JPS6116844A - 収納箱の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 不発明はビデオテープカセット等の物品を収納するため
の収納箱に関する。

〔従来技術〕

ＶＨ８型、ベータ型などのビデオテープカセットは埃の
侵入を防ぎ、機械的な傷などを回避するため、装脱の容
易な紙或いはプラスチック箱に収容される。

従来のプラスチック箱は収納されたテープカセットやそ
の他の物品のラベル面、意匠の一部などが透視できるよ
うに透明窓部を有する。このような透明窓部な作るには
、プラスチックブランクの窓に相当する部分を打抜き、
そこへ透明プラスチック板を取付けてその周辺でブラン
クと透明プラスチック板とを接着結合する必要があった
。

収納箱は表面に商標や意匠が施されているが、内面側に
は何らの手段も施されない。ビデオテープカセットその
他の物品または内箱の外部は硬質プラスチックで構成さ
れている場合に、これをプラスチック製収納箱に収納す
る際に滑りが大き過ぎ、また収納されたものは脱落し易
い。また、かかる収納箱はカセットの挿入部が開放して
いるために内部壁のかなりの部分が目視できるため意匠
的にも劣る。

〔発明の目的〕

従って、本発明の主要な目的は、素材（ブランク）の打
抜き及び透明プラスチック板の接着という工程を無くし
、安価にビデオテープカセットなどの収納箱を提供する
ことにある。

本発明の付加的な目的は、テープカセット等の挿脱に適
当な抵抗が付与された収納箱を提供することにある。

〔発明の構成〕

本発明のテープカセット収納箱の製造法は透明な１枚の
プラスチックブランクを用意し、透視窓となるべき部分
を含む所定個所を除いて印刷及び／又は凹凸パターンを
形成し、所定の折曲げによって組立てる方法である。本
発明の１つの実施の態様においては、前記ブランクは外
表面にのみ透視窓を含む所定個所以外に印刷が施される
。例えば全面同一着色の下層を印刷してその上に所定の
文字、図形等を印刷する。本発明の他の実施の態様によ
ればブランクの内表面のみに透視窓を含む所定個所を除
いて格子及び／又は梨地パターンを形成しても良い。好
ましくはこれら２つの態様を組合せて外表面に印刷を、
内表面に凹凸パターンを形成しても良い。収納箱の凹凸
パターンは凹状溝の形の格子地及び梨地を窓に相当する
部分を除いて型押しローラを用いて形成され、窓の部分
は透明のままに残され、収納箱の外面には印刷パターン
の他に格子模様、窓枠表示等をエンボス等その他の型押
しＫよって形成しても良い。このような構成のプラスチ
ック製収納箱は、一枚の平板より印刷または型押しによ
り形成されるため製造工程が著しく単純化され、透明窓
によりカセットのテープ残量、録音、録画の記入内容の
確認等ができ、また透明窓の枠をエンボスまたはデボス
により強調して窓の視覚的効果を高めることができる。

さらに内面側の格子または（及び）梨地を形成すればカ
セットその他の物品或いは内箱面に対する程良い摩擦が
得られてカセットの脱落が防止され、しかも摩擦時の擦
り傷がつき雌くなる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の方法の実施例による好ま
しいプラスチック製収納箱を詳しく説明する。

第１図ないし第５図は本発明の第１実施例によるプラス
チック製収納箱の製造工程と構造を示す。

先ず、透明カブラスチック製平板を用意する。このプラ
スチック製平板は厚紙様のやや可撓性のある腰の強い熱
可塑性樹脂、例えばポリエステル、ポリプロピレン、ポ
リカーボネート、ポリ塩化ビニル等の透明または半透明
の平板から製作される。

第１図に示すように、スチーム、ヒータ等により加熱さ
れる金属酸、形ロー／Ｉ／Ｒが用意される。このロール
Ｒはプラスチックブランクに形成すべき透明部に対応す
る位置に鏡面部１、ブランクに形成すべき格子状凹溝に
対応する位置に格子状凸状２、及び格子状凸条２の間に
形成される梨地状凹凸３を有する。そして、これらの部
分はロールＲの軸線方向に１つ以上、好ましくは２つ以
上反復されて同時に１個または２個以上のブランク取り
を可能にしている。第２図に示すように、透明プラスチ
ック製平板Ｐを長尺物として用意し、これを連続送りし
て加熱されたロールＲとこれに対置された鏡面ロール（
図示せず）との間に通してロールＲの表面パターンを透
明プラスチック製平板Ｐの表面に転写し、ロールＲの鏡
面部１に対応する透明部４、ロールＲの格子状凸条２に
対応する格子状凹溝５、及びロールＲの梨地状凹凸部３
に対応する梨地部６より成る型押し表面を形成する。こ
の型押しされた表面は収納箱の内面を形成する。

格子状凹溝５の部分の１例は第６図に拡大断面で示した
ように台形断面の日韓５及びそれらの間の梨地部６から
成り、全体として半透明となっている。溝５及び梨地部
は他の任意の形に設計しうる。

第２図において線１０は打抜くべきブランクの輪郭を示
し、また線１１は透視窓の輪郭を示す。適尚な打抜金型
により輪郭１０に沿って型押し済みの透明プラスチック
製平板Ｐを打抜くと、第３〜４図に示したブランクＢを
得る。第３図はブランクの内面を示し、第４図は外面を
示す。

このブランクＢにはスリット１２を入れ、また第４図に
示す外面側から折曲げのための凹溝１５を点線１６に沿
って熱プレスして入れ、同時に透明部の窓７となる部分
の輪郭を線１１に沿って熱プレスして枠１４を形成し、
これと前後して外面側に所定の化粧面８を印刷する。例
えば格子模様や着色したストライブや商標、記号等（簡
単のため単に斜線で示した）を印刷する。或いは印刷の
一部を省略して格子状のエンボスパターンを有する熱ロ
ール（図示せず）を型押ししても良い。或いは印刷も型
押しもしない部分を部分的に残しても良い。最後に凹溝
１５に沿ってブランクＢを折曲げて第５図に示す収納箱
を組立て、重畳部分を接着して完成品１６とする。

第７図ないし第８図は他の実施例によるブランクを示し
、第９図は完成された収納箱１７を示す。

本例では箱の背部にも窓９が形成されている点で先きの
例とちがい、これに対応して型押しロールも修正されて
いる。

〔発明の効果〕

以上のように構成された収納箱は１枚の透明プラスチッ
クブランクから構成され印刷又は型押により窓形成が行
われるものであるから、製造工程が著しく簡単になる。

また、内面側に格子状凹溝及び梨地な形成することによ
り内表面が凹凸化しているから収納されるカセットに対
して程良い摩擦力が付与され、しかも擦りきすの発生が
防止される。一方、化粧面となる外表面は枠１４を入れ
ることにより透明窓７．８が強調されて美感の面からも
すぐれたものとなる。また、内面側の格子模様及び梨地
はそれ自体意匠性が高い。なお摩擦性の点が満足させら
れる力らば内面は梨地または格子状篩の一方だけで良い
。

第１図は本発明の第１実施例のプラスチック製収納箱の
ブランクを型押しするロールを示す正面図、第２図は第
１実施例の箱を製造するためのプラスチック製平板とそ
の型押しされたパターンを示す平面図、第３図は打抜か
れたブランクの内面図、第４図は同ブランクの外面図、
第５図は第１実施例で製造された収納箱の斜視図、第６
図はブランクの部分拡大断面図、第７図は第２実施例の
ブランクの内弧図、第８図は同外面図、及び第９図は第
２実施例の収納箱の斜視図である。図中主な部分は次の
通りである。

Ｂ　：透明プラスチックブランク ４　：透明部 ５　：格子状凹溝 ６　：梨地 ７．９：窓 ８　：印刷または格子状凹溝面 １４；枠 １５：折線用凹溝

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）透明プラスチックブランクに、透明窓部を含む所
   定部分を除く個所に印刷及び／又は凹凸パターンを形成
   し、箱の形に折曲げて組立てることより成る収納箱の製
   造法。
2. （２）印刷はブランクの外表面に形成される前記第１項
   記載の収納箱の製造法。
3. （３）凹凸パターンはブランクの内表面に形成される前
   記第１項または第２項記載の収納箱の製造法。