JPS61171198A - セラミツク多層配線基板の製造法 - Google Patents

セラミツク多層配線基板の製造法

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JPS61171198A
JPS61171198A JP60011486A JP1148685A JPS61171198A JP S61171198 A JPS61171198 A JP S61171198A JP 60011486 A JP60011486 A JP 60011486A JP 1148685 A JP1148685 A JP 1148685A JP S61171198 A JPS61171198 A JP S61171198A
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multilayer wiring
ceramic multilayer
wiring board
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melting point
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水野 福三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、混成集積回路等に使用されるセラミック多層
配線基板の製造法に関し、特に耐酸化性導体保護層と厚
膜導体層とを1回の酸化焼成で形成するセラミック多層
配線基板の製造法に関するものである。
(従来の技術) 従来の混成集積回路に用いられる多層配線基板の製造法
としては、例えば第2図に示すように、セラミックグリ
ーンシート11上にW、MO等の高融点金属を主成分と
する高融点金属導体ペースト層および該導体ペースト層
の一部が露出する開口を有する絶縁ペースト層を複数層
重ね合わせ、最上層の絶縁ペーストの開口中に露出導体
ペースト上に貴金属例えばW−Ptよりなる耐酸化性保
護層を形成する導体ペースト層を印刷形成した後還元雰
囲気で焼成して、高融点金属導体層12および耐酸化性
導体保護層13と絶縁層14を形成し、さらに耐酸化性
導体保護層13上に銀等の厚膜導体べ−9スト層を印刷
し、例えば空気中620℃で10分間焼成して厚膜導体
層15を形成して多層配線基板を得ることが、特開昭5
9−75695号公報において開示されている。
また、上述した耐酸化性導体保護層として、貴金属焼結
体の間隙中にガラスを均一に介在させた導電性ガラス層
を設けて多層配線基板を得る製造法も、特願昭58−1
84420号において知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した方法では、厚膜導体層形成時の酸化雰囲気中で
の焼成における高融点金属導体層中への酸素の侵入を、
耐酸化性導体保護層により有効に防止することができる
が、これら耐酸化性導体保護層を形成するために還元雰
囲気における独自の熱処理が必要であった。
すなわち、貴金属より成る耐酸化性導体保護層を形成す
る場合は貴金属より成る導体ペーストを還元雰囲気下で
焼成する必要があると共に、導電性ガラスより成る耐酸
化性導体保護層を形成する場合でも貴金属とガラスとの
混合ペーストを還元雰囲気下で焼成する必要があるため
、耐酸化性保護層W111と厚膜導体層とを形成するの
にそれぞれ還元雰囲気と酸化雰囲気とでの2回の焼成が
必要であり、作業工程が多くなる欠点があった。
本発明の目的は上述した不具合を解消して、耐   J
酸化性導体保護層と厚膜導体層とを1回の焼成で形成す
ることができ、作業工程を減少して作業能率を高めるこ
とができるセラミック多層配線基板の製造法を提供しよ
うとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明のセラミック多層配線基板の製造法は、絶縁層と
高融点金属導体層とを複数層交互に重ね合わせた多層配
線基板の露出導体層上に厚膜素子形成用ペーストを配置
接続して焼成するセラミック多層配線基板の製造法にお
いて、前記露出導体層上に還元剤を含む導電性ペースト
を配置し、さらにその上に厚膜素子形成用導体ペースト
を配置接続して、その後酸化性雰囲気中で焼成すること
を特徴とするものである。
(作 用) 本発明は、耐酸化性導体保護層として還元剤を含有する
導電ペーストを使用すれば、高融点金属導体層を酸化す
ることなく1回の酸化雰囲気中の焼成で耐酸化性導体保
護層と厚膜導体層とを形成することができることを見出
したことによる。
(実施例) 本発明の詳細を第1図を参照して各工程ごとに順次説明
する。
アルミナ、ベリリア等を主成分とするセラミックグリー
ンシートを公知のドクターブレード法により調整し、混
成集積回路基板として必要な寸法に切断したセラミック
グリーンシート1を準備する。
次いで、そのグリーンシート1上にタングステン、モリ
ブデン等の高融点金属、すなわちセラミックグリーンシ
ート1の焼成温度よりも融点が高く、かつ電気抵抗の低
い金属を主成分とする導体ペーストと、該導体ペースト
の一部が露出する開口を有するグリーンシート1と同一
成分を主原料とする絶縁ペーストとをスクリーン中欄に
より交互に印刷し、図に示すように導体ペーストよりな
る高融点金属導体層2と絶縁ペーストよりなる絶縁層3
を形成する。なお、高融点金属導体層2および絶縁11
3の層数は限られたものでなく、用途に応じた層数とす
ればよい。そして、高融点金属導体層2と絶縁層3とを
形成するペーストが印刷    “されたセラミックグ
リーンシート1を還元雰囲気中で焼成する。焼成条件は
セラミックグリーンシ−ト1の成分により定められるが
、1400〜1800℃、5〜180分である。
次いで、開口露出部2aに露出した高融点金属導体層2
上に貴金属とガラスと還元剤とを主成分とする導電性ペ
ースト層4を印刷により形成し、さらにその上に厚膜素
子形成用の厚膜導体ペースト層5を印刷により形成した
後酸化雰囲気中で焼成し、本発明のセラミック多層配線
基板を得る。
なお上記還元剤としては、タングステン酸化物に対して
還元力があり、さらに酸化後ガラスの粘度を上げる効果
の少いものとしてホウ素、ケイ素の化合物が使用できる
がその中ではホウ化マンガンが最も好ましく、その含有
量は導電ペースト全体の3〜10重量%重量%上い。
また、導電性ペーストとしては、貴金属60〜90重畿
%と低融点ガラス20〜40%および還元剤3〜10%
の混合物が好ましい。さらに上記ガラスペーストの成分
としては、焼成温度や導体露出部の材質にもよるが導体
露出部の著しい酸化の前に溶融することが好ましく、ま
た成分としてもpb o。
Zn o、at 20s等のWより酸素の結合力の弱い
金属酸化物が少ない程好ましい。なお、酸化雰囲気中で
の焼成条件は厚膜導体ペーストやそれに接続する素子形
成用ペースト等の種類にもよるが、800〜900℃、
5〜20分が適当である。そしてさらに、抵抗等の受動
素子や電極を厚膜導体層上に接続形成したり、その他回
路部品を半田付けあるいはワイヤボンドし、集積回路を
形成する。
上述した構成をとっているため、厚膜導体ベースト層5
を例えば850℃、酸化雰囲気中で焼成したとしても、
導体露出部の著しい酸化の前にガラスペースト層が溶融
して基板内への酸素の侵入を防止すると共に、還元剤の
作用により導体酸化物を還元して酸化物の導電性を回復
させ、さらに酸化された還元剤がガラスと反応してガラ
スを変質させてガラスの酸素遮断性を向上させ、安定し
たlft”It’ll・             。
実施例 セラミック成分としてアルミナ90重量パーセントの他
シリカ、マグネシア等の添加物とポリビニールブチラー
ル等の有機バインダーを混合し、ドクターブレード法に
より、厚み0.8I−のセラミックグリーンシート1を
作成した。
次に、タングステン粉末からなるメタライズ成分にエチ
ルセルロースを印刷助剤として加えた導体ペーストと、
グリーンシートと同一成分の粉末にエチルセルロースを
印刷助剤として加えた絶縁ペーストを、グリーンシート
上に導体ペーストの1部を露出させて交互に印刷し、高
融点金属導体層2、絶縁層3を形成する積層体を得た。
次いで、その積層体を露点35℃の水素と窒素の混合雰
囲気中で昇温速度300℃/時間で昇温した後、155
0℃、2時間保持して焼結後、降温速度600℃/時間
で冷即し、多層配線基板を得た。
次いで、第1表に示す成分の低融点ガラスと貴金属およ
び還元剤の混合物にエチルセルロースを印刷助剤として
加えた導電性ペーストを、開口露出部2aの高融点金属
導体層2上に重ねて印刷し、さらにその上に厚膜導体ペ
ーストを印刷形成した後、酸化雰囲気中で850℃、1
0分焼成し、本発明のセラミック多層配線基板を得た。
また、還元剤を含まない本発明の範囲外のものを比較例
として準備し、本発明例のものと同様に、シミ等の外観
、導通抵抗を測定し、最終的な判定を行なった。これら
の結果を第1表に示し、表中Oは良品を×は不良品を表
わしている。なお、第2表と第3表には、各試料のガラ
スエとガラス■の成分を示している。
第2表 第3表 第1表から明らかなように、還元剤を含む本発明の範囲
内の試料は高融点金属導体層の酸化による外観上のシミ
や抵抗値の劣化がないため、十分す性能のセラミック多
層配線基板を得ることができた。これに対して還元剤を
含まない比較例では、外観上のシミや抵抗値の劣化が生
じ、十分な性能のセラミック多層配線基板を得ることが
できなかった。
本発明は上述した実施例にのみ限定されるものではな(
、幾多の変形、変更が可能である。例えば上述した実施
例で縛、開口露出部2aの露出導体層2上に直接貴金属
、低融点ガラスおよび還元剤からなる耐酸化性導体保護
層を設けたが、開口露出部2aの露出導体112上にタ
ングステンと白金からなる合金層を設け、その後該めっ
き上に本発明の耐酸化性導体保護層を設けても良い。
(発明の効果) 以上詳細に説明したところから明らかなように、本発明
のセラミック多層配線基板の製造法によれば、従来性な
われていた耐酸化性導体保護層形成のための還元雰囲気
下での焼成が不要となり、耐酸化性導体保護層と厚膜導
体層とを1回の酸化焼成で形成できるため、作業工程を
減少して作業能率を高めることができる。また、露出導
体層が酸化されることを還元剤により防止してさらにガ
ラスをより酸素遮断性の強いものに変質させるため、露
出導体層が酸化されて導電性を失う温度よりも高い温度
で厚膜導体形成用ペーストを焼成でき、多種の厚膜ペー
ストの適用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造法によるセラミック多層配線基板
の一実施例の要部断面図、 第2図は従来のセラミック多層配線基板の要部断面図で
ある。 1・・・セラミックグリーンシート 2・・・高融点金属導体層 3・・・絶縁層     4・・・導電性ペースト層5
・・・厚膜導体ペースト層 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、絶縁層と高融点金属導体層とを複数層交互に重ね合
    わせた多層配線基板の露出導体層上に厚膜素子形成用ペ
    ーストを配置接続して焼成するセラミック多層配線基板
    の製造法において、 前記露出導体層上に還元剤を含む導電性ペ ーストを配置し、さらにその上に厚膜素子形成用導体ペ
    ーストを配置接続して、その後酸化性雰囲気中で焼成す
    ることを特徴とするセラミック多層配線基板の製造法。 2、前記還元剤が、ホウ素、ケイ素の化合物あるいはホ
    ウ化マンガンである特許請求の範囲第1項記載のセラミ
    ック多層配線基板の製造法。 3、前記導電性ペーストが、貴金属、低融点ガラスおよ
    び還元剤の混合物よりなる特許請求の範囲第1項記載の
    セラミック多層配線基板の製造法。 4、前記導電性ペーストの配置に先立つて、前記露出導
    体層上にW−Ptの合金層を形成する特許請求の範囲第
    1項記載のセラミック多層配線基板の製造法。 5、前記低融点ガラスがPb、Zn、Biの酸化物の少
    なくとも1種以上を合計で20モル%以下含有する融点
    が700℃以下のガラスである特許請求の範囲第3項記
    載のセラミック多層配線基板の製造法。
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