JP3479123B2 - 複数画像立体視装置 - Google Patents

複数画像立体視装置

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JP3479123B2
JP3479123B2 JP21022894A JP21022894A JP3479123B2 JP 3479123 B2 JP3479123 B2 JP 3479123B2 JP 21022894 A JP21022894 A JP 21022894A JP 21022894 A JP21022894 A JP 21022894A JP 3479123 B2 JP3479123 B2 JP 3479123B2
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博義 小山
孝司 妻沼
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Fujikura Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実体顕微鏡からの画像
と立体視ファイバスコープからの画像とが同一視野内の
分割された部分として同時に観察でき、特に手術などの
医療現場で、立体視ファイバスコープで精密に観察する
対象部位の所在が把握し易い複数画像立体視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば眼科や脳外科などの手術はきわめ
て微細な手技を要するので、最近では実体顕微鏡で患部
を観察しながら行うようになってきている。一方、内視
鏡(ファイバスコープ)は、直径1mm以下の極細のも
のが開発されるに至り、消化器系ばかりでなく、血管、
乳腺、膵管、眼内、脳血管などの細く狭い管腔内部の観
察にも用いられるようになってきた。この内視鏡にも立
体視できるものが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近になって、精密な
手術などにおいては、倍率が比較的低く視界が広い実体
顕微鏡で対象部位の全体像を観察しながら、細部を倍率
が高い立体内視鏡で精密に観察したいという要求から、
両者を併用することが望まれている。しかし、この場合
は目を一方から一旦離して他方に転ずる必要があり、ま
たその都度、視野や焦点の調整を要することもあって、
この間に観察が途切れ、時間を浪費し、術者に過大な負
担が掛かる場合も少なくない。また、立体内視鏡の倍率
が高くなればそれだけ視界は狭くなるので、求める対象
部位を立体内視鏡の視野内に捕捉することがきわめて困
難になる。本発明は上記の問題を解決するためになされ
たものであり、従ってその目的は、実体顕微鏡による観
察と立体内視鏡による観察とを同一視野内で同時に行う
ことができ、立体内視鏡で精密に観察したい対象部位の
所在を把握し易くした複数画像立体視装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、実体顕微
鏡対物部からの光路と立体視ファイバスコープ対物部か
らの光路とを並行させる手段と、これらの各光路を通る
それぞれの画像光を同一焦点面の隣接する位置にそれぞ
れ正立して結像させる手段とを有する複数画像立体視装
置を提供することによって解決できる。ここで、「正
立」とは、左眼用および右眼用の各光路に形成される画
像の相対的な配位、画像角度、拡大率および焦点が、立
体視できるように調節された状態を意味する。この実体
顕微鏡対物部の画像拡大倍率は、立体視ファイバスコー
プ対物部の画像拡大倍率より小さいことが好ましい。ま
た、この立体視ファイバスコープ対物部は、この対物部
の画像が視野内で実体顕微鏡側の画像中に見えるように
配置することが好ましい。
【0005】
【作用】実体顕微鏡対物部からの画像光と、立体視ファ
イバスコープ対物部からの画像光とが、同一焦点面の隣
接した位置に画像を形成するので、双方の画像が同一視
野内の分割された部分に同時に観察できる。また、立体
視ファイバスコープ対物部の画像拡大倍率が大きく、従
って視界が狭くても、画像拡大倍率が比較的小さく、従
って視界の広い実体顕微鏡の画像内にその対物部の画像
が見えていれば、これが照準となって、立体視ファイバ
スコープによる観察対象部位の所在が把握し易くなる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を示す。図1は本発明
の複数画像立体視装置の一実施例における光学系を示し
ている。この光学系は、立体視するための左眼用、右眼
用それぞれの光学系を有するが、双方の光学系は、観察
対象への視軸が左右対称となる以外、基本的に等価であ
るから、特に断わりない限り一方の光学系について説明
する。
【0007】図1においてこの複数画像立体視装置は、
実体顕微鏡1と立体視ファイバスコープ2とが合体して
形成されている。この実体顕微鏡1の対物部4は画像拡
大倍率が比較的小さいので視界fmが広く、一方、立体
視ファイバスコープ2の対物部3は、画像拡大倍率が比
較的大きいので視界fsが狭くなっている。この複数画
像立体視装置は、実体顕微鏡対物部4からの光路lmと
立体視ファイバスコープ対物部3からの光路lsとを並
行させる手段として反射鏡9を有しており、また各光路
lmおよびlsを通るそれぞれの画像光を同一焦点面の
隣接する位置にそれぞれ正立して結像させる手段として
正立リレーレンズ系6および8を有している。
【0008】実体顕微鏡1の対物部4からの光路lmと
立体視ファイバスコープ2からの光路lsとは、光路l
sが反射鏡9によって屈曲されることによって並行にさ
れ、また各光路lmおよびlsを通るそれぞれの画像光
は、正立リレーレンズ系6および8によって正立するよ
うに調整され、この結果、同一焦点面Fの隣接する位置
にそれぞれ画像Imおよび画像Isとして正立して結像
する。従って観察者obsが左眼および右眼でそれぞれ
の対応する接眼レンズ5を通してこの画像を観察する
と、実体顕微鏡1からの画像Imと立体視ファイバスコ
ープ2からの画像Isとが、同一視野内の分割された部
分として同時に立体視できる。
【0009】このとき、立体視ファイバスコープ2の対
物部3を、図2に示すように、視野OF内でその対物部
の画像3iが実体顕微鏡側の画像Im内に見えるように
配置すれば、この画像Imは拡大倍率が小さくかつ視界
fmが広いので、観察者obsは、対物部画像3iを照
準として、立体視ファイバスコープ2で観察したい対称
物の部位を、接眼レンズ5から目を離すことなく画像I
m内で容易に把握することができる。
【0010】次に、図1および図2を用いてこの実施例
を更に詳しく説明する。実体顕微鏡1は広い視界fmか
らの反射光R−Rを対物レンズからなる対物部4で集光
して、接眼レンズ5の方向に正立リレーレンズ系6を経
由して進む光路lmを形成し、焦点面Fに画像Imを結
像する。一方、立体視ファイバスコープ2は、対物レン
ズからなる対物部3が狭い視界fsからの反射光r−r
を集光し、順次、イメージファイバ7、正立リレーレン
ズ系8を経て反射鏡9で屈曲され、光路lmと並行し
て、接眼レンズ5の方向に正立リレーレンズ系6を経由
して進む光路lsを形成し、焦点面F上に、画像Imに
隣接した画像Isを結像する。
【0011】反射鏡9は、実体顕微鏡1の対物レンズ4
からの光路lm0中に、その光路の一部lm1を遮蔽する
ように配設されている。このため、光路lm0の遮蔽さ
れなかった残部lmを通過する光束のみが焦点面Fに至
る。またこの反射鏡9は、立体視ファイバスコープ2か
らの光路lsが反射鏡9から焦点面Fまでの間、この光
路lmと並行して進行するように反射角が調整されてい
る。これによって、実体顕微鏡1からの画像光は、光路
lm0の一部である光路lmを通るもののみが焦点面F
に結像して画像Imを形成し、立体視ファイバスコープ
2からの光路lsを通る画像光は、この画像Imと重な
ったり離間したりせず、これに隣接して画像Isを形成
することができる。
【0012】正立リレーレンズ系6および8は、それぞ
れ光軸の移動と回転ができるようになっていて、これに
よって左眼と右眼とに対応するそれぞれの画像Imおよ
びIsの相対的な配位と画像角度が調節でき、またレン
ズ系によって左眼と右眼との拡大率および焦点が調節で
きるようになっている。正立リレーレンズ系6および8
は、左眼用、右眼用それぞれの光路群に独立に形成され
ているので、観察者Obsがそれぞれ左眼用および右眼
用の接眼レンズ5を通して観察し、正立リレーレンズ系
6および8を適宜調節すれば、画像ImとIsとが、視
野OF面の分割された部分として同時に立体的に観察で
きるようになる。
【0013】実体顕微鏡1の視界fmと立体視ファイバ
スコープ2の視界fsとは離間していてもよいが、本発
明の複数画像立体視装置は、実体顕微鏡1の視界fm中
の細部を立体視ファイバスコープ2で拡大観察する場合
に特に有用である。この場合は視界fsが視界fmに含
まれることになる。ここで、実体顕微鏡の視界fm内に
立体視ファイバスコープの対物部3が含まれるように配
置すれば、視野OF内でその対物部3の画像3iが実体
顕微鏡1からの画像Im中に見えるようになる。この実
体顕微鏡1と立体視ファイバスコープ対物部3との相対
的配置を変えずに、その全体と観察対象との相対位置を
移動させれば、観察者がいま、どの部位を立体視ファイ
バスコープ2で観察しているかが実体顕微鏡画像Im中
で直ちに把握できるので、精密に観察したい部位の探索
がきわめて容易になる。
【0014】反射鏡9は、フットスイッチなどと連動さ
せて光路への着脱が自由に行えるように可動式にするこ
とができる。着脱自由であれば、例えば最初は反射鏡9
を光路lm0から除外しておき、実体顕微鏡1からの広
い視界fmの画像を視野OFの全面に映し込み、これを
観察しながら複数画像立体視装置を移動し、その中に見
える立体視ファイバスコープ対物部3の画像3iを照準
にして、精密に観察すべき対象部位を指定することがで
きる。指定された部位に複数画像立体視装置を固定した
後に反射鏡9を挿入し、視野内に立体視ファイバスコー
プの画像Isを形成すれば、その部位を直ちに精密に観
察することができる。また、実体顕微鏡1からの画像I
mを立体視したくない場合は、対物レンズ4の左眼用ま
たは右眼用のいずれか一方からの入射光を光路の途中で
遮断すればよい。
【0015】実体顕微鏡対物部からの光路と立体視ファ
イバスコープ対物部からの光路とを並行させる手段とし
て、上記実施例では反射鏡9を用いたが、これに限定さ
れるものではなく、例えば反射鏡の代わりにプリズムを
用いてもよい。また、反射鏡などを用いずに、イメージ
ファイバ7の出力端(正立リレーレンズ系8を含む)を
光路lm0中に、これと並行になるように挿入してもよ
い。
【0016】
【発明の効果】本発明の複数画像立体視装置は、実体顕
微鏡対物部からの光路と立体視ファイバスコープ対物部
からの光路とを並行させる手段と、これらの各光路を通
るそれぞれの画像光を同一焦点面の隣接する位置にそれ
ぞれ正立して結像させる手段とを有するものであるの
で、実体顕微鏡からの画像と立体視ファイバスコープか
らの画像とが同一視野内の分割された部分として同時に
観察できるようになる。また、立体視ファイバスコープ
の画像拡大倍率が大きくて視界が狭い場合でも、視界が
広い実体顕微鏡の画像内に立体視ファイバスコープの対
物部の画像が見えていれば、立体視ファイバスコープで
精密に観察したい対象部位の所在が把握し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す光路図。
【図2】 本発明の一実施例における視野図。
【符号の説明】
1…実体顕微鏡、2…立体視ファイバスコープ、3…立
体視ファイバスコープ対物部、4…実体顕微鏡対物部、
6,8…正立リレーレンズ系、fm…実体顕微鏡視界、
fs…立体視ファイバスコープ視界、lm…実体顕微鏡
光路、ls…立体視ファイバスコープ光路、F…焦点
面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−134615(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 21/00 - 21/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実体顕微鏡からの画像と立体視ファイバ
    スコープからの画像とが同一視野内の分割された部分と
    して同時に観察できる複数画像立体視装置であって、 実体顕微鏡対物部からの光路と立体視ファイバスコープ
    対物部からの光路とを並行させる手段と、これらの各光
    路を通るそれぞれの画像光を同一焦点面の隣接する位置
    にそれぞれ正立して結像させる手段とを有する複数画像
    立体視装置。
  2. 【請求項2】 実体顕微鏡対物部の画像拡大倍率が、立
    体視ファイバスコープ対物部の画像拡大倍率より小さい
    請求項1に記載の複数画像立体視装置。
  3. 【請求項3】 立体視ファイバスコープ対物部を、この
    対物部の画像が視野内で実体顕微鏡側の画像中に見える
    ように配置した請求項1または請求項2に記載の複数画
    像立体視装置。
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