JPS61173935A - 耐火性シリコ−ン系積層体 - Google Patents
耐火性シリコ−ン系積層体Info
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- JPS61173935A JPS61173935A JP1364685A JP1364685A JPS61173935A JP S61173935 A JPS61173935 A JP S61173935A JP 1364685 A JP1364685 A JP 1364685A JP 1364685 A JP1364685 A JP 1364685A JP S61173935 A JPS61173935 A JP S61173935A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は耐火性シリコーン系積層体に関する。詳しく
は無機繊維布の表面に難燃性シリコーン層を形成した耐
火性シート上にガラスマット層を積層一体化したことを
vf@とする耐火性シリコーン系積層体に関する。
は無機繊維布の表面に難燃性シリコーン層を形成した耐
火性シート上にガラスマット層を積層一体化したことを
vf@とする耐火性シリコーン系積層体に関する。
[従来の技術1
従来、ステンレススチールクロス、ガラスクロスにシリ
コーンゴム層を積層した火花遮断シートが知られている
(特開昭52−24904号、¥tNWg 55−14
64798照)。マタ、がう又クロスにシリコーンレジ
ン層を積層した耐火性シートが知られている(特開昭5
4−68470号参照)。さらに、ガラスクロス、アス
ベストクロス等にシリコーンレジン層を積層し、シリコ
ーンレジン層の上にシリコーンゴム層を積層一体化した
絶縁基材が知られている(特開昭52−32082号)
。
コーンゴム層を積層した火花遮断シートが知られている
(特開昭52−24904号、¥tNWg 55−14
64798照)。マタ、がう又クロスにシリコーンレジ
ン層を積層した耐火性シートが知られている(特開昭5
4−68470号参照)。さらに、ガラスクロス、アス
ベストクロス等にシリコーンレジン層を積層し、シリコ
ーンレジン層の上にシリコーンゴム層を積層一体化した
絶縁基材が知られている(特開昭52−32082号)
。
しかしながら、ステンレススチールクロス、ガラスクロ
スにシリコーンゴム層を積層したシートは溶接火花の遮
断能はあっても火炎にさらされるとシリコーンゴムが燃
えてしまうという欠点がある。ガラスクロス、アスベス
トクロス等にシリコーンレジン層を積層し、その上にシ
リコーンゴム層を積層したシートについても同様である
。
スにシリコーンゴム層を積層したシートは溶接火花の遮
断能はあっても火炎にさらされるとシリコーンゴムが燃
えてしまうという欠点がある。ガラスクロス、アスベス
トクロス等にシリコーンレジン層を積層し、その上にシ
リコーンゴム層を積層したシートについても同様である
。
また、ガラスクロスに難燃性シリコーンレジン層を積層
した耐火性シートは、耐火性が優れているが断熱性が不
十分なため火炎等から発生する高熱を十分に遮断できな
いという欠点がある。この発明は以上のような従来技術
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、火炎にかなりの長時間さらされてもそれ自身耐
えることができ、かつ、火炎から発生する熱を遮断する
ことのできる、シリコーンを主材料とする積層体を提供
することにある。
した耐火性シートは、耐火性が優れているが断熱性が不
十分なため火炎等から発生する高熱を十分に遮断できな
いという欠点がある。この発明は以上のような従来技術
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、火炎にかなりの長時間さらされてもそれ自身耐
えることができ、かつ、火炎から発生する熱を遮断する
ことのできる、シリコーンを主材料とする積層体を提供
することにある。
[問題点を解決するための手段1
この目的は、無機繊維布の少なくとも片面に難燃性シリ
コーン層を形成した耐火性シートのいずれかの片面上に
ガラスマット層を積層一体化することにより達成される
。
コーン層を形成した耐火性シートのいずれかの片面上に
ガラスマット層を積層一体化することにより達成される
。
ここで、難燃性シリコーン層は無team布の片面のみ
形成されていて゛もよく、両面に形成されていてもよい
。無機繊維布のほつれ防止や耐火性向上という観点から
は両面に形成されていることが好ましい。また、片面の
み難燃性シリコーン層を形成するときは、耐火性向上と
いう観点からガラスマット層を11層口な一方の面に耐
火性シリコーン層を形成することが好ましい。
形成されていて゛もよく、両面に形成されていてもよい
。無機繊維布のほつれ防止や耐火性向上という観点から
は両面に形成されていることが好ましい。また、片面の
み難燃性シリコーン層を形成するときは、耐火性向上と
いう観点からガラスマット層を11層口な一方の面に耐
火性シリコーン層を形成することが好ましい。
無機繊維布としては、材質的には、ガラス繊維、アスベ
スト、ロックウール、炭素繊維、シリコンカーバイド繊
維、ステンレススチール繊維等の不燃性と耐熱性を具備
したものが例示される。また、形態的には織物、編物、
不織布が例示される。異種の繊維の混繊、混紡であって
もよい。
スト、ロックウール、炭素繊維、シリコンカーバイド繊
維、ステンレススチール繊維等の不燃性と耐熱性を具備
したものが例示される。また、形態的には織物、編物、
不織布が例示される。異種の繊維の混繊、混紡であって
もよい。
難燃性シリコーン層用の難燃性シリコーンとしては、厚
み0.16mmでUL規格v−i好ましくはv−0に合
格するものであればシリコーンゴム、シリコーンレジン
、シリコーンゴムとシリコーンレジンの中間的なものの
いずれでもよく、硬化PIi構も付加反応硬化型、縮合
反応硬化型、有機過酸化物硬化型等のいずれでもよ−1
゜シリコーンゴムの場合、白金微粉末又は白金化合物の
他に水酸化アルミ粉末、カーボンプラッタ、マイカ、7
ユームドニ酸化チタン、酸化アルミ粉末、酸化亜鉛粉末
、チタン酸カリ繊維、炭酸亜鉛粉末、炭酸マンガン粉末
などの1種ないし2種以上を含有するものに多く見出さ
れる。
み0.16mmでUL規格v−i好ましくはv−0に合
格するものであればシリコーンゴム、シリコーンレジン
、シリコーンゴムとシリコーンレジンの中間的なものの
いずれでもよく、硬化PIi構も付加反応硬化型、縮合
反応硬化型、有機過酸化物硬化型等のいずれでもよ−1
゜シリコーンゴムの場合、白金微粉末又は白金化合物の
他に水酸化アルミ粉末、カーボンプラッタ、マイカ、7
ユームドニ酸化チタン、酸化アルミ粉末、酸化亜鉛粉末
、チタン酸カリ繊維、炭酸亜鉛粉末、炭酸マンガン粉末
などの1種ないし2種以上を含有するものに多く見出さ
れる。
シリコーンレジンやシリコーンゴムとシリコーンレジン
の中間的なものの場合も同様である。
の中間的なものの場合も同様である。
ガラスマットにはガラス繊維チ覆ツブトストランドマッ
ト、プラスウールマットなどがある。
ト、プラスウールマットなどがある。
無荷重状態の厚みとしてはガラスチョップトストランド
マットでは0.5mm以上、ガラスウールマットでは1
.5mm以上が好ましい。
マットでは0.5mm以上、ガラスウールマットでは1
.5mm以上が好ましい。
ガラスマット層は無機繊維布上に形成された難燃性シリ
コーンゴム層に直接又はシリコーン接着剤層を介して積
層一体化されていても、無機繊維布の難燃性シリコーン
層を形成していない方の面にシリコーン接着剤層を介し
て積層一体化されていてもよい。
コーンゴム層に直接又はシリコーン接着剤層を介して積
層一体化されていても、無機繊維布の難燃性シリコーン
層を形成していない方の面にシリコーン接着剤層を介し
て積層一体化されていてもよい。
このためのシリコーン接着剤としては接着促進剤を含有
することにより接着力があれば常温硬化型、加熱硬化型
のいずれでも、ゴム系、レジン系のいずれでもよいが難
燃性を有するものが好ましい。
することにより接着力があれば常温硬化型、加熱硬化型
のいずれでも、ゴム系、レジン系のいずれでもよいが難
燃性を有するものが好ましい。
[作用1
この発明のシリコーン系積層体において無機繊維布は芯
材として作用し、難燃性シリコーン層を補強するととも
に火炎を遮断する作用をする。難燃性シリコーン層は火
炎を遮断する作用をする。無機繊維布の少なくとも片面
に難燃性シリコーン層を形成した耐火性シートはがう又
マット層を補強して取扱いを容易にして、かつ、火炎が
ガラスマット層に直接あたることを防止する。 。
材として作用し、難燃性シリコーン層を補強するととも
に火炎を遮断する作用をする。難燃性シリコーン層は火
炎を遮断する作用をする。無機繊維布の少なくとも片面
に難燃性シリコーン層を形成した耐火性シートはがう又
マット層を補強して取扱いを容易にして、かつ、火炎が
ガラスマット層に直接あたることを防止する。 。
ガラスマット層は火炎又は高温発熱体からの熱を遮蔽す
る作用および物理的衝撃を緩和する作用を行なう。
る作用および物理的衝撃を緩和する作用を行なう。
[実施例1
この発明を実施例により説明する。実施例中部とあるの
は重量部を意味する。粘度は25℃の値である。ガラス
ウールマットの荷重厚みは、尾崎製作所製のダイヤルデ
ージシツクネスメータモデルHにより測定した。
は重量部を意味する。粘度は25℃の値である。ガラス
ウールマットの荷重厚みは、尾崎製作所製のダイヤルデ
ージシツクネスメータモデルHにより測定した。
シリコーン系積層体試験片と比較試験片の耐火性は次の
条件で測定した。管の内径9. 4++I11、高さ1
01.6mnのブンゼンバーナーから標準ガス(メタン
、水素)を流出させて点火し青色の炎の高さを45mm
に調節した。
条件で測定した。管の内径9. 4++I11、高さ1
01.6mnのブンゼンバーナーから標準ガス(メタン
、水素)を流出させて点火し青色の炎の高さを45mm
に調節した。
中央に直径65mmの穴がくりぬかれた140mmX1
10mmの金属製(厚さ3ml11)の試験体架台をブ
ンゼンバーナーの上端より30mmの高さに別のスタン
ドを用いて取り付けた。
10mmの金属製(厚さ3ml11)の試験体架台をブ
ンゼンバーナーの上端より30mmの高さに別のスタン
ドを用いて取り付けた。
その架台枠に140ma+X 110mmに切り取った
試験体をのせ、その上部中央に直径40++m、厚さ0
.95〜1.05+++mのポリエチレン円板を置いた
。なお、シリコーン系積層体および片面にのみ難燃性シ
リコーン層を形成した耐火性シートは難燃性シリコーン
層が炎にさらされるように置いた。
試験体をのせ、その上部中央に直径40++m、厚さ0
.95〜1.05+++mのポリエチレン円板を置いた
。なお、シリコーン系積層体および片面にのみ難燃性シ
リコーン層を形成した耐火性シートは難燃性シリコーン
層が炎にさらされるように置いた。
試験体の下部中央にブンゼンバーナーの炎を垂直にあて
た瞬間から時間を計測し、同時にポリエチレン円板の表
面に内径3IIII11、炎の高さ20Iのプロパンガ
スの炎を5秒毎に接触させ、それによってポリエチレン
円板が発火するまでの時間を着火時間として5秒車位で
求めた。
た瞬間から時間を計測し、同時にポリエチレン円板の表
面に内径3IIII11、炎の高さ20Iのプロパンガ
スの炎を5秒毎に接触させ、それによってポリエチレン
円板が発火するまでの時間を着火時間として5秒車位で
求めた。
実施例1
° 厚さ0.25mmの平t!jLがラスクロスの両面
に粘度1oooocsの両末端ビニル基封鎖ジメチルポ
リシロキサン100部、粘度40CSのメチルハイドロ
ジエンポリシロキサン1.0部および白金化合物触媒を
主剤とし、ベンゾトリアゾール0.11部を付加反応遅
延剤として含有しカーボンブラック1.0部、水酸化ア
ルミニウム粉末50部を*燃性向上剤として含有する淡
灰色ペースト状の付加反応硬化性シリコーンゴム組成物
をナイフツーター法によりコーティングし、170℃で
5分間プレス加硫することにより、両面に各々厚さ0.
11III11の難燃性シリコーンゴム層を形成した耐
火性シートを得た。
に粘度1oooocsの両末端ビニル基封鎖ジメチルポ
リシロキサン100部、粘度40CSのメチルハイドロ
ジエンポリシロキサン1.0部および白金化合物触媒を
主剤とし、ベンゾトリアゾール0.11部を付加反応遅
延剤として含有しカーボンブラック1.0部、水酸化ア
ルミニウム粉末50部を*燃性向上剤として含有する淡
灰色ペースト状の付加反応硬化性シリコーンゴム組成物
をナイフツーター法によりコーティングし、170℃で
5分間プレス加硫することにより、両面に各々厚さ0.
11III11の難燃性シリコーンゴム層を形成した耐
火性シートを得た。
なお、この難燃性シリコーンゴム自体の難燃性は厚さ0
.16mmでUL94V−0合格であった。
.16mmでUL94V−0合格であった。
無荷重厚み3 mm、荷重厚み1.5mmのガラスウー
ルマット(単繊維径9μ)の片面にペースト状の2液タ
イプ脱アルコ一ル縮合反応硬化性の難燃性シリコーンゴ
ム接着剤(難燃性向上剤として白金として20ppn+
の塩化白金酸、カーボンブラック1.0重量%、水酸化
アルミ35重量%を含有し、接着促進剤としてγ−7ミ
ノプロビルトリメトキシシラン1.8重量%含有)を塗
布し、前記耐火性シートの片面に圧着しつつ25℃に8
時間保持することにより、第1図に示すように両面に難
燃性シリコーンゴム層を形成した平織〃ラスクロスの片
面上に難燃性シリコーンゴム接着剤層を介してガラスウ
ールマット層が積層一体化されたシリコーン系積層体を
得た。これら試料の耐火性は次のとおりであった。
ルマット(単繊維径9μ)の片面にペースト状の2液タ
イプ脱アルコ一ル縮合反応硬化性の難燃性シリコーンゴ
ム接着剤(難燃性向上剤として白金として20ppn+
の塩化白金酸、カーボンブラック1.0重量%、水酸化
アルミ35重量%を含有し、接着促進剤としてγ−7ミ
ノプロビルトリメトキシシラン1.8重量%含有)を塗
布し、前記耐火性シートの片面に圧着しつつ25℃に8
時間保持することにより、第1図に示すように両面に難
燃性シリコーンゴム層を形成した平織〃ラスクロスの片
面上に難燃性シリコーンゴム接着剤層を介してガラスウ
ールマット層が積層一体化されたシリコーン系積層体を
得た。これら試料の耐火性は次のとおりであった。
着火時間
シリコーン系積層体(本発明)11分20秒耐火性シー
ト (比較例) 40秒がラスツールマット(
比較例) 3分35秒実施例2 厚さ0.35+nmの平tIk7yラスクロスの片面に
実施例1で使用した付加反応硬化性シリコーンゴム組成
物をナイフコーターによりコーティングし、170℃の
雰囲気中に5分間保持することにより、片面に厚さ0.
15mmの11燃性シリコーンゴム層が形成された耐火
性シートを得た。
ト (比較例) 40秒がラスツールマット(
比較例) 3分35秒実施例2 厚さ0.35+nmの平tIk7yラスクロスの片面に
実施例1で使用した付加反応硬化性シリコーンゴム組成
物をナイフコーターによりコーティングし、170℃の
雰囲気中に5分間保持することにより、片面に厚さ0.
15mmの11燃性シリコーンゴム層が形成された耐火
性シートを得た。
この耐火性シートのシリコーンゴム層が形成されていな
いがラスクロス面に脱オキシムタイプ1液型常温硬化性
の難燃性シリコーンゴム接着剤(実施例1の難燃性シリ
コーンゴム接着剤と同一の難燃性向上剤と接着促進剤を
含有)を塗布し、その上に実施例1で使用したがラスウ
ールマットを圧接したまま30 ”Cの空気中に24時
開放置することにより、平1ikyラスクロスの片面に
耐火性シリコーンゴム層を形成した耐火性シートの反対
面上にシリコーンゴム接着剤層を介してガラスマット層
が積層一体化されたシリコーン系積層体を得た。これら
試料の耐火性は次のとおりであった。
いがラスクロス面に脱オキシムタイプ1液型常温硬化性
の難燃性シリコーンゴム接着剤(実施例1の難燃性シリ
コーンゴム接着剤と同一の難燃性向上剤と接着促進剤を
含有)を塗布し、その上に実施例1で使用したがラスウ
ールマットを圧接したまま30 ”Cの空気中に24時
開放置することにより、平1ikyラスクロスの片面に
耐火性シリコーンゴム層を形成した耐火性シートの反対
面上にシリコーンゴム接着剤層を介してガラスマット層
が積層一体化されたシリコーン系積層体を得た。これら
試料の耐火性は次のとおりであった。
着火時間
シリコーン系積層体(本発明)11分 5秒耐火性シー
ト (比較例) 40秒ガラスウールマット
(比較例) 3分35秒実施例3 シラノール基含有量1.4重量%のメチルフェニルポリ
シロキサンレジン50重量%とキシレン50゛重量%か
らなるシリコーンワニスlo。
ト (比較例) 40秒ガラスウールマット
(比較例) 3分35秒実施例3 シラノール基含有量1.4重量%のメチルフェニルポリ
シロキサンレジン50重量%とキシレン50゛重量%か
らなるシリコーンワニスlo。
部に、硬化剤としてメチルトリメトキシシラン12部と
テトラブチルチタネート1.5部を添加し、難燃性向上
剤としてマイカ20部と白金として15ppmの塩化白
金酸を添加し、よく混合したペースト状物を、厚さ1.
2n++aのアスベストクロスの片面にナイフコーター
法により展延し、風乾後200°Cの熱気中に10分間
保持することにより、片面に厚さ0.1ml11の難燃
性シリコーンレジン層が形成された耐火性シートを得た
(この難燃性シリコーンレジン自体の難燃性は厚み0,
16n+mUL94V−0合格であった)。上記耐火性
シートの@燃性シリコーンレジン層が形成されていない
方の面に実施例2で使用した難燃性シリコーンゴム接着
剤をナイフコーター法により展延し、その上に無荷重厚
み2.0mm、荷重厚み11.0mmのがラスウールマ
ット(単繊維径9μ)を圧接した主ま30 ’Cで24
時間放置することにより、アスベストクロスの片面に耐
火性シリコーンレジン層が形成され、反対面にガラスマ
ット層が積層一体化されたシリコーン系積層体を得た。
テトラブチルチタネート1.5部を添加し、難燃性向上
剤としてマイカ20部と白金として15ppmの塩化白
金酸を添加し、よく混合したペースト状物を、厚さ1.
2n++aのアスベストクロスの片面にナイフコーター
法により展延し、風乾後200°Cの熱気中に10分間
保持することにより、片面に厚さ0.1ml11の難燃
性シリコーンレジン層が形成された耐火性シートを得た
(この難燃性シリコーンレジン自体の難燃性は厚み0,
16n+mUL94V−0合格であった)。上記耐火性
シートの@燃性シリコーンレジン層が形成されていない
方の面に実施例2で使用した難燃性シリコーンゴム接着
剤をナイフコーター法により展延し、その上に無荷重厚
み2.0mm、荷重厚み11.0mmのがラスウールマ
ット(単繊維径9μ)を圧接した主ま30 ’Cで24
時間放置することにより、アスベストクロスの片面に耐
火性シリコーンレジン層が形成され、反対面にガラスマ
ット層が積層一体化されたシリコーン系積層体を得た。
これら試料の耐火性は次のとおりであった。
着火時間
シリコーン系積層体(本発明) 9分50秒耐火性シー
ト (比較例) 1分20秒がラスウールマット(
比較例) 2分10秒実施例4 ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体
(両単位のモル比0.14:99.86)生ゴム100
部とBET表面積170m2/gの疎水化7ユームドシ
リカ40部からなるシリコーンゴム組成物に塩化白金酸
を白金重量で30ppmと水酸化アルミ粉末40部とマ
イカ粉末10部およびシ′クミルパーオキサイド1.5
部を添加混合し、カレンブリング法により厚み0゜6m
n+のガラスクロスの両面にコーティングした(このシ
リコーンゴム自体の難燃性は厚み0゜16mmでUL9
4V−0合格であった)。シリコーンゴム層の厚みは各
々0.6mmであった。
ト (比較例) 1分20秒がラスウールマット(
比較例) 2分10秒実施例4 ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体
(両単位のモル比0.14:99.86)生ゴム100
部とBET表面積170m2/gの疎水化7ユームドシ
リカ40部からなるシリコーンゴム組成物に塩化白金酸
を白金重量で30ppmと水酸化アルミ粉末40部とマ
イカ粉末10部およびシ′クミルパーオキサイド1.5
部を添加混合し、カレンブリング法により厚み0゜6m
n+のガラスクロスの両面にコーティングした(このシ
リコーンゴム自体の難燃性は厚み0゜16mmでUL9
4V−0合格であった)。シリコーンゴム層の厚みは各
々0.6mmであった。
その片面に無荷重厚み1.01、荷重厚み0゜9m11
1のガラスチョップトストラン−マットを裁置し、カレ
ンダーにより圧搾し、250 ’Cで10分間熱気加硫
することにより、第2図に示すがラスクロスの両面に耐
火性シリコーンゴム層が形7&すれ、その片面上にガラ
スチョップトス)ランドマット層が直接積層一体化され
たシリコーン系積層体を得た。これら試料の耐火性は次
のとおりであった。
1のガラスチョップトストラン−マットを裁置し、カレ
ンダーにより圧搾し、250 ’Cで10分間熱気加硫
することにより、第2図に示すがラスクロスの両面に耐
火性シリコーンゴム層が形7&すれ、その片面上にガラ
スチョップトス)ランドマット層が直接積層一体化され
たシリコーン系積層体を得た。これら試料の耐火性は次
のとおりであった。
着火時間
シリコーン系積層体(本発明) 3分50秒耐火性シー
ト (比較例) 50秒ガラスチョップトスト
ランド マット(比較例) 45秒[効果1 この発明のシリコーン系積層体は無8!繊維布の少なく
とも片面に難燃性シリコーン層を形成した耐火性シート
のいずれかの片面上にガラスマット層が積層一体化され
ているので、火炎または高温発熱体と易燃性物品または
融点もしくは軟化点の高くない物品との間に、耐火性シ
ート層が火炎または高温発熱体に面し、プラスマット層
が該物品に面するか接するように配置すると該物品の燃
焼、溶融を著しく遅らせることができる。また該物品を
物理的衝撃から有効に保護することができる。
ト (比較例) 50秒ガラスチョップトスト
ランド マット(比較例) 45秒[効果1 この発明のシリコーン系積層体は無8!繊維布の少なく
とも片面に難燃性シリコーン層を形成した耐火性シート
のいずれかの片面上にガラスマット層が積層一体化され
ているので、火炎または高温発熱体と易燃性物品または
融点もしくは軟化点の高くない物品との間に、耐火性シ
ート層が火炎または高温発熱体に面し、プラスマット層
が該物品に面するか接するように配置すると該物品の燃
焼、溶融を著しく遅らせることができる。また該物品を
物理的衝撃から有効に保護することができる。
したがって、通信・制御ケーブル、光通信ファイバケー
ブルなどの防火被覆材、消防服用素材、溶鉱炉、製鋼炉
、〃ラス釜近辺の防火被覆材や高温溶融物の飛散遮蔽材
などとして有用である。
ブルなどの防火被覆材、消防服用素材、溶鉱炉、製鋼炉
、〃ラス釜近辺の防火被覆材や高温溶融物の飛散遮蔽材
などとして有用である。
第1図は実施例1のシリコーン系積層体の断面図であり
、第2図は実施例4のシリコーン系積層体の断面図であ
る。 1a・・・・ガラスウールマット 1b・・・・ガラスチョップトストランドマット 2・・・・難燃性シリコーンゴム接着剤3・・・・ガラ
スクロス 4・・・・難燃性シリコーンゴム 特許出願人 トーレ・シリコーン株式会社平岡織染株式
会社
、第2図は実施例4のシリコーン系積層体の断面図であ
る。 1a・・・・ガラスウールマット 1b・・・・ガラスチョップトストランドマット 2・・・・難燃性シリコーンゴム接着剤3・・・・ガラ
スクロス 4・・・・難燃性シリコーンゴム 特許出願人 トーレ・シリコーン株式会社平岡織染株式
会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 無機繊維布の少なくとも片面に難燃性シリコーン層
を形成した耐火性シートのいずれかの片面上にガラスマ
ット層が積層一体化されていることを特徴とする耐火性
シリコーン系積層体。 2 無機繊維布の両面に難燃性シリコーン層を形成した
耐火性シートのいずれかの片面上にガラスマット層が積
層一体化された特許請求の範囲第1項記載のシリコーン
系積層体。 3 無機繊維布の片面に難燃性シリコーン層を形成した
耐火性シートの難燃性シリコーン層を形成していない面
上にガラスマット層が難燃性シリコーン接着剤層を介し
て積層一体化された特許請求の範囲第1項記載のシリコ
ーン系積層体。 4 難燃性シリコーン層が難燃性シリコーンゴム層又は
難燃性シリコーンレジン層である特許請求の範囲第1項
記載のシリコーン系積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1364685A JPS61173935A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 耐火性シリコ−ン系積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1364685A JPS61173935A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 耐火性シリコ−ン系積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61173935A true JPS61173935A (ja) | 1986-08-05 |
Family
ID=11838991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1364685A Pending JPS61173935A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 耐火性シリコ−ン系積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61173935A (ja) |
-
1985
- 1985-01-29 JP JP1364685A patent/JPS61173935A/ja active Pending
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