JPS61172205A - 磁気ヘツドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の１ この発明は、磁気記録装置、例えばＶＴＲ磁気ヘッドの
製造方法で、特にコアの接合技術に関するものである。

支釆Δ改紅 従来よりこの種磁気ヘッドとしては、−股にＭｎ−Ｚｎ
フェライトが使用されてきた。しかし最近のように、高
記録密度のメタル磁性材料を用いる媒体に対応させるた
めには、センダスト等の合金コアか採用されようとして
いる。このセンダストコアは、例えば、特開昭５８−１
８９１Ｂ号公報や、雑誌「電子材料Ｊ　１０００年６月
号Ｐ２Ｏ６等にて紹介されており、飽和磁束密度９００
０Ｇａｕｓｓ　１抗磁力２０ｍ０ｅ　、実効透磁率３０
０００ａｔ３００Ｈｚ１　ビッカース硬度５００といっ
た優れた特性を備えている。ところが、センダスト合金
コアは、フェライトのようにガラス溶着による接合か困
難であり、しかもコア製作−に１次に述へる問題かあっ
た。

すなわち、従来のフェライトは、第７図に示すように、
上隅部１の近傍にコイル巻線挿通用窓を形成するため切
欠凹部２を設けたブロック片３の平坦突き合わせ部４と
、上隅部１と対峙する−１−隅部５を有するブロック片
６の平坦突き合わせ部７とを、接着材である低融点ガラ
ス８にて接合・固着させて組付けしている。

ところかセンダスト合金に材質変更を図ると、低融点ガ
ラスでは濡れ性が恕く接着困難となる。

そのため接着材としては、ろう材等のセンダスト合金と
なじみ良好なものを使用している。すなわち、第８図に
示すようにセンダストコアブロック３’、６’を準備し
て、接着材にＡｇろう９を用いて、平坦突き合わせ部４
’、７’を接着させ、上隅部５′の突き合わせ而に磁気
ギャップスペーサとしてＳ　ｉｏ　２膜ＩＯを被着して
、バックギャップｈ及び−気ギヤ、ブｇを形成し、破線
１１て示す閉磁路！を設けると、短い記録波長で動作さ
せる峨気ギャップｇ−：１法か、数千へに設定される。

発−ロか１　しよ−！＋　　＋− ところが、」一連のセノダスト合金磁気ヘッドは磁気キ
ャップｇを形成するに隅部１’、５’が単に突き合わせ
されているたけなので、接合強度か極めて小さく、シた
がってトラック出し加圧を行うと磁気ギヤノブか破損し
易い問題かあった。しかも、磁気キャップｇを保護する
ために、ト、隅部１’、５’　の肉厚がトラック幅に等
しくなるように、四部形成してカードガラスをモールド
しようとすると、より一層磁気ギヤノブ破損を、不都合
にも進行させてしまう弊害があった。

また１−記ギャノプ破ｔｔｉの問題は、原理的には、フ
ェライトコアては、生じない筈であるか、コアブロック
３，６を接合後、微細なトラック出し加工やコアスライ
ス作業等の工程では、必すしも接合強度十分とは訂えす
、やはり問題であった。

この発明は、これらの問題解消を［」的として提案され
たものである。

接若材溜め溝や磁気ギャップスペーサとなる薄膜なとを
加工処理したコアブロックを接合してコア組付体を形成
し、さらに加工して磁気ヘッドコアを造る工程において
、次に述べる工夫を施すものである。すなわち、この発
明の問題解決手段は、コアブロックを突き合わせて接着
後、コア組付体に、突き合わせ部を跨ぐ四部を形成し、
その凹部に接合強化接着材を埋設させるものである。

よってこの発明では、従来通りに突き合わせしたコアブ
ロックの組付体を製作するまでの工程と、接合完了後の
組付体を加工する工程以降は、従来と同様であり、実現
性が十分保証できるものである。

作■− この発明では、コア組付体に埋設される接合強化接着材
が、コアブロック同士を結合する鎚の役−５＝ 割を果たすので、コア組付体を、その後のトラック出し
加工やスライス作業における接合すれや、チッピング等
を阻止することができる。またこの発明では、−担コア
ブロックを突き合わせ接着すると、その状態に保持され
、磁気ギャンプ刈法を正確に設定することも可能である
。

灸【計 第１図は、この発明の第１実施例に関する磁気ヘッドの
コア組付体の正面図である。まずこのコア組付体２０は
、コア材質がＳｊ　８．Ｅｉ、　Ａｌｌ　［ｉ、２．残
部８４．２（各ｗｔ％）のセンダスト合金であり、コア
ブロック２１．２２を各々加工する段階では、従来と同
様である。すなわち、第２図に示すように、コアブロッ
ク２１における巻線係止溝２３、舟形の巻線挿通窓用溝
２４、及びコアブロック２２における巻線係止溝２５、
Ａｇろう等の接着材２６を溜める溜溝２７は、ダイサに
より切削加工されたものである。またコアブロック２１
の巻線挿通窓用溝２４の上縁には、磁気ギャップスペー
サとなる非磁性体膜のＳ＋０２２８が数Ｔ人の厚さに形
成されている。再び第１図で、２９．３０は、コアブロ
ック２１．２２の接合強化を図るガラスであり、以ドに
述へるＬ稈を経て埋め込み形成される。

はじめに、第２図の通りに加工したコアブロック２１．
２２を、第３図に示す通り突き合わせして、Ａｇろう２
６にて接着する（従来通り）。つぎに、そのコア組付体
２０の突き合わせ部３１か露出する磁気ギャップ３２近
傍−１を端３３、及びＦ端３４に、第４図に示すように
、コアブロック２１．２２に跨がり、長手方向に沿った
凹部３５．３Ｇを切削又はエツチングにより形成する。

さらに、四部３５．３１１ｉにガラス２９゜３０となし
み性良好であり、非磁性体のＡ１２０３３７　。

３８を、内面にスパッタリング或いは蒸着によって薄膜
にド地形成して、第５図に示すように、ガラス２９．３
０を埋め込む。

このようにして形成したコア組付体２０は、また従来と
同様に、第１図に一点鎖線３８で示す通り項頭部４０を
曲面研磨し、第５図に細線４１．４＋、・・・にて記す
ようにスライスすると、磁気ヘッドコアか得られる。

」−述したセンダストコア磁気ヘッドの製造方法によれ
ば、ガラス２９．３０かコアブロック２１．２２に跨っ
て（い込んた麩となるので、曲面研磨しながら、磁気ギ
ャップ３２のデプス寸法ｄ設定や、数十μｍ程度のトラ
ック幅＝Ｊ法ｔ（細線４１．４１の間隔）にスライスす
る場合に、コアブロック２１．２２を十分強固に結合で
き、両名の位置すれや、チッピング阻止に貢献するので
ある。またこの方法では、ガラス２９．３０の少な（と
も一つが、コアブロック接合後の、曲面研磨やスライス
時の加熱歪み応力による反りを防止するスペーサともな
り、磁気ギャップ寸法の狂いを生じさせない。

尚、上記第１実施例に対して、第６図に示すにｎ−Ｚｎ
フェライトの磁気ヘッドコアとする第２実施例では、コ
アブロック２１．２２を突き合わせ接着する接着材２６
が、低融点ガラスとなるので、コア組付体２０の下端３
４に、接栃材２６よりもより低い融点のガラス３０′　
を埋め込む必要がある。

光朋！蔓伽【 この発明によれば、磁気ギャップの破損防止やコアのチ
ッピングによる不良を無（すことができるので、製造歩
留り向上が図れることは勿論、磁気ギャップ寸法、デプ
ス寸法、トラック幅寸法等の設定が確実に行え、記録、
再生時の書き込み電流、出力電圧が十分となり極めて良
好な特性が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の第１実施例に関するコア組付体の
正面図、第２図〜第５図は、その製作工程におけるコア
ブロック又はコア組付体の斜視図、第６図は、第２実施
例に関するコア組付体の正面図である。第７図及び第８
図は、従来の磁気ヘッドコアの正面図である。 ２０・・・・・・コア組付体、 ２１、２２・・・・・・コアフロック、２９．３０．３
０’・・・・・・接合強化接着材、３１・・・・・・突
き合わせ部、 ３５、３１１ｉ・・・・・・凹部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定の溝や薄膜等を形成したコアブロックを接合
   してコア組付体を形成し、そのコア組付体を更に加工し
   て所望の磁気ヘッドコアを造る工程において、 コアブロックを突き合わせて接着後、コア組付体に、突
   き合わせ部を跨ぐ凹部を形成し、上記凹部に接合強化接
   着材を埋設させることを特徴とする磁気ヘッドの製造方
   法。
2. （２）上記特許請求の範囲第１項の記載において、コア
   ブロックの材質をセンダスト合金とし、凹部内面に、接
   着材となじみ良好な非磁性体薄膜を、下地形成すること
   を特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
3. （３）上記特許請求の範囲の第１項の記載において、コ
   アブロックの材質をＭｎ−Ｚｎ系フェライトとし、凹部
   に埋設させる強化接着材を、コアブロック突き合わせ接
   着時に用いるガラスよりも低融点ガラスとすることを特
   徴とする磁気ヘッドの製造方法。