JPS599894Y2 - ポリウレタンフオ−ムの装飾的シ−ト材 - Google Patents

ポリウレタンフオ−ムの装飾的シ−ト材

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Publication number
JPS599894Y2
JPS599894Y2 JP1979087555U JP8755579U JPS599894Y2 JP S599894 Y2 JPS599894 Y2 JP S599894Y2 JP 1979087555 U JP1979087555 U JP 1979087555U JP 8755579 U JP8755579 U JP 8755579U JP S599894 Y2 JPS599894 Y2 JP S599894Y2
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JP
Japan
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polyurethane foam
sheet
compressed
resin
sheet material
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Expired
Application number
JP1979087555U
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English (en)
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JPS565633U (ja
Inventor
守弘 宮口
信治 白井
久弥 黒岩
Original Assignee
東洋ゴム工業株式会社
昭和染布株式会社
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Publication date
Application filed by 東洋ゴム工業株式会社, 昭和染布株式会社 filed Critical 東洋ゴム工業株式会社
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ポリウレタンフォームの感覚を大きく変換
した壁材等の装飾的シート材の提供を目差したものであ
る。
従来のポリウレタンフォームシートは、紫外線に弱く、
変色や劣化が大であり、また、発泡性感覚が露呈されて
おり、そのまま装飾材等に使用することは不適当のため
、クロスや塩ビレザー等で表面をカバーする必要があっ
た。
あるいは、ポリウレタンフォームの表面に塩ビのゾルの
コーチングを施したり、染料により染色したり、あるい
は、ポリウレタンフォームの配合原液に直接着色剤を配
合したりなどの処置による改良の方法は知られている。
しかし、これらの方法は、目的とする色相のものが得ら
れなかったり、必要以上に染料や、塩ビ樹脂が必要とな
り不経済であるばかりでなく、樹脂液の浸透性が大きく
且つ良好な表面層が得られなかった。
また、特に、白色のような淡い色相のものや、金、銀色
および光輝性の色相のものは得難いものであった。
これらは、従来のポリウレタンフォームシ一トの表面の
気泡状態が非常にポーラスであり、且つ非常な連続気泡
性である事に起因する。
また、フォームの強度も弱く、着色樹脂液をコーチング
する場合、ドクターナイフ等でコーチングする事が困難
である。
デイツピング方式で樹脂液を表面に付着させる方法でも
、ポリウレタンフォームの表面の平担性に乏しいため、
平面の仕上がりが不均一になり、実用的な商品価値をう
る事が出来ない。
以上の理由により、内装材としては実用化されていない
実状である。
また、配合上からその気泡性の改良を探究したが、内装
材としての表面状態を得る事は出来なかった。
因って、この考案者らはポリウレタンフォームの欠陥を
排除し、好適な内装材等の使用可能な装飾的シート材に
変換するため、まず繻子(シュス)またはビロード的な
、梨地的な感覚的外観をうる基盤の織物に匹敵する、基
盤となるシートを構或することの必要性に着目し、ポリ
ウレタンフォームのスラブ(SIab)からシート状に
裁断された裁断シートを、その厚みのy2.〜V3oま
での厚みに、高度の圧縮率により加熱圧縮固定して平滑
な圧緒気泡状表面を有する、フエルトのような織物的な
しなやかさと強力を増大したシートを基盤とすることに
よって、はじめて内装材に好適な平滑な圧縮気泡状の表
面状態が得られ且つ光輝性箔粉の伺着性表面が得られる
ことも可能となり、着色樹月旨液の被覆と乾燥加熱によ
って、平滑な圧縮気泡肱の部分的な複元傾向が示され、
繻子やビロード帆な、感覚的梨地様の装飾的シート材が
得られることを知り、この考案を案出したものである。
特に、織物的な梨地の形或は、上記の高度の圧縮率のフ
エルトようの平滑な圧縮気泡状表面を有するシート上に
、顔料または/および金属粉、光輝性箔粉等を分散させ
た樹脂液を薄く被覆することによって、圧縮シート表面
の薄い気泡膜がシート表面近傍層のみ、若干部分的に起
き上がり気味に圧縮平面が復元傾向を示して、より一層
梨地性を発揮し、加熱による樹脂の硬化によって固定さ
れ、着色によって優美な梨地的な(繻子やビロード的外
観を呈する)表面皮膜層を形或するものである。
すなわち、発泡密度の増加と共に、粗い気泡が潰れて平
均的な密度表面の平滑な圧縮気泡状態が形威され、梨地
的な感じに近似し、また、強度も向上するものとなる。
このように、表面が平滑性と偏平な圧縮気泡状態となり
、このようなシート上に着色樹脂の被覆によって、より
一層フォーム的感覚が梨地的な優美さに変換され、また
強度が向上することにより、着色部材を混入した樹脂液
をフォーム表面にコーチングする事が非常に容易となり
、また、必要以上の樹脂の浸透性が防止され、好適な皮
膜層が形威され、従来のポリウレタンフォームの欠点が
解消され、内装材等に好適な装飾的シート材としての変
換を可能としたものである また、着色部材を混入した樹脂液を、デイッピング方式
でフォーム表面に付着させる場合にも、表面の仕上がり
の均一なシートが得られる。
特に、従来不可能であった白色のような淡い色相のもの
や、金、銀色のような光輝性の樹脂液を付着させること
が容易となり、表面の仕上がりの美しい装飾性にすぐれ
た梨地的優美な着色鮮明なシートが得られるものである
次に、この考案の実施の態様を具体的に説明する。
まず第1に、軟質あるいは半硬質のポリウレタンフォー
ムのスラブ発泡体を目的のサイズのシート状に裁断する
裁断されたポリウレタンフォームシ一トを熱圧縮戒形機
を用いて、用途並びに使用条件に応じて元厚みに対し知
〜V3oまでの範囲に加熱圧縮を行ない、圧縮された熱
圧縮シートを形戒する。
加熱の条件は、通常、100゜C〜220゜Cの範囲で
行なわれ、圧縮前のポリウレタンフォームの厚み、材質
によって加熱圧縮の時間は異なるが、大体10秒〜10
分の範囲内で行なわれる。
なお、加熱圧縮の条件は或形機の仕様によって異なるの
で、上記条件は一応の目安である。
上記の加熱圧縮シートは、連続的には、第1図の圧縮機
構図に示すように処理されて形威される。
図において、1はポリウレタンフォームのスラブから剥
いて得られた裁断シート、2は加熱炉で所要温度に加熱
されている。
スチールベルト4をローラー3で駆動し、スチールベル
ト間で加熱圧縮して、平滑な圧縮気泡状表面を有するシ
一ト5が得られる。
樹脂の表面皮膜層を形或するための樹脂は、ポノアクリ
ル系、ポリウレタン系、ポリ塩化ビニル系、ポリ酢酸ビ
ニル系、ポリエステル系等の合或樹脂で、顔料、金属粉
、光輝性箔粉(たとえば、雲母箔粉、着色ポリエステル
フイルム箔粉など)等の着色剤が混入分散される。
塩化ビニルの場合は、ベーストレジン、他の樹脂の場合
は、水エマルジョンタイプを使用すると好結果が得られ
るが、必ずしも、これに限定するものでない。
上記樹脂を用いて、加熱圧縮を行なった平滑な圧縮気泡
状態のシート上に、優美な表面皮膜層を形戒する手法と
しては、コーチングおよびデイッピングがある。
この表面皮膜層は、通常10〜100μの厚みに形威さ
れる。
コーチングの場合は、加熱圧縮されたポリウレタンフォ
ームシートを、塗布装置において、ドクターナイフを用
いて樹脂液を適当量付着させ、乾燥炉を通して乾燥させ
、次いで、熱処理機において、塗布樹脂のベーキングを
行ない、梨地的な優美な表面皮膜層を形戊する。
すなわち、樹脂液の被覆によって、圧縮シート表面の薄
い気泡膜が、シート表面において部分的に復元傾向を示
し、梨地的な外観を呈し、ベーキング(baking)
いて被覆樹脂膜は硬化され、安定した模様を形威するも
のである。
デイツピングの場合は、加熱圧縮されたポリウレタンフ
ォームシ一トを、樹脂液のはいった浸漬槽内を通し、絞
りロールで過剰に付着した樹脂液を除去し、上記ポリウ
レタンフォームシ一トに適量の樹脂液を付着させ、コー
チングの場合と同様、乾燥炉を通し乾燥し、次に、加熱
処理炉を通して、付着樹脂のベーキングを行ない、装飾
的シート材が形或される。
第2図は、この考案のポリウレタンフォームの装飾的シ
ート材(OS)の断面を示したもので、第2図一Aは、
ポリウレタンフォームを加熱圧縮して得られた平滑な圧
縮気泡状表面を有するシ一ト5上に表面皮膜層6を片面
に形或した場合であり、第2図一Bは、表面皮膜層6を
両面に形威した場合の例である。
以上説明のとおり、この考案の装飾的シート材は、梨地
的優美な表面皮膜層が形威され、変色劣化が無く、また
、必要以上の樹脂の浸透が防止され、薄い表面皮膜層だ
けが形或されるためポリウレタンフォームの特性は保持
さた且つ鮮明な色相および白色のような淡い色相、金、
銀色、光輝性の表面を有するポリウレタンフォームシー
トが得られるため、装飾内装材やケース内張り材、機器
用カバー材、スピーカー振動板用エッジ材等、従来使用
が不可能であったポリウレタンシ一トの用途等に広範囲
に使用が出来るようになった。
また、表面の帯電性が少なくなる効果をも有するため、
上記用途において、特に塵埃の付着を嫌う分野にも使用
できるものである。
また、樹脂の表面皮膜層の形或によって、表面での撥水
性があるため、水分を避けたい用途にも使用できる。
さらに、このシート材を加工戒形する場合、表面皮膜層
のない加熱圧縮シートと比較すると、戒形条件が改良さ
れ、戊形維持性の良い製品が得られる。
以上のような特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、加熱圧縮シートを形或する工程の概要を説明
する圧縮機構図、第2図一A, Bは、この考案のポリ
ウレタンフォームの装飾的シート材の断面図である。 1・・・裁断シート、5・・・平滑な圧縮気泡状表面を
有するシート、6・・・表面皮膜層、OS・・・ポリウ
レタンフォームの装飾的シート材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリウレタンフォームのスラブからシート状に裁断され
    た裁断シートを、元厚に対し%〜hoまでの厚みに加熱
    圧縮した平滑な圧縮気泡状表面を有するシートに、顔料
    または/および金属粉、光輝性箔粉等を分散させた樹脂
    液の薄い被覆と乾燥加熱によって、圧縮シート表面の薄
    に気泡膜の部分的復元傾向による梨地的な優美な着色表
    面皮膜層を形或したポリウレタンフォームの装飾的シー
    ト材。
JP1979087555U 1979-06-25 1979-06-25 ポリウレタンフオ−ムの装飾的シ−ト材 Expired JPS599894Y2 (ja)

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JP1979087555U JPS599894Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25 ポリウレタンフオ−ムの装飾的シ−ト材

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS565633U JPS565633U (ja) 1981-01-19
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JP1979087555U Expired JPS599894Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25 ポリウレタンフオ−ムの装飾的シ−ト材

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5079585A (ja) * 1973-11-12 1975-06-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5079585A (ja) * 1973-11-12 1975-06-28

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JPS565633U (ja) 1981-01-19

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