JPS6116517B2 - - Google Patents
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- JPS6116517B2 JPS6116517B2 JP4273083A JP4273083A JPS6116517B2 JP S6116517 B2 JPS6116517 B2 JP S6116517B2 JP 4273083 A JP4273083 A JP 4273083A JP 4273083 A JP4273083 A JP 4273083A JP S6116517 B2 JPS6116517 B2 JP S6116517B2
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、建造物の内外装に使用される意匠サ
イジング・パネル等の凹凸模様を、一層豪華に仕
上げる塗装法に関するものである。
イジング・パネル等の凹凸模様を、一層豪華に仕
上げる塗装法に関するものである。
従来より汎用されている凹凸模様合板はプレス
型への流し込みなどの方法をとつて作られており
その凹凸形状は1.0〜1.5mm程度であり、また凸部
模様の角は丸みのついた形となつているのが通例
であつた。従つて凸部模様の形の大きさ等を変化
させてもその重量感、豪華さにおいては貧弱であ
り、美粧性に乏しい欠陥があつた。
型への流し込みなどの方法をとつて作られており
その凹凸形状は1.0〜1.5mm程度であり、また凸部
模様の角は丸みのついた形となつているのが通例
であつた。従つて凸部模様の形の大きさ等を変化
させてもその重量感、豪華さにおいては貧弱であ
り、美粧性に乏しい欠陥があつた。
そこで本発明者等は意匠サイデイング・パネル
等の内外壁材、天井材に豪華な厚付模様を化粧成
形する方法を検討し、本発明に到達したものであ
る。即ち、先ず凹凸の厚付模様を工場生産により
形成した原板を用意する。この原板には高さ1〜
3mmの凸部が不定形で散在する形状の模様が準備
されていないといけない。この高さ1〜3mmの凸
部というのは現在において可能なプレス、鋳型成
形であり、1mm以下では後述の選択的な本発明に
基ずく成形がしづらい。また3mm以上の凸部であ
ればそれだけで肉厚感があり、本発明に基ずく成
形を必要としないであろう。しかし必要とあれば
3mm以上の凸部へも本発明の成形方法は適用でき
る。
等の内外壁材、天井材に豪華な厚付模様を化粧成
形する方法を検討し、本発明に到達したものであ
る。即ち、先ず凹凸の厚付模様を工場生産により
形成した原板を用意する。この原板には高さ1〜
3mmの凸部が不定形で散在する形状の模様が準備
されていないといけない。この高さ1〜3mmの凸
部というのは現在において可能なプレス、鋳型成
形であり、1mm以下では後述の選択的な本発明に
基ずく成形がしづらい。また3mm以上の凸部であ
ればそれだけで肉厚感があり、本発明に基ずく成
形を必要としないであろう。しかし必要とあれば
3mm以上の凸部へも本発明の成形方法は適用でき
る。
第2図に原板の上へ粒状細骨材の入つた塗料を
下塗する。この塗料の目的は散在する凸部の谷間
にも小さな骨材を並べることにより、凹凸感を深
くしまた原板全体を砂壁状に似せて質感を現出さ
せることもある。そして凹凸の凸部に塗着した細
骨材は次に述べる上塗塗料を拘留し易くし、模様
の生長の礎ともなつている。この下塗に用いる塗
料は市販の健造物用塗料又は後述の塗料に細骨材
を混合して使用する。細骨材としては珪砂、寒水
石、火山礫、パーライト、硅石等の軽量骨材の
0.1〜2.0mmの範囲の混合物が良い。この大きさが
0.1mm以下では粗面を作らないし、2.0mmを越えて
は原板の凹凸が不明となつてしまう。そして骨材
を含まない塗料と細骨材の重量比は1:0.2〜
1:1.2の範囲がよい。最適なのは1:0.4〜1:
0.6である。これは塗料全体が乾燥した時に骨材
比1:0.2比では塗料の希釈材が揮発、蒸発した
ときに塗膜のやせにより骨材が沈んで見える状態
になつてしまうからである。また骨材比に1.2以
上では塗装上の困難が発生するからである。例え
ばリシンガンによる塗装では落砂が多くなり、ロ
ールコーターによる塗装では連続運転で塗装形状
が安定しない。この時の塗布量は80g/m2〜500
g/m2が適当である。
下塗する。この塗料の目的は散在する凸部の谷間
にも小さな骨材を並べることにより、凹凸感を深
くしまた原板全体を砂壁状に似せて質感を現出さ
せることもある。そして凹凸の凸部に塗着した細
骨材は次に述べる上塗塗料を拘留し易くし、模様
の生長の礎ともなつている。この下塗に用いる塗
料は市販の健造物用塗料又は後述の塗料に細骨材
を混合して使用する。細骨材としては珪砂、寒水
石、火山礫、パーライト、硅石等の軽量骨材の
0.1〜2.0mmの範囲の混合物が良い。この大きさが
0.1mm以下では粗面を作らないし、2.0mmを越えて
は原板の凹凸が不明となつてしまう。そして骨材
を含まない塗料と細骨材の重量比は1:0.2〜
1:1.2の範囲がよい。最適なのは1:0.4〜1:
0.6である。これは塗料全体が乾燥した時に骨材
比1:0.2比では塗料の希釈材が揮発、蒸発した
ときに塗膜のやせにより骨材が沈んで見える状態
になつてしまうからである。また骨材比に1.2以
上では塗装上の困難が発生するからである。例え
ばリシンガンによる塗装では落砂が多くなり、ロ
ールコーターによる塗装では連続運転で塗装形状
が安定しない。この時の塗布量は80g/m2〜500
g/m2が適当である。
第3としては下塗塗料を塗装した原板の上へ直
接または一度乾燥させてから、上塗塗料を塗装す
る。この上塗塗料は合成樹脂エマルジヨン系であ
り、P.V.C.50〜80%、固型分量60%〜95%、粘
度50〜500PS(B型粘度計)のものとする。合成
樹脂エマルジヨンとしては酢酸ビニル、エチレ
ン、スチレン、アクリル酸エステル、メタアクリ
ル酸エステルをモノマーとしてそのホモポリマ
ー、コポリマーによるエマルジヨンを使用する。
P.V.C.(顔料容積比)において50〜80%とした
のは50%以下では厚付塗料とならず乾燥後やせを
生ずることによる。また80%以上では塗膜となつ
た場合に樹脂量の不足から塗膜が脆くなる。固型
分量についてもP.V.C.と関連するが60%以下で
は乾燥後のやせが問題であり、固型分95%以上で
は適度な流動性をもつた塗料を作ることが不可能
である。粘度については50PS以下では塗料が凸
部より凹部へ流れてしまい美麗な意匠とはなり難
い。又500PS以上ではロール塗装において均一な
塗料供給ならびに均一な塗料転写が困難となる。
本発明に用いるロール塗装とはロールコーター塗
装をいい、ハンドローラーのように均一な塗料供
給ができない塗装方法は除く。本発明に使用する
ロールコーターのロールはコーテイングロールと
して、シリコーンゴム、SBR、ブチルゴム、天然
ゴム、ニトソルゴム、クロロプレンなどのゴム糸
のロールが適している。又、ゴムをそのまま巻い
たものでもよいし、発泡させたゴムロールでもよ
い。発泡は連続、不連続は問わないが繰り返し使
用を考えれば不連続な独立発泡がよい。塗布時の
バツクアツプロールは移送方向に対して順方向、
逆方向どちらに回転してもよい。この時の塗布量
は100g/m2〜1000g/m2であり1回のロール通
過にて塗布できない時は数回に分けて塗布するこ
とも可能である。
接または一度乾燥させてから、上塗塗料を塗装す
る。この上塗塗料は合成樹脂エマルジヨン系であ
り、P.V.C.50〜80%、固型分量60%〜95%、粘
度50〜500PS(B型粘度計)のものとする。合成
樹脂エマルジヨンとしては酢酸ビニル、エチレ
ン、スチレン、アクリル酸エステル、メタアクリ
ル酸エステルをモノマーとしてそのホモポリマ
ー、コポリマーによるエマルジヨンを使用する。
P.V.C.(顔料容積比)において50〜80%とした
のは50%以下では厚付塗料とならず乾燥後やせを
生ずることによる。また80%以上では塗膜となつ
た場合に樹脂量の不足から塗膜が脆くなる。固型
分量についてもP.V.C.と関連するが60%以下で
は乾燥後のやせが問題であり、固型分95%以上で
は適度な流動性をもつた塗料を作ることが不可能
である。粘度については50PS以下では塗料が凸
部より凹部へ流れてしまい美麗な意匠とはなり難
い。又500PS以上ではロール塗装において均一な
塗料供給ならびに均一な塗料転写が困難となる。
本発明に用いるロール塗装とはロールコーター塗
装をいい、ハンドローラーのように均一な塗料供
給ができない塗装方法は除く。本発明に使用する
ロールコーターのロールはコーテイングロールと
して、シリコーンゴム、SBR、ブチルゴム、天然
ゴム、ニトソルゴム、クロロプレンなどのゴム糸
のロールが適している。又、ゴムをそのまま巻い
たものでもよいし、発泡させたゴムロールでもよ
い。発泡は連続、不連続は問わないが繰り返し使
用を考えれば不連続な独立発泡がよい。塗布時の
バツクアツプロールは移送方向に対して順方向、
逆方向どちらに回転してもよい。この時の塗布量
は100g/m2〜1000g/m2であり1回のロール通
過にて塗布できない時は数回に分けて塗布するこ
とも可能である。
第4として上塗塗料を塗布して直後から数時間
以内に模様凸部に塗布された塗料をロールにて押
え処理を施す。このロールの材質は表面が塩化ビ
ニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、弗素樹脂等の樹
脂被覆したもの、又は鉄芯にクロームメツキした
ものを使用し、押え時の塗料とロールの離れをよ
くするために水、市販の油性塗料用シンナー、ラ
ツカー塗料用シンナー、燈油軽油等を使用する。
このロールは上塗塗料の凸部の平担化のみに使用
するものであるから、上塗塗料に過分の負荷がか
からないように調節する。この時の凸部平担処理
ロール機の押えロールは被塗装板の移送方向に対
して逆方向に回転していた方が凸部の平担化はう
まくできる。
以内に模様凸部に塗布された塗料をロールにて押
え処理を施す。このロールの材質は表面が塩化ビ
ニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、弗素樹脂等の樹
脂被覆したもの、又は鉄芯にクロームメツキした
ものを使用し、押え時の塗料とロールの離れをよ
くするために水、市販の油性塗料用シンナー、ラ
ツカー塗料用シンナー、燈油軽油等を使用する。
このロールは上塗塗料の凸部の平担化のみに使用
するものであるから、上塗塗料に過分の負荷がか
からないように調節する。この時の凸部平担処理
ロール機の押えロールは被塗装板の移送方向に対
して逆方向に回転していた方が凸部の平担化はう
まくできる。
さて以下に図面に基ずき実施例を述べる。先ず
第1図に示す如く第1は凹凸の模様のある原板1
を用意する。原板Aとしては市販の松下電工社製
「マルチサイデイング・スタツコ調」あるいは日
本ハードボード工業社製の「ゴールデンモエンサ
イデイング・ホワイトエンボス・無塗装タイプ」
が代表としてあげられる。
第1図に示す如く第1は凹凸の模様のある原板1
を用意する。原板Aとしては市販の松下電工社製
「マルチサイデイング・スタツコ調」あるいは日
本ハードボード工業社製の「ゴールデンモエンサ
イデイング・ホワイトエンボス・無塗装タイプ」
が代表としてあげられる。
次に第2図に示す如く、下塗塗料である砂粒混
入塗料2を塗布する。その塗料の一つの配合例と
しては、 配合比(重量部) 水 合成樹脂エマルジヨン(固型分50%) 10.0 酸化チタン 35.0 体質顔料 25.0 粘度調整剤 20.0 界面活性剤 1.0 その他添加剤 8.0 計 100.0 これを骨材抜塗料として、これを100部に対し
て骨材は寒水石0.6〜1.2mmを30部、発泡焼成珪酸
アルミの1.0〜1.5mmを15部合わせて混合する。こ
の混合塗料が砂粒混入塗料2であつて、これを希
釈水にて30PS〜40PSに調整し、ブチルゴムの独
立発泡のハンドロールにて100〜350g/m2塗布し
て乾燥する。
入塗料2を塗布する。その塗料の一つの配合例と
しては、 配合比(重量部) 水 合成樹脂エマルジヨン(固型分50%) 10.0 酸化チタン 35.0 体質顔料 25.0 粘度調整剤 20.0 界面活性剤 1.0 その他添加剤 8.0 計 100.0 これを骨材抜塗料として、これを100部に対し
て骨材は寒水石0.6〜1.2mmを30部、発泡焼成珪酸
アルミの1.0〜1.5mmを15部合わせて混合する。こ
の混合塗料が砂粒混入塗料2であつて、これを希
釈水にて30PS〜40PSに調整し、ブチルゴムの独
立発泡のハンドロールにて100〜350g/m2塗布し
て乾燥する。
そして、第3図に示す如く、第3として、上塗
塗料である高粘度厚付塗料3を塗布する。
塗料である高粘度厚付塗料3を塗布する。
この塗料の最も一般的な配合例としては
配合比(重量部)
水 5.0
合成樹脂エマルジヨン(固型分55%) 23.0
体質顔料 12.0
充填材 50.0
粘度調整剤 0.5
界面活性剤 1.5
その他添加剤 8.0
計 100.0
この塗料を希釈水にて190PS〜200PSに調整す
る。これをブチルゴム独立発泡のロールコーター
にて移送方向に対して順回転にて塗装する塗布量
は500g/m2である。
る。これをブチルゴム独立発泡のロールコーター
にて移送方向に対して順回転にて塗装する塗布量
は500g/m2である。
さらに、第4図に示す如く、第4の工程とし
て、上塗塗料である高粘度厚付塗料3の層を凹凸
模様のうち凸部1aの箇所のみ平担4に成形す
る。これは、クロームメツキを施した凸部処理ロ
ール機にて、油性塗料用シンナーを離型剤に使用
し、押えることにより成形される。
て、上塗塗料である高粘度厚付塗料3の層を凹凸
模様のうち凸部1aの箇所のみ平担4に成形す
る。これは、クロームメツキを施した凸部処理ロ
ール機にて、油性塗料用シンナーを離型剤に使用
し、押えることにより成形される。
以上、第1より第4までの準備と工程経過によ
り不確実な凹凸模様の原板は美粧化が増幅し、強
調され、風格と豪華さとを兼ね備えた意匠模様面
が現出し、建造物に一層の審美感を与えるもので
ある。
り不確実な凹凸模様の原板は美粧化が増幅し、強
調され、風格と豪華さとを兼ね備えた意匠模様面
が現出し、建造物に一層の審美感を与えるもので
ある。
第1図乃至第4図は本発明に基ずく工程を示す
断面図である。 1……原板、1a……凹凸模様のうち凸部、2
……下塗塗料である砂粒混入塗料、3……上塗塗
料である高粘度厚付塗料、4……凸部の平担。
断面図である。 1……原板、1a……凹凸模様のうち凸部、2
……下塗塗料である砂粒混入塗料、3……上塗塗
料である高粘度厚付塗料、4……凸部の平担。
Claims (1)
- 1 基板に形成された凹凸模様の面に砂粒混入塗
料を塗着して下塗りとなし、次いで凹凸模様のう
ち凸部のみに下塗りと重ねる様に高粘度厚付塗料
をロールにより塗着して上塗りとなした後に、凸
部の頂を所定の広さで平面に成形することを特徴
とする凹凸模様の美粧塗装法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4273083A JPS59169576A (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | 凹凸模様の美粧塗装法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4273083A JPS59169576A (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | 凹凸模様の美粧塗装法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59169576A JPS59169576A (ja) | 1984-09-25 |
JPS6116517B2 true JPS6116517B2 (ja) | 1986-04-30 |
Family
ID=12644164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4273083A Granted JPS59169576A (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | 凹凸模様の美粧塗装法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59169576A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01115707U (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-03 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005152788A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 模様付き軽量気泡コンクリートパネルの塗装方法 |
JP5075525B2 (ja) * | 2007-08-10 | 2012-11-21 | 菊水化学工業株式会社 | 塗り分け模様のある仕上げ方法 |
-
1983
- 1983-03-15 JP JP4273083A patent/JPS59169576A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01115707U (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59169576A (ja) | 1984-09-25 |
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