JPS61173729A - 幼植物栽培用散水装置 - Google Patents
幼植物栽培用散水装置Info
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- JPS61173729A JPS61173729A JP60015963A JP1596385A JPS61173729A JP S61173729 A JPS61173729 A JP S61173729A JP 60015963 A JP60015963 A JP 60015963A JP 1596385 A JP1596385 A JP 1596385A JP S61173729 A JPS61173729 A JP S61173729A
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- Japan
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- seedling
- liquid fertilizer
- shelf
- watering
- water
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/20—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
- Y02P60/21—Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は幼植物栽培用散水装置に関し、詳しくは、育苗
棚に載置された複数の育苗箱に順次適量の液肥を散布で
きる散水装置に関する。これは、育苗箱を用いて幼植物
を栽培する分野で利用されるものである。
棚に載置された複数の育苗箱に順次適量の液肥を散布で
きる散水装置に関する。これは、育苗箱を用いて幼植物
を栽培する分野で利用されるものである。
従来、野菜などの植物を種子から育成する場合、畑など
の苗床に直接播種して育苗する方法、平たい育苗箱に土
を入れて育成する方法または小さな育苗鉢に土を入れて
育てる方法、その他種々の栽培方法がある。そのように
して育成された苗は畑に移植され、例えば、ナス、キュ
ウリ、トマト、ピーマン、シュンギク、ゴボウ、大根、
その他の野菜などの成熟植物として収穫されることは周
知のとおりである。
の苗床に直接播種して育苗する方法、平たい育苗箱に土
を入れて育成する方法または小さな育苗鉢に土を入れて
育てる方法、その他種々の栽培方法がある。そのように
して育成された苗は畑に移植され、例えば、ナス、キュ
ウリ、トマト、ピーマン、シュンギク、ゴボウ、大根、
その他の野菜などの成熟植物として収穫されることは周
知のとおりである。
一方、野菜などの種子を発芽させ、成長過程にある幼植
物を食用に供するものとして、例えば、近年特にその風
味が珍重され、著しい需要の増加を示しているかい割れ
大根がある。そのような幼植物を需要の伸びに応じて増
産するには、広い土地や場所が必要となるので、手軽に
増産を図ることは容易でなく自ずと限界がある。
物を食用に供するものとして、例えば、近年特にその風
味が珍重され、著しい需要の増加を示しているかい割れ
大根がある。そのような幼植物を需要の伸びに応じて増
産するには、広い土地や場所が必要となるので、手軽に
増産を図ることは容易でなく自ずと限界がある。
それを解消するため栽培装置の改良がなされ、幼植物の
生産性と商品価値の向上を図ると共に、消費者が利用し
易い量の幼植物群を一単位として栽培する装置が開発さ
れている。そのような装置の一例として、実開昭58−
143557号公報に記載されたかい割れ大根の水耕栽
培装置がある。この装置は、温室内に開閉可能な遮光膜
で覆われた複数の発芽棚が設置され、それの各段に育苗
箱が載せられるようになっている。大根の種子は、中仕
切により区画された育苗箱内のウレタン培地に播かれ、
液肥が適宜散布され、かつ、遮光された発芽棚で適温に
保たれると、5〜6日程度で出荷できるかい割れ大根が
育成される。この装置では、土を用いることなく育成で
きると共に区画内の一束を容器に収納して出荷できるの
で、幼植物の生産性と商品価値を高めることができる。
生産性と商品価値の向上を図ると共に、消費者が利用し
易い量の幼植物群を一単位として栽培する装置が開発さ
れている。そのような装置の一例として、実開昭58−
143557号公報に記載されたかい割れ大根の水耕栽
培装置がある。この装置は、温室内に開閉可能な遮光膜
で覆われた複数の発芽棚が設置され、それの各段に育苗
箱が載せられるようになっている。大根の種子は、中仕
切により区画された育苗箱内のウレタン培地に播かれ、
液肥が適宜散布され、かつ、遮光された発芽棚で適温に
保たれると、5〜6日程度で出荷できるかい割れ大根が
育成される。この装置では、土を用いることなく育成で
きると共に区画内の一束を容器に収納して出荷できるの
で、幼植物の生産性と商品価値を高めることができる。
ところで、この種の装置では、発芽棚の高さや幅および
長さなどに工夫がなされているが、播種作業、育苗箱の
搬送作業、育苗棚での育苗箱への散水作業、出荷単位ご
とのパフキング、さらには荷積みの準備作業や育苗箱の
洗浄作業などにおいて、労働生産性の同上や物流の合理
化に対する配慮が乏しいのが一般的である。
長さなどに工夫がなされているが、播種作業、育苗箱の
搬送作業、育苗棚での育苗箱への散水作業、出荷単位ご
とのパフキング、さらには荷積みの準備作業や育苗箱の
洗浄作業などにおいて、労働生産性の同上や物流の合理
化に対する配慮が乏しいのが一般的である。
育苗棚に載1された育苗箱への散水について見ると以下
の通りである。育苗箱内の幼苗に液肥を散布する場合、
如雨露などを用いた手作業が多い。
の通りである。育苗箱内の幼苗に液肥を散布する場合、
如雨露などを用いた手作業が多い。
しかし、この作業は多大の手間と時間を要するので、昨
今では農業用ノズルを有する散水機を用いて、育苗棚に
載せられた育苗箱に液肥が散布される。この作業におい
ても、作業者はノズルを所定高さに保持して育苗棚に沿
って歩く必要があり、しかも1段の棚に載置されている
育苗箱のみを散布するのでやはり手間と時間が掛り、労
働生産性が低く生産コストが嵩む問題がある。加えて、
異なる成育段階にある幼苗に液肥を散水する場合、散水
量の決定や散布調整が作業者の目視や勘に頼らざるを得
ないので、各育苗箱に均等な量の散水を行なうことが容
易でなく、また、成育背丈が異なったりすると収穫され
た幼植物の商品価値が低下する問題がある。
今では農業用ノズルを有する散水機を用いて、育苗棚に
載せられた育苗箱に液肥が散布される。この作業におい
ても、作業者はノズルを所定高さに保持して育苗棚に沿
って歩く必要があり、しかも1段の棚に載置されている
育苗箱のみを散布するのでやはり手間と時間が掛り、労
働生産性が低く生産コストが嵩む問題がある。加えて、
異なる成育段階にある幼苗に液肥を散水する場合、散水
量の決定や散布調整が作業者の目視や勘に頼らざるを得
ないので、各育苗箱に均等な量の散水を行なうことが容
易でなく、また、成育背丈が異なったりすると収穫され
た幼植物の商品価値が低下する問題がある。
本発明は上述した問題を解決するためになされたもので
、その目的は、異なる成育段階の幼苗に通量の液肥を同
時に散水して不揃の少ない商品価値の高い幼植物を栽培
することができると共に、散水作業に従事する作業者の
労力を軽減し、栽培の労働生産性の向上や生産経費の低
減などに寄与できる幼植物栽培用散水装置を提供するこ
とである。
、その目的は、異なる成育段階の幼苗に通量の液肥を同
時に散水して不揃の少ない商品価値の高い幼植物を栽培
することができると共に、散水作業に従事する作業者の
労力を軽減し、栽培の労働生産性の向上や生産経費の低
減などに寄与できる幼植物栽培用散水装置を提供するこ
とである。
本発明の幼植物栽培用の散水装置の特徴は、第1図(a
)〜(C)に示すように、液肥を流通させる液路33を
形成した支柱31が移動自在な台車30に立設され、開
閉弁36A〜36Hが介在されると共に先端に着脱自在
な散水ノズル37A〜37Hを装着する散水管35A〜
35Hが支柱31の左右方向に張り出され、液路34A
〜34Hに液肥を送給する台車上のホース41Bが接続
されると、液肥を台車30に供給する液肥の供給源43
A〜43Cが棚室3の適所に設置されていることである
。
)〜(C)に示すように、液肥を流通させる液路33を
形成した支柱31が移動自在な台車30に立設され、開
閉弁36A〜36Hが介在されると共に先端に着脱自在
な散水ノズル37A〜37Hを装着する散水管35A〜
35Hが支柱31の左右方向に張り出され、液路34A
〜34Hに液肥を送給する台車上のホース41Bが接続
されると、液肥を台車30に供給する液肥の供給源43
A〜43Cが棚室3の適所に設置されていることである
。
以下、本発明をその実施例に基づいて詳細に説明する。
第2図は幼植物を栽培するための栽培用温室内の配置図
で、必要な各種装置が配置されている。栽培用温室1内
には、その内部を二分するように作業所2と棚室3が設
けられ、本発明の散水装置は棚室3で利用されるように
なっている。
で、必要な各種装置が配置されている。栽培用温室1内
には、その内部を二分するように作業所2と棚室3が設
けられ、本発明の散水装置は棚室3で利用されるように
なっている。
この幼植物栽培装置では、育苗室11で種子から幼苗に
育成し、同一の育苗箱4を用いて棚室3で幼苗から幼植
物に成育するようになっている。そのため、作業所の一
部に育苗箱4を収容する育苗室11A、11Bが設けら
れ、両室の各扉前問には育苗箱4に播種や散水を行なう
ための播種機9や散水機10が配置されている。
育成し、同一の育苗箱4を用いて棚室3で幼苗から幼植
物に成育するようになっている。そのため、作業所の一
部に育苗箱4を収容する育苗室11A、11Bが設けら
れ、両室の各扉前問には育苗箱4に播種や散水を行なう
ための播種機9や散水機10が配置されている。
幼植物を育成する育苗箱4は第3図に示すようなもので
、その本体4Aは手作業に便利な軽い発泡スチロール樹
脂製の矩形の箱体である。その中に仕切板5が挿入され
ると、出荷単位となる一部の幼植物を育成する例えば2
0個の区画5aが形成されるようになっている。その仕
切板5は、例えば薄いスチロール樹脂製のものなどが採
用され、本体4Aの各内壁4bと僅かな隙間を形成する
程度の大きさである。
、その本体4Aは手作業に便利な軽い発泡スチロール樹
脂製の矩形の箱体である。その中に仕切板5が挿入され
ると、出荷単位となる一部の幼植物を育成する例えば2
0個の区画5aが形成されるようになっている。その仕
切板5は、例えば薄いスチロール樹脂製のものなどが採
用され、本体4Aの各内壁4bと僅かな隙間を形成する
程度の大きさである。
散水装置は第1図(a)〜(c)に示す台車30と、第
2図に示す液肥の供給g43A〜43Cから構成される
0台車30の本体30A下面に車輪30aが設けられ、
その上面の後端部に手押し部30bが取付けられている
。この本体30Aの上面の前端部中央位置には支柱31
が立設され、その支柱31の内部に、下方の開口部32
から頂部付近に至るまでの間、液肥を幼苗に供給する1
本の液路33が形成されている。この液路からは8本の
液路34A〜34Hが分岐され、台車30の左右方向に
開口されている。それぞれの液路34A〜34Hの開口
部には、左右方向に張り出された8本の散水管35A〜
−35Hが接続されると共に、その管に開閉弁36A〜
36Hが介在され、散水量の調整ができるようになって
いる。なお、散水管35A〜35Hは2本の補強材31
aにより支持され、本体30Aの上面に固定されている
。
2図に示す液肥の供給g43A〜43Cから構成される
0台車30の本体30A下面に車輪30aが設けられ、
その上面の後端部に手押し部30bが取付けられている
。この本体30Aの上面の前端部中央位置には支柱31
が立設され、その支柱31の内部に、下方の開口部32
から頂部付近に至るまでの間、液肥を幼苗に供給する1
本の液路33が形成されている。この液路からは8本の
液路34A〜34Hが分岐され、台車30の左右方向に
開口されている。それぞれの液路34A〜34Hの開口
部には、左右方向に張り出された8本の散水管35A〜
−35Hが接続されると共に、その管に開閉弁36A〜
36Hが介在され、散水量の調整ができるようになって
いる。なお、散水管35A〜35Hは2本の補強材31
aにより支持され、本体30Aの上面に固定されている
。
散水管35A〜35Hの各先端にはカプラーやねじなど
を介して、着脱自在な散水ノズル37A〜37Hが取付
けられている。これらのノズルは幼苗の成長に応じた散
布ができるように、各散水管ごとに所望のノズルと交換
ができるようになっている。すなわち、幼い時期にはミ
スト状の散水が、ある程度成長した時期の幼苗にはシャ
ワー状の散水が行なわれるからである。したがって、シ
ャワー状態の散水には例えば約5IIIl径の管に約0
゜4+amの穴が約211Ilピフチで開けられたノズ
ルが採用され、ミスト状の散布には例えば工業用ノズル
などが採用される。後者のノズルは噴霧軌跡幅が一定で
かつミスト密度も一定となるものであり、後述するよう
に台車30を一定速度で移動すると、必要量の液肥を育
苗箱40区1iisaに均等に散布することができる。
を介して、着脱自在な散水ノズル37A〜37Hが取付
けられている。これらのノズルは幼苗の成長に応じた散
布ができるように、各散水管ごとに所望のノズルと交換
ができるようになっている。すなわち、幼い時期にはミ
スト状の散水が、ある程度成長した時期の幼苗にはシャ
ワー状の散水が行なわれるからである。したがって、シ
ャワー状態の散水には例えば約5IIIl径の管に約0
゜4+amの穴が約211Ilピフチで開けられたノズ
ルが採用され、ミスト状の散布には例えば工業用ノズル
などが採用される。後者のノズルは噴霧軌跡幅が一定で
かつミスト密度も一定となるものであり、後述するよう
に台車30を一定速度で移動すると、必要量の液肥を育
苗箱40区1iisaに均等に散布することができる。
上述した支柱31における開口部32には、水圧を指示
する圧力計44が取付けられた導入管38が接続され、
カプラーを有するその先端にホース39が接続されてい
る。このホース39の他端には、後述のホースドラム4
0に取付けられたホース41Aを接続するためのカプラ
ー39Aが取付けられている。また、本体30Aの上面
には、ホース41Bを巻き取るホースドラム40が設置
され、そのドラム本体40Aが支持フレーム40aに回
転自在に支持されている。さらに、ホース41Aの先端
には接続用のカプラー42Aが、ホース41Bの先端に
はカプラー42Bが取付けられ、後者は第2図に示す棚
室3の3つの液肥の供給源43A〜43Cに接続できる
ようになっている。なお、液肥タンク24には、図示し
ない液肥移送用のポンプが設けられ、上述の各供給源4
3A〜43Cに液肥が圧送されるようになっている。
する圧力計44が取付けられた導入管38が接続され、
カプラーを有するその先端にホース39が接続されてい
る。このホース39の他端には、後述のホースドラム4
0に取付けられたホース41Aを接続するためのカプラ
ー39Aが取付けられている。また、本体30Aの上面
には、ホース41Bを巻き取るホースドラム40が設置
され、そのドラム本体40Aが支持フレーム40aに回
転自在に支持されている。さらに、ホース41Aの先端
には接続用のカプラー42Aが、ホース41Bの先端に
はカプラー42Bが取付けられ、後者は第2図に示す棚
室3の3つの液肥の供給源43A〜43Cに接続できる
ようになっている。なお、液肥タンク24には、図示し
ない液肥移送用のポンプが設けられ、上述の各供給源4
3A〜43Cに液肥が圧送されるようになっている。
このような構成の散水装置によれば、以下のようにして
成育段階に応じた適量の液肥を、育苗箱4に散布するこ
とができる。
成育段階に応じた適量の液肥を、育苗箱4に散布するこ
とができる。
散水の説明の前に、幼植物栽培要領を育苗箱4の流れに
沿って略述する。かい割れ大根の種子の浸漬に先立ち、
生産計画に基づいて播種後6日目の出荷に見合う種子が
秤量され、水切りが容易にできるを孔布などに入れられ
、例えば3Kg程度に小分けされる。第2vlJに示す
栽培用温室1内の作業所2において、上述の種子は袋と
共に浸漬タンク6の温度25℃の水などに7時間程度浸
され、その間に種子は吸水し脹らんだ状態となる0作業
者は、その袋を吊り下げて水切り籠に納めた後、育苗室
11B内の暗い催芽室7に入れる。15〜20時間30
℃前後に温度調整されたその中で、種子は発芽し易い状
態となる。
沿って略述する。かい割れ大根の種子の浸漬に先立ち、
生産計画に基づいて播種後6日目の出荷に見合う種子が
秤量され、水切りが容易にできるを孔布などに入れられ
、例えば3Kg程度に小分けされる。第2vlJに示す
栽培用温室1内の作業所2において、上述の種子は袋と
共に浸漬タンク6の温度25℃の水などに7時間程度浸
され、その間に種子は吸水し脹らんだ状態となる0作業
者は、その袋を吊り下げて水切り籠に納めた後、育苗室
11B内の暗い催芽室7に入れる。15〜20時間30
℃前後に温度調整されたその中で、種子は発芽し易い状
態となる。
袋より取出された種子は播種機9に入れられる一方、洗
浄後の空の育苗箱4が順次コンベア8に載せられて播種
機9下に搬送される。播種機9を通過する間に、各区画
5a内へ均等な量の種子が重ならないように播かれる。
浄後の空の育苗箱4が順次コンベア8に載せられて播種
機9下に搬送される。播種機9を通過する間に、各区画
5a内へ均等な量の種子が重ならないように播かれる。
育苗箱4は散水機10で散水された後、遮光構造の育苗
室11Aに入れられ、そこで10〜15段程度の積み重
ね状態で20〜24時間置かれ種子は発芽される。スケ
ジュールに基づく翌日の播種と散水の前に、育苗室11
Aの育苗箱4は、コンベア8に載せられ再度散水機10
で散水され、室温25℃の遮光構造の(tの育苗室11
Bに5〜6時間収容される。なお、催芽室7から出され
た種子は、はぼ2日を掛けて育苗室11A、IIBで2
cm程度の幼苗に育成される。
室11Aに入れられ、そこで10〜15段程度の積み重
ね状態で20〜24時間置かれ種子は発芽される。スケ
ジュールに基づく翌日の播種と散水の前に、育苗室11
Aの育苗箱4は、コンベア8に載せられ再度散水機10
で散水され、室温25℃の遮光構造の(tの育苗室11
Bに5〜6時間収容される。なお、催芽室7から出され
た種子は、はぼ2日を掛けて育苗室11A、IIBで2
cm程度の幼苗に育成される。
その幼苗を、かい割れ大根として出荷できるほぼ背丈1
2c■の幼野菜に育成するため、育苗箱4はコンベア1
2Bにより採光された棚室3に運ばれる。その際、育苗
箱4は手押しされるなどしてコンベア12Bから12A
に移され、そこから適当に選ばれた育苗棚13の空棚に
載せられる。出荷前日までそのままの位置が保持され、
幼苗は一応日照状態に置かれると共に、全9〜10回の
液肥散布を受けて光合成を営み上述の幼野菜に成長する
。
2c■の幼野菜に育成するため、育苗箱4はコンベア1
2Bにより採光された棚室3に運ばれる。その際、育苗
箱4は手押しされるなどしてコンベア12Bから12A
に移され、そこから適当に選ばれた育苗棚13の空棚に
載せられる。出荷前日までそのままの位置が保持され、
幼苗は一応日照状態に置かれると共に、全9〜10回の
液肥散布を受けて光合成を営み上述の幼野菜に成長する
。
出荷の1日前から直接陽光に当てられ、双葉が鮮やかな
緑に色付く、そのために出荷の前日の午後までには、そ
れぞれの育苗箱5は一番上の段に移される。そして、6
日目の午前から午後にかけてかい割れ大根は出荷される
。
緑に色付く、そのために出荷の前日の午後までには、そ
れぞれの育苗箱5は一番上の段に移される。そして、6
日目の午前から午後にかけてかい割れ大根は出荷される
。
出荷作業においては、まず、育苗箱4が育苗棚13から
コンベア12Aに移され、出荷用コンベア14上で手押
しされてパフキング作業台15に運ばれる。育苗箱4の
1つの区画5aには、同一背丈のかい割れ大根が多数育
成され、それぞれの根は相互にからみ合うと共に、その
区画の底にも強く引っ付いている。そこで、作業者が育
苗箱4の各区画5aのかい割れ大根を引き抜き、1出荷
率位のかい割れ大根を1個のポリエチレン製パンクに詰
め込む、そのパンクの蓋はシール機16で閉止され、出
荷製品としてパックに仕立て上げられる。パックはシー
ル機16の下流に位置する回転盤17に払い出され、作
業者が例えば50個のパンクをダンボール箱18に詰め
る。その後、シール機19でダンボール箱18の上下の
蓋部が同時にシールされ、1個の出荷用ダンボール箱と
なる。その箱18はコンベア20上に、例えば5 (I
I程度貯留される。ダンボール箱18内の各パック内で
は、収容された成育過程の幼植物の成長が続き、それに
伴う発熱によって温度が上昇するが、それが保冷庫23
に搬入されると、そこで夕方の出荷までの間冷却されて
成長が抑制される。出荷用トラック車の到着後、作業者
がコンベア20を温室出口22に移しトランク車に近づ
けて、順次保冷庫23内のダンボール箱18が荷積みさ
れる。
コンベア12Aに移され、出荷用コンベア14上で手押
しされてパフキング作業台15に運ばれる。育苗箱4の
1つの区画5aには、同一背丈のかい割れ大根が多数育
成され、それぞれの根は相互にからみ合うと共に、その
区画の底にも強く引っ付いている。そこで、作業者が育
苗箱4の各区画5aのかい割れ大根を引き抜き、1出荷
率位のかい割れ大根を1個のポリエチレン製パンクに詰
め込む、そのパンクの蓋はシール機16で閉止され、出
荷製品としてパックに仕立て上げられる。パックはシー
ル機16の下流に位置する回転盤17に払い出され、作
業者が例えば50個のパンクをダンボール箱18に詰め
る。その後、シール機19でダンボール箱18の上下の
蓋部が同時にシールされ、1個の出荷用ダンボール箱と
なる。その箱18はコンベア20上に、例えば5 (I
I程度貯留される。ダンボール箱18内の各パック内で
は、収容された成育過程の幼植物の成長が続き、それに
伴う発熱によって温度が上昇するが、それが保冷庫23
に搬入されると、そこで夕方の出荷までの間冷却されて
成長が抑制される。出荷用トラック車の到着後、作業者
がコンベア20を温室出口22に移しトランク車に近づ
けて、順次保冷庫23内のダンボール箱18が荷積みさ
れる。
次に、棚室3の育苗棚13の各段に載せられた育苗箱4
への散水について述べる。
への散水について述べる。
第2図に示す4段に区分けされた育苗棚13の一番上の
棚には、常に播種から6日目の出荷直前の育苗箱4が載
せられ、午後出荷する分のみに10回目のシャワー状の
散水が行なわれる。下から1〜3¥It目の棚では、栽
培スケジュールの進行に伴って、順次成育段階の異なる
育苗箱4が次々載せられているが、播種から3日目の育
苗箱4にはミスト状の散布が行なわれる。播種から4〜
5日目で育苗箱4の側壁4aの高さ以上の背丈となった
幼苗には、シャワー状の散水が毎日3回行なわれる0作
業者は、育苗棚13B、13Cを散水対象に選ぶと、ス
ケジュールに基づいて両棚にある育苗箱4の成育段階を
確認し、両棚の計8段の散水に適合する散水ノズル37
A〜37Hが選択され、それらが散水管35A〜35H
に接続される。ホース39をホース41Aに接続し、ホ
ース41Bと供給源43Aを接続した後、台車30を移
動する。その際、ホースドラム40はホース41Bに巻
き取られたり繰り出されたりするので、台車30の移動
が阻害されることはない、液肥タンク24の移送ポンプ
が駆動されると、ホース41B。
棚には、常に播種から6日目の出荷直前の育苗箱4が載
せられ、午後出荷する分のみに10回目のシャワー状の
散水が行なわれる。下から1〜3¥It目の棚では、栽
培スケジュールの進行に伴って、順次成育段階の異なる
育苗箱4が次々載せられているが、播種から3日目の育
苗箱4にはミスト状の散布が行なわれる。播種から4〜
5日目で育苗箱4の側壁4aの高さ以上の背丈となった
幼苗には、シャワー状の散水が毎日3回行なわれる0作
業者は、育苗棚13B、13Cを散水対象に選ぶと、ス
ケジュールに基づいて両棚にある育苗箱4の成育段階を
確認し、両棚の計8段の散水に適合する散水ノズル37
A〜37Hが選択され、それらが散水管35A〜35H
に接続される。ホース39をホース41Aに接続し、ホ
ース41Bと供給源43Aを接続した後、台車30を移
動する。その際、ホースドラム40はホース41Bに巻
き取られたり繰り出されたりするので、台車30の移動
が阻害されることはない、液肥タンク24の移送ポンプ
が駆動されると、ホース41B。
41Aおよび導入管38が昇圧するので、作業者は圧力
計44の指示圧を確認した上実績データと照合し、図示
しない開閉弁の開度を調整するなどして所望圧力とする
。それぞれの散水圧が一括して設定された後、所定の散
水量が得られるかのチェックは、開閉弁36A〜36H
を適宜量いた状態で台車30を所定の速度で移動させて
行なう。
計44の指示圧を確認した上実績データと照合し、図示
しない開閉弁の開度を調整するなどして所望圧力とする
。それぞれの散水圧が一括して設定された後、所定の散
水量が得られるかのチェックは、開閉弁36A〜36H
を適宜量いた状態で台車30を所定の速度で移動させて
行なう。
数個の空の育苗箱4に散布された散水量を、メスシリン
ダなどで計測すれば、その適否を知ることができる。
ダなどで計測すれば、その適否を知ることができる。
このように散水作業は緻密な管理の下に行なわれるので
、台車30の移動により均等で適量の散水が正確になさ
れる。なお、第4図(a)、 (b)に示すように、
育苗棚13の4段の各棚には、背中合わせの位置におい
て長手方向に各2条のローブ132が張架されている。
、台車30の移動により均等で適量の散水が正確になさ
れる。なお、第4図(a)、 (b)に示すように、
育苗棚13の4段の各棚には、背中合わせの位置におい
て長手方向に各2条のローブ132が張架されている。
したがって、各育苗箱4はローブ13aでガイドされて
整然と載置され、同−棚における散水量が育苗箱4ごと
に異なることはない、なお、栽培スケジュールなどによ
り、一方の育苗棚の下から2段目の散水が必要でないな
ら、開閉弁36Bを閉止すればよく、その他種々な態様
に応じて適宜開閉弁36を操作することができる。ちな
みに、供給源43Aは育苗棚13A〜13Eや13M〜
13Qの、供給源43Bは育苗棚13F−13Iや13
R〜13Uの、供給源43Cは育苗棚13J〜13Lや
13V〜13Xの散水に利用するために設けられている
が、供給源の数や設置位置は適宜決定すればよい、つい
でながら、育苗箱4を搬送するコンベア12Aは、分離
自在の単位ローラコンベアの組み合わせで構成されてい
るので、連結金具を外すなどして一方のコンベア列をず
らせば、台車30を棚室3内で自由に移動することがで
きる。
整然と載置され、同−棚における散水量が育苗箱4ごと
に異なることはない、なお、栽培スケジュールなどによ
り、一方の育苗棚の下から2段目の散水が必要でないな
ら、開閉弁36Bを閉止すればよく、その他種々な態様
に応じて適宜開閉弁36を操作することができる。ちな
みに、供給源43Aは育苗棚13A〜13Eや13M〜
13Qの、供給源43Bは育苗棚13F−13Iや13
R〜13Uの、供給源43Cは育苗棚13J〜13Lや
13V〜13Xの散水に利用するために設けられている
が、供給源の数や設置位置は適宜決定すればよい、つい
でながら、育苗箱4を搬送するコンベア12Aは、分離
自在の単位ローラコンベアの組み合わせで構成されてい
るので、連結金具を外すなどして一方のコンベア列をず
らせば、台車30を棚室3内で自由に移動することがで
きる。
本発明は以上の実施例の説明から判るように、液肥を流
通させる液路を形成した支柱が台本に立設され、開閉弁
が介在されると共に先端に着脱自在な散水ノズルを装着
する散水管が支柱の左右方向に張り出され、台車上のホ
ースが接続されると液肥を台車に供給する液肥の供給源
が棚室の適所に設置されているので、育苗棚の各棚上で
異なる成育段階にある幼苗に所望量の散水を連続して行
なうことができる。したがって、健やかで背丈の揃った
商品価値の高い幼植物を栽培することができる。その散
水作業においては、各育苗棚に載置された育苗箱を移動
させることなく各段間時に行なうことができるので、散
水に従事する作業者の労力を軽減し、労働生産性の向上
や生産経費の低減および量産体制の確立を図ることがで
きる。
通させる液路を形成した支柱が台本に立設され、開閉弁
が介在されると共に先端に着脱自在な散水ノズルを装着
する散水管が支柱の左右方向に張り出され、台車上のホ
ースが接続されると液肥を台車に供給する液肥の供給源
が棚室の適所に設置されているので、育苗棚の各棚上で
異なる成育段階にある幼苗に所望量の散水を連続して行
なうことができる。したがって、健やかで背丈の揃った
商品価値の高い幼植物を栽培することができる。その散
水作業においては、各育苗棚に載置された育苗箱を移動
させることなく各段間時に行なうことができるので、散
水に従事する作業者の労力を軽減し、労働生産性の向上
や生産経費の低減および量産体制の確立を図ることがで
きる。
第1図(a)は本発明の幼植物の散水装置の正面図、第
1図(b)は同図(a)のn−n線矢視拡大図、jl!
1v!!J(e)は同図(a)のm−m線矢視図、第2
図は幼植物の栽培装置である栽培用温室の平面配置図、
第3i1j!Jは育苗箱の斜視図、第4図(a)は育苗
棚の正面図、第4図(b)は同図(a)のTV−rV線
矢視図である。 4−・・育苗箱、13.13A〜13X−育苗棚、30
・・・台車、31・−支柱、33・−・液路、35A〜
35H・−散水管、36A〜36H−・開閉弁、37A
〜37H・−散水ノズル、41B−ホース、43A、4
3B、43C−−・供給源。 特許出願人 神戸企業株式会社(ほか1名)代理人
弁理士 吉相 謄俊(ほか1名)第4図(cl) 第4図(b)
1図(b)は同図(a)のn−n線矢視拡大図、jl!
1v!!J(e)は同図(a)のm−m線矢視図、第2
図は幼植物の栽培装置である栽培用温室の平面配置図、
第3i1j!Jは育苗箱の斜視図、第4図(a)は育苗
棚の正面図、第4図(b)は同図(a)のTV−rV線
矢視図である。 4−・・育苗箱、13.13A〜13X−育苗棚、30
・・・台車、31・−支柱、33・−・液路、35A〜
35H・−散水管、36A〜36H−・開閉弁、37A
〜37H・−散水ノズル、41B−ホース、43A、4
3B、43C−−・供給源。 特許出願人 神戸企業株式会社(ほか1名)代理人
弁理士 吉相 謄俊(ほか1名)第4図(cl) 第4図(b)
Claims (1)
- (1)育苗棚に載置された多数の育苗箱に、幼植物を育
成するための液肥を散布する散水装置であつて、 液肥を流通させる液路を形成した支柱が移動自在な台車
に立設され、開閉弁が介在されると共に先端に着脱自在
な散水ノズルを装着する散水管が前記支柱の左右方向に
張り出され、前記液路に液肥を送給する台車上のホース
が接続されると、液肥を台車に供給する液肥の供給源が
棚室の適所に設置されていることを特徴とする幼植物栽
培用の散水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60015963A JPS61173729A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 幼植物栽培用散水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60015963A JPS61173729A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 幼植物栽培用散水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61173729A true JPS61173729A (ja) | 1986-08-05 |
Family
ID=11903374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60015963A Pending JPS61173729A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 幼植物栽培用散水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61173729A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010154789A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Tokuju Kogyo Co Ltd | 野菜の水耕栽培システム |
-
1985
- 1985-01-29 JP JP60015963A patent/JPS61173729A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010154789A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Tokuju Kogyo Co Ltd | 野菜の水耕栽培システム |
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