JPS61170181A - サ−マルヘツドの駆動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は各種電子機器の出力装置として用いられるサー
マルプリンタに係り、特に印刷色に濃淡を付与するサー
マルヘッドの駆動方法に関する。

耐熱性基板上に配列された複数個の抵抗発熱体に電流を
印加して、印刷用紙または転写フィルム上に塗布された
色素人カプセルを熔解−１しめ、発色させることによっ
て印刷するサーマルプリンタは、安価で取扱の容易なプ
リンタとして各種の電子機器の出力装置として用いられ
ている。

かかるサーマルプリンタの従来の用途はよとして文字や
記号の印刷であり、印刷する色は単色であってもまた色
の濃度が一様であっても問題はなかった。しかしサーマ
ルプリンタの用途が拡大され文字や記号の他に図形等が
印刷されるようになるに伴い、多色による印刷や色の濃
度に変化のある印刷等ができる、グラフインク機能を具
えたサーマルプリンタの実現に対する要望が強くなって
きている。

〔従来の技術〕

第２図はサーマルプリンタ制御部の回路構成を示す図、
第３図は従来の印刷方法を説明するだめの図である。

第２図においてサーマルプリンタ制御部はサーマルヘッ
ド１とそれを駆動するサーマルヘッド駆動回路２からな
るヘッド系、電動機３と電動機駆動回路４からなる紙送
り系、印刷する情報を一時的に記憶する記憶回路５、サ
ーマルプリンタ全体を制御する制御回路６、上記各回路
に電流を供給する電源回路７、用紙検出センサ８、機能
スイッチ９等によって構成されている。制御回路〔ｊは
クロック信号発生源１０と計数回路１］を具えており、
制御回路６が記憶回路５から情報を詩の取りサーマルヘ
ット駆動回路２に入力するタイミングを制御している。

ラインドツト方式のサーマルプリンタにおいては、印刷
される文字や記号は縦横方向に１１１１かく分割され分
割されたそれぞれの区画を点で表現される。外部から制
御回路６を経由して記１意回路５に入力された情報（よ
、それぞれの区画を表ずｙ↓１ｊに分解されて記憶回路
５に記憶される。制御回路６Ｇオ計数回路１１から入力
される制御信号に基づいて、記憶回路５から横一列に並
んだ旧誼の点（行と称する）を示す情報を読め取り、ザ
ーマルヘソＩ駆動回路２に入力する。

ザーマルヘソｌ”　ｌには一行分の点に相当する数の抵
抗発熱体１２が形成されており、サーマルヘット駆動回
路２に情報が入力されると、それぞれの点に対応する抵
抗発熱体１２に電流が印加され、電流が印加された抵抗
発熱体１２に面している印刷用紙に塗布された色素が発
色する。

従来のサーマルプリンタは十分な濃度で印刷できるエネ
ルギを、予め設定されている■、５間内に発生ずるだけ
の電流を、それぞれの抵抗発熱体１２に印加するように
サーマルヘット駆動回路２を構成しており、第３図に示
す如く制御回路６から一行分の情報（１）、（２）、（
３）・・・・ｉｎ＋が入力される都度−行分の点の印刷
が行われる。

一行分の印刷が完了すると制御回路６から入力される制
御信号によって、電動機駆動回路４を経由して電動機３
に電流が流れ、電動機３によって印刷用紙が一行分Ｐだ
り送られる。

印刷用紙が一行分Ｐだけ送られると制御回路６は計数回
路１１から入力される制御信号に基づいて、記憶回路５
から次の一行分の情報を読め取りサーマルヘット駆動回
路２に入力する。これを繰り返すことによって文字や記
号、或いは図形等が印刷用紙の上に印刷される。

なお印刷用紙の紙送りが間欠送りではなく連続して送ら
れるサーマルプリンタもあるが、サーマルプリンタ制御
部の構成は上記のサーマルプリンタ制御部の構成と同様
である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

サーマルヘット駆動回路は十分な濃度で印刷できるエネ
ルギを所定時間内に発生するだｉＪの電流を、それぞれ
の抵抗発熱体に印加するように構成されているために、
どの点においても印刷された色の濃淡はほぼ一様にな”
るという問題がある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点は抵抗発熱体に面した任意の点の色素を発色
させるための電流を、複数回に分けて該抵抗発熱体に印
加し、該電流を印加する回数に差を設けることによって
、該任意の点におりる印刷色に濃淡を付与する、本発明
になるサーマルヘッドの駆動方法によって解決される。

〔作用〕

抵抗発熱体に面した任意の点の色素を発色させるための
電流を、複数回に分＆Ｊて抵抗発熱体に印加することに
よって、一度の電流印加で発生ずる熱エネルギが小さく
なる。それに伴って一度の印刷で／８解する色素人カプ
セルの数が減少し、印刷された色は当然それに比例して
薄くなる。しかし同じ場所で繰り返し抵抗発熱体に電流
を印加することによって、溶解する色素人カプセルの数
が徐々に増加し印刷された色が濃くなり目標とする色調
になる。したがって抵抗発熱体に電流を印加する回数を
変化させることによって、印刷された色に濃淡を自由に
付与することができる。

〔実施例〕 以下添付図により本発明の実施例について説明する。第
１図は本発明になるザーマルヘノドの駆動方法を説明す
るための図で、第１図（ａ＋は十分な濃度で印刷できる
全熱エネルギを示す図、第１図（ｂ）は分割された主記
熱エネルギを示す図、第１図ｆｃ）は印刷方法を説明す
るための図である。なお企図を通し同し対象物は同一記
号で表している。

第１図Ｆａｌに示す如く十分な濃度で印刷できる熱エネ
ルギは、抵抗発熱体に印加する電流Ｉと電流■を印加す
る時間Ｔの関数である。したかって第１図（１１）に示
ず如く電流■を印加ずろ■、冒１１１Ｔを分；１；すす
ると、それぞれの電流の印加によって発生ずる熱エネル
ギは分割される。例えば抵抗発熱体に電流Ｉを印加する
時間をＴ　／　ｎに設定し、旧つ同一場所において抵抗
発熱体にｎ回電流を印加ずろことによって、抵抗発熱体
か発生ずる熱エネルギは分割される前の熱エネルギとほ
ぼ同等になる。

１回の電流印加によって抵抗発；フシ体が発生ずる熱エ
ネルギは当然小さく、それによって溶１！ｌ’Ｗする色
素人カプセルは全体の色素人カプセルの一部で発色した
色は淡い。しかし繰り返し抵抗発熱体に電流を印加する
ことによって、溶解する色素人カプセルの数が徐々に増
加し印刷された色が濃くなる。

上記のように電流■を印加する時間をＴ　／　ｎに設定
し、叶つ同一場所において抵抗発熱体にｎ回電流を印加
する方法の他に、電流を印加する時間Ｔを分割しないで
印加する電流Ｉを１／ｎに分割し、同一場所において抵
抗発熱体にｎ回電流を印加したり、或いは印加する電流
と電流を印加する時間の両方を小さくし、同一場所にお
いて抵抗発熱体にｎ回電流を印加したりすることによっ
て上記の効果を得ることもできる。

かかるサーマルプリンタにおいて例えば第１図（Ｃ）に
示す如く、各点における印刷の有無を指示する情報と共
に、印刷する回数を指示する情報を記憶回路に記憶させ
ておき、制御回路が記憶回路から読み出した情報（１）
、（２）、（３）・・・・（ｎｌをサーマルヘッド駆動
回路に入力し、これを複数回繰り返し行って１行分の点
が印刷され、１行分の点が印刷されると印刷用紙が紙送
りされるように構成することによって、それぞれの点は
印刷する回数に対応して印刷色の濃度が変化する。即ち
重ねて印刷する回数を変化させることによって、印刷さ
れ、た色に濃淡を自由に付り、することができる。

なお印刷用紙の紙送りが間欠送りではなく連続して送ら
れるサーマルプリンタにおいては、用紙が絶えず移動し
ているために印刷される位置がずれて、上記のように完
全な重ね印刷にはなら式（シ１が位置ずれ量は僅かであ
りほぼ同等のり〕果を得ることができる。

〔発明のリノ果〕

上述の如く本発明によれば印刷色にａ淡を自由に付与で
きるサーマルヘッドの駆動方法を提供することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になるサーマルヘッドの駆動方法を説明
するための図で、 第１図＋８＋は十分な濃度で印刷できる全熱エネルギを
示す図、 第１図（ｂｌは分割された上記熱エネルギを示す図、第
１図＋８＋は印刷方法を説明するための図、第２図はサ
ーマルプリンタの制御部の回路構成を示す図、 第３図は従来の印刷方法を説明するだめの図、である。 ｔｆＥ １苔 ［契

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 耐熱性基板上に配列された複数個の抵抗発熱体に電流を
   印加し、文字または図形の印刷を行うサーマルプリンタ
   において、抵抗発熱体に面した任意の点の色素を発色さ
   せるための電流を、複数回に分けて該抵抗発熱体に印加
   し、該電流を印加する回数に差を設けることによって、
   該任意の点における印刷色に濃淡を付与することを特徴
   とするサーマルヘッドの駆動方法。