JPS5915289B2 - 建材の表面装飾方法 - Google Patents

建材の表面装飾方法

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JPS5915289B2
JPS5915289B2 JP11119375A JP11119375A JPS5915289B2 JP S5915289 B2 JPS5915289 B2 JP S5915289B2 JP 11119375 A JP11119375 A JP 11119375A JP 11119375 A JP11119375 A JP 11119375A JP S5915289 B2 JPS5915289 B2 JP S5915289B2
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roll
colored
sheet
unevenness
metal roll
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勇司 大塚
義三 松川
隆 佐藤
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KYOWA REZAA KK
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KYOWA REZAA KK
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成樹脂が表面となる壁装材、天井材等各種建
材の表面装飾法に係るもので、更に詳しくは表面に凹凸
を付与すると同時に同一色のプリントインキを用いて凸
部のエッジ部分に濃く凹部になるに従つて薄く着色され
て、色調の濃淡により立体感が一層顕現される方法に関
するものである。
現在ポリ塩化ビニル(以下PVCという)を始めとする
合成樹脂シー 一トはそれ単独であるいは紙と貼着して
壁紙として用いられ、又ハード−ボード等に貼着して天
井材として使用せられ、その表面には各種意匠色彩が施
されている。
しかしながらこのような室内に用いられる建材は日常生
活にあつて常に目に触れることから、美麗なデザイン・
や奇抜な色彩を施したものは飽きがくるので、結局木
目柄や直線曲線特を単純に凹凸で意匠化したものが好ま
れ、着色に関しても単一色から成る濃淡の程度で意匠化
したものが好まれている。本発明者等は、このような単
純な凹凸を有する建材にo 適用して好結果が得られる
着色法を鋭意研究の結果、従来硬質のトランスファーゴ
ムロールを用いてエンボシング金属ロールの凹凸の凸部
にのみ着色塗料を付着せしめ、これを反転転写して凹凸
形成と同時にシートの凹部にのみ着色を施す公知の−5
バレープリント法(通称谷染めエンボス法)において、
硬質に代えて軟質のトランスファーゴムロールをエンボ
シング金属ロールに強圧して凹凸に膚接する如く密着せ
しめると、両ロールの接触面に発生する圧力差により、
その界面において着色フ0 塗料が移動して凹部底辺の
側両立上り隅角部には多くその他の部分には少なく付着
量に相対的な相違が生ずるため、これをシートに反転転
写すると同一色のプリントインキでも凸部のエッジ部分
には濃くその他の部分には薄く着色され、従来濃淡25
のない凹部のみのバレープリント法に比し凹凸の全面に
顕著な着色の濃淡を施し得ることを確認し、エンボシン
グ金属ロールの凹部の深さxとトランスファーゴムロー
ルの硬度yとの相関関係において好適な条件を容易に選
択し得るよう、従来知ら30れていなかつたxy座標を
用いた新たな一次関数の公式及び座標係図を開発して本
発明を完成した。即ち本発明はバレープリント法に於て
、少なくとも凹凸の凹部の一定面積がロールの軸に対し
て同一円弧内にあるエンボシング金属ロールの凹凸35
の深さ(単位麗麗)を横軸xとし、トランスファーゴム
ロールのゴム硬度(単位度)を縦軸yとするxy座標で
、−33x+17≦y≦−33x+57の関係を満足せ
しめ前記両ロールを完全に密着させた後、熱可塑性シー
ト状物質上に凹凸を形成すると同時に凸部のエツジ部分
を濃く着色せしめたことを特徴とする建材の表面装飾方
法である。本発明で言うバレープリント法は、工ツボシ
ンク金属ロールとトランスフアーゴムロールから成る両
ロールを主体として、トランスフアーゴムロールに着色
塗料を塗着せしめる装置や工ツボシンク金属ロールと対
を成すバツクアツプゴムロールを備え基本的に工ツボシ
ンク金属ロールにトランスフアーゴムロール上の着色塗
料を転写せしめた後、シート状物質に押印して凹凸を形
成するる同時に着色する方法を言う。而して本発明が前
記常法のバレープリント法と異る点は両ロールの接触が
常法にあつては一部であるのに対して本発明では完全密
着であることが挙げられる。即ち本発明では、トランス
フアーゴムロール上の着色塗料は工ツボシンク金属ロー
ルの凹部に至るまで密着させるので、略々大半の着色塗
料が工ツボシンク金属ロールに転写される。更に詳細に
説明すると通常工ツボシンク金属ロールには種々の形状
のものがあり、様々の凹凸を有している。
特に本発明では軟質のトランスフアーゴムロールを押圧
変形させて工ツボシンク金属ロールに密着させる関係上
少なくとも工ツボシンク金属ロールの凹部底辺の一定面
積が、該工ツボシンク金属ロールの軸と平行即ち同一円
弧内に属していないと、軟質のトランスフアーゴムロー
ルの変形圧力分布が偏在して本発明の如き特徴的な着色
塗料の転写ができず、又工ツボシンク金属ロールの凹凸
は無限に深いものでも可能という訳ではなく、トランス
フアーゴムロールの硬度との関係によつて可能であるか
否かが判析される。第1図は両者の関係を膨大な試作を
基にして本明の範囲をXy座標に表示したものである。
即ちトランスフアーゴムロールのゴム硬度(単位度)を
縦軸yとし、工ツボシンク金属ロールの凹凸の深さ(単
位M7!L)を横軸xとするXy座標で−33x+17
≦y≦−33x+57の関係を満足し、前記工ツボシン
ク金属ロールの凹凸の凹部の一定面積がロールの軸に対
して同一円弧内にあるロールを使用すれば目的とするシ
ート上の凸部のエツジ部分を濃く着色できるのである。
まず本発明の範囲が第1図に示されるXy座標の一定範
囲に限定される理由を述べる。
以下の説明に便利の為に第1図に於ける−33x+17
≦y≦−33x+57の領域をA領域(本発明の範囲)
、yく−33x+17の領域をB領域、y〉一33x+
57の領域をC領域と表示する。このようなXy座標に
おいて、2つの一次関数によつて3つの領域に分かれる
理由を順次説明するとBの領域即ちy〈−33x+17
の領域はトランスフアーゴムロールの硬度が軟らかく工
ツボシンク金属ロールの凹凸の深さが浅い領域に該当し
、両ロールの密着によつても凸部、凹部にかかわらず略
々均等な圧力分布となる結果着色塗料の塗着も均一に行
なわれ、シート上には濃淡が顕出されないのである。一
方C領域は即ちy〉−33x+57の領域は硬度が硬く
、凹凸の深さが深い領域であり、工ツボシンク金属ロー
ルの凹部までトランスフアーゴムロールが到達せず、着
色塗料が該ロールの凹部に塗着されないのでシート上の
凸部に着色することができない領域となる。一方本発明
のA領域はその中間に該当し、完全に着色塗料の転写が
行なわれる。而してA領域にあつては工ツボシンク金属
ロールの凹凸の形状によつてはトランスフアーゴムロー
ルが密着した際ロールの凹部凸部で当然にして圧力に差
が生じ着色塗料の転写に於ても濃淡が生じる結果となる
。本発明では少なくとも凹凸の凹部の一定面積がロール
の軸に対して同一円弧内にある工ツボシンク金属ロール
を使用する関係上第2図に両ロールの接触状態が略示図
的に示されるように、金属工ツボシンクロール10の一
定面積の凹部11までトランスフアーゴムロール80が
到達するけれども本発明の特徴として凹部の端の部分1
2は角張つているので殆んど密着することができないか
、もしくは仮に密着していても、11と12にあつては
圧力に相違があり、12の両者間の圧力は11と比較し
て少なくなる。その結果トランスフアーゴムロール上の
着色塗料は斯かる形状の工ツボシンク金属ロールの場合
11に薄く、12に濃゛く塗着される。而して凸部13
は最も圧力が強い為殆んど塗着されることがない。従つ
てこれをシート上に押印するとシート上に凹凸を形成し
同時に凸部のエツジ部分が濃く(凸部は普通の着色状態
)凹部には殆んど着色されない着色状態となるのである
。第3図は本発明に用いる工ツボシンク金属ロールの表
面の一例を示したもので約200倍の顕微鏡で観察した
大きさで表示する。(以下200倍は顕微鋭倍率の意)
第3図Aがロールを第3図Bがそのロールから得られる
シート上の形状を示している。(着色状態は図示しない
)第3図Aに於てロールの凹部11までトランスフアー
ゴムロールは到達するが、凹部の端の部分12には圧力
が少ないので着色塗料が凹部12と較べて多量に塗着す
る。又凸部13には殆んど塗着されない。その結果第3
図Bに於けるシートの凸部のエツジ部分32に濃く着色
が為され、凸部31にはそれより薄く着色され、凹部3
3には殆んど着色されない。本発明に用いる工ツボシン
ク金属ロールは第3図Aに示されるように二面的な形状
のものに限定されない。例えば第3図Aのロールの凸部
にも様々な線、点、波状から成る模様(地紋という)を
有してもよい。第4図Aは他の一例を示し、第3図Aの
ロールの凸部に波状の小凹凸を設けたロールを示してい
る。第4図Bはそれから得られるシートの形状を示して
いる。このような形状のロールで興昧深いことは、第4
図Aに設ける地紋にあつてもわずかな圧力差が生じるこ
とよりシート状にはその小凹凸の凸部には濃く凹部に薄
く着色される現象がみられることである。又、他の一例
では凹部の個々の深さが異つていても、その凹部の一定
面積がロールの軸に対して同一円弧内にある工ツボシン
ク金属ロールを使用してもよい。従つて工ツボシンク金
属ロールを選択することによつて様々な濃淡を付与する
ことも可能である。次に本発明を実施する装置の一例を
示す。
第5図は本発明を実施する為の装置の各ロールの横断面
を示したもので斜線は着色塗料の付着状態を略示図的に
表示してあり、実際の付着量を示すものではないが各ロ
ール上の相対的な量を知ることができる。
又矢印は回転方向を示し、太い線は各ロールの回転を、
細い線は塗料の移動方向を示している。インクバツト4
0内の着色塗料41は大略50〜400cpsの粘度を
有するものでシート状物質の合成樹脂に相溶するビヒク
ルと比較的沸点の低い溶剤及び顔料から成り、これらを
色の濃度に応じて稀釈したものが用いられる。又水性着
色塗料でも可能である。着色塗料41はゴムロール50
の回転によつてその周囲51に汲み上げられ、それに隣
接する金属スクリーンロール60の周面61に比較的平
均化して移動する。このロールに備えられているドクタ
ーブレード70はそれを上下することによつて塗料の付
着量を変化させることができるが元来塗料をロールの全
面に渡つて均一化する為のものである。その後着色塗料
はトランスフアーゴムロール80の周面81に移動後少
なくとも凹部の一定面積がロールの軸に対して同一円弧
内にある金属工ツボシンクロール10に押圧される。(
もつとも本発明にあつてはトランスフアーゴムロールに
均一に着色塗料を塗着すればよいのであつて他の手段を
用いて塗着してもよい。)而して金属工ツボシンクロー
ルの凹凸の深さ(x)とトランスフアーゴムロールの硬
度(y)は−33x+17≦y≦−33x+57の関係
を満足しなければならないことは前述の通りである。こ
の際工ツボシンクロール10の凹部11と凸部13では
全く両者間の圧力が相違するのでトランスフアーゴムロ
ール上の着色塗料は流動して圧力が弱い凹部に移動し、
凸部13では殆んど塗着されない。一方凹部にあつても
その端の部分12へはトランスフアーゴムロールの密着
が殆んど為されないか、為されても圧力は弱いので着色
塗料はこの端の部分へ最も多く移動して塗着される。そ
して凹部11はロールの軸に対して同一円弧内にある関
係で凹部全体には均等な圧力が加わり殆んど同量の着色
塗料が転写される。尚この凹部の端の部分12は凹部か
ら凸部へかけての角度が直角に近い程凹部11と比較し
ての濃さが増大される。(直角よりも鋭角になることは
ロールの性質上あり得ない)これは直角になればなる程
着色塗料が端の部分へ移動する割合が多くなるからであ
る。この塗着の状態は略示図的に14の如くとなる。次
に第6図に示される如く予熱軟化した熱可塑性シート状
物質30に押印されると工ツボシンク金属ロール10の
凹凸とは逆の凹凸がシート状に形成されると同時に着色
塗料が転写され、シート上の凹凸の凸部31に均一な着
色が為され、そのエツジ部分32に濃く、凹部33には
殆んど着色されない装飾状態となる。本発明でいう熱可
塑性シート状物質は、表面の十分の数關が熱可塑性であ
ればよく、発泡体もしくは非発泡体又は表面強度の補強
等の目的で発泡体の上に非発泡体を積層した熱可塑性合
成樹脂から成る長尺体それ自身でも良いし、例えば繊維
紙、ハードボード等を裏打ちした形のものでも良い。
熱可塑性合成樹脂にはポリ塩化ビニルを始めとして、ポ
リウレタン、ポリアクリル、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート、ABSポリマ、ポリ酢酸ビニル
、及びそれらの共重合体等があり、これらを何等かの形
で発泡させたものは断熱断音材として好ましく用いられ
る。又本発明の少なくとも凹部の一定面積がロールの軸
に対して同一円弧内にある工ツボシンク金属ロールは、
例えば木目柄、虫喰い調の柄、爬虫類の角張つた皮絞あ
るいはストライプ、市松模様、各種格子柄等が既存のロ
ールで選択できるものであるが、本発明を実施する上で
本発明の範囲を逸脱することなく親規な絞柄を開発して
使用することも望ましい。そして本発明を適用した製品
は専ら壁紙、壁板、天井材等の建材として用いられる。
しかしながら例えば自動車の内装材として用いられるこ
ともあり、「建材」なる言葉を広義に解釈して使用され
る。以上の構成より成る本発明は壁装材、天井材等の建
材に用いて単純な凹凸から成る素材に効果的な着色法を
提供するもので、工ツボシンク金属ロールの凹凸を選択
し、凹凸の深さを測定しておけば直ちにトランスフアー
ゴムロールを本発明で言う領域から選択すればよく、既
存のバレープリント装置を用いて実施することができる
という利点を有する。
又本発明は単一着色剤で特徴的な濃淡を形成させるもの
であるから、シンプルなデザインであればある程室内装
飾に適合したものが得られる。従つて日常生活で常に目
が触れても飽きのない装飾が得られるという効果を奏す
る。以上の如く本発明は従来にみられなかつた着色法を
提供し、極めて新鮮な感じを与えるものであるから今後
の斯業の発展に大きく貢献するものである。実施例 1
(本発明範囲の確認) 紙上に乳化重合PVClOO部、可塑剤70部、充填剤
40部、着色剤(ベージユ)10部、安定剤3部、発泡
剤5部から成るPVC組成物をドクターナイフで320
9/イ塗布して乾燥炉で約150イC12分間乾燥後、
200℃の発抱炉へ3分間通して約3倍発泡したシート
状物質を得た。
一方第2図に示されているインクバツト40内に着色塗
料(茶)として粘度130cps1ビヒクル塩ビ一酢ピ
共重合体、溶剤トルエン、茶色顔料から成るインクを酢
酸エチルで稀釈して粘度80cpsにして用い、これを
付量309/7rIとなるようにドクターブレード70
で調節してトランスフアーゴムロール80に転写した。
これを工ツボシンク金属ロール10に手動でできるだけ
密着押圧して前記着色塗料を工ツボシンク金属ロールに
転写した。この工ツボシンク金属ロールは中が空胴にな
つて冷却水が循環していた。次いで前記シート状物質を
約200℃に加熱して樹脂分をゲル化させその状態でバ
ツクアツプロール20との間に挿入し、強く押印した。
前記工ツボシンク金属ロールの凹凸の深さ0.1m1L
のものから1.211Lmのものまで計12種類とトラ
ンスフアーゴムロールの硬度が70度まで計7種類を使
用してシート状物質上の着色状態を観察した。凹凸に関
わらず全面的に着色塗料が均一に塗着したものをB1凸
部が着色されなかつたものをC、凸部に濃く凹部に薄く
塗着されたものをAとすると第1表に示される如き結果
となつた。(尚ABCは第1図と対応する。)この結果
シート上に凸部が濃く凹部になるに従つて薄く着色され
る現象は第1図の如く工ツボシンク金属ロールの凹凸の
深さ(m!)を横軸xとし、トランスフアーゴムロール
の硬度(度)を縦軸yとした時のXy座標に於て−33
x+17≦y≦33x+57の範囲内に該当するもので
あることが確認された。
即ち、前表の結果を本発明の公式に当て嵌めてXy座標
系図に展開すると、1B領域はx=0.3の座標軸にお
いて y=(−33×0.3)+17=10.1、同じくx−
0.1においてy=(−33X0.1)+17=13.
7の2点を結んだ斜線の下限側範囲を形成し、2C領域
はx−0.3の座標軸において 1y−(−3
3×0.3)+57=47.1、同じくx−1.0にお
いてy−(−33×1.0)+57一24.0の2点を
結んだ斜線の上限側範囲を形成していることを容易に知
ることができ、しかも前記B領域境界線のy座標軸に達
する延長点1はy−17.0、同じくC領域境界線の延
長点はy=57.0と本発明の公式及びこれを展開した
第1図に合致し、かつ両斜線は−33の傾斜度において
平行であることが証明される。
従つて本発明のA領域はB,C領域の中間領域2を形成
するものであるから、−33x+17≦y≦−33x+
57の公式により展開された第1図と本実施例における
試験結果の前表には明らかに整合性があり、少な一ぐと
も工ツボシンク金属ロールの凹凸の凸部底辺の一定面積
が該ロールの軸に乏対して平行即ち同一円弧内にあり、
可及的に角張つた凹凸形状をなす工ツボシンク金属ロー
ルを用いて、A領域における任意のx(凹凸の深さ)と
y(ゴム硬度)を選択して本発明を実施すれば、トラン
スフアーゴムロールが工ツボシンク金属口 5ールの凹
凸を覆う如くその凹部に喰い込むため、凹凸平面部と凹
部の側面部及び凹部底辺部に相対的な圧力差が発生し、
凹部底辺の側両立上り隅角部に多く他の部分には順次少
なく着色塗料が付着する結果、たとえ同一色のプリント
インキを用いJてもこれをシートに反転して転写すると
凹凸を形成すると同時に凸部のエツジ部分に濃く凹部に
なるに従つて薄く着色され、本発明の効果を顕現したシ
ートが得られる。
実施例 2 前記結果に基づいて以下の通り発明を実施した。
紙上に乳化重合PVClOO部、可塑剤70部、充填剤
40部、着色剤(白)10部、安定剤3部、発泡剤(ア
ゾジカルボンアミド)5部から成るPVC組成物をドク
ターナイフで2009/イ塗布後更にシート表面の強度
を補強するため前記PVC組成物中から発泡剤を除いた
非発泡性組成物を1009/イ塗布積層した。これを発
泡炉中にて約3倍発泡させ表面に非発泡体層が形成され
た発泡シート状物質を得た。一方インクバツト中にベー
ジユ色の着色塗料を80cpsに調整し、インクバツト
中のゴムロールの周面に添わせそれと接しているメツシ
ユロールに転写した後トランスフアーゴムロールに約3
09/イの付量となるように均一に転写した。このトラ
ンスフアーゴムロールは硬度が25゜のものであつた。
次いで凹凸差0.51tmで凹部の一定面積がロールの
軸に対して同一円弧上にあり、凸部は凸部で同一円弧上
にあつて二面的な凹凸の配置から成り、意匠としては市
松模様が施されている工ツボシンク金属ロールに前記ト
ランスフアーゴムロールを手動で密着押圧した。着色塗
料は工ツボシンク金属ロールの凸部では殆んど塗着され
ず凹部に塗着された。而も凹部の端の部分に最も多く塗
着された状態となつた。これを冒頭で述べたシート状物
質を約180℃で予熱軟化させた後大円形のゴムロール
と工ツボシンク金属ロール間に通し市松模様を形成させ
ると同時に凸部がベージユ色に着色され、凸部のエツジ
部分に最も濃く、あたかも市松模様の輪郭を形成するよ
うに着色され、凹部はシート固有の色である白がそのま
ま残された着色状態のものが得られた。この製品は建築
基準法に基づく壁紙の準不燃材としての重量制限内に該
当するもので落ち着いた模様と飽きのこない着色であつ
た。実施例 3厚さ0.15m!の紙に無数の小孔を設
け、該上を実施例1で用いたPVC組成物を同様に被覆
した後発泡させてシート状物を得た。
これを凹凸差0.4m7!Lで個々の凹部がロールの軸
に対して同一円弧上にあり、凸部が丁度木が虫に食われ
た後の模様を有している工ツボシンク金属ロール(その
表面の一部を200倍にして第3図Aに示す。)を用い
て表面装飾した。着色塗料として茶色のものを80cp
s1309/イの付量で硬度35のトランスフアーゴム
ロールに均一に塗着させ、それを前記工ツボシンク金属
ロールに密着押圧して着色塗料を転写させた。両ロール
が離れた時点で工ツボシンク金属ロールを観察すると凹
部に着色塗料が塗着されその端の部分に最も多く塗着さ
れており、凸部は濡れただけであつた。次いで冒頭のシ
ート状物質を予熱軟化して押印するとシート上に虫喰い
調の模様が形成されると同時に凸部のエツジ部分の茶色
が濃く目につく着色状態となつた。(凸部はエツジ部分
より薄く着色され、凹部はシート固有の色)これを約3
0CWL角の石コウボード板に貼布して天井材とした。
実施例 4 石コウボード用原紙上にPVC組成物をコーテイングし
た。
PVC組成物は実施例1に於て用いたものである。着色
剤としては灰色とした。これを発泡炉中で発泡させてシ
ート状物質を得た。これを凹凸差0.8mmで個々の凹
部がロールの軸に対して同一円弧上にあり、凸部が砂を
まいたような模様(ドロメ調と言われる)を有している
工ツボシンク金属ロールを用いて表面装飾した。着色塗
料として濃い灰色のものを80cps1309/wlの
付量で硬度18のトランスフアーゴムロールに均一に塗
着させ、それを前記工ツボシンク金属ロールに密着押圧
して着色塗料を転写させた。次いで冒頭のシート状物質
を予熱軟化して押印するとシート上に凸部が平坦で所々
に穴があいている凹部を有する形状のものが得られ、凸
部は濃い灰色に凹部は薄い灰色の色相状態が得られ、凸
部のエツジ部分は最も濃いものとなつた。得られた積層
物に直径300ミクロンの多数の小孔を設け、この紙の
面と別の石コウボード用原紙を向い合わせ、この間に半
水石コウ、パーライト、凝結時間調節剤、水をミキサー
で混合してスラリー状としたものを流し込み、総厚1.
5cTnの石コウボード長尺体を得た。これを天井材と
して適宜の大きさに切り取つて使用した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の範囲をXy座標で表示したもので、x
軸に工ツボシンク金属ロールの凹凸の深さ(1tm)、
y軸にトランスフアーゴムロール硬度(度)を示す。 第2図は工ツボシンク金属ロールとトランスフアーゴム
ロールの密着の状態を略示図的に示す。10・・・・・
・工ツボシンク金属ロール、80・・・・・・トランス
フアーゴムロール。 第3図Aは本発明に用いる工ツボシンク金属ロールの一
例を示し、第3図Bはそれから得られるシートを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 バレープリント法に於て、少なくとも凹凸の凹部の
    一定面積がロールの軸に対して同一円弧内にあるエンボ
    シング金属ロールの凹凸の深さ(単位mm)を横軸xと
    し、トランスファーゴムロールのゴム硬度(単位度)を
    縦軸yとするxy座標で−33x+17≦y≦−33x
    +57の関係を満足せしめ、前記両ロールを完全に密着
    させた後、熱可塑性シート状物質上に凹凸を形成すると
    同時に凸部のエッジ部分を濃く着色せしめたことを特徴
    とする建材の表面装飾方法。
JP11119375A 1975-09-13 1975-09-13 建材の表面装飾方法 Expired JPS5915289B2 (ja)

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