JPS61163150A - 水硬性無機質抄造製品およびその製造法 - Google Patents

水硬性無機質抄造製品およびその製造法

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JPS61163150A
JPS61163150A JP296685A JP296685A JPS61163150A JP S61163150 A JPS61163150 A JP S61163150A JP 296685 A JP296685 A JP 296685A JP 296685 A JP296685 A JP 296685A JP S61163150 A JPS61163150 A JP S61163150A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 入 本発明の技術分野 本発明は、極細で強度が高く、耐水性のすぐれた扁平な
ポリビニルアルコール系繊維を用いた1石綿を使用しな
くても本質的に機械的性能のすぐれた水硬性無機質抄造
製品と、そのような抄造製品を得るための製造方法に関
するものである。
B、従来技術とその問題点 ポリビニルアルコール(以下PVAと略記する)系極細
繊維製造の試みはこれまでになされてき九。
例えば特公昭47−31376号公報記載の方法は、完
全ケン化PVAと低ケン化PVAを常法により混合紡糸
し、延伸熱処理した通常デニールの繊維を叩解によりフ
ィブリル状の極細とした製紙用繊維を得んとするもので
ある。この方法は大きな側鎖を有する部分ケン化PVA
を使用するために延伸しに<<、かつ結晶化が著しく阻
害される。従って叩解前においてすらも強度が低くり、
耐水性も低いが、さらに機械的な叩解によp非晶中の分
子及び結晶の配向が乱されたシ結晶が破壊されるために
、その傾向はいっそう助長されることになる。
また特開昭54−77720号公報にも極細繊維の製造
方法が開示されている。これも、高ケン化PVAと低ケ
ン化PvAを混合紡糸する方法で、得られた通常デニー
ルの繊維より低ケン化’P V Aを水洗により溶解除
去し、1/数10〜1/数100デニールの極細繊維を
得んとするものである。この製造法と前者製造法との差
は通常デニールを極細デニールにする手段が、叩解とい
う機械的な力を借シて低ケン化PVAを溶出させつつフ
ィブリル化するか、水洗により著しく膨潤させて洗い出
すかの差であシ、低強度で耐水性が低いという繊維物性
には変シない。
また特公昭58−38526号公報に記載の方法も同様
で、部分ケン化PVAとして低重合度PVAを使用する
ことに特徴があるが、得られる繊維物性は同様で低強力
、低耐水性である。この特許公報の実施例にはPVA系
の極細フィブリルが例示されているが、水洗前の通常デ
ニール繊維においてもわずか3.4f/drと記載され
ている。
更に、特開昭54−30930号公報に記載の方法は、
低ケン化PVAのかわ9に非晶性の水溶性高分子を使用
するものであるが、基本的には同様である0いづれにし
ても公知の極細PVA繊維は、強度成分となる結晶性P
VAに低結晶性で水への易溶性高分子ft混合紡糸した
通常デニールのPVA繊維から何等かの方法で易溶解性
成分を溶出除去しつつ極細化する方法であシ、得られる
繊維はいづれも強度、耐水性が低いことに加えて溶解除
去する工程が必要なこと、溶解除去成分が損失となるこ
と等の丸めに高価なものとなる。
以上の如く高強度、高耐水性のPVA系極細繊維は今ま
で知られていないが、加えて扁平である該PVA系繊維
は想像だに出来ないものであったといっても過言ではな
い、何故ならば、湿式紡糸によるPVA系繊維の歴史は
、高強力、高耐水性の繊維を得るためにいかに断面の円
形性を上げて均質化をはるかにあったからである。PV
A系繊維の湿式法による最初の工業的製造方法は、通常
のPVA水溶液を高濃度芒硝浴で紡糸する方法であり、
現在においても操業生産品の大部分はこの方法によって
いる。かかる方法によるPVA系繊維は、断面充実度が
50チ程度のスキン層と;ア一層を有する不均一構造で
あって、強度は、高い場合テモ8 f /dr@度であ
り、通常5〜79/drである。
かかる扁平で不均一な断面を円形に近づけて高強力を得
ようとし九最初の試みは凝固浴を濃厚アルカリにするこ
とであった(繊維学会誌昭和37年18巻183頁)。
本方法によれば、断面充実度は70%を越えて、スキン
、コアのない均一構造となシ、強度も延伸倍率を高める
ことによシ10f/dr以上を得ることが可能となった
。更には、原液中へ硼酸を添加したPvAyK液をアル
カリ性凝固浴中へ紡糸する方法が発明され(特公昭47
−61685号、同46−11456)、断面充実度は
70%以上、強度も119/dr以上と改善された。
その他にも種々の方法が開示されているが、いづれも、
高強力、高耐水性を得る手段として繊維の断面充実度全
土げる方法がとられたか、あるいは高強力なPVA系繊
維を得ようとして結果として断面充実度が上がったかで
ある。かかる歴史的流れのなかで極細、扁平で高強力、
高耐水性のPvA系砿維が知られようはずがない。
一方かくの如き極細、扁平で性能のすぐれ九安価なPV
A系繊維のニーズが高まっている。その典型的な例がセ
メント硬化体のような脆性″JIJgLやプラスチック
のような低強力塑性物質の補強分野である。
補強効果は、基本的には繊維の強度が高いことが重要で
あるが、加えて、マトリックスとの接着力も大きな因子
である。繊維を細くシ、扁平化することは、マトリック
スとの接触面積を著しく増加させることになり、従って
接着力が大きく向上し、補強効果を高めることになる。
さらに成形の際の工程通過性を著しく改善する。
マトリックスが水硬性物質の場合は特に耐水性も重要で
ある0即ち成形中や凝結過程で比較的高温水にさらされ
るので、繊維が膨潤しその結果強度が著しく低下するよ
うなことがあってはならない。かくの如き要求特性は公
知のPVA系極細繊維では、とうてい満し得ない。
セメント等の水硬性脆性無機物質を繊維で補強した製品
の代表例に石綿スレート板があシ、該スレート板は、繊
維質の石綿とセメントの′ような水硬性物質とを主成分
とする複合体である。
その主たる製造方法は、石綿等の繊維成分とセメント等
の水硬性結合成分を他の添加剤と共に5〜30重量%の
水分散液(抄造スラリー)とした後、これを丸網又は長
網上に抄き上げ、1脱水後成型、硬化、乾燥して製品と
する湿式抄造法がとられている。この方法は簡単な設備
で生産性が高く。
高強度の安価々不燃材を提供するものであり、かかる製
品は建築材料として幅広い分野で多量に使用されている
かかる水硬性無機質抄造製品での石綿の役割は、(1)
抄造工程における高生産性付与効果(a)  併用され
る繊維質の均一な分散性の付与(b)  水硬性物質を
主とする粒子状物質の捕捉と適当な戸水性の付与 (e)  メーキングロールや成壓ロールでの層間剥離
や、水割れ現象の防止 (中 表面平滑性、プレス成型時の型付は性の付与 (e)  グリーンシートの強力向上(取扱性の向上) (2)製品物性の確保(水硬性物質の補強)(a)  
曲げ、引張シ、衝撃強度等の機械的物性の向上。
φ)寸法安定性の付与 (e)  耐ひび割性、耐久性の向上 と言われている。さらに例えば不燃性を損わない等水硬
性物質の本来有している特長をほとんど低下させること
がない。加えて非常に高価な物質である。
かくの如く無機質抄造製品における石綿の役割は極めて
重要でアシ、すぐれた物性を有する安価な該製品は石綿
の存在なしにはあシ得ないとまで言われる所以である。
石綿のかかるすぐれた特性は、石綿がフィブリル状物質
であること、水硬性物質との親和性に富むこと、高強力
、高ヤング率であること、無機繊維であること、保水性
が高いこと等に起因する。
一方石綿は、該石綿を含有する製品を製造する時及び加
工、施工する時に空気中にその粉塵を発生する。近年石
綿の微細な粉塵が人体に吸引されると、肺がん等を引き
起こす可能性が指摘され、その使用はしだいに法規制等
により制限されはじめ、使用禁止の方向へ向う気配すら
ある。さらに石綿産出国が特定国に偏在しており、又資
源枯渇の間題もある。かかる状況下で、多量に石綿を含
む水硬性無機質抄造製品にかわって石綿を全く含まずに
石綿使用時と同等の高生産性と高性能を有する水硬性無
機質抄造製品の提供が強く望まれる。
従来から石綿を他の物質で代替することによシ湿式抄造
法で製品を作る試みがなされてきたが充分ではなく、ご
く限定的な用途に使用されているのである。その理由は
、既述の如き石綿のすぐれた特性を有する代替物質が存
在しないことによる。
水硬性物質等の捕捉性を高めるには、繊維が、石綿繊維
束と同様に細いという物理的要件に加えて、水硬性物質
と親和性が強いという化学的要件が必要である。石綿は
、(’)、02〜0.03μの微細なフィブリル状物質
が集束して表る繊維束であシその太さは、解綿程度によ
り異なるが、0.5〜数μといわれている。しかしその
集束は完全なものではなく、フィブリル状のヒゲが出て
いる繊維束となっているので、水硬性物質の捕捉に非常
に好都合に出来ている。従って代替物は、単に石綿繊維
束と同程度の太さであればよいということにはならない
また補強性を高める繊維自体の引張り強度が高いこと、
硬化後の水硬性物質との接着力にすぐれていること叩ち
水硬性物質との親和性のよいこと及び繊維が出来るだけ
細いこと、ひび割れ拘束性を高めるために繊維間の間隔
が出来るだけ小さいこと即ち細いこと、繊維の物性が成
形過程や使用中に変化しないこと等が必要である。さら
に表面性、プレス時の型つけ性の点では、繊維の分散性
が喪好なること、細いこと、しなやかなこと(同じ物性
なら細い方がしなやか)である必要がある。
従って石綿を代替する繊維の具備すべき条件は、繊維が
出来るだけ細く、表面積大で強度が高く、耐水性、耐久
性にすぐれていて、水硬性物質との親和性、接着性にす
ぐれ、分散性が良いことということになる。
水硬性物質の捕捉性という観点から天然パルプがよく検
討されている。この場合叩解を高度にすすめることくよ
り、セメント等の水硬性物質の捕捉性は向上するが、そ
れでも石綿には及ばない。
一方、補強効果という点では、もともと強度の低いパル
プが叩解により著しく損傷を受ける九めにほとんど効果
がない。さらには硬化体中で劣化することがよく知られ
ている。合成パルプも石綿代替としての検討がなされて
いる。例えばポリエチレン系のswp(三井ゼフパック
M)がそうであるが、水硬性物質の捕捉性という点では
、フィブリル状で石綿に似ている点はあるが、疎水性と
いうこともあって石綿より劣り、不満足である。さらに
補強性という点では、補強に必要な強度が低いことに加
えて、swp自身が疎水性のために水硬性物質との接着
が悪く補強効果を有しない。さらに抄造スラリ一工程で
合成パルプ自身がフロックを形成して抄造性を低下させ
たり、製品の外観品位を損なう結果となる。
またアラミドパルプも石綿代替として話題になっている
が、ブレーキシュー等の他の分野ならともかく、少なく
とも石綿スレート板で代表される水硬性無機質抄造製品
における石綿代替にはなり得ない。即ち水硬性物質の捕
捉性はフィブリル状であるという点で石綿に似てはいる
が、疎水性ということもあって石綿よシ劣シ充分でない
。補強性という点では、ポリエチレン系パルプと同様疎
水性のために水硬性物質との親和性に乏しく、接着が悪
く、そのために水硬性無機質抄造製品の破断に際しアラ
ミドパルプの引抜けが起こシ、本来有している高強度が
全く利用されていない結果となり、補強効果がほとんど
発揮されない。また非常に高価であることも難点である
一方、補強効果ということを力点において耐アルカリガ
ラスがよく検討されているが、耐アルカリガラスと言え
ども耐久性には問題があシ、加えて太い繊維なので水硬
性物質の捕捉性はほとんどない。
高強力な繊維としてカーボン繊維、アラばド繊維が検討
されているが、繊維自体の強度は高いものの水硬性物質
との接着性が悪く補強性に乏しい。
またガラス繊維と同様、水硬性物質の捕捉性はないし加
えて非常に高価である。
アクリル系繊維の検討もなされている。例えば特開昭5
1−20222号公報によると、湿式紡糸され九アクリ
ル系繊維は、表面のヒダが多いためにセメントとの接着
性にすぐれており、破断に際し繊維の切断が起とシ、補
強効果が高いとしている。
しかし繊維の強度自体が低いために繊維が切れても大き
な補強効果は期待できないし、さらにセメントの捕捉性
もない。
ま九英国特許第2,075,076号公報によれば、太
さが0.1〜1 dtex(0,09〜0.9 dr)
、強度20〜80 CN/1ex(2,3〜6゜8r/
dr)のアクリル系繊維が水硬性物質の捕捉性、補強性
という点ですぐれておシ、石綿代替となり得るとしてい
る。
しかしながら水硬性物質の捕捉性は、繊維の形状のみに
支配されるものではなく、水硬性物質との親和性も重要
な因子である。アクリル系繊維は。
本来疎水性であるので石綿に比べて親和性はかなシ劣り
、従って捕捉性も劣る。さらに重要なことは、該英国特
許の表1に記述の如く、繊維自身の強度が石綿に比べて
著しく小さく、従って補強効果がかなシ劣ることは必至
である。また、該英国特許で注目すべきことは、PVA
系極細繊維についての記述である。既述の如く、公知の
極細デニールPVA系繊維は全て強度が低く、耐水性が
低いが、該英国特許には一頁44〜52行にrPvAP
VA系繊維1 dtex(0,9dr)以下のものけ耐
水性が低く、セメントサスペンション(スラリー)中で
部分的に溶解し、補強効果がない」と記載されている。
以上の述べた如くすぐれた特性を有する石綿を代替する
満足な繊維は存在しないのが現状であるO C0本発明の目的 石綿代替における代表的な例として、極細、扁平で高強
度、高耐水性のPVA系繊維が望まれてお夛、又石綿を
とシまくきびしい環境の中で石綿なしの水硬性無機質湿
式抄造製品の出現が望まれている。
かかる状況下で本発明の目的は、従来の抄造法によって
石綿なしで容易な生産が可能でかつ得られた製品の引張
シ、曲げ強度、衝撃強度0機械的な性能にすぐれ、かつ
外観品位のよい、耐ひびわれ性、耐久性のすぐれた画期
的な無石綿水硬性無機質抄造製品及びその製造方法を提
供せんとするものである。
D1本発明の構成 まず本発明に用いられるPVA系極細繊維及びその製造
方法について述べる。
本発明に用いられる性能のすぐれたPVA系極細繊維は
、公知の高価な溶解除去法によるものではなく、通常の
紡糸方法にても、特定の条件を採用することによシ製造
可能である。
即ち本発明に用いられる単繊維デニールが0.05〜0
.5 drであり引張り強度が9.0 f /dr以上
で水中軟化点105℃以上断面充実度が70%以下を満
足するPVA系繊維であり、かかるPVA系繊維は、特
定な条件下でなされる湿式紡糸において得られるもので
あシ、以下に詳細を説明する。
まず、使用するPVAは、平均重合度が1,200〜3
,000.ケン化度が96%以上(後述のアルカリ性凝
固浴中でほぼケン化される程度のケン化度以上)のもの
であり、該PVAに対して0.5〜5重量%の硼酸もし
くは硼酸塩と、溶解後の原液用が5以下になるような量
の酸等と共に、常法によシ水に溶解し、8〜14iit
%の比較的うすい溶液とし、紡糸原液とする。濃度が8
%未満では紡糸不能となり、また14憾を越えると金板
調子が著しく悪化する上に断面の扁平な繊維が得られな
い0 該紡糸原液を、単孔直径が0.02〜0.04mの細孔
径口金よシバストラフト10〜−60%の範囲内でアル
カリ性高濃度塩類浴へ吐出させ曳糸する。バスドラフト
とは次式で定義されるものである0 なお上記離俗速度は第10−ラー速度のことである。湿
式紡糸用口金の孔径は、溶融紡糸、乾式紡糸のそれに比
し一般に小さいが、PVA系繊維の湿式紡糸の場合は、
これまでの常識ではO,OSnが最低とされておシ、そ
れ以下では紡糸調子が著しく不安定となる。本発明者等
は、:極細繊維を得るには口金孔径をさらに小さくする
ことが必要であると考え、紡糸調子向上方法について種
々の検討を行った。その結果、原液の一過を高度に行っ
て異物をなくすことも必要であるが、それ以上にバスド
ラフトを10〜−60%にすることが安定な紡糸を確保
する上で非常に重要であることを見い出した。しかしな
がら孔径が0.02w以下ではやや不安定であった。凝
固浴組成も紡糸調子及び単繊維断面の扁平化に重要な影
響を及ぼすもので、アルカリ性高11!1度塩類浴でな
ければならない。
アルカリ性高濃度塩類浴とは、100?/J以下、19
71以上の苛性アルカリを含む250971以上飽和ま
での塩類溶液を意味し、塩としては芒硝、硫安が好まし
く用いられる。苛性アルカリが、1f/l未滴であれば
紡糸調子が悪化しまた100f/lを越えると断面が円
形に近づき、断面充実度が70%を越えるし、紡糸調子
もあまりよくない。塩類の濃度が250971未満であ
ると紡糸・調子が悪く、単繊維の膠着が起こシ、好まし
くない0 断面充実度は後述の如く70%を越えると特に湿式抄造
工程におけるセメントの捕捉性が悪化し好ましくない。
更にマイクロフィルター等に使用する場合は捕捉効率が
低下する。また繊維のしなやかさも、断面充実度が70
%を越えると急速に低下するので柔軟性を求められる用
途では好ましくない。本発明での繊維の断面充実度とは
、以下の如くして得られるものを意味する。3X331
0w位のコルクの直方体を作り、中央に切込みを入れ、
その中に繊維束を挿入し、次に安全カミソリの刃にて0
.1〜0.3u位の厚さに切断する。
その薄片を顕微鏡を用い、写真撮影し、約100−に拡
大描写し、各々の断面積Fを求める。次に描写断面中量
も広い幅Bをもって直径として円を描き、この円の面積
を求め、次の式によシ断面の充実度を算出する。
次に吐出量は、デニールが0.05〜Q、5 drにな
るように調整する。0.05 dr以下では繊維か細す
ぎて紡糸筒内で切れたシして安定な生産が出来ないし、
また使用面からも、例えばセメント、プラスチックの補
強や製紙用を考慮した場合、分散上の問題よ[1m以下
に切断する必要があるが、そのような切断は、工業的に
は不可能であシ意味がない。また0、 5 drを越え
ては期待する細デニールの効果が充分でない。
かかる紡糸後の繊維は、ローラー延伸後中和し、引続い
て残存硼酸が0.1〜0.6%/PVAになるように水
洗し、芒硝浴中で湿熱延伸するか、またはローラー延伸
後中和し、湿熱延伸して残存硼酸を0.1〜0.6チ/
PVAとなす。残存硼酸が0.6%/PVAより犬では
延伸性が著しく阻害され、所望の、。
強度、耐水性を得ることが出来ない。また0、 1%/
P’VAより小にするには、厳しい水洗条件を取らざる
を得す、従って繊維が著しく膨潤し、品質の低下を招く
ことになる。湿潤部の全延伸倍率は少なくとも3倍は行
う。
しかる後に乾燥を行い、引続き全延伸倍率が10倍以上
になるように乾熱延伸をする。さらに必要に応じ熱収縮
、熱処理を行い水中軟化点を105以上まで上昇さす。
10倍以上の延伸をしないと9.O1’/dr以上の強
度が得られない。引張強度が9.0 f / dr、′
以下では、補強用繊維としてはその効果が充分でなく、
また一般的な産業資材としての適性も欠くことになる。
水中軟化点は、轡にセメント等の水硬性物質の補強用途
に用いる場合重要であシ105℃より低い場合には成形
工福で膨潤が起こシ、本来の強度が低下し、従って補強
効果が著しく低下することになる。また一般的な用途に
おいても水系で後加工する場合が多(,105℃未満で
は加工処理後の乾燥で繊維が膨潤し強度低下をきたした
υ、表面が一部溶解し膠着する等の問題を引き起こす結
果となる。伺本発明で水中軟化点とは、次の測定法によ
って求めたものである。
水中軟化点:繊維束デニールが約1000 drKなる
ように任意に取シ出し、引揃えた上で繊維束デニールの
11500fのおもりを一端につけて。
目盛板上におもシよシ10cIILのところに固定する
これを水のはいった加圧可能なガラス管に垂直にして水
中に浸漬する。常温より約1分間に1℃の速度で昇温し
、繊維束が10慢収縮するか又は溶断する時の温度。
以上の如き条件の組合せにおいて得られるPVA系繊維
のみがデニールが0,05〜Q、5dr、強度9、0 
f /dr以上、水中軟化点105℃以上、断面充実度
70%以下のすぐれた物性を有しているものであり、加
えて本発明によれば従来の湿式製造設備工程で製造可能
で、かつ紡糸調子が非常に良好なために生産性が高く、
通常デニールのPVA系繊維とあまシ変らないコストで
極細繊維が出来るという大きな特長を有している。
次に本発明の性能のすぐれた石綿を含まない水硬性無機
質抄造製品及びその製造方法について述べる。
特徴とするところは、石綿代替繊維として高強度で耐水
性のすぐれ九扁平な極細PVA系繊維を使用すると−ろ
にあり、該PVA系極細繊維は、種々の特性を有する石
綿を完全に代替しうるという画期的な事実を見い出した
ものである。即ちデニールが0.05〜0.5 dr強
度9. Of /dr以上、水中軟化点105℃以上、
断面充実度70%以下のPVA系極細繊維を単に従来の
湿式抄造法における石綿のかわりに使用するのみで、石
綿使用時と同等の高生産性と高性能を有する水硬性無機
質抄造製品を得ることが可能となったのである。以下詳
細に説明をする。
石綿の最も重要な役割の第1は、水硬性物質等の粒状物
質の捕捉である。石綿は既述の如く0.5〜数μの繊維
束でさらにフィブリル状のヒゲを有するために物理的に
捕捉性にすぐれていることに加えて、その化学構造よシ
水硬性物質との親和性が良好なために化学的1c4捕捉
しやすい物質である。PVA系繊維は本来分子内に水酸
基を有しているために、化学的にはセメント等の水硬性
物質との親和性にすぐれている。従ってあとは物理的に
捕捉しやすい形態を取りさえすればよいことになる。
そこで種々のデニールのサンプルを作成し、湿式抄造法
にて水硬性物質の捕捉性を検討したところ、0.05〜
0.5 dr (円換算の直径として2〜5μ)であっ
て、かつ断面充実度が70チ以下の場合のみがほぼ石綿
差の捕捉性を有することを見い出し、本発明に到ったも
のである。石綿束の太さ数μ程度にPVA系繊維の太さ
を合せるだけ、では石綿束のヒゲの部分に相当するもの
がないために不充分であった。そこでPVA極細繊維の
側面を若干でもフィブリル化されることを試みてみたが
、フィブリル化するものの、もつれが起ったり、本来有
する強度、耐水性が低下したために目的を達成出来なか
った。次に繊維を扁平化することを試みたところ、驚ろ
くべきことに断面充実度を70チ以下にすると全くパル
プを使用せずしてほぼ石綿差の捕捉性を有することを見
い出したものである。
石綿差の捕捉性を有するための必要充分条件は、PVA
系繊維のデニールが0.05〜Q、 5 drであるこ
と、断面充実度が70チ以下であることであって、いづ
れかの条件がこの範囲をはずれると目的を達成しえない
デニールはO,OS〜0,5drであるが、好ましくは
0.2 dr以下である。なお0.05dr以下は、繊
維の製造がしが九<、仮に製造出来ても分散性という点
から1 am以下に切断する必要があシ現時点では工業
的に不可能であまり意味がない。但し、切断技術が開発
されるとおもしろい領域である。
また断面充実度は701以下が必要であるが、製造可能
なる範囲内で小さければ小さい程よい。
石綿を使用しない湿式抄造製品の抄造はパルプを使用す
ることが常識となってきているが本発明によれば全くパ
ルプを使用せずして石綿使用時と同等の抄造性を得るこ
とが可能となった。
石綿の重要な役割の第2は水硬性物質の補強である。引
張り、曲げ強力等の機械的物性を上げるには繊維が高強
力高耐水性であって、水硬性硬化体との接着にすぐれて
いることが不可決である。
接着性という煮ではPVA系繊維が有する水酸基の存在
により化学的にすぐれた接着性を有するが、比表面積を
大にして水硬性物質との硬化体の接触面積を大きくする
ことも重要である。デニールを小さくしかつ扁平化する
ことは接着面積を著しく増大し、補強効果を増す。0.
5 dr以下、断面充実度70%以下で、理由はわから
ないが、両者の相乗的作用とも思われる程の大きな補強
効果を呈する。
繊維の強度はs 9.09 / dr以上なければ石綿
を代替するに必要な補強効果を上げることはむづかしい
さらには耐水性は、製造、加工工程中、あるいは使用中
に物性変化を起こさせないための重要な物性である。抄
造スラリー中で膨潤し、強力低下を起こしてはならず、
また凝結過程での水利熱による温度上昇にも耐えなけれ
ばならない。そのためには少なくとも水中軟化点は10
5℃以上なければならない。
石綿の補強効果で重要なものに耐ひび割れ性があるが、
無石綿水硬性抄造製品の物性中で最も懸念されているも
のである。かかる耐ひび割れ性を上げるには、繊維の強
度、ヤング率、水硬性硬化体との接着性に加えて、線維
の本数が重要であり、かかる特性がいづれも一定値以上
なければならない。強度9.Of/dr以上、0.05
〜Q、5dr、断面充実度70チ以下の極細かつ扁平で
あるPVA系繊維のみがかかる特性を清足し、石綿と同
等のひび割防止効果を有する。また繊維が細く扁平であ
ることが得られる抄造製品表面の平滑性をよくし、プレ
ス時のかたづけ性をよくする。さらにメツキングロール
や成屋ロールでの眉間剥離や、しわ、水割れ現象を防止
するととく寄与している。
以上の如く、強度9.0f/dr以上、水中軟化点10
5℃以上、断面充実度70%以下の0.05〜0.5d
rOPv人系極細繊維を使用した水硬性無機質抄造製品
は、無石綿であシながら石綿を含んだ製品とほぼ同等の
性能を有するものである。かかる水硬性無機質抄造製品
は通常湿式抄造法にて石綿のかわシに該PVA系繊維を
用いるだけで製造可能である。
即ちPv人系極細繊維と水硬性物質・とが濃度5〜30
%になるように水を加えてパルパー等で均一な分散液(
スラリー)にする。
P’VA系繊維の添加量は065〜5チが好ましく、よ
シ好ましくは1−296である、0.5%未満では添加
効果がなく、SSを越えると、分散性が悪化し、セメン
ト等の捕捉性、補強性は逆に低下し、光面平滑性を損い
層間剥離や水割れ現象を惹起することになる。
またアスペクト比も分散性と補強性との兼合いで限定さ
れねばならない。100−1,500が好ましく、よシ
好ましくは300〜SOOである。100よシ小さいと
繊維の引抜けが起きて補強効果が小さくなシ、1500
を越えると分散不良となり好ま−しくない。
かかるPVA系繊維と水硬性物質からなるスラリーを丸
網又は長網に抄き上げ適当な脱水、成型、硬化、乾燥、
必要応じ着色等の加工を経て、製品を得ることが出来る
本発明によるPVA系繊維と水硬性物質のみで充分な工
程通過性と物性を有する湿式抄造製品を得ることが可能
であるが、よシ向上するためKあるいは石綿スレート製
品よシもすぐれた生産性、物性を与えるために、必要に
応じ他の物質を単独又紘組合せで併用使用することが可
能である。
たとえば水硬性物質の歩留シをさらに向上させようと思
えば、凝集剤を使用することができる。
添加量は200p−以下が好適であシ、一般的な市販の
凝集剤で充分である。200 ppm以上ではフェルト
汚れを生じたり、炉水性がよすぎたりして均一なグリー
ンシートを得ることがむづかしい。
□水硬性物質の捕捉性PVA系極細繊維の分散性表面性
等の向上をはかるために、パルプを併用することもでき
る。添加量は、0.2〜5%で、より好ましくは0.5
〜3チである。5%を越えると寸法安定性が悪化し、又
耐久性の懸念がある0さらに難燃性が低下し嵩比重を上
げにくい等の問題を生ずる。0.2%以下の添加で屯構
わないが、この物質による改善効果は期待出来ない。パ
ルプとしては、種々の叩解度の天然パルプやポリエレン
、アラミド等の合成パルプを単独あるいは2種以上を混
ぜて使用することが出来る。パルプの効果を引き出すポ
イントは、パルプの水分散液にPVA系繊維を添加する
ことであり、その逆は好ましくない。パルプの水硬性物
質捕捉性、PVA系繊維分散性向上効果は非常に太き(
、PVA系極細繊維との相乗効果があると考えざるを得
ない。
平均粒子径I X 10−2〜I X 10−’ mの
無機成形材を併用することも出来る。該無機成形材の平
均粒子径とは、粒子状の物質の場合、粒子の最大径の平
均を意味し、ま九繊維状物質の場合はその繊維長の平均
を意味するものである。かかる無機成形材の効果は種々
あるが、いわば調味料的であってPVA系極細繊維、水
硬性物質その他の添加材との微妙な相乗作用によシ、安
定生産への寄与と共に、物性の向上、商品価値の向上へ
の寄与が大きい。例えばPVA系極細繊維の分散性、水
硬性物質の捕捉性の向上、適度なF水性の付与、抄造フ
リースの積層性向上、メーキングロールでの水われ現象
防止、しわや亀裂発生の防止、表面平滑性の向上、プレ
ス成型時の型つけ性付与効果がある。かかる無機成形材
の添加量は1〜20%であり、よシ好ましくは2〜8%
である。20%を越えると、添加量が多すぎて逆に物性
を低下せしめる。一方、1tIb未満添加の場合障害は
ないが、この物質が発揮する効果は期待できない。平均
粒子径ハI X 10−2〜I X 10−’y 2>
” 好’! L イo I X 1 ff’闘以上では
添加効果がなく、またI X 10”−1以下では抄造
時のシリンダーの目を詰めて好ましくなく、又経済的で
もない。
無機質成型材の種類は天然の石灰石粉、重質炭カル、ま
たは合成して得られる軽微性炭カル、極微組員カルと呼
ばれる炭酸カルシウムから選ばれるもの、その他塩基性
炭酸マグネシウムドロマイトなど炭酸塩からなる粉末を
用いることができる。
更に粘土鉱物で代表される珪酸塩化合物例えば天然のカ
オリン、クレー、ボールクレー、ろつ石クレー、ハイロ
フイライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ノント
ロナイト、サボメイト、セリサイト、ゼオライト、ネフ
エリンシナイト、メルク等の板状又は薄板状のもの更に
アタパルジャイト、セピオライト、ワラストナイト等の
繊維状又は針状のものを用いることができる。また合成
品として、合成珪酸アルミ、合成珪酸カルシウムも用い
ることができる。珪酸としては天然品の珪藻土、珪石粉
等がある。また合成品としては、含水微粉珪酸、無水微
粉珪酸、ホワイトカーボンと呼ばれるもの、工業用副生
物あるいは廃棄物としてシリカダスト、シリカフニーム
、プライアッシュも用いることができる。
雲母も5〜30チの範囲で併用使用できる。雲母は、P
VA系極細繊維の分散性を向上させると共に、極細繊維
との相乗効果によシ、水硬性物質等の粒状物質の捕捉性
を同上させると共に、バット水位が適当に保れた、均一
なグリーンシートが出来る。さらに製品の寸法安定性、
耐ひび削性の同上、火災時に加熱された時のひび割れ防
止効果を有する。添加率は5〜30%で、よシ好ましく
は8〜15チである。5%未満の添加でも構わないが1
.雲母の添加効果がほとんど期待できない。
30%1に越えるとグリーンシートに可撓性がなくな9
、種々の弊害をきたす。雲母はアスペクト比が20(フ
レークの直径/フレークの厚さ)以上で粒子直径が30
〜5000μmで板状形態を有していれば化学組成、結
晶形、産地、粉砕法等により何隻制限を受けるものでは
ない。例えば白雲母、金雲母、黒雲母、鱗雲母、ソーダ
雲母、合成雲母類等から適宜選択される。
0、5〜10チの人造無機繊維も併用使用できる。
かかる物質は、PVA系極細繊維あるいは他の添加材と
相乗して、水硬性粒子状物質等の抄造スラリー中の固形
分の捕捉性を向上させる。またグリーンシートに適度の
硬さを付与し、製品が加熱された時に発生するひび割れ
防止効果にも寄与する。
0.5%以下では効果はなく、10%を越えるとグリー
ンシートが硬くなりすぎて凸形性に欠け、メーキングロ
ールよりシートを展開する時にひびがはいったり、型つ
け性が悪化し好ましくない。人造無機繊維は、いわゆる
人造の無機繊維であればなんでもよく、例えばガラス系
繊維、シラス繊維、スラグウール、ロックウール、セラ
ミック繊維等がある。
10%以下の2価又は3価の金属水酸化物も併合使用可
能である。該金属水酸化物は、製品が加熱された際の有
機物の燃焼による発熱を吸収する効果があり、10%以
下で用いることが出来る。
10%を越えると製品物性が低下する等好ましくない、
2価又は3価の金属水酸化物の典型的な例として、アル
ミニウム、鉄、マグネシウム、亜鉛の水酸化物がある0
該水酸化物の粒子は微細な程好ましく、特に原料スラリ
ー中でコロイド状態で存在する場合がよい。
本発明に使用する水硬性無機物は、例えば普通ポルトラ
ンドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、超早強ポ
ルトランドセメント、白色ポルトランドセメント、耐硫
酸塩ポルトランドセメント等のポルトランドセメントや
高炉セメント、シリカセメント、プライアッシュセメン
ト等の混合セメント、アルミナセメント、超速硬セメン
ト、コロイドセメント、油井セメント等の特殊セメント
がある。さらに半水セラコラ、水利セラコラとスラグと
の混合水硬物、マグネシア等であるが、これに限定され
るものではなく、水硬性無機質であれば何れでもよい。
その他一般的な゛充填材を使用できる。例えば軽量化材
としての中空パーライト、シラスバレーンや膨張性の混
和剤等である。
また他の補強繊維との組合せも可能である。特に耐火性
を要求される場合は、耐アルカリガラス、カーボン繊維
、セラミック繊維等の無機繊維との組合せが有効である
。通常デニールのPVA系繊維、アクリル繊維、ポリア
ミド、アラミド系繊維の併用も可能であり、また特に耐
衝撃性を向上させるにはポリオレフィン、ポリアミド系
繊維の組合せが有効である。
以下実施例をもって説明する。
実施例−1〜2、比較例−1〜2 重合[1,750、ケン化度99.0モル%0PVAを
、硼酸、酢酸をPVAに対してそれぞれ1.5.0、3
重t%の量で加えて共に溶解し、13重t%(粘度90
℃で8ボイズ、F4(4,5)の水溶液とし紡糸原液と
した。
この紡糸原液を、孔直径0.03 m、孔数10,00
0の口金よシカ性ンーダ50f/J、芒硝3009/j
の凝固浴中へ吐出させ糸篠を形成せしめた。
この時の吐出量を変更してバスドラフトt−−10%(
実施例−1)、−40%(実施例−2)、+20%(比
較例−1)、−70チ(比較例−2)とした。離俗速度
10m/分とし、ローラー間で2.5倍に延伸し中和後
1.8倍の湿熱延伸を施した後、残存硼酸が0.3%/
PVAになるように水洗し、さらに集束処理を行なって
全延伸倍率を12.6倍とし、2チの熱収縮を施した。
紡糸調子は10錘で8時間連続紡糸を行い、判断した。
品質測定結果を含めて表−1に示した。
実施例−3、比較例−3〜4 重合[1,6501ケン化に99.9モルe4y)PV
Aを硼酸、酢酸をPVAに対してそれぞれ2. Olo
、3重量係の量で加えて共に溶解し、濃度を11重量%
(実施例−3)7重量%(比較例−3)、16重8%(
比較例−4)の各水浴液(PHはいずれも4.5)を作
成し、紡糸原液とした。該原液を、孔直径0.03m、
孔数10,000の口金を用い、力性ソーダ20 f/
l、芒硝3509/lの凝固浴へ吐出させて糸篠を形成
せしめた。バスドラフトは一40%とし、離俗速度は1
0m/分とし念。この紡糸繊維t−2倍にローラー延伸
し、中和後水洗して残存する硼酸を0.4 % / P
 V Aとし、芒硝浴で処理し、延伸倍率t 4.5倍
の湿熱延伸を施し九。
さらに乾燥後乾熱延伸をして全延伸倍率を12.5倍と
した。但し12.5倍の延伸ができないものは、切断延
伸倍率を求めてその8割の倍率とした。引続き2%の熱
収縮を施し、芒硝洗滌、オイリング、乾燥後、品質を測
定した。その結果を表−2に示し念。
実施例−4〜6、比較例−5〜6 実施例2において、凝固浴の力性ソーダ、芒硝の濃度を
それぞれ7097g、2709/l(実施例−4)、3
0f/j、300 f/l (実施例−5)、10f/
j、330f/J(実施例−6)、110f/J、23
09/Ic比較例−5)、70g/I、 230 f/
j (比較例−6)とした以外は全〈実施例−2と同条
件で試験を行つ邂結果を表−3にまとめた。
表        1 表        2 表       3 以上、実施例はすべて紡糸調子良好で、断面充実度70
%以下の高強力、高耐水性の極細繊維が得られるのに比
し、比較例は何等かの問題点を有する。
実施例−7−8、比較例−7 重合度1,800. ケン化[97,5%0PVAe、
硼酸1.5重量% (PVAに対して)と共に溶解し、
酢酸を添加してF444. O1粘度9ポイズ(90℃
)の紡糸原液を調整した。
該紡糸原液を孔数6,000より紡出し、糸篠を形成せ
しめるに際し、デニール及び断面充実度をかえるために
、原液濃度13〜16%、バスドラフト0〜40%、孔
径0.02〜0.04 wgの範囲内で、ま九凝固浴の
カ性ンーダ、芒硝濃度を変更し九〇凝固した糸篠を中和
、温熱延伸後水洗を行い残存硼酸をO05%/fI!、
維とした。なお湿潤部の全延伸倍率は、5.0倍にした
。しかる後に乾燥し、強度が13.3 t / drに
なるような乾熱延伸(最終延伸倍率はいずれも10倍以
上)を行い、また水中軟化点が115℃以上になるよう
に熱処理し、オイリング後乾燥し巻取った。
繊維のデニール及び断面充実波は、0.2dr、65%
(実施例−7) 0.4dr、 63%(実施例−8)
、0.2dr、soチ(比較例−7)とした。かかる繊
維をアスペクト比500になるように切断して、丸網湿
式抄造法(ハチニック法)にして固形分としてPVA系
繊維2%、残部ポルトランドセメントの組成で濃度15
俤のスラリーを作成し、白水で割りながら厚さ6uのセ
メント板を抄造した。
なお抄造に際しs  50 pp”の市販のアニオン系
凝集剤を使用した。(市川毛織の工にフロックT−比較
例−8〜9 常法によりデ= −ル0.7 dr(比較例−8)、1
.Odr (比較例−9)、強1m!13.5 f/d
r1水中軟化点115℃のPVA系繊維を作成し、実施
例7〜8と同じ方法でセメント板を作成した。
参考例ム1 石綿(6級)121パルプ1s、残部ポルトランドセメ
ントの組成で、実施例−7〜8と同方法で石綿セメント
板を作成し九。実施例−7〜8、比較例−7〜9、参考
例−1の実験結果を表−4にまとめた。
表       4 なお表−4中の曲げ強度は、繊維の真の補強性を比較す
るために歩留シ補正をしたものである。
実施例−7〜8は、わずか2チの本発明の極細繊維を使
用するのみでかつ全くパルプを含まずして従来の石綿セ
メント板(参考例−1)と同等のセメント捕捉性と補強
効果を示したが、比較例はかなシ低いことが明瞭である
。特に比較例−7は、デニールは本発明の範囲内にあっ
ても断面充実度が範囲外ならば満足すべき結果が得られ
ないことを示している。
実施例−9〜10、比較例−10 実施例−1〜2に準じ、全延伸倍率を変更して強度13
.Of/dr(実施例−9)、11.0 t /dr(
実施例−10)、8.5r/dr(比較例−10)と変
更したPVA繊維を作成し、セメント板による補強効果
をみた結果を表−5にまとめた。なおデニールは全て0
.2drとし、水中軟化点は113〜115℃とほぼ同
じにした。
実施例−11〜12、比較例−11 実施例−1〜2に準じて、デニール0.15 dr。
強度11〜11.5 f/llrのPVA繊維で延伸温
度、熱処理温度を変更して、水中軟化点が110(実施
例−11)、115(実施例−12)、100’(比較
例−11)なる試料を作成し、セメント板にて補強効果
をみた。その結果を表−5にまとめた0 表       5 実施例−9〜12は、従来の石綿セメント板(参考例−
1)とほぼ同等の補強効果を示すが、比較例は低い。な
おセメント歩留はいづれも91〜94%であった。
実施例−13〜20 (1)  使用原料の説明 PVA系繊維;実施例−1〜2と同方法で製造シタチー
 −h O,2dr、強E13.5 f/dr、水中軟
化点116℃、断面充実度62チの繊維で3uに切断し
たものを使用 パルプ;カナディアンフリーネス、100x/の針葉樹
未晒パルプ ベントナイト;平均粒子径1.5 X 10−3wxの
屯のを無機成形材として使用 マイカ;■クラレ製のンゾライトマイカ4〇−ZK(平
均アスペクト比60) スラグウール;平均直径4×10″″3絹のものをあら
かじめシニアーを加えた後、ふるい分けして0.5〜2
趨にしたものを使用 水酸化アルミニウム:住友アルミニウム社のC−303
を使用 凝集剤;市川毛織のIKフロックT−201(2)配合
組成;表−6にまとめた。
(8)  セメント板の製造方法 実施例−13=所定量のPVA繊維、ポルトランドセメ
ント及び白水をスラッシャ−付パルパーに投入し、短時
間攪拌後、チェストへ移送し、約10Of/Jの抄造用
スラリーとする。
かかるスラリーヲ、約s o ppmの凝集剤及び必要
量の割水を添加しつつ抄造槽(バット)へ導入し、60
メツシユの丸網にて抄き上げ、メーキングロールに巻き
取り、切断後の生板を20Kp/jで加酸成形した。養
生は50℃で24時間の湿空養生後、気乾状態で4週間
放置とし、611j厚さのセメント板を得た。
実施例−14〜20:それぞれの添加剤をパルパーに投
入攪拌分散後、PVA繊維及びポルトランドセメントを
加えて実施例−13と同方法にて実施した。
(4)評価方法 分散性 分散性は、繊維状物質の抄造スラリー中における分散状
態を意味し、該抄造スラリーを丸網へ抄き上げる際の丸
網上のデコボコ状態を観察し、デコボコの少い非常に良
好な分散状態を◎、デコボコの多い分散不良状態を×と
し、その間を2ランクにわけて○、Δとした。
バット内水位 充分均−なシートを抄き上げ可能な場合を◎、水位がほ
とんどとれず均一なシートが出来ない場合または炉水が
悪過ぎてバットよシ抄造スラリーがオーバーフローする
ような状態を×、その中間ランクt−0,Δとして定性
的に判断した。
セメント捕捉性 セメントや無機成形材等の抄造スラリー中の固形分の捕
捉率を意味し、抄造槽内の抄き上げ前のスラリー濃度(
Wl)と丸網を通して排出された排めた。
型付は性 メーキングロール後の生板に通常の波形成形を施して、
ひび割の発生及び縮み皺の状態を観察し、ひび割や皺の
ないものを◎、ひどくひび割が出、かつ縮み皺の出るも
のt x sその間を2ランクに分けてO1Δとした。
曲げ強度 JISA1408 F建築ボード類の曲げ試験法」によ
シ測定し、抄造方向(タテ方向)とその直角方向(ヨコ
方向)の平均値で示した。水硬性物質等の捕捉率が変わ
ると補強繊維の配合量が実質的に変化したことになるの
で、真の補強性を比較するために水硬性物質等固形分の
捕捉率を、100%となるように補正を加えた曲げ強度
を示した。
耐ひび削性 1ケ月間気乾状態に放置した板材を巾4.0cIL。
長さ±30cILになるように切シ出し、中央部に巾2
1を残すように両側から11ずつ直角に切り込みを入れ
る。そしてスパン287mとなるように両側に2個ずつ
の孔をあけ、5鵡のボルトナツトで厚さ3uのステンレ
ススチール板に固定する。こ−れをこのまま20℃の水
中へ1昼夜浸漬後室温で1昼夜風乾する。更に40℃の
熱風乾燥機にて1昼夜乾燥し、更に100℃の乾燥機へ
2時間投入し、その時のひび割発生の割合を観察する。
ひび開帳が0.05w以上をひび割とみなし、タテ方向
、ヨコ方向の試験片のa数に対し、ひび割の発生した数
の割合で示した。ひび割発生の全然起らない40◎、2
0%未満1−0.20〜40LlbをΔ、40チ以上の
ものXとした。
難燃性 JIS A−1321の「建築物の内装材料及び工法の
難燃性試験方法」K依9基材試験及び表面試験を行い判
定した。
(6)結果 表−6にまとめた。
実施例−13は、本発明のPVA系極a繊維とセメント
よりなるセメント板であるが、参考例−1の従来の石綿
セメント板とほぼ同等の抄造性、製品物性を有すること
がわかるが、さらに本発明のそれぞれの添加剤を加える
ことにより、抄造性、製品物性が一層同上し、従来の石
綿セメント板よりすぐれたものも得ることが出来る。
バルブljIm例−14)、ベントナイト(実施例−1
5)の添加によシ、PVA繊維の分散性、抄造固形分(
主としてセメント)の捕捉性、バット水位、層間剥離性
、型つけ性、表面平滑性が改善された。さらに分散性向
上の結果のためか曲げ強度も向上した。
マイカ(実施例−16)の添加により、PVA繊細の分
散性、バット水位の改善により、均一な製品が得られて
表面平滑性が向上した。さらに特徴的なことは、難燃性
試験のうち特に表面試験に有効であること即ち加熱時の
亀裂防止に効果的なことである。
実施例−17の無機人造繊維ロックタールは、単独での
効果は小さく無機成形材又はパルプとの併用効果により
抄造性、製品物性の改善が出来る。
水酸化アルミニウムは難燃性試験のうち基材試験に有効
である。実施例−18は、有機成分が多いために燃焼時
の発熱量が多く、基材試験に不合格であるが、水酸化ア
ルミニウムを添加した実施例−19は発熱が押えられ合
格となる。
実施例−20は石綿セメント板と同等又はそれ以上の抄
造性、製品物性を有する配合例である。
凪 本発明の効果および用途 本発明に用いられる繊維は、極細で強度が高く、耐水性
の優れた扁平なるPVA繊維であり、かつ安価に製造で
きるために無機質水硬性物質の抄造分野へ用いると、湿
式抄造製品における石綿代替の問題は解決嘔れ、無石綿
使用時と同じ設備によって高能率生産が可能となり、性
能的にも石綿含有抄造製品と同等又はそれ以上のものを
得ることが出来るようになった。
本発明によって得られるか\る無石綿水硬性無機質抄造
製品は、従来からの石綿含有製品の代替として利用でき
るのは当然であるが、石綿を含有しないということでそ
の用途は更に拡がることが期待できる。
用途例の一部を述べるならば石綿を含有しない波形板、
シングル等の屋根材及び建築物や船舶などに用いられる
平板、パーライト板、サイディング材、カーテンウオー
ル、耐火間仕切壁、外装パネル等の内外装材あるいは無
石綿管等がめる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、単繊維が0.05〜0.5デニールで、引張り強度
    9.0g/デニール以上、水中軟化点105℃以上、単
    繊維の断面充実度が70%以下であるポリビニルアルコ
    ール系極細繊維で強化された水硬性無機質抄造製品。 2、ポリビニルアルコール系繊維のアスペクト比が20
    0〜1,500であつて、その含量が抄造固形分に対し
    て0.5〜5重量%である特許請求の範囲第1項記載の
    水硬性無機質抄造製品。 3、平均粒径1×10^−^2〜1×10^−^5の無
    機成形材を含む特許請求の範囲第1項記載の水硬性無機
    質抄造製品。 4、雲母を含む特許請求の範囲第1項記載の水硬性無機
    質抄造製品。 5、パルプを含む特許請求の範囲第1項記載の水硬性無
    機質抄造製品。 6、人造無機繊維を含む特許請求の範囲第1項記載の水
    硬性無機質抄造製品。 7、2価又は3価の金属の酸化物を含む特許請求の範囲
    第1項記載の水硬性無機質抄造製品。 8、単繊維が0.05〜0.5デニール、引張り強度9
    g/デニール以上、水中軟化点105℃以上、単繊維の
    断面充実度70%以下のポリビニルアルコール系繊維お
    よび水硬性無機物質を含むスラリー液を丸網又は長網に
    より湿式抄造する水硬性無機質抄造製品の製造方法。 9、ポリビニルアルコール系繊維のアスペクト比が20
    0〜1,500である特許請求の範囲第8項記載の製造
    方法。 10、スラリー液が、無機成形材、雲母およびパルプか
    ら選ばれる少なくとも1種の化合物を含む水分散液にポ
    リビニルアルコール系繊維および水硬性無機物質を添加
    して攪拌分散したものである特許請求の範囲第9項記載
    の製造方法。 11、スラリー液が人造無機繊維を含む特許請求の範囲
    第10項記載の製造方法。 12、スラリー液が2価又は3価の金属水酸化物を含む
    特許請求の範囲第10項記載の製造方法。
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