分20aとクランクピン15の
円弧軌跡が重合すると(第7図1)、グリツパ支
持体17の下降は停止し、工作物Wを最先端の所
定位置に位置させる。更にクランクアーム14が
回動すると、グリツパ支持体17は下降端で停止
したままクランクピン15がカム溝20の円弧部
分20aの略中央でグリツパ切換保持機構30の
係合腕34と係合し、この係合腕34を押して所
定角度回動させた後、開き側突壁40aに当接さ
せる。更に係合腕34が押されると開き側突壁4
0aを押して切換杆37をストツパー41aにほ
ぼ当接する位置まで回動させる。この切換杆37
の回動により切換杆37の先端のカムフオロア3
8は切換杆係合体46をばね45のばね力に抗し
て押上げ、スプール42を上方へ移動させる(第
7図2)。このようにスプール42が上方へ移動
し始めるとリンク機構を介して工作物グリツパ2
1の把持爪24a,24bが開き、工作物Wは所
定位置で正確に解放されると共に工作物押付方向
規制装置29によつて仮受けJに押付けられ、ク
ランクピン15が円弧部分20aの左端に到る間
に図示しない工作機械M側の治具のクランプシリ
ンダが作用して工作物Wを方向規制(回り止め
等)したままクランプする。上記係合腕34は切
換杆37がストツパー41aの近くまで回動され
た時点でクランクピン15との係合が外れ、その
後復帰部材35の作用で中立位置に復帰する。
(第7図3)この時、切換杆37はそのデツドポ
イントを越えてストツパー41aに当つているの
で切換杆37は工作物グリツパ21を開いたまま
に保持する。次いでクランクピン15が円弧部分
20aを通り過ぎるとカム溝20の円弧部分20
aとクランクピン15の円弧軌跡の重合が外れ、
グリツパ支持体17は工作物グリツパ21を開い
たまま除々に上昇し、上昇端(クランクアーム1
4が第3図A1の位置)で図示しないリミツトス
イツチの指令により停止する。その後、把持解放
装置L1は搬送装置C1上へ移動し待機する。
次に、工作物の加工が終了すると、予め工作機
M上方で工作物グリツパ21を開いたまま待機し
ていた把持解放装置L2のギヤードモータ12が
上記と逆回転し、グリツパ支持体17は下降し、
上記同様カム溝20の円弧部分20aとクランク
ピン15の円弧軌跡が重合している間グリツパ支
持体17が下降端で停止する。この間にクランク
アーム14が更に回動してクランクピン15が係
合腕34と係合し、係合腕34が更に押されて閉
じ側突壁40bを押して切換杆37が第7図3の
位置から第7図4の位置へ切換えられ、スプール
42はばね45のばね力によつて所定量下降し、
治具の仮受けJ上のアンクランプされた工作物W
を所定位置で確実に把持する。クランクピン15
はそのまま回動し、工作物グリツパ21は工作物
Wを把持したまま上昇し所定の上昇端(クランク
アーム14が第3図のA2の位置)で停止する。
係合腕34はクランクピン15との係合が外れた
後は上記同様中立位置Nに復帰する。(第7図
1)その後、把持解放装置L2は搬送装置C2上
方へ移動し、C2上へ工作物Wを排出する。
M上方で工作物グリツパ21を開いたまま待機し
ていた把持解放装置L2のギヤードモータ12が
上記と逆回転し、グリツパ支持体17は下降し、
上記同様カム溝20の円弧部分20aとクランク
ピン15の円弧軌跡が重合している間グリツパ支
持体17が下降端で停止する。この間にクランク
アーム14が更に回動してクランクピン15が係
合腕34と係合し、係合腕34が更に押されて閉
じ側突壁40bを押して切換杆37が第7図3の
位置から第7図4の位置へ切換えられ、スプール
42はばね45のばね力によつて所定量下降し、
治具の仮受けJ上のアンクランプされた工作物W
を所定位置で確実に把持する。クランクピン15
はそのまま回動し、工作物グリツパ21は工作物
Wを把持したまま上昇し所定の上昇端(クランク
アーム14が第3図のA2の位置)で停止する。
係合腕34はクランクピン15との係合が外れた
後は上記同様中立位置Nに復帰する。(第7図
1)その後、把持解放装置L2は搬送装置C2上
方へ移動し、C2上へ工作物Wを排出する。
尚、上記実施例中、工作物グリツパ21が下降
端にある時に把持解放装置L1又はL2全体の動
作を完全に停止させる必要がある時には、工作物
グリツパ21が一定時間下降端で停止するので、
この停止中に完全停止のタイミングを容易にとる
ことができる。また、上記実施例では、工作物押
付方向規制装置29を供給側の把持解放装置L1
に設けたので、工作物の方向を規制して治具に供
給することができる。勿論、方向を定めない工作
物にあつては、上記のような工作物押付方向規制
装置29は省略できる。
端にある時に把持解放装置L1又はL2全体の動
作を完全に停止させる必要がある時には、工作物
グリツパ21が一定時間下降端で停止するので、
この停止中に完全停止のタイミングを容易にとる
ことができる。また、上記実施例では、工作物押
付方向規制装置29を供給側の把持解放装置L1
に設けたので、工作物の方向を規制して治具に供
給することができる。勿論、方向を定めない工作
物にあつては、上記のような工作物押付方向規制
装置29は省略できる。
また、上記実施例では、切換杆37をデツドポ
イントを越えた位置に停止するようにし、切換杆
37の開き側突壁40a及び閉じ側突壁40bと
係合腕34との間に遊びをもたせ、かつ、この係
合杆31の段付揺動軸33の係合腕34と略反対
側に平面部33bを設け、この平面部と復帰部材
35を係合させたので、切換杆37が切換えられ
た位置を維持したまま係合杆31が常に中立位置
に復帰でき、1本の係合杆31で左右の切換えを
確実に行うことができる。尚、上記実施例では工
作物Wの供給、排出を把持解放装置L1,L2に
よつて別々に行なうようにしたが、一つの把持解
放装置によつて工作物Wの供給、排出を行うよう
にしても良い。
イントを越えた位置に停止するようにし、切換杆
37の開き側突壁40a及び閉じ側突壁40bと
係合腕34との間に遊びをもたせ、かつ、この係
合杆31の段付揺動軸33の係合腕34と略反対
側に平面部33bを設け、この平面部と復帰部材
35を係合させたので、切換杆37が切換えられ
た位置を維持したまま係合杆31が常に中立位置
に復帰でき、1本の係合杆31で左右の切換えを
確実に行うことができる。尚、上記実施例では工
作物Wの供給、排出を把持解放装置L1,L2に
よつて別々に行なうようにしたが、一つの把持解
放装置によつて工作物Wの供給、排出を行うよう
にしても良い。
第8,9図はグリツパ切換保持機構30の他の
実施例を示すもので、上記実施例と同一部分には
同一番号を付して説明を省略する。50はグリツ
パ支持体17の左右に設けた案内溝51,51に
嵌込まれ、左右に摺動可能に取付けた、保持部材
として示す摺動カムで、この摺動カム50の上面
には工作物グリツパを開閉させるカム面50Aが
形成されている。この摺動カム50の中央部及び
右端部に係合部材として示す係合片52,52が
突設され、これらの係合片52,52はクランク
アーム14先端のクランクピン15の先端部分と
係合可能になつている。また53はピン54によ
つて枢着された係合ピンで、上記実施例と同様に
ばね45力によつて下方へ付勢されたスプール4
2に取付けられ、上記摺動カム50のカム面50
Aに常に圧接され、転動可能になつている。更に
上記摺動カム50には、上記係合ピン53と係合
可能な係合凹部50a,50bが設けられてい
る。係合片52と係合片52の間隔は、上記クラ
ンクピン15の先端部分が一方の係合片52と係
合してこれを移動させ、この係合片52がグリツ
パ支持体17のカム溝20から外れた時に、他方
の係合片52がカム溝20の略中央に位置するよ
うに設定されている。本実施例では、摺動カム5
0、カム面50A、このカム面50Aの係合凹部
50a,50b及びスプール42に枢着された係
合ピン53によつてグリツパの開、閉保持機構を
構成し、また摺動カム50と係合片52,52に
より切換機構が構成される。さて、クランクアー
ム14が回動し、カム溝20の円弧部分20aと
クランクピン15の円弧軌跡が重合すると上記実
施例と同様グリツパ支持体17は停止し、クラン
クピン15が第8図R位置から矢印Y1方向へ移
動するとクランクピン15はカム溝20aの略中
央で係合片52と係合して摺動カム50を左方へ
移動させ、係合ピン53は斜面を登つて係合凹部
50bに嵌まり込み、その位置を保持する。係合
ピン53の上昇によりスプール42が上昇し、工
作物グリツパ21は開かれて工作物を所定位置で
正確に解放する。その後、更にクランクアーム1
4の移動により工作物グリツパ21は開いたまま
グリツパ支持体17が上昇端まで上昇する。ま
た、クランクアーム14を逆回転させれば、クラ
ンクピン15と係合片52の係合により摺動カム
50が右方へ移動し、係合ピン53が係合凹部5
0bから外れて斜面を下り、係合凹部50aに嵌
まり込み、その位置を保持する。従つてスプール
42は下降し工作物グリツパ21は閉じて工作物
を所定位置で正確に把持する。更にクランクアー
ム14の移動により工作物グリツパ21が工作物
を把持したままグリツパ支持体17が上昇端まで
上昇する。
実施例を示すもので、上記実施例と同一部分には
同一番号を付して説明を省略する。50はグリツ
パ支持体17の左右に設けた案内溝51,51に
嵌込まれ、左右に摺動可能に取付けた、保持部材
として示す摺動カムで、この摺動カム50の上面
には工作物グリツパを開閉させるカム面50Aが
形成されている。この摺動カム50の中央部及び
右端部に係合部材として示す係合片52,52が
突設され、これらの係合片52,52はクランク
アーム14先端のクランクピン15の先端部分と
係合可能になつている。また53はピン54によ
つて枢着された係合ピンで、上記実施例と同様に
ばね45力によつて下方へ付勢されたスプール4
2に取付けられ、上記摺動カム50のカム面50
Aに常に圧接され、転動可能になつている。更に
上記摺動カム50には、上記係合ピン53と係合
可能な係合凹部50a,50bが設けられてい
る。係合片52と係合片52の間隔は、上記クラ
ンクピン15の先端部分が一方の係合片52と係
合してこれを移動させ、この係合片52がグリツ
パ支持体17のカム溝20から外れた時に、他方
の係合片52がカム溝20の略中央に位置するよ
うに設定されている。本実施例では、摺動カム5
0、カム面50A、このカム面50Aの係合凹部
50a,50b及びスプール42に枢着された係
合ピン53によつてグリツパの開、閉保持機構を
構成し、また摺動カム50と係合片52,52に
より切換機構が構成される。さて、クランクアー
ム14が回動し、カム溝20の円弧部分20aと
クランクピン15の円弧軌跡が重合すると上記実
施例と同様グリツパ支持体17は停止し、クラン
クピン15が第8図R位置から矢印Y1方向へ移
動するとクランクピン15はカム溝20aの略中
央で係合片52と係合して摺動カム50を左方へ
移動させ、係合ピン53は斜面を登つて係合凹部
50bに嵌まり込み、その位置を保持する。係合
ピン53の上昇によりスプール42が上昇し、工
作物グリツパ21は開かれて工作物を所定位置で
正確に解放する。その後、更にクランクアーム1
4の移動により工作物グリツパ21は開いたまま
グリツパ支持体17が上昇端まで上昇する。ま
た、クランクアーム14を逆回転させれば、クラ
ンクピン15と係合片52の係合により摺動カム
50が右方へ移動し、係合ピン53が係合凹部5
0bから外れて斜面を下り、係合凹部50aに嵌
まり込み、その位置を保持する。従つてスプール
42は下降し工作物グリツパ21は閉じて工作物
を所定位置で正確に把持する。更にクランクアー
ム14の移動により工作物グリツパ21が工作物
を把持したままグリツパ支持体17が上昇端まで
上昇する。
以上のように本発明にあつては、グリツパ支持
体の駆動源によつて工作物グリツパを作動させる
ようにしたので、工作物グリツパ開閉用の駆動源
を別個に設けなくても工作物の把持、解放を行う
ことができて経済的である。また、このようにグ
リツパ支持体の駆動源によつて工作物グリツパを
作動させるようにしたものであつても往復直線運
動の一端で停止するクロス・スライダ機構を利用
してグリツパ支持体をその往復直線運動の一端で
停止させ、かつ、この停止中に、クロス・スライ
ダ機構の回動部材のクランクピンの一方から他方
への移動で係合部材が開、閉保持機構の保持部材
を閉位置から開位置へ切換え保持し、またその逆
方向移動で開位置から閉位置へ切換え保持するよ
うにしたので、工作物を所定の位置で正確かつ確
実に把持及び解放することができる。
体の駆動源によつて工作物グリツパを作動させる
ようにしたので、工作物グリツパ開閉用の駆動源
を別個に設けなくても工作物の把持、解放を行う
ことができて経済的である。また、このようにグ
リツパ支持体の駆動源によつて工作物グリツパを
作動させるようにしたものであつても往復直線運
動の一端で停止するクロス・スライダ機構を利用
してグリツパ支持体をその往復直線運動の一端で
停止させ、かつ、この停止中に、クロス・スライ
ダ機構の回動部材のクランクピンの一方から他方
への移動で係合部材が開、閉保持機構の保持部材
を閉位置から開位置へ切換え保持し、またその逆
方向移動で開位置から閉位置へ切換え保持するよ
うにしたので、工作物を所定の位置で正確かつ確
実に把持及び解放することができる。
第1図は本願を実施したオートローダ、アンロ
ーダ装置全体図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図は第2図のB−B視図で一部を省略し
た図、第4図は第3図のC−C断面拡大図、第5
図は第3図のD−D断面図、第6図は第3図のE
−E断面拡大図、第7図はグリツパ切換保持機構
の作動説明図、第8図はグリツパ切換保持機構の
他の実施例を示す部分図、第9図は第8図のF−
F断面図である。 6……キヤリア、12……ブレーキ付ギヤード
モータ、14……クランクアーム、15……クラ
ンクピン、16……案内部材、17……グリツパ
支持体、18……ガイドローラ、20……カム
溝、20a……円弧部分、21……工作物グリツ
パ、30……グリツパ切換保持機構。
ーダ装置全体図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図は第2図のB−B視図で一部を省略し
た図、第4図は第3図のC−C断面拡大図、第5
図は第3図のD−D断面図、第6図は第3図のE
−E断面拡大図、第7図はグリツパ切換保持機構
の作動説明図、第8図はグリツパ切換保持機構の
他の実施例を示す部分図、第9図は第8図のF−
F断面図である。 6……キヤリア、12……ブレーキ付ギヤード
モータ、14……クランクアーム、15……クラ
ンクピン、16……案内部材、17……グリツパ
支持体、18……ガイドローラ、20……カム
溝、20a……円弧部分、21……工作物グリツ
パ、30……グリツパ切換保持機構。
Claims (1)
- 1 本体に駆動源によつて回動される回動部材を
軸支し、この回動部材にはその回動中心から離れ
た位置にクランクピンを設け、更に前記本体には
グリツパ支持体を往復直線運動可能に装着し、こ
のグリツパ支持体に上記クランクピンの抽く円弧
軌跡の一部と重合可能な円弧部分を有するカム溝
を設け、このカム溝に上記クランクピンを摺動自
在に嵌込んで上記回動部材の回動によりグリツパ
支持体が往復直線運動の一端にて停止するクロ
ス・スライダ機構を構成し、上記グリツパ支持体
にはその先端に工作物グリツパを開閉自在に取付
け、更に上記グリツパ支持体には前記工作物グリ
ツパを保持部材の開位置への移動により開状態
に、保持部材の閉位置への移動により閉状態に
夫々保持するようにしてある開、閉保持機構と、
前記保持部材を係合部材の一方側への移動により
開位置に、係合部材の他方側への移動により閉位
置に夫々切換移動させるようにしてある切換機構
とを備え、その切換機構の係合部材は前記カム溝
の円弧部分におけるクランクピンの一方から他方
への移動により一方側へ移動され、クランクピン
の他方から一方への移動により他方側へ移動され
るようにクランクピンの円弧軌跡内に位置させて
あることを特徴とする工作物把持および解放装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4989582A JPS58165947A (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 工作物把持および解放装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4989582A JPS58165947A (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 工作物把持および解放装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58165947A JPS58165947A (ja) | 1983-10-01 |
JPS6117615B2 true JPS6117615B2 (ja) | 1986-05-08 |
Family
ID=12843751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4989582A Granted JPS58165947A (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 工作物把持および解放装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58165947A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH079337B2 (ja) * | 1989-09-27 | 1995-02-01 | 松下冷機株式会社 | ダンパー開閉装置 |
-
1982
- 1982-03-26 JP JP4989582A patent/JPS58165947A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH079337B2 (ja) * | 1989-09-27 | 1995-02-01 | 松下冷機株式会社 | ダンパー開閉装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58165947A (ja) | 1983-10-01 |
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