JPS61161946A - 偏平形モ−タの電機子 - Google Patents

偏平形モ−タの電機子

Info

Publication number
JPS61161946A
JPS61161946A JP188485A JP188485A JPS61161946A JP S61161946 A JPS61161946 A JP S61161946A JP 188485 A JP188485 A JP 188485A JP 188485 A JP188485 A JP 188485A JP S61161946 A JPS61161946 A JP S61161946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
coil
permanent magnet
motor
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP188485A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyonori Fujisaki
藤崎 清則
Toshio Kobayashi
寿夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP188485A priority Critical patent/JPS61161946A/ja
Priority to US06/749,586 priority patent/US4684839A/en
Priority to DE19853524984 priority patent/DE3524984A1/de
Publication of JPS61161946A publication Critical patent/JPS61161946A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K23/00DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
    • H02K23/54Disc armature motors or generators

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、偏平形モータの電機子に係り、特に鉄心を核
として巻いた電機子コイルの両面に磁性材料からなる板
を貼着して形成することにより、フェライト系の磁束密
度が低い永久磁石を使用した場合でも大きな回転力を得
ることができ、かつ超薄形化の可能な偏平形モータの電
機子に関する。
従来技術 最近、小型モータは玩具、音響機器、カメラ等に広く使
用されているが、この種の機器、例えば携帯用ステレオ
カセットテープレコーダ等については益々小型化及び高
音質化が要求されるに至っていることから、超薄形かつ
高性能の小型モータが要求されるようになって来た。
そこで従来、小型モータの構造として、コイルの巻線が
困難でかつロータの重量が大きくなるスロット形モータ
を避けて、回転むらが少なく、低インダクタンスのムー
ビングコイル形モータを採用することが多くなって来て
いる。ところが、ムービング形モータの電機子は、発生
する磁束密度が低いので、超薄形のモータを製作する場
合、フェライト系永久磁石では所定の回転力を得ること
ができず、サマリウムコバルト系永久磁石等の非常に高
価な材料を用いなければならないため、モータも極めて
高価となるという欠点があった。
目的 本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされ
たものであって、その目的とするところは、偏平形モー
タにおいて、鉄心を核として巻いた複数の電機子コイル
の永久磁石側の表面に、該電機子コイルごとに磁性材料
からなる分割板を貼着すると共に、該電機子コイルの裏
面には磁気回路を形成するための円板を各コイルにまた
がるように貼着して電機子を形成することによって、モ
ータケースとの間の空間は磁気回路とは無関係とし、ま
た分割板と界磁用永久磁石とのエアギヤ・ノブは非常に
高い精度で狭く形成できるようにし、電機子コイルが発
生する磁束を鉄心及び分割仮に集中して浮遊磁束を少な
くし、電機子が発生する磁束密度を大きくして、フェラ
イト系の安価な永久磁石を使用して小型モータを製作し
た場合にも強力な回転力を得ることができるようにする
ことである。また他の目的は、アルニコ系、サマリウム
コバルト系等の高価な永久磁石を使用した場合には更に
超薄形化を可能とすることができる偏平形モータの電機
子を提供することである。
構成 要するに本発明は、電機子の構造を偏平の平板状とし、
該電機子の軸方向側面にエアギャップを介して界磁用永
久磁石が該電機子に対向して配設されるようにした偏平
形モータにおいて、鉄心に導電線又は導電箔を所定回数
巻き付けてなる複数の電機子コイルの前記永久磁石側の
表面には該電機子コイルごとに磁性材料からなる分割板
を貼着すると共に、該電機子コイルの裏面には磁気回路
を形成するための磁性材料からなる円板を各コイルにま
たがって貼着してなることを特徴とするものである。
本発明に係る偏平形モータ1は、第1図及び第2図に示
すように、電機子2の構造を偏平の円板状とし、該電機
子の軸方向側面にエアギャップ3を介して界磁用永久磁
石4が該電機子2に対向して配設されるようにしたもの
であって、界磁用永久磁石4と、ブラシ取付装置5と、
モータケース6.7と、電機子コイル用鉄心9と、平形
コンミュテータ10と、回転軸11と、スラストワッシ
ャ12と、磁性材料からなる取付板13を主要部として
構成されている。
まず第1図から第6図により偏平形モータl用の界磁用
永久磁石4について説明すると、該永久磁石4は複数、
例えば2つに分割されており、分割された各永久磁石片
14の半径方向の端部14aをなす分割線1.が電機子
2の回転中心0からの法線12に対して非平行状態に、
即ち非放射状に形成されている。そしてこのように2つ
の永久磁石片14の分割′aIll は、例えば互いに
平行をなし、各永久磁石片14間に同一幅の平行溝15
が形成されるように構成されている。
また永久磁石片14の数は2つに限定されるものではな
く、例えば第5図に示すように、永久磁石4の永久磁石
片14は、4つに分割することも勿論可能であり、この
場合においても各永久磁石片14の端部14aをなす分
割線l、は電機子2の回転中心Oからの法線12に対し
て非平行状態に形成されており、即ち該分割線!、は電
機子2の回転中心0から非放射状に形成されている。そ
して第3図に示す永久磁石4と同様に平行溝15が縦横
に形成される。従って、永久磁石4はいくつに分割され
たとしても各永久磁石片14の分割’set は電機子
2の回転中心Oに対して常に非放射状に形成されること
になる。
このように、永久磁石4の各永久磁石片14の分割線を
非放射状に形成したのは、電機子2が電気位置を通過し
て永久磁石片14の磁場に入り込む際における磁束分布
の急激な変化を防止するためであって、これによって回
転トルク変動の減少を図ったものである。
次に、第1図から第6図を参照して偏平形モータ1のブ
ラシ取付装置5について説明すると、該ブラシ取付装置
においては、分割された各永久磁石片4の間に形成され
た平行溝15内に、一端L8aに取り付けられたカーボ
ンブラシ19がコンミュテータ10に接触するようにし
たブラシ18が収容されており、永久磁石4の板厚内に
該ブラシが収まるように構成されている。ブラシ18の
ブラシ用ばね20は、ビス21及びナフト22により磁
性材料からなる取付板13を貫通して絶縁体24及び絶
縁材からなるワッシャ25を介してモータケース7に固
定されており、ナツト22は端子26をモータケース7
に固定している。
そして該端子26にはリードvA27が接続されるよう
になっている。
取付は板13は、鉄板で円板状に形成されており、その
中心部には回転軸ll用の軸受28が固着されていて、
該軸受けにより回転軸11の一端11aが支承されるよ
うになっている。このように、本発明に係るブラシ取付
装置5においては、ブラシ18が永久磁石4の平行溝1
5内に完全に収まってしまうので、該ブラシ取付用のス
ペースを別途設ける必要がなく、この結果偏平形モータ
lの厚さをその分だけ減少させることができるようにし
たものである。
平形コンミュテータ10は、絶縁体30を介して回転軸
11に固着されており、該コンミュテータは例えば図面
に示すように電機子2が3極の場合には、絶縁体30に
より円周方向に3分割されている。そして該絶縁体の間
には例えば導電性の良好な銅板又は銀合金板からなる導
電板31が取り付けられている。そして該導電板に対し
てブラシ18のカーボンブラシ19が押圧されて接触し
、その表面を摺動するようになっている。
次に、偏平形モータ1の電機子2について第1図、第2
図、第7図及び第8図により説明する。
電機子2は、鉄心9に導電線又は導電箔33を所定回数
巻き付けてなる複数の電機子コイル34の永久磁石4側
の表面34aに、該電機子コイル34ごとに磁性材料か
らなる分割板35が貼着されており、電機子コイル34
の裏面34bには、磁気回路を形成するための磁性材料
からなる円板36が各電機子コイル34にまたがって貼
着されている。そして該円板36はコンミュテータ10
の絶縁体30と一体的に固着されて回転軸11に正大固
着されている。なお分割+)i35及び円板36の磁性
材料としては、例えば鉄板が用いられる。このように電
機、子コイル34の表面34a及び裏面34bに分割板
35及び円板36を貼着した゛のは、永久磁石4及び取
付板13と電機子2間において磁気回路が形成されるよ
うにするためである。従って、円板36とモータケース
6の内面6aとの間の空間38は磁気回路とは全く無関
係となっており、またモータケース6.7も磁気回路と
は全く無関係となっている。
鉄心9は、磁性材料からなる薄板39を巻き付けて形成
したものであって、中実の鉄心に比べて保磁力を増大さ
せるようにしたものである。
なお電機子コイル34を構成する導電線又は導電箔33
について比較すると、例えば導電線が671ターン巻け
たとすると、導電箔の厚さを例えば20μとした場合に
は同一の容積で855ターン巻くことができ、導電線に
比べて容積の占有率が向上し、この結果効率を導電線の
場合に比べて30%増大させることができる。従って超
小型の偏平形モータ1においては、導電箔を用いた方が
より強力な出力を得ることができる。
次に第7図により電機子コイル34の結線について説明
すると、デルタ結線の場合には各電機子コイル34の導
電線又は導電箔33の巻き始めSを図中反時計方向側の
、コンミュテータ10の導電板31の端子31aに接続
し、その巻き終りEを時計方向側の、導電板31の端子
31aに接続する。以下同様に結線することによってコ
ンミュテータ10と各電機子コイル34とが電気的に接
続される。
次に電機子コイル34用の鉄心9について説明する。第
9図から第12図において、該鉄心9の製造方法につい
てまず説明すると、第9図に示すように磁性材料、例え
ば鉄板からなる薄板39を芯金40に対して矢印Aで示
す如く巻き付ける。
この場合薄板39の一端39aは芯金40に形成された
溝40aに係止され、これによって芯金40を回転させ
て薄板39を巻き付けるようになっている。この芯金4
0は例えば直径が1.5鶴程度の鉄棒を用いる。このよ
うに芯金40に薄板39を渦巻き状に巻き付けて第10
図に示すような断面円形の鉄心コイル41を形成し、該
鉄心コイルから芯金40を抜き取り、ついで該鉄心コイ
ルを電機子コイル34の極数に応じた中心角θと同一の
角度の溝51aを有する第1プレス型51と、円弧状凹
面52aを有する第2プレス型52とで挟圧し、電機子
コイル34の中心角θに等しい中心角を有する扇形の鉄
心9とするものである。
実際には第1プレス型51をプレスの下型とし、第2プ
レス型52をプレスの上型として、第1θ図に示すよう
に第2プレス型52を第1プレス型5I上に載置された
鉄心コイル41に対して矢印Bの如く下降させて第11
図に示す如く両プレス型51.52によっ−て鉄心コイ
ル41を挟圧し、第12図に示すような鉄心9を製造す
ることができる。なおこの鉄心9の製造方法は、仕上り
状態における鉄心9の幅と同一幅の狭い薄板39を用い
て製造することもできるが、より能率的にこれを製造す
るには、仕上り状態の鉄心9の幅よりも相当広い幅を有
する薄板39を芯金40に巻き付けて第11図のように
挟圧して成形し、しかる後にこれを仕上り状態において
要求される幅に切断するようにしてもよい。
このようにして完成した鉄心9は電機子コイル34を製
造する場合には、該鉄心9のまわりに導電線又は導電箔
33を巻き付けてもよく、また空芯状態で巻かれた電機
子コイル34の中に該鉄心9を挿入するようにしてもよ
い。いずれにしても中実の鉄心を用いるよりも、このよ
うに薄板39が積層された状態の鉄心9を用いた方が保
磁力がはるかに強く、電機子2から非常に大きな回転力
を引き出すことができる。
次に、第2図及び第14図から第18図によりモータケ
ース6及び7についた説明する。本発明に係る偏平形モ
ータ1においては、上記したように、磁気回路が永久磁
石4及び取付板13と電機子2のみで形成されているた
め、モータケース6.7は磁気回路から除外されており
、該モータケース6.7には非鉄材料、例えば合成樹脂
を使用可能となっている。ただしモータケース6.7に
合成樹脂を用いると、偏平形モータ1から発生するノイ
ズを吸収するのが困難で、微弱な電流を使用する電子機
器においてはノイズが発生するおそれがあるので、該モ
ータケース6.7にはノイズ防止用の磁性材料粉、例え
ば鉄粉を混入した合成樹脂を用いることが望ましい。
次に、モータケース6.7の構造について説明すると、
第14図から第18図に示すように、モータケース7は
、円形に形成され、その壁面7aには座ぐり部7bが形
成されており、また大径部7cに連続する小径部7dに
は、円周方向及び軸方向に屈曲したL字形の溝7eが一
対形成されている。そして小径部7dの内面には取付板
13の外周が嵌入されるようになっている。
モータケース6は、モータケース7と同様な形状に形成
されており、その内周はモータケース7の小径部7dに
嵌入するようになっており、一対設けられた突起6eが
モータケース7の溝7eに係合して互いに円周方向にね
じることによって固定されるようになっている。そして
モータケース6の中央部には穴6bが形成されており、
該穴には回転軸11の軸受け53が固着されている。
作用 本発明は、上記のように構成されており、以下その作用
について説明する。まず本発明に係る偏平形モータ1の
組立について説明すると、コンミュテータ10の外径は
永久磁石4の各永久磁石片14により形成される平行溝
15の幅よりも小さく設定されており、該コンミュテー
タ10の円筒部 IQaは円板36の円筒状の突部36
aに嵌入されて互いに固着される。一方電機子コイル3
4と鉄心9とが組み合わされて、これに分割板35が貼
着され、このような状態で電機子コイル34の裏面34
bに円tJi36が貼着される。これによって、電機子
コイル34と分割板35と鉄心9゛と円板36とコンミ
ュテータ10と回転軸11とが一体化されて各結線がな
され、電機子2が完成する。
そして回転軸11が円板36及びコンミュテータ10に
圧入されて電機子2に対して該回転軸が固着される。
一方モータケース7には取付板13が組み付けられて、
ビス21がモータケース7を貫通して外部に突出し、該
モータケース7の外部からナツト22によって端子26
が取り付けられ、これと同時にブラシ18がビス21に
よって絶縁体24及び25を介して取付板13に固定さ
れる。なおケース7が導電材料で製作される場合には、
端子26及びビス21とケース7との間に絶縁体(図示
せず)を配設する必要がある。そしてカーボンブラシ1
9はコンミュテータ10に対向することとなり、該カー
ボンブラシ19はブラシ用ばね20によって弾発力を与
えられている。
このようにしてブラシ20及び取付板13がモータケー
ス7に取り付けられると、次いで永久磁石4の各永久磁
石片14が取付板13に固着され、次いで回転軸11と
一体となった電機子2が第2図において左方から挿入さ
れると、回転軸11の一端11aは取付板13の軸受2
8に挿通されて支持される。なお、各永久磁石片14は
、先に取付板13に固着しておいてもよい。
この場合において、コンミュテータ10は平形であるた
め図中右方で待ち受けているカーボンブラシ19に対し
て側方から軽く押圧されるだけで該ブラシに対する組付
けが完了し、円筒形のコンミュテータ(図示せず)に比
べて組付けが非常に容易である。
このようにしてモータケース7に電機子2が組み付けら
れると、モータケース6が回転軸IIにその軸受け53
によって案内されて挿入され、モータケース7に組み付
けられる。この場合において、モータケース6の突起6
eはモータケース7のs7eに嵌入し、モータケース7
に対してモータケース6を第2図中時計方向に回転させ
ることによって該突起6eと溝7eとが係合関係となり
、モータケース6.7は互いに固着され、偏平形モータ
lの組立が完了する。
以上のように、本発明に係る偏平形モータlの組立は非
常に簡単であり、かつ永久磁石4の板厚内にブラシ18
が収容されてしまうため、該ブラシを収容するためのス
ペースを別途設ける必要がないので、偏平形モータ1は
非常に薄くすることができ、例えばモータケース6.7
の組立て状態において該偏平形モータ1の厚さを5.2
鰭まで薄くすることが可能であり、超薄形の偏平形モー
タ1を実現することができる。
次に、このようにして組み立てられた偏平形モータ1の
特性について説明すると、まず永久磁石4については、
各永久磁石片14の分割線11が非放射状となっている
のに対して、電機子2の各電機子コイル34の端部34
Cを構成する分割線13が電機子2の回転中心Oに対し
て放射状に形成されており、法線2□と平行であるため
、第3図に示すように、矢印Cの如(該電機子コイル3
4が回転すると、該電機子コイル34の端部34Cはま
ず永久磁石片14の外周端部14bから該永久磁石片1
4の磁場に入り始め、該端部34cと分割線11との交
点Pが次第に内部に移動しながら電機子コイル34が永
久磁石片14の磁場に吸引されて行く形となる。このた
め電機子コイル34が電気位置を通過する際において磁
束密度の変化が急速とならず、この結果電機子2に対す
る変動トルクが小さくなり、該電機子の回転むらが減少
する。このことは第5図に示すように永久磁石片14を
4個設けた場合においても全く同様である。
また上記したように、本発明に係るブラシ取付装置5に
おいては、ブラシ18が磁石4の板厚内に収められてい
るため、偏平形モータ1の厚さtを極めて薄く、例えば
t = 5.2w程度にすることができるが、このよう
に薄形化した分だけ例えば永久磁石4の厚さを増すか又
は電機子2の厚さを増すことにより従来と同一の厚さの
偏平形モータであれば、従来のものよりはるかに強力な
回転力を得ることができることは言うまでもない。そし
て該ブラシ取付装置5によって偏平形モータ1を非常に
薄形化することができるため、カセットテープの幅だけ
の厚さのステレオカセットテープレコーダを十分に実現
することができ、またそれに必要とされる高出力を発生
させる偏平形モータlを提供することができるものであ
る。
次に、本発明に係る電機子2においては、電機子コイル
34の表面34aに磁性材料からなる分割板35が夫々
貼着され、またその裏面34bには磁性材料からなる円
板36が貼り付けられているため、永久磁石4及び取付
板13と電機子2との間において閉じた磁気回路が形成
され、永久磁石4及び電機子2から発する磁束はすべて
この磁気回路内を循環することとなり、永久磁石4と分
割板35とのエアギャップ3の精度を向上させることに
より、該エアギャップを非常に狭くすることができ、こ
れによって強力な回転力を得ることができる。また電機
子2とケース7との間の空間38は磁気回路に関しては
全く無関係となるため、この空間の寸法管理を厳重に行
う必要は全くなくなり、従来のこの空間をエアギャップ
として用いたフェライトマグネットモータに比べてはる
かに強力な回転力を得ることができる。
従って本発明に係る偏平形モータlにおいては、従来の
この種のモータにおいて用いられていたサマリウムコバ
ルト系磁石又はこれに匹敵する強力な永久磁石を用いる
ことなく、安価なフェライト系の永久磁石4を用いても
、これらの極めて高価な永久磁石を用いた場合と同様な
高出力を得ることができるのである。
またモータケース6.7が磁気回路に用いられないこと
となったため、該モータケースは鉄を用いても勿論よい
が、鉄以外の任意の材料、例えば各種の合成樹脂で作る
ことができ、その色彩やデザインを自由に変更すること
もできる。また該合成樹脂にノイズ防止用の磁性材料粉
、例えば鉄粉を混入することによって偏平形モータlか
らノイズが発生して電波障害を生じさせるというような
欠点を完全に防止することができる。
効果 本発明は、上記のように構成され、作用するものである
から、偏平形モータにおいて、鉄心を核として巻いた複
数の電機子コイルの界磁用永久磁石側の表面に、該電機
子コイルごとに磁性材料からなる分割板を貼着すると共
に、該電機子コイルの裏面には磁気回路を形成するため
の円板を各コイルにまたがるように貼着して電機子を形
成したので、モータケースとの間の空間は磁気回路とは
無関係となり、また分割板と界磁用永久磁石との間のエ
アギャップは非常に高い精度で狭く形成できるため、電
機子コイルが発生する磁束を鉄心及び分割板に集中して
浮遊磁束を少なくし得、電機子が発生する磁束密度を大
きくすることができるので、フェライト系の安価な永久
磁石を使用して小型モータを製作した場合にも強力な回
転力を得ることができるという効果がある。またアルニ
コ系、サマリウムコバルト系等の高価な永久磁石を使用
した場合には更に超薄形化を可能とすることができる偏
平形モータの電機子を提供し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係り、第1図は偏平形モータの
完成状態における部分縦断面図、第2図は偏平形モータ
の分解斜視図、第3図は2分割された界磁用永久磁石と
回転9Bにおける電機子との相互関係を示す正面図、第
4図は第3図に示すものの平面図、第5図は4分割され
た永久磁石と回転状態における電機子の相互関係を示す
正面図、第6図は第5図に示すものの平面図、第7図は
第1図の■−■矢視電機子の円板を省略した状態におけ
る正面図、第8図は第7図の■−■矢視縦断面図、第9
図から第11図は電機子コイル用鉄心の製造方法に係り
、第9図は薄板を芯金に巻き付ける状態を示す斜視図、
第10図は断面円形に完成した鉄心コイルのプレス工程
の前段を示す正面図、第11図は同じくプレス工程の後
段を示す正面図、第12図は完成した電機子コイル用鉄
心の斜視図、第13図はモータケース7の内側から見た
正面図、第14図は第13図に示すものの平面図、第1
5図は第13図に示すものの縦断面図、第16図はモー
タケース6を内側から見た正面図、第17図は第16図
に示すものの平面図、第18図は第16図に示すものの
縦断面図である。 ■は偏平形モータ、2は電機子、3はエアギャツブ、4
は界磁用永久磁石、9は鉄心、33は導電線又は導電箔
、34は電機子コイル、34aは表面、34bは裏面、
35は分割板、36は円板である。 特許出願人   藤 崎 清 則 ・  小林寿夫

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電機子の構造を偏平の平板状とし、該電機子の軸方向側
    面にエアギャップを介して界磁用永久磁石が該電機子に
    対向して配設されるようにした偏平形モータにおいて、
    鉄心に導電線又は導電箔を所定回数巻き付けてなる複数
    の電機子コイルの前記永久磁石側の表面には該電機子コ
    イルごとに磁性材料からなる分割板を貼着すると共に、
    該電機子コイルの裏面には磁気回路を形成するための磁
    性材料からなる円板を各コイルにまたがって貼着してな
    ることを特徴とする偏平形モータの電機子。
JP188485A 1985-01-09 1985-01-09 偏平形モ−タの電機子 Pending JPS61161946A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP188485A JPS61161946A (ja) 1985-01-09 1985-01-09 偏平形モ−タの電機子
US06/749,586 US4684839A (en) 1985-01-09 1985-06-27 Structure of electric motor and production method thereof
DE19853524984 DE3524984A1 (de) 1985-01-09 1985-07-12 Elektromotor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP188485A JPS61161946A (ja) 1985-01-09 1985-01-09 偏平形モ−タの電機子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61161946A true JPS61161946A (ja) 1986-07-22

Family

ID=11513990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP188485A Pending JPS61161946A (ja) 1985-01-09 1985-01-09 偏平形モ−タの電機子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61161946A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6481652B2 (en) 2000-11-28 2002-11-19 Emerson Electric Co. Food waste disposer having variable speed motor and methods of operating same
US6648252B2 (en) 2000-10-04 2003-11-18 Emerson Electric Co. Switched reluctance machine and food waste disposer employing switched reluctance machine
US6854673B2 (en) 2000-11-28 2005-02-15 Emerson Electric Co. Food waste disposer having a variable speed motor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6648252B2 (en) 2000-10-04 2003-11-18 Emerson Electric Co. Switched reluctance machine and food waste disposer employing switched reluctance machine
US6481652B2 (en) 2000-11-28 2002-11-19 Emerson Electric Co. Food waste disposer having variable speed motor and methods of operating same
US6854673B2 (en) 2000-11-28 2005-02-15 Emerson Electric Co. Food waste disposer having a variable speed motor
US7048213B2 (en) 2000-11-28 2006-05-23 Emerson Electric Co. Methods of operating a food waste disposer having a variable speed motor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4093882A (en) Coreless motor
US4712034A (en) Multiple ring armature core for direct current motor
US4501984A (en) Columnar solid body rotor
US4684839A (en) Structure of electric motor and production method thereof
JP3312370B2 (ja) モ−タ構造
DE3063413D1 (en) Process for manufacturing stators for stepping motors of electronic watches, and motor realized according to the process
JP3322954B2 (ja) 小型モータの組立式整流子
JPS61161946A (ja) 偏平形モ−タの電機子
JPS61161947A (ja) 小型モ−タ
KR890005911Y1 (ko) 전기자코일용 철심
US20040001281A1 (en) Disk drive motor and disk drive storage device incorporating same
KR890005914Y1 (ko) 편평형 모우터의 전기자
JPS61161944A (ja) 偏平形モ−タ用永久磁石
KR890005915Y1 (ko) 소형 모우터
KR890005913Y1 (ko) 편평형 모우터의 브러쉬 취부장치
JPS61161939A (ja) 電機子コイル用鉄心の製造方法
JPS61161945A (ja) 偏平形モ−タのブラシ取付装置
KR890005912Y1 (ko) 편평형 모우터용 영구자석
JP2003309944A (ja) モータおよびインシュレータの製造方法
JP2950905B2 (ja) モータ用ステータ及びモータ
US3575624A (en) Wire wound disc armature
EP1434334B1 (en) Magnetic disk device
JP3844291B2 (ja) ロータ構造とそのロータ構造を組み込んだ扁平型コアレスモータ
JPS6041796Y2 (ja) モ−タのコア
JPH0666257U (ja) モータ