JPH11240254A - 絹目調印字方法および絹目調印字用リボン - Google Patents

絹目調印字方法および絹目調印字用リボン

Info

Publication number
JPH11240254A
JPH11240254A JP10042599A JP4259998A JPH11240254A JP H11240254 A JPH11240254 A JP H11240254A JP 10042599 A JP10042599 A JP 10042599A JP 4259998 A JP4259998 A JP 4259998A JP H11240254 A JPH11240254 A JP H11240254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
ink
silk
ink ribbon
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10042599A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Murakami
正和 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP10042599A priority Critical patent/JPH11240254A/ja
Publication of JPH11240254A publication Critical patent/JPH11240254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光沢のあるプリント表面だけなく、光沢があ
る絹目調のプリント表面を得ることが可能な絹目調印字
方式および絹目調印字用リボンを提供する。 【解決手段】 インクリボンは、図に示さないインクリ
ボンフィルム上にイエロー(Y)のインク層、マゼンダ
(M)のインク層、シアン(C)のインク層、OP層お
よびKIN層が順番に形成されている。KIN層は、絹
目柄を形成させるためのコーティング材である。発熱抵
抗体の発生する熱エネルギに対応した量のインクリボン
フィルム上のイエロー(Y)のインク層、マゼンダ
(M)のインク層およびシアン(C)のインク層順にプ
リント用紙へ昇華熱転写される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐光性を保ちなが
ら絹目調のプリントが得られる絹目調印字方式および絹
目調印字用リボンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の昇華熱転写型カラープリンタにお
いては、図8および図9に示すリボンを用いてY(イエ
ロー)、M(マゼンダ)およびC(シアン)の発色層を
順にプリント用紙に階調データに基づく所定のエネルギ
により転写することで印字する。そして、この後にOP
(オーバーコート)層がプリント用紙全面に均一なエネ
ルギにより転写させられる。
【0003】図8は、リボンのY、M、CおよびOPの
各層のフィルム上に設けられた順番を示している。図9
は、OP層の断面形状を示している。ここで、1aはイ
ンクリボンフィルムであり、1bはOP層である。この
OP層の転写により、Y、MおよびCの発色層の転写さ
れたプリント用紙表面に保護膜が形成され、プリント表
面には耐光性が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の印字方法においては、図8および図9に示す形
状のリボンを使用するため、表面に光沢のあるプリント
表面しか得られない欠点がある。
【0005】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、光沢のあるプリント表面だけなく、光沢がある絹
目調のプリント表面を得ることが可能な絹目調印字方式
および絹目調印字用リボンを提供する事にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
昇華熱転写方式における絹目調印字方法において、プリ
ント用紙印字面にイエローのインクを昇華熱転写する第
一の転写工程と、前記プリント用紙印字面にマゼンダの
インクを昇華熱転写する第二の転写工程と、前記プリン
ト用紙印字面にシアンのインクを昇華熱転写する第三の
転写工程と、前記プリント用紙印字面に耐光性を有する
オーバーコート材を昇華熱転写する第四の転写工程と、
前記プリント用紙印字面に絹目状の凹凸を有するコーテ
ィング材を昇華熱転写する第五の転写工程とからなるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、昇華熱転写方式に
おける絹目調印字方法において、プリント用紙印字面に
イエローのインクを昇華熱転写する第一の転写工程と、
前記プリント用紙印字面にマゼンダのインクを昇華熱転
写する第二の転写工程と、前記プリント用紙印字面にシ
アンのインクを昇華熱転写する第三の転写工程と、前記
プリント用紙印字面に絹目状の凹凸および耐光性を有す
るオーバーコート材を昇華熱転写する第四の転写工程と
からなることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、昇華熱転写方式に
おける絹目調印字方法において、プリント用紙印字面に
イエローのインクを昇華熱転写する第一の転写工程と、
前記プリント用紙印字面にマゼンダのインクを昇華熱転
写する第二の転写工程と、前記プリント用紙印字面にシ
アンのインクを昇華熱転写する第三の転写工程と、前記
プリント用紙印字面に耐光性を有するオーバーコート材
を昇華熱転写する第四の転写工程と、前記プリント用紙
印字面に絹目状の凹凸および耐光性を有するオーバーコ
ート材を昇華熱転写する第五の転写工程とからなること
を特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、絹目調印字用リボ
ンにおいて、長尺形状に形成されたインクリボンフィル
ムと、前記インクリボンフィルム上面の所定の位置に形
成されたイエローインクの層と、前記インクリボンフィ
ルム上面の前記イエローインクの層に長尺方向に隣接し
て形成されたマゼンダインクの層と、前記インクリボン
フィルム上面の前記マゼンダインクの層に長尺方向に隣
接して形成されたシアンインクの層と、前記インクリボ
ンフィルム上面の前記シアンインクの層に長尺方向に隣
接して形成された耐光性を有するオーバーコート材の層
と、前記インクリボンフィルム上面の前記オーバーコー
ト材の層に長尺方向に隣接して形成された絹目状の凹凸
を有するコーティング材の層とを具備し、前記インクリ
ボンフィルム上面において前記イエローインクの層、マ
ゼンダインクの層、前記シアンインクの層、前記オーバ
ーコート材の層および前記コーティング材の層が繰り返
して形成されていることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、絹目調印字用リボ
ンにおいて、長尺形状に形成されたインクリボンフィル
ムと、前記インクリボンフィルム上面の所定の位置に形
成されたイエローインクの層と、前記インクリボンフィ
ルム上面の前記イエローインクの層に長尺方向に隣接し
て形成されたマゼンダインクの層と、前記インクリボン
フィルム上面の前記マゼンダインクの層に長尺方向に隣
接して形成されたシアンインクの層と、前記インクリボ
ンフィルム上面の前記シアンインクの層に長尺方向に隣
接して形成された絹目状の凹凸および耐光性を有するコ
ーティング材とを具備し、前記インクリボンフィルム上
面において前記イエローインクの層、マゼンダインクの
層、前記シアンインクの層および前記コーティング材の
層が繰り返して形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、絹目調印字用リボ
ンにおいて、長尺形状に形成されたインクリボンフィル
ムと、前記インクリボンフィルム上面の所定の位置に形
成されたイエローインクの層と、前記インクリボンフィ
ルム上面の前記イエローインクの層に長尺方向に隣接し
て形成されたマゼンダインクの層と、前記インクリボン
フィルム上面の前記マゼンダインクの層に長尺方向に隣
接して形成されたシアンインクの層と、前記インクリボ
ンフィルム上面の前記シアンインクの層に長尺方向に隣
接して形成された耐光性を有するオーバーコート材の層
と、前記インクリボンフィルム上面の前記オーバーコー
ト材の層に長尺方向に隣接して形成された絹目状の凹凸
および耐光性を有するコーティング材とを具備し、前記
インクリボンフィルム上面において前記イエローインク
の層、マゼンダインクの層、前記シアンインクの層、前
記オーバーコート材の層および前記コーティング材の層
が繰り返して形成されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は、プリンタに搭載され
た発熱抵抗体の概念図である。発熱抵抗体R0〜発熱抵
抗体R15は、それぞれ一端がCOM端子に接続され、他
端が各対応する信号端子D0〜信号端子D15へ接続され
ている。この発熱抵抗体一つが一ドットに対応してい
る。
【0013】<第一の実施形態>図2、図3および図4
を参照して、本発明の第一の実施形態について説明す
る。図2は、プリント用紙印字面におけるOP層の昇華
熱転写された状態を示す平面図である。ここで、領域E
Hは熱エネルギ「HEH」により昇華熱転写されてい
る。また、領域ELは熱エネルギ「HEL」で昇華熱転
写されている。ここで、熱エネルギの関係は、「HEH
>HEL」である。従って、領域EHの昇華熱転写され
たOP層は、領域ELの昇華熱転写されたOP層より厚
いものとなる。
【0014】図3は、第一の実施形態によるインクリボ
ンの概念図である。ここで、インクリボンは、図に示さ
ないインクリボンフィルム上にイエロー(Y)のインク
層、マゼンダ(M)のインク層、シアン(C)のインク
層、OP層およびKIN層が順番に形成されている。K
IN層は、絹目柄を形成させるためのコーティング材で
ある。
【0015】図4は、図3のインクリボンにおけるコー
ティング材KIN層の形状を示す図である。図4(a)
は、インクリボンのKIN層の平面図である。図4
(b)は、図4(a)のA−A’の線視断面図を示して
おり、10aはインクリボンフィルムであり、10bは
KIN層である。また、図4(c)は、図4(a)のB
−B’の線視断面図を示しており、10aはインクリボ
ンフィルムであり、10bはKIN層である。図に示さ
ないプリント用紙印字面には、KIN層10bが密着さ
れて昇華熱転写される。
【0016】図4(b)においては、領域10cの領域
のKIN層が薄く形成されており、領域10dのKIN
層が厚く形成されている。図4(c)においては、領域
11cの領域のKIN層が厚く形成されており、領域1
1dのKIN層が薄く形成されている。KIN層10b
のコーティング材は、プリント用紙表面を絹目状とする
機能を有するが、プリント用紙表面に光沢性を持たせ耐
光性を保たせる機能を有さない。
【0017】次に、図2、図3および図4を参照し、第
一の実施形態の動作を説明する。発熱抵抗体R0〜発熱
抵抗体R15(図1)がそれぞれ印字データの階調に基づ
き所定のパルス幅の電圧を与えられ、熱エネルギを発生
して図に示さないプリント用紙に印字を行う。すなわ
ち、発熱抵抗体R0〜発熱抵抗体R15(図1)の発生す
る熱エネルギに対応した量のインクリボンフィルム上の
イエロー(Y)のインク層、マゼンダ(M)のインク層
およびシアン(C)のインク層順にプリント用紙へ昇華
熱転写される。
【0018】そして、OP層は、一定の熱エネルギによ
り均一な厚さでプリント用紙印字面へ昇華熱転写され
る。さらに、KIN層も同様に一定の熱エネルギにより
プリント用紙印字面へ昇華熱転写される。KIN層を昇
華熱転写するときの熱エネルギは、領域10dおよび領
域11cのKIN層の厚い部分のコーティング材が全て
プリント用紙へ転写される大きさとする。
【0019】これにより、プリント用紙印字面に絹目状
のKIN層が転写されたため、プリント用紙の印字面は
絹目状の柄となる。この結果、プリント用紙の印字面に
は、OP層により光沢が得られ、かつKIN層により絹
目状の柄(図2参照)が得られる。
【0020】<第二の実施形態>図2、図4および図5
を参照して、本発明の第二の実施形態について説明す
る。図5は、第二の実施形態によるインクリボンの概念
図である。ここで、インクリボンは、図に示さないイン
クリボンフィルム上にイエロー(Y)のインク層、マゼ
ンダ(M)のインク層、シアン(C)のインク層、OP
層およびOPK層が順番に形成されている。OPK層
は、絹目柄を形成させるためのプリント用紙の印字面を
絹目状の柄とする機能と光沢を持たせ耐光性を保たせる
機能とを有するコーティング材である。
【0021】図4は、図5のインクリボンにおけるコー
ティング材OPK層の形状を示す図である。図4(a)
は、インクリボンのKIN層の平面図である。図4
(b)は、図4(a)のA−A’の線視断面図を示して
おり、10aはインクリボンフィルムであり、10bは
OPK層である。また、図4(c)は、図4(a)のB
−B’の線視断面図を示しており、10aはインクリボ
ンフィルムであり、10bはOPK層である。図に示さ
ないプリント用紙印字面には、OPK層10bが密着さ
れて昇華熱転写される。
【0022】図4(b)においては、領域10cの領域
のOPK層が薄く形成されており、領域10dのOPK
層が厚く形成されている。図4(c)においては、領域
11cの領域のOPK層が厚く形成されており、領域1
1dのOPK層が薄く形成されている。OPK層10b
のコーティング材は、プリント用紙表面を絹目状とする
機能およびプリント用紙表面に光沢を持たせ耐光性を保
たせる機能を有する。
【0023】次に、図2、図4および図5を参照し、第
二の実施形態の動作を説明する。発熱抵抗体R0〜発熱
抵抗体R15(図1)がそれぞれ印字データの階調に基づ
き所定のパルス幅の電圧を与えられ、熱エネルギを発生
して図に示さないプリント用紙に印字を行う。すなわ
ち、発熱抵抗体R0〜発熱抵抗体R15(図1)の発生す
る熱エネルギに対応した量のインクリボンフィルム上の
イエロー(Y)のインク層、マゼンダ(M)のインク層
およびシアン(C)のインク層順にプリント用紙へ昇華
熱転写される。
【0024】そして、OP層は、一定の熱エネルギによ
り均一な厚さでプリント用紙印字面へ昇華熱転写され
る。さらに、OPK層も同様に一定の熱エネルギにより
プリント用紙印字面へ昇華熱転写される。OPK層を昇
華熱転写するときの熱エネルギは、領域10dおよび領
域11cのOPK層の厚い部分のコーティング材が全て
プリント用紙へ転写される大きさとする。
【0025】これにより、プリント用紙印字面に絹目状
のOPK層が転写されたため、プリント用紙の印字面は
絹目状の柄となる。この結果、プリント用紙の印字面に
は、OP層およびOPK層により耐光性が得られ、かつ
OPK層により絹目状の柄(図2参照)が得られる。
【0026】<第三の実施形態>図2、図4および図6
を参照して、本発明の第三の実施形態について説明す
る。図6は、第三の実施形態によるインクリボンの概念
図である。ここで、インクリボンは、図に示さないイン
クリボンフィルム上にイエロー(Y)のインク層、マゼ
ンダ(M)のインク層、シアン(C)のインク層および
OPKIN層が順番に形成されている。OPKIN層
は、絹目柄を形成させるためのプリント用紙の印字面を
絹目状の柄とする機能と光沢を持たせ耐光性を保たせる
機能とを有するコーティング材である。
【0027】図4は、図5のインクリボンにおけるコー
ティング材OPKIN層の形状を示す図である。図4
(a)は、インクリボンのKIN層の平面図である。図
4(b)は、図4(a)のA−A’の線視断面図を示し
ており、10aはインクリボンフィルムであり、10b
はOPKIN層である。また、図4(c)は、図4
(a)のB−B’の線視断面図を示しており、10aは
インクリボンフィルムであり、10bはOPKIN層で
ある。図に示さないプリント用紙印字面には、OPKI
N層10bが密着されて昇華熱転写される。
【0028】図4(b)においては、領域10cの領域
のOPK層が薄く形成されており、領域10dのOPK
IN層が厚く形成されている。図4(c)においては、
領域11cの領域のOPKIN層が厚く形成されてお
り、領域11dのOPKIN層が薄く形成されている。
OPKIN層10bのコーティング材は、プリント用紙
表面を絹目状とする機能およびプリント用紙表面に光沢
を持たせ耐光性を保たせる機能を有する。
【0029】次に、図2、図4および図5を参照し、第
三の実施形態の動作を説明する。発熱抵抗体R0〜発熱
抵抗体R15(図1)がそれぞれ印字データの階調に基づ
き所定のパルス幅の電圧を与えられ、熱エネルギを発生
して図に示さないプリント用紙に印字を行う。すなわ
ち、発熱抵抗体R0〜発熱抵抗体R15(図1)の発生す
る熱エネルギに対応した量のインクリボンフィルム上の
イエロー(Y)のインク層、マゼンダ(M)のインク層
およびシアン(C)のインク層順にプリント用紙へ昇華
熱転写される。
【0030】そして、OPKIN層は、一定の熱エネル
ギによりプリント用紙印字面へ昇華熱転写される。OP
KIN層を昇華熱転写するときの熱エネルギは、領域1
0dおよび領域11cのOPKIN層の厚い部分のコー
ティング材が全てプリント用紙へ転写される大きさとす
る。
【0031】これにより、プリント用紙印字面に絹目状
のOPKIN層が転写されたため、プリント用紙の印字
面は絹目状の柄となる。この結果、プリント用紙の印字
面には、OPKIN層により耐光性が得られ、かつ絹目
状の柄(図2参照)が得られる。
【0032】<第四の実施形態>図1、図2および図7
を参照して本発明の第四の実施形態について説明する。
図7は、本発明の第四の実施形態による各信号端子D0
〜信号端子D15へ供給されるパルスを示すタイミングチ
ャートである。
【0033】印字に使用するインクリボンは、従来の図
8および図9に示す形状のものを使用する。そして、イ
エローのインク層、マゼンダのインク層およびシアンの
インク層の昇華熱転写は、階調に基づき決定される熱エ
ネルギを発熱抵抗体R0〜発熱抵抗体R15に所定の通電
時間および所定の電圧値により発生させることで行われ
る。
【0034】次に、イエローのインク層、マゼンダのイ
ンク層およびシアンのインク層の昇華熱転写の後、光沢
を持たせ耐光性を保たせるためにプリント用紙の印字面
に昇華熱転写されるOP層に与える昇華熱転写エネルギ
が数ドット毎に変化して与えられる。すなわち、図2の
パルスAが発熱抵抗体R0〜発熱抵抗体R3および発熱抵
抗体R8〜発熱抵抗体R11へ与えられ、パルスBが発熱
抵抗体R4〜発熱抵抗体R7および発熱抵抗体R12〜発熱
抵抗体R15へ与えられる。
【0035】パルスAは、時刻t1から時刻t2の時間T
の間電圧「E2」であり、時刻t2から時刻t3の時間T
の間電圧「E1」である。パルスBは、時刻t1から時刻
t2の時間Tの間電圧「E1」であり、時刻t2から時刻
t3の時間Tの間電圧「E2」である。ここで、時間T
は、図2に示す様にプリント用紙が「4ドット」分移動
する時間である。
【0036】このため、領域EHにインクリボンからプ
リント用紙へOP層を昇華熱転写するエネルギは、「E
HE」となり、領域ELにインクリボンからプリント用
紙へOP層を昇華熱転写するエネルギは、「EHL」と
なる。この結果、図1に示す発熱抵抗体によりプリント
用紙へ昇華熱転写された形状は、図2に示す絹目調の耐
光性のある柄となる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、昇華熱転写によるオー
バーコート材またはコーティング材のプリント用紙の印
字面への転写における厚さを絹目状に変化させて行うた
め、プリント用紙の印字面に光沢を持たせ耐光性を保た
せながら、かつ絹目状のプリント柄を得ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に用いられる発熱抵抗体の
概念図である。
【図2】 本発明によりる絹目状の印字面を示す図であ
る。
【図3】 本発明の第一の実施形態によるインクリボン
の構成を示す図である。
【図4】 本発明のインクリボンの構成を示す図であ
る。
【図5】 本発明の第二の実施形態によるインクリボン
の構成を示す図である。
【図6】 本発明の第三の実施形態によるインクリボン
の構成を示す図である。
【図7】 本発明の第四の実施形態に用いられる図1の
発熱抵抗体へ与えられるパルスのタイミングチャートで
ある。
【図8】 従来例によるインクリボンの構成を示すブロ
ック図である。
【図9】 従来例によるインクリボンの断面図である。
【符号の説明】
1a、10a インクリボンフィルム 1b OP層 10b KIN層(OPK層、OPKIN層) 10c、10d 領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇華熱転写方式における絹目調印字方法
    において、 プリント用紙印字面にイエローのインクを昇華熱転写す
    る第一の転写工程と、 前記プリント用紙印字面にマゼンダのインクを昇華熱転
    写する第二の転写工程と、 前記プリント用紙印字面にシアンのインクを昇華熱転写
    する第三の転写工程と、 前記プリント用紙印字面に耐光性を有するオーバーコー
    ト材を昇華熱転写する第四の転写工程と、 前記プリント用紙印字面に絹目状の凹凸を有するコーテ
    ィング材を昇華熱転写する第五の転写工程とからなるこ
    とを特徴とする絹目調印字方法。
  2. 【請求項2】 昇華熱転写方式における絹目調印字方法
    において、 プリント用紙印字面にイエローのインクを昇華熱転写す
    る第一の転写工程と、 前記プリント用紙印字面にマゼンダのインクを昇華熱転
    写する第二の転写工程と、 前記プリント用紙印字面にシアンのインクを昇華熱転写
    する第三の転写工程と、 前記プリント用紙印字面に絹目状の凹凸および耐光性を
    有するオーバーコート材を昇華熱転写する第四の転写工
    程ととからなることを特徴とする絹目調印字方法。
  3. 【請求項3】 昇華熱転写方式における絹目調印字方法
    において、 プリント用紙印字面にイエローのインクを昇華熱転写す
    る第一の転写工程と、 前記プリント用紙印字面にマゼンダのインクを昇華熱転
    写する第二の転写工程と、 前記プリント用紙印字面にシアンのインクを昇華熱転写
    する第三の転写工程と、 前記プリント用紙印字面に耐
    光性を有するオーバーコート材を昇華熱転写する第四の
    転写工程と、 前記プリント用紙印字面に絹目状の凹凸および耐光性を
    有するオーバーコート材を昇華熱転写する第五の転写工
    程ととからなることを特徴とする絹目調印字方法。
  4. 【請求項4】 長尺形状に形成されたインクリボンフィ
    ルムと、 前記インクリボンフィルム上面の所定の位置に形成され
    たイエローインクの層と、 前記インクリボンフィルム上面の前記イエローインクの
    層に長尺方向に隣接して形成されたマゼンダインクの層
    と、 前記インクリボンフィルム上面の前記マゼンダインクの
    層に長尺方向に隣接して形成されたシアンインクの層
    と、 前記インクリボンフィルム上面の前記シアンインクの層
    に長尺方向に隣接して形成されたプリント用紙面に耐光
    性を有するオーバーコート材の層と、 前記インクリボンフィルム上面の前記オーバーコート材
    の層に長尺方向に隣接して形成された絹目状の凹凸を有
    するコーティング材の層とを具備し、 前記インクリボンフィルム上面において前記イエローイ
    ンクの層、マゼンダインクの層、前記シアンインクの
    層、前記オーバーコート材の層および前記コーティング
    材の層が繰り返して形成されていることを特徴とする絹
    目調印字用リボン。
  5. 【請求項5】 長尺形状に形成されたインクリボンフィ
    ルムと、 前記インクリボンフィルム上面の所定の位置に形成され
    たイエローインクの層と、 前記インクリボンフィルム上面の前記イエローインクの
    層に長尺方向に隣接して形成されたマゼンダインクの層
    と、 前記インクリボンフィルム上面の前記マゼンダインクの
    層に長尺方向に隣接して形成されたシアンインクの層
    と、 前記インクリボンフィルム上面の前記シアンインクの層
    に長尺方向に隣接して形成された絹目状の凹凸および耐
    光性を有するコーティング材とを具備し、 前記インクリボンフィルム上面において前記イエローイ
    ンクの層、マゼンダインクの層、前記シアンインクの層
    および前記コーティング材の層が繰り返して形成されて
    いることを特徴とする絹目調印字用リボン。
  6. 【請求項6】 長尺形状に形成されたインクリボンフィ
    ルムと、 前記インクリボンフィルム上面の所定の位置に形成され
    たイエローインクの層と、 前記インクリボンフィルム上面の前記イエローインクの
    層に長尺方向に隣接して形成されたマゼンダインクの層
    と、 前記インクリボンフィルム上面の前記マゼンダインクの
    層に長尺方向に隣接して形成されたシアンインクの層
    と、 前記インクリボンフィルム上面の前記シアンインクの層
    に長尺方向に隣接して形成された耐光性を有するオーバ
    ーコート材の層と、 前記インクリボンフィルム上面の前記オーバーコート材
    の層に長尺方向に隣接して形成された絹目状の凹凸およ
    び耐光性を有するコーティング材とを具備し、 前記インクリボンフィルム上面において前記イエローイ
    ンクの層、マゼンダインクの層、前記シアンインクの
    層、前記オーバーコート材の層および前記コーティング
    材の層が繰り返して形成されていることを特徴とする絹
    目調印字用リボン。
JP10042599A 1998-02-24 1998-02-24 絹目調印字方法および絹目調印字用リボン Pending JPH11240254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10042599A JPH11240254A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 絹目調印字方法および絹目調印字用リボン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10042599A JPH11240254A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 絹目調印字方法および絹目調印字用リボン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11240254A true JPH11240254A (ja) 1999-09-07

Family

ID=12640530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10042599A Pending JPH11240254A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 絹目調印字方法および絹目調印字用リボン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11240254A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272836A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Brother Ind Ltd 印字装置
JP2017196739A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 凸版印刷株式会社 画像形成体、画像形成用媒体及び画像形成体の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272836A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Brother Ind Ltd 印字装置
JP4609154B2 (ja) * 2005-03-30 2011-01-12 ブラザー工業株式会社 印字装置
JP2017196739A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 凸版印刷株式会社 画像形成体、画像形成用媒体及び画像形成体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4492965A (en) Thermal transfer printing method
EP0181981B1 (en) Thermal transfer printing method and thermal head used in method thereof
JPS62179975A (ja) 熱転写記録装置
JPH11240254A (ja) 絹目調印字方法および絹目調印字用リボン
JPH11314445A (ja) 非光沢印字方法および非光沢印字用リボン
JPS59179363A (ja) カラ−熱転写記録方法
JPS61185461A (ja) サ−マルヘツド
JP3619690B2 (ja) サーマル紙の印字方法
JPS6147275A (ja) 熱印字装置の記録方法
JPS6248572A (ja) サ−マルヘツド
JPS638672B2 (ja)
JPS61254358A (ja) サ−マルヘツド
JPH027221B2 (ja)
JPH01234270A (ja) 感熱記録ヘツドの駆動方法
JPH1016274A (ja) 熱転写型印刷装置
JPH02137945A (ja) サーマルヘッド
JPH01216860A (ja) 感熱記録装置
JPS6140167A (ja) 熱転写プリンタ
JPS6076390A (ja) 熱転写用インクフイルム
JPS6015196A (ja) カラ−熱転写記録用インクシ−ト
JP2000000987A (ja) 画像記録方法
JPS61254357A (ja) サ−マルヘツド
JPH0777804B2 (ja) 多階調カラープリント方法
JPS6216189A (ja) 感熱転写材および多色感熱転写記録方法
JPS5857972A (ja) 転写式サ−マルプリンタ−

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080129