JPS61169656A

JPS61169656A - 内燃機関用の燃料噴射ノズル

Info

Publication number: JPS61169656A
Application number: JP1122286A
Authority: JP
Inventors: ベルンハルト・カツインスキー
Original assignee: Robert Bosch GmbH
Current assignee: Robert Bosch GmbH
Priority date: 1985-01-23
Filing date: 1986-01-23
Publication date: 1986-07-31
Also published as: GB8600376D0; DE3502113A1; GB2171455B; GB2171455A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、内燃機関用の燃料噴射ノズルであって、弁座
な備えたノズル体と、このノズル体に移動可能に支承さ
れた針弁と、ノズル体をノズルホルダに締付けるスリー
ブナツトと、防熱リングとを備えており、この防熱リン
グの内側及び外側の環状縁に対して軸方向でずれたその
中央の環状領域が、ノズル体の下流側に配置された、ス
リーブナツトの肩に支持されており、防熱リングの内側
の環状縁が変形してノズル体の燃焼室寄りの端壁に当付
けられており、防熱リングの外側の環状縁が前記部品の
１つに位置決めされている形式のものに関する。

従来の技術この種の燃料噴射ノズル（以下噴射ノズルという）は例
えば西独国特許Ａｌ−３００００６１号明細書、第２図
に開示されている。これによれば防熱リングの外側の環
状縁は変形されていない状態（自由状態）でほぼその内
側の環状縁と同じ軸方向平面内に位置し、かつ組付は状
態では内側の環状縁と同様にノズル体の燃焼室寄りの端
面の環状の平らな領域に接している。

防熱リングの位置決めはスリーブナツト又はこれに固定
されたスリーブによって行なわれる。

スリーブは防熱リングの外側の環状縁を半径方向の遊び
をもって取囲んでいる。部品の組立は次のようにして行
なわれる。すなわち、まずノズル体がノズルホルダに差
しはめられ、次いで防熱リングがノズル体に装着され、
しかる後にスリーブナツトがこれら部品にかぶせられる
。

本発明が解決しようとする問題点この公知噴射ノズルでは、前述の如（、スリーブナツト
が部品にかぶせられるさいに、防熱リングがノズル体か
ら滑落し、又はノズル体に対して少なくとも前述した半
径方向の遊び分だけずれ動いてしまうことがある。

そこで本発明の課題はこの欠点を取除（ことができるよ
うな噴射ノズルを提供することにある。

問題点を解決するための手段前記課題を解決する本発明の構成は、防熱リングの外側
の環状縁が内側の環状縁の平面を越えて高くされており
、かつ、ノズル体の燃焼室寄りの端部が円錐状の壁部分
を備えており、この壁部分に、防熱リングの外側の環状
縁が当付けられていることにある。

本発明の特に有利な実施態様では、防熱リングは、その
自由状態ではノズル体に緩着されたさいに外側の環状縁
がノズル体の円錐状の壁部に接触するように形成されて
いる。これによれば、スリーブナツトを引締めて防熱リ
ングを締付けたさいに、防熱リングの外側の環状縁も弾
性変形してノズル体に接触し、スリーブナツトへの熱排
出に役立つと共に、場合によっては付加的なシール機能
も果す。

防熱リングの外側の環状縁の弾性的な拡開は環状縁が同
様に円錐状に形成されていると簡単に行なわれる。

本発明の別の有利な実施態様では、ノズル体に赤熱体が
後置されており、この赤熱体が噴射噴流のための通路を
有しておりかつスリーブナツトの燃焼室寄りの端部に支
持若しくは固定された保持体内に挿入されており、かつ
、防熱リングの中央の環状領域が赤熱体のためのこの保
持体に支持されている。これによれば、赤熱体への電流
供給導体のためのスペースが形成され、このスペースが
防熱リング及び保持体によって燃焼室に対してシールさ
れる。

実施例第１図に示す噴射ノズルはノズル体１０を備え、このノ
ズル体１０には公知形式通り弁座が形成されており、か
つ針弁が移動可能に支承されている。ノズル体１０と針
弁の行程を制限する中間板とがスリーブナツト１２によ
ってノズルホルダに締付けられており、このノズルホル
ダ内には、針弁を弁座に圧着させる閉鎖ばねが配置され
ている。ノズル体１０は燃焼車寄リノ端部に円錐状の壁
部１．４を備えており、この壁部１４は平らな端壁１６
に続いている。

スリーブナツト１２は燃焼室寄りでノズルホルダ１０を
超えて延長されており、かつ端壁１６の下流に内側の支
持肩１８を備えており、この支持肩１８に、赤熱挿入体
２０が当付けられている。赤熱挿入体２０はその中央の
部材としてコイルから成る赤熱体２２を備えており、こ
れは噴射噴流２６のための通路２４を形成している。赤
熱体２２は噴射噴流２６によって濡らされないように、
しかし燃焼室から赤熱体２２の内部へ空気を吸込むイン
ぜフタ効果が生じるように設計される。

赤熱体２２は金属製のスリーブ３０によって囲われてお
り、このスリーブは比較的大きな直径の円筒部３２と比
較的小さな直径の円筒部３生を有している。両日筒部３
２．３４の境目はフランジ部３６として形成されており
、このフランジ部３６はスリーブナツト１２の支持肩１
８に載せられている。円筒部３４はその端部に内向きの
環状のつぽ３８を備えており、このつば３８に赤熱体２
２が位置決めされて支持されてろう接されている。支持
肩１８の下流ではスリーブナツト１２が孔付部分４０を
備えており、この孔付部分４０はスリーブの円筒部３４
を適合して取囲んでいる。この孔付部分４０には環状の
カラー４２が続いており、このカラー４２はスリーブ３
０及び赤熱体２２の燃焼室寄りの端部を保護するように
取囲んでいる。

スリーブ３ｏの大きい円筒部３２内には順次、第１の環
状の絶縁体４４、金属製の接触板４６、第２の環状の絶
縁体４８及び金属製の保持リング５０が挿入されている
。絶縁体４４はフランジ部３６上に載っており、絶縁体
４４、接触板４６、絶縁体４８及び保持リング５０はス
リーブ３ｏによって外側で位置決めされている。赤熱体
２２の上流の端部は接触板４６にろう接されており、接
触板４６は赤熱体２２の位置決めのための内側の繰出部
５２を備えている。

接触板４６はその外縁に接続ラグ５４を備えており、こ
の接続ラグはスリーブ３０の周辺切欠を遊びを以って貫
通して、スリーブナツト１２の横孔５６内に突入してお
り、かつ接続導線の固定に役立てられる。絶縁体４４．
４８は有利にはセラミック材料から成り、接触板４６の
接続ラグ５４は有利には絶縁性の被覆によって囲われて
いる。スリーブ３ｏの小径の円筒部３牛には、周方向に
均一に分配された３つの切欠５７が設けられており、こ
の切欠５７を介して。

吸込まれた空気が、スリーブ３０と赤熱体２２との間に
形成された環状室５８を通り、さらにコイル線輪の間を
通って赤熱体２２の内部に達する。

保持リング５０とノズル体１０との間には金属製の防熱
リング６０が変形して締付けられており、この防熱リン
グ６０はノズル体１０を熱的に保護している。第１図の
右半部には防熱リング６０が緊張状態で示されており、
第１図の左半部には防熱リングの自由状態が示されてい
る。

防熱リング６０は内側の環状縁６２を備えており、この
環状縁は自由状態ではほぼ平面Ｅ内で水平に位置してい
る（第２図参照）。内側の環状縁６２に続いて中間の環
状部６４が設けられており、これは寸法ａだけ内側の環
状縁６２に対して軸方向にずれている。防熱リング６゜
の外側の環状縁は内側の環状縁６２の平面Ｅを越えて上
方へ突出しており、このためその内側の環状縁６８は寸
法すだげ平面Ｅの上方に位置している。環状縁６６は同
様に円錐状に成形されており、その円錐角はノズル体１
０の壁部１養の円錐角に比して小さい。寸法す及び環状
縁６８の直径りは、ノズル体１０に緩着保持された防熱
リング（第１図の左半分参照）の環状縁６８だげがノズ
ル体１０に接触するように、ノズル体１０の外輪郭に合
わせて設計されている。

部品４４．４６．４８．５０は１実施例では互いにかつ
スリーブ３ｏにもろう接又は接着されており、このため
、噴射ノズルの組立前では１つのユニット′とし、て取
扱われる。このユニットはスリーブナツト１２の上流側
からスリーブナツト内に挿入されて、支持肩１８に当付
くまで押入れもれる。次いでスリーブ３０が適当個所で
スリーブナツト１２に接着又はろう接され若しくは溶接
される。噴射ノズルの組立は、ノズルホルダ、中間板及
びノズル体１０が互いに上下に挿入され、防熱リング６
０がノズル体１０に載着され、次いでスリーブナツト１
２が赤熱挿入体２０と一緒にこれらの部品上にかぶされ
てノズルホルダにねじはめられ、そのさい、緊張した防
熱リング６０がノズル体１′○に位置決めされて保持さ
れるように行なわれると効果的である。

別の実施例では１部品！！、４６．４８．５０は互いに
結合されず、まず摩擦力でスリーブ３０内に固定的に保
持される。次いでノズルホルダにスリーブナツト１２を
ねじはめるさいに。

これら部品！！、４６．４８．５０は、緊張した防熱リ
ング６０によってスリーブのフランジ部３６に、かつス
リーブは支持肩１８に圧着され、このため、場合によっ
てはスリーブナツト１２のスリーブ３ｏの固定的な結合
のための付加的な作業を省くことができる。

防熱リング６０の緊張時にその内側の環状縁６２は、ノ
ズル体１０の平らな端壁１６に固定的に密着して、熱の
伝導を可能ならしめる。組付は時に、防熱リング６０は
もはや不慮にノズル体から滑落せず、その正規の組付は
位置が、高く位置する環状縁６６によって公知の防熱リ
ングに比して良好に確保できる。ノズル体に後置された
赤熱体に関連して本発明防熱リングのその他の利点は、
燃焼室に対して十分なシール性を有するスペース６９が
赤熱体の接続ラグのために形成され、このため、場合に
よっては接続ラグの貫通のためにスリーブナツトの壁に
設けられる横孔をもはやガラス溶封等によってシールす
る必要がない。

第３図に示す噴射ノズルは後置の赤熱体を備えていない
。防熱リング６０はこの実施例ではノズ体１０と、適当
に簡単に形成されたスリーブナツト１２′の内向きの環
状のっぽ７０との間に締付けられる。

本発明の効果本発明によれば、防熱リングが自動的にかつじかにノズ
ル体に位置決めされ、組付は時にノズル体から不慮に滑
落せず、かつその正規の組付は位置が従来の防熱リング
に比して良好に確保可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の部分縦断面図。第２図は本発明の１実施例に基づ（防熱リングの自由状
態を示す断面図、第３図は本発明の第２実施例の部分縦
断面図である。１０・・・ノズル体、１２．１２’・・・スリーブナツ
ト、１４・・・壁部、１６・・・端壁、１８・・・支持
肩。２ｏ・・・赤熱挿入体、２２・・・赤熱体、２４・・・
通路。２６°゛°噴射噴流、３ｏ・・・スリーブ、３２．３４
・・・円筒部、３６・・・フランジ部、３８・・・つば
、４０・・・孔付部分、４２・・・カラー、４４・・・
絶縁体、４６・・・接触板、４８・・・絶縁体、５ｏ・
・・保持リング、５２・・・繰出部、５４・・・接続ラ
グ、５６・・・横孔、５７・・・切欠、５８・・・環状
室、６０・・・防熱リング、６２・・・環状縁、６４・
・・環状部、６６．６８・・・環状縁、６９・・・スペ
ース、７ｏ・・・っば１０・・・ノズル体　　　　　６
０・・・防熱リング１２−・スリーブナツト　　６２・
・環状縁１４・壁部分　　　　　　６４・・・環状領域
１６・・端壁　　　　　　　６６・・・環状縁１０・・
・ノズル体１２４・・スリーブナツト１４・・・壁部分１６・・・端壁

Claims

【特許請求の範囲】

１．内燃機関用の燃料噴射ノズルであつて、弁座を備え
たノズル体と、このノズル体に移動可能に支承された針
弁と、ノズル体をノズルホルダに締付けるスリーブナツ
トと、防熱リングとを備えており、この防熱リングの内
側及び外側の環状縁に対して軸方向でずれたその中央の
環状領域が、ノズル体の下流側に配置された、スリーブ
ナツトの肩に支持されており、防熱リングの内側の環状
縁が変形してノズル体の燃焼室寄りの端壁に当付けられ
ており、防熱リングの外側の環状縁が前記部品の１つの
位置決めされている形式のものにおいて、防熱リング（
６０）の外側の環状縁（６６）が内側の環状縁（６２）
の平面を越えて高くされており、かつ、ノズル体（１０
）の燃焼室寄りの端部が円錐状の壁部分（１４）を備え
ており、この壁部分（１４）に、防熱リング（６０）の
外側の環状縁（６６）が当付けられていることを特徴と
する内燃機関用の燃料噴射ノズル。
２．防熱リング（６０）は、その自由状態ではノズル体
に緩着されたさいに外側の環状縁（６６）がノズル体の
円錐状の壁部（１４）に接触するように形成されている
特許請求の範囲第１項記載の燃料噴射ノズル。
３．防熱リング（６０）の外側の環状縁（６６）が円錐
状に形成されている特許請求の範囲第１項又は第２項記
載の燃料噴射ノズル。
４．ノズル体に赤熱体が後置されており、この赤熱体が
噴射噴流のための通路を有しておりかつスリーブナツト
の燃焼室寄りの端部に支持若しくは固定された保持体内
に挿入されており、かつ、防熱リング（６０）の中央の
環状領域（６４）が赤熱体のためのこの保持体（３０，
４４，４６，４８，５０）に支持されている特許請求の
範囲第１項から第３項までのいずれか１項記載の燃料噴
射ノズル。