JPS61171360A - ワイヤ式ドツトプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明はワイヤ式ドツトプリンタに関し、より詳しくは
プリントワイヤ駆動用部材の支持部に特徴を有するワイ
ヤ式ドツトプリンタに関する。

（従来技術） ワイヤ式ドツトプリンタにおいては、限られたスペース
内に所要数のプリントワイヤを駆動可能昭５８−３５４
７５号公報等に見られるように、内端にプリントワイヤ
を取付けた複数の駆動板を放射状に配設するとともに、
これらの外端を駆動板押えによって上からピボット状に
挟持する構造が採られている。

このため、これまでの装置では、駆動板が外端を支点と
してヘッドの軸方向に揺動する際面方向にも不要な動き
をし、これがプリントワイヤを撓ませるなど印字動作に
悪影響を及ぼすほか、組付は時においては平面状に敷並
べたこれらの駆動板に位置ズレを起こさせることなくこ
れらを押え板によって枢支する作業がきわめて困難であ
るといった問題を有している。

（目的） 本発明はかかる問題に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、プリントワイヤ駆動用部材の正確な動
きを確保すると同時に、これらの組付けが容易なワイヤ
式ドツトプリンタを提供することにある。

（構成） すなわち、本発明はかかる目的を達成するために、リン
グ状に配設されたコイルコアの磁極４二対向して、プリ
ントワイヤ駆動用磁性部材の揺動空間をなす放射状のス
リットと、該駆動用部材の軸を受入る溝を設けた磁性材
よりなる板状部材を配設するとともに、該板状部材の表
裏面に上記溝の部分を覆う部材を添設したワイヤ式ドツ
トプリンタにある。

そこで以下に本発明の詳細を図示した実施側番と基づい
て説明する。

図面はいずれも本発明の一実施例を示したものであって
、図中符号ｌは、先端にワイヤノーズ２を有するフレー
ムで、この内面には、ダボ３に位置決めされた磁性材よ
りなる浅い有底円筒状のコアブロック６が一体的に固設
されてしする。このコアブロック６は、後述する有底円
筒状のヨークｌＯ及び円板状のサイドヨーク１２と協動
して後述する駆動杆１５を吸引するもので、その内面に
は、周面にコイル７を巻回した例え１ｆ１２個のコア８
がリング状に突出形成され、また、外周を画する筒状部
９の端面には、フレーム１の内面に突設した筒状部４に
より位置決めされた磁性材よりなる有底円筒状ヨークｌ
Ｏの筒部端面が当接し、この筒部によって板面とコア８
の頂部との□間に一定のギャップを形成するとともに磁
路の一部を構成するように組付けられている。

１２は、同じくフレーム１の筒状部４により位置決めさ
れて上記ヨーク１０上に積層された磁性材よりなる円板
状のサイドヨークで、このサイドヨーク１２は、駆動杆
１５の揺動支点をなす軸１６の径より若干肉厚の薄い板
材によって形成された上、この面とヨーク１０の板面に
は駆動杆１５が揺動し得る１２木の放射状スリット１１
゜１３が形成され（第２図）、さらに、これら放射状ス
リット１３の外端付近には横方向の溝１４が　　　！十
字状に形成されていて、この横方向溝１４の部分をサイ
ドヨーク１２の表裏面に添設される有底円筒状ヨークｌ
Ｏとリング状板バネ１９の各面によって上下から覆うこ
とにより、この横方向溝１４を駆動杆１５のビン１６保
持部となした上、その上に押え板２０を載置して全体を
一体的に組付けるように構成されている（第２，３図）
。

ところで上記した駆動杆１５は、ピン１６を支点として
揺動することによりその先端に固設したプリントワイヤ
１７を図示しないインクリボンを介して記録紙上に打検
するためのもので、慣性を小さくすべく可及的に薄く形
成されたこの駆動杆１５には、上記したコア８と対向す
る部分の両側面に２枚の強磁性片１８．１８が一体的に
添設され、これらによって十分な磁気的作用面積を確保
すると同時に、積層することによって渦電流損を可及的
に小さくするように構成され、さらに、この駆動杆１５
は、常時フレーム１の筒状部４と駆動杆１５との間に介
装されたバネ２２により非印字位置に付勢された上、ヨ
ーク１０とサイドヨーク１２上に形成された放射状スリ
ッ）１１．１３と、これらのスリット１１．１３の各内
端部分に嵌入するコイルボビン７ａから延びた２本の突
片するように組付けられている。

本願発明に係るプリンタヘッドの基本的構成は以上の説
明によって尽きるが、この実施例においては、さらに押
え板２０の上にダボ２１によって位置決めされるコアブ
ロック６°と、磁路の一部を構成する有底円筒状ヨーク
１０°及び円板状サイドヨーク１２゛と、先端にプリン
トワイヤ１７°を備えた１２個の駆動杆１５°と、樹脂
材よりなる押え板２０°等よりなる上記したと同一構造
をなすプリンタヘッド構成体が積層配設されていて、上
下のプリンタヘッド構成体により駆動される都合２４木
のプリントワイヤ１７．１７゜が、ワイヤノーズ２内に
設けたワイヤガイド２３に案内されてソール面２５より
突出するように構成されている。

なお、図中符号２４．２４°はフレームｌとコアブロッ
ク６及び押え板２０とコアブロック６゜の間に介装され
たプリント回路基板、２６はフレームｌ上のダボ５によ
って位置決め固定されたい２６の下面に懸は渡された緊
締板をそれぞれ示している。

次に、このように構成された装置の組込みとその作動に
ついて説明する。

はじめにフレームｌの上にコアブロック６をダボ３に合
わせて位置決め載置し、その上に有底円筒状ヨーク１０
と円板状のサイドヨーク１２を順次載置する。ついでこ
の上から１２個の駆動杆１５を放射状スリット１１．１
３内に挿入した上、軸１６を、下面がヨーク１０の面で
塞がれたサイドヨーク１２の横方向溝１４内に嵌合する
。

これにより、１２個の駆動杆１５はスリット１３と溝１
４によってサイドヨーク１２上に位置ズレを起こすこと
なく取付けられるから、さらにこれらの上にリング状の
板バネ１９を載置し、その上に押え板２０を載置すれば
、駆動杆１５の軸１６は、横方向溝１４内で上下から有
底円筒状ヨークｌＯと板状バネ１９により挟持固定され
、駆動杆１５はこの固定された軸１６上で正確な揺動運
動が確保される。

ついでこのようにして構成されたプリンタにおいて、印
字指令信号に基づいて選択された１つもしくは複数の駆
動コイル７に電流が印加されると、コア８からサイドヨ
ーク１２と有底円筒状ヨーク１０の内部に入った磁束と
、サイドヨーク１２と有底円筒状ヨーク１０内を流れる
磁束とによって、駆動杆１５は放射状スリット１１．１
３及びコイルボビン７ａから突出した２木の突片７ｂに
案内されて横揺れすることなく図中反時計方向に回動し
、先端に保持したプリントワイヤ１７を図示しないイン
クリボンを介して記録紙上に打検する。

なお、上記した実施例では、駆動杆１５の軸１６を上下
から有底円筒状ヨーク１０と板バネ１９によって挟持固
定するよう構成して横方向溝１４内での軸１６の動きを
抑えるようにしている　　　　！が、サイドヨーク１２
の板厚及び横方向溝１４の巾を正確に寸法管理すること
ができれば、駆動杆１５と軸１６を一体構成となしてこ
の組込みをさらに容易にすることができる。

（効果） 以上述べたように本発明によれば、コイルコアと対向す
る板状部材に駆動部材が揺動し得る放射状のスリットと
、駆動部材の軸支持用溝を設けるとともに、板状部材の
表裏面に添設する部材によって軸支持用溝部分をＩうよ
うにしたので、一方の添細部材上に板状部材を載置した
上、その放射状スリットと軸支持用溝内に駆動部材を位
置決め嵌合し、最後にその上から他方の添設部材を被覆
することにより、多数の駆動部材に位置ズレを起こさせ
ることなくこれらを容易かつ確実に組付けることができ
ると同時に、組付けた駆動部材に正確な揺動運動を行な
わせて、プリントワイヤに確実な印字を行なわせること
ができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す装置の断面図、第２図
は同上装置の要部の分解斜視図、第３図は駆動杆の組付
は部を拡大して示した分解斜視図である。 １・φ・・フレーム　　　６・・・・コアブロック８・
・・・コア　　　　　１０・・・・有底円筒状ヨーク１
１・・・・放射状スリット １２・・・・サイドヨーク １３・・・・放射状スリット １４・・・・横方向溝　　　　１５・・・・駆動杆１７
・・令・プリントワイヤ １９・・・・リング状の板バネ ２０・・・・押え板 風上。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リング状に配設されたコイルコアの磁極に対向して、プ
   リントワイヤ駆動用磁性部材の揺動空間をなす放射状の
   スリットと、該駆動用部材の軸を受入る溝を設けた磁性
   材よりなる板状部材を配設するとともに、該板状部材の
   表裏面に上記溝の部分を覆う部材を添設したことを特徴
   とするワイヤ式ドットプリンタ。