JPS61170585A - 電気めつきライン用通電ロ−ルの防食法 - Google Patents

電気めつきライン用通電ロ−ルの防食法

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Publication number
JPS61170585A
JPS61170585A JP60011409A JP1140985A JPS61170585A JP S61170585 A JPS61170585 A JP S61170585A JP 60011409 A JP60011409 A JP 60011409A JP 1140985 A JP1140985 A JP 1140985A JP S61170585 A JPS61170585 A JP S61170585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
current
corrosion
strip
electrically conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60011409A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamasa Suemitsu
末光 敬正
Michio Sato
道夫 佐藤
Kazuji Nakajima
中島 一二
Yutaka Ogawa
裕 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPS61170585A publication Critical patent/JPS61170585A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電気めっきライン用通電ロールの耐食性向上に
関するものである。
(従来の技術) 亜鉛系の電気めっきにおいては、通電ロールがめつき浴
内でめっき液と接触しておシ、これによフロール表面が
みみず状に不均一腐食される。そのため、このみみず状
ロール表面がストリップに転写されめっき外観品質を著
しく低下せしむる。
また、めっき浴によって社腐食電位の差によシ通電ロー
ルのストリップ通過幅内の腐食が通過幅外に比べて著し
く、ストリップ通過幅内と幅外でロール表面に段差を発
生させる。この対策として特開昭57−60044号の
ごとく、耐摩耗ロールを用いる方法が知られているがこ
のロール表面段差が一定値以上に達した場合、段差のあ
る幅よシも幅広いサイズのものを通板した際、ロール表
面段差がストリ、f K転写され、線状の疵となる。こ
の線状の疵はめつき外観を著しく低下させるため、広幅
から順次狭幅に通板するという幅規制通板を行なうこと
が余儀無くされ、生産能力低下の原因になる。
さらに、当然ながら高価な通電ロールが腐食損失するこ
とは、整備コストの観点からも問題がある。
(発明の目的) 本発明は上記のごときロールの腐食および不均一腐食の
問題を有利に解決するためになされたものである。
(問題を解決するための手段) 即ち、本発明は電気めっきラインに使用される通電ロー
ルにアノード電流を印加しつつめっきすることによシ、
通電ロールの防食を行なうことを特徴とするものである
。本発明を第1図によフ説明すると、ストリップ1を水
平に移動し、通電ロール2、バックアップロール3を介
して、めっき液4を接触し、ストリップ1にめっきする
に際し、めっき液4に位置する通電ロール2の近傍に通
電ロールとほぼ同一幅の電極5を配置し、アノード電流
を整流器6を介して通電ロールに印加することによシ、
通電ロール表面に不動態被膜を形成させ、通電ロールの
腐食を有効に抑制するものである。
尚、通電ロールに印加するアノード電流は通電ロール材
質、めっき液種によって、多少異なるが、検討の結果、
0.5〜12 A / d’m2の範囲が最適である。
0.5 A / dm 以下では、不動態被膜形成が不
十分なため防食効果が十分でなく、逆に12 A / 
dm2以上では、通年動態となル、通電ロールをアノー
ド溶解させ、損耗が促進されること及び、余分な電力消
費となることから得策でない@通電ロールにこのような
アノード電流を印加することによシ、通電ロールの腐食
が軽減される理由は以下のメカニズムと推定される@ 通電ロールは第2図のごとくストリップにめっき電流を
流すために使用されるものである。この通電ロール2は
ストリップとの間に接触抵抗Rtが存在し、また、通電
ロール2がストリップ1との接触時、めっき液4に触れ
る念め、ストリップ1と通電ロール2間に接触抵抗以外
にめっき液4を介しての電流導通部(抵抗RW)が形成
される。
この場合の等価回路は第3図のようになる。なお、第2
図においてR,はめりき用陽極(電極)とストリップと
の間の液抵抗であJ)、Rbはス) IJツブ自身の抵
抗である。この回路かられかるように通電ロール2はス
トリッ7″1を陽極とするカソード電流を受けている。
通電ロール2は一般に、ハステロイ、インコネルといっ
たCr5NtあるいはMoを主体とした合金であり、そ
れらは表面に不動態被膜が形成されることによシ高い耐
食性が確保されている。従って、上記のように、通電ロ
ール2がカソード電流を受けた状況下では不動態被膜が
このカソード電流によシ破壊され、腐食されるものと推
定される。もちろん、一定値以上のカソード電流を印加
すれば、安定域に入り、逆に腐食が抑制されるが、その
ような領域にまでカソード電流を印加すると、通電ロー
ル自体がストリップと同じよ゛うにめっきされてしまい
、めっき操業そのものが行なえなくなる不具合が生ずる
以上の理由よシ、通電ロールにアノード電流を印加する
ことによシ1不動態皮膜が安定的に形成され、通電ロー
ルの腐食が軽減されるものと推定される。
(実施例) 次に本発明の実施例を比較例とと4に挙げる。
尚、通電ロールの通電条件は次記のごとくである。
実施例 2)めっき流速: 60 m7分 3)電流密度: 120 A/dm2 4) ラインスピード:90m/分 5)  ス) !J y 7’ fイス: 0.8 ”
”厚X1400”’I[6)通電ロール1本当)の通電
量: 20KA上記の通電条件の下で次記のごとく通電
ロールをアノード防食した。
1)アノード防食電流密度・・・・4 A / dm2
2)a電t:l−ル材質・・・・・・・インコネルこの
ようにして、一定時間めっきした後の通電ロール腐食量
は第4図のととくであシ、通電ロールの腐食がアノード
電流印加によシ1/3〜1/4<1で低下し、通電ロー
ルの寿命が著しく高まる。
なお、第4図は横軸に通電ロールの通電負荷量、たて軸
に通電ロールの絶対損耗量をとったものである。
比較例 上記実施例と同条件で次記のごと〈実施した。
1)アノード防食電流密度・・・・OVdm(通電なし
) 2)通電ロール材質・・・・・インコネルこのようにア
ノード電流を印加しない場合には、第4図のごとく通電
ロールの腐食が著しい。
(発明の効果) 上記のように、めっき用通電ロールにアノード電流を印
加しつつめっきすることによシ、通電ロールの腐食が著
しく低減され、高価な通電ロールの整備コストの低減、
および、広幅から順次狭幅に通板するという幅規制通板
が著しく緩和され、生産能力の向上につながる等の効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明実施態様の概略説明図、第3
図は等価回路図、第4図は本発明の実施例と比較例のロ
ール損耗量を示す説明図表である。 1ニストリツプ、    2:通電ロール、3:・ぐツ
クアップロール、 4:めっき液、     5ニアノ一ド防食用電極、6
:アノード防食用整流器、 7:めっき用整流器、  8:めっき用電極、Ra:め
っき用陽極とストリップとの間の液抵抗、Rb:ストリ
ッグ自身の抵抗、 R1:通電ロールとストリップ間の接触抵抗、Rw:通
電ロールとストリップ間のめっき液を介しての電流導通
部抵抗。 第1図 ム 第2図 第3図 第4図 通電量(X IQ’っ一ロソ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. めっき用通電ロールにアノード電流を印加しつつ、めっ
    きすることを特徴とする電気めっきライン用通電ロール
    の防食法。
JP60011409A 1985-01-24 1985-01-24 電気めつきライン用通電ロ−ルの防食法 Pending JPS61170585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60011409A JPS61170585A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 電気めつきライン用通電ロ−ルの防食法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60011409A JPS61170585A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 電気めつきライン用通電ロ−ルの防食法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61170585A true JPS61170585A (ja) 1986-08-01

Family

ID=11777217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60011409A Pending JPS61170585A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 電気めつきライン用通電ロ−ルの防食法

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