JPS61174319A - 歯形部材の焼入れ冷却方法 - Google Patents

歯形部材の焼入れ冷却方法

Info

Publication number
JPS61174319A
JPS61174319A JP60012669A JP1266985A JPS61174319A JP S61174319 A JPS61174319 A JP S61174319A JP 60012669 A JP60012669 A JP 60012669A JP 1266985 A JP1266985 A JP 1266985A JP S61174319 A JPS61174319 A JP S61174319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
tooth
cooling fluid
tooth profile
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60012669A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenkichi Takaishi
高石 善吉
Masaaki Iwashita
岩下 雅昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Neturen Co Ltd
Original Assignee
Neturen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Neturen Co Ltd filed Critical Neturen Co Ltd
Priority to JP60012669A priority Critical patent/JPS61174319A/ja
Publication of JPS61174319A publication Critical patent/JPS61174319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は歯車の歯形、環状部材の内外周に設けられてい
る歯形あるいはラックの歯形等をワンショットで誘導加
熱焼入れする場合に適用される冷却方法に関する。
(従来の技術) この種の歯形を1歯づつもしくは全歯形を同時にワンシ
ョット焼入れする場合の被加熱面を急冷する従来方法を
、例えば歯車を例とした第3図に従って説明する。
第3図において、軸回転状態中の歯車Wの全外周にわた
る歯形をワンショット加熱し、冷却する定置ワンショッ
ト用加熱コイルC゛は被処理歯車Wと対向する対向面に
Sとしてし示す多数の細孔が穿設さた管体からなってお
り、当該管体内にはホースHから冷却流体が供給可能な
構成となっている。
焼入れ操作は、加熱コイルC゛ と被処理歯車Wとを相
対向させて位置決めしたうえ、電源を投入して加熱コイ
ルC゛へ所定時間通電し、加熱コイルC゛から発生する
磁束により被処理歯形を所定の焼入れ温度まで加熱した
のち、ホースHから冷却流体を供給し、加熱コイルC°
の管内経由で細孔Sから冷却流体を被加熱面へ噴射して
これを急冷するようにしている。
上記の場合、冷却流体が被加熱面へ細孔Sから噴射され
る噴射角度は、通常被加熱面の巾と加熱コイルC′の巾
とは略同−に形成されている関係上、略直角である。
また、歯形を1歯づつ定置ワンショット焼入れする場合
も、上記と同様に被加熱面の巾と加熱コイルC°の巾と
は略同−に形成されているので、冷却流体の被加熱面に
対する噴射角度は略直角である。
(従来技術に存する問題点) ところで、当業者においては公知とされているところで
あるが、少なくとも焼入れ温度(800℃以上)に加熱
された被加熱面に急冷用の流体が接触すると、瞬゛間的
に気化して蒸気膜が形成されるので、当該蒸気膜を突き
破るだけの噴射圧による後続冷却流体の噴射が必要とさ
れているので、定置ワンショット焼入れでも必要な噴射
圧を維持するように設計されているが、被処理材対向面
は加熱作用を兼ねている構造上、当該対向面に孔設する
細孔Sの孔径や孔数に制約があるため、冷却流体を一時
に多量に噴射することが不可能であり、被加熱面に深い
焼入れ層を形成せんとする場合に必要な流量が得られず
、定置ワンショット焼入れでは深い焼入れ層の形成は無
理とされていた。
(発明の構成) 本発明の構成は、 歯車の歯形、環状部材の内外周に設けられている歯形あ
るいはラックの歯形等を1歯づつもしくは全歯形を同時
にワンショットで誘導加熱焼入れする場合において、加
熱後の被加熱面を急冷する冷却流体が歯巾方向の一方側
から他方側へ噴流するようにした ことを特徴とする歯形部材の焼入れ冷却方法にある。
(発明の作用) 本発明の作用は、歯形の歯巾方向の一方側から他方側へ
と歯筋に沿って冷却流体を噴流させるので、従来の如く
加熱コイルの部材対向面からの噴射とは異なり、冷却流
体の流量に制約がな(なるので、一時に多量の冷却流体
を高速で被加熱面に沿って奔流せしめることが可能とな
り、被加熱面から発生する蒸気を横方向から押し流して
蒸気膜の形成を許さず、冷却能が大となり部材の深部方
向の熱を急速に十分奪熱するとともに、歯巾方向を均一
に冷却する。
(実施例) 本発明を第1図(a)〜(C)に示す実施例に従って以
下に詳述する。
第1図(a)は歯車Wの全歯形をワンショット焼入れす
る場合であるが、本発明においては、加熱コイルCには
冷却流体を噴射する細孔がなく、間隔部材■を挟んだ加
熱コイルCの下方にJとして示す管体からなる冷却環が
一体構造として設けられる。当該冷却環Jは加熱コイル
Cの内周径と略等しい内径を備えており、内周壁には従
来加熱コイルC”に設けられていた細孔Sと比較すると
十分大径の小孔Sが斜めに多数孔設されていて、流体供
給管Hから供給される焼入れ用冷却流体が管内経由で当
該小孔Sから歯形の下側辺縁面を指向して噴射可能に構
成されている。尚、加熱コイルCの管内は、図示しない
冷却水供給・排出管が接続しており、自己発熱を奪熱す
る冷却水の循環路となっている。
上記の構成により歯車Wの歯形を焼入れする場合は、図
示の如く歯車Wと加熱コイルCとを相対向する如く配置
し、加熱コイルCに通電して歯形を所定焼入れ温度まで
加熱する。加熱終了後に冷却環Jへ冷却流体を供給し、
小孔Sから矢印の如く噴流せしめる。冷却流体は被加熱
歯形の下側辺縁面を斜め方向から耐衝し、次いで矢印に
従って表面を奔流して上方辺縁面から逸出し去る。
第1図(b)は環状部材の内周に歯形が形成されている
通常インターナルギアといわれる歯形部材Wの全歯形を
本発明方法によりワンショット焼入れする場合を示す。
当該実施例では、加熱コイルCの下方端面に内部が空洞
となっている円板状の冷却器Jが直付けされており、加
熱コイルCと略同径の外周壁には上記実施例と同様に小
孔Sが斜めに多数孔設されていて、流体供給管Hから供
給される焼入れ用冷却流体が管内経由で当該小孔Sから
歯形の下側辺縁面を指向して噴射可能に構成されている
本実施例でも、冷却流体は被加熱歯形の下側辺縁面を斜
め方向から射面し、次いで矢印に従って表面を奔流して
上方辺縁面から逸出し去る。
第1図(c)は歯形の谷部を1歯づつワンショット焼入
れする場合に本発明を適用する場合を示し、Cは歯形の
谷に対向可能な加熱コイル、Jは筒状冷却器である。当
該実施例の冷却器Jは加熱コイルCと一体構造でなく、
個別配置とされており、さらに冷却流体は歯面に倣った
形状のスリットから噴射するように構成されている。
本発明方法は上記第1図(a)〜(c)に図示する歯形
部材の定置ワンショット焼入れのみならず、ラックの歯
形の一歯焼入れもしくは全歯形のワンショット焼入れに
も適用可能であり、冷却時に部材の回転状態・停止状態
いずれを問わず冷却流体を歯筋に沿って噴流するように
した場合全てに通用される。
さらに、本発明方法は冷却環や冷却筒等の冷却器Jを歯
形用熱中図示の位置に必ずしも配置しておく必要はなく
、加熱コイルCによる歯形の加熱中は隔離した位置に待
機させ、加熱終了後被加熱歯形の一方端面倒に接近させ
て冷却流体を噴射するようにしてもよいこと勿論である
(実験例) 本発明者は本発明の効果を確認するため、っぎの実験を
行った。
○実験方法二同−寸法・材質のインターナルギアを使用
し、加熱条件は同一とす るも、A供試体には本発明冷却方 法を、B供試体には従来冷却方法 を適用した全歯形ワンショット焼 入れを施して第2図(a)に二重 斜線部りとして示す焼入れ層を形 成し、当該焼入れ層の矢印Xで示 す歯形の歯先から芯部方向へ向か う断面および矢印Yで示す歯形の 歯底から芯部方向へ向かう断面そ れぞれの硬さ測定をした。
○硬さ測定試験結果:硬さ測定試験結果を縦軸に硬さく
Hv)、横軸に表面から の距離をとった図表上にプロット した第2図(b)に示す。図にお ける曲線XAおよびYAそれぞれ は本発明冷却方法による供試体A の2曲線XBおよびYBそれぞれ は従来冷却方法による供試体Bの 結果を示す。
上記実験例の結果から、本発明冷却方法は従来冷却方法
に比べて遥かに深い焼入れ硬化層を形成することが実証
された。
(発明の効果) 本発明方法を実施することにより、 (11歯形部材の被焼入れ面に深い焼入れ硬化層が均一
に形成可能となり、 (2)シかもこれに要する設備費は安価で済み、(3)
さらに特筆すべき点は、加熱コイルの冷却を上水もしく
は蒸溜水に限定することができるので、焼入れ条件上、
焼入れ用冷却液として例えば水溶性樹脂剤の溶液を使用
すれば好適のところ、加熱コイルの自己発熱の奪熱と被
焼入れ材の冷却を兼ねていた従来冷却方法では、加熱コ
イルの冷却流体噴射用細孔の目詰まりを惹起するがため
、当該水溶性樹脂剤溶液の使用が禁止され、満足する焼
入れ仕上がりが期待し得ない場合があるという焼入れ技
術上のネックが解消される など、極めて顕著な効果を雪すこととなり、賞用される
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(C)はそれぞれ本発明歯形部材の焼入
れ冷却方法の実施例装置であって(a)および(b)は
断面正面図・ (c)は斜視図、第2図(a)は本発明
の効果を確認するための実験例における焼入れ硬化層の
硬さ測定位置を示す歯形部材の一部断面図、第2図(b
)は硬さ測定試験結果を示す線図、第3図は従来歯形部
材の焼入れ冷却方法を説明するための装置の断面正面図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 歯車の歯形、環状部材の内外周に設けられている歯形あ
    るいはラツクの歯形等を1歯づつもしくは全歯形を同時
    にワンシヨツトで誘導加熱焼入れする場合において、加
    熱後の被加熱面を急冷する冷却流体が歯巾方向の一方側
    から他方側へ噴流するようにしたことを特徴とする歯形
    部材の焼入れ冷却方法。
JP60012669A 1985-01-28 1985-01-28 歯形部材の焼入れ冷却方法 Pending JPS61174319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60012669A JPS61174319A (ja) 1985-01-28 1985-01-28 歯形部材の焼入れ冷却方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60012669A JPS61174319A (ja) 1985-01-28 1985-01-28 歯形部材の焼入れ冷却方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61174319A true JPS61174319A (ja) 1986-08-06

Family

ID=11811776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60012669A Pending JPS61174319A (ja) 1985-01-28 1985-01-28 歯形部材の焼入れ冷却方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61174319A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0546944U (ja) * 1991-12-03 1993-06-22 富士電子工業株式会社 冷却液噴射ジャケット
JPH0554536U (ja) * 1991-12-26 1993-07-20 富士電子工業株式会社 高周波焼入用冷却装置
CN106670339A (zh) * 2016-09-19 2017-05-17 宜兴华威封头有限公司 一种固溶工装

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0546944U (ja) * 1991-12-03 1993-06-22 富士電子工業株式会社 冷却液噴射ジャケット
JPH0554536U (ja) * 1991-12-26 1993-07-20 富士電子工業株式会社 高周波焼入用冷却装置
CN106670339A (zh) * 2016-09-19 2017-05-17 宜兴华威封头有限公司 一种固溶工装

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016089262A (ja) 焼入れ装置及び焼入れ方法
JP6436473B2 (ja) 熱処理システムおよび熱処理方法
JPS61174319A (ja) 歯形部材の焼入れ冷却方法
JP6321407B2 (ja) 成膜装置
JP3932809B2 (ja) 低歪焼入装置と焼入方法
JPH03170617A (ja) 薄肉環状部品の高周波焼入方法及びその高周波焼入装置
JP6436000B2 (ja) 浸炭装置
JPS61183409A (ja) 部材周面のワンシヨツト焼入れ冷却方法および装置
JP2007294165A (ja) 円筒部材内面の誘導加熱焼入用コイル
JPS5938332A (ja) 移動焼入れによる閉端面を有する筒体の内周壁全長焼入れ装置
JP7050295B2 (ja) 環状ワークの内周面冷却ジャケット、並びに、環状ワークの内周面の冷却方法
JP3230823B2 (ja) 歯車の焼入方法
JP2002003933A (ja) 焼入装置及び焼入方法
JP3092093B2 (ja) 高周波焼入装置
CN106661647A (zh) 加热装置和加热方法
JP3537573B2 (ja) 熱処理冷却装置
JPS62127424A (ja) カサ歯車の高周波焼入法
JP2623254B2 (ja) 周面ワンシヨツト焼入れ用加熱コイル
US20220316018A1 (en) Cooling jacket and quenching apparatus
JPH06122925A (ja) 歯車の焼入方法
JP4444162B2 (ja) 鋼材の熱処理方法および熱処理装置
JPS6376821A (ja) 中空シヤフトの高周波焼入方法及びその装置
JP2007231367A (ja) 熱処理方法及び装置
JPH06192740A (ja) 厚肉鋳鋼管の熱処理方法
JP2002097518A (ja) 内面焼入れ装置