JPS6116700Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6116700Y2
JPS6116700Y2 JP14267980U JP14267980U JPS6116700Y2 JP S6116700 Y2 JPS6116700 Y2 JP S6116700Y2 JP 14267980 U JP14267980 U JP 14267980U JP 14267980 U JP14267980 U JP 14267980U JP S6116700 Y2 JPS6116700 Y2 JP S6116700Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
heat
heat dissipation
air
heatsink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14267980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5766545U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14267980U priority Critical patent/JPS6116700Y2/ja
Publication of JPS5766545U publication Critical patent/JPS5766545U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6116700Y2 publication Critical patent/JPS6116700Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば自動車用空気調和装置のフア
ンの風量を調整する場合に用いるトランジスタが
収納設置されたものに関し、さらに詳しくは、前
記トランジスタの熱を放熱するようにしたトラン
ジスタ用放熱器に関する。
一般に自動車用空気調和装置の電気回路中には
種々のトランジスタを組み込んでいるが、このト
ランジスタ中、例えばモータの回転数を制御して
フアンの送風量を制御するものにいわゆるパワー
トランジスタと称するものがある。このパワート
ランジスタは一種の抵抗体であり、電流により熱
を発生するため、従来から第1図及び第2図に示
すようなトランジスタ放熱器1を使用し、このト
ランジスタ放熱器1を前記自動車用空気調和装置
の空気が流通するダクト(図示せず)内に設置
し、強制的にトランジスタ2を冷却している。
このトランジスタ放熱器1は、両端部に固定用
の貫通孔3,3が穿設された基部4を有し、この
基部4の中央平担部にトランジスタ2をねじ5,
5により固着して設置し、このトランジスタ2の
周囲に放熱フアン6を立設したものである。
しかして、トランジスタ2の表面温度分布はト
ランジスタ2の中央部下面の円形をした部分(第
2図中A部)が高温で、その外周域は比較的低温
となつているが、このトランジスタではこの熱が
十分除去されないとトランジスタの機能が低下
し、寿命も短かくなる。
このため、例えばトランジスタ2の下面にシリ
コングリースを塗布して基部4との密着を良くし
熱伝導を良好にする場合があるが、このようにし
ても放熱フアン6がトランジスタ2の中央部から
かなり離れている所にあるため、この放熱フアン
6を長くしても放熱効果はあがらないという欠点
がある。
しかも、前述のように熱フアン6はあらゆる方
向から入つて来る風を受けて、放熱性を高めるよ
うに放射状に形成してあるが、前述したダクト中
の風はほぼ一定の方向性をもつて流れているた
め、このように放射状に形成した伝熱フイン6で
は、むしろ一部の放熱フインの6が風の流通を妨
害することになり、この放熱フインの放熱性も低
下する虞れがある。
またこのトランジスタ放熱器1は成形上フイン
の体積を同一にしなければならないが、このよう
に放射状フインにすればフインの厚さが一定でな
くなり、その結果放熱フイン6の放熱率が相違
し、トランジスタの熱分布にも偏りが生じること
になる。
本考案は、このような従来のもものにおける欠
点を除去し、放熱を良好にしてトランジスタの寿
命を延ばすようにしたトランジスタ用放熱器を提
供することを目的としする。
本考案は、上記目的を達成するために、胴部に
複数の空気流通用通孔を開設し、この空気流通用
通孔の前記トランジスタ側の端部を、前記胴部の
等温曲線に沿つて位置せしめたことを特徴とする
ものである。
このような手段を採ることにより、トランジス
タの熱は全体にわたり均一にかつ効率良く胴部等
に伝わり、この胴部の空気流通用通孔を通る空気
によつて、この熱は発散されることになり、この
トランジスタの局部的劣化が防止されトランジス
タの長寿命化を達成することができることにな
る。
以下、本考案を第3図に示す実施例により説明
する。
第3図は本考案に係るトランジスタ用放熱器の
一例を示す全体斜視図である。
このトランジスタ用放熱器10は支持台11
と、胴部12と、基部13とを一体的に熱伝導性
の良い材料(例えば鉄、アルミニウム等)を用い
て構成したものである。
この支持台11は内部が中空となつており、こ
の内部には前記基部13及び胴部12を挿通した
コレクタ、等の導線が接続されたプレート(図示
せず)が設けられており、外部には放熱フイン1
4が突出されている。
特に、この支持台11上の胴部12には複数個
の長孔状の通孔15が開設され、この通孔15中
に空気を流通し、放熱性を高めている。すなわ
ち、この胴部12の通孔15は、ダクト内の空気
の流れ方向に沿うように開設されたもので、この
トランジスタ2から発せられ、平担部17を伝わ
つて来た熱を放熱するようになつている。したが
つてこの通孔15は前記平担部17上に立設され
た放納フイン18による放熱とともにこのトラン
ジスタ用放熱器10全体の放熱性能を高めるよう
に作用することになる。
さらにこの長孔15はその頂部端縁(トランジ
スタ側の端部)が図中破線で示す胴部12の等温
曲線に沿つて位置するようになつている。
すなわち、胴部12の等温曲線は、この胴部1
2の熱勾配傾斜面16であり、胴部12の上方部
分における熱勾配を考慮すれば自ずと決定される
もので、前記胴部12の両側端部から中央に向け
て所定の角度をもつて傾斜したものである。この
熱勾配傾斜面16と前記平担部17との間の距離
は中央部が最も大きく、端部にいくに従い小さく
なつている。つまり、トランジスタ2の最も発熱
量の大きい中心下部はこの胴部12の熱保存能力
を高くするため距離を大きくし、トランジスタ2
の端部にいくに従つてその発熱量も小さいため、
この胴部12の熱保存能力も小さくてよく、前記
距離も短かくしている。このように通孔15のト
ランジスタ側の端部を等温曲線に沿つて位置させ
れば、このトランジスタ2の発熱量の最も大きい
部分の直下は、熱保存能力が高くなり、発熱量の
小さい部分の直下はそれに応じた熱保存力となる
ので、熱は次第に中央から端に向つて移動し、ト
ランジスタ自体の温度は全体にわたり均一化し、
トランジスタの局部的劣化が防止される。これ
は、トランジスタのように肉厚があるものにおい
て、全体にわたり均一に熱の除去を行なうには、
まず放熱する平坦部17の温度を均一化し、その
後この平坦部1に連設された放熱部分により放熱
すればきわめて効果的に放熱できるという理論に
基づくもものである。
前記基部13は、トランジスタ取付用の平坦部
17を有し、この平坦部17の周囲に複数の放熱
フイン18を立設しているが、この放熱フイン1
8は前記通孔15と同様に空気の流れ線に沿うよ
うに所定間隔に平行に整列するように形成したも
のである。したがつてこのトランジスタ用放熱器
10をダクト内に突出するように取付孔19にビ
ス等を挿通して取付ければ各フイン18が空気と
十分に接触し、トランジスタ2にも風が十分当
り、しかも従来の放射状に成形したものとは異な
り、この放熱フイン18は平行に成形しているの
で、その厚さも均一にでき、各フイン18の放熱
率も均一になり熱的な偏りを防止できることにな
る。
以上の説明より明らかなように、本考案に係る
トランジスタ用放熱器は、胴部に複数の空気流通
用通孔を開設し、この空気流通用通孔の前記トラ
ンジスタ側の端部を、前記胴部の等温曲線に沿つ
て位置させたため、放熱性が従来のものに比し、
きわめて高く、トランジスタの寿命を長く保持
し、その機能の低下を防止することになり、また
その通孔を放熱フインと同一軸線を具備するよう
にしたので、その放熱性はさらに高まることにな
り、さらにこの通孔の端縁を前述の熱勾配傾斜面
に一致させるようにしたので、トランジスタが全
体にわたりほぼ均一な温度となり、局部劣化が防
止されるというきわめて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトランジスタ収納体の平面図、
第2図は第1図の−線による縦縦断面図、第
3図は本考案に係るトランジスタ用放熱器の一例
を示す斜視図である。 2……トランジスタ、10……トランジスタ用
放熱器、15……通孔、16……熱勾配傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持台と一体に形成した胴部と、この胴部と一
    体的に構成し、トランジスタ取付用の平坦部を有
    し、この平坦部の周囲に複数の放熱フインを立設
    した基部とを有するトランジスタ用放熱器におい
    て、前記胴部に複数の空気流通用通孔を開設し、
    この空気流通用通孔の前記トランジスタ側の端部
    を、前記胴部の等油曲線に沿つて位置させたこと
    を特徴とするトランジスタ用放熱器。
JP14267980U 1980-10-08 1980-10-08 Expired JPS6116700Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14267980U JPS6116700Y2 (ja) 1980-10-08 1980-10-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14267980U JPS6116700Y2 (ja) 1980-10-08 1980-10-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5766545U JPS5766545U (ja) 1982-04-21
JPS6116700Y2 true JPS6116700Y2 (ja) 1986-05-22

Family

ID=29502457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14267980U Expired JPS6116700Y2 (ja) 1980-10-08 1980-10-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6116700Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008270485A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Toyota Industries Corp 半導体装置
JP2014165227A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Hitachi Automotive Systems Ltd 電子制御装置
JP2015075286A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 バルミューダ株式会社 単位放熱器、該単位放熱器を連結してなる放熱器及び該放熱器を備えた暖房装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5766545U (ja) 1982-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040200601A1 (en) Heat sink assembly
JP3768598B2 (ja) 発熱体冷却装置
JPS59154B2 (ja) 電子機器の筐体
US4701828A (en) Heat sink assembly
KR20190081330A (ko) 모터의 인버터 방열커버
JP3058818B2 (ja) 電子部品冷却用ヒートシンク
JPS6249700A (ja) ヒ−トシンク装置
JPS6116700Y2 (ja)
JP3138852B2 (ja) 変圧装置
CN207674759U (zh) 一种半导体制冷装置
JP2000269676A (ja) 電子機器の放熱装置
JPS6255000A (ja) ヒ−トシンク装置
JP2000164773A (ja) 放熱器
JPH09213849A (ja) 液冷用ヒートシンクの冷却装置
JPS60148154A (ja) トランジスタ保護装置
JP2000124371A (ja) 電気機器の冷却構造
JPS5987844A (ja) 風量制御トランジスタの放熱装置
CN213073421U (zh) 一种新型路由器散热盖板
JP3150449B2 (ja) 放熱器
CN212377849U (zh) 一种新型路灯
JP2948734B2 (ja) ピンフィン型放熱器
CN219627381U (zh) 一种大功率无线充电器及车载充电结构
CN217721711U (zh) 电控盒以及用电设备
CN212381107U (zh) 一种新型变频器
JP7127498B2 (ja) 放熱部材及び電気接続箱