JPS6116573B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6116573B2
JPS6116573B2 JP11063778A JP11063778A JPS6116573B2 JP S6116573 B2 JPS6116573 B2 JP S6116573B2 JP 11063778 A JP11063778 A JP 11063778A JP 11063778 A JP11063778 A JP 11063778A JP S6116573 B2 JPS6116573 B2 JP S6116573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
fillet portion
fillet
crank pin
outer diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11063778A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5537276A (en
Inventor
Takeshi Seki
Shigeo Tange
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP11063778A priority Critical patent/JPS5537276A/ja
Publication of JPS5537276A publication Critical patent/JPS5537276A/ja
Publication of JPS6116573B2 publication Critical patent/JPS6116573B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、内燃機関に使用されているクラン
クシヤフトのフイレツト部を加工する方法に関す
るものである。
通常のクランクシヤフトにあつては、第1図に
示すように、クランクジヤーナル1に基端部を連
結した一対のウエブ2の先端部の間をクランクピ
ン3で連結しているが、一般には、前記ピン3と
ウエブ2との接合R部即ちフイレツト部4が危険
断面となることは知られている。
したがつて従来では第2図に示すように、コン
ロツド5の端面と接触し得るウエブ2の内側面
2′および前記フイレツト部4を含めてクランク
ピン3を高周波焼入れし、あるいはフイレツト部
4をシヨツトピーニング加工すると共に前記ウエ
ブ2の内側面2′およびクランクピン3を高周波
焼入れした後にウエブ2の内側面2′およびクラ
ンクピン3の外径面3′を研摩していたのである
が、フイレツト部4を高周波焼入れした場合には
焼入れ歪によつて曲りが発生し、あるいは研摩割
れが発生することがあるのでフイレツト部4を充
分に強化できず、かつ、従来のフイレツト部4は
ウエブ2の内側面2′とクランクピン3の外径面
3′とに接する円弧断面に旋削されていたので前
記研摩によつてフイレツト部4の表面強化部分が
削り取られると共に、研摩によつて段差が生じる
のでフイレツト部4の被労強度の強化が不充分で
あつた。
このような欠点を解消するために、近年ではフ
イレツトロールと称される成形ロールを使用して
第3図に示すようにフイレツト部4の一部にデイ
ープローリング処理を施すようにした加工方法が
提案され、実用化されている。ところが、このデ
イープローリング処理はフイレツト部の一部に施
されるのみであつたために、デイープローリング
処理されたフイレツト部の一部は強化されたとし
ても、デイープローリング処理されなかつたフイ
レツト部の他の部分は強化されず、フイレツト部
全体としての疲労強度を高くすることができない
という不都合があつた。つまり、フイレツト部の
一部が部分的に強化されたとしても、デイープロ
ーリング処理されなかつたり残りの部分の強度が
依然として低いために、この強度の低い部分に応
力が集中して疲労破壊に至るというように、フイ
レツト部全体としての疲労強度を充分に高くする
ことができなかつた。また、このような不都合を
解消して疲労強度の増加率を高めるべくロール部
分の幅を広くすると、デイープローリング処理に
よつてクランクシヤフトに曲りが発生するという
欠点があり、いずれの場合にもフイレツト部4の
全体を二次弊害のない状態で強化加工することは
極めて困難であるとされていた。
この発明は、このような実情に鑑みてなされた
ものであつて、従来公知の加工技術を利用してク
ランクシヤフトの曲りなどの二次弊害を誘起させ
ることなくフイレツト部全体を容易に強化できる
方法を提供することを目的としている。
斯る目的を達成するためにこの発明では、クラ
ンクピンとウエブとを接合するフイレツト部の全
域を前記ピンの外径面とウエブの内側面とに接す
る円弧より追い込んだ状態に旋削し、少なくとも
この追い込み旋削された部分をシヨツトピーニン
グ加工する。その後に、前記クランクピンの外径
面およびウエブの内側面をそれぞれ研摩加工する
ことを特徴としている。
これにより、フイレツト部の全域をシヨツトピ
ーニング加工によつてくまなく強化してフイレツ
ト部の疲労強度を向上させるようにしている。
以下、第4図に示された一実施例を参照して従
来と同一部分に同一の符号を付してこの発明に係
る加工方法を詳細に説明する。
図において、2はクランクシヤフトのウエブ、
3はクランクピンであつて、このウエブ2の内側
面およびクランクピン3の外径面は従来同様にし
て旋削加工する。このような旋削加工に際して、
前記ウエブ2とクランクピン3と接合するフイツ
ト部4の全域をウエブ2の内側面2′およびクラ
ンクピン3の外径面3′に接する円弧4′より追い
込んで旋削する。
そして、前記内側面2′および外径面3′の高周
波焼入れに相前後して前記したように追い込み旋
削されたフイレツト部4をシヨツトピーニング加
工し、フイレツト部4の全体を強化する。このシ
ヨツトピーニング加工は必ずしもフイレツト部4
のみ限定する必要はなく、必要に応じてウエブ2
の内側面2′およびクランクピン3の外径面をも
含め、また、クランクシヤフト全体をシヨツトピ
ーニング加工してもよい。
このようにして少くともフイレツト部4をシヨ
ツトピーニング加工した後にウエブ2の内側面
2′およびクランクピン3の外径面を従来同様に
して研摩加工し、フイレツト部4の加工を終了す
る。このとき、シヨツトピーニング加工されたフ
イレツト部4は、ウエブ2の内側面2′とクラン
クピン3の外径面3′とに接する円弧4′より追い
込まれているので、前記内側面2′および外径面
3′の研摩に際してシヨートピーニング加工にて
強化された部分が削り取られることがなく、か
つ、研摩による段差も生じないので疲労強度の増
加率を著しく高くできる。さらに、フイレツト部
4を従来のように焼入れすることなく単にシヨツ
トピーニング加工するのみであるから、フイレツ
ト部4の強化に際してクランクシヤフトに曲りが
発生することなく、その修正が不要になると同時
に、ウエブ2およびクランクピン3の狂いも少く
なるので研摩代を小さくすることができる。
以上説明したように、この発明においては、フ
イレツト部をウエブの内側面とクランクピンの外
径面とに接する円弧より追い込んだ状態に旋削
し、この追い込み旋削されたフイレツト部の全域
をシヨツトピーニング加工した後に加工してフイ
レツト部の全域を残すことなく強化した後にウエ
ブの内側面とクランクピンの外径面とを研摩加工
するという極めて簡単な方法でありながら、クラ
ンクシヤフトに曲りを発生させることなくフイレ
ツト部全体を確実に強化できるため、従来のよう
な曲がり直しを強いられることなく従来以上にフ
イレツト部の疲労強度を高くできるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はクランクシヤフトの一部を示す側面
図、第2図は従来の方法によつて製作されたクラ
ンクシヤフトを示す要部の断面図、第3図は従来
の他の方法によつて製作されたクランクシヤフト
を示す要部の断面図、第4図はこの発明の方法に
基づいて製作されたクランクシヤフトの一実施例
を示す要部の断面図である。 2…ウエブ、2′…内側面、3…ランクピン、
3′…外径面、4…フイレツト部、4′…円弧。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クランクピンとウエブとを接合するフイレツ
    ト部の全域を前記ピンの外径面とウエブの内側面
    とに接する円弧より追い込んだ状態に旋削し、少
    なくともこの追い込み旋削されたフイレツト部を
    シヨツトピーニング加工した後に前記クランクピ
    ンンの外径面およびウエブの内側面をそれぞれ研
    摩加工することを特徴とするクランクシヤフトの
    フイレツト部の加工方法。
JP11063778A 1978-09-11 1978-09-11 Work method for fillet portion of crankshaft Granted JPS5537276A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11063778A JPS5537276A (en) 1978-09-11 1978-09-11 Work method for fillet portion of crankshaft

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11063778A JPS5537276A (en) 1978-09-11 1978-09-11 Work method for fillet portion of crankshaft

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5537276A JPS5537276A (en) 1980-03-15
JPS6116573B2 true JPS6116573B2 (ja) 1986-05-01

Family

ID=14540767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11063778A Granted JPS5537276A (en) 1978-09-11 1978-09-11 Work method for fillet portion of crankshaft

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JP (1) JPS5537276A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145173A (ja) * 1984-08-09 1986-03-05 Aisin Warner Ltd 自動変速機の流体圧アクチュエータ
JP2006207739A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Toyota Motor Corp 高強度クランクシャフト
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Also Published As

Publication number Publication date
JPS5537276A (en) 1980-03-15

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