JPS6116736A - 手術用顕微鏡

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】本発明は眼科手術等に用いられる手術用顕微鏡。

特に助手用観察光学系を備え、手術時に術者の補助を迅
速に行えるよ２うにした手術用顕微鏡に関する。

一般に手術用顕微鏡を使って手術する際、助手は術者の
側方から観察し補助をする。

このため助手は絶えず術者と同じ患部を立体観察してい
る必要がある。

従来、この種の顕微鏡は助手用観察光学系が術者の観察
方向から大きく外れていたり、立体視できない構造のも
のであった。

この問題点を解消すべく実公昭５５−３９３６４号公報
では、助手が術者とほぼ同じ立体視観察できるようにし
ている。

しかしこの場合、助手は術者とある定められた方向にし
か位置することができず、術者の移動可能範囲が制限、
される。

本発明は上記欠点を除去し、助手が術者に対して任意の
位置で観察できるようにすること、更には、術者の観察
における左右上下方向と一致した方向をもって観察でき
るようにすることを目的とする。

以下、本発明の詳細な説明するに先立ち、従来例を図解
する。

第１図は従来の手術用顕微鏡の光学系を示す図で、患部
Ｅは対物レンズ１．ズームレンズ２゜ビームスプリッタ
−３を通し術者によってアイピース４で観察される。

一方、助手は患部を観察するにあたっては、術者の観察
方向と全く別方向℃から観察する、若しくは術者の左右
眼の観察系の一方りから光束を分離して観察する。

第２図は別の従来例で、Ａは術者用観察光学系、Ａ′は
助手用観察光学系であり、Ａ、Ａが各々対物レンズ１の
光軸方向から見て図のように配置される。

これら第１図、第２図の従来例においては既述した問題
点が生ずる。

第３図は本発明の実施例で、患部Ｅは物体側焦点を被検
部に一致させた対物レンズ１そしてズームレンズ２．ビ
ームスプリッタ−３，アイピース４を通して術者により
観察される。

一方、助手は同じく患部Ｅを対物レンズ１．ズームレン
ズ２′、ミラー５．アイピース４′を通して観察するが
、この助手用の光学系は対物レンズｌの光軸方向から見
て対物レンズ中心に第４図に示す如く術者用の光学系に
対し回転可能となっている。

即ち第４図で対物レンズｌに関して術者用観察光学系は
Ａ、助手用観察光学系はλの配置であり、助手用観察光
学系λは対物レンズの中心Ｏのまわりに左右眼用の一対
が一組となって回転する。

第５図、第６図は、更に助手用観察光学系に像回転の手
段を付加した実施例を示す。

第５図において助手用観察光学系の一対の光路中には各
々ロータリープリズム６が配置され、これを光軸中心に
回転することにより、助手は術者と異なる方向を保って
患部を観察するにも拘らず、術者の観察視野の上下左右
方向と同じ方向で観察が可能である。

更に第４図に示される助手用観察光学系Ｎの対物レンズ
１の中心に対する回転と、第５図に示される助手用観察
光学系Ｘの光軸に対するロータリープリズム６の回転を
同期することにより助手はどんな観察位置をとっても像
が回転することが無く常に術者と同様の患部観察を行う
ことができる。

第６図は像回転手段としてロータリープリズムの替わり
にイメージガイドを用いた実施例を示す。

イメージガイド９はその一端を他端に対し相対的にひね
ることが可能であり、助手の術者に対する位置に応じて
患部の像の回転の修正が可能になっている。

なおイメージガイド９のひねりと第４図に示される助手
用観察光学系Ｎの対物レンズｌの中心に対する回転を同
期させることも可能である。

なお以上の実施例では対物レンズは術者用観察光学系と
助手用観察光学系で共用されているが、対物レンズを各
光学系に各々独立して設けることも可能である。

以上、本発明によれば、助手は術者の位置に制限される
ことなく患部を観察でき、更には術者と同様の方向から
見た像として観察でき、術者の補助に多大な貢献をする
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来例の図、第３図乃至第６図は本発明の実施例の図、図中１は対物
レンズ、２はズームレンズ、３はビームスプリッタ−１
４はアイピース、５はミラー、６はロータリープリズム
、９はイメージガイド、Ａは術者用観察光学系、Ａ′は
助手用観察光学系である。