JPS61169356A - 自動車用ワイパ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用ワイパー装置に関する。

従来の技術 自動車用ワイパー装置には、例えば実開昭５５−１５７
０号公報に示されているように、ワイパーアームの揺動
過程で該ワイパーアームを伸縮作動させて、ワイパーブ
レードによるウィンドガラスの払拭面積を拡大できるよ
うにしたものが知られている。これは、ワイパーアーム
をワイパーピボットｉこ連結したアームシャンクと、該
アームシャンクに進退自在に連結したスライドアームと
で構成する一方、ワイパーピボットと同心的に固定歯車
を配置すると共に、該固定歯車に転勤歯車を噛合させ、
そして、この転勤歯車とスライドアームとをリンクで連
結することにより、ワイパーアームの揺動過程でスライ
ドアームを進退作動させるようｌこしたものである。

発明が解決しようとする問題点 例えばシングルアームタイプのワイパー装置に適用して
転勤歯車をワイパーアームの略１８００の揺動に対して
、固定歯車の歯面上を２回転するように設定した場合、
第５図鎖線Ａ１で示すワイパーアームが伸縮作用しない
一般のワイパー装置による払拭面積に対して、ワイパー
アームの伸縮作用にヨリワイパーブレード（Ｗ−Ｂ）を
ウィンドガラ７０面の上部両側コーナ一部側に押出して
、払拭面積を同図実線ＡＩで示すように大きく拡大する
ことができるものの、ウィンドガラスＧの下側中央部分
に前記Ａ、の払拭面積に対して、斜線Ａ、で示す範囲で
拭き残し部分を生じ、該ウィンドガラスＧの下側中央部
分の視界を狭めてしまう不具合があった。

そこで、本発明はアーム非伸縮タイプのワイパー装置の
払拭面積に対してウィンドガラス下側部に拭き残し部分
が生じることなく払拭面積を拡大することができる自動
車用ワイパー装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 ワイパーピボットに連結したアームサポート部材に対し
てワイパーアームを進退摺動自在に装着する一方、ワイ
パーピボットと同心配置した固定歯車および該固定歯車
に噛合した従動歯車からなる歯車機構と、前記従動歯車
の回転運動をワイパーアームの進退運動に変換するリン
ク機構とからなるワイパーアーム駆動機構を付設した構
造にあって、前記固定歯車を一方向にのみワイパー装置
ふと一体的な回動を許容するワンウェイクラッチを介し
て配設しである。

作用 ワイパーピボットの回転によりワイパーアームがアーム
サポートと一体に揺動すると、ワイパーアームの往動又
は復動過程で従動歯車が固定歯車の歯面上を回動し、こ
の従動歯車の回転運動がリンク機構によりワイパーアー
ムにその進退運動に変換して伝達されて該ワイパーアー
ムが伸縮作動する。次にこのワイパーアームの復動又は
往動過程ではワンウェイクラッチによ゛り固定歯車のワ
イパーアームとの一体的な回動が許容され、ワイパーア
ームは前記往動又は復動終了時の状態のまま揺動する。

実施例 以下１本発明の実施例を図面と共に詳述する。

第１〜３図において、１はアッパーピース２とロアピー
ス３とをボルト４固定した閉断面構造のアームサポート
部材を示し、このアームサポート部材１はアッパーピー
ス２の後端部に形成したボス部２ａをワイパーピボット
７にセレーション嵌合し、ナツト８により着脱自在に組
付けである。

ロアピース３には一対のガイドレール５を例えばボルト
６固定してあり、このガイドレール５にワイパーアーム
ｌＯを係合して、ワイパ−アーム１０ヲアームサポート
部材１に対して進退摺動自在に装着しである。ワイパー
アーム１０は前記ガイドレール５に摺動自在に係合した
メインアーム１１と、ハウジング１外に突出したメイン
アーム１１端のアームヘッド１１　ａに回動自在にピン
１３連結したサブアーム１２とで構成してあり、このチ
プアーム稔の前端部に図外のワイパーブレードを装着し
である。

アームヘッド１１　＆の連結ピン１３よりも下方ｔこオ
フセットした部位と、サブアーム１２の中間部分とに跨
ってスプリング１４を張設してあり、このスプリング１
４によりサブアーム１３を下方に付勢してワイパーブレ
ードを図外のウィンドガラス面に押圧させるようにしで
ある。

１５はアームサポート部材１内に配設したワイパーアー
ム駆動機構で、歯車機構１６とリンク機構１７とで構成
しである。歯車機構１６はワイパーピボット７と同心配
置した固定歯車１６ａと、ロアピース３にボルト器によ
り軸支され、前記固定歯車１６　ａと噛合した従動歯車
１６　ｂとで構成しである。１８は固定歯車１６　ａを
後述するワンウェイクラッチ１９を介して装着したディ
スクで、該ディスク１８はロアピース３にアッパーピー
ス２のボス部２ａと同心的に形成したボス部３ａに回動
自在に係合し、か　　　゛つ、ピボット軸受９にキー加
により回り止め固定されている。リンク機構１７は前記
従動歯車１６　ｂに一体に延設したアーム１７ａと、ア
ーム１７　ａ端とメインアーム１１端部とに跨ってボル
ト２１により回動自在に連結されたリンク１７１）とで
構成して、従動歯車１６　ｂの回転運動をワイパーアー
ム１０にその進退運動として変換して伝達するようにし
である。

ここで、前記固定歯車１６は、ディスク１８のボス部１
８＆トの間にワンウェイクラッチ１９を介して配設して
、該ワンウェイクラッチ１９により一方向、例えばワイ
パーアーム１０の復動方向にのみ該ワイパーアーム１０
との一体的な回動が許容されている。

第４図はこのワンウェイクラッチ１９の一例を示すもの
で、固定歯車１６１Ｌの内周に鋸歯状の係合歯Ｕを形成
し、該係合歯Ｕの谷部にスプリング２５により付勢され
てディスク１８のボス部１８１％外周に弾接するボール
あを配設して構成している。即ち、このワンウェイクラ
ッチ１９はワイパーアーム１０の在勤行程でリンク機構
１７および従動歯車１６１）を介して固定歯車１６ａに
第４図矢印ａ方向の回動力が付与されても、ボールあが
係合歯Ｕの歯先部とディスク１８のボス部１８ａ外周と
の間に挟圧されて固定歯車１６　ａの回動を阻止する。

一方、ワイパーアーム１０の夜勤行程で固定歯車１６　
ａに同図矢印す方向の回動力が付与されると、ボール２
６が係合歯為の歯先部斜面とボス部１８　ａ外周との間
で滑動して固定歯車１６　ａの回動を許容する。ワンウ
ェイクラッチ１９としてはこの実施例のものに限定され
ることはなく、例えば図示は省略したが固定歯車１６　
ａをディスク１８のボス部１８　ａに軸受部材を介して
回転自在に！ｉｌ！着すると共に、該固定歯車１６　ａ
とボス部１８　ａとの間にラチェツト歯とラチェツト爪
とからなる公知のラチェット機構を配設して構成するこ
ともできる。な詔、第１図中２２はシール部材、２７は
車体パネルを示す。

以上の実施例構造によれば、ワイパーピボット７の回転
によりアームサポート部材１がワイパーアームｌＯと一
体に往動すると、歯車機構１６の固定歯車１６　ａはワ
ンウェイクラッチ１９によりディスク１８のボス部１８
１Ｌとの固定状態が保たれているため。

従動歯車１６ｔ１が該固定歯車１６　ａの歯面上を転動
する。との従動歯車１６　ｂの回転運動はリンク機構１
７によってワイパーアームｌＯの進退運動に変換され、
ワイパーアーム１０の往動過程で該ワイパーアーム１０
を伸縮作動する。ワイパーアーム１０の復動過程では固
定歯車１６　ａがワンウェイクラッチ１９によりボス部
１８ａに対してワイパーアーム復動力向の回動が許容さ
れるため、リンク機構１７および従動歯車１６１）を介
して固定歯車１６１Ｌに回動力が付与されることにより
、固定歯車■６ａは従動歯車１６′ｂとの噛合位置を変
えずに回動し、ワイパーアームｌＯを往動終了時の状態
のまま復動される。

この実施例装置のワイパー装置を１例えば第５図に示す
ように単一のワイパーアームｌＯをウィンドガラ１０面
内で略１８００揺動させて払拭させる所絹ジングルアー
五タイプのワイパー装置に適用した場合についてその作
用を説明する。この場合、従動歯車１６　′ｂはワイパ
ーアームｌＯの１８０口揺動に対して、固定歯車１６＆
の歯面上を２回転するものとする。

ワイパーアームｌＯが格納停止位置から往動すると、前
述のように従動歯車１６　ｂが固定歯車１６　ａの歯面
上を回転するため、ワイパーアームｌＯが４５゜揺動す
ると従動歯車１６１）が半回転してアーム１７　ａとリ
ンク１７　ｔ）との連結点が１８００移動し、ワイパー
アーム１０をアームサポート部材１より最大に進出させ
る。ワイパーアームｌＯが更に揺動すると前記連結点の
移動によりワイパーアーム１０が後退し始め、ワイパー
アームｌＯの９０°揺動位置で従動歯車１６　ｂが丁度
１回転し、ワイパーアーム１０は元の最大後退位置に復
する。ワイパーアームｌＯの９０°から１８００の間で
の揺動で再び前述の挙動を繰り返す。

従って、第５図実線で示すようにワイパーブレード（Ｗ
−Ｂ）の移動軌跡はワイパーアーム１０の１８０口の往
動により、ウィンドガラ１０面の上部両側コーナ一部側
に膨みをもつようになり％Ａ、で示す大きな払拭面積が
得られる。

次に、ワイパーアームｌＯの復動過程では前述のように
ワンウェイクラッチ１９により歯車機構１６の固定歯車
１６　＆の回動が許容されるため、ワイパーアーム１０
の復動により固定歯車１６　ａが従動歯車１６ｂとの噛
合位置を保ったまま回動し、ワイパーアーム１０を往動
終了時の最大に後退させたままの状態テ復動させる。従
って、このワイパーアームｌＯの夜勤行程ではワイパー
アームが伸縮作用しない一般のワイパー装置と同様に、
払拭面積は第５図鎖線Ａｔで示すようにワイパーピボッ
ト７を中心とするワイパーブレード（Ｗ−Ｂ）の円運動
軌跡で得られ、この結果、ウィンドガラ１０面の下側中
央部分に斜線Ａ、で示す範囲の拭き残し部分が生じるの
を回避することができる。なお、一対のワイパーユニッ
トを同期作動させる所謂ダブルアームタイプのものでも
前述と同様に払拭面積の拡大を行うことができる。

ここで、本実施例では前述の払拭効果とは別に。

ワイパーアーム１０１および歯車機構１６とリンク機構
１７とからなるワイパーアーム駆動機構１５をワイパー
ピボット７に着脱自在なアームサポート部材に予め組付
けてユニット化しであるため、このアームサポート部材
１をワイパーピボット７に連結するだけの所謂ワンタッ
チで取付作業を行うことができて作業性を一段と向上す
ることができる。

また、このように歯車楢構ｔ６ｔ’Ｊンク機構１７をア
ームサポート部材１に予め組付けであるため、アームサ
ポート部材１のワイパーピボット７への連結時にウィン
ドガラスに対するワイパーアーム１０の進退時期調整を
伴うことがなく、調整作業を省略できることによってよ
り一層取付作業性を向上できると共に、所定の払拭パタ
ーンを得ることができる。

なお、前記実施例ではワイパーアーム１０．ワイパーア
ーム駆動機構１５をアームサポート部材１にサブアッセ
ンブリしてユニット化した最も好ましい例を開示したが
、この他、ワイパーアーム、歯車機構、リンク機構等を
別々にワイパーピボットに組付けるものに適用して前述
と同様の払拭効果を得ることができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、ワイパーアームの往動又
は復動過程でワイパーアームを伸縮作用させ、そして、
咳ワイパーアームの復動又は往動過程ではワイパーアー
ムをその伸縮作用を伴わずに揺動させて、在来のワイパ
ーアーム非伸縮タイプのものと同様に機能させることが
でき、従って、この在来型のワイパー装置による払拭面
積を些かも欠落させることなく払拭面積を拡大すること
ができるという実用上多大な効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は同平
面図、第３図は第１図の１−１線に沿う断面図、第４図
はワンウェイクラッチの一例を示す平面図、第５図はシ
ングルアームタイプのワイパー装置に適用した場合の作
動説明図である。 １・・・アームサポート部材、７・・・ワイパーピボッ
ト、１０・・・ワイパーアーム、１５・・・ワイパーア
ーム駆動機構％１６・・・歯車機構、１６ａ・・・固定
歯車、１６１）・・・従動歯車、　１７・・・リンク機
構、　１９・・・ワンウェイクラッチ。 第３図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ワイパーピボットに連結したアームサポート部材
   に対してワイパーアームを進退摺動自在に装着する一方
   、ワイパーピボットと同心配置した固定歯車および該固
   定歯車に噛合した従動歯車からなる歯車機構と、前記従
   動歯車の回転運動をワイパーアームの進退運動に変換す
   るリンク機構とからなるワイパーアーム駆動機構を付設
   した構造にあって、前記固定歯車を一方向にのみワイパ
   ーアームと一体的な回動を許容するワンウェイクラッチ
   を介して配設したことを特徴とする自動車用ワイパー装
   置。