JPS61173888A - 回転式シ−ト切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は駆動回転される駆動刃とこの駆動刃と噛み合う
ことが出来かつバネ等の弾性手段によって駆動刃側に付
勢された付勢刃との組み合わせによりシートを切断する
ことが出来る回転式シート切断装置に関するものである
。

〈従来の技術〉 従来のこの種の回転シート切断装置は第１２図及を支点
として回動穴３に添って回転駆動される駆動刃４と枠１
に軸５を介して軸着されると共にバネ６によって常に駆
動刃４側に付勢された付勢刃７とを相互に噛み合わせる
ことによって構成していたが、両者間に切断するシート
を通す為には駆動刃４は付勢刃７の刃先よりもシートを
通す分だけ下方に待機させなければならなかった。

従って、従来は両者間にこの関係を保たせる為に付勢刃
７の何丁端部に長いガイド突起８を突設し、駆動刃４が
待機している際には駆動刃４がこの突起８に接触して付
勢刃７を規制するように構成していた。

然ゐに従来の上述の装置に於いては、刃４．７の噛み合
わせをスムーズにする為にガイド突起８を付勢刃７と一
体的に形成する必要があり、従って刃の削り量が増し材
料費、製作費等でコストアップになる欠点があると共に
付勢刃７の待機位置が駆動刃４の待機位置に依存してい
るためシートを通す為の両者の刃４，７の間隙を拡げれ
ば拡げ量が大きくなり、シートガイド等の設計が困難に
なり、又ガイド突起８の長さにより駆動刃４の待機位置
が制約され、かつシートが目詰まりをした際にシートの
噛み込みを取り出す為に付勢刃７を反対方向に回転させ
なければならないが、この付勢刃７の反転の規制が出来
ないので、バネ６が破損する恐れがあり、更に駆動刃４
は待機時に突起８と接触しているので、両者の面摩擦に
より駆動刃４の初動回転に大きな力を必要とすると共に
初動回転をスムーズに実施することが困難である等の多
くの欠点があった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は従来のこれ等の欠点を根本的に改善した全く新
規な技術に係るものである。

〈問題点を解決するための手段〉 図により本発明に係る装置の一実施例を具体的に説明す
ると、第１図乃至第３図に於いて、４は駆動刃であって
軸２を介して枠１に回動自在に軸着されている。７は付
勢刃であって、軸５を介して枠１に軸着されると共にバ
ネ６によって駆動刃４側に付勢され、かつこの付勢刃７
の何丁端には短いガイド突起８が突設されている。又付
勢刃７の側面にはピン９が突設されると共に枠１にはこ
のピン９の動きを規制し得る規制穴１０が穿設されてい
る。

次に前記ガイド突起８は図に明らかな如く、その下部の
駆動刃４に接触する面には所定のテーパーを持って面取
りが施されて面取り部８ｇが設けられている。

このシート切断装置は上述の如くピン４ａを介してモー
タ（図示せず）によって回動する駆動刃４とバネ６によ
って駆動刃ヰ方向へ付勢された付勢刃７とを有し、そし
て駆動刃４は回動するに従ってバネ６の付勢力とともに
、付勢刃７と一端から他端にわたって噛み合い両者間に
導かれて来たシー）Ｓを切断する。

〈作用〉 本発明に係る装置は上述の如き構造を有するので、シー
トを切断する待機状態に於いては第２図及び第３図に示
す如く、付勢刃７が矢印ａの方向に付勢されてピン９が
規制穴１０によって規制されるので、刃４．７は相互に
数顛の間隙を保って待機し、次にシートが刃４，７間に
挿入されて切断時に達すると、刃４が回転駆動されて矢
印す方向に回転し、刃４は先ずガイド突起８に接触した
後この突起８によって円滑に刃７の刃先に誘導され、刃
７を押圧揺動させながら相互に噛合してシートを切断す
る。シートの切断が完了すると刃４は駆動系により逆回
転されて待機状態に戻り、かっ刃４によって押圧されて
移動していた刃７も初期の位置に戻り待機する。

特に本発明に於いてはガイド突起８に面取りが施されて
いる為に、駆動刃４が回転駆動されると、刃４はガイド
突起８の面取り部８ｇに当接され、この面取り部８ｇに
よってスムーズに誘導されなから刃７の刃先に接触し、
これによってシートをスムーズに切断することが出来る
。

本発明の如くガイド突起８に面取り部８ｇがもうけられ
ていない場合には、第４図に示す如く刃正確に接触する
ように付勢刃７の待機角度を確実に精度良く調整しなけ
ればならず、この調整が悪い場合には第５図に示す如く
刃４の刃先がガイド突起８の下面８ｅに当たったり、或
いは第６図に示す如く刃４の刃先がガイド突起８に全（
接触せず、ガイド突起８の本来の目的を達成出来なくな
る。

〈実施例〉 上記実施例に於いてはガイド突起８に所定のテーパーを
持った面取り部８ｇを設けたが、この面取り部８ｇは第
７図に示す如くＲ形状に構成することも可能である。又
第８図及び第９図に示す如く面取りを付勢刃７の下部に
も施してガイド突起８の面取り部８ｇを付勢刃７の下部
の面取り部７ｇに連続させて構成することも可能である
。但し付勢刃７の刃先の角度αは第１０図に示す如＜９
０゜≧αの関係を保つ方が有効である。付勢刃７に面取
りを施した場合の方が第１１図（Ａ）、　　（Ｂ）のハ
ンチング部に示す如く、刃先を構成させる為のめること
が出来る。

なおＩｎｎ馳駆動刃び付勢刃の刃先は例えば円筒研磨等
した曲線刃あるいは真っ直ぐな刃であっても良い。

〈発明の効果〉 本発明に係る装置は上述の如く、付勢刃の動きを一定の
範囲迄規制し得るように構成したので、待機位置と無関
係にガイド突起の長さを決定することが出来、従ってこ
の突起を極めて短くすることが出来、これによって付勢
刃の材料費及び製造費を著しくコストダウンすることが
出来、又前述のことから駆動刃の待機位置を制約する必
要をなくし、付勢刃の待機位置を駆動刃の待機位置と無
関係に設定することが出来るので、切断に要する付勢刃
の揺動量を小さくすることが出来、従って切断装置に付
随するシートガイド部材等の設計を容易にし、かつ紙詰
まり等の際に付勢刃を強制的に反回転させるに当たって
この付勢刃の反回転位置を規制することが出来るので、
この付勢刃を付勢しているバネ等の弾性手段の弾性変形
を越える段の破損を未然に防ぐことが出来、更に従来の
如く待機時に駆動刃をガイド突起に常に接触させる必要
がないので、面摩擦がなく、従って駆動刃の初動回転を
スムーズにすると共に小さな力で作動することが出来る
等の多大な効果を有するものである。

更に本発明に於いてはガイド突起に面取り部が設けられ
ているので、従来の如く付勢刃の待機角度を極めて精度
良く調整する必要がなく、従って全体の構成を簡単にし
安価に組み立て構成することが出来、しかもガイド突起
に当接された駆動刃を該突起に連続する付勢刃に極めて
スムーズに誘導することが出来る等の特徴を有するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の実施例を適用した装置の説
明図、第４図乃至第６図は従来のものを使用した場合の
問題点を示す説明図、第７図及び第８図は他側の説明図
、第９図乃至第１１図は本発明の特徴を糸す説明図、第
１２図及び第１３図は従来の装置の説明図である。 ｌは枠、２，５は軸、４，７は刃、８はガイド突起、８
ｇは面取り部、９はビン、１０は規制穴である 特許出願人　　キャノン株式会社 代理人　　弁理士　　中　川　周　金 策１図 第２．　　　　　第３２ 第４図 第５図 ζ 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動回転される駆動刃と弾性手段によって付勢されなが
   ら該駆動刃と噛み合うことが出来る付勢刃との組み合わ
   せよりなるシート切断装置に於いて、前記付勢刃の回転
   角度を任意の範囲に規制し、更に該付勢刃に設けられた
   ガイド突起に面取りを施したことを特徴とした回転式シ
   ート切断装置。