JP2945118B2 - 実体顕微鏡 - Google Patents

実体顕微鏡

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豊治 榛澤
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の人間が観察可能な実体顕微鏡に関す
る。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
実体顕微鏡を用いて行う作業が精密で複雑な場合は、
複数の人間が共同で作業を行うことが望ましく、特に手
術用顕微鏡下における手術においては、術者とその補助
をする助手は、術部を同じ状態即ち同軸,同一倍率,同
一立体感で観察できることが要望されている。
従来、このような要望を実現する手段としては、例え
ば第9図(A)及び(B)に示したような特公昭47−41
473号公報に記載のものがある。これは、対物レンズ1
に続く一対の変倍光学系2より後の光路を光路分割部材
3で分割することにより、二人の観察者が向かい合って
術部を同じ状態で立体観察できるようにしたものであ
る。しかしながら、この構成では二人の観察者同士の観
察する方向のなす角が180゜に限定されており、他の角
度では観察することができないという問題があった。
又、他の構成のものとして、第10図(A),(B),
(C)に示したような実公昭55−39364号公報に記載の
ものがあり、これは変倍光学系2を3本以上設けること
により術者と助手が直角をなす方向から観察を行なって
も、術者と助手が術部を同じ状態で立体観察できるよう
にしたものである。ところが、この構成では変倍光学系
2の数が多いので多数のレンズ移動を行なわねばなら
ず、そのために機構が複雑となり且つ調整も難しく、顕
微鏡の大型化,重量増,高価格化を招いてしまうという
問題があった。又、二人の観察者同士の観察する方向の
なす角は90゜に限定されてしまうという問題もあった。
更に、別の構成のものとして、第11図に示したような
特開平2−143215号公報に記載のものもある。これは、
単一の対物レンズ1と一対の変倍光学系2の間に光路分
割部材3を設けて対物レンズ1より後の光路を分割し、
その分岐光路にも更に一対の変倍光学系2′を設け、二
人の観察者が術部を立体観察しようとするものである。
しかし、この構成によれば、二人の観察者同士の観察す
る方向のなす角についてはある程度の自由度は生ずる
が、レンズ移動を行なう複雑な機構をもつ変倍光学系
2′を本体側とは別に更に分岐側にも設けねばならず、
顕微鏡の大型化,重量増,高価格化を招いてしまうとい
う問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、顕微鏡の大型化,重量
増、高価格化を招かずに、二人の観察者が自由な角度で
対象物を同軸,同一倍率,同一立体感で観察できるよう
にした実体顕微鏡を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による実体顕微鏡は、 物体側から順に単一の対物光学系と単一の変倍光学系
と光路分割手段を配置し、該光路分割手段により分割さ
れた一方の光路に第1の立体観察系を他方の光路に第2
の立体観察系を夫々設けて成ることを特徴としている。
〔作 用〕
上記構成によれば、変倍光学系が一つであるのでレン
ズ移動のための機構が簡単になり、その結果顕微鏡の大
型化,重量増,高価格化を招かずに済む。又、単一の対
物光学系,単一の変倍光学系の後に光路分割手段を配置
しているので、二人の観察者が対象物を同軸,同一倍
率,同一立体感で観察することができると共に、該光路
分割手段の後の各光路に設けられた第1及び第2の立体
観察系を夫々各光路の光軸のまわりに回動可能にすれ
ば、二人の観察者が自由な角度で観察することができ
る。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。
第1図は本発明による実体顕微鏡の第1実施例の概略
断面図である。図中、1は単一の対物レンズ、2は対物
レンズ1と光軸を一致させた単一のアフォーカルズーム
レンズであって、これらが鏡体部3を構成している。4
は光路分割部材、5は光路分割部材4の反射光路上に設
けられた反射部材であって、これらが光路分割部6を構
成している。7は光路分割部材4の透過光路上に設けら
れた一対の結像レンズ、8は一対の反射部材、9は一対
の接眼レンズであって、これらが第1の立体観察系10を
構成していると共に、立体観察系10を内蔵した鏡筒11は
光路分割部材4の透過光路の光軸を中心にして回動可能
となっている。又、反射部材5による反射光路上にも第
1の立体観察系10と全く同じ構成が第2の立体観察系12
が設けられており、これを内蔵した鏡筒13も反射部材5
の反射光路の光軸を中心にして回動可能となっている。
尚、通常立体観察系10,12内には像を正立させたり、射
出光を両眼に合致させるための光学部材が用いられてい
るが、ここでは省略してある。
本実施例は上述の如く構成されているから、術部Oを
発した光は、対物レンズ1を通りアフォーカルズームレ
ンズ2により変倍された後、光路分割部6へ入る。そし
て、光路分割部材4を透過した光は、第1の立体観察系
10内の一対の結像レンズ7,反射部材8,接眼レンズ9を介
して立体像として観察される。一方、光路分割部材4に
より反射された光は、反射部材5により偏向された後、
第2の立体観察系12内の一対の結像レンズ7,反射部材8,
接眼レンズ9を介して立体像として観察される。
そして、本実施例によれば、対物レンズ1,アフォーカ
ルズームレンズ2が夫々単一であるので、各鏡筒11,13
の回転を行なっても像はけられることなく、術部Oを観
察することができる。従って、第1図乃至第3図に示す
如く、術者と助手は、直角状態(第1図)でも、並列状
態(第2図)でも、更に対面状態(第3図)でも、その
術式に合わせて任意の角度位置から同一術部を同一状態
即ち同軸,同一倍率,同一立体感で立体観察することが
可能となる。又、アフォーカルズームレンズ2が一つで
あるのでレンズ移動のための機構が簡単になり、その結
果顕微鏡の大型化,重量増,高価格化を招かずに済む。
又、本実施例によれば、一人観察顕微鏡に、光路分割
部6と立体観察系12から成るユニットを追加するだけ
で、二人の人間が任意の角度から同一状態で観察可能な
顕微鏡にすることができ、又、不要な場合は上記ユニッ
トを取り除くこともできるので、無用な大型化を避ける
ことができる。
第4図は第2実施例の概略断面図である。ここで、第
1実施例と同一の部材には同一符号を付してその説明は
省略する。
本実施例は、第1実施例と異なり、光路分割部6の反
射部材5だけを含む部分6aが光路分割部材4の反射光路
の光軸を中心にして回動可能となり、鏡筒13が反射部材
5の反射光路の光軸を中心にして回動可能となってい
る。更に、光路分割部6の上方即ち光路分割部材4の透
過光路上には第2の光路分割部材14と反射部材15とから
成る第2の光路分割部16が光路分割部材4の透過光路の
光軸を中心にして回動可能に設けられ、該光路分割部16
の反射部材15だけを含む部分16aが第2の光路分割部材1
4の反射光路の光軸を中心に回動可能となり、鏡筒11が
反射部材15の反射光路の光軸を中心として回動可能とな
っている。又、第2の光路分割部16の上方即ち光路分割
部材14の透過光路上には撮影レンズ17とフィルム,撮像
素子等の記録部材18を内蔵した撮影装置19が設けられて
いる。
本実施例は上述の如く構成されているから、術部Oを
発した光は、対物レンズ1,アフォーカルズームレンズ2
を通り、光路分割部6へ入る。そして、光路分割部材4
により反射された光は、反射部材5により偏向された
後、第2の立体観察系12内の一対の結像レンズ7,一対の
接眼レンズ9を介して立体像として観察される。一方、
光路分割部材4を透過した光は第2の光路分割部16へ入
る。そして、第2の光路分割部材14で反射された光は反
射部材15により偏向された後、第1の立体観察系10内の
一対の結像レンズ7,一対の接眼レンズ9を介して立体像
として観察される。更に、第2の光路分割部材14を透過
した光は、撮影レンズ17により記録部材18上に像を結び
記録される。
本実施例でも、対物レンズ1,アフォーカルズームレン
ズ2が夫々単一であるので、鏡筒11,13や光路分割部16
及び各部分6a,16aを回転させても像はけられることはな
い。更に、本実施例では回転可能部分が多いので、術者
と助手は術式に合わせ、第5図乃至第7図に示した如
く、対面状態(第5図)や直角状態(第6図)でも、更
に顕微鏡全体を傾け且つ光路分割部の一部分6aを回転さ
せた状態でも、任意の位置から楽な姿勢で同一術部を同
一状態で立体観察することが可能となる。尚、第7図の
ような場合は、本実施例の上記構成に加え、光路分割部
6内の光路に像の回転(倒れ)を補正する公知の像回転
光学系(イメージローテータ)を設けることも有効であ
る。
更に、アフォーカルズームレンズ2が単一であるので
レンズ移動のための機構が簡単になり、その結果顕微鏡
の大型化,重量増,高価格化を招かずに済むのも言うま
でもない。
又、本実施例では、第2の光路分割部16を設けて第1
の立体観察系10の光路を側方に曲げているので、第2の
光路分割部16の上方の空間を有効に利用でき且つ手術の
際に術者及び助手の操作の妨げにならないと共に、術者
及び助手の術部からの距離を等しくすることができるの
で術者と助手の観察条件を更に等しくできるという利点
がある。加えて、本実施例によれば、撮影装置19の撮影
レンズ17は従来のように左右変倍光学系の一方の光軸上
に配置するのではなく、単一の対物レンズ1及びアフォ
ーカルズームレンズ2の光軸上に配置されているため、
開口数を大きく設定でき、大光量を利用しての高速シャ
ッターでの撮影や高解像の記録像を得ることが可能であ
る。尚、このことは、撮影装置19でなく、測定装置など
を装着した時に、大きな開口数による精度の向上などの
効果を生み出す。更に、第8図に示した如く、各単一の
結像レンズ20と接眼レンズ21を内蔵した単眼視鏡筒22を
装着すれば、単眼視であるが開口数の大きな結像レンズ
20を用いることができ、それにより高解像な観察が可能
となる。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明による実体顕微鏡は、顕微鏡の大
型化,重量増,高価格化を招かずに、二人の観察者が自
由な角度で対象物を同軸,同一倍率,同一立体感で観察
できるという実用上重要な利点を有している。従って、
特に本発明を手術用顕微鏡に利用すれば、助手は充分な
補助を行なうことができ、手術の安全性が増すと共に手
術時間の短縮が計られ、その結果として手術の成功率を
向上させることができる。更には、助手側からの指導に
より手術の教育が十分行なうことも可能である。又、ユ
ニット化が可能なので、必要に応じて一人用にも二人用
の顕微鏡にもすることができ、無用な大型化を避けるこ
ともできるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実体顕微鏡の第1実施例の概略断
面図、第2図及び第3図は上記第1実施例の使用状態を
示す要部概略断面図、第4図は第2実施例の概略断面
図、第5図乃至第7図は上記第2実施例の使用状態を示
す斜視図、第8図は上記第2実施例の他の使用状態を示
す要部概略断面図、第9図乃至第11図は夫々各従来例を
示す図である。 1……対物レンズ、2……アフォーカルズームレンズ、
3……鏡体部、4,14……光路分割部材、5,8,15……反射
部材、6,16……光路分割部、7,20……結像レンズ、9,21
……接眼レンズ、10,12……立体観察系、11,13……鏡
筒、17……撮影レンズ、18……記録部材、19……撮影装
置、22……単眼視鏡筒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 繁男 東京都渋谷区幡ケ谷2―43―2 オリン パス光学工業株式会社内 (72)発明者 浜田 雅巳 東京都渋谷区幡ケ谷2―43―2 オリン パス光学工業株式会社内 (72)発明者 絹川 正彦 東京都渋谷区幡ケ谷2―43―2 オリン パス光学工業株式会社内 (72)発明者 榛澤 豊治 東京都渋谷区幡ケ谷2―43―2 オリン パス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 信一 東京都渋谷区幡ケ谷2―43―2 オリン パス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−156412(JP,A) 実開 昭60−1110(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 19/00 - 21/00 G02B 21/06 - 21/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に単一の対物光学系と単一の
    変倍光学系と光路分割手段を配置し、該光路分割手段に
    より分割された一方の光路に第1の立体観察系を他方の
    光路に第2の立体観察系を夫々設けて成る実体顕微鏡。
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