JPS6116646B2 - - Google Patents

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JPS6116646B2
JPS6116646B2 JP51048979A JP4897976A JPS6116646B2 JP S6116646 B2 JPS6116646 B2 JP S6116646B2 JP 51048979 A JP51048979 A JP 51048979A JP 4897976 A JP4897976 A JP 4897976A JP S6116646 B2 JPS6116646 B2 JP S6116646B2
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JP
Japan
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gear
shaft
engine
driven shaft
driven
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JP51048979A
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English (en)
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JPS52131065A (en
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Tomoaki Azuma
Koichiro Fujisaki
Kenji Aizawa
Akira Sunago
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KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
YANMAA NOKI KK
Original Assignee
KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
YANMAA NOKI KK
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Publication date
Application filed by KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK, YANMAA NOKI KK filed Critical KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、エンジンと連動回転する駆動軸と
車輪またはクローラである最終駆動手段と連動回
転する被動軸間に複数組の変速歯車ユニツトを設
け、該各組の変速歯車ユニツトにおける遊転歯車
をそれをのせた軸に対し、該軸上でその遊転歯車
に配設された油圧クラツチの嵌入により選択的結
合して走行動力の複数段の変速を得、またこられ
の油圧クラツチを全て離脱させて中立状態を得る
ように構成された、トラクター等における走行動
力変速装置に関するものである。
すなわち、上記のような油圧クラツチ式の変速
装置を備えたトラクター等の走行中にエンジン・
ストツプを生じた場合には、該エンジンにより駆
動される油ポンプにて作動油を供給される、上記
変速装置における油圧クラツチからの油抜けが生
じるから、該油圧クラツチ部分で走行動力の伝達
径路が遮断され、エンジンの引きがけが不能とな
る。そして、このような状態がトラクター等の登
下坂時とか或は農用トラクターにおいてよく行な
われるように圃場間での移動時におけるトラクタ
ー等の傾斜路に沿つてのトラツク等への積込み時
を生じると、トラクター等の傾斜下方向きの暴走
が起り危険である。また車輌の駐車時にはエンジ
ンを切り駐車ブレーキをかけておくのに対し、坂
道での駐車時にはさらに安全のため、停止させた
エンジンにブレーキ作用を行なわせるべく変速装
置を中立状態ではなく作用状態として車輌が降坂
しようとすれば最終駆動手段の回転がエンジンへ
と伝えられることとし、駐車ブレーキの効きが不
良であつてもエンジンにより車両の降坂が阻止さ
れるようにすることはよく行なわれるところであ
るが、油圧クラツチ式の変速装置を備えたトラク
ター等ではエンジンを切ることで油圧ポンプも停
止して該変速装置を作用状態とすることができな
い。
そこでこの発明は油圧クラツチ式の変速装置を
備えたトラクター等において、エンジンの停止時
にもエンジンと最終駆動手段間の接続が断たれな
いように図つて上述のような問題点を解消してあ
る。新規な走行動力変速装置を提供しようとする
ものである。
図示の実施例について、この発明に係るトラク
ター等における走行動力変速装置の構成を説明す
ると、第1図に示すように、前後に左右1対宛の
車輪1,2を配し、機体上の座席3に操縦者が座
乗して操縦ハンドル4により前輪1を回動操作し
トラクターの操向を行なうと共に、機体最前部の
エンジン5により後輪2を回転駆動させてトラク
ターの走行を行なわせ、またこのトラクターに連
結される作業機を、油圧リフト機構6により昇降
させると共にPTO軸7により駆動するようにさ
れたトラクターにおいて、その走行動力の伝導機
構は、第2図に示すように、エンジン5に主クラ
ツチ8を介して連動連結された駆動軸9とこの駆
動軸9に平行させて設けられた被動軸10との間
に配置された油圧クラツチ式変速装置11と、駆
動軸9の延長部9a上の一連の遊転歯車12a−
12fであつて被動軸10より入力される遊転歯
車12a−12f及び被動軸10延長線上の中間
軸13上にスプライン嵌合されたシフト歯車14
a−14c並びに被動軸10と中間軸13間に配
された噛合いクラツチ15より構成された機械式
変速装置16とを、含むものに構成されている。
そして、上記の油圧クラツチ式変速装置11は、
駆動軸9に嵌着されたF1歯車17と被動軸10
に遊嵌されこのF1歯車17と噛合わされたF1
車18との組合せから成るF1変速歯車ユニツト
と、駆動軸9に嵌着されたF2歯車19と被動軸
10に遊嵌されこのF2歯車19に噛合わされた
F2歯車20との組合せから成るF2変速歯車ユニ
ツトと、駆動軸9に嵌着されたF3歯車21と被
動軸10に遊嵌されこのF3歯車21に噛合され
たF3歯車22との組合せから成るF3変速歯車ユ
ニツトと、駆動軸9に嵌着されたR歯車23と遊
転自在に支持されこのR歯車23と噛合されたR
中間歯車24と被動軸10に遊嵌されこのR中間
歯車24に噛合わされたR歯車25との組合せか
ら成るR変速歯車ユニツトとの4組の変速歯車ユ
ニツトを備えたものに構成されており、被動軸1
0に遊嵌された上記のF1、F2、F3及びR歯車1
8,20,22及び25にはそれぞれF1、F2
F3及びR油圧クラツチ26,27,28及び2
9を配設してあつて、これらの油圧クラツチ26
−29の何れか一を選択的に嵌入させることによ
り、その油圧クラツチ26,27,28または2
9が属する何れか一の遊転歯車18,20,22
または25を被動軸10に結合し、もつて駆動軸
9と被動軸10間を何れかの変速歯車ユニツトに
よる減速比でもつて連動連結して、変速を得るよ
うに構成されているのであるが、この油圧クラツ
チ式変速装置11は特に、この発明に従つて次の
ような構成のものとされているのである。
すなわち、前記した各油圧クラツチ26−29
は、第3図にF2油圧クラツチ28について示す
ように、被動軸10に嵌着して設けられたクラツ
チハウジング30と、このクラツチハウジング3
0内に油密に嵌合されバネ31によりクラツチ離
脱方向に摺動附勢されたピストン32と、クラツ
チハウジング30に摺動のみ自在に支持させた一
組の摩擦板33と、被動軸10上の遊転歯車22
にそのハブ部分で摺動のみ自在に支持させた他の
一組の摩擦板34等を備えた多板式のものに構成
されており、被動軸10に形成せる油路(図示せ
ず)とクラツチハウジング30に形成せる油路3
5を介しピストン32背後の油室36に圧油を供
給するときは、ピストン32の前進により摩擦板
33,34が圧接せしめられてクラツチが嵌入
し、遊転歯車22が被動軸10に結合されるもの
であるが、油圧クラツチ26,27或は28の選
択的な嵌入により被動軸10を正転方向に回転さ
せる前記F1、F2、F3変速歯車ユニツトのうち、
被動軸10に最大回転数を与えるF3変速歯車ユ
ニツトにおける、被動軸10上のF3遊転歯車2
2と被動軸10間に、次のような一方向クラツチ
37を配設してある。すなわち、この一方向クラ
ツチ37自体は公知のものであるが、該一方向ク
ラツチ37は、被動軸10の正転により該被動軸
10に駆動され係合せしめられてその係合により
F3遊転歯車22を該被動軸10に結合するも
の、したがつて被動軸10の逆転時には空転ない
しオーバーランするもの、逆に言えばF3遊転歯
車22の逆転時に該F3遊転歯車22に駆動され
て係合しF3遊転歯車22の正転時には空転ない
しオーバーランするものとされているのである。
なお、前記した機械式変速装置16は、シフト
歯車14a−14cの中間軸13上での変位操作
により、シフト歯車14cと遊転歯車12eとの
噛合せで1速(超低速)を、シフト歯車14cと
遊転歯車12dとの噛々せで2速を、シフト歯車
14bと遊転歯車12cとの噛合せで3速を、シ
フト歯車14aと遊転歯車12bとの噛合せで4
速を、噛合いクラツチ15の嵌入で5速を、それ
ぞれ選択的に得ることができるものに構成されて
おり、また第2図において、39は左右後輪2用
の差動装置、40は左右後輪2用の1対のブレー
キ、41,42は前記駆動軸9の延長線上に位置
し該駆動軸9に連動連結された中間軸、43は中
間軸42とPTO軸7間に配したPTO変速装置で
ある。
この発明に係る走行動力変速装置は、上記のよ
うに構成されているから、この変速装置を構成す
る油圧クラツチ式変速装置11の如何なる運転条
件下においても、所要の変速作用が支障なく達成
されると共に、トラクターの前進走行中或は後進
走行中にエンジン・ストツプが起きたとすると、
選択的に嵌入せしめられていた油圧クラツチ2
6,27,28或は29から油抜けが起きるにも
拘らず、走行動力伝導径路の遮断が実質的に生じ
ないこととなる。すなわち、先ず所望の変速作用
が支障なく達成される点についてみると、駆動軸
9の回転数をno、F1、F2、F3及びR変速歯車ユ
ニツトのそれぞれの作動時における被動軸10の
回転数をn1、n2、n3及びnr(nrは負)としnr
絶対値をN(N=−nr)とし(したがつて、n3
>n2>n1である。)、被動軸10の回転数をnであ
らわすと、先ず全油圧クラツチ26−29が離脱
せしめられている油圧クラツチ式変速装置11の
中立時には、np>0、n=0であるから、一方
向クラツチ37が正転方向に回転するF3遊転歯
車22により前記の回転数n3で正転方向に駆動さ
れる関係となつて空転し、油圧クラツチ式変速装
置11の中立状態が支障なく保持される。次に前
進1速時、つまりF1油圧クラツチ26の嵌入時
について考えると、この場合には被動軸10が回
転数n=n1で正転方向に回転せしめられるが、
F3遊転歯車22が回転数n3で正転方向に回転せ
しめられているから、一方向クラツチ37は相対
的に、F3遊転歯車22により回転数n3−n1>oで
正転方向に駆動される関係となつて、空転するか
ら、F1変速歯車ユニツト17,18による他に
F3変速歯車ユニツト21,22により駆動軸9
と被動軸10間が連動連結されるといつた支障が
生じないものである。またF2油圧クラツチ27
の嵌入による前進2速時にもこれと同様であつ
て、一方向クラツチ37は、F3遊転歯車22に
より相対的に回転数n3−n2>oで正転方向に駆動
されて空転し、支障を生じないものである。次に
F3油圧クラツチ28の嵌入による前進3速時に
ついてみると、一方向クラツチ37は、F3遊転
歯車22により回転数n3で正転方向に駆動される
と共に被動軸10により同様回転数n3で正転方向
に駆動される関係、つまり相対的には駆動を受け
ない関係となり、離脱状態を保持するが、この前
進3速時はF3油圧クラツチ28によりF3遊転歯
車22が被動軸10に結合されているから、仮令
一方向クラツチ37の係合が生じて該クラツチ3
7によりF3遊転歯車22が被動軸10に結合さ
れても差支えないものである。さらにR油圧クラ
ツチ29を嵌入させた後進時には、n=nr=−
Nとなるから、一方向クラツチ37の駆動回転数
はn3−n=n3+N>oでF3遊転歯車22側からの
正転駆動となつて該クラツチ37が空転し、同様
に支障を生じないものである。
以上のように、図示の油圧クラツチ式変速装置
11は、一方向クラツチ37を設けてあるにも拘
らず、所要の変速作用を支障なく達成するもので
あるが、またこの油圧クラツチ式変速装置11
は、トラクターの走行中にエンジン・ストツプが
生じたときは、次のように作用するものである。
すなわち、このようなエンジン・ストツプが生じ
た場合には、傾斜走行中であつて車輌の自動的な
前進が生じる場合には、被動軸10が後輪車軸2
aから駆動を受けて回転せしめられる関係となる
が、この場合の被動軸10の回転数nは正(n>
o)であり、F3遊転歯車22の回転数は零であ
るから、一方向クラツチ37は、被動軸10によ
り正転方向に駆動せしめられて係合し、これによ
りF3遊転歯車22が該一方向クラツチ37を介
し被動軸10に結合され、駆動軸9が被動軸10
側より正転方向に回動駆動される関係となるもの
である。このように、エンジン5停止状態で後輪
車軸2a側からの前進駆動がなされると、一方向
クラツチ37を介して被動軸10と駆動軸9間が
連動連結される関係となるから、次のような長所
が与えられる。すなわち傾斜走行中において不測
のエンジン・ストツプが生じ車輌が自動的に前進
する場合には、後輪車軸2aとエンジン5間が連
動連結されて、エンジン5が後輪車軸2a側から
駆動される関係となるから、アクセルペダルから
足を離しスロツトルバルブを閉じてやれば該エン
ジン5が車輌自走を抑制するブレーキとして作用
して、車輌の暴走が阻止される。この場合、車速
が低ければ車輌がそのまま停止せしめられ、また
車速が或る程度以上であると一旦ストツプしたエ
ンジン5が上記した後輪車軸2a側からの駆動で
再始動せしめられて通常のエンジンブレーキ作用
により車輌が惰行することとなる。
また坂道エンジン5を切り駐車したとき、駐車
ブレーキの効きが不良であり車輌が降坂しようと
しても、そのとき油圧クラツチ式変速装置11の
全油圧クラツチ26−29が離脱状態にあるにも
拘らず一方向クラツチ37によりエンジン5と後
輪車軸2a間が接続されることからして停止中の
エンジン5がブレーキとして機能し、車輌の自発
的な発進を阻止する。
また不測のエンジン・ストツプ時に車輌の前進
方向への自走により前記のようにエンジン5が引
きがけされて再始動せしめられる他、バツテリー
の容量低下等の、エンジン始動装置の不調時に
も、車輌を前進させるとエンジン5が後輪車軸2
a側から駆動を受けることで、容易に引きがけさ
れる。このエンジン始動は自動車の場合同様に、
主クラツチ8を切つた状態で車輌を引くか押して
もらい、車輌の前進中に主クラツチ8を入れるこ
とで行なえるが、油圧クラツチ式変速装置11を
バルブ操作で中立状態としておいてこのエンジン
始動を行なえば、エンジン5の始動後に該エンジ
ン5によつて車輌がそのまま強制走行せしめられ
る事態が起きず安全である。
なお以上の実施例は、互に平行させた1本の駆
動軸9と1本の被動軸10間に複数組の変速歯車
ユニツトを配した変速装置としてこの発明を実施
した例であるが、この発明は、例えば第4図に示
すように1本の駆動軸9と2本の被動軸10a,
10bを平行させて設け、駆動軸9と各被動軸1
0a,10b間に複数組の変速歯車ユニツトとそ
の油圧クラツチを配設してあるような変速装置と
しても、実施し得るものである。
以上の説明から明らかなように、この発明のト
ラクター等における走行動力変速装置は、エンジ
ンと連動回転する駆動軸と最終駆動手段と連動回
転する被動軸間に複数組の変速歯車ユニツトを設
け、該各組の変速歯車ユニツトにおける遊転歯車
をそれをのせた軸に対し、該軸上でその遊転歯車
に配設された油圧クラツチの嵌入により選択的に
結合して走行動力の複数段の変速を得、またこれ
らの油圧クラツチを全て離脱させて中立状態を得
るように構成された走行動力変速装置であつて、
前記被動軸10を正転方向に回転させる変速歯車
ユニツトのうち該被動軸10に最大回転数を与え
る変速歯車ユニツト21,22における前記遊転
歯車22に配して、前記被動軸10側から正転駆
動されると係合する一方向クラツチ37であつて
その係合により該遊転歯車22をそれをのせた軸
10に対し結合する一方向クラツチ37を設けて
なり、次の効果を奏する。
すなわちこの発明は油圧クラツチ式の変速装置
において、走行動力の変速に支障を生ぜしめるこ
とのない前進用変速歯車ユニツト、つまり減速比
が最小である変速歯車ユニツトに配して、該変速
歯車ユニツトにおける遊転歯車とそれをのせた軸
とを、エンジン停止状態での車輌前進時に結合す
る一方向クラツチを設けることで、エンジン停止
時には油圧クラツチ式変速装置の油圧クラツチか
らの油抜けが生じるにも拘らず、車輌前進により
走行動力伝導径路が該一方向クラツチにより接続
されるようにされたものであるから、トラクター
等の不測のエンジン・ストツプ時とか、或は特定
季節にのみ使用される農用トラクターにおいてよ
くみられるような、非使用時における自己放電に
よるエンジン始動用バツチリーの容量低下時に
も、極く容易にエンジン始動を行い得ることとす
るものである。なおエンジン始動のために車輌を
押し引きしてエンジンの押しがけ或は引きがけを
行なうに際し機械式の変速装置を設けられた車輌
では変速装置を最高変速段にシフトしておく必要
があるのに対し、エンジン停止状態からエンジン
の押しかけ或は引きがけを行なうときに作動して
エンジンと最終走行駆動手段間を接続する上記一
方向クラツチが、油圧クラツチ式変速装置におけ
る駆動軸と被動軸間の最小減速比の変速歯車列中
に挿入されていることからして、該一方向クラツ
チが変速装置を最高速変速段にシフトしたような
条件に対応する、押しがけ或は引きがけのための
条件を自動的にととのえることとなる。またかか
るエンジン始動に際し、油圧クラツチ式変速装置
をバルブ操作で予め中立状態としておけば前述の
ように始動したエンジンにより車輌がそのまま強
制走行せしめられることがなく、安全である。
また坂道での駐車時には、駐車ブレーキの効き
が不良で車輌が降坂しようとするとき一方向クラ
ツチを介しエンジンと最終駆動手段間が接続さ
れ、そのとき切られているエンジンがブレーキと
して機能することで車輌の発進が阻止され、これ
また安全が確保される。
なおエンジンが正常に稼働している状態でのエ
ンジン・ブレーキ作用、つまり降坂時とか車輌を
高速から停止させようとする時にアクセルペダル
の踏込みを止めてエンジンにブレーキ作用を行な
わせる場合についてみると、アクセルペダルから
足を離し油圧クラツチ式の変速装置を高速変速段
から順次、低速変速段へとシフト・ダウンして行
つてエンジン・ブレーキをきかせることとなるか
ら、エンジンの正常稼働状態でエンジン・ブレー
キをきかせる時は最高速変速段中の一方向クラツ
チはエンジン・ブレーキ作用に関与しないことと
なり、これよりして一方向クラツチがいわば非常
時にのみ係合作動するもので頻繁に係合及び係合
解除を繰返すことがなく、該一方向クラツチの寿
命が長いこととなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を装備したトラク
ターの概略側面図、第2図は同トラクターの動力
伝導系統図、第3図は同実施例要部の一部省略縦
断面図、第4図は他の実施例の模式的斜視図であ
る。 2……後輪(最終駆動手段)、5……エンジ
ン、9……駆動軸、10……被動軸、11……油
圧クラツチ式変速装置、17……F1歯車、18
……F1(遊転)歯車、19……F2歯車、20…
…F2(遊転)歯車、21……F3歯車、22……
F3(遊転)歯車、23,24……R歯車、25
……R(遊転)歯車、26……F1油圧クラツ
チ、27……F2油圧クラツチ、28……F3油圧
クラツチ、29……R油圧クラツチ、37……一
方向クラツチ、10a,10b……被動軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジンと連動回転する駆動軸と最終駆動手
    段と連動回転する被動軸間に複数組の変速歯車ユ
    ニツトを設け、該各組の変速歯車ユニツトにおけ
    る遊転歯車をそれをのせた軸に対し、該軸上でそ
    の遊転歯車に配設された油圧クラツチの嵌入によ
    り選択的に結合して走行動力の複数段の変速を
    得、またこれらの油圧クラツチを全て離脱させて
    中立状態を得るように構成された、トラクター等
    における走行動力変速装置であつて、前記被動軸
    を正転方向に回転させる変速歯車ユニツトのうち
    該被動軸に最大回転数を与える変速歯車ユニツト
    における前記遊転歯車に配して、前記被動軸側か
    ら正転駆動されると係合する一方向クラツチであ
    つてその係合により該遊転歯車をそれをのせた軸
    に対し結合する一方向クラツチを設けたことを特
    徴とする走行動力変速装置。
JP4897976A 1976-04-27 1976-04-27 Travelling power speed change gear in tractor and the like Granted JPS52131065A (en)

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JPS52131065A JPS52131065A (en) 1977-11-02
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0258134A (ja) * 1988-08-24 1990-02-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノイズ検出回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0258134A (ja) * 1988-08-24 1990-02-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノイズ検出回路

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JPS52131065A (en) 1977-11-02

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