JPS61174214A - フエノ−ル樹脂の製造方法 - Google Patents

フエノ−ル樹脂の製造方法

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JPS61174214A
JPS61174214A JP1358385A JP1358385A JPS61174214A JP S61174214 A JPS61174214 A JP S61174214A JP 1358385 A JP1358385 A JP 1358385A JP 1358385 A JP1358385 A JP 1358385A JP S61174214 A JPS61174214 A JP S61174214A
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JP
Japan
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phenol
free
resin
reaction
aldehyde
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Pending
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JP1358385A
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English (en)
Inventor
Masayuki Inagaki
稲垣 昌幸
Mitsuo Oishi
大石 三男
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Sumitomo Durez Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Durez Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフェノール樹脂の製造方法に関し、特に脱水縮
合反応時に加温不活性気体を使用して、遊離フェノール
、遊離アルデヒドの含有の極めて少々い熱硬化型フェノ
ール樹脂の製造方法に関するものである。
〔従来技術〕
従来熱硬化型フェノール樹脂の含有遊離フェノールと遊
離アルデヒドを同時に減少させる方法として、水蒸気を
吹き込みながら真空蒸溜を行うこと(例えば特開昭59
−131616号公報)が知られているが、水蒸気を吹
き込むと真空蒸溜との組み合せによっても凝集水が反応
液中に溜るという欠点がある。
この欠点は前記方法の対象物である水溶性フェノール樹
脂に限っては支障はないが、常圧脱水によシ縮合反応を
進めながら水を除去する溶剤溶解型フェノール樹脂、固
形フェノール樹脂の場合には凝集水をさらに除去する工
程が必要となるばかりでなく、反応機構上で反応系内へ
の水の混入を嫌うジベンジルエーテル型樹脂等では採用
できず、全ての熱硬化型フェノール樹脂に適用できるわ
けではないという問題があった。
〔発明の目的〕
本発明者らは、これらの欠点を克服すべく鋭意研究した
結果、脱水縮合反応を行う際、加温不活性気体を反応液
中に吹き込み、脱水、脱遊離フエノール、脱遊離アルデ
ヒドを同時に行うことにより、反応系内に水を導入する
事が無い為、分子量分布、反応機構に関係′無く遊離フ
ェノール、遊離アルデヒドの含有の極めて少ない熱硬化
型フェノール樹脂を得られることを見出し、本発明の完
成に至ったものである。
〔発明の構成〕
本発明はフェノール類とアルデヒド類をレゾール樹脂化
触媒下にて反応させ、初期縮合物を得た上で脱水縮合反
応を行う際、反応液中に50〜150℃に加温した不活
性気体を吹き込み、バブリングを起こさせながら脱遊離
フェノール、脱遊離アルデヒドを同時に行うことを特徴
とする熱硬化型フェノール樹脂の製造方法である。
ここで7エノール類としては、フェノール、クレゾール
、キシレノール、レゾルシノールなどのフェノール性水
酸基を有する化合物の一種又は二種以上を用い、アルデ
ヒド類としてはホルムアルデヒド、ノぞラホルムアルデ
ヒド、ポリオキシメチレン、アセトアルデヒドなどのア
ルデヒド基を有する化合物の一種又は二種以上を用いる
フェノール類に対するアルデヒド類のモル比は特に限定
しないが、一般に08〜35の範囲で行う。
レゾールat 脂化触媒としては、アンモニア、エチル
アミンなどの第1級アミン、エチレンジアミン、ジエチ
ルアミンなどの第2級アミン、トリエチルアミンなどの
第3級アミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど
のアルカリ金属水酸化物、水酸化カルシウム、水酸化マ
グネシウムなどのアルカリ土類金属水酸化物、酢酸亜鉛
、ナフテン酸亜鉛々どの有機酸塩の一種又は二種以上を
用いる。
本発明で使用する不活性気体はヘリウム、アルゴン、窒
素などから一種以上を選んで使用する。
不活性ガス純度は通常99チ以上が好ましいが、フェノ
ール樹脂の酸化着色を嫌う用途には999チ以上、酸素
含有率0.01%未満のものがさらに好ましい。
フェノール類とアルデヒド類の初期縮合反応は公知のも
のであり、常法と何ら変る事はなく、レゾール樹脂化触
媒下において70〜100℃の液温で15分〜5時間程
度反応させる方法が一般的である。この後中和反応を行
う場合もあり、中和□剤として使用される酸は公知の有
機酸、無機酸が゛使用される。    、 初期縮合物を得た後1、脱水縮合反応を行い、同時に反
応液中に50〜150℃に加温した不活性気体を、例え
ば反応液1000 fに、対して01〜1.5NJ/h
r吹き込みバプリ、ングさせながら脱遊離フェノール1
、脱遊離アルデヒドを数時間行う。脱水縮合反応は常圧
でも良く1.減圧にしても何ら問題ない。不活性気体温
度が50℃以下では脱遊離フェノール、脱遊離アルデヒ
ドの効果が急激に低下し、150℃以上では吹き込み装
置に接する反応液部分のみ縮合反応が促進され、不溶不
融の硬化物が生成したり、得られる樹脂の分子量分布が
目標とするものと変わったりしてしまう。吹き込・み量
が0.INJ/hrより少いと脱遊離フェノール、脱遊
離アルデヒドの効果が低下する゛傾向にあシ、1、5 
N J / hrよシ多くしても1いたずらにバブリン
グが大きくなるだけで効果の増大はあまり期待できない
この後必要に応じて、公知の有機溶媒や水を添加する場
合がある。
このようにして、例えば遊離フェノール5%以下、遊離
アルデヒド0.5 %以下の熱硬化型フェノール樹脂を
得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明に従うと、任意のフェノール類に対するアルデヒ
ド類のモル比及び縮合度で遊離フェノール、遊離アルデ
ヒドの含有の極めて少ない樹脂が得られる上に、従来の
欠陥である反応系内への水の混入がないので、反応機構
による適、不適がなく、ジベンジルエーテル型樹脂のよ
うに水の混入を嫌う反・応や常゛圧脱水により縮重合を
進めながら反応を行う樹脂にも採用でき、反応工程、反
応時間は従来とあまり変わらないので、工業的な遊離、
フェノール、遊離アルデヒドの含有の極めて少ない熱硬
化型フェノール樹脂の製造方法として最適である。
6一 以下実施例、比較例により本発明を説明する。
尚チは全て重量チとする。
実施例1 フェノール1000F、80%パラホルムアルデヒド6
671,8%ナフテン酸亜鉛のトルエン溶液13Fを反
応器内に入れ、攪拌しながら90℃まで昇温し、85〜
90℃の温度を保って30分間反応させた後、4QTo
rr減圧脱水を開始すると同時に、130℃窒素ガスを
1.0 N tl / hr吹き込み、3時間脱水、脱
遊離フェノール、脱遊離ホルムアルデヒドを行いながら
エーテル化反応を行った。この後キシレン2671およ
びセロソルブアセテート267rを添加し、室温まで冷
却して目的とする樹脂を得た。
得られた樹脂はジベンジルエーテル型のもので、不揮発
物67チ、粘度400cp/25℃、含有水分0.1 
% 、遊離フェノール2.6%、遊離ホルムアルデヒド
03%であった。
実施例2 フェノール1000 ?、37チホルマリン863r、
28%アンモニア水40Fを実施例1と同じ反応器に入
れ、100℃まで昇温し、還流状態を保ち45分反応さ
せた後、60Torr減圧脱水を2時間行い、さらに常
圧脱水縮合反応を開始すると同時に150℃窒素ガスを
1.5Nn?7hr吹き込み、反応液温が105℃を超
えないように加熱調整を行い、樹脂が150℃熱板のゲ
ル化時間が30秒となるまで脱水、脱遊離フェノール、
脱遊離ホルムアルデヒド及び縮合反応を行った。この後
直ちに冷却バット上に均一厚みに広げ、冷却し目的とす
る樹脂を得た。
得られた樹脂は固形熱硬化型フェノール樹脂で、特性は
融点90℃、150℃熱板のゲル化時間25秒、含水率
03%、遊離フェノール42チ、遊離ホルムアルデヒド
0.2 %であった。
実施例3 フェノール1000r、37%ホルマリン1120f、
25%水酸化ナト、 IJウム溶液40rを実施例1と
同じ反応器に入れ、80℃まで昇温し、同温度を保ち2
時間反応させた後、50%乳酸で中和し反応液pHを7
0とした。この後60Torr減圧脱水を開始すると同
時に、反応液中に100℃窒素ガスを0.7 N m 
/ hr吹き込み、反応液温を50〜60℃に保ち、3
時間脱水、脱遊離フェノール、脱遊離ホルムアルデヒド
を行い1.さらに粘度が80cp/25℃となるまで6
0Torrで減圧脱水を行った後、室温まで冷却して目
的とする樹脂を得た。
得られた樹脂の特性は、不揮発分66%、粘度180 
cp/ 25℃、遊離フェノール4.0 %、遊離ホル
ムアルデヒド0.3%であった。
実施例4 フェノール1000f、37%ホルマリン1030v1
水酸化バリウム30rを実施例1と同じ反応器に入れ、
100℃まで昇温し、還流状態を保ち1時間反応させた
後、酢酸で中和し反応液pnを6,0とした。この後6
0Torr減圧脱水を開始すると同時に、120℃窒素
ガスを1.0Nyyi/hr吹き込み、反応液温を50
〜60℃に保ち4時間脱水、脱遊離フェノール、脱遊離
ホルムアルデヒドを行い、さらに60Torrの減圧脱
水で内温か75℃となるマチ脱水し、エチレングリコー
ル5001を添加した後室温まで冷却して目的とする樹
脂を得た。
得られた樹脂の特性は、不揮発分64%、粘度1200
cp/ 25℃、遊離フェノール28%、遊離ホルムア
ルデヒド02%であった。
比較例1 加熱蟹素ガスの吹き込みを行わないこと以外は全て実施
例1と同じ方法で反応し、比較用樹脂を得た。
この84 脂はジベンジルニーデル型のものであり、特
性は不揮発分65チ、粘度350cp/25℃、含有水
分06チ、遊離フェノール11%、遊離ホルムアルデヒ
ド075チであった。
比較例2 加熱窒素ガスの吹き込みを行わないことと常圧脱水の終
了を150℃熱板のゲル化時間35秒時点とすること、
常圧脱水終了後さらに60Torr減圧脱水を30分行
うことの3点を変更し、他は実施例1と同じ方法で反応
し比較用樹脂を得た。
得られた樹脂は固形熱硬化型フェノール樹脂であり、特
性は融点87℃、150℃熱板のゲル化時間22秒、含
水率06%、遊離フェノール103チ、遊離ホルムアル
デヒド0.5 %であった。
比較例3 加熱窒素ガスの吹き込みを行わないこと以外は全て実施
例3と同じ方法で反応して比較用樹脂を得た。
この樹脂の特性は、不揮発分67チ、粘度80cp/2
5℃、遊離フェノール15.0チ、遊離ホルムアルデヒ
ド10%であった。
比較例4 加熱窒素ガスの吹き込みを行わないこと以外は全て実施
例4と同じ方法で反応して比較用樹脂を得た。
この樹脂の特性は不揮発分66チ、粘度950cp/2
5℃、遊離フェノール11.6チ、遊離ホルムアルデヒ
ド0.7 %であった。
以上の実施例、比較例の結果から、本発明を実施したフ
ェノール樹脂は遊離フェノール、遊離ホルムアルデヒド
の含有が極めて少なく、常圧での吠き込みでも水の混入
がなく、反応系内に水の混入を嫌うジベンジルエーテル
型の反応においても何ら影響しないことがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. フェノール類とアルデヒド類をレゾール樹脂化触媒下に
    て反応させ初期縮合物を得た上で、脱水縮合反応を行う
    際、反応液中に50〜150℃に加温した不活性気体を
    吹き込み、バブリングを起させながら脱遊離フェノール
    、脱遊離アルデヒドを同時に行うことを特徴とする熱硬
    化型フェノール樹脂の製造方法。
JP1358385A 1985-01-29 1985-01-29 フエノ−ル樹脂の製造方法 Pending JPS61174214A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111978497A (zh) * 2020-08-12 2020-11-24 北京化工大学 半固态热固性酚醛树脂的制备方法、产品及应用

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