JPS61167020A - 耐炎化繊維 - Google Patents

耐炎化繊維

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Publication number
JPS61167020A
JPS61167020A JP395485A JP395485A JPS61167020A JP S61167020 A JPS61167020 A JP S61167020A JP 395485 A JP395485 A JP 395485A JP 395485 A JP395485 A JP 395485A JP S61167020 A JPS61167020 A JP S61167020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
flame
silicon
properties
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP395485A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Inami
稲見 泰弘
Hiroki Narita
成田 浩樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、充分な耐炎性を有し、且つ集束性。
解舒性に優れた耐炎化繊維に関する。更に詳しくは、防
炎製品原料、耐熱材料として有用な、集束性、解舒性に
堡れた耐炎化繊維に関するものである。
従来の技術 従来より、耐炎化繊維はアクリロニ) IJル系織繊維
上々ロース系繊維、フェノール系繊維、ピッチ系繊維等
を原料とする炭素繊維製造工程の中間製品として、上述
原料繊維を例えば空気の如き酸化性雰囲気中で200〜
400℃の温度範囲で加熱処理することにより得られる
ことが知られている。
との耐炎化繊維は、潜在的に有する耐炎性、耐熱性の高
さから近年脚光を浴びてきており、防炎製品原料、耐熱
材料として有用である。
発明が解決しよりとする問題点 しかしながら、前記製造法により得られる耐炎化繊維の
電気比抵抗値は、一般に10’〜io’°Ω側である事
が知られている。いわゆる絶縁体の部類に属しており、
焼成工程において糸ガイドやローラーなどとの摩擦によ
る静電気が繊維に蓄積されて集束性が劣化し後加工工程
におけるローラーへの巻付きなどのトラブルの原因とな
る為、工業的見地より著しい改良がなされることが望ま
れている。
問題点を解決する為の手段、作用 本発明者等は、充分な耐炎性、耐熱性含有し、且つ集束
性、解舒性に優れた耐炎化繊維について検討の結果、本
発明に至った。
すなわち本発明は、限界酸素指数(LOI )が45以
上で且つケイ素を繊維重量に対し0.01〜10%含有
する耐炎化繊維上提供するものである。
このような耐炎化繊維は防炎効果に優れ、しかも良好な
集束性、解舒性を有し、後加工工程においてローラーへ
の巻付きなどのトラブル無く加工処理ができる。
本発明でいう限界酸素指数(LOI )は、 JISK
 7201の方法に準じて、下記の測定方法にて求めら
れる値である。
測定すべき繊維的12を直径約0.3■の針金を支持体
としてまきつけて、直径約7mのひも状にし、たて15
0■の粋に固定した状態で燃焼円筒内に配置する。次い
でその中に酸素と窒素の混合ガスをti、4z/−で約
30秒間流した後、試験片の上端に点火し、試験片が3
分以上燃え続けるか又は着火後の燃焼長さが50−以上
燃え続けるのに必要な最低の酸素流量とそのときの窒素
流量とを決定する。試験片に点火した瞬間、試験片素直
の毛羽を火が走る場合は再点火して上記測定を行なう。
本発明に用いる事のできるケイ素化合物としては、ポリ
シロキナン、アミノシロキサy等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。ケイ素化合物を含有させ
る事により耐炎化繊維の耐炎性、耐熱性が損なわれる事
無く集束性、解舒性が向上する理由については、ケイ素
化合物、特にS&−0結合を有する高分子化合物が熱的
に安定であり、且つ、該ケイ素化合物が1例えばシリコ
ーン系油剤に代表される様に抱合性を有する為と推測さ
れる。
ケイ素を成分元素として耐炎化繊維に含有せしめる方法
としては。
■紡糸前の重合体に該ケイ素化合物を混入する方法 ■紡糸工糧中の延伸前の工程にて、該ケイ素化   □
合物を含有する浴中に浸漬するか又は、該ケイ素化合物
を含有する溶液をスプレーする方法 ■原料繊維の巻取り前で、該ケイ素化合物を含有する浴
中に浸漬するか又は、該ケイ素化合物を含有する溶液を
スプレーする方法 ■酸化処理直前で、該ケイ素化合物を含有する浴中に浸
漬するか又は、該ケイ素化合物を含有する溶液をスプレ
ーする方法 ■酸化処理終了後、該ケイ素化合物を含有する浴中に浸
漬するか又は、該ケイ素化合物を含有する溶液をスプレ
ーする方法 等が考えられるが、■の方法ではケイ素化合物の存在が
原因となり紡糸安定性が著しく損なわれ、又、■の方法
ではケイ素含有後の延伸、乾燥工程にて該ケイ素化合物
の脱落が著しく、共に本発明を実施する方法として適さ
ない。
従って、該ケイ素化合物を均一に繊維に含有せしめ、且
つ本発明の目的を達成する為には、上記■、■、■の方
法が効果的である。又、■、■の方法を用いると、耐炎
化繊維の断面写真等により確認される酸化工程での繊維
糸条の融着、接着を抑えられるという効果も発現する。
耐炎化繊維のケイ素含有率が0.01 %未満であれば
、本発明が目的とする集束性、解舒性に優れた耐炎化繊
維は得られない。又、ケイ素含有率が10−以上になる
と、ケイ素化合物の含有量が過剰となる為、ペタついた
状態となり、実用に適さなくなる。ここでいうケイ素含
有率は通常の元素定量法、例えば螢光X線分析等により
測定される。
本発明でいう良好な集束性とは、緊張状態の耐炎化繊維
をクロムメッキバーで20回しごいても静電気による繊
維のバラクが無い状態をいい、又、良好な解舒性とは耐
炎化繊維の後加工工程において、例えばボビン等から繊
維を引き出した際に静電気の発生による繊維のバラクが
無い状態をいう。
次に、本発明を実施例により説明する。
実施例1 アクリロニトリル94.0重量%、アクリル酸メチル6
.0重itsの共重合組成から成る分子i 8Q、00
0のアクリロニトリル系繊維トウ(1,Od/f、 1
000Gフイラメント)を紡糸し、これ11oooセン
チスY−クス(25℃)のジメチルシリコーン170 
’l/lとなる如くエチルアルコールに溶屏して作った
処理液中に通し、絞り率100%として、シリコーン油
剤付着率7%の繊維を得た。
該アクリロニトリル系繊維トウを、空気雰囲気中緊張下
235℃で2時間、次いで255℃で2時間加熱処理し
た。
仕上げ油剤無しでボビンに巻取った耐炎化繊維トウは、
LOIはSO、ケイ素含有率1.3%であり、良好な集
束性並びに解舒性を備えていた。
実施例2 アクリロニトリル98.0重量%、イタコン酸2.0重
量%の共重合組成から成る分子量6aOOOのアクリロ
ニトリル系繊維トウ(1、Q d/f 、 10000
フイラメント)を紡糸し、これを空気雰囲気中緊張下2
30℃で2時間、次いで250℃で2時間加熱処理して
得られ次耐炎化繊維のLOIは45であった0 との耐炎化繊維を、100部のUCCシリコーンV−6
165トポ9オキシノニールフエニルエーテル15部か
らなる母液(日本ユニカー社製アミノシロキサン分散液
)の水希釈液中に通して、ケイ素含有量0.1チとした
得られたケイ素含有耐炎化繊維は集束性、解舒性に優れ
ており、これにマツチの炎で着火したところ、炎は数秒
後自己消火した、。
実施例3 実施例2と同様の方法でケイ素含有率0.01 %とし
た耐炎化繊維は集束性、解舒性に優れており。
これにマツチの炎で着火したところ、炎は数秒後自己消
火した。
実施例4 実施例2と同様の方法でケイ素含有率10チとした耐炎
化繊維は集束性、解舒性に優れており、これにマツチの
炎で着火したところ、炎は士数秒後自己消火した。
比較例1 実施例2と同様の方法でケイ素含有率0.005 %と
した耐炎化繊維にマツチの炎で着火したところ。
炎は数秒後自己消火したが、集束性、解舒性の極めて低
いものであった。
比較例2 実施例2と同様の方法でケイ素含有率15%としだ耐炎
化繊維は、シリコーン油剤の過剰付着によりベタついた
状態となり、実用に適さないものであった。
発明の効果 本発明に係るLOIが45以上で、且つケイ素を成分元
素として0.01〜lO%含有する耐炎化繊維は、充分
な耐炎性、耐熱性含有し、且つ良好な集束性、解舒性を
備えたものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 限界酸素指数(LOI)が45以上で、且つケイ素を繊
    維重量に対し0.01〜10%含有する耐炎化繊維
JP395485A 1985-01-16 1985-01-16 耐炎化繊維 Pending JPS61167020A (ja)

Priority Applications (1)

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JP395485A JPS61167020A (ja) 1985-01-16 1985-01-16 耐炎化繊維

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JP395485A JPS61167020A (ja) 1985-01-16 1985-01-16 耐炎化繊維

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JPS61167020A true JPS61167020A (ja) 1986-07-28

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ID=11571494

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JP395485A Pending JPS61167020A (ja) 1985-01-16 1985-01-16 耐炎化繊維

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JP (1) JPS61167020A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01118624A (ja) * 1987-10-28 1989-05-11 Toray Ind Inc 耐炎化繊維の製造方法
WO2002095100A1 (en) * 2001-05-24 2002-11-28 Toray Industries, Inc. Flame-resistant fiber material, carbon fiber material, graphite fiber material and method for production thereof
WO2016133670A1 (en) * 2015-02-20 2016-08-25 Dow Global Technologies Llc Carbon fibers obtained from silicon treated polyolefin precursor fibers

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