JPS6117560Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6117560Y2 JPS6117560Y2 JP1980172937U JP17293780U JPS6117560Y2 JP S6117560 Y2 JPS6117560 Y2 JP S6117560Y2 JP 1980172937 U JP1980172937 U JP 1980172937U JP 17293780 U JP17293780 U JP 17293780U JP S6117560 Y2 JPS6117560 Y2 JP S6117560Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- electromagnet
- starting
- head board
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000004913 activation Effects 0.000 claims description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 239000003463 adsorbent Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は磁気ヘツド等を載置したヘツド基板
が、テープ再生時にカセツトから離間した非演奏
位置から演奏位置へ移動された際、電磁石の吸着
作用によりヘツド基板を演奏位置に保持し、電磁
石への通電の遮断によりヘツド基板が非演奏位置
へ復帰されるよう構成したカセツトテープレコー
ダーに関し、特に電磁石に必要な保持力が小さく
なるよう構成することにより、ヘツド基板を小型
の電磁石で保持でき装置の小型化を計つたカセツ
トテープレコーダーに関する。
が、テープ再生時にカセツトから離間した非演奏
位置から演奏位置へ移動された際、電磁石の吸着
作用によりヘツド基板を演奏位置に保持し、電磁
石への通電の遮断によりヘツド基板が非演奏位置
へ復帰されるよう構成したカセツトテープレコー
ダーに関し、特に電磁石に必要な保持力が小さく
なるよう構成することにより、ヘツド基板を小型
の電磁石で保持でき装置の小型化を計つたカセツ
トテープレコーダーに関する。
最近のカーステレオに於いては、エンジンキー
のOFFでカセツトテープレコーダーへの通電が
遮断された場合には、カセツトは演奏位置に保持
した状態でヘツド基板のみ非演奏位置に復帰させ
るような方式が採用されている。その手段として
ヘツド基板を電磁石で吸着保持し、電磁石への通
電遮断でヘツド基板を非演奏位置へ復帰させるよ
う第１図に示すように構成となつている。即ちカ
セツト装填動作により鎖錠レバー１による起動ギ
ヤー２の鎖錠が解除されると、起動ギヤー２が常
時回転されている駆動ギヤー３と噛合い反時計方
向に回動されることにより、起動ギヤー２の偏心
位置に植設した駆動軸４が起動レバー５に当接
し、枢支軸６を中心に反時計方向に起動レバー５
が回動されると、起動レバー５とバネ７で連結さ
れたヘツド基板８が復帰スプリング９の附勢に抗
し右方向へ摺動され演奏位置へ移動される。この
時起動レバー５の一端に固着された吸着子１０が
通電状態にある電磁石１１に吸着されることによ
り、起動レバー５が回動位置を保持されヘツド基
板８が演奏位置に保持される。そして電磁石１１
への通電が遮断されると、復帰スプリング９の作
用でヘツド基板８が非演奏位置へ復帰される。
のOFFでカセツトテープレコーダーへの通電が
遮断された場合には、カセツトは演奏位置に保持
した状態でヘツド基板のみ非演奏位置に復帰させ
るような方式が採用されている。その手段として
ヘツド基板を電磁石で吸着保持し、電磁石への通
電遮断でヘツド基板を非演奏位置へ復帰させるよ
う第１図に示すように構成となつている。即ちカ
セツト装填動作により鎖錠レバー１による起動ギ
ヤー２の鎖錠が解除されると、起動ギヤー２が常
時回転されている駆動ギヤー３と噛合い反時計方
向に回動されることにより、起動ギヤー２の偏心
位置に植設した駆動軸４が起動レバー５に当接
し、枢支軸６を中心に反時計方向に起動レバー５
が回動されると、起動レバー５とバネ７で連結さ
れたヘツド基板８が復帰スプリング９の附勢に抗
し右方向へ摺動され演奏位置へ移動される。この
時起動レバー５の一端に固着された吸着子１０が
通電状態にある電磁石１１に吸着されることによ
り、起動レバー５が回動位置を保持されヘツド基
板８が演奏位置に保持される。そして電磁石１１
への通電が遮断されると、復帰スプリング９の作
用でヘツド基板８が非演奏位置へ復帰される。
斯る構成に於いては、第２図に示すように起動
レバー５には点Ａにバネ７と復帰スプリング９に
よる復帰力P1と、点Ｂに復帰力P1と枢支軸６から
の距離l1を乗じたP1l1のモーメントに等しいP2l2
なるモーメントが作用しており、P2なる回転力が
生じている。この場合装置の寸法的制約からl1と
l2の比には制限がある為、P2なる回転力はかなり
大きく、したがつてP2以上の保持力で起動レバー
５を吸着保持する電磁石１１は大型となるもので
あつた。
レバー５には点Ａにバネ７と復帰スプリング９に
よる復帰力P1と、点Ｂに復帰力P1と枢支軸６から
の距離l1を乗じたP1l1のモーメントに等しいP2l2
なるモーメントが作用しており、P2なる回転力が
生じている。この場合装置の寸法的制約からl1と
l2の比には制限がある為、P2なる回転力はかなり
大きく、したがつてP2以上の保持力で起動レバー
５を吸着保持する電磁石１１は大型となるもので
あつた。
従つて本考案はこの点に鑑みなされたもので、
起動レバーの保持力が小さくなるよう構成し電磁
石の小型化を計ることにより、装置の小型化を達
成したカセツトテープレコーダーを提供するもの
である。
起動レバーの保持力が小さくなるよう構成し電磁
石の小型化を計ることにより、装置の小型化を達
成したカセツトテープレコーダーを提供するもの
である。
以下本考案の実施例を図面と共に説明する。尚
第１図と同一構成要素は同一図番で示し、本案に
より改良された点につき説明する。
第１図と同一構成要素は同一図番で示し、本案に
より改良された点につき説明する。
１２は起動レバー５の下方にシヤーシ軸１３で
枢支された保持レバーで、シヤーシ間に張架した
スプリング１４により反時計方向の回転力を附与
され、中央部に植設した連結ピン１５を起動レバ
ー５に形成したカム孔１６に位置させ、カム孔１
６のテーパー辺１７に係合させることにより、起
動レバー５と連結され、又一端には電磁石１１に
吸着される吸着子１０が固着されている。
枢支された保持レバーで、シヤーシ間に張架した
スプリング１４により反時計方向の回転力を附与
され、中央部に植設した連結ピン１５を起動レバ
ー５に形成したカム孔１６に位置させ、カム孔１
６のテーパー辺１７に係合させることにより、起
動レバー５と連結され、又一端には電磁石１１に
吸着される吸着子１０が固着されている。
斯る構成に於いて演奏開始操作に伴ない起動ギ
ヤ２が駆動ギヤー３と噛合い反時計方向に回転さ
れると、駆動軸４が起動レバー５に係合し起動レ
バー５の反時計方向の回動でヘツド基板８が演奏
位置へ移動される動作は前述の説明と同一であ
る。一方起動レバー５が反時計方向に回動される
と、カム孔１６のテーパー辺１７が逃げ保持レバ
ー１２がスブリング１４の附勢力で反時計方向に
回動されることにより、吸着子１０が電磁石１１
に吸着され連結ピン１５の位置決めで、起動レバ
ー５のカム孔１６のテーパー辺１７と連結ピン１
５との係合により、起動レバー５は時計方向の回
転が阻止され、ヘツド基板８を演奏位置に保持す
る。この時連結ピン１５に作用する力P2は、第５
図イに示すような力成分となり、電磁石１１の保
持力に影響する成分P3は、テーパー辺１７の角度
θとするとP2 sinθで表わされることとなり、θ
を小さくする程減少させることが出来る。更に電
磁石１１に必要な保持力は、第５図ロに示すよう
に、シヤーシ軸１３から連結ピン１５迄の距離l3
と、吸着子１０の固着軸までの距離l4の比で決定
される値に減少され、P2 sinθ×l3／l4となる為
更に小さくなる。したがつて電磁石１１は第１図
の場合に比べ保持力の小さいもので十分であり、
小型の電磁石で保持することが可能となつた。
ヤ２が駆動ギヤー３と噛合い反時計方向に回転さ
れると、駆動軸４が起動レバー５に係合し起動レ
バー５の反時計方向の回動でヘツド基板８が演奏
位置へ移動される動作は前述の説明と同一であ
る。一方起動レバー５が反時計方向に回動される
と、カム孔１６のテーパー辺１７が逃げ保持レバ
ー１２がスブリング１４の附勢力で反時計方向に
回動されることにより、吸着子１０が電磁石１１
に吸着され連結ピン１５の位置決めで、起動レバ
ー５のカム孔１６のテーパー辺１７と連結ピン１
５との係合により、起動レバー５は時計方向の回
転が阻止され、ヘツド基板８を演奏位置に保持す
る。この時連結ピン１５に作用する力P2は、第５
図イに示すような力成分となり、電磁石１１の保
持力に影響する成分P3は、テーパー辺１７の角度
θとするとP2 sinθで表わされることとなり、θ
を小さくする程減少させることが出来る。更に電
磁石１１に必要な保持力は、第５図ロに示すよう
に、シヤーシ軸１３から連結ピン１５迄の距離l3
と、吸着子１０の固着軸までの距離l4の比で決定
される値に減少され、P2 sinθ×l3／l4となる為
更に小さくなる。したがつて電磁石１１は第１図
の場合に比べ保持力の小さいもので十分であり、
小型の電磁石で保持することが可能となつた。
上述の如く本考案のカセツトテープレコーダー
は、ヘツド基板を演奏位置へ移動させる起動レバ
ーと、起動レバーの移動位置を保持する保持レバ
ーを設け、保持レバーに植設した連結ピンを起動
レバーに形成したテーパー辺に当接させることに
より、起動レバーと保持レバーを連結して構成
し、起動レバーを復帰させる復帰力を低減するこ
とにより、起動レバーを小型の電磁石で保持し装
置の小型化を達成したもので、極めて実用的効果
大なるものである。
は、ヘツド基板を演奏位置へ移動させる起動レバ
ーと、起動レバーの移動位置を保持する保持レバ
ーを設け、保持レバーに植設した連結ピンを起動
レバーに形成したテーパー辺に当接させることに
より、起動レバーと保持レバーを連結して構成
し、起動レバーを復帰させる復帰力を低減するこ
とにより、起動レバーを小型の電磁石で保持し装
置の小型化を達成したもので、極めて実用的効果
大なるものである。
第１図はカセツトテープレコーダーの従来例を
示す図、第２図は第１図要部を示す図、第３図は
本考案のカセツトテープレコーダーの構成を示す
図、第４図は第３図要部の動作状態を示す図、第
５図は第４図要部の作用力を示す図である。 ２……起動ギヤー、３……駆動ギヤー、５……
起動レバー、８……ヘツド基板、１１……電磁
石、１２……保持レバー、１５……連結ピン、１
６……カム孔、１７……テーパー辺。
示す図、第２図は第１図要部を示す図、第３図は
本考案のカセツトテープレコーダーの構成を示す
図、第４図は第３図要部の動作状態を示す図、第
５図は第４図要部の作用力を示す図である。 ２……起動ギヤー、３……駆動ギヤー、５……
起動レバー、８……ヘツド基板、１１……電磁
石、１２……保持レバー、１５……連結ピン、１
６……カム孔、１７……テーパー辺。
Claims (1)
- 磁気ヘツドを載置し非演奏位置と演奏位置との
間を移動するヘツド基板と、演奏開始操作に基づ
き非動作位置から動作位置に回動し一端側で前記
ヘツド基板をバネを介して非演奏位置から演奏位
置へ移動させる起動レバーと、該起動レバーの回
動に対し起動レバーの他端側に形成されたテーパ
ー辺に連結ピンが当接して連動する保持レバー
と、該保持レバーの移動位置を吸着保持する電磁
石とを具備し、前記起動レバーによりヘツド基板
が演奏位置へ移動すると共に保持レバーが移動
し、該保持レバーが電磁石に吸着保持された時、
起動レバーの非動作位置方向への復帰力を該起動
レバーのテーパー辺に当接した連結ピンにより保
持レバーに分力として作用させるように構成した
ことを特徴とするカセツトテープレコーダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980172937U JPS6117560Y2 (ja) | 1980-12-01 | 1980-12-01 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980172937U JPS6117560Y2 (ja) | 1980-12-01 | 1980-12-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5794651U JPS5794651U (ja) | 1982-06-10 |
| JPS6117560Y2 true JPS6117560Y2 (ja) | 1986-05-29 |
Family
ID=29531211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980172937U Expired JPS6117560Y2 (ja) | 1980-12-01 | 1980-12-01 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6117560Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59142916U (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-25 | 株式会社日立製作所 | カセツトテ−プレコ−ダの選曲時の再生ヘツド位置設定装置 |
| JPH0610509Y2 (ja) * | 1984-10-11 | 1994-03-16 | 富士通テン株式会社 | 磁気ヘツドの移動機構 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4925486A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-03-06 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53163105U (ja) * | 1977-05-30 | 1978-12-20 | ||
| JPS5917017Y2 (ja) * | 1978-04-30 | 1984-05-18 | ザイクス | テ−プレコ−ダ−等に於ける電磁係止装置 |
-
1980
- 1980-12-01 JP JP1980172937U patent/JPS6117560Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4925486A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-03-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5794651U (ja) | 1982-06-10 |
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