JPS6116889Y2 - - Google Patents

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JPS6116889Y2
JPS6116889Y2 JP19015680U JP19015680U JPS6116889Y2 JP S6116889 Y2 JPS6116889 Y2 JP S6116889Y2 JP 19015680 U JP19015680 U JP 19015680U JP 19015680 U JP19015680 U JP 19015680U JP S6116889 Y2 JPS6116889 Y2 JP S6116889Y2
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JP
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cylinder
clamping
metal plate
spring
flat metal
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JP19015680U
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は缶胴の形成する金属薄平板の両端縁部
を接着剤で接着して缶胴を得る式、特にインバー
テツド加工法による成形装置に関する。
(従来の技術) 従来の缶胴の製造はまづ金属薄平板の両端縁に
はぜ折り加工を行い、次いで薄平板を成形シリン
ダと左右に揺動する挾圧部材との間に挾んで円筒
状とし、下方からハンマで互に係合するはぜ折り
部を押しつぶした後に半田付して缶胴を得るイン
バーテツド加工法が知られている。
このようにはぜ折りの後半田付して缶胴を得る
ものでは、はぜ折り部がロツクシームにより緊密
に係合するため一定の缶口径を供えたものが容易
に得られる。
しかしながらこのインバーテツド加工法による
ときは金属薄平板を一挙にシリンダに沿つた形状
に挾圧部材によつて挾圧して筒状の缶胴に成形す
るため、またこの挾圧部材はシリンダの中心位置
上部に設けた軸を中心として揺動する構成である
ため挾圧部材の慣性力が大となり主に缶胴成形用
シリンダと挾圧部材との間に金属薄平板を挾持さ
せるときの衝撃力により金属薄平板が振動する。
このため金属薄板の両端縁部にナイロン等の熱
可塑性の接着剤を施しこれを重合接着するのみで
缶胴を得るものでは、この振動により金属薄板の
両端縁部が互に接触し、金属薄板の両端縁部に施
した加熱溶融状態にある接着剤層を傷付けて接着
不良が生じたり、又はその結果缶詰に用いたとき
に接着箇所から金属が溶出するの不都合を生じ
る。
特にこれは生産速度を高め、400缶/分以上の
高速製缶時には前記挾圧部材の慣性が増加しこれ
により挾圧部材がシリンダを強打するときバウン
ドし、シリンダを振動させて前記傾向を増大す
る。
このため現状は、挾圧部材とこれをカム機構に
より駆動されるコンロツドとの間に介在するばね
の弾発力を弱め挾圧力に多少のゆるみを与えこれ
によつて衝撃力を吸収させてこれに対処してい
る。しかしかかる手段を採るとカム機構とコンロ
ツドとの連動が不十分となり挾圧部材の挾持が不
確実となり、これに起因して缶口径の寸法精度が
不安定になると言う不都合を生じる。
この寸法精度は、例えば缶口径202D(52.3
mm)の場合に、通常、要求されるものは52.3±
0.05mmという厳格なものである。
従つて前記の高速製缶にあつては挾圧部材とこ
れを駆動するコンロツドとの間に介在させたばね
の弾発力を弱めることによつては前記問題を生じ
るため、ばねのゆるみ並びに挾圧部材の慣性の増
大による影響を少なくするために、該ばねの弾発
力を強めなければならないと言う相矛盾する要求
を生じ、ばね力の調節のみでは現存する不都合を
解消出来ない。しかし、接着剤層の損傷だけは缶
品質上から絶対に回避しなければならず、現状で
はばね力を多少ゆるめた状態で操業している。こ
のため缶口径の寸法精度の不安定は解消されてい
ない。特に、高速缶時にはこの寸法精度の不安定
は装置の始動から通常運転に移行する間に特に起
り易く、現状では始めの30個乃至40個程度は不良
品として廃棄している。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はかかる不都合を解消し、金属薄平板の
両端縁部に施した接着剤により両端縁部を重合接
着する缶胴成形にインバーテツド加工法により支
障なく成形できる成形装置を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記の目的を達成するために、缶胴成
形用シリンダと該シリンダの中心位置上部に設け
た軸を中心に揺動する該シリンダの外周面に沿つ
た半円弧状の挾圧面を備えた一対の挾圧部材との
間に、両端縁部に接着剤を施した金属薄平板を保
持して前記挾圧部材により挾圧して前記シリンダ
外周面に沿つた形状に金属薄平板を形成すると共
に、その両端縁部を重合接着して毎分400缶以上
の缶胴を成形するものにおいて、前記挾圧部材と
その駆動装置との間を弾発して連結するばねを設
け、該ばねに挾圧部材とシリンダとの衝接を強め
形成される缶胴の寸法精度を規制する弾発力を与
え前記挾圧部材の挾圧面に前記衝接による衝撃を
吸収するシリンダ外周面に沿つた形状のクツシヨ
ン材を設けて成る。
(実施例) 第1図乃至第3図に示すものは、毎分400缶以
上の缶胴を高速度で形成する装置で、缶胴成形用
シリンダ1の中心位置上部に設けた軸5を中心に
揺動する半円弧状の挾圧面を備えた一対のウイン
グ6を前記挾圧部材2とし、その挾圧部材2の内
面にクツシヨン材4を設けたもので、クツシヨン
材4は、第2図に詳細に示すごとく表面のネオプ
レンゴム等の硬質ゴム層4aと裏面のウレタンゴ
ム等の軟質ゴム層4bとの二重構造に形成すれ
ば、耐摩耗性に優れると共にクツシヨン性に優れ
たものが得られて有利であり、該クツシヨン材4
を金属板4c上に設け、該金属板4cをビス(図
示しない)等でウイング6に締付固定するように
すれば、該クツシヨン材4が摩減したとき容易に
交換出来て有利である。
ウイング6は駆動装置の一部を構成するコンロ
ツド7,7並びにベルクランク14を介してカム
15に連結してこれを揺動動作させることでシリ
ンダ1と挾圧部材2との間に金属薄平板aを挾持
成形する動作を行わせる。
8,8はコンロツド7,7とウイング6,6と
の連結部に介在させたばねを示し、該ばね8によ
つて連結部の遊び並びにカム機構14とこれに圧
接するカムロール16との間の間隙を吸収すると
共に高速成形時に特に問題となる挾圧部材2とシ
リンダ1との衝接不十分により生じる寸法精度の
不安定を少くするため弾発力を強める。
シリンダ1はシリンダ主体1aとその側面に重
合したサイドブロツク1b並びにロアースプライ
ンブレツク1cとからなり、これらによつて断面
円胴状に形成し、且つサイドブロツク1bはばね
9でシリンダ主体1a側に弾発させて設けると共
にピン等によつて常時はこれを外方に押出して、
この状態でシリンダ1と挾圧部材2との間に金属
薄平板aを挾持して成形し、次いで缶胴を該シリ
ンダ1から取外すときピン等によるサイドブロツ
ク1bの外方へ押し出しを解いてその取外しを容
易に行わせるようにした。
11はロアースプラインブロツク1cの下面に
対向させたハンマーブレードを示し、該ハンマー
ブレード11並びにロアースプラインブロツク1
cには冷媒用の透孔12を設け、金属薄平板aの
端縁部を重合接着するときの接着剤の冷却固化の
促進を計つた。
かくするときは、挾圧部材2を作動してこれと
シリンダ1との間に金属薄平板aを挾持すると
き、挾圧部材2とコンロツド7,7との間に設け
たばね9が連結部の遊び並びにカム機構14とこ
れに圧接するカムロール16との間の間隙を吸収
すると共に高速成形時に特に問題となる挾圧部材
2とシリンダ1との衝接不十分により生じる寸法
精度の不安定を少くするように弾発力を与えたの
で、成形される缶胴の寸法精度は安定する。他
方、該クツシヨン材4がシリンダ1表面に沿つて
金属薄平板aを抱持しつつ挾持するので前述のシ
リンダ1と挾圧部材2との衝接による衝撃を該ク
ツシヨン材4に吸収させることが出来るため、重
合接着部が振動することなく、従つて接着剤層が
損傷されることなくしかも該クツシヨン材4がシ
リンダ1に金属薄平板aを密着させる働きをする
ため金属薄平板aを確実に両者の間に挾持出来て
始動時から一定の缶口径を供えたものが製造出来
る。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案による
ときは、挾圧部材とその駆動装置との間を弾発し
て連結するばねを設け、該ばねに挾圧部材とシリ
ンダとの衝接を強め形成される缶胴の寸法精度を
規制する弾発力を与えたので、高速製缶時にあつ
ても装置の始動時からの寸法精度の安定した缶胴
が形成でき、反面、挟圧部材とシリンダとの衝接
を強めた結果、挟圧部材が金属薄平板を狭圧し、
衝接するときに生じる振動を、挾圧部材の狭圧面
内面に設けたシリンダ外周面に沿つた形状のクツ
シヨン材によつて吸収するようにしたので、金属
薄平板の両端縁部に施した接着剤が接触して損傷
することなく確実に重合接着して接着缶胴を形成
できる装置を提供するの効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面で第1図は本考案実施の1例の截断側面
図、第2図はその1部の拡大截断面図、第3図は
作動状態を示す截断側面図である。 1……缶胴成形用シリンダ、2……挾圧部材、
3……接着剤、4……クツシヨン材、5……軸、
8……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 缶胴成形用シリンダと該シリンダの中心位置上
    部に設けた軸を中心に揺動する該シリンダの外周
    面に沿つた半円弧状の挟圧面を備えた一対の挟圧
    部材との間に、両端縁部に接着剤を施した金属薄
    平板を保持して前記挟圧部材により挟圧して前記
    シリンダ外周面に沿つた形状に金属薄平板を形成
    すると共に、その両端縁部を重合接着して毎分
    400缶以上の缶胴を成形するものにおいて、前記
    挟圧部材とその駆動装置との間を弾発して連結す
    るばねを設け、該ばねに挟圧部材とシリンダとの
    衝接を強め形成される缶胴の寸法精度を規制する
    弾発力を与え前記挟圧部材の挟圧面に前記衝接に
    よる衝撃を吸収するシリンダ外周面に沿つた形状
    のクツシヨン材を設けて成る缶胴の成形装置。
JP19015680U 1980-12-29 1980-12-29 Expired JPS6116889Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19015680U JPS6116889Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

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JP19015680U JPS6116889Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

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Publication Number Publication Date
JPS57116323U JPS57116323U (ja) 1982-07-19
JPS6116889Y2 true JPS6116889Y2 (ja) 1986-05-24

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